JP3058581B2 - パイプカッター - Google Patents
パイプカッターInfo
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- JP3058581B2 JP3058581B2 JP7249205A JP24920595A JP3058581B2 JP 3058581 B2 JP3058581 B2 JP 3058581B2 JP 7249205 A JP7249205 A JP 7249205A JP 24920595 A JP24920595 A JP 24920595A JP 3058581 B2 JP3058581 B2 JP 3058581B2
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- JP
- Japan
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- pipe
- support shaft
- block
- grip
- cutting blade
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Description
における配管工事において塩化ビニルの管を切断するた
めのパイプカッターに関する。
給水配管や排水配管等については、施工が簡単で管自体
の耐久性も高い塩化ビニル製のパイプが広く利用されて
いる。この塩化ビニル製のパイプでは、旋盤を用いなく
ても鋸や専用のカッターを用いて簡単に切断することが
でき、配管の作業負担の軽減と施工性の向上を可能とし
ている。
ッターとしては、たとえば特開平6−36718号公報
は特開平6−320329号公報に記載されているもが
多用されている。これらはいずれも2枚の切断刃を鋏の
ように組み合せ、これらの切断刃による剪断によってパ
イプをその外周面から中心側に向けて破断して切断する
機構としたものである。そして、手作業による切断を軽
い操作力で行えるように、各種のリンク機構を組み込ん
だり、ラチェット機構の採用によって作業の簡略化を図
るようにしている。
プカッターでは、パイプが配管されていない状態であっ
て手で持ったまま切断したり、配管されていても床や壁
等から突き出ているものであれば切断刃をパイプの周面
に直交するよう姿勢として切断することができる。
の中から立ち上がって配管されているものもあるので、
このような配管については従来の鋏方式のカッターでは
切断ができない。
ブ50をコンクリートで打設するときには、この打設の
前に配管を通すためのスリーブ51が予め施工され、こ
のスリーブ51の中からパイプ52が立ち上げて配管さ
れる。そして、このパイプ52の高さがスラブ50のレ
ベル以下の破線で示す位置で切断して他のパイプを接続
するような場合がある。このような切断作業は、従来の
鋏方式のパイプカッターではスリーブ51の中に切断刃
先を差し込めないことが生じたり、切断刃がパイプ52
の周面と直交しない姿勢となって切断できない事態に陥
りやすい。
52の切断ができないときには、スリーブ51周りのス
ラブ50をはつり作業によって削り取り、切断刃がパイ
プ52に適正な姿勢で当たるようにすることが必要であ
る。このため、スラブ50の削り取りに時間と労力を費
やすことになり、作業負担も大きくなる。
も、鋏方式のパイプカッターではパイプ52のどの部分
に切断刃を当てれば配管設計に適合するかどうかを知る
ことはできない。このため、スケールを用いてパイプ5
2の周面にマークを付けておき、これに沿って切断する
ことになるが、マーク付けの際の誤差及び実際にカッタ
ーで切断するときの作業誤差によって、設計通りの配管
とすることは非常に難しい。
パイプの施工条件によってはそのまま切断作業できなか
ったり、施工誤差も伴いやすいという問題がある。
をスリーブの中で切断する場合でも簡単にしかも精度よ
く切断できるパイプカッターを提供することにある。
は、中空の支軸と、前記支軸の一端に該支軸の軸線と直
交する向きに設けたパイプ受け用のブロックと、前記支
軸の他端に設けたグリップと、支軸の内部に同軸上に回
転自在に配置されその一端に、前記ブロックのパイプ受
け面側に対峙する側を刃先とした、支軸の軸線と直交す
る向きに回転可能な切断刃を備えた駆動軸と、前記グリ
ップに連接され前記駆動軸の軸線とほぼ直交する方向に
回動可能な操作レバーと、前記駆動軸と操作レバーとの
間に連接され且つ前記切断刃が前記ブロックのパイプ受
け面側に回動する向きに前記操作レバーの回動操作を変
換するラチェット機構とからなることを特徴とする。
