JP3057561B2 - 木質熱処理物の製造法と木質熱処理物の使用方法 - Google Patents

木質熱処理物の製造法と木質熱処理物の使用方法

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    • Y02E50/30Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木材を150〜3
50℃の低温度で熱処理することによって、木材の持つ
多孔性を生かしながら木材の強度を保持しつつ、木材に
微生物や腐朽菌による分解に対する抵抗性を付与した耐
久性の高い農業用、園芸用、土木用、建築用資材に適し
た木質熱処理物を提供するものである。この材料は、土
壌に直接混入すれば、畑地やゴルフ場造成に適した耐久
性の高い土壌改良材となり、また、この物質にみみず
糞、鶏糞、水産加工廃棄物などを肥料化したものを混合
することによって、肥料効果を長期間保持し得る優れた
有機質肥料となる。また、この材料を樹木などの根回り
に10〜30cmの厚さで敷き詰めると、これらの樹木
の成長を助け、かつ雑草の発生を防ぐ耐久性の高い無公
害の樹木、園芸用保護資材となる。さらに、最近人に優
しい道路作りの一環として、木質チップなどを防腐処理
し遊歩道に敷き詰める例が出てきたが、この材料をその
まま、または粘着材やアスファルトなどと混合して敷き
詰めることにより、防腐剤を用いない環境に優しい土木
資材となる。また、この材料は接着剤と混合して圧締す
ることにより、また、セメントなどと混合して圧締する
ことにより、防腐剤を用いることなしに寸度安定性が高
く、かつ耐久性の高い建築用資材となる。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のものにあっては、下記の
ようなものになっている。 1.農業用、園芸用の土壌改良材の場合 農業用、園芸用に使用される土壌改良材など木質系資材
は、数カ月〜1年間野積みすることによって、木材の主
成分であるセルロースやヘミセルロースを、予め土壌微
生物や腐朽菌によって分解し、窒素飢餓の発生を防いで
いた。 2.鶏糞など有機質肥料などの場合 そのまま施肥する。 3.農業用、園芸用の木質系土壌改良材の場合 農業用、園芸用に使用される従来の木質系土壌改良材
は、単に数カ月〜1年間野積みするだけである。 4.農業用、園芸用資材としての木炭の場合 従来の農業用、園芸用資材として、木炭は500〜80
0℃前後の高温度で製造されたものである。 5.歩道に木材粉砕物を敷き詰める場合 近年、人に優しい道路作りの一環として、木質チップな
どの木材粉砕物を歩道に敷き詰める事例が増してきた
が、これらは木材を無処理の状態のまま、あるいは粘着
材やアスファルトと混合して用いる。また、耐久性を高
める場合は、木材に防腐剤を処理している。 6.木質建材の場合 パーティクルボードなど従来の木質建材は、寸度安定性
や耐久性を高めるため、それぞれの高価な寸度安定材や
防腐剤を用いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
のにあっては、下記のような問題点を有していた。 1.農業用、園芸用の土壌改良材の場合 木材そのものは腐朽が進行して脆くなり、長年の使用に
絶えられなかった。 2.鶏糞など有機質肥料の場合 そのまま施肥するため、雨水などにより流失し、長期間
その肥料効果を保持することができなかった。 3.農業用、園芸用の木質系土壌改良材の場合 樹種によっては木材に含まれる生育阻害物質を無害化で
きず、作物の生育に悪影響を及ぼすことがあった。 4.農業用、園芸用資材としての木炭の場合 エネルギーコストが高く、かつ強度が脆くなるため、土
のかきおこしなどの際に砕けてしまい、長期間の使用に
耐えられなかった。 5.歩道に木材粉砕物を敷き詰める場合 木材を無処理の状態のまま、あるいは粘着材やアスファ
ルトと混合して用いるだけのため、耐久性に乏しかっ
た。また、木材に防腐剤を処理するため、防腐剤による
環境汚染が問題視されていた。 6.木質建材の場合 高価な寸度安定材や防腐剤を用いていたため、価格が高
く、また、防腐剤による環境汚染が問題視されていた。
本発明は、上記のような問題点をことごとく同時に解決
しようとするもので、具体的には、木材を150〜35
0℃の低温度で熱処理することにより木材のもつ多孔性
及び木材の形を保持し得る強度を保ちながら、防腐剤を
用いることなく微生物や腐朽菌による木材の分解を抑止
