JP3060140U - シリコン輪ゴム - Google Patents
シリコン輪ゴムInfo
- Publication number
- JP3060140U JP3060140U JP1998009082U JP908298U JP3060140U JP 3060140 U JP3060140 U JP 3060140U JP 1998009082 U JP1998009082 U JP 1998009082U JP 908298 U JP908298 U JP 908298U JP 3060140 U JP3060140 U JP 3060140U
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- Japan
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- silicone rubber
- tube
- fitted
- silicone
- rubber
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 滅菌処理あるいはその他の熱処理が可能で、
かつ、長期間使用しても粘着、付着などを起こすことが
なく、使用便利なシリコン輪ゴムを提供する。 【解決手段】 任意長さのシリコンゴム製の丸紐あるい
はチューブの両端を、これが挿入嵌合する中空部を有す
る短いシリコンゴム製のチューブ3、あるいは前記チュ
ーブの中空部に挿入嵌合する短いシリコンゴム製の紐4
を用いて接合、接着してなるシリコン輪ゴム5,6,
7。
かつ、長期間使用しても粘着、付着などを起こすことが
なく、使用便利なシリコン輪ゴムを提供する。 【解決手段】 任意長さのシリコンゴム製の丸紐あるい
はチューブの両端を、これが挿入嵌合する中空部を有す
る短いシリコンゴム製のチューブ3、あるいは前記チュ
ーブの中空部に挿入嵌合する短いシリコンゴム製の紐4
を用いて接合、接着してなるシリコン輪ゴム5,6,
7。
Description
【0001】
本考案は、滅菌処理あるいはその他の熱処理が可能で、また、長期間使用して も粘着付着などを起こすことがないシリコン輪ゴムで、特に医療分野における使 用に適したシリコン輪ゴムに関するものである。
【0002】
通常市販されている輪ゴムは、天然ゴム、ラテックスを用いて作られたもので ある。この輪ゴムは、伸びは良いのであるが、耐熱性が極めて弱く、加熱滅菌処 理する器具、特に医療器具などを束ねるのに使用することはできないものであっ た。また、熱を掛けなくても、日時の経過と共に劣化して粘りを生じたり、溶け 出して、束ねた器具、書類等を汚染あるいは使用不能にする欠点がある。
【0003】 シリコンゴム製のリングとしては、いわゆるOリングがあるが、これは、金型 のプレス成型により作られるもので、主にパイプの継ぎ目のパッキングとして使 用されており、耐熱性はあるが、伸びはなく、輪ゴムとしての使用は不可能であ る。また、プレス成型品であるから中空、チューブ状のリングはできない。 また、シリコンの細い紐あるいはチューブを任意の長さに切断して、両端を結 んで使用することは、手間がかかり極めて不便である。
【0004】
本考案は、滅菌処理あるいはその他の熱処理が可能で、かつ、長期間使用して も粘着、付着などを起こすことがなく、使用便利なシリコン輪ゴムを提供するこ とを目的とするものである。
【0005】
本考案は、極めて簡易な構成によって上記の課題を解決し、使用便利なシリコ ン輪ゴムを得ることができたものである。 すなわち、本考案は、任意長さのシリコンゴム製の丸紐の両端を、該丸紐の挿 入嵌合する中空部を有する短いシリコンゴム製のチューブの両側より挿入して輪 状に形成し、挿入部をシリコン用接着剤で接着してなるシリコン輪ゴムである。 また、本考案は、任意長さのシリコンゴム製のチューブの両端に、該チューブの 中空部に挿入嵌合する短いシリコンゴム製の丸紐を差し込むことにより接合して 輪状に形成し、接合部をシリコン用接着剤で接着してなるシリコン輪ゴムである 。さらに、本考案は、任意長さのシリコンゴム製のチューブの両側を、該チュー ブの挿入嵌合する中空部を有する短いシリコンゴム製のチューブの両側より挿入 すると共に、上記任意長さのシリコンゴム製のチューブの両端に、該チューブの 中空部に挿入嵌合する短いシリコンゴム製の丸紐を差し込むことにより接合して 輪状に形成し、接合部をシリコン用接着剤で接着してなるシリコン輪ゴムである 。
