JP3059720B1 - 椅 子 - Google Patents

椅 子

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JP3059720B1
JP3059720B1 JP11127825A JP12782599A JP3059720B1 JP 3059720 B1 JP3059720 B1 JP 3059720B1 JP 11127825 A JP11127825 A JP 11127825A JP 12782599 A JP12782599 A JP 12782599A JP 3059720 B1 JP3059720 B1 JP 3059720B1
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Abstract

【要約】 【課題】 日除けを脱着自在に連結すると共に、日除け
のシートと背もたれの角度を自由に変更して、理想の状
態で日差しを遮って屋外で快適に使用する。 【解決手段】 椅子は、座台フレーム1と、座台フレー
ム1に傾動自在に連結された背フレーム2と、座台フレ
ーム1と背フレーム2に張設されたシート7と、背フレ
ーム2に脱着自在に連結された日除け20とを備える。
日除け20は、連結ロッド23と日除けフレーム21と
日除けシート22とを備える。連結ロッド23は、一端
が脱着連結具25を介して連結位置を変更できる構造で
背フレーム2に脱着自在に連結されると共に、他端に日
除けフレーム21を傾動自在に連結して、日除けフレー
ム21を折り畳みできる構造としている。日除け20
は、日除けフレーム21に連結された日除けシート22
を張設した状態で、日除けシート22と背フレーム2と
の相対的な角度を変更できるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、背もたれを傾斜で
きる椅子の改良に関し、とくに、日差しを遮断する日除
けを取り付けて、屋外で使用できる椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】背もたれが傾斜する椅子は、すでに開発
されている。この種の椅子は、背もたれを立てた姿勢で
は、椅子として座面に座って使用できると共に、背もた
れを傾斜させた姿勢では、背もたれにもたれかかって、
楽な体勢で使用できる特長がある。さらに、背もたれを
水平近くまで傾斜できる椅子は、座面と背もたれをほぼ
同一平面状として、ベッドに併用して使用できる特長が
ある。このように、背もたれが傾斜する椅子は、背もた
れの用途に応じて傾斜位置を選択して、極めて便利に使
用できる特長がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この椅
子を晴れた日に屋外で使用すると、直射日光がまぶしく
て快適に過ごすことができない。とくに、背もたれを傾
斜させる姿勢で使用すると、視線が水平方向よりも高く
なるので、直射日光が目に入りやすく、快適に過ごしに
くくなってしまう。日差しを遮るために、椅子の近傍に
パラソルを立てることもできるが、大きなパラソルは、
設置するのに手間がかかると共に、高価であり、また持
ち運びにも不便である。したがって、椅子に日除けを取
り付けできるならば、屋外であっても直射日光を遮っ
て、極めて便利に、しかも快適に使用できる。
【0004】パラソルを取り付けできる折畳みベッド
が、登録実用新案公報第3039165号に記載され
る。この公報に記載される折畳みベッドは、図22に示
すように、座席部41と、背当て部42と、足のせ部4
3とを備える。このベッドは、座席部41と足のせ部4
3にわたって一体の主パイプフレーム44を設けると共
に、主パイプフレーム44にシート布46と足のせ布4
7を張設して座席部41と足のせ部43を構成してい
る。さらに、主パイプフレーム44の後端部に回転可能
に背当てフレー45ムを連結すると共に、背当てフレー
ム45にシート布46を張設して背当て部42を構成し
ている。このベッドは、背当て部42が座席部41及び
足のせ部43の上側に折り畳めるように構成されてい
る。さらに、このベッドは、背当てフレーム45の上端
部にパラソル48を支持する支持枠49を設けている。
この支持枠49に、パラソル48を立てると、太陽の日
差しを遮ることができる構造となっている。
【0005】この構造の折畳みベッドは、屋外であって
もパラソル48で直射日光を遮って、快適に使用できる
特長がある。しかしながら、この折畳みベッドは、理想
の状態で日差しを遮ることができない。それは、パラソ
ル48のシート部48Aと、背当て部42との角度を自
由に変更できないからである。たとえば、背もたれの位
置を種々に変更できる椅子にこの構造のパラソルを取り
付けると、背もたれの角度によって、パラソルと地面と
の角度が変化してしまい、理想の状態で日差しを遮断で
きなくなる。また、太陽の高度や位置は、季節によっ
て、また、時間によっても変化するので、日差しを理想
的に遮断するには、パラソルのなす角を自由に変更でき
ることが極めて大切である。さらに、この構造のベッド
は、一般に使用されるパラソルを背当てフレームの上端
部に連結しているので、風が強い日に使用すると、パラ
ソルが反り返って便利に使用できなくなってしまう欠点
もある。
【0006】本発明は、このような欠点を解決すること
を目的に開発されたものである。本発明の重要な目的
は、背もたれを傾斜させて楽な姿勢で使用できると共
に、日差しを遮る日除けを脱着自在に連結して、室内だ
けでなく屋外でも快適に使用できる椅子を提供すること
にある。
【0007】さらに、本発明の他の大切な目的は、日除
けのシートと背もたれがなす角度を自由に変更して、理
