JP3056248U - 領収書貼付支出と収入の記録帳 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 領収書を簡単に整理するともに、併せて集計
も簡単に行え、領収書のない支出や収入も記録できるよ
うにして、支出と収入が簡易に把握できるようにするこ
と、並びに剥離紙など領収書の貼付に必要な部材をあら
かじめ敷設しないで領収書を貼付することである。 【解決手段】 紙の上側に領収書のある支出（１）を表
題にし、その下にほぼ均等に２分した上部と下部に項目
等記載枠（２）、累計記載枠（３）、領収書貼付枠
（４）及びシール貼付部（５）を印刷した領収書貼付支
出記録用紙（７）を作り、紙の上側に領収書のない支出
（８）を表題に表１（９）を印刷した領収書のない支出
記録用紙（１０）を作り、紙の上側に収入（１１）を表
題に表２（１２）を印刷した収入等記録用紙（１３）を
作り、これらの用紙の左端２か所に穴（６）を開ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、領収書貼付支出と収入の記録帳に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、領収書の整理の用具としては、特開平７−２４２０８８、特開平７ −２４２０８９、特開平９−２４８９８８などがあったが、一覧性に欠け、領収 書に記載の金額を簡単に計算して支出金額を常時把握できる機能は有していなか ったため、領収書の整理と支出の計算は別に行う必要があったし、領収書を貼付 するための剥離紙付き接着剤をあらかじめ設置しておく必要があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

解決しようとする課題は、次のようなことである。 ・整理した領収書の計算が簡単にでき、常時支出が把握できること。 ・領収書以外の支出と収入を記録することで収支が容易に把握できること。 ・領収書貼付のための接着剤をあらかじめ設置する必要がないこと。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

紙の上側に、領収書のある支出（１）の文字を表題として印刷し、その下をほ ぼ均等に２分した上部と下部にそれぞれ項目等記載枠（２）、累計記載枠（３） 、領収書貼付枠（４）及びシール貼付部（５）を印刷する。そして、上部と下部 で構成する領収書貼付支出記録用紙（７）を作る。

【０００５】 紙の上側に領収書のない支出（８）の文字を表題とした表１（９）を印刷した 領収書のない支出記録用紙（１０）を作る。

【０００６】 紙の上側に収入（１１）の文字を表題とした表２（１２）を印刷した収入等記 録用紙（１３）を作る。

【０００７】 領収書貼付支出記録用紙（７）、領収書のない支出記録用紙（１０）及び収入等 記録用紙（１３）の用紙の左端２か所に、市販のＢ５判用２穴ファイルに適合す る間隔で穴（６）を開ける。

【０００８】 本考案は、以上のように、領収書貼付支出記録用紙（７）のシール貼付部（４ ）に接着剤付きシールで領収書を貼付することにより領収書の整理を容易にし、 領収書の金額を項目等記載枠（２）に記載し、累計記載枠（３）を使用すること で、領収書に記載の金額の計算を簡単にし、支出の状況を把握できる。そして、 領収書のない支出記録用紙（１０）及び収入等記録用紙（１３）を使用すること で収入と支出の状況を把握できる。これにより本考案が解決しようとする問題点 を解決している。

【考案の実施の形態】

考案の実施の形態について図面を参照して説明する。

【０００９】 図１において領収書貼付支出記録用紙（７）は、例えば、Ｂ５判の紙を用い、 紙の上側に領収書のある支出（１）の文字を表題として印刷し、その下をほぼ均 等に２分する。そして、項目等記載枠（２）は、横約３．５ｃｍ、縦約８ｃｍの 大きさで紙の左側に印刷し、枠内には、／、￥、項目の記号及び文字並びに数本 の点線を約１ｃｍ間隔で水平に印刷する。

【００１０】 累計記載枠（３）は、横約３．５ｃｍ、縦約２ｃｍの大きさで項目等記載枠（ ２）の下に印刷し、枠の中には、累計の文字を印刷する。

【００１１】 領収書貼付枠（４）は、横約１１ｃｍ、縦約１０ｃｍの大きさで、項目等記載 枠（２）及び累計記載枠（３）の右に印刷し、その中にＭＥＭＯの文字と数本の 点線を約１ｃｍ間隔で水平に印刷する。そして、シール貼付部（５）は、横約２ ｃｍ、縦約１ｃｍの大きさで、領収書貼付枠（４）左上部に印刷する。上部と下 部の間は約１ｃｍ開ける。

