JP3059772U - 吸盤掛環 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸盤と掛環を組み合わせて、掛環のC形リン
グで下が小さく上が大きい管状の物を引っかけて吊せる
ようにして、吸盤で自由に取り付け取り外しができて、
簡単に何度も取り付ける場所を変えることができるフッ
クを提供する。 【解決手段】 本考案を吸盤と掛環で構成し、吸盤は盤
面とアダプターで構成され、アダプター中心部分にある
ネジ穴にメスネジを設けて、そこにリング側面のネジを
入れて吸盤と掛環を結合する。掛環のリングをC形にし
て、その側面に結合台座を突き出すように形成する。結
合台座の中心部分にネジを設け、それを吸盤アダプター
のネジ穴へ入れて、吸盤と掛環を結合する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は掛環の技術に関し、特に吸盤と掛環が着脱でき、取り付ける場所を簡 単に変えられ、便利で機能が優れた掛環の技術に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、物を壁や板面或いはその他の平面に引っかけて吊したいときは、その場 所に釘を打ちつけて、引っかけたい物を釘に掛ける。または粘着テープをプラス チックのフックと設置したい平面に貼ってフックを固定する。釘を打ちつける方 式は労力が必要なだけでなく、フックの位置を変えたい時やフックが必要無い時 、打ちつけた釘は視覚上目障りになる。また釘を抜いた後も穴が開くため、同様 に壁面全体の美観が損なわれる。テープ方式は時々粘着力が足りないため脱落し たり、反対に粘着力が強すぎて壁面から取り外せなくなる。その強い粘着性によ り、無理に取り外すと壁に接着剤が残り、完全にきれいに取り去ることができな く、汚く見える。また粘着テープを使用する方式は何度も使用できなく、１回使 用すると、再び使用することができなかった。そのため、従来の方式はその効果 の面でもコストの面でも理想的ではなかった。

【０００２】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の主な目的は、本考案を吸盤と掛環を組み合わせて作り、掛環のC形リ ングで下が小さく上が大きい管状の物を引っかけて吊せるようにする。 本考案のもう一つの目的は吸盤で自由に取り付け取り外しができて、簡単に何 度も取り付ける場所を変えることができるフックを提供する。

【０００４】

【考案を解決するための手段】

本考案を吸盤と掛環で構成し、吸盤は盤面とアダプターで構成され、アダプタ ー中心部分にあるネジ穴にメスネジを設けて、リング側面のネジをそこに入れて 吸盤と掛環を結合するのに提供する。掛環のリングをC形にして、その側面に結 合台座を突き出して形成する。結合台座の中心部分にネジを設け、それを吸盤ア ダプターのネジ穴へ入れて、吸盤と掛環を結合する。

【０００５】

【考案の実施の形態】

図１に示すように、吸盤１と掛環２を組み合わせて本考案を構成する。吸盤１ は盤面１２とアダプター１３の２つの部分で構成され、材質は透明の軟質プラス チックである。その盤面１２は一般の吸盤構造で、アダプター１３は付け根１３ １で盤面１２と接し、傘面１３２中心の凹部分内側にメスネジ穴１３３を設けて 掛環２と結合するのに使用する。また掛環２全体はプラスチックで一体成型され たもので、それはC形リング２３とその側面の結合台座２４で構成される。その 結合台座２４は円形の首部２４１でC形リング２３と連接する。また結合台座２ ４の側面に円形アダプター２５を設け、その円形アダプター２５中心部分にネジ ２６を設ける。ネジ２６は柔軟性と弾性力を有する材質で、それを吸盤１のアダ プター１３のネジ穴１３３に入れて、吸盤１と掛環２を結合する目的を達する。

【０００３】 本考案の使用例は変化と適応性を備えたもので、掛環２は回転することができ 、水平或いは垂直の方向に設置することができる。図３に示すように水平方向へ 設置するときは、上が大きくて下が小さい管体をC形リング２３内にいれ、引っ かけて空中へ吊す。また図４に示すように、外径がC形リングの内径より大きい 管体や物をC形リングの開口に押し込んで留め、C形リングの弾性力と応力で固定 する。図６、７に示すように各種装飾品や花瓶、歯ブラシ、剃刀等の実用品、或 いは図５に示すように香水瓶等の入れ物を入れて設置する。その他、掛環２を垂 直に設置したとき、その上に物品を掛けることができる。ハンガーなどフック部 分がある物をC形リング２３内に引っかけたり（図８参照）、掛環２のリングに 衣服やタオルなどの布製品を直接リングに引っかけることもできる（図９参照） 。

【０００４】

【考案の効果】

リングに物を引っかけて吊すことができると同時に、何度も吸盤で自由に取り 付け、取り外しができて、掛環の位置を自由に変えることができる。また取り付 けた場所を損傷せず、長期にわたり反復して使用することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の分解斜視図である。

【図２】本考案の斜視図である。

【図３】本考案の実施例１を示す斜視図である。

【図４】本考案の実施例２を示す斜視図である。

【図５】本考案の実施例３を示す斜視図である。

【図６】本考案の実施例４を示す斜視図である。

【図７】本考案の実施例５を示す斜視図である。

【図８】本考案の実施例６を示す斜視図である。

【図９】本考案の実施例７を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ 吸盤 ２ 掛環 １２ 盤面 １３ アダプター １３１ 付け根 １３２ 傘面 １３３ ネジ穴 ２３ C形リング ２４ 結合台座 ２４１ 首部 ２５ 円形アダプター ２６ ネジ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】吸盤と掛環を組み合わせて全体を構成した
   吸盤掛環において、 該吸盤は盤面とアダプターの２つの部分で構成され、そ
   の該盤面は一般の吸盤構造で、該アダプターは付け根で
   該盤面と接し、該掛環と結合するのに使用するために、
   傘面中心の凹部内側にメスネジのネジ穴を設け、また該
   掛環はC形リングを主な部分とし、その側面に結合台座
   を設けて、該結合台座は円形の首部で該Ｃ形リングと連
   接し、また該結合台座の側面に円形アダプターを設け、
   その該円形アダプター中心部分にネジを設け、該ネジは
   柔軟性と弾性力を有する材質で、該ネジを該吸盤の該ア
   ダプターの該ネジ穴に入れて、吸盤と掛環を結合するの
   を特徴とする吸盤掛環。