【0006】 シリコンゴム製の紐として径1ないし2φ程度のもの、また、シリコンゴム製 のチューブとして内径が1ないし2φで外径が2ないし3φ程度のものが、押し 出し成形により容易に得られるので、本考案においては、上記程度の太さのシリ コンゴム製の紐あるいはシリコンゴム製のチューブを、所望の大きさの輪状に形 成するに必要な長さに切断し、その両端を接合して、従来の輪ゴムと同様の形態 のシリコン輪ゴムとしたものである。この程度の太さのシリコンゴム製の紐およ びチューブは、伸びも従来の輪ゴムに劣らず充分であるから、本考案のシリコン 輪ゴムは、従来の輪ゴムと同様に使用することができる。 シリコンゴム製の紐あるいはチューブの径は、前記の範囲に限られるものでは なく、成形する輪が大きいもの、あるいはその用途によっては、上記よりも太い ものを用いることができる。
【0007】 任意長さのシリコンゴム製の紐の両端を接合するには、該紐が挿入嵌合する中 空部を有する数mmないし十数mmの短いシリコンゴム製のチューブを用い、そ の両側より上記紐の両端を挿入して行い、また、シリコンゴム製のチューブの両 端を接合するには、該チューブの中空部に挿入嵌合する数mmないし十数mmの 短いシリコンゴム製の紐を用い、これを上記チューブの両端に差し込むことによ り接合する。あるいはこの際、さらに、上記チューブが挿入嵌合する中空部を有 する短いシリコンゴム製のチューブを用い、その両側より上記チューブの両端を 挿入する。 本考案において用いるシリコンゴムは耐熱性があり、250℃程度までの加熱 に耐えるので、本考案のシリコン輪ゴムは、これで束ねた器具などを加熱処理す ることができる。
【0008】
本考案の構成を図面に示す実施例に基づいて説明する。
【実施例1】 図1において、(イ)は径1φのシリコンゴム性の丸紐1を示し、同(ロ)は 、内径1φで外径が2φのシリコンゴム製のチューブを示す。 図3の(イ)は、シリコンゴム製の丸紐1を用いてシリコン輪ゴム5としたも ので、シリコンゴム製の丸紐1を12cmの長さに切断し、この丸紐1が挿入嵌 合する中空部を有する図2の(イ)に示す形状の長さ10mmのシリコンゴム製 のチューブ3の両側から、上記丸紐1のそれぞれ両端を挿入し、挿入部をシリコ ン用接着剤で接着してシリコン輪ゴムに形成する。
【0009】
【実施例2】 図3の(ロ)は、シリコンゴム製のチューブ2を用いてシリコン輪ゴム6とし たもので、シリコンゴム製のチューブ2を12cmの長さに切断し、このチュー ブ2の中空部に挿入嵌合する径よりなる図2の(ロ)に示す長さ10mmのシリ コンゴム製の丸紐4を、上記チューブ2の両端より中空部に差し込み、該チュー ブ2の両端を接合し、接合部をシリコン用接着剤で接着してシリコン輪ゴムに形 成する。
【0010】
【実施例3】 図3の(ハ)は、シリコンゴム製のチューブ2を用い、上記とは別の構成によ りシリコン輪ゴム7としたもので、シリコンゴム製のチューブ2を12cmの長 さに切断し、このチューブ2が挿入嵌合する中空部を有する図2の(イ)に示す 形状の長さ10mmのシリコンゴム製のチューブ3の両側から、上記チューブ2 のそれぞれ両端を挿入すると共に、上記チューブ2の中空部に挿入嵌合する径よ りなる図2の(ロ)に示す長さ10mmのシリコンゴム製の丸紐4を、上記チュ ーブ2の両端より中空部に差し込み、該チューブ2の両端を接合し、接合部をシ リコン用接着剤で接着してシリコン輪ゴムに形成する。
【0011】
本考案によれば、径1ないし2φ程度の細いシリコンゴム製の丸紐、また、内 径1ないし2φで外径2ないし3φ程度のシリコンゴム製のチューブは、従来の 輪ゴムに劣らず伸びが良いので、従来の輪ゴムと同様に使用することができる。 そして、シリコンゴムは耐熱性を有するので、滅菌処理を施す器具など、特に医 療分野において使用する器具を束ねて殺菌処理を行う場合に好適に用いられると 共に、日時の経過による劣化に伴う粘り、溶け出しがないので、長期間使用して も、束ねた器具、書類などを汚染することがない。
【図1】(イ)はシリコンゴム製の丸紐の斜面図、
(ロ)はシリコンゴム製のチューブの斜面図を示す。
(ロ)はシリコンゴム製のチューブの斜面図を示す。
【図2】(イ)はシリコンゴム製の短い丸紐の斜面図、
(ロ)はシリコンゴム製の短いチューブの形状を示す斜
面図である。
