JP3059859B2 - 符号−絶対値形d/aコンバータ及びその動作方法 - Google Patents

符号−絶対値形d/aコンバータ及びその動作方法

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JP3059859B2
JP3059859B2 JP5162576A JP16257693A JP3059859B2 JP 3059859 B2 JP3059859 B2 JP 3059859B2 JP 5162576 A JP5162576 A JP 5162576A JP 16257693 A JP16257693 A JP 16257693A JP 3059859 B2 JP3059859 B2 JP 3059859B2
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    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M3/00Conversion of dc power input into dc power output
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/66Digital/analogue converters
    • H03M1/74Simultaneous conversion
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、符号−絶対値形D/A
コンバータに関するものであり、より詳しくは、符号−
絶対値形D/Aコンバータの各ビットごとに、その第1
内部D/Aコンバータ・セクションと第2D/Aコンバ
ータ・セクションとの間でビット電流値決定抵抗を共用
するようにする改良と、各ビットごとに、第1内部D/
Aコンバータ・セクションのゲインと第2内部D/Aコ
ンバータ・セクションのゲインとをバランスさせるため
の技法とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】符号−絶対値形D/Aコンバータ(ディ
ジタル・アナログ・コンバータ)においては、ディジタ
ル入力ワードの最上位のビットは「符号ビット」であ
り、この符号ビットが「1」であるか「0」であるかに
よって、そのディジタル・ワードの残りのビットが、正
数を表わしているのか、それとも負数を表わしているの
かを表示するようにしている。従来の符号−絶対値形D
/Aコンバータは、分離して別々に設けた2つの内部D
/Aコンバータ・セクションを備えており、一方の内部
D/Aコンバータ・セクションでは正数の入力数をアナ
ログ出力電流に変換し、他方の内部D/Aコンバータ・
セクションでは負数の入力数をそれに対応した出力電流
に変換するようにしている。これら2つの内部D/Aコ
ンバータ・セクションの夫々のビット・スイッチは、同
一の電流合算導体上において合算される。そして、ディ
ジタル入力ワードの符号ビットに基づいて「正数用」内
部D/Aコンバータ・セクションと「負数用」内部D/
Aコンバータ・セクションとの間での切り換えを行なっ
ている。
【0003】図4は、従来の符号−絶対値形D/Aコン
バータにおける、2つの内部D/Aコンバータ・セクシ
ョンの、互いに同一のビットに対応した部分の内部構造
を示した図である。一点鎖線110で囲んだ部分は、一
方の内部D/Aコンバータ・セクションの複数のビット
・スイッチ回路のうちから代表として選択した1つのビ
ット・スイッチ回路であり、こちらの内部D/Aコンバ
ータ・セクションをここでは「DACA」と呼ぶことに
する。DACAのこのビット回路は、ビット・スイッチ
15、16と、レーザ・トリミング可能なビット電流値
決定抵抗270と、NPNトランジスタ17とを含んで
いる。一方、一点鎖線120で囲んだ部分は、同じビッ
トに対応した、他方の内部D/Aコンバータ・セクショ
ンに所属するビット回路であり、この内部D/Aコンバ
ータ・セクションをここでは「DACB」と呼ぶことに
する。このビット回路120は、ビット・スイッチ1
9、20と、NPNトランジスタ18と、トリミング可
能なビット電流値決定抵抗280とを含んでいる。
【0004】NPNトランジスタ17及び18は、それ
らのベース電極に高精度のバイアス電圧VBIASが印加さ
れており、またそれらのエミッタ電極には、ビット電流
値決定抵抗270ないし280の両端間に発生する高精
度の電圧が印加される。更には、ディジタル入力ワード
に応答して動作する制御回路(不図示)が備えられてお
り、現在ディジタル入力ワードが正数であるときには、
そのディジタル入力ワードの中の対応するビットが
「1」か「0」かに応じて、ビット・スイッチ15を構
成しているMOSFETのゲート電極24か、ビット・
スイッチ16を構成しているMOSFETのゲート電極
25かのいずれかに、その制御回路から然るべきビット
・スイッチ選択信号が供給される。一方、現在ディジタ
ル入力ワードが負数であるときには、そのディジタル入
力ワードの中の対応するビットが「1」か「0」かに応
じて、ビット・スイッチ19を構成しているMOSFE
Tのゲート電極26か、ビット・スイッチ20を構成し
ているMOSFETのゲート電極29かのいずれかに、
その制御回路から然るべきビット・スイッチ選択信号が
供給される。
【0005】従来の符号−絶対値形D/Aコンバータで
