JP3056491U - プラグ又はコンセント用温度検知具 - Google Patents

プラグ又はコンセント用温度検知具

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JP3056491U JP1998005950U JP595098U JP3056491U JP 3056491 U JP3056491 U JP 3056491U JP 1998005950 U JP1998005950 U JP 1998005950U JP 595098 U JP595098 U JP 595098U JP 3056491 U JP3056491 U JP 3056491U
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総男 寺田
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株式会社丸佳
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラグ又はコンセントの過熱を手等で触れる
ことなく目視で簡易に検知することができる温度検知具
を提供すること。 【解決手段】 本考案の温度検知具1は、可逆性又は非
可逆性の示温材料が混入されて成形され、所定温度以上
になると透明又はほぼ透明に変化する。プラグ又はコン
セントの周囲に装着されて使用され、温度検知具1の色
変化によりプラグ又はコンセントの過熱を検知する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、プラグ又はコンセントの過熱を検知可能な温度検知具に関する。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
屋内配線等で使用されているプラグやコンセントは、両者の接続部に塵や埃が 介在していたり、プラグがコンセントに確実に差し込まれていない場合等には接 続部の密着状態が不完全となって発熱を生じる。また、複数の差込口を備えたコ ンセントに複数のプラグを接続した場合には過負荷によって発熱を生じることも ある。かかる発熱を放置すると、火災事故や電気機器の破損の原因となることが ある。しかし、かかる発熱を簡易に検知するには、人の手で直接プラグやコンセ ントに触れて発熱しているか否かを調べるしかないため、一般に、プラグやコン セントが過熱状態であることに気付き難い。
【0003】 本考案の課題は、プラグ又はコンセントの過熱を手等で触れることなく目視で 簡易に検知することができる温度検知具を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案の温度検知具は、可逆性又は非可逆性の示温 材料が混入されて成形され、所定温度以上になると、色が透明又はほぼ透明に変 化する合成樹脂製の温度検知具において、所定径のリング状に形成され、プラグ 又はコンセントの周囲に装着可能であることを特徴とする。
【0005】
【作用】
本考案の温度検知具は、プラグ又はコンセントの周囲に装着されて使用され、 常態においては所定の色を呈している。そして、プラグ又はコンセントが接続不 良等により発熱し、その熱を受けて該温度検知具が所定温度以上になると、該温 度検知具の色が透明又はほぼ透明に変化する。それにより、プラグ又はコンセン トの過熱状態を手等で触れることなく目視で検知できる。なお、プラグ又はコン セントが適正な使用状態となり、所定温度より低温になると、可逆性の示温材料 を混入して成形したものは、元の色に復帰する。一方、非可逆性の示温材料を混 入して成形したものは、プラグ又はコンセントが所定温度より低温になっても透 明又はほぼ透明状態を維持している。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の温度検知具の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。 図1は本考案の実施の形態に係る温度検知具1を示す図である。この図に示す ように、温度検知具1は、リング状に形成されていて、図2に示すように、プラ グ2又はコンセント3の周囲に装着されて用いられる。
【0007】 温度検知具1は、可逆性又は非可逆性の示温材料を混入した合成樹脂原料から 成形され、常態においては、所定の色を示している一方、所定温度以上になると 透明又はほぼ透明に変化する。そして、所定温度より低温になると、可逆性の示 温材料を混入して成形したものは、元の色に復帰し、非可逆性の示温材料を混入 して成形したものは、透明又はほぼ透明状態を維持する。なお、常態における色 は、所望の色を選択することができ、特に限定されるものではない。また、合成 樹脂原料としては、透明塩化ビニルペースト(乳化重合法によって作られる粒径 0.1〜数ミクロンの微粒子レジンを可塑剤に均一分散して得られるもの)、ポ リウレタン樹脂等を用いることができる。
【0008】 示温材料としては、上記した機能を果たすものであれば何であっても良いが、 長期に亘って繰り返し使用するものであるため、マイクロカプセル化したものを 用いることが好ましい。例えば、株式会社日本カプセルプロダクツ製の感温染料 マイクロカプセルパウダーを用いることができる。これは、電子受容性化合物( 顕色剤)類、この化合物類と反応して発色する無色染料である電子供与性呈色性 色素類、及び電子受容性化合物と電子供与性呈色性色素類との混合物に対して両 者の反応をある温度以上もしくはある温度以下で阻害する性質を有する減感剤と の混合物から構成される示温材料を、透明で内部成分が浸み出さず、外部からの 有害物の浸透を防止し得る材料でマイクロカプセル化したものであり、ある温度 以上(以下)で色が消える特性を有する。
