JP3056608U - フロッピ−ディスクのハンガ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】多数のフロッピ−ディスクを個々に透明な開口
付袋状ケ−スに入れ、水平軸に吊り下げて収納するもの
で、多数のフロッピ−ディスクの中から所要のフロッピ
−ディスクの検索を容易にしたものである。また本構成
品一式を１ユニットとして、複数ユニットを連結して使
用できる事等を特徴としたフロッピ−ディスクのハンガ
−を提供する。 【解決手段】透明な袋状ケ−ス１に開口を介して３．５
インチのフロッピ−ディスク８を収納して、そのおおよ
そ３０個位を吊下げ用穴を使って個々に水平軸に貫通さ
せ、軸受けと垂直な支柱と台にて一体と成す支持構造を
構成したものである。また上記一体と成した構成品を１
ユニットとして、複数のユニットを台に設けた接合部９
で連結出来る事を可能にしたものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、記録済み多数のフロッピ−ディスクを保管する際に、個々に透明な ケ−スに収納し、個々のケ−スを貫通する水平軸に纏めて吊下げて収納するもの で、多数のフロッピ−ディスクの中から特定のものを検索容易にしたことと、 構 成を単純にし、取り扱いを簡単にした事を特徴とするフロッピ−ディスクの ハン ガ−を提供するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、記録済み多数のフロッピ−ディスクは、箱の中に立てて纏めて保管するか 、アルバム状に纏めて、何れもロッカ−の抽斗等に入れて保管していた。

【考案が解決しようとする課題】

最近デジタルカメラを頻繁に使うようになって、画像はメモリ−容量が大であ るため、パソコンのハ−ドディスクに保存するとはなはだしく空き容量が減少し 将来性に不安が残るので、勢いフロッピ−ディスクに落とすため、記録済みフ ロ ッピ−ディスクの手持ち量が多数になる。この多量になったフロッピ−ディ スク には、個々のラベルにメモリ−したコンテンツを表示してあるが、箱の中 に立て て保管したり、ロッカ−の抽斗などに入れて保管していると、欲しいコ ンテンツ のフロッピ−ディスクを検索するのに手間が掛かって、能率悪く、精 神的にもス トレスが生じるなどの問題があった。本考案はこれらの欠点を解決 することを目 的とするものである。

【０００３】

【課題を解決するための手段】

本考案の要旨とするところは、 フロッピ−ディスクを収納する開口と、吊り下 げ用穴付の透明な袋状ケ−スと、 この袋状ケ−スを多数纏めて吊り下げ用穴を 貫通する水平軸と、 上記水平軸の片端を支え固着する軸受け付き垂直支柱と、 垂直支柱を固定する台 と、による、 即ちＬ字形を形成する支柱と台よりなるそ の垂直部より突き出た水平軸に反支 柱側より、フロッピ−ディスク入り開口付 き透明な袋状ケ−スを多数吊り下げ用 穴を介して収納することを可能としたも のである。 前記開口と吊り下げ用穴付き透明な袋状ケ−スは、フロッピ−ディスク1枚が入 る収納スペ−スを確保するため袋状を形成するもので、 前記袋状ケ−スは、フ ロッピ−ディスクに貼り付けてあるラベルに表示された文 字を読む事が出来る 透明な素材であることが必要で、又フロッピ−ディスクの出 し入れの取り扱い を容易にする等に適している種々の素材が採用可能であるが、 軟質のプラスチ ック類を採用する事が出来る。 上記袋状ケ−スは、吊り下げ用穴を設けるもの とする。 上記袋状ケ−スは、単独で多数製本状に纏めることも出来るものであ る。 前記水平軸は、特定の形状及び材質に限定されないが、片端支持の片持ちで、 複数の透明な袋状ケ−スを吊るした状態で、袋状ケ−スの下端が台と適当な隙間 を維持できる強度があればよい、概ね直径２mm位の丸鋼か竹棒が適当である。 軸は組み込んだ状態で水平に配置され片端のみ支持固着し、他の一方の端は上記 透明ケ−スを軸に貫通させて吊り下げる操作のために開放可能な構成としたも の である。 前記軸受け付き支柱は、水平軸と吊り下げた複数の透明な袋状ケ−スの荷重に 対する耐力が必要であるが、その荷重は比較的軽量であるため、対応可能な材質 は種々考えられるが、木片が適当である。 軸受け部は、吊り下がった複数の袋 状ケ−スの中で最も支柱側のケ−スが水平軸 と直角方向に振り動かし易くする ため、即ちフロッピ−ディスクのラベルを見る ために、吊るしたまま動かし易 くするには、半球を横にして曲面の頂点に水平軸 が固着されるように考案した ものである。表面の仕上がり具合や、強度、加工性 からもゴルフボ−ルを半割 りにしたもの等が適当である。 前記台は、支柱を固定するＬ字形の底辺を形成するもので、形状や材質を特に 指定する物でもないが、形状は長方形の板状のものが適当である。長方形であれ ば同様なものを水平軸と直角方向に他の台を接触させて並べて配置していけば 、 フロッピ−ディスクのハンガ−を次々と連結する事が可能である。 材質は、 支柱と同様のものとして、木片が適当である。