【００１２】 以上の構成の領収書貼付支出記録用紙（７）を使用するときは、貼付する領収 書の左上部の角を領収書貼付枠（４）の左上部の角に重ねて置き、適当な大きさ の接着剤付きシールを領収書に半分程度かかるように貼る。この場合、シール貼 付部（５）はシールを貼る位置の目安になり、接着剤付きシールは、片面に接着 剤のついているものであれば、材質、形状、大きさを問わず使用できる。また、 領収書貼付枠（４）の枠線は、領収書を貼るときや大きい領収書を折り曲げると きの目安になり、領収書貼付枠（４）のＭＥＭＯには、領収書に関連したことで 記録しておいた方がよいことを記載するのに使用できる。

【００１３】 項目等記載枠（２）には、領収書記載の日付を／の行に１／１のように、金額 を￥の行に￥１０のように、コピー代、飲食代などの内容を項目の行に記載する 。その場合、記号又は文字の下に印刷した線は記入のときの目安になる。

【００１４】 累計記載枠（３）には、そこまでの累計を記入する。

【００１５】 図２において領収書のない支出記録用紙（１０）は、例えば、Ｂ５判の紙を用 い、紙の上側に領収書のない支出（８）の文字を表題とし、表１（９）は、横約 １４ｃｍ、縦約２０ｃｍで、約１．５ｃｍの間隔で罫線を水平に印刷し、列とし て左から月日、内容、金額、累計の見出しの文字と縦の罫線を印刷し、最終行に 合計の文字を印刷する。

【００１６】 以上の構成の領収書のない支出記録用紙（１０）を使うときは、領収書のない 支出があった都度、月日、内容、金額、累計を記入し、合計の行には、記入した 金額の合計を記入する。

【００１７】 図３において収入等記録用紙（１３）は、例えば、Ｂ５判の紙を用い、紙の上 側に収入（１１）の文字を表題とし、表２（１２）は、横約１４ｃｍ、縦約２０ ｃｍで、約１．５ｃｍの間隔で罫線を水平に印刷し、列として左から月日、内容 、金額、累計の見出しの文字と縦の罫線を印刷する。そして、列の見出しの次の 行には繰越の文字、表の下部５行には収入合計、領収書のある支出の合計、領収 書のない支出の合計、支出合計及び繰越の文字を印刷する。

【００１８】 以上の構成の収入等記録用紙（１３）を使うときは、最初の行には、繰越のあ った額を記入し、収入があった都度、月日、内容、金額、累計を記入する。領収 書のある支出の合計は、領収書貼付支出記録用紙（７）の累計の最終ページのも のを転記し、領収書のない支出の合計は、領収書のない支出記録用紙（１０）の 合計金額を転記する。

【００１９】

【実施例】

以下、本考案の一実施例を説明する。本考案は、領収書貼付支出記録用紙（７ ）、領収書のない支出記録用紙（１０）及び収入等記録用紙（１３）の組み合わ せで構成されているので、必要に応じて領収書貼付支出記録用紙（７）、領収書 のない支出記録用紙（１０）又は収入等記録用紙（１３）の数を増やしたり、両 面及び片面に印刷したり、帳簿やノートのように製本したり、或いはルーズリー フのように製本せずに、綴じないでバラでも使用できる。

【００２０】 本考案は、Ｂ５判の紙の上端に２個又はＢ５判の紙の左端に２２個の穴を開け 、市販のファイルに綴じ込めるように作成することもできる。

【００２１】 本考案は、領収書貼付支出記録用紙（７）の上部又は下部だけを独立させて図 ４のように１枚の紙に印刷し、それに領収書を貼付することもできる。この場合 は、左端又は上端を、簡単にはがすことができるメモ帳のように綴じることもで き、さらに、用紙に穴を開けて、領収書を貼った後で、内容別、勘定科目別、日 付別などに分類して、市販のファイルに綴じて整理することもできる。