想の状態で日差しを遮って屋外で快適に使用できる椅子
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の椅子は、背フレ
ーム2と座台フレーム1とシート材7とを備える。椅子
は、背フレーム2を傾動自在に座台フレーム1に連結す
ると共に、シート7を背フレーム2と座台フレーム1に
張設している。椅子は、背フレーム2を傾動させて、背
もたれ位置を変更できる構造としている。
【0009】さらに、本発明の請求項1の椅子は、背フ
レーム2に、脱着自在に日除け20を設けており、この
日除け20が以下の全ての構成を有する。 (a) 日除け20は、2本の連結ロッド23と日除け
フレーム21と日除けシート22とを備える。 (b) 2本の連結ロッド23は、互いに平行の姿勢
で、背フレーム2に連結されている。 (c) 2本の連結ロッド23は、一端が脱着連結具2
5を介して背フレーム2に脱着自在に連結されると共
に、他端に日除けフレーム21を傾動自在に連結してい
る。 (d) 脱着連結具25は、連結位置を変更できる構造
で背フレーム2に連結されている。(e) 脱着連結具25は、背フレーム2の縦ロッドを
左右で弾性的に挟着する弾性アーム25Aを備える。 (f) 弾性アーム25Aは内面を背フレーム2の縦ロ
ッドの表面に沿う形状に湾曲させており、左右の弾性ア
ーム25Aは、先端の開口部を互いに接近させて、連結
した縦ロッドが外れない構造としている。 (g) 弾性アーム25Aは、背フレーム2に脱着する
ときに弾性変形して、先端の開口幅を広くし、背フレー
ム2に連結された状態では、先端の開口幅が狭くなっ
て、背フレーム2から外れない構造としている。 (h) 日除けフレーム21には、日除けシート22を
連結している。(i) 日除け20は、日除けシート22を張設した状
態で、日除けシート22と背フレーム2との相対的な角
度を変更できるように構成されている。(j) 日除けフレーム21を広げると、日除けシート
22が拡開されて日差しを遮断すると共に、日除けフレ
ーム21を折り畳むと日除けシート22が閉じて収納さ
れるように構成されている。
【0010】さらに、本発明の請求項2の椅子は、背フ
レーム2と座台フレーム1を、一方の幅を他方の幅より
も狭くして、一方を他方の内側に位置して、互いにX字
状に交差して配設している。シート材7は、上端部を背
フレーム2の上部に連結して、下端部を座台フレーム1
の前部に配設してなる水平横ロッド5に連結している。
背フレーム2と座台フレーム1は、下部を下リンクロッ
ド8で互いに連結している。座台フレーム1の上部と背
フレーム2の中間部は、上リンクロッド9で連結してい
る。下リンクロッド8と上リンクロッド9は、ピン10
を介して垂直面内で回動自在に、背フレーム2と座台フ
レーム1とに連結している。下リンクロッド8と上リン
クロッド9とを介して、X字状に連結された背フレーム
2と座台フレーム1は、背フレーム2の上端を降下する
方向に傾動させると、座台フレーム1の上端が上昇する
ように傾動し、背フレーム2の上端が上昇すると座台フ
レーム1の上端が降下するように傾動してスイングす
る。
【0011】さらに、本発明の請求項3の椅子は、座台
フレーム1の前部に足載ロッド3を連結している。足載
ロッド3は、前方に延長して、垂直面内で回動できるよ
うに連結されている。足載ロッド3は、足載シート4を
張設している。さらに、足載ロッド3は、前部に折畳脚
13を連結している。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための椅子を例示するものであ
って、本発明の椅子は、構成部品の構造、材質、配置等
を下記のものに特定するものでない。本発明の椅子は、
特許請求の範囲の要旨を変更しない範囲で、変更を加え
ることができる。
【0013】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」および「課題を解決する
ための手段の欄」に示される部材に付記している。た
だ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。
【0014】本発明の椅子は、背もたれを傾斜できる椅
子に日除けを脱着自在に連結することを特徴とするもの
である。したがって、背もたれを傾斜させる機構や構造
を特定するものではない。本発明の椅子は、背もたれを
傾斜させる機構や構造を、すでに開発され、あるいは、
これから開発される全ての機構や構造とすることができ
る。
【0015】さらに、本発明の椅子は、傾動する背もた
れの傾動範囲や傾斜位置を特定しない。本発明の椅子
は、その使用状態において、背もたれを垂直の姿勢から
水平の姿勢の範囲内の任意の範囲で傾動できると共に、
傾動範囲内の任意の位置で背もたれを停止できる構造と
することができる。さらに、本発明の椅子は、背もたれ
を特定の位置で停止させることなく、スイングできる構
造とすることもできる。
【0016】背もたれをスイングできる構造の椅子の実
施例を図1に示す。この図に示す椅子は、背フレーム2
と、座台フレーム1と、シート材7と、日除け20を備
える。
【0017】背フレーム2と座台フレーム1とは、金属
パイプを方形状に連結して製作している。背フレーム2
は、座台フレーム1よりも幅が狭い方形状で、座台フレ
ーム1の内側に配設されている。背フレーム2と座台フ
レーム1とは側面形状がX字状となるように、互いに交
差して、背フレーム2を座台フレーム1の内側に配設し
ている。
【0018】図に示す座台フレーム1は、前端部を下方
に折曲して、折曲された座台フレーム1の先端を水平横
ロッド5としている。座台フレーム1は、この水平横ロ
ッド5に、シート材7を連結している。この構造の椅子
