JP3058951B2 - 画像パターン認識装置 - Google Patents

画像パターン認識装置

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JP3058951B2
JP3058951B2 JP3223070A JP22307091A JP3058951B2 JP 3058951 B2 JP3058951 B2 JP 3058951B2 JP 3223070 A JP3223070 A JP 3223070A JP 22307091 A JP22307091 A JP 22307091A JP 3058951 B2 JP3058951 B2 JP 3058951B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ニューラルネットワー
クを有した画像パターン認識装置に関し、特に、ニュー
ラルネットワークへのデータ圧縮に関する。
【0002】
【従来の技術】画像パターン認識装置のひとつに、ニュ
ーラルネットワークを利用して学習・認識が行われるタ
イプのものがある。この画像パターン認識装置は、ニュ
ーラルネットワークのもつ学習・認識機能を利用するも
ので、各画素の画像データを並列にニューラルネットワ
ークの入力層に入力させ、ニューラルネットワークに予
め学習された内容に基づいて出力される認識結果を用い
て画像パターン認識が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この画像パターン認識
装置では、ニューラルネットワークの入力層に入力され
るデータが多くなると、認識するパターンが増えるにつ
れてニューラルネットワークが大規模化し、バックプロ
パゲーション学習の学習時間が長くなって実用に耐えれ
なくなる、というプロセッサの処理能力に起因する問題
がある。そのため、実用に耐えるレベルにまでニューラ
ルネットワークの入力層に入力されるデータを減らす必
要があり、そのひとつに平均値フィルタを用いた方法が
ある。これは、画像を所定の領域(8×8,16×1
6,32×32など)に区切り、その領域内の画像デー
タの平均値を用いて学習・認識させるというものであ
る。例えば、図4(a)に示すような512×512画
素の原画像を32×32画素のブロック(図4(b))
に区切り、このブロック内の画像データをI1 ,I2
3 ,…,Imとすると、数式1であたえられる画像デ
ータの平均値Aυ(υ=1,2,…,N)をニューラル
ネットワークの入力層に入力されるデータ列(図4
(c))として、学習・認識がなされている。
【0004】
【数1】
【0005】これは、画像データの平均値を用いるもの
であるので、画像情報の欠落が多く、ニューラルネット
ワークの学習収束効率の低下を招いていた。つまり、平
均値フィルタを経た画像は、テレビやビデオで見られる
ようなモザイク状の画像となっており、認識し辛いもの
になっているからである。このほかの方法に、本出願の
発明者によって研究されたものが「顔認識装置」として
「特願平3−38432」に出願されている。しかし、
これは「顔」を認識するための専用の装置であるため、
本出願の発明者は、様々な画像を認識しより広い範囲で
応用可能な画像パターン認識装置を求めて研究し模索し
ていた。
【0006】本発明は、前述の問題点を克服し、画像情
報の欠落の少ない画像データの圧縮により、学習収束効
率の向上した画像パターン認識装置を提供することをそ
の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の画像パターン認
識装置は、画像データの入力を行う画像データ入力手段
と、この画像データ入力手段により入力された画像デー
タの画像を所定のブロックに分割して各ブロックの画像
データから各ブロックの画像の輝度の分散率を算出する
分散率算出手段と、分散率算出手段で算出された各ブロ
ックの分散率を用いて学習・認識するニューラルネット
ワークからなる学習認識手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0008】
【作用】本発明の画像パターン認識装置では、分散率算
出手段による各ブロックの分散率が学習認識手段に入力
されて、ニューラルネットワークで学習・認識される。
分散率算出手段で算出された輝度の分散率は、空間分解
能を保存し各ブロックの画像の空間周波数特性をともな
っていて、学習認識手段のニューラルネットワークで画
像データと同等に画像の学習・認識することが可能とな
る。また、分散率は、ブロックと同数のデータ数を持つ
画像データの圧縮データとなっている。
【0009】
【実施例】本発明の実施例について図1乃至図4を用い
て説明する。図1には、本発明の画像パターン認識装置
におけるデータ圧縮方式の概要が示されている。
【0010】画像101は、512×512画素のから
なり、図1(a),(b)に示すように、32×32画
素のブロック102に区切られている。この図において
B1,B2,B3…,Bnはこれらのブロック102の
通番である。これらのブロック102それぞれについて
その輝度の分散率104(SD1 ,SD2 ,…,S
n )を算出し(図1(c))、各ブロック102の輝