は、内部セクションであるDACAとDACBとは、集
積回路チップ上の、互いにかなり離れた領域に配置され
ている。従って、ビット電流値決定抵抗270と280
も、チップ上の互いにかなり離れた領域に配置されてい
る。更には、電流源トランジスタ17と18も、チップ
上の互いにかなり離れた領域に配置されている。現在の
技術水準では、トランジスタ17と18との間で、ベー
ス−エミッタ間電圧が異なってしまうこともやむを得
ず、製造工程やトランジスタの構造等によっては、その
電圧値に1〜5ミリボルトもの差が生じることもしばし
ばある。一方、ディジタル・オーディオ入力信号等の入
力信号に応答して出力される出力信号中に、高調波ひず
みが発生しないようにするためには、DACAセクショ
ンとDACBセクションとの間でゲインを同一に揃える
ことが非常に重要であり、そのため製造工程の一環とし
て、ビット電流値決定抵抗270及び280に対してト
リミング即ち調整を施す必要があり、そうすることによ
って、上述した、トランジスタ17と18との間のベー
ス−エミッタ間電圧の不揃いや、抵抗270と280と
の間の、製造時に生じる抵抗値の不揃いを補償するよう
にしている。しかしながら、ビット電流値決定抵抗が必
要とする調節可能幅、即ち「トリム可能幅」が大きくな
ると、それらビット電流値決定抵抗によって占められる
チップ上の面積も大きくなる。更には、1個の集積回路
上の、互いに高精度で性能を揃えねばならないトランジ
スタの個数が増大したり、それらトランジスタの間の間
隔が広がると、その集積回路のパッケージングの工程に
おいて発生するパラメータの変動の影響を、その集積回
路が受け易くなる。
【0006】従って、可及的に小さなチップ領域におい
て、正数及び負数の入力ディジタル数を、それに対応す
るACアナログ出力信号に変換することができ、その際
に、内部セクションである「DACA」セクションと
「DACB」セクションとの間でゲインをバランスさせ
て、ディジタル入力ワードの高調波ひずみを可及的に低
減することのできるようなD/Aコンバータが、これま
でに求められ、しかしながら達成されないでいた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、従来の符号−絶対値形D/Aコンバータと比較し
て、集積回路チップ上の必要面積が小さくて済み、しか
も、内部D/Aコンバータ・セクションどうしの間で、
高精度でゲインをバランスさせることができ、それによ
って、ディジタル入力信号の、それも特に時間と共に変
化するディジタル入力信号の、変換におけるひずみをな
くすことができるようにした、符号−絶対値形D/Aコ
ンバータを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】その概要を述べるなら
ば、本発明は、その一実施例においては、符号ビットと
ディジタル・データ・ワードとを含んでいる入力ワード
に応じた動作をする第1個数の複数のビット・スイッチ
回路を有する第1内部D/Aコンバータ回路と、その入
力ワードに応じた動作をするそれと同数のビット・スイ
ッチ回路を有する第2内部D/Aコンバータとを含んで
いる、符号−絶対値形D/Aコンバータを提供するもの
である。複数のビット・スイッチ回路の各々は、夫々に
対応した電流源トランジスタに結合している。ディジタ
ル・データ・ワードの複数のビットに対応した第1個数
の複数のバイナリ重み付けを施したビット電流値決定抵
抗回路が、基準電圧導体と、第1内部D/Aコンバータ
回路及び第2内部D/Aコンバータ回路の、夫々の前記
電流源トランジスタの夫々のエミッタとの間に結合して
いる。デコード回路が、入力ワードのあり得る値の各々
を、第1内部D/Aコンバータ回路の複数のビット・ス
イッチ回路の各々に対応したビット・スイッチ入力信号
に変換するための第1群の複数のコードと、入力ワード
のあり得る値の各々を、第2内部D/Aコンバータ回路
の複数のビット・スイッチ回路の各々に対応したビット
・スイッチ入力信号に変換するための第2群の複数のコ
ードとを格納している。複数のビット電流値決定抵抗回
路の各々は、みずからに対応したビット・スイッチ回路
のビット電流の大きさを主として決定するための比較的
高い抵抗値を有するトリミング可能なビット電流値決定
抵抗と、このビット電流値決定抵抗の一端と、該当する
ビットに対応した第1内部D/Aコンバータ回路の電流
源トランジスタのエミッタとの間に結合している、比較
的低い抵抗値を有するトリミング可能な第1ゲイン・バ
ランス抵抗と、ビット電流値決定抵抗の一端と、該当す
るビットに対応した第2内部D/Aコンバータ回路の前
記電流源トランジスタのエミッタとの間に結合してい
る、比較的低い抵抗値を有するトリミング可能な第2ゲ
イン・バランス抵抗とを含んでいる。複数のビット・ス
イッチ回路の各々は、第1MOSFET及び第2MOS
FETを含んでおり、第1MOSFETは、そのゲート
電極が、現在入力ワードのディジタル・データ・ワード
の対応したビットと符号ビットとの状態に応じたビット
・スイッチ信号を受け取るように接続されており、その
ソース電極が電流源トランジスタのコレクタに接続して
おり、且つ、そのドレイン電極が電流合算導体に接続し
ている。第2MOSFETは、そのゲート電極が、第1
MOSFETのゲート電極が受け取るビット・スイッチ
信号の論理的相補信号を受け取るように接続されてお
り、そのソース電極が電流源トランジスタのコレクタに