は、折曲された座台フレーム1の水平横ロッド5にシー
ト材7を連結することによって、座面の位置を下方に配
設できると共に、背フレーム2と座台フレーム1の交差
位置を椅子の中心方向に移行させて、安定してスイング
できる特長がある。
【0019】ただ、座台フレームは、必ずしも前端部を
下方に折曲して水平横ロッドを設ける必要はない。座台
フレームは、図2に示すように、折曲することなく長方
形として、前端の水平横ロッド5にシート材7を連結す
ることもできる。
【0020】背フレーム2と座台フレーム1の下端部分
は、下リンクロッド8を介して連結され、座台フレーム
1の上部と背フレーム2の中間部分とは、上リンクロッ
ド9を介して互いに連結されている。下リンクロッド8
と、上リンクロッド9とは、ピン10を介して、背フレ
ーム2と座台フレーム1とに垂直面内で回動できるよう
に連結されている。ピン10は、下リンクロッド8と上
リンクロッド9と背フレーム2と座台フレーム1とを水
平方向に貫通して、下リンクロッド8と上リンクロッド
9とが垂直面内で回動できるように、背フレーム2と座
台フレーム1とに連結されている。ピン10の両端は、
抜けないように鍔状(図示せず)となっている。
【0021】上リンクロッド9は、肘掛に併用でき、か
つ、背フレーム2と座台フレーム1とを連結できるよう
に、上方にアーチ状に湾曲した硬質ロッドである。この
上リンクロッド9は、背フレーム2と座台フレーム1と
同じように、金属製のパイプを所定の曲率半径で折曲加
工してアーチ状としている。上リンクロッド9は、ピン
10を介して、一端を背フレーム2の外側に、他端を座
台フレーム1の内側に連結している。
【0022】さらに、図1に示す椅子は、背フレーム2
の下部に、ストッパ18を設けている。ストッパ18
は、背フレーム2の両側から外側に突出して設けられて
いる。ストッパ18は、椅子をスイングするとき、座台
フレーム1の水平横ロッド5が所定の位置まで降下する
と、座台フレーム1の縦ロッドに当接して、座台フレー
ム1が必要以上に降下するのを防止する。図に示す背フ
レーム2は、1本の横ロッド19を配設して、ストッパ
18としている。横ロッド19は、背フレーム2の2本
の縦ロッドを連結すると共に、縦ロッドの両側から外側
に突出してストッパ18を構成している。この構造のス
トッパ18は、左右の位置を等しくして、降下する座台
フレーム1を確実に支持できる特長がある。ストッパ1
8である横ロッド19は、たとえば、溶着やネジ止によ
って背フレーム2の縦ロッドに連結される。ただ、スト
ッパ18は、連結位置を上下に変更できる構造として背
フレーム2に連結することもできる。
【0023】シート材7は、上に座って十分な強度を有
する可撓性の布地が使用される。シート材7の全長は、
上下端を背フレーム2と水平横ロッド5とに連結して、
上に座ることができる長さに裁断されている。また、シ
ート材7は、上端を背フレーム2の上端に、下端を水平
横ロッド5に連結している。シート材7は、上下端をU
曲して折り返し、折り返し部分を所定の幅に縫製し、縫
製部分に背フレーム2と水平横ロッド5を挿通して連結
することができる。また、シート材は、これに紐状体や
硬質リングを貫通し、紐状体や硬質リングに背フレーム
や水平横ロッドのパイプを挿通して連結することもでき
る。
【0024】さらに、図1に示す椅子は、シート材7の
上端に、折り返し部材16を連結している。折り返し部
材16は、図3に示すように、背フレーム2の上端に配
設されている。背もたれを傾斜させて、もたれる姿勢で
使用するときには、折り返し部16を図の実線で示すよ
うに折り返して、枕のようにして使用する。背もたれを
垂直に近い姿勢に立てて、椅子として使用するときに
は、図の鎖線で示すように広げて、邪魔にならないよう
にできる。折り返し部16は、枕として使用するとき
に、後頭部を載せて快適にできるように、折り返された
状態で前面に位置する部分にクッション材を内蔵させて
枕部17としている。この構造の椅子は、硬い背フレー
ムに、頭を直接に当接させることなく、シート材7にも
たれ掛かることができる。
【0025】さらに、図1に示す椅子は、背フレーム2
の上部に、脱着自在に日除け20を連結している。日除
け20は、2本の連結ロッド23と日除けフレーム21
と日除けシート22を備える。
【0026】連結ロッド23は、平行に配設された2本
のパイプで、金属やプラスチックで成形されている。2
本の連結ロッド23は、下端を、脱着連結具25を介し
て背フレーム2の縦ロッドに脱着自在に連結している。
脱着連結具25は、連結位置を変更できる構造で背フレ
ーム2に連結されている。さらに、連結ロッド23は、
上端に日除けフレーム21を傾動自在に連結している。
【0027】脱着連結具25は、図4に示すように、背
フレーム2の縦ロッドを左右で弾性的に挟着する弾性ア
ーム25Aを下方に突出させており、上端には連結ロッ
ド23を挿通して連結する連結筒25Bを一体成形して
設けている。連結ロッド23は、連結筒25Bに挿入さ
れ、連結筒25Bと連結ロッド23を貫通する止ネジや
ピンを介して、あるいは、接着して連結筒25Bに固定
される。
【0028】弾性アーム25Aは内面を背フレーム2の
縦ロッドの表面に沿う形状に湾曲させている。左右の弾
性アーム25Aは先端の開口部を互いに接近させて、連
結した縦ロッドが外れないようにしている。弾性アーム
25Aは、背フレーム2に脱着するときに弾性変形し
て、先端の開口幅を広くする。背フレーム2に連結した
状態では、先端の開口幅が狭くなって、背フレーム2か
ら外れない状態とする。この構造の脱着連結具25は、
背フレーム2に簡単に脱着して連結できる。さらに、こ
の構造の脱着連結具25は、背フレーム2との連結位置
