JP3058050U - 包装袋の口部 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品を入れやすく、且つ蓋をしやすく、包装
作業の能率を向上させるると共に、袋本体の上部を持ち
やすくし、更に、ディスプレー効果も得られる包装袋の
口部を提供する。 【解決手段】 極力薄いプラスチックフィルムで成形さ
れた袋本体１の後側シート３の上端に蓋４を前側シート
２の上部前側へ開閉自在に連設してなる包装袋の口部に
おいて、前記袋本体１の前側シート２の上部に折込片５
を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、主としてスーパーマーケット、コンビニエンスストア、百貨店、小 売店等で購入した商品を入れるのに好適な包装袋の口部に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種の包装袋の口部は、図３に示すように、極力薄いプラスチックフ ィルムを用いて、前側シート１２と後側シート１３とからなる袋状の袋本体１１ を成形し、この袋本体１１の後側シート１３の上端に蓋１４を前記前側シート１ ２の上部前側へ開閉自在に連設するように形成されていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、袋本体１１の前側シート１２の上部が一重構造で薄いことから 、袋本体１１の口開きが悪いため、商品を入れにくく、且つ蓋１４をしにくく、 包装作業の能率を低下させていた。

【０００４】 また、袋本体１１の上部が前側シート１２と後側シート１３との二重構造でし かないため、袋本体１１の上部を持ちにくく、且つ袋本体１１の上部の安定性が 悪く、ディスプレー効果は何等得られなかった。

【０００５】 そこで、本考案は、上述のような観点に鑑みて案出されたもので、袋本体の口 開きを良くして、商品を入れやすく、且つ蓋をしやすく、包装作業の能率を向上 させるようにすると共に、袋本体の上部を持ちやすくし、更に、袋本体の上部の 安定性を良くして、ディスプレー効果も得られるような包装袋の口部を提供する ことを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案の包装袋の口部は、上述のような課題を解決するために、極力薄いプラ スチックフィルムで成形された袋本体の後側シートの上端に蓋を前側シートの上 部前側へ開閉自在に連設してなる包装袋の口部において、前記袋本体の前側シー トの上部に折込片を設けたものである。

【０００７】 また、前記袋本体の前側シートの上端に折込片を内側へ折設して、この折込片 を前記前側シートの上部にシールしたものである。

【０００８】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態として、スーパーマーケット、コンビニエンススト ア、百貨店、小売店等で購入した商品を入れる状態を図面に基づいて説明する。

【０００９】 本考案の包装袋の口部は、図１及び図２に示すように、極力薄いプラスチック フィルムで成形された袋本体１の後側シート３の上端に蓋４を前側シート２の上 部前側へ開閉自在に連設してなる包装袋の口部において、前記袋本体１の前側シ ート２の上部に折込片５を設けるように形成する。

【００１０】 即ち、前記袋本体１は、極力薄いプラスチックフィルム製であって、前側シー ト２と後側シート３とから袋状に形成されている。

【００１１】 そして、前記袋本体１の後側シート３の上端に蓋４を前側シート２の上部前側 へ開閉自在に連設し、且つ袋本体１の前側シート２の上端に折込片５を内側へ折 設して、この折込片５を前記前側シート２の上部にシール６するように形成され ている。

【００１２】 次に、本考案の包装袋の口部の使用状態を説明すると、図２に示すように袋本 体１の内部にスーパーマーケット、コンビニエンスストア、百貨店、小売店等で 購入した商品を上側から入れて、蓋４を前側シート２の上部前側へ閉じてから、 前側シート２の上部に蓋４の先端部を粘着テープ等にて止着したり、或いは予め 蓋４の先端部の内側面か、前側シート２の上部の外側面かのいずれかに粘着剤を 塗布しておき、これに貼られている紙片を剥すことによって、前側シート２の上 部に蓋４の先端部を止着するようにする。

【００１３】

【考案の効果】

本考案は、上述のように極力薄いプラスチックフィルムで成形された袋本体１ の後側シート３の上端に蓋４を前側シート２の上部前側へ開閉自在に連設してな る包装袋の口部において、前記袋本体１の前側シート２の上部に折込片５を設け たから、袋本体１の前側シート２の上部が二重構造で厚くなって、袋本体１の口 開きが良いため、商品を入れやすく、且つ蓋４をしやすく、包装作業の能率を向 上させることができる。

【００１４】 それに、袋本体１の上部は、前側シート２と後側シート３と折込片５とから三 重構造になっているため、袋本体１の上部を持ちやすくなり、且つ袋本体１の上 部の安定性が良く、ディスプレー効果も得られる。

【００１５】 また、袋本体１の前側シート２の上端に折込片５を内側へ折設して、この折込 片５を前記前側シート２の上部にシール６したから、折込片５が上方へ捲れてく ることもなく、袋本体１の前側シート２の上部が確実に二重構造になって、袋本 体１の口開きが一層良いため、商品を入れやすく、且つ蓋４をしやすく、包装作 業の能率を一層向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の包装袋の口部の一実施例を示す正面図
である。

【図２】図１の縦断側面図である。

【図３】従来の包装袋の口部を示す縦断側面図である。

【符号の説明】

１ 袋本体 ２ 前側シート ３ 後側シート ４ 蓋 ５ 折込片 ６ シール

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 極力薄いプラスチックフィルムで成形さ
   れた袋本体の後側シートの上端に蓋を前側シートの上部
   前側へ開閉自在に連設してなる包装袋の口部において、
   前記袋本体の前側シートの上部に折込片を設けたことを
   特徴とする包装袋の口部。
2. 【請求項２】 袋本体の前側シートの上端に折込片を内
   側へ折設して、この折込片を前記前側シートの上部にシ
   ールした請求項１記載の包装袋の口部。