接続しており、且つ、そのドレイン電極がビット電流廃
棄導体に接続している。
【0009】
【実施例】図1には、符号−絶対値形D/Aコンバータ
10を示した。符号コード変換回路31へは20ビット
のディジタル入力ワードが供給されている。このディジ
タル入力ワードの構成は、先頭の1ビットが符号ビット
であり、その後に続くデータ・フィールドには、19ビ
ットのデータ・ワードが包含されているという構成であ
る。符号コード変換回路31は、様々な値を取るこの1
9ビットの入力データ・ワードを、39ビットのスイッ
チ信号へと変換し、それら39ビットのうちの20ビッ
トは、バス35Aを介して、20ビットのラッチ回路3
2Aの入力部へ供給されており、残りの19ビットのス
イッチ信号は、バス35Bを介して、19ビットのラッ
チ回路32Bの入力部へ供給されている。図1には、ラ
ッチ回路32Aは「DACA用ラッチ」と記し、ラッチ
回路32Bは「DACB用ラッチ」と記してある。(バ
ス35A上の20ビットのスイッチ信号は、19ビット
のスイッチ信号と1ビットの符号ビット信号とから成
り、これは、図1の35Aと32Aとに示した通りであ
る。
【0010】ラッチ32Aは、ビット・スイッチ入力信
号を40本の出力導体34Aの上に送出しており、それ
ら出力導体34Aは、この符号−絶対値形D/Aコンバ
ータ回路33のDACAセクションの中の、様々なビッ
ト・スイッチMOSFETのゲート電極に接続してい
る。同様に、ラッチ32Bは、ビット・スイッチ信号を
38本のビット・スイッチ選択導体34Bの上に送出し
ており、それら導体上のビット・スイッチ信号は、この
符号−絶対値形D/Aコンバータ回路33の内部セクシ
ョンであるDACBセクションの中の、様々なビット・
スイッチMOSFETのゲート電極へ供給されている。
この符号−絶対値形D/Aコンバータ回路33の出力
は、図1に示すように、導体14を流れる電流IOUT
ある。
【0011】符号コード変換回路31は、入力コード変
換情報を格納しているリード・オンリ・メモリ(RO
M)を含んでおり、このROMの内容を示したのが下の
表1である。この表1において、向かって左側の縦欄に
は、上述の20ビットの入力データ・ワードの最上位6
ビットの取り得る全ての値を列挙してある。それらの値
の範囲は、正数の側の表わし得る限界値である「111
111」から、ビット・バイポーラ・ゼロ・クロッシン
グ点(BPZ)である「100000」を通り、最も小
さな数は、負数の側の表わし得る限界値である「000
000」に至っている。表1の中に示した各々の数にお
いて、先頭の(最左端の)ビットは符号ビットであり、
従って、左欄の上半分に示されている数は全て正数であ
り、一方、左欄の下半分に示されている数は全て負数で
ある。これによって示されている数列は、負数で絶対値
が最大の数「000000」から、正数でその絶対値が
最大の数「111111」まで増大して行く、2進数の
順序の数列となっている。
【表1】
【0012】表1の中央の縦欄は、様々なビット・スイ
ッチ信号を示しており、それらビット・スイッチ信号
は、符号コード変換回路31によって発生されて、20
本のバス導体35Aを介し、そして更に、図1に示した
対応するラッチ32Aの非反転出力を介して、例えば図
2に示したDACAのMOSFET15等の、様々な左
側ビット電流スイッチMOSFETのゲート電極へ供給
されているビット・スイッチ信号である。ブロック32
Aの中の各々のラッチは、更に、反転出力部、即ち相補
出力部を備えており、そこから送出されている相補出力
は、例えば図2に示したMOSFET16等の、対応す
る右側MOSFETのゲート電極に供給されている。
(当業者には周知のように、各々のビット・スイッチに
おいて、そのビット・スイッチの2つのMOSFETは
互いに相補的な論理レベルにあり、従って、それら2つ
のMOSFETのうちの一方がオンのとき、他方はオフ
になっている)。
【0013】同様に、表1の向かって右側の縦欄も、様
々なビット・スイッチ信号を示しているが、ただしそれ
らビット・スイッチ信号は、符号コード変換回路31に
よって発生されて、19本のバス導体35Bを介し、そ
して更に、図1に示した19個のラッチ32Bの非反転
出力を介して、図2に示したDACBの左側ビット電流
スイッチMOSFET(例えばMOSFET19等)の
ゲート電極へ供給されているビット・スイッチ信号であ
る。ブロック32Bの中に含まれている各々のラッチは
更に、反転出力部、即ち相補出力部を備えており、そこ
から送出されている相補出力は、図2のDACBの、対
応する右側MOSFET(例えばMOSFET20等)
のゲート電極に供給されている。
【0014】図2は、内部ビット・スイッチ回路及びそ
れに付随しているビット・カレント・ソース回路を示し
たものであり、図示したのは、図1の符号−絶対値形D
/Aコンバータ回路33の中の19ビットのうちの、2
個のビットに対応した回路である。一点鎖線11と12
とは、20ビットのディジタル入力ワードの中に包含さ
れている19ビットの入力データ・ワードのうちの、最
上位ビット即ち「ビット1」に対応した、DACAとD
ACBのビット・スイッチ回路を囲んで示している。
尚、20ビットのディジタル入力ワードそのものの中の
ビット1(MSB)は符号ビットである。一点鎖線11
Aと12Aとは、19ビットのディジタル入力数のうち
の最下位ビットであるビット19に対応した、DACA