を自在に変更できる特長もある。
【0029】脱着連結具25は、図5に示すように、下
方を開口した溝形状とすることもできる。この脱着連結
具25は、この溝25Cを背フレーム2に嵌合させた状
態で、連結ネジ26を介して背フレーム2に固定する。
背フレーム2の縦ロッドは、脱着連結具25を連結する
位置に連結穴あるいは連結凹部を設けて、脱着連結具2
5を所定の位置にネジ止して連結できる。背フレーム2
は、縦ロッドに沿って、複数個の連結穴や連結凹部を所
定の間隔で設けており、脱着連結具25を連結する位置
を変更できるようにしている。この連結構造は、連結ロ
ッド23を強固に背フレーム2に連結できる特長があ
る。
【0030】日除けフレーム21は、コ字状に折曲加工
した複数本のロッドで構成されている。複数本の日除け
フレーム21は、両先端を連結ロッド23に回動できる
ように連結している。日除けフレーム21は、連結ロッ
ド23の先端から突出する状態で連結されている。さら
に、日除けフレーム21は、中間部を日除けシート22
に連結している。図6に示す日除け20は、日除けフレ
ームを3本のロッドで構成し、図の矢印で示すように、
日除けフレーム21を扇のように開閉して日除けシート
22を張設し、また折り畳みできる構造としている。
【0031】日除けシート22は、直射日光を遮断でき
る布地やプラスチックシートが使用される。日除けシー
ト22は、方形状に裁断されており、両端部と中央部を
日除けフレーム21に連結している。
【0032】さらに、図6に示す日除けは、3本の日除
けフレーム21のうち、中央に位置する日除けフレーム
21の長さを両側の日除けフレーム21よりも短くし
て、日除けシート22を平面状に広げることができるよ
うにしている。ただ、日除けフレームは、2本、あるい
は、4本以上として日除けシートを張設することもでき
る。たとえば、図7に示す日除け20は、5本の日除け
フレーム21で、日除けシート22を折曲された曲面状
に張設している。
【0033】さらに、日除け20は、日除けフレーム2
1の両先端を、ピンやネジ等の挟着具24を介して連結
ロッド23に圧着して、日除けフレーム21の傾動位置
を変更し、かつ固定できるようにしている。日除けフレ
ーム21は、好ましくは、手で簡単に回動できるが、風
や自重では回動しないような圧力で連結ロッド23に圧
着される。この連結構造は、極めて簡単に日除けフレー
ム21を連結ロッド23に連結して、しかも、日除けフ
レーム21の傾動位置を自由に変更できる特長がある。
【0034】ただ、日除けフレーム21は、図8に示す
ように、ストッパ27を介して連結ロッド23に連結す
ることもできる。この連結構造は、日除けフレーム21
の先端に設けた円板28と、この円板28の周縁に設け
た位置決凹部28Aに挿入されるストッパ凸部29とで
ストッパ27を構成している。日除けフレーム21は、
円板28の中心を貫通するピン30を介して、回動でき
るように連結ロッド23に連結している。円板28の周
縁には、所定の間隔で位置決凹部28Aを設けている。
ストッパ凸部29は、弾性体31を介して、円板28の
方向に弾性的に押圧されている。ストッパ凸部29の先
端が位置決凹部28Aに挿入されると、円板28がロッ
クされて、日除けフレーム21の傾動位置が決定され
る。このストッパ27は、日除けフレーム21を傾動さ
せると、ストッパ凸部29が弾性的に位置決凹部28A
を出入りするので、傾動位置を簡単に変更できる特長が
ある。
【0035】以上のように、日除けフレーム21の傾動
位置を変更できる日除け20は、図9と図10に示すよ
うに、背もたれの傾斜角αに応じて、日除けフレーム2
1と連結ロッド23のなす角βを自在に変更して、日除
けシート22と背もたれの相対的な角度を変更できる。
この構造の日除け20は、背もたれの傾斜位置に関係な
く、張設された日除けシート22と水平面とのなす角θ
を一定にして、理想の状態で太陽の日差しを遮ることが
できる特長がある。さらに、太陽の高度が変化しても、
図11に示すように、日除けフレーム21の傾動位置を
変更して、極めて簡単に日除けシート22と水平面との
なす角θを理想の角度に変更できる特長もある。さら
に、日除けフレーム21の傾動位置を変更できる日除け
20は、風向きに応じて、張設された日除けシート22
と地面とのなす角θを自在に変更して、日除け20を無
理なく理想の状態で配設できる特長もある。
【0036】さらに、図9と図10に示す日除け20
は、連結ロッド23を背フレーム2に連結する位置も変
更している。このように、本発明の椅子は、太陽の高度
と背もたれの傾斜角αに応じて、連結ロッド23と日除
けフレーム21のなす角β、および、連結ロッド23を
背フレーム2に連結する位置を自由に変更して、理想の
状態で直射日光を遮って快適に使用できる。
【0037】さらに、日除け20は、図7に示すよう
に、連結ロッド23を折曲できる構造として、日除けシ
ート22と背フレーム2との相対的な角度を変更するこ
ともできる。この日除け20は、1本の連結ロッド23
を2本のロッドで構成し、2本のロッドを矢印Aで示す
ように、回動できるように連結して折曲部23Aとして
いる。連結ロッド23は、2本のロッドの連結部を、ピ
ンやネジで圧着して、あるいは、ストッパ等の機構で連
結して傾動自在に連結できる。このように、連結ロッド
23を中間で折曲できる日除け20も、太陽の高度と背
もたれの傾斜角に応じて、日除けシート22と水平面と
のなす角を理想の角度に変更できる特長がある。
【0038】さらに、日除け20は、図12に示す構造
とすることもできる。この図に示す日除け20は、2本
の日除けフレーム21を、連結ロッド23の先端に回動
自在に連結し、連結ロッド23の先端を中心として日除