【0009】 なお、電子受容性化合物類としては、フェノール性水酸基を有する化合物(例 えば、ビスフェノールA)もしくはその金属塩、カルボン酸金属塩、又は酸性酸 エステル(例えば、没食子酸プロピルエステル)もしくはその金属塩等が用いら れている。また、電子供与性呈色性色素類としては、クリスタルバイオレットラ クトン(青)、マカライトグリーンラクトン(緑)、ローダミンBラクタム(赤 )、3,6−ジメトキシフルオラン(黄)、3−シクロヘキシルアミノ−6−ク ロロフルオラン(橙)、ジエチルアミノベンゾフロオラン(桃)、8−ジエチル アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン(黒)等が用いられている。また 、減感剤としては、アルコール、脂肪酸等が用いられている。
【0010】 本実施の形態に係る温度検知具1は、例えば、次のようにして製造することが できる。まず、所定の容器に、液状のポリウレタン樹脂を充填し、これに上記し た示温材料のうち所望の色を呈するものが封入されたマイクロカプセル(例えば 、桃色を呈するものであれば、電子供与性呈色性色素類としてジエチルアミノベ ンゾフロオランを含有するもの(株式会社日本カプセルプロダクツ製「感温染料 マイクロカプセルパウダー」)を重量比1〜5%、好ましくは2〜3%の割合で 混入し、真空脱泡を行う。なお、マイクロカプセルの混合比をあまり高くすると 透明性が損なわれるため好ましくない。 次に、温度検知具1の形状に合わせて成形された型に、上記のマイクロカプセ ルが混入された液状ポリウレタン樹脂を注入し、炉内で180〜200℃前後で 加熱してゲル化し、最後に、水槽内に移して冷却してから離型する。
【0011】 このように製造された温度検知具1は、プラグ2又はコンセント3の周囲に装 着されて使用され、常態においては、桃色を呈している。そして、プラグ2又は コンセント3が接続不良等により発熱し、その熱を受けて温度検知具1が所定温 度以上になると、マイクロカプセル内の減感剤の作用により、桃色から透明又は ほぼ透明に変化する。それにより、プラグ2又はコンセント3の過熱状態を手等 で触れることなく目視によりいち早く知ることができる。そして、プラグ2又は コンセント3を適正な使用状態に変更後、プラグ2又はコンセント3が所定温度 より低温になると、温度検知具1は透明から元の桃色に復帰する。
【0012】 なお、本実施の形態に係る温度検知具1において変色する温度の設定は任意で あるが、例えば、プラグ2又はコンセント3が50℃の熱を発したときから変化 し始め、60℃まで温度が上昇したところで無色透明となり、その後、プラグ2 又はコンセント3が45〜40℃まで冷えると、元の色に復帰するよう設定する ことができる。
【0013】 本考案の温度検知具は、上記した実施の形態に何ら限定されるものではない。 例えば、上記実施の形態では、温度検知具1の全体が着色状態から透明状態に変 化するように構成されているが、一部であっても良い。また、上記実施の形態で は、示温材料として可逆性のものを用いた場合につき説明したが、非可逆性のも のを用いても良いことはもちろんである。但し、この場合には、温度検知具1が 一旦透明又はほぼ透明状態に変化すると元の色に戻らないため、かかる状態に変 化した温度検知具1は、新しい温度検知具と交換する必要がある。
【0014】
【考案の効果】
本考案の温度検知具は、プラグ又はコンセントの周囲に装着されて使用され、 所定温度以上になると透明又はほぼ透明に変化するため、プラグ又はコンセント の過熱を目視により容易に検知することができる。その結果、プラグ又はコンセ ントの過熱を早期に発見でき、火災事故等の未然防止に役立てることができる。 また、可逆性の示温材料を混入して成形したものは、一旦透明又はほぼ透明状 態となっても、プラグ又はコンセントの温度が所定温度より低温になると、元の 色に復帰するため、再使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本考案の実施の形態に係る温度検知
具を示す図である。
【図2】 図2は、同実施の形態に係る温度検知具の使
用例を示す図である。
【符号の説明】
1 温度検知具 2 プラグ 3 コンセント

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可逆性又は非可逆性の示温材料が混入さ
    れて成形され、所定温度以上になると、色が透明又はほ
    ぼ透明に変化する合成樹脂製の温度検知具において、所
    定径のリング状に形成され、プラグ又はコンセントの周
    囲に装着可能であることを特徴とする温度検知具。
JP1998005950U 1998-08-06 1998-08-06 プラグ又はコンセント用温度検知具 Expired - Fee Related JP3056491U (ja)

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