とDACBの夫々のビット・スイッチ回路を示してい
る。19ビットの入力データ・ワードのうち、これら以
外の17個のビットに対応したビット・スイッチ回路
も、これらと同様の構成である。DACAのビット1に
対応したビット・スイッチ回路は、Nチャネル形のビッ
ト・スイッチMOSFET15及び16を含んでおり、
それらMOSFETは、それらのソース電極が、互いに
接続した上で、NPN形の電流源トランジスタ17のコ
レクタに接続している。MOSFET15のゲート電極
は、図1の導体34Aのうちの1本であって、図1のブ
ロック32Aの中の、ビット1に対応したラッチに接続
している導体に接続している。この、ビット1に対応し
たラッチの相補的論理出力は、MOSFET16のゲー
ト電極25に接続している。
【0015】MOSFET15のドレイン電極は電流合
算導体14に接続している。一方、MOSFET16の
ドレイン電極は、電気的に接地した「廃棄用」のビット
電流導体13に接続してある。電流源トランジスタ(N
PN形)17のベース電極はVBIASに接続しており、ま
た、そのエミッタ電極は、ニクロム製のレーザ・トリミ
ング可能なゲイン・バランス抵抗27の一方の電極に接
続しており、この抵抗27の他方の電極は、導体21を
介して、ニクロム製のレーザ・トリミング可能な、バイ
ナリ重み付けしたビット電流値決定抵抗30の一方の電
極に接続している。ビット電流値決定抵抗30の他方の
電極は−VCCに接続している。
【0016】DACBのビット1のためのビット・スイ
ッチMOSFET(Nチャネル形)19及び20は、そ
れらのソース電極が、互いに接続した上で、電流源トラ
ンジスタ(NPN形)21のコレクタに接続している。
電流源トランジスタ21は、そのベース電極がVBIAS
接続している。MOSFET19のドレイン電極は電流
合算導体14に接続しており、一方、MOSFET20
のドレイン電極は廃棄電流導体13に接続している。M
OSFET19及び20の夫々のゲート電極26及び2
9は、図1に示した導体34Bのうちの、ラッチ回路3
2Bの中の対応するラッチの出力信号と相補出力信号と
に接続している一対の導体に接続している。電流源トラ
ンジスタ21のエミッタは、ニクロム製のレーザ・トリ
ミング可能なゲイン・バランス抵抗28の一端に接続し
ており、この抵抗28の他端は、導体21を介して、バ
イナリ重み付けしたビット電流値決定抵抗30に接続し
ている。
【0017】この符号−絶対値形D/Aコンバータ10
の、DACA及びDACBのセクションの、残りの18
ビットの各々に関しても、ビット・スイッチ回路及びビ
ット電流決定のための回路の構成は、以上のビット1の
ものと本質的には同一であり、ただ、ここでは抵抗30
である、ビット電流値決定抵抗の抵抗値だけが異なって
おり、即ち、その抵抗値は、夫々のビットごとに、一般
的な方式で、相対的に所定の重み付けがなされている。
【0018】本発明の1つの局面によれば、内部セクシ
ョンであるDACAセクションとDACBセクションの
ビット・スイッチ回路が、各々のビットごとに、同一の
バイナリ重み付けをしたビット電流値決定抵抗を共用し
ているということがある。例えば、ビット1に関して
は、DACAのビット・スイッチ15、16と、DAC
Bのビット・スイッチ19、20との、いずれもが、バ
イナリ重み付けしたビット電流値決定抵抗としては、同
一の抵抗30を共用している。この図2の構成を図4の
回路と比較してみれば分かるように、図4の回路では、
ビット・スイッチ15、16は、DACAセクションの
ためのビット電流値決定抵抗270に接続しているだけ
であり、一方、(それらと同一のビットに対応してい
る)ビット・スイッチ19、20は、バイナリ重み付け
をした別のビット電流値決定抵抗280にだけ接続して
おり、この抵抗280は、集積回路チップ上の、抵抗2
70が配置されている領域からは、かなり隔たった領域
に配置されることになりがちである。
【0019】ここで、互いに対応するビットに関して
は、図2の回路においてその電流合算導体14へ流れ込
む電流の大きさと、図4の回路においてその電流合算導
体14へ流れ込む電流の大きさとが、互いに等しいもの
とすれば、図2のビット電流値決定抵抗30の抵抗値
は、図4のビット電流値決定抵抗270及び280の各
々の抵抗値の2分の1で良い。なぜならば、図2の回路
では、DACAセクションのビット・スイッチ電流と、
DACBセクションのビット・スイッチ電流とが、同一
のビット電流値決定抵抗30を流れるのに対し、図4の
回路では、ビット電流値決定抵抗270と280の各々
を別々のビット電流が流れるからである。
【0020】更に図2の回路では、抵抗30等のビット
電流値決定抵抗の必要個数が、図4の従来例の回路の2
分の1で済む。従って、集積回路チップ上の面積のう
ち、バイナリ重み付けをした一連のビット電流値決定抵
抗によって占有される面積が、図2の本発明の回路構成
では、図4の270ないし280等のビット電流値決定
抵抗に必要とされるチップ面積の約4分の1で済む。
【0021】再び図2を参照して説明をすると、ビット
1については、DACAのゲイン・バランス抵抗27
と、DACBのゲイン・バランス抵抗28とに対して、
集積回路の製造工程においてレーザ・トリミングを施す
ことにより、ビット1に関するDACAのゲインとDA
CBのゲインとをバランスさせるようにする。ビット電