けシート22を張設できる構造としている。この日除け
20は、2本の連結ロッド23の先端を中心ロッド32
で連結して、2本の日除けフレーム21と中心ロッド3
2とで日除けシート22を張設している。ただ、日除け
フレームを方形状として日除けシートを張設することも
できる。
【0039】さらに、この日除け20は、ストッパロッ
ド33を介して日除けフレーム21の傾動位置を変更で
きる構造としている。図に示すストッパロッド33は、
コ字状に折曲したロッドで、両先端を2本の連結ロッド
23の中間に回動自在に連結すると共に、中間部を日除
けフレーム21の下面に設けた位置決フック34に挿入
して、日除けフレーム21を所定の角度で係止してい
る。日除けフレーム21の下面には、複数の位置決フッ
ク34を所定の間隔で設けている。この日除け20は、
ストッパロッド33の係止位置を変更して、日除けフレ
ーム21の傾動位置を自由に変更できる。さらに、この
日除け20は、左右の日除けシート22を異なる角度で
別々に配設できる特長もある。さらにまた、この構造の
日除け20は、ストッパロッド33を位置決フック34
から外すと、図の矢印で示すように、連結ロッド23に
沿って日除けフレーム21を収納してコンパクトに折り
畳みできる。
【0040】さらに、日除けは、図13に示すように、
日除けシート22を一方向に開閉できる構造とすること
もできる。この図に示す日除け20は、2本の連結ロッ
ド23の先端に、方形状の日除けフレーム21を回動自
在に連結している。日除けフレーム21には、日除けシ
ート22を張設している。この日除け20も、2本の連
結ロッド23の中間にストッパロッド33を設けて、日
除けフレーム21の傾動位置を変更できる構造としてい
る。この構造の日除け20は、図の鎖線で示すように、
2つの日除けフレーム21を折曲自在に連結して、日除
けシート22の全長を長くすることもできる。
【0041】以上の構造の日除け20は、椅子を屋外で
使用するときに、脱着連結具25を介して、背フレーム
2に取り付けて、直射日光を遮断して極めて便利に使用
できる。さらに、日除け20は、椅子から取り外して、
日除けフレーム21をコンパクトに折り畳んで収納でき
る。このように、折り畳みできる日除け20は、極めて
便利に持ち運びでき、また、狭いスペースに保管できる
特長がある。。
【0042】さらに、図1と図2に示す椅子は、水平横
ロッド5に足載ロッド3を脱着自在に連結している。足
載ロッド5は、水平横ロッド5のシート材7を連結して
いる部分の両側に連結している。
【0043】足載ロッド3は、金属パイプをコ字状に折
曲して、その両端を水平横ロッド5に連結している。さ
らに、足載ロッド3は、水平横ロッド5に連結する部分
に連結ロッド12を固定して補強している。足載ロッド
3は、水平横ロッド5の両端部に、前方に延長して、垂
直面内で回動できるように連結される。図の足載ロッド
3は、先端にプラスチック製の脱着連結具11を固定し
ている。
【0044】脱着連結具11は、図14に示すように、
水平横ロッド5を上下で弾性的に挟着する弾性アーム1
1Aを前方に突出させており、後端には足載ロッド3を
挿通して連結する連結筒11Bを一体成形して設けてい
る。足載ロッド3は、連結筒11Bに挿入されて固定さ
れている。弾性アーム11Aは内面を水平横ロッド5の
表面に沿う形状に湾曲させており、上下の弾性アーム1
1Aで、連結した水平横ロッド5が外れないように挟着
している。この構造の脱着連結具は、足載ロッド3を水
平横ロッド5に簡単に脱着して、しかも、連結する状態
で弾性アーム11Aの内面が水平横ロッド5の表面を摺
動して、回動できるように、足載ロッド3を水平横ロッ
ド5に連結している。
【0045】脱着連結具11は、図15に示すように、
下方を開口したフック形状とすることもできる。この脱
着連結具11は、フック11Cを水平横ロッド5に引っ
かけて、回動できるように連結する。足載ロッド3には
足を載せて荷重がかかるので、この状態としても、使用
するときに外れることはない。
【0046】足載ロッド3は、前部に折畳脚13を連結
している。折畳脚13は、金属パイプをコ字状に折曲
し、両端をほぼ直角に折曲して折曲部13Aを設けてお
り、この両端の折曲部13Aを、両側の足載ロッド3の
下に連結している。折畳脚13は、椅子をスイングさせ
ない状態で、足載ロッド3をほぼ水平とする高さであ
る。
【0047】折畳脚13は、折畳連結具14を介して、
足載ロッド3に連結される。折畳連結具14は金属板を
U溝状に折曲加工したものである。この折畳連結具14
は、U溝の底部に足載ロッド3を入れて、止ネジやピン
を貫通させて固定している。足載ロッド3の両側から下
方に突出する突出部には、回転軸15を介して折畳脚1
3を連結している。回転軸15は、突出部と、折畳脚1
3の折曲部13Aの金属パイプを貫通して、折畳脚13
を足載ロッド3に連結する。折畳脚13を折り畳むと
き、折畳脚13が回転軸15に対して回転する。ただ、
回転軸を折畳脚に固定して、回転軸を折畳連結具の突出
部に対して回転させることもできる。
【0048】足載シート4は、足載ロッド3に張設され
たシートで、足を載せて十分な強度のある可撓性の布地
が使用される。足載シート4は、好ましくは、シート材
7と同じ布地を使用する。足載シート4は、足載ロッド
3と連結ロッド12に張設された状態で、上に足を載せ
ることができる寸法に裁断されている。図1と図2に示
す椅子は、足載シート4の両側を足載ロッド3に連結し
て張設している。足載シート4は、両端をU曲して折り
返し、折り返し部分を所定の幅に縫製し、縫製部分に足
載ロッド3と連結ロッド12を挿通して連結している。
両側が足載ロッド3に連結される足載シート4は、上に
