JP3056240U - ゲーム機の自動弾回収充填装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動的に弾を回収して銃などの発射装置まで
弾を詰まらせずに順序よく運んで充填するゲーム機の自
動弾回収充填装置を提供する。 【解決手段】 本考案を空気ポンプ、弾回収装置、弾分
配装置及び３つのパイプで構成する。弾分配装置を空気
ポンプ、弾回収装置及び発射装置に接続し、空気ポンプ
により弾分配装置内部を真空にする。真空の吸う力を利
用して、弾回収装置が集めた弾を弾分配装置へ運ぶ。弾
分配装置で弾を自動的に並べて、速やかに発射装置まで
運んで充填する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、真空を利用して弾を吸い取る技術に関し、とくに弾を自動的に素早 く発射部まで送り込んで充填し、射撃またはそれに似たゲーム機に応用すること ができる技術に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の射撃ゲームは、発射された後の弾が標的に当たっても当たらなくても、 銃と標的の間の空間に落ちる。そのため、その空間で弾を収集することになる。 しかし収集にある程度の時間がかかり、また機械を開けて弾を取り出し、再び 銃などの発射装置に充填しなければならないため面倒である。またこの方法は弾 を無駄にしないけれども、一定の時間の後、機械を開けて再び弾を詰めなければ ならず、効率が悪くてとても理想的とは言えない。

【０００２】

【考案が解決しようとする課題】

自動的に弾を回収して銃などの発射装置まで弾を運んで充填するゲーム機の自 動弾回収充填装置を提供することである。 また、弾を詰まらせずに自動的に順序よく運ぶ自動弾回収充填装置を提供する ことである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案を空気ポンプ、弾回収装置、弾分配装置及び３つのパイプで構成する。 弾分配装置を空気ポンプ、弾回収装置及び発射装置に接続し、空気ポンプにより 弾分配装置内部を真空にする。真空の吸う力を利用して、弾回収装置が集めた弾 を弾分配装置へ運ぶ。弾分配装置で弾を自動的に並べて、速やかに発射装置まで 運んで充填する。

【０００５】

【考案の実施の形態】 図１に示すように、本考案は主に空気ポンプ１０、弾回収装置２０及び弾分配 装置４０で構成される。空気ポンプ１０のモーター吸い込み口１３を本体１２に 設け、モーター吸い込み口１３に接続する吸い込み口４１２を本体１２後面板の 中心位置に設け、本体１２の底板は外側に向かって伸び、そこにネジ穴が設けら れる。本体１２の側面板の適当な所にホック用の留め具１２１が設けられ、カバ ー１１の端部にホック１１１を設ける。弾回収装置２０の箱体２１は正方形で、 その底板に数個の通気穴が設けられて、箱体２１の上部板の適当な位置に楕円形 ホール２１１及び２個の収集穴２１２が設けられる。また楕円形ホール２１１の 後ろには伝導パーツが設けられる。 図２に示すように、伝導パーツは主にフレーム２４、モーター２２、定位パー ツ２６、移動パーツ２８、回転パーツ３４、固定具３２、カバー３７で構成され る。フレーム２４の両端にネジ穴を有する曲げ部２５を形成、フレーム２４の平 面上の中央にモーター軸用の穴と数個のネジ穴を設け、モーター２２を接続して モーター軸２３を通すのに使用する。モーター軸２３にはネジ山が設けられ、フ レーム２４の平面の端部には弧状の切り込みが入れられる。 移動パーツ２８は長方形を呈し、その中央部分に通し穴２９が設けられ、通し 穴２９の前後にはＴ形ストッパー３０が設けられる。側面のＴ形ストッパー３０ 下側には開口端部が弧状を呈した接続パーツ３１が設けられて、接続パーツ３１ は同時に留め耳３３を有する固定具３２に留められる。 移動パーツ２８の通し穴２９へフレーム２４のモーター軸２３を通し、溝２７ を有する定位パーツ２６でフレーム２４を移動パーツ２８上に固定する。移動パ ーツ２８は前後に動いて移動することができる。軸穴３５を有する回転パーツ３ ４を、移動パーツ２８のＴ形ストッパー３０の間に置く。その軸穴３５をモータ ー軸２３に入れた後、ナット３６により固定する。固定具３２をカバー３７の通 し穴３８に通した後、箱体２１に固定して弾回収装置２０をつくる。