(ロ)はシリコンゴム製の短いチューブの形状を示す斜
面図である。
【図3】(イ)は実施例1によるシリコン輪ゴムの正面
図、(ロ)は実施例2によるシリコン輪ゴムの正面図、
(ハ)は実施例3によるシリコン輪ゴムの正面図を示
す。
図、(ロ)は実施例2によるシリコン輪ゴムの正面図、
(ハ)は実施例3によるシリコン輪ゴムの正面図を示
す。
1 シリコンゴム製の丸紐 2 シリコンゴム製のチューブ 3 シリコンゴム製の短いチューブ 4 シリコンゴム製の短い丸紐 5 実施例1によるシリコン輪ゴム 6 実施例2によるシリコン輪ゴム 7 実施例3によるシリコン輪ゴム
Claims (3)
- 【請求項1】 任意長さのシリコンゴム製の丸紐の両端
を、該丸紐の挿入嵌合する中空部を有する短いシリコン
ゴム製のチューブの両側より挿入して輪状に形成し、挿
入部をシリコン用接着剤で接着してなるシリコン輪ゴ
ム。 - 【請求項2】 任意長さのシリコンゴム製のチューブの
両端に、該チューブの中空部に挿入嵌合する短いシリコ
ンゴム製の丸紐を差し込むことにより接合して輪状に形
成し、接合部をシリコン用接着剤で接着してなるシリコ
ン輪ゴム。 - 【請求項3】 任意長さのシリコンゴム製のチューブの
両端を、該チューブの挿入嵌合する中空部を有する短い
シリコンゴム製のチューブの両側より挿入すると共に、
上記任意長さのシリコンゴム製のチューブの両端に、該
チューブの中空部に挿入嵌合する短いシリコンゴム製の
丸紐を差し込むことにより接合して輪状に形成し、接合
部をシリコン用接着剤で接着してなるシリコン輪ゴム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998009082U JP3060140U (ja) | 1998-11-17 | 1998-11-17 | シリコン輪ゴム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998009082U JP3060140U (ja) | 1998-11-17 | 1998-11-17 | シリコン輪ゴム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3060140U true JP3060140U (ja) | 1999-07-30 |
Family
ID=43193973
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998009082U Expired - Lifetime JP3060140U (ja) | 1998-11-17 | 1998-11-17 | シリコン輪ゴム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3060140U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006085649A1 (ja) * | 2005-02-14 | 2006-08-17 | Takeda, Naoto | 管およびコード類固定具並びに該固定具のための係止具 |
JP2010116180A (ja) * | 2008-11-13 | 2010-05-27 | Kokuyo Co Ltd | 輪ゴム |
JP2013212868A (ja) * | 2012-04-03 | 2013-10-17 | World Create Inc | シリコーン樹脂製容器 |
-
1998
- 1998-11-17 JP JP1998009082U patent/JP3060140U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006085649A1 (ja) * | 2005-02-14 | 2006-08-17 | Takeda, Naoto | 管およびコード類固定具並びに該固定具のための係止具 |
JP2010116180A (ja) * | 2008-11-13 | 2010-05-27 | Kokuyo Co Ltd | 輪ゴム |
JP2013212868A (ja) * | 2012-04-03 | 2013-10-17 | World Create Inc | シリコーン樹脂製容器 |
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