し、無公害かつ耐久性の高い農業用、園芸用、土木用、
建築用資材に適した木質熱処理物を安価に提供するもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は下記のようになるものである。すなわち、
第1発明は、木質系粉砕物、廃棄物などの木質材料を1
50〜350℃の低温度で、軽度の加熱処理することに
よって、木炭のような著しい強度低下を防ぎながら、微
生物、腐朽菌による分解、腐朽性を抑止するよう構成し
た木質熱処理物の製造法である。第2発明は、第1発明
で得た木質熱処理物を土壌に混合し、形状を長期間保持
できる土壌改良材として使用するよう構成した木質熱処
理物の使用方法である。第発明は、第1発明で得た木
質熱処理物に、みみず糞、鶏糞、水産加工廃棄物など
肥料化した有機質肥料を加えることによって肥料効果を
長期間持続させ有機質肥料として使用するよう構成し
た木質熱処理物の使用方法である。第発明は、第1発
明で得た木質熱処理物を防腐剤を用いることなく、樹木
の根回りに敷き詰めることによって雑草の発生を防除
、樹木保護材として使用するよう構成した木質熱処理
物の使用方法である。第発明は、第1発明で得た木質
熱処理物を防腐剤を用いることなく、アスファルトやコ
ンクリートなどに混ぜるか混ぜることなく、遊歩道など
に土木用資材として使用するよう構成した木質熱処理物
の使用方法である。第発明は、第1発明で得た木質熱
処理物を防腐剤を用いることなく、接着剤やセメントな
どと混合し圧締することによ寸法安定性、耐久性に優
れた建築材料として使用するよう構成した木質熱処理物
の使用方法である。
【0005】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例に基づ
き説明する。 A.第1発明の木質熱処理物の製造法は下記の通りに構
成されている。木材を砕いてチップを製造する際に発生
するチッパーダストなどの木質系廃材を、150〜35
0℃の低温度で熱処理し、木材に軽度の脱水炭化やセル
ロース分子鎖間、ヘミセルロース分子鎖間などに架橋結
合を形成することによって、土壌微生物による急速な分
解を抑止できるようにする。また、700℃前後の高温
度で炭化する従来の木炭と異なり、150〜350℃の
低温度で熱処理することにより、木材の強度低下は木炭
に比べてはるかに小さく、作業時に砕けるようなことも
殆どなくなり、長期間その形状を保持できる。さらに、
外部加熱式の炭化炉にしろ自燃式の炭化炉にしろ、低温
度による熱処理のためエネルギーコストが低く、かつ収
率も高まるため、製造コストが極めて安価になる。ま
た、樹種によっては生育阻害物質が含まれるが、熱処理
による変質を受けて無害化する。このような熱処理物の
発明によって、初めて防腐剤を用いることなく高い耐久
性を持ち、また、適度な強度を保持する環境に優しい優
れた農業用、園芸用、土木用、建築用資材の提供が可能
になったのである。なお、本発明に用いる木質系廃材と
しては、例示のチッパーダストに限らず、建築廃材を粉
砕したものなどその種類を問うものではない。
【0006】B.第2発明の土壌改良材として使用する
木質熱処理物の使用方法は、下記の通りに構成されてい
る。 来の木質土壌改良材は、数カ月〜1年間野積みす
ることによって、木材の腐朽を進めるため、製造に長期
間を要し、かつ木材の強度低下も大きいため長期間の使
用に耐えられなかったが、本発明は数分〜数十分間とい
う極めて短時間の熱処理で製造することができ、しか
も、木炭のような著しい強度低下を生ずることが無いた
め、長期間における使用が可能になった。また、生育阻
害物質を含有する樹種の場合は、野積みによってもその
成分が失われることは無く、土壌改良に不適なものがあ
ったが、本発明では熱処理の過程で、このような有害物
質は変質を受けて無害化するため、あらゆる樹種の使用
が可能になった。第3発明の有機質肥料として使用する
木質熱処理物の使用方法は、下記の通りに構成されてい
る。化学肥料の施肥による土壌の低質化を防ぐため、有
機質肥料を用いることが重要視されるようになったが、
有機質肥料といえども単に土壌に施肥するだけでは、雨
水などにより肥料分が流失し、肥料効果を長期間持続す
ることができなかった。このため、みみず糞、鶏糞、水
産加工廃棄物などを肥料化した優れた有機質肥料を、上
述の木質熱処理物と混合することにより、肥料成分が木
材中の空隙に保持されるようになり、長期間にわたって
肥料効果を維持することが可能になる。また、有機質肥