流値決定抵抗30にもレーザ・トリミングを施すが、こ
れは、ビット1が、この符号−絶対値形D/Aコンバー
タ10の出力電流IOUT の値に対して、適切にバイナリ
重み付けされた電流値で寄与するようにするためであ
る。このように、ただ1つのビット電流値決定抵抗30
のトリミングによって、そのビットに関する、DACA
のビット重みとDACBのビット重みとの両方を適切な
値に設定することができる。
【0022】図2の回路では、ゲイン・バランス抵抗2
7及び28の抵抗値は、ビット電流値決定抵抗30の抵
抗値よりも小さい。ビット電流値決定抵抗30の抵抗値
の具体例としては、例えば5.5キロオームとすること
ができ、その場合のゲイン・バランス抵抗27及び28
の公称抵抗値は、例えば3.1キロオームとすれば良
い。
【0023】図3を参照すれば、高調波ひずみを低減す
るためにはDACAセクションのゲインとDACBセク
ションのゲインとをバランスさせることが必要であるこ
とが容易に理解される。図3は、アナログ出力電流I
OUT の値を時間に対してプロットしたグラフである。破
線41は、理想的な正弦波信号を表わしており、この信
号波形は、20ビットのディジタル入力ワードの値を、
バイポーラ・ゼロ(BPZ)の値IO から、正数の表わ
し得る最大限の値+IMAX まで増加させ、そこから再び
減少させてBPZ値を通過し、負数の表わし得る最大限
の値−IMAX まで変化させ、そこから再び増加させてバ
イポーラ・ゼロ・レベルIO へ戻した場合の波形であ
る。この正弦波形41は、その正の部分と負の部分とが
対称形となっており、従って高調波ひずみは含まれてい
ない。
【0024】DACAセクションのゲインとDACBセ
クションのゲインとが、正確に等しい値でなければ、出
力電流IOUT の波形が、理想的な正弦波信号41の波形
と正確に一致することはない。例えばDACBセクショ
ンのゲインが幾分低過ぎ、一方、DACAセクションの
ゲインが幾分高過ぎるという場合には、図3に実線で示
したIOUT の波形40のように、ひずんだ正弦波形とな
り、この波形40はかなり大きな高調波ひずみを含んで
いる。
【0025】本発明では、先ず、DACAのある1つの
ビットを「オン」にして、そのビット電流が、電流合算
導体14上の電流値IOUT に寄与するようにすると共
に、そのビットに対応するDACBのビットを「オフ」
にして、そのビット電流が、廃棄電流導体13上の電流
値に寄与するようにする。そしてこの状態において電流
値IOUT を測定する。続いて、今度は、DACBのその
同じビットを「オン」にし、DACAのその同じビット
を「オフ」にして、電流値IOUT の第2回目の測定を行
なう。もしIOUT の第1回測定値の絶対値が、第2回測
定値の絶対値よりも大きかったならば、ゲイン・バラン
ス抵抗27の抵抗値が小さ過ぎるのであるから、このゲ
イン・バランス抵抗27にレーザ・トリミングを施し
て、DACAが「オン」でDACBが「オフ」のときの
OUT の絶対値を減少させ、その値がIOUT の第2回測
定値の絶対値とが等しくなるようにする。一方、IOUT
の第2回測定値の絶対値が、第1回測定値の絶対値より
も大きかった場合には、ゲイン・バランス抵抗28の抵
抗値が小さ過ぎるのであるから、このゲイン・バランス
抵抗28にレーザトリミングを施してその抵抗値を増大
させ、それによって、DACBが「オン」でDACAが
「オフ」のときのIOUT の絶対値が、IOUT の第1回測
定値の絶対値と等しくなるようにする。この「ゲイン・
バランス処理」が完了したならば、続いて、ビット電流
値決定抵抗30にレーザ・トリミングを施すことによっ
て、DACAが「オン」でDACBが「オフ」のときの
OUT の絶対値とDACBが「オン」でDACAが「オ
フ」のときのIOUT の絶対値との合計値が、図4に示し
たように個別のビット電流値決定抵抗270と280と
を使用した場合に、そのビットに対応した、バイナリ重
み付けした電流値が取る所望の値に等しくなるようにす
る。ゲイン・バランス抵抗28とビット電流値決定抵抗
30とに必要なレーザ・トリミングを施すことによっ
て、IOUT 波形40の上半分と理想正弦波形41の上半
分とを一致させることができる。また、ゲイン・バラン
ス抵抗27とビット電流値決定抵抗30とに必要なレー
ザ・トリミングを施すことによって、IOUT 波形40の
下半分と理想正弦波形40の下半分とを一致させること
ができる。
【0026】この符号−絶対値形D/Aコンバータ10
の動作については、表1、図1、及び図3を参照するこ
とによって、更に詳しく理解することができる。
【0027】表1について説明すると、20ビットのデ
ィジタル入力ワード(1個の符号ビットと、19ビット
の入力データ・ワードとから成る)が、「10000
0」から「111111」までの値を取る領域では、D
ACAのビットを、符号コード変換回路31が設定し、
設定する値は「11111」までは既に決まっており、
これに更に1つの最下位ビット電流を加えた値とされる
が、この最下位ビット電流は、符号ビットが「1」であ
る場合に、図2に示した、付加的LSB電流回路37か
ら供給される。
【0028】20ビットのディジタル入力ワードの値
が、上述の領域(「100000」から「11111
1」まで)にあるときには、DACBへは、符号コード
変換回路31、バス35B、DACB用ラッチ32B、
及びバス34Bを介して、19ビットのディジタル入力