【考案の実施の形態】

以下図面に基づいて本考案の実施の形態を説明する。 先ず第一の実施例から説 明する。 図１に示したように、吊り下げ用穴を設けた透明な開口付袋状ケ−ス １は、図 ４及び図５に示すように透明な軟質合成樹脂２枚を矩形に整形し、長 手方向の一 辺を開口部３とし、他の三辺は溶着により閉塞したもので、開口部 は、３.５イ ンチのフロッピ−ディスク８の１枚が出し入れできるもので、一度 フロッピ−デ ィスク８を収納したら、人為的に出し入れ可能で、自然にフロッ ピ−ディスク８ が滑り出る事がないような、軟質合成樹脂２枚でその柔軟性を 利用したものであ る。 透明な開口付袋状ケ−ス１には、吊り下げた時に開口部が垂直になる様な上部 に吊り下げ用穴２を配置し、２の大きさは貫通する水平軸４との間隙が１ｍｍ位 になるように整形するのが適当である。 水平軸４は、図１、２及び３に示すように、フロッピ−ディスク８が３０枚位 を吊り下げ可能な長さを目安とする。４に掛かる荷重は比較的軽量であるため、 直径２ｍｍの丸鋼を使用する。 ４の配置は、片端固定で、他の端は開放の片持 ち梁の構成とし、固定側から他 の端の開放端迄は水平な状態で、且つ４に吊り 下げられた１の下端が台７に接触 せずに適度な間隔を維持できる高さに固定側 を固着するものとする。 上記４の片端を固定している軸受け５は、図1、２及び図３に示すように、半 球 を横にして曲面の頂点に水平軸４が固着される様に整形したものである。表面 の仕上がり具合、加工性及び強度等を考慮すると、ゴルフボ−ルを２分割したも のが適当である。４と整合をとった位置で支柱６に固定する。固定には釘等を 使 用する。 支柱６は、図１、２及び３に示すように、垂直に配置されるもので、高さは水 平軸４の配置条件と整合性のあるものとし、幅２０ｍｍ厚さ１２ｍｍを目安とし 、材質は特定するものでもないが、荷重が比較的軽量である為木片等が適当で あ る。６は台７に固着するものとする。 台７は、図1、２及び３に示すように、垂直に支柱６を固定するＬ字形の底辺 を 形成する。形状や材質は特に指定するものでもないが、形状は幅１４０ｍｍ、 奥行き１００ｍｍ、厚み９ｍｍを目安とする長方形の板状のものが適当である。 材質は、支柱６と同様のものとして、木片等を使用する。 次に第２の実施例を簡単に説明する。 これは図６に示したように、台７の側面 に接合部９を設け、他の台７を連結出 来る機能を有するものとする。接合部９ は、台７に凹部、一方の台７に凸部を形 成しこの組み合わせで連結することも 出来るし、またマジックテ−プを用いて連 結する等考えられる。また接合部９ は着脱自在であることとする。このような条 件を満たすものとして種々考えら れるが、ここではマジックテ−プを使用するも のとする。このように台７に接 合部を設けた以外は第一の実施例と全く同様であ るので、その他の説明は省略 する。第一の実施例と同一部分は同一符号で示して いる。

【考案の効果】

本考案のフロッピ−ディスクのハンガ−は、フロッピ−ディスクを透明なケ− スに収納している為、フロッピ−ディスクにコンテンツが表示されているラベル の判読が可能であり、多数のフロッピ−ディスクの中から所要のものを検索す る ことが容易であり、ケ−スに軟質合成樹脂の薄いシ−トを使用している為、 嵩張 らず、僅かのスペ−スで多数のフロッピ−ディスクを収納する事が出来る 、また 材質の素性である柔軟性により、フロッピ−ディスクを吊り下げた状態 でケ−ス の開口部からフロッピ−ディスクの出し入れが容易である。またケ− スに収納さ れたフロッピ−ディスクは、自然にケ−スから飛び出ることはない 。 全体構造は、上記ケ−スと水平軸と、支柱と台の単純な構成である上に、こ れを１ユニットとして、台を連結することで複数のユニットを纏めることが出来 る、フロッピ−ディスクの内容別に各ユニットを使い分ける等の用途もある。

【図面の簡単な説明】

【図１】第１の実施例の正面図

【図２】同上平面図

【図３】同上側面図

【図４】透明な開口付袋状ケ−スの正面図

【図５】同上側面図

【図６】第２の実施例の正面図

【図７】同上平面図

【符号の説明】

１ 透明な開口付袋状ケ−ス ２ 吊下げ用穴 ３ 開口 ４ 水平軸 ５ 軸受け ６ 支柱 ７ 台 ８ フロッピ−ディスク ９ 接合部

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【手続補正書】

【提出日】平成１０年８月２５日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】透明の開口付袋状ケ−スと、上記袋状ケ−
   スの上部に吊下げ用穴と 、複数の上記袋状ケ−スの吊
   下げ用穴を貫通する水平軸と、その水平軸の片端を支え
   る一個の軸受けと、前記軸受けを支える支柱と、支柱を
   固定する台と、 から構成される、フロッピ−ディスク
   のハンガ−。
2. 【請求項２】前記台は、支柱とＬ字形構成の水平部を成
   す、請求項１のフロッピ−ディスクのハンガ−。
3. 【請求項３】前記台は、複数の台を水平軸と直角方向に
   連結可能とした、フロッピ−ディスクのハンガ−。