料としては、例示のみみず糞、鶏糞、水産加工廃棄物を
肥料化したものに限らず畜産施設の糞尿や生ごみを堆肥
化したもの、雑草などを堆肥化したものなどその種類を
問うものではない。
【0007】C.第発明の樹木保護材として使用する
木質熱処理物の使用方法は、下記の通りに構成されてい
る。園芸資材について述べるならば、街路樹などの緑化
木や花壇・鉢植えなどの花木の根回りに、樹皮の粉砕物
を敷き詰める例がある。これは自然の素材で、樹木の生
育を助け、雑草の発生を防ぐことが目的である。しか
し、樹皮をそのまま敷き込むだけでは、樹種によっては
生育阻害物質を含有するため、使用できる樹種は限られ
ていた。しかるに、第1発明における木質熱処理物は加
熱処理の過程でこのような生育阻害物質を無害化するた
め、いかなる樹種もこのような園芸用資材として用いる
ことを可能とした。
【0008】D.第発明の土木用資材として使用する
木質熱処理物の使用方法は、下記の通りに構成されてい
る。人に優しい道路作りの一環として、木質チップなど
の木材粉砕物を歩道に敷き詰める場合、木材を無処理の
状態のままか、防腐剤を処理して用いていたため、耐久
性が乏しいか、防腐剤による環境汚染が問題視されてい
た。しかるに、本発明では、150〜350℃という温
度の木質熱処理物を用いるため、土壌微生物や腐朽菌に
対する抵抗性が付与され防腐剤を用いることなくこのよ
うな耐久性のある土木用資材としての使用が可能になっ
た。
【0009】E.第発明の建築材料として使用する木
質熱処理物の使用方法は、下記の通りに構成されてい
る。また、パーティクルボードなど、従来の木質建材は
防腐性を付与する場合、防腐剤を木材に含浸していたた
め、解体時における廃材の処理で環境汚染の生じること
が懸念されていた。しかるに、本発明では、150〜3
50℃という温度の木質熱処理物を用いるため、腐朽菌
に対する抵抗性が付与されており、防腐剤を用いること
なく耐久性の高い無公害型の建築用資材の提供が可能に
なったのである。
【0010】
【実施例】具体的な製造例は下記の通りである。 A.第1発明について まず、ミズナラのチップを製造する際に発生するチッパ
ーダスト約1kgをスクリュー回転式電気炉に入れ、3
00℃で20分間熱処理することによって、本発明品の
一つである熱処理物を得た。 B.第2発明について 第1発明で得た木質熱処理物を用いた土壌改良材として
の使用例は次の通りである。この木質熱処理物を1m2
当たり約300g混入した土壌で苺を栽培したところ、
土壌の空隙性が高まり無施用区に比し収量が8%増大
し、甘味も増加した。また、2年間の施用によっても木
材の形状は保持されていた。 C.第3発明について 第1発明で得た 木質熱処理物1kgに、乾燥したみみず
糞300gを加えて混合することによって、当該木質熱
処理物の一つの特性である肥料効果の長い有機質肥料を
得た。この木質熱処理物を土壌に1m2 当たり300g
混入し、メロンを栽培した結果、収量が約12%増大
し、甘味も増加した。また、2年間の施用によっても、
木材の形状は保持されていた。
【0011】
【発明の効果】本発明は、上述の通り構成されているの
で次に記載する効果を奏する。 1.従来の木質堆肥、木質土壌改良材は木質廃材を数ケ
月〜1年間堆積することによって、微生物による分解を
進め、急速な分解に伴う窒素飢餓を防ぐ手段を講じてい
た。このため、木質堆肥、木質土壌改良材の製造に数ケ
月〜1年間の長期間を必要とするのみならず、分解腐朽
の進行で強度が脆くなり、長期間の使用に耐えられなか
った。しかるに、本発明品は150〜350℃という低
温度で熱処理するため、数分から数十分という短時間で
製造が可能になる。また、150〜350℃という低温
度の熱処理で、軽度の脱水炭化やセルロース分子鎖間、
ヘミセルロース分子鎖間に架橋結合が形成され、土壌微
生物による分解を防ぐことが可能になる。このため、従
来の木質堆肥のように数カ月〜1年間も野積みすること
なく、製造後直ちに使用しても、窒素飢餓を生ずること
はない。 2.従来の木質堆肥、木質土壌改良材は、用いる樹種に
よっては生育阻害物質が含まれているため、作物の生育
に悪影響を及ぼすことがあった。しかし、150〜35
0℃という熱処理の過程で、この生育阻害物質は全て変
質を受けて無害化されるため、あらゆる樹種を使用でき
る効果をもつ。 3.木炭は優れた土壌改良材として、従来から使用され
ていたが、このような木炭は700℃前後の高温度で炭
化されていた。このため、炭化に要するエネルギーコス
トが高価となり、また、炭化に伴う強度低下も極めて大