ワードが供給され、それによって、図3のIOUT 波形4
0の上半分が発生される。20ビットのディジタル入力
データ・ワードのうちの下位14ビットと、DACAセ
クション及びDACBセクションのビットのうちの残り
の対応する14ビットとは、互いに同一のパターンであ
り、表1では、この表を読み取り易くするために、それ
ら14ビットを省略してある。
【0029】符号ビットが「0」となっており、ディジ
タル・入力ワードが負の値を取っているときには、表1
に示すように、DACAの対応するビットが「0000
0」から「11111」までの間で変化し、それによっ
て、図3のIOUT 波形40のうちの、下半分、即ち、バ
イポーラ・ゼロ・スロッシング・レベルIO よりも下の
「負」の部分における、IOUT の変動が発生する。ディ
ジタル入力ワードの値がこの領域にあるときには、DA
CBセクションは完全に「オフ」状態にあり、これは、
表1の右側の縦欄の下半分に「00000」で示した通
りである。負数のディジタル入力ワードでも、下位14
ビットは表に示していないが、それらビットも同じパタ
ーンを取る。
【0030】従って、DACAのゲイン・バランス抵抗
(27等)の全て、並びに、DACBのゲイン・バラン
ス抵抗(28等)の全てに対して、製造工程においてレ
ーザ・トリミングを施して、各々のビットについて、D
ACAを流れるビット電流とDACBを流れるビット電
流とが確実に等しくなるようにすれば、それによって図
3のIOUT 波形40の上側部分が、図3の19ビットの
理想波形41と一致するようになり、その結果、IOUT
が非常に僅かな高調波ひずみしか含まないようになる。
【0031】尚、この利点を達成するために必要な、レ
ーザ・トリミングにかかる時間は、図4の従来例の回路
において必要とされるそのための時間と比べて、はるか
に短くて済む。そして、重み付けしたビット電流抵抗
(30等)に必要とされるチップ面積の大きさも約4分
の1に限縮できるため、製造コストも大幅に低減するこ
とができる。
【0032】DACAとDACBとの間のゲイン・バラ
ンスを取るには、金属接続部にトリミングを施して、ト
ランジスタ17及び21の個々のエミッタ領域を分離す
ることによって、それらトランジスタのベース−エミッ
タ間電圧を揃えるという方法を用いることもできる。ま
た更に、トランジスタ17及び21の夫々のエミッタ
に、トリミング可能な「ブリーダ」カレント・ソース回
路を接続しておき、それによって、トランジスタ17及
び21のベース−エミッタ間電圧を一致させ、それによ
って、DACAのゲインとDACBのゲインとをバラン
スさせるようにすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る、符号−絶対値形D/Aコンバー
タのブロック図である。
【図2】本発明の好適実施例における、各々のビットご
とに同一のビット電流値決定抵抗を共用するようにした
第1内部D/Aコンバータ・セクション及び第2内部D
/Aコンバータ・セクションの複数のビット・スイッチ
回路のうちから、代表として選択したビット・スイッチ
回路を示した回路図である。
【図3】図2に示した第1内部D/Aコンバータ・セク
ションと第2内部D/Aコンバータ・セクションとの間
でゲインをバランスさせることによって、ディジタル入
力信号に応答して発生されるアナログ出力信号の高調波
ひずみを回避することを説明するためのグラフである。
【図4】従来例に係る、符号−絶対値形D/Aコンバー
タの内部のビット・スイッチ回路の回路図である。
【符号の説明】
10 符号−絶対値形D/Aコンバータ 13 ビット電流廃棄導体 14 出力導体(電流合算導体) 15、16、19、20 MOSFET(ビット・スイ
ッチ) 17、21 電流源トランジスタ 27、28 ゲイン・バランス抵抗 30 ビット電流値決定抵抗 31 符号コード変換回路 32A、32B ラッチ回路 34A、34B 出力導体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 1/66 H03M 1/74

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 符号ビットと、第1個数のビットを含む
    ディジタル・データ・ワードとを含んでいる入力ワー
    ドを受け取り、バイポーラ・ゼロ・レベルに対し前記符
    号ビットが決定する極性を有するアナログ出力電流を合
    算導体に発生する、符号−絶対値形D/Aコンバータに
    おいて、 a)前記1個数のビット・スイッチ回路を含んだ第1
    内部D/Aコンバータ回路であって、その各ビット・ス
    イッチ回路が、前記ディジタル・データ・ワードの対応
    するビットに応答することにより、前記符号ビットが第
    1の論理レベルにある場合に、対応するビット電流を、
    前記ディジタル・データ・ワードの前記対応ビットの論
    理レベルにしたがって前記合算導体あるいは廃棄電流導
    体のいずれかに流れさせ、また前記第1内部D/Aコン
    バータ回路が、前記符号ビットに応答して、前記符号ビ
    ットが第2の論理レベルにある場合に前記ビット・スイ
    ッチ回路の前記ビット電流全てを前記合算導体へとスイ
    ッチさせ、各該ビット・スイッチ回路がこれに対応する
    電流源トランジスタに結合している、前記の第1内部D