外周に沿ってグリップとブロックとの間に配置した目盛
り付きのゲージを備え、このゲージに支軸の軸線と直交
する向きに突き出る姿勢に設定可能な測定子をグリップ
とブロックとの間で移動可能に備えたものとすることが
できる。
2は図1を右側から見た斜視図、図3は平面図、図4は
正面図である。
グリップ2を一体に固定すると共に、このグリップ2の
基端側にはピン3aを介して操作レバー3を支軸1の軸
線と平行な回転軸線を持たせて連接している。
軸4を組み込み、この駆動軸4の上端にはラチェット歯
4aを同軸上に一体固定して取り付ける。このラチェッ
ト歯4aは、グリップ2の中に組み込まれたスプリング
4bに連接されて図3において反時計方向に付勢された
ものであり、したがってこのラチェット歯4aに一体の
駆動軸4も同じ方向に付勢されることになる。
リップ2との連接点から少し離れた位置に別のピン3b
を設け、このピン3bにラチェット歯4aと係合してこ
れを図3において時計方向に回動させる駆動爪5を回転
自在に取り付ける。この駆動爪5はピン3b周りに組み
込まれ、図5に示すように、操作レバー3の内壁に付き
当てて配置したスプリング5aによって時計方向に付勢
されたものである。
との係合から解除するための解除爪6を同様に回転自在
に設ける。この解除爪6もピン3a周りに配置したスプ
リング6aによって反時計方向に付勢されたもので、そ
の一端を操作レバー3よりも外側に突き出した形状を持
つ。図6はこの突き出した部分を示す斜視図であり、操
作レバー3の基端部には解除爪6が突き出る部分が当接
する係合面3cを設けている。そして、スプリング6a
の付勢力によって、図5に示すように、解除爪6が操作
レバー2から突き出る部分はこの操作レバー2の姿勢に
関係なく係合面3cに突き当たった状態に保持される。
のブロック1aを一体に設ける。このブロック1aその
一端側を支軸1に連結したものであり、その内周面を円
弧状とすることによってパイプを受ける支持部として利
用可能とすると共に、円弧状の内周壁にはスリット1b
を切開している。
に固定する。この切断刃7は図1に示すようにブロック
1aに対向する側を平面形状が直線状の刃先7aとした
ものであり、図において時計方向に回転させることによ
ってこの刃先7a部分がブロック7aのスリット7bの
中に差し込まれる。
の連接点側に近い位置とブロック1aとの間には、支軸
1の軸線と平行な姿勢のゲージ8を取り付ける。このゲ
ージ8は四角形の横断面形状を持ちその周面に目盛り8
aを刻んだものであり、上下方向に移動可能な測定子9
を連接している。この測定子9は、ゲージ8に外挿した
移動子9aと、これをゲージ8に固定するために貫通さ
せてねじ込んだ固定具9bとを備え、移動子9aには上
下方向に折り畳み可能なロッド9cを取り付けたもので
ある。なお、図4においては、ロッド9cがグリップ2
が伸びる方向と同じ向きとして描いている。
側をグリップ2に掛けて操作レバー3を手Hで握り、グ
リップ2を固定点として操作レバー3を図において下側
に向けて回転させる。これにより、駆動爪5がラチェッ
ト歯4aに係合しているのでこのラチェット歯4aは図
において時計方向に回転し、これにより駆動軸5も同じ
方向に回転し、切断刃7、図1においてブロック1a側
に回動していく。
た後に手の力を緩めると、操作レバー3は図5において
ピン3aを回動支点として反時計方向に回動する。この
ため、操作レバー3の係合面3cが解除爪6の上端を押
してこれを反時計方向に回転させ、同図において解除爪
6の下端が駆動爪5に当たってこれを反時計方向に回転
させる。したがって、駆動爪5はラチェット歯4aから
離れてこのラチェット歯4aに対する拘束を解き、ラチ
ェット歯4aは駆動軸4と一体になってスプリング4b
の復元によって図3において半時計方向に回転する。
作用によって、駆動軸4を操作レバー3の回動によるラ
チェット機構で駆動することができる。したがって、操
作レバー3を何度もグリップ2側に引き付けるように操
作レバー3に対して握りと緩めを繰り返すことによっ
て、切断刃7ブロック1aとの間で往復回転動作と、ラ
チェット機構による切込み動作をさせることができる。
るパイプPに対してその周面を受けるような姿勢でブロ
ック1aを位置させることにより、切断刃7の剪断方向
をパイプPの軸線と直交させることができる。このた
め、先のように何回か切断刃7を往復回転することによ
り、このパイプPに刃先7aを徐々に食い込ませながら
切断していくことができる。
がスリーブ52の中に没した配管状況であっても、切断
刃7とから支軸1までをこのスリーブ52の中に差し込