足を載せた状態で、足載ロッド3の縦パイプが直接に足
に触れることがないので、快適に座れる特長がある。た
だ、足載シートは、図示しないが、足載ロッドの前端や
連結ロッドに連結することもできる。
【0049】さらに、本発明の椅子は、図16に示すよ
うに、座台フレーム1の前部に、2本の水平横ロッド5
を、互いに平行に上下に配設して設けることもできる。
上側の水平横ロッド5は、方形状の座台フレーム1で構
成され、下側の水平横ロッド5は、座台フレーム1の縦
ロッドの下に、上側の水平横ロッド5と平行に1本の金
属パイプを固定したものである。下側の水平横ロッド5
は、止ネジで座台フレーム1の縦ロッドの下面に固定さ
れる。下側の水平横ロッド5と縦ロッドとの間には、ス
ペーサー6を挟着している。スペーサー6は、水平横ロ
ッド5と縦ロッドとの間に隙間を設ける。
【0050】上側の水平横ロッド5は、シート材7を連
結し、下側の水平横ロッド5には足載ロッド3を連結す
る。この構造の椅子は、足載ロッド3の連結部を、シー
ト材7の下方に配設できる。このため、スイングして、
足載ロッド3の連結部が回動するとき、この部分に足等
を挟むことがない。また、足載シート4をシート材7の
下方に配設すると共に、足載シート4とシート材7との
隙間を狭く、あるいはなくして、足を足載シート4に楽
に載せてスイングできる。
【0051】以上の構造の椅子は、図17に示すよう
に、下リンクロッド8と上リンクロッド9とが、背フレ
ーム2と座台フレーム1との連結部分で回動してスイン
グされる。
【0052】さらに、以上の構造の椅子は、日除け20
を取り外して、図18に示すように、ほぼ水平に折り畳
んで持ち運びできる。ただ、足載ロッド3は、水平横ロ
ッド5から取り外して折り畳むこともできる。
【0053】さらに、本発明の椅子は、図19に示すよ
うに、背フレーム2を後方に傾斜させて、ベッドのよう
にして使用することもできる。椅子の背フレーム2を傾
斜させて使用するときには、図10に示すように、日除
け20の連結ロッド23を背フレーム2に連結する位置
や、連結ロッド23と日除けフレーム21との角度を最
適な位置に調節して、太陽光を理想の状態で遮断する。
この椅子は、シート材7の上に横になってベッドのよう
に使用できると共に、直射日光を遮断して、この姿勢で
快適にスイングできる特長がある。
【0054】さらに、本発明の椅子は、図20に示すよ
うに、上リンクロッド9を伸縮できる構造として、椅子
とベッドの両方に理想の状態で使用することもできる。
この図に示す椅子は、上リンクロッド9を伸長して、鎖
線の位置から実線で示す位置まで、背フレーム2を後方
に傾斜している。この上リンクロッド9は、直線状とし
て、外パイプ9Aの中に内パイプ9Bを挿入した二重筒
構造としている。さらに、外パイプ9Aを貫通して調節
ネジ35を設けており、内パイプ9Bを固定して上リン
クロッド9の長さを調節できる構造としている。シート
材7は、背フレーム2を後方に傾斜させた状態で、平面
に近い状態となるように張設されている。この構造の椅
子は、足載ロッド3を水平の姿勢として、理想の状態で
椅子とベッドの両方に併用して、しかも快適にスイング
できる特長がある。
【0055】図20に示す椅子は、上リンクロッド9を
伸縮自在な構造としている。ただ、本発明の椅子は、上
リンクロッドの連結位置を変更して、あるいは、下リン
クロッドを伸縮自在な構造として、あるいは、伸縮自在
な上リンクロッドとこれ等の機構を組み合わせた構造と
して、背フレームを後方に傾斜させてチェアーとベッド
の両方に理想の状態で使用することもできる。
【0056】さらに、背もたれを傾斜させた状態で、ス
イングさせることなく停止させる椅子の実施例を図21
に示す。この図に示す椅子は、方形状の背フレーム2と
座台フレーム1とにシート材7を張設して、背もたれと
座面としている。この椅子は、背フレーム2の下端と座
台フレーム1の後端とを、回動できるように連結して、
背もたれを傾斜できる構造としている。背フレーム2と
座台フレーム1は、スイングすることなく特定の位置で
固定できるように、ストッパ等を介して連結されてい
る。この構造の椅子は、ストッパのロックを解除する
と、背フレーム2を傾動させて、背フレーム2の停止位
置を変更できる構造となっている。
【0057】さらに、この椅子は、背フレーム2に日除
け20を脱着自在に連結している。日除け20は、連結
ロッド23の脱着連結具25を介して、背フレーム2の
縦ロッドに連結されている。
【0058】さらに、椅子は、下方に脚を連結して、座
台フレーム1を水平の姿勢で、所定の高さに支持してい
る。図に示す椅子は、座台フレームの下方に、折畳脚3
6を連結している。折畳脚36は、座台フレーム1の前
部と後部に配設されている。折畳脚36は、金属パイプ
をコ字状に折曲し、両端をほぼ直角に折曲して折曲部3
6Aを設けており、この両端の折曲部36Aを、座台フ
レーム1の両側の縦ロッドの下に連結している。2本の
折畳脚36は、座台フレーム1が水平の姿勢となるよう
に支持している。折畳脚36は、座面に楽に座ることが
できる高さである。
【0059】折畳脚36は、折畳連結具37を介して、
座台フレーム1に連結されている。折畳連結具37は、
金属板をU溝状に折曲加工したものである。この折畳連
結具37は、U溝の底部に座台フレーム1の縦ロッドを
入れて、止ネジやピンを貫通させて固定している。座台
フレーム1の縦ロッドの両側から下方に突出する突出部
には、回転軸38を介して折畳脚36を連結している。
回転軸38は、突出部と、折畳脚36の折曲部36Aの
金属パイプを貫通して、折畳脚36を座台フレームに連
結する。折畳脚36を折り畳むとき、折畳脚36が回転
軸38に対して回転する。
【0060】この構造の椅子は、日除け20を取り外し