    /Aコンバータ回路と、b)前記第1個数のビット・スイッチ回路を含んだ第2
    内部D/Aコンバータ回路であって、その各ビット・ス
    イッチ回路が、前記ディジタル・データ・ワードの前記
    対応するビットに応答することにより、前記符号ビット
    が第2の論理レベルにある場合に、前記対応するビット
    電流を、前記ディジタル・データ・ワードの前記対応ビ
    ットの前記論理レベルにしたがって前記合算導体あるい
    は廃棄電流導体のいずれかに流れさせ、該第2内部D/
    Aコンバータ回路の各該ビット・スイッチ回路がこれに
    対応する電流源トランジスタに結合している、前記の第
    2内部D/Aコンバータ回路と、 )前記ディジタル・データ・ワードのビットに夫々対
    応した第1個数のバイナリ重み付けを施したビット電流
    決定抵抗回路であって、各該ビット電流決定抵抗回路
    が、基準電圧導体と、当該ビットに対応した前記第1内
    部D/Aコンバータ回路及び前記第2内部D/Aコンバ
    ータ回路の、夫々の前記電流源トランジスタの夫々のエ
    ミッタとの間に結合している、前記の第1個数のビット
    電流決定抵抗回路と、 を備えたことを特徴とする符号−絶対値形D/Aコンバ
    ータ。
  2. 【請求項2】 デコード回路を備えており、該デコード
    回路が、前記符号ビットおよび前記ディジタル・データ
    ワードの起こり得る値の各々を、前記第1内部D/A
    コンバータ回路の各前記ビット・スイッチ回路に対する
    ビット・スイッチ入力信号に変換するための第1群のコ
    ードと、前記ディジタル・データ・ワードの前記起こり
    得る値の各々を、前記第2内部D/Aコンバータ回路の
    各前記ビット・スイッチ回路に対するビット・スイッチ
    入力信号に変換するための第2群のコードとを、格納し
    ていること、を特徴とする請求項1記載の符号−絶対値
    形D/Aコンバータ。
  3. 【請求項3】 各前記ビット電流決定抵抗回路が、その
    対応したビット・スイッチ回路のビット電流を主として
    決定する比較的高い抵抗値のビット電流決定抵抗と、前
    記ビット電流決定抵抗の一端と、当該ビットに対応した
    前記第1及び第2の内部D/Aコンバータ回路の前記電
    流源トランジスタのエミッタとの間に結合している、比
    較的低い抵抗値の第1及び第2のゲイン・バランス抵抗
    とを含んでいること、を特徴とする請求項1記載の符号
    −絶対値形D/Aコンバータ。
  4. 【請求項4】 各前記ビット電流決定抵抗回路におい
    て、前記ビット電流決定抵抗、前記第1及び第2のゲイ
    ン・バランス抵抗が、レーザ・トリミング可能なニクロ
    ム製抵抗体であること、を特徴とする請求項3記載の符
    号−絶対値形D/Aコンバータ。
  5. 【請求項5】 各前記ビット・スイッチ回路が第1MO
    SFET及び第2MOSFETを含んでおり、 前記第1MOSFETは、そのゲート電極が、前記入力
    ワードのディジタル・データ・ワード及び符号ビットの
    対応したビットの状態に従ってビット・スイッチ信号を
    受け取るように接続されており、そのソース電極が前記
    電流源トランジスタのコレクタに接続しており、且つ、
    そのドレイン電極が前記合算導体に接続しており、 前記第2MOSFETは、そのゲート電極が、前記ビッ
    ト・スイッチ信号の論理的相補信号を受け取るように接
    続されており、そのソース電極が前記電流源トランジス
    タのコレクタに接続しており、且つ、そのドレイン電極
    前記廃棄電流導体に接続していること、 を特徴とする請求項4記載の符号−絶対値形D/Aコン
    バータ。
  6. 【請求項6】 前記入力ワードの全ての正の値に対して
    は、前記第1内部D/Aコンバータ回路の前記ビット・
    スイッチ回路の全てが、「1」を供給するようにスイッ
    チされて、前記合算導体に、対応するバイポーラ・ゼロ
    出力電流レベルを供給するように、且つ、付加的LS
    Bビット電流回路が、前記符号ビットに応答してスイッ
    チされて前記合算導体に付加的LSB電流を流すように
    、更に、前記ディジタル・データ・ワードの変動が、
    これに対応する変動を、前記第2内部D/Aコンバータ
    回路がスイッチして前記合算導体へ流しているビット電
    流に発生させ、それによって、それに対応する変動を、
    前記バイポーラ・ゼロ出力電流レベルより上の値に対す
    前記合算導体に流れる前記出力電流に発生させ、 前記入力ワードの全ての負の値に対しては、前記第2内
    部D/Aコンバータ回路の前記ビット・スイッチ回路の
    全てが「0」を供給するようにスイッチされ、それによ
    ってそれに対応したビット電流をスイッチして前記廃棄
    電流導体へ流すようにし、更に、前記ディジタル・デー
    タ・ワードの変動が、これに対応する変動を、前記合算
    導体へ前記第1内部D/Aコンバータ回路がスイッチし
    ている前記ビット電流に発生させ、それによって、それ
    に対応する変動を、前記バイポーラ・ゼロ出力電流レベ
    ルより下の値に対する出力電流に発生させること、 を特徴とする請求項5記載の符号−絶対値形D/Aコン