むことで、パイプ52をブロック1aと切断刃7との間
に挟みこむことができる。すなわち、図1の状態におけ
る切断刃7の位置のときにこの切断刃7とブロック1a
とが差し込めるスリーブ52の大きさであって且つパイ
プ52が切断刃7とブロック1aとの間に入り込める外
径のものであれば、グリップ2と操作レバー3とをスラ
ブ50の上側に位置させた状態で切断作業することがで
きる。したがって、従来のようにスラブ50をはつり作
業して削り取る等の作業は一切不要となる。
配管設計に従って切断するときには、測定子9のロッド
9cを図2の姿勢としておき、支軸1をスリーブ51に
差し込んだときにこのロッド9cがスリーブ51の上端
に当たるようにする。そして、スリーブ51のスラブ5
0からの突き出し長さを予め測定しておけば、スラブ5
0面からどの程度の深さにパイプ52を切断するかをゲ
ージ8の目盛り8aを利用して測定子9の位置を決め
る。
ることにより、スリーブ51の中のパイプ52の切断高
さも簡単に設定して確実に切断することができ、施工が
より一層簡単になる。
だけでなく、厨房や洗面所等における壁給水の配管等に
ついても、同様の作業によってパイプのカットが行え
る。
埋没した配管状況であっても、支軸をこのスリーブの中
に差し込んで切断刃によってパイプを切断することがで
き、従来のようにスラブ等を削り取る作業が一切不要と
なり、作業負担の軽減と施工性の向上が図られる。
スリーブ中のパイプの高さを測定することなく適正に切
断することができ、良好な配管の施工が可能となる。
略斜視図である。
視図である。
勢構造及び解除爪による駆動爪のラチェット歯からの係
合解除を説明するための要部の断面図である。
示す要部の斜視図である。
がスリーブの中に位置している状態を示す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 中空の支軸と、 前記支軸の一端に該支軸の軸線と直交する向きに設けた
パイプ受け用のブロックと、 前記支軸の他端に設けたグリップと、 該支軸の内部に同軸上に回転自在に配置されその一端
に、前記ブロックのパイプ受け面側に対峙する側を刃先
とした、支軸の軸線と直交する向きに回転可能な切断刃
を備えた駆動軸と、 前記グリップに連接され前記駆動軸の軸線とほぼ直交す
る方向に回動可能な操作レバーと、 前記駆動軸と操作レバーとの間に連接され且つ前記切断
刃が前記ブロックのパイプ受け面側に回動する向きに前
記操作レバーの回動操作を変換するラチェット機構とか
らなるパイプカッター。 - 【請求項2】 前記支軸の外周に沿って前記グリップと
ブロックとの間に配置した目盛り付きのゲージを備え、
該ゲージに前記支軸の軸線と直交する向きに突き出る姿
勢に設定可能な測定子を前記グリップとブロックとの間
で移動可能に備えてなる請求項1記載のパイプカッタ
ー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7249205A JP3058581B2 (ja) | 1995-09-27 | 1995-09-27 | パイプカッター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7249205A JP3058581B2 (ja) | 1995-09-27 | 1995-09-27 | パイプカッター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0985522A JPH0985522A (ja) | 1997-03-31 |
JP3058581B2 true JP3058581B2 (ja) | 2000-07-04 |
Family
ID=17189484
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7249205A Expired - Lifetime JP3058581B2 (ja) | 1995-09-27 | 1995-09-27 | パイプカッター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3058581B2 (ja) |
-
1995
- 1995-09-27 JP JP7249205A patent/JP3058581B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0985522A (ja) | 1997-03-31 |
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