て、背フレーム2と座台フレーム1を水平に折り畳みで
きると共に、折畳脚36も座台フレーム1に沿って折り
畳んで、極めて便利に持ち運びでき、しかも、コンパク
トに収納できる特長がある。ただ、本発明の椅子は、座
台フレームを水平の姿勢で支持する脚を折畳自在とする
ことなく、座台フレームに固定することもできる。
【0061】さらに、この椅子は、図示しないが、座台
フレームの前部に足載シートを張設した足載せロッドを
連結することもできる。この構造の椅子は、座台フレー
ムの前に足を載せて、いいかえると、足を伸ばした状態
で極めて快適に座ることができる特長がある。
【0062】
【発明の効果】本発明の椅子は、背もたれを傾斜させて
楽な姿勢で使用できると共に、日差しを遮る日除けを脱
着自在に連結して、室内だけでなく屋外でも快適に使用
できる特長がある。それは、本発明の椅子が、座台フレ
ームに傾動自在に連結された背フレームに、脱着自在に
日除けを設けているからである。この構造の椅子は、背
フレームを傾動させて、背もたれ位置を変更して種々の
姿勢で使用できることに加えて、脱着自在に連結される
日除けによって日差しを遮断できる。このため、本発明
の椅子は、室内だけでなく屋外でも快適に使用できる特
長が実現できる。とくに、本発明の椅子は、頭が位置す
る背フレームに日除けを連結するので、頭の位置に確実
に日除けを位置させて、視線に入る日差しを確実にカッ
トできる特長がある。
【0063】さらに、本発明の椅子は、日除けを背フレ
ームから取り外して、しかも折り畳んで便利に持ち運び
できる特長がある。それは、この日除けが、連結ロッド
と日除けフレームと日除けシートとを備え、連結ロッド
の一端を脱着連結具を介して背フレームに脱着自在に連
結すると共に、他端に日除けフレームを傾動自在に連結
しており、さらに、日除けフレームに日除けシートを連
結しているからである。この椅子は、日除けを背フレー
ムに取り付けて日除けフレームを広げると、日除けシー
トが開かれて日除けとして日差しを遮ることができる。
さらに、この椅子は、日除けを背フレームから取り外し
て日除けフレームを折り畳むと、日除けシートを閉じて
コンパクトに収納して便利に持ち運びできる。
【0064】さらに、本発明の椅子は、日除けの日除け
シートと背フレームのなす角を自由に変更して、理想の
状態で日差しを遮って快適に使用できる特長がある。そ
れは、この椅子の日除けが、日除けシートを張設した状
態で、日除けシートと背フレームとの相対的な角度を変
更できるように構成しているからである。この椅子は、
太陽の高度と背もたれの傾斜角度に応じて、日除けシー
トと背フレームのなす角を自由に変更し、さらに、日除
けの連結ロッドを背フレームに連結する位置を変更し
て、極めて理想の状態で日差しを遮って快適に使用でき
る。さらに、この椅子は、風向きに応じて日除けシート
の角を自在に変更して、日除けを無理なく理想の状態で
配設できる特長もある。
【0065】さらに、本発明の請求項2の椅子は、日除
けを連結して屋外で使用できることに加えて、背もたれ
を快適にスイングできる特長がある。それは、この椅子
が、フレームと座台フレームとを、互いにX字状に交差
して配設すると共に、背フレームの上部と、座台フレー
ムの前部に配設してなる水平横ロッドとにシート材を連
結しており、さらに、下リンクロッドと上リンクロッド
を介して、背フレームと座台フレームを垂直面内で回動
自在に連結しているからである。
【0066】さらに、本発明の請求項3の椅子は、座台
フレームの前部の水平横ロッドに、足載シートを張設し
た足載ロッドを連結しているので、座台フレームの前に
足を載せて、極めて快適に座ることができる特長があ
る。しかも、この椅子は、座台フレームを前方に長く伸
ばすことなく、座台フレームの前部に足載ロッドを連結
しているので、極めて簡単な構造で、足を載せる足載シ
ートを配設できると共に、足を伸ばした状態で座って
も、座台フレームと背フレームとの重量バランスを好ま
しい状態に保持してスイングできる特長がある。とく
に、足載ロッドは、水平横ロッドに回転できるように連
結しているので、図17に示すように、足載ロッドを座
台フレームの前部に連結した状態で、足載ロッドをスム
ーズに回動させて、椅子を快適にスイングできる特長が
ある。さらに、この椅子は、足載ロッドを水平横ロッド
に脱着できるように連結しているので、足載ロッドを装
着した状態と、足載ロッドを外した状態の使用方法を自
由に選択して、用途に応じて極めて便利に使用できる特
長もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の椅子の斜視図
【図2】本発明の他の実施例の椅子の斜視図
【図3】図1に示す椅子の折り返し部材を示す断面図
【図4】図1に示す椅子の日除けの脱着連結具を示す拡
大側面図
【図5】日除けの脱着連結具の他の一例を示す側面図
【図6】図1に示す椅子の日除けの側面図
【図7】日除けの他の一例を示す側面図
【図8】日除けフレームと連結ロッドの連結構造の一例
を示す断面図
【図9】図1に示す椅子の日除け使用例を示す概略側面
【図10】図1に示す椅子の日除けの他の使用例を示す
概略側面図
【図11】図1に示す椅子の日除けの他の使用例を示す
概略側面図
【図12】日除けの他の一例を示す側面図
【図13】日除けの他の一例を示す側面図
【図14】足載ロッドの脱着連結具の一例を示す側面図
【図15】足載ロッドの脱着連結具の他の一例を示す側
面図
【図16】本発明の他の実施例の椅子の斜視図
【図17】図16に示す椅子がスイングする状態を示す
側面図
【図18】図16に示す椅子を折り畳んだ状態を示す側
面図
【図19】図1に示す椅子をベッドとして使用する状態
を示す側面図