【０００３】 図５に示すように、弾分配装置４０は箱形の金属製ボックスとアクリル板を接 続して形成し、その上部に弾を貯める空間の貯蔵室４１を設ける。貯蔵室４１の 上方両側に入口４１１と正方形の穴の吸い込み口４１２を設け、貯蔵室４１の上 下適当な位置に弾の上限センサー４３と下限センサー４４を設ける。また下限セ ンサー４４の近くにＬ形の撹拌棒４２を設ける。弾分配装置４０の下部に分球盤 ４５を設け、分球盤４５の外周に弾のサイズと同じ大きさの弾用穴４５１を設け る。分球盤４５の上部は貯蔵室４１の底部に接し、分球盤４５の上部両側に傾斜 状の進球区４６と三角状の出球区４７を設ける。また出球区４７の下側に弾出口 ４８を分球盤４５から弾がスムーズに外に出る方向へ設ける。弾出口４８の末端 の所に取付部４９を設け、弾出口４８と出弾パイプ５０を繋げるのに利用する。 また弾分配装置４０の下部は１個の弾だけが通れる広さにする。 パイプ６０の一端を弾分配装置４０の入口４１１へ接続し、もう一端を弾回収 装置２０の固定具３２と箱体２１が形成する穴へ接続する。もう一つのパイプ６ １の一端を弾分配装置４０の吸い込み口４１２に接続し、もう一端を空気ポンプ １０のモーター吸い込み口１３へ接続する。 本考案は図６が示すように、射撃ゲーム機８０の中で発射された弾がパイプを 通り、弾回収装置２０の中へ入る。このとき弾分配装置４０の貯蔵室４１内の弾 ７０が下限センサー４４以下まで減ったとき、空気ポンプ１０の空気を吸うモー ターが直ちに働く。パイプ６１により弾分配装置４０の貯蔵室４１は真空状態に なり、弾回収装置２０のパイプ６０は箱体２１内の弾７０を弾分配装置４０の貯 蔵室４１まで運ぶ。もし箱体２１内のパイプ６０の同じ所で弾を吸い取ったとき 、弾の間に隙間が無くなり、吸い取るのが難しくなる。図３と図４に示すように 、弾を吸い取り始めると同時にモーター２２が動き始めて、軸穴が中心からずれ ている回転パーツ３４を回転させる。それは２個の定位パーツ２６の間の移動パ ーツ２８を前後に移動して固定具３２を動かす。そのため弾７０を前後に移動撹 拌しパイプ６０で簡単に吸い取れるようにする。弾分配装置４０まで弾７０を吸 い取って運び、弾を上限センサー４３の高さまで吸い取る。吸い込み口４１２前 部に設置した正方形の格子は弾７０が空気ポンプ１０まで吸い取られるのを防止 する。弾の発射と同時に分球盤４５と撹拌棒４２は回転し始め、撹拌棒４２の作 用は上述の弾回収装置２０の固定具３２と同じで、進球区４６の弾７０をかき混 ぜて弾同士に隙間をつくる。弾７０が分球盤４５の弾用穴４５１中にセットされ 分球盤４５が回転する時、弾７０は弾出口４８へ順番に送られる。最後に出弾パ イプ５０まで送られてから銃などの発射装置まで送られる。

【０００４】

【考案の効果】

自動的に弾を回収して、弾を詰まらせずに順番に銃などの発射装置まで運んで 充填するため、機械を開けて弾を取り出し、銃などの発射装置に充填する面倒な 手間が必要無い。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】伝動パーツの分解斜視図である。

【図３】伝動パーツの下面図である。

【図４】伝動パーツの下面図である。

【図５】弾分配装置の正面図である。

【図６】本考案の実施例の斜視図である。

【符号の説明】 １０ 空気ポンプ １１ カバー １１１ ホック １２ 本体 １２１ 留め具 １３ モーター吸い込み口 ２０ 弾回収装置 ２１ 箱体 ２１１ 楕円形ホール ２１２ 収集穴 ２２ モーター ２３ モーター軸 ２４ フレーム ２５ 曲げ部 ２６ 定位パーツ ２７ 溝 ２８ 移動パーツ ２９ 通し穴 ３０ Ｔ形ストッパー ３１ 接続パーツ ３２ 固定具 ３３ 留め耳 ３４ 回転パーツ ３５ 軸穴 ３６ ナット ３７ カバー ３８ 通し穴 ４０ 弾分配装置 ４１ 貯蔵室 ４１１ 入口 ４１２ 吸い込み口 ４２ 撹拌棒 ４３ 上限センサー ４４ 下限センサー ４５ 分球区 ４５１ 弾用穴 ４６ 進球区 ４７ 出球区 ４８ 弾出口 ４９ 取付部 ５０ 出弾パイプ ６０ パイプ ６１ パイプ ７０ 弾 ８０ ゲーム機

Claims (6)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】主に空気ポンプ、弾回収装置、弾分配装置
   及び３本のパイプで構成され、 空気ポンプの本体の中
   にモーターを設置し、本体の側面板の適当な所にホック
   に引っかけるための留め具を設けて、弾回収装置の箱体
   は正方形で、箱体の上部板の適当な位置にホールと２個
   の収集穴が設けられ、ホールの後ろには伝導パーツが設
   けられ、伝導パーツはフレーム、モーター、定位パー
   ツ、移動パーツ、回転パーツ、固定具、カバーで構成さ
   れ、フレームにモーター軸用の穴を設けて移動