【００２２】 本考案は、領収書の記載内容のうち、確認する機会の多い日付、金額及び用途 が記入できる欄を／、￥、項目として印刷してあるため、これらを利用すること で、その都度領収書を見て作業する手間を省略することができる。また、領収書 について何かメモしておきたいことは、ＭＥＭＯの欄に記入できる。

【００２３】 本考案は、図１における項目等記載枠（２）の／、￥の記号は、日付、金額を 表す他の記号又は文字にすることができ、項目は科目など他の文字にすることが できる。そして、シール貼付部（５）は、領収書貼付枠（４）の上部中央、右側 付近に印刷することができ、形状も四角形の他にも丸い形などにすることができ るし、その上、両面テープなどの剥離紙付き接着材を用いてあらかじめ貼付して おくこともできる。また、シール貼付部（５）に使用する接着剤付きシールは、 セロハンテープ、いわゆるプリクラや会社名、商品名などを印刷したものなどに することもできる。

【００２４】 本考案は、Ｂ５判の紙のほかＡ４判でもよく、その場合は、領収書貼付支出記 録用紙（７）における項目等記載枠（２）、累計記載枠（３）、領収書貼付枠（ ４）及びシール貼付部（５）を上・中・下部の三つに印刷することもできる。

【００２５】 本考案は、図１における項目等記載枠（２）の位置を紙の左のほかに右又は図 ４のように紙の上部に置くことができる。

【００２６】 本考案は、図１における上部項目等記載枠（２）と領収書貼付枠（３）は、外 枠を印刷しないで、図５のように区切り線を印刷することもできる。

【００２７】

【考案の効果】

本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果がある。

【００２８】 領収書を貼付するのに両面テープなどの剥離紙の付いたものではなく、片面に 接着剤の付いたシールを使用するため、両面テープなどを紙に敷設する工程が不 要であり、領収書を貼付するときにめくった剥離紙を捨てる必要もない。そして 、領収書を貼付するシールには、会社名、商品名などを印刷することができるの で、このシールを広告の媒体として利用できる。

【００２９】 以上説明したように本考案は、支出を領収書のある支出と領収書のない支出に 区分し、領収書を貼付する領収書貼付支出記録用紙（７）には、金額が記入でき るため、領収書の整理を行いながら、支出金額の計算ができるので、常時支出を 把握することができる。また、収入と支出を記入できる簡単な帳簿として利用で きるため、個人事業の簡単な会計帳簿、同好会などの会計帳簿、小遣い帳などと して利用することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の領収書貼付支出記録用紙の平面図

【図２】本考案の領収書のない支出記録用紙の平面図

【図３】本考案の収入等記録用紙の平面図

【図４】本考案の領収書貼付支出記録用紙の実施例の平
面図

【図５】本考案の領収書貼付支出記録用紙の実施例の平
面図

【符号の説明】

（１）は領収書のある支出 （２）は項目等記載枠 （３）は累計記載枠 （４）は領収書貼付枠 （５）はシール貼付部 （６）は穴 （７）は領収書貼付支出記録用紙 （８）は領収書のない支出 （９）は表１ （１０）は領収書のない支出記録用紙 （１１）は収入 （１２）は表２ （１３）は収入等記録用紙 （１４）は区切り線

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 紙の上側に領収書のある支出（１）を表
   題に、その下をほぼ均等に２分した上部と下部に項目等
   記載枠（２）、累計記載枠（３）、領収書貼付枠（４）
   及びシール貼付部（５）を印刷した領収書貼付支出記録
   用紙（７）を作り、紙の上側に領収書のない支出（８）
   を表題に表１（９）を印刷した領収書のない支出記録用
   紙（１０）を作り、紙の上側に収入（１１）を表題に表
   ２（１２）を印刷した収入等記録用紙（１３）を作り、
   これらの用紙の左端２か所に穴（６）を開けた領収書貼
   付支出記録用紙（７）、領収書のない支出記録用紙（１
   ０）及び収入等記録用紙（１３）で構成する領収書貼付
   支出と収入の記録帳