【図20】本発明の他の実施例の椅子をベッドとして使
用する状態を示す側面図
【図21】本発明の他の実施例の椅子の斜視図
【図22】従来の折畳みベッドの側面図
【符号の説明】
1…座台フレーム 2…背フレーム 3…足載ロッド 4…足載シート 5…水平横ロッド 6…スペーサー 7…シート材 8…下リンクロッド 9…上リンクロッド 9A…外パイプ
9B…内パイプ 10…ピン 11…脱着連結具 11A…弾性アーム
11B…連結筒 11C…フック 12…連結ロッド 13…折畳脚 13A…折曲部 14…折畳連結具 15…回転軸 16…折り返し部材 17…枕部 18…ストッパ 19…横ロッド 20…日除け 21…日除けフレーム 22…日除けシート 23…連結ロッド 23A…折曲部 24…挟着具 25…脱着連結具 25A…弾性アーム
25B…連結筒 25C…溝 26…連結ネジ 27…ストッパ 28…円板 28A…位置決凹部 29…ストッパ凸部 30…ピン 31…弾性体 32…中心ロッド 33…ストッパロッド 34…位置決フック 35…調節ネジ 36…折畳脚 36A…折曲部 37…折畳連結具 38…回転軸 41…座席部 42…背当て部 43…足のせ部 44…主パイプフレーム 45…背当てフレーム 46…シート布 47…足のせ布 48…パラソル 48A…シート部 49…支持枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47C 1/14 A47C 7/50 A47C 7/66 A47C 9/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背フレーム(2)と、座台フレーム(1)と、
    シート材(7)とを備え、背フレーム(2)が傾動自在に座台
    フレーム(1)に連結されると共に、シート材(7)が背フレ
    ーム(2)と座台フレーム(1)に張設されており、背フレー
    ム(2)を傾動させて背もたれ位置を変更できる椅子にお
    いて、 背フレーム(2)に、脱着自在に日除け(20)を設けてお
    り、この日除け(20)が以下の全ての構成を有することを
    特徴とする椅子。 (a) 日除け(20)は、2本の連結ロッド(23)と日除け
    フレーム(21)と日除けシート(22)とを備える。 (b) 2本の連結ロッド(23)は、互いに平行の姿勢
    で、背フレーム(2)に連結されている。 (c) 2本の連結ロッド(23)は、一端が脱着連結具(2
    5)を介して背フレーム(2)に脱着自在に連結されると共
    に、他端に日除けフレーム(21)を傾動自在に連結してい
    る。 (d) 脱着連結具(25)は、連結位置を変更できる構造
    で背フレーム(2)に連結されている。(e) 脱着連結具(25)は、背フレーム(2)の縦ロッド
    を左右で弾性的に挟着する弾性アーム(25A)を備える。 (f) 弾性アーム(25A)は内面を背フレーム(2)の縦ロ
    ッドの表面に沿う形状に湾曲させており、左右の弾性ア
    ーム(25A)は、先端の開口部を互いに接近させて、連結
    した縦ロッドが外れない構造としている。 (g) 弾性アーム(25A)は、背フレーム(2)に脱着する
    ときに弾性変形して、先端の開口幅を広くし、背フレー
    ム(2)に連結された状態では、先端の開口幅が狭くなっ
    て、背フレーム(2)から外れない構造としている。 (h) 日除けフレーム(21)には、日除けシート(22)を
    連結している。(i) 日除け(20)は、日除けシート(22)を張設した状
    態で、日除けシート(22)と背フレーム(2)との相対的な
    角度を変更できるように構成されている。(j) 日除けフレーム(21)を広げると、日除けシート
    (22)が拡開されて日差しを遮断すると共に、日除けフレ
    ーム(21)を折り畳むと日除けシート(22)が閉じて収納さ
    れるように構成されている。
  2. 【請求項2】 背フレーム(2)と座台フレーム(1)とが、
    一方の幅が他方の幅よりも狭く、一方が他方の内側に位
    置して、互いにX字状に交差して配設されると共に、シ
    ート材(7)の上端部を背フレーム(2)の上部に連結して、
    シート材(7)の下端部を座台フレーム(1)の前部に配設し
    ている水平横ロッド(5)に連結しており、 さらに、背フレーム(2)と座台フレーム(1)は、下部を下
    リンクロッド(8)で互いに連結して、座台フレーム(1)の
    上部と背フレーム(2)の中間部とを上リンクロッド(9)で
    連結しており、下リンクロッド(8)と上リンクロッド(9)
    は、ピン(10)を介して垂直面内で回動自在に、背フレー
    ム(2)と座台フレーム(1)とに連結しており、下リンクロ
    ッド(8)と上リンクロッド(9)とを介して、X字状に連結
    された背フレーム(2)と座台フレーム(1)とが、背フレー
    ム(2)の上端が降下すると、座台フレーム(1)の上端が上
    昇し、背フレーム(2)の上端が上昇すると座台フレーム
    (1)の上端が降下してスイングするように構成されてな
    る請求項1に記載される椅子。
  3. 【請求項3】 座台フレーム(1)の前部に、前方に延長
    して、垂直面内で回動できるように足載ロッド(3)を連
    結しており、足載ロッド(3)には足載シート(4)を張設し
    ており、さらに、足載ロッド(3)の前部に折畳脚(13)を
    連結してなることを特徴とする請求項2に記載される椅
    子。
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