度の分散率104からなる分散率データ列105をニュ
ーラルネットワークの入力層に入力されるデータ列(図
1(d))としている。
【0011】画像の輝度の分散率は、画像の空間周波数
特性を画像の輝度分布から求める手段(画像の信号雑音
率とよばれる。)のひとつであり、「(輝度の分散)/
(輝度の平均値)」であたえられ、「S/N」をもとめ
るのと等価な方法で求められる。各ブロックの輝度の分
散率は、画像データをI1 ,I2 ,I3 ,…,Imとす
ると、数式2であたえられる画像データの分散SDを、
数式1で示される平均値Aυ(υ=1,2,…,n)で
割ることによって求められる。即ち数式3であたえられ
る。図2には、画像とこの分散率の関係が示されてい
る。
【0012】
【数2】
【0013】
【数3】
【0014】原画像(図1(a))の輝度変化が大きな
領域、例えば領域201では、輝度分布のヒストグラム
(図2(a))に見られるように、輝度の分布範囲が広
くバラツキδ1 が大きくなるため、分散率は高くなる。
一方、領域202のような輝度変化が小さな領域では、
輝度分布のヒストグラム(図1(c))に見られるよう
に、バラツキδ2 が小さくなるため、分散率は低くな
る。このように、この分散率には、尖鋭さや画素間の輝
度分布(特に、輪郭情報)などの画像が持っている空間
周波数情報が備わっている。ニューラルネットワークの
入力層には、各ブロックにおける原画像の空間周波数情
報が無視されずに入力されることになる。
【0015】図3には、このデータ圧縮方式をもつ画像
パターン認識装置の構成例についてその概要が示されて
いる。この図において画像データ入力部301,分散率
算出部302,学習認識部303は、例えばマイクロプ
ロセッサにおいてソフトウェアにて実現している。画像
データDは、1画面分シーケンシャルに画像データ入力
部301から入力され、メモリ304に保持される。1
画面分の入力が終わると、分散率算出部302によっ
て、画像の各ブロックの分散率が算出される。これを詳
述すると、図1(a)の原画像のブロックB1から順
に、メモリ304に保持された画像データの内でそのブ
ロックの画像データが読み出され、そのブロックについ
て前述の分散SD及び平均値Aυが計算され、これら分
散SD及び平均値Aυをもとに画像の各ブロックの分散
率が算出される。全ブロックの分散率が算出されると、
これらの分散率からなる分散率データ列105を学習認
識部303のニューラルネットワークの入力層に入力さ
れ、学習・認識処理がなされる。
【0016】表1には、平均値フィルタでデータ圧縮し
た場合と、各ブロックの輝度の分散率にてデータ圧縮し
た場合(本実施例)との比較が示されている。この表か
ら明らかなように、本実施例では、ニューラルネットワ
ークで学習回数及び学習時間がおよそ1/3に減少し、
大幅に学習・認識収束効率及び認識率が向上している。
【0017】
【表1】
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、分散率
を用いることで、ブロックと同数のデータ数まで画像デ
ータが空間周波数情報をともなって、データ圧縮され
て、データ数が減少するため、ニューラルネットワーク
で学習回数及び学習時間が減少するので、学習・認識収
束効率を向上させることができ、また、認識率を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像パターン認識装置におけるデータ
圧縮方式の概要図。
【図2】分散率の説明図。
【図3】本発明の画像パターン認識装置の構成図。
【図4】平均値フィルタによるデータ圧縮方式の概要
図。
【符号の説明】
101…画像 102…ブロック 104…ブロックの輝度の分散率 105…分散率データ列 104…ブロックの輝度の分散率 301…画像データ入力部 302…分散率算出部 303…学習認識部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 7/00 G06F 15/18 JICSTファイル(JOIS)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データの入力を行う画像データ入力
    手段と、この画像データ入力手段により入力された画像
    データの画像を所定のブロックに分割して前記各ブロッ
    クの画像データから前記各ブロックの画像の輝度の分散
    率を算出する分散率算出手段と、分散率算出手段で算出
    された前記各ブロックの前記分散率を用いて学習・認識
    するニューラルネットワークからなる学習認識手段とを
    備えたことを特徴とする画像パターン認識装置。
JP3223070A 1991-09-03 1991-09-03 画像パターン認識装置 Expired - Fee Related JP3058951B2 (ja)

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JPH0561976A JPH0561976A (ja) 1993-03-12
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