JP3059174U - アラミド繊維布地のバンプを有するスポーツシューズ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のスポーツシューズよりも軽量であり、
しかも高い使用耐性を示し、使用者に疲労感を与えるこ
とが少なく、ボールのコントロールを容易ならしめるス
ポーツシューズ、ことにフットボールシューズを提供す
ること。 【解決手段】 バンプの大部分がアラミド繊維布地から
形成されていることを特徴とする、バンプ（２）と、一
般的にびょうが設けられている靴底単位体（３）とを包
含するスポーツシューズ、ことにフットボールシュー
ズ。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【技術分野】

本考案は請求項（１）の後半部分に記載されているスポーツシューズ、ことに フットボールシューズに関する。

【０００２】

【従来技術】

種々の材料、通常、皮革またはプラスチックで構成されたスポーツシューズ、 ことにフットボールシューズが公知である。また、踵のような最も大きい機械的 な力がかかる部分において、カーボン、アラミドないしこれに類する繊維の複合 材料で被覆されているプラスチック製バンプを有するシューズも公知である。こ のようなシューズは、比較的剛性のバンプを有し、これは無視し得ない重量をシ ューズに附加し、フットボールシューズの場合には、そのために望ましいボール のコントロールを困難にする。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案により解決されるべき課題は、公知のシューズにくらべて改善されたス ポーツシューズを提供することである。

【０００４】 解決されるべき特定の課題は、軽量で、しかも高い使用耐性を有するスポーツ シューズを提供することである。

【０００５】 さらに他の課題は、使用の間に、使用者に疲労感を与えることが少なく、ボー ルのコントロールを容易ならしめるスポーツシューズ、ことにフットボールシュ ーズを提供することである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

これらの、およびさらに他の、この分野の技術者、専門家に明らかな課題が、 実用新案登録請求の範囲に規制されているスポーツシューズにより解決され得る ことは明らかである。

【０００７】

【考案の実施の形態】

本考案の実施態様を、添附図面を参照して、さらに具体的に、ただし例示的に 説明する。

【０００８】 本考案によるスポーツシューズ、ことにフットボールシューズが、塊体的に符 号１により添附図面中に示されている。このシューズ１は、バンプ（つま革）２ と、靴底（ソール）単位体３を包含する。この靴底には通常の中底３Ａと、びょ う４が設けられる。

【０００９】 本考案によるシューズにおいて、バンプの少なくとも大部分は、極めて細く（ 例えば０．３〜０．７ｍｍ）、高い使用耐性を有するアラミド繊維（商標Ｋｅｖ ｌａｒで知られている）から成る布地で形成される。

【００１０】 さらに、アラミド繊維布地から成るバンプの外表面５には、均斉に広汎に配列 された複数投射線（陥没線６でアクセントを附してもよい）が設けられ、比較的 粗い面を形成する。その対向面７（すなわちシューズ内部８に向いている面）に おいては、アラミド繊維布地にプラスチックフィルムが接着されて、外部水分お よび／または大気中の湿気またはグラウンド上の水分がバンプからシューズ内に 浸透するのを阻止する。上記プラスチックから成る層９に代えて、あるいはこれ に加えて、表面５に慣用の撥水性コーティングを形成することもできる。この湿 気、水分の不透過性は重要であるが、アラミド繊維は、湿気、水分をある程度ま で吸収するが、これを保持することがなく、従って、これらがシューズ内に浸透 しないように阻止するのに適する。この布地による被覆および／または防水性に より本考案によるシューズは、使用により重量を増大することがなく、競技者が これを使用することにおいて全く問題をもたらすことがない。

【００１１】 なお、上述のプラスチック層９と共に、シューズの内部中空空間の内壁８Ａに 慣用のパッド１０が形成される。

【００１２】 従来のこの種のシューズに慣用の閉鎖フラップ１３、１４の縁辺１２には、少 なくとも半剛性の材料、例えば皮革、レザー、プラスチックなどで構成される被 覆部分を附属的に設け、または直接的に形成するのが好ましい。これにより、フ ラップ縁辺に沿って設けられる慣用の紐の装着が可能になされる。

【００１３】 同様の材料で、シューズの後方部分１５（踵を支持するために剛性でなければ ならない）を形成するのみでなく、バンプに存在するべき装飾なども形成し得る 。

【００１４】 靴底単位体３は任意の材料、例えばプラスチックで形成され得るが、アラミド 繊維または他の複合材料でも形成され得る。シューズ後方部分１５も、この靴底 単位体の上方延長部分として形成され得る。同様にして、バンプのそのほかの前 方ないし側方部分も靴底単位体３の上方延長部分として形成され得る。この場合 、バンプの、靴底単位体および上述の補強部分との接着固定（通常、接着剤によ り行なわれる）は、靴底単位体がプラスチック材料およびプラスチック、皮革、 レザーなどの補強材料から構成されている場合と比較して都合よく行なわれる。

【００１５】 本考案により形成されるシューズは、その表面５の粗らさ（固有の、およびア ラミド繊維布地の使用によりもたらされる）の故に、軽量であり、かつ耐摩耗性 を示し、ボールのコントロールを良好ならしめる。

【００１６】 以上において、本考案によるシューズをフットボールシューズとして説明した が、以下の特許請求の範囲に示される特徴を有するすべてのシューズは、本考案 の技術範囲に属する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案によるシューズの斜視図である。

【図２】図１中の２−２線による断面図である。

【符号の説明】

１‥‥‥本考案によるフットボールシューズ ２‥‥‥バンプ（つま革） ３‥‥‥靴裏（ソール）単位体 ４‥‥‥びょう（スパイク） ５‥‥‥外表面 ６‥‥‥投射線 ７‥‥‥対向面 ８‥‥‥シューズ内部 ９‥‥‥プラスチック層 １２‥‥（下記フラップの）縁辺 １３、１４‥‥‥閉鎖フラップ １５‥‥シューズ背部

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 バンプの大部分がアラミド繊維布地から
   形成されていることを特徴とする、バンプ（２）と、一
   般的にびょうが設けられている靴底単位体（３）とを包
   含するスポーツシューズ、ことにフットボールシュー
   ズ。
2. 【請求項２】 バンプが、通常の踵剛性部分（１５）お
   よび少なくとも部分的に半剛性材料から成り、これによ
   りバンプが構成される、閉鎖フラップ（１３、１４）の
   自由縁辺（１２）のような構成部分を包含することを特
   徴とする、請求項１のシューズ。
3. 【請求項３】 上記バンプ構成部分の少なくとも一部分
   が、複合材料、ことにアラミド繊維の複合部分で構成さ
   れていることを特徴とする、請求項２のシューズ。
4. 【請求項４】 上記バンプ（２）が、広汎に、均斉に配
   列された複数投射線を設けた外表面（５）を有すること
   を特徴とする、請求項１のシューズ。
5. 【請求項５】 上記バンプ（２）が、少なくともシュー
   ズ前方部分において、陥没部分（６）を有することを特
   徴とする、請求項１のシューズ。