きく、使用時に砕けるなどして長期間の使用に耐えなか
った。しかし、本発明のものは、150〜350℃とい
う低温度で熱処理するため、エネルギーコストが安価と
なり、かつ強度低下も木炭に比しはるかに小さく、長期
間の使用に耐えるという効果ももつ。 4.鶏糞などの有機質肥料などは作物の生育に効果を発
揮するのみならず、地力を保持するためにも優れた肥料
として使用されている。しかし、これらの肥料をそのま
ま土壌に混入するだけでは、土壌の空隙性は改良され
ず、また、雨水などによる流失も生ずるため、肥料効果
を長期間保持することはできなかった。このような有機
質肥料を本発明による木質熱処理物に、若干の水と共に
混入するだけで、肥料成分は木材の空隙中に保持され、
土壌の空隙性を改良するのみならず、肥料効果も長期間
維持する効果を持つようになる。 5.木材を遊歩道などに敷き詰める土木用資材や壁板な
ど建築資材として使用する場合、耐久性を高めるために
は防腐剤を使用する必要があるため、防腐剤による環境
汚染問題が新たに生じてきた。しかるに、本発明のもの
は木質粉砕物を単に熱処理するだけのため、環境汚染を
生ずる心配は全くない無公害型資材の提供が可能にな
る。 6.従来パルプチップ以外に使いみちのなかった小径間
伐材や、チッパーダスト、建築解体材など、あらゆる木
質系材料の使用が可能になるため、資源の有効利用だけ
でなく、木材を長期間使用し続けることにより炭酸ガス
の固定化が持続され、地球温暖化の防止に貢献できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−281304(JP,A) 特開 平6−254816(JP,A) 特開 平7−276320(JP,A) 特開 平2−289683(JP,A) 特開 平1−161084(JP,A) 特開 昭56−99724(JP,A) 特開 昭59−206494(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B27K 5/00 A01G 13/00 301 C05G 3/04

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木質系粉砕物、廃棄物などの木質材料
    150〜350℃の低温度で、軽度の加熱処理すること
    によって、木炭のような著しい強度低下を防ぎながら、
    微生物、腐朽菌による分解、腐朽性を抑止するよう構成
    したことを特徴とする木質熱処理物の製造法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の木質熱処理物の製造法で
    得た木質熱処理物を土壌に混合し、形状を長期間保持で
    きる土壌改良材として使用するよう構成したことを特徴
    とする木質熱処理物の使用方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の方法で得た木質熱処理物
    に、みみず糞、鶏糞、水産加工廃棄物などを肥料化した
    有機質肥料を加えることによって、肥料効果を長期間持
    続させる有機質肥料として使用するよう構成したことを
    特徴とする木質熱処理物の使用方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の方法で得た木質熱処理物
    を防腐剤を用いることなく、樹木の根回りに敷き詰める
    ことによって雑草の発生を防除し、樹木保護材として使
    用するよう構成したことを特徴とする木質熱処理物の使
    用方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の方法で得た木質熱処理物
    を防腐剤を用いることなく、アスファルトやコンクリー
    トなどに混ぜるか混ぜることなく、遊歩道などに土木用
    資材として使用するよう構成したことを特徴とする木質
    熱処理物の使用方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の方法で得た木質熱処理物
    を防腐剤を用いることなく、接着剤やセメントなどと混
    合し圧締することにより寸法安定性、耐久性に優れた建
    築材料として使用するよう構成したことを特徴とする木
    質熱処理物の使用方法。
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