    バータ。
  7. 【請求項7】 D/Aコンバータの動作方法であって、
    該D/Aコンバータは第1内部D/Aコンバータ回路と
    第2内部D/Aコンバータ回路とを含んでおり、それら
    内部D/Aコンバータ回路はいずれも、符号ビットと第
    1個数のデータ・ビットとを有する入力ワードに応答
    し、該D/Aコンバータは更に、前記第1内部D/Aコ
    ンバータ回路内に、第1個数のビット・スイッチ回路
    と、これに対応した電流源トランジスタとを含んでお
    り、該D/Aコンバータは更に、前記第2内部D/Aコ
    ンバータ回路内に、第1個数のビット・スイッチ回路
    と、これに対応した電流源トランジスタとを含んでお
    り、該D/Aコンバータは更に、バイナリ重み付けした
    第1個数のビット電流決定抵抗と、第1個数の2倍に等
    しい第2個数のゲイン・バランス抵抗とを含んでいる、
    前記D/Aコンバータの動作方法において、 a)前記第1内部D/Aコンバータ回路に関して、各ビ
    ットの前記電流源トランジスタのエミッタを、そのビッ
    トに対応したバイナリ重み付けしたビット電流決定抵抗
    の第1端子に、前記ゲイン・バランス抵抗のうちの対応
    した1つのゲイン・バランス抵抗を介して結合し、更
    に、前記第2内部D/Aコンバータ回路に関して、各ビ
    ットの前記電流源トランジスタのエミッタを、そのビッ
    トに対応したバイナリ重み付けしたビット電流決定抵抗
    の前記第1端子に、前記ゲイン・バランス抵抗のうちの
    別の対応した1つのゲイン・バランス抵抗を介して結合
    するステップであって、各前記ビット電流決定抵抗の第
    2端子は、第2基準電圧導体に結合している、前記のス
    テップと、 b)前記電流源トランジスタの各々のベースにバイアス
    電圧を印加して、前記ビット電流決定抵抗の中を、バイ
    ナリ重み付けした夫々のビット電流が流れるようにする
    ステップであって、前記ゲイン・バランス抵抗には、前
    記第1内部D/Aコンバータ回路のゲインと前記第2内
    部D/Aコンバータ回路のゲインとをバランスさせるた
    めのトリミングを施した、前記のステップと、 を備え、これによって、夫々の前記電流源トランジスタ
    のベース−エミッタ間電圧に不揃いがあっても、前記第
    1内部D/Aコンバータ回路及び前記第2内部D/Aコ
    ンバータ回路の対応する夫々のビット・スイッチ回路
    に、互いに等しい大きさのビット電流が流れるようにし
    たこと、を特徴とする、D/Aコンバータの動作方法。
  8. 【請求項8】 符号ビットと第1個数のデータ・ビット
    とを含んでいる入力ワードをアナログ信号へ変換するD
    /Aコンバータを動作させる方法において、 a)前記第1個数のビット・スイッチ回路を含んでいる
    第1内部D/Aコンバータ回路用意するステップであ
    って、その各ビット・スイッチ回路が、前記ディジタル
    ・データ・ワードの対応するビットに応答することによ
    り、前記符号ビットが第1の論理レベルにある場合に、
    対応するビット電流を、前記ディジタル・データ・ワー
    ドの前記対応ビットの論理レベルにしたがって前記合算
    導体あるいは廃棄電流導体のいずれかに流れさせ、また
    前記第1内部D/Aコンバータが 、前記符号ビットに応
    答して、前記符号ビットが第2の論理レベルにある場合
    に前記ビット・スイッチ回路の前記ビット電流全てを前
    記合算導体へとスイッチさせ、各該ビット・スイッチ回
    路がこれに対応する電流源トランジスタに結合してい
    る、前記のステップと、また前記第1個数のビット・ス
    イッチ回路を含んでいる第2内部D/Aコンバータ回路
    を用意するステップであって、その各ビット・スイッチ
    回路が、前記ディジタル・データ・ワードの前記対応す
    るビットに応答することにより、前記符号ビットが第2
    の論理レベルにある場合に、前記対応するビット電流
    を、前記ディジタル・データ・ワードの前記対応ビット
    の論理レベルにしたがって前記合算導体あるいは廃棄電
    流導体のいずれかに流れさせ、該第2内部D/Aコンバ
    ータ回路の各該ビット・スイッチ回路がこれに対応する
    電流源トランジスタに結合している、前記のステップ
    と、 b)バイナリ重み付けを施した第1個数のビット電流決
    定抵抗の各々を流れる電流を、前記第1内部D/Aコン
    バータ回路の対応するビット・スイッチ回路と、前記第
    2内部D/Aコンバータ回路の対応するビット・スイッ
    チ回路とで分担するステップと、 c)その分担した電流を運ぶ対応のビット・スイッチ回
    路の間で、各前記ビット電流決定抵抗を流れる電流の各
    部分を、そのビット電流決定抵抗を前記第1及び第2の
    内部D/Aコンバータ回路の対応するビット・スイッチ
    回路に結合している第1及び第2のゲイン・バランス抵
    抗によって、等しくバランスさせるステップと、 を含んでいること、を特徴とするD/Aコンバータを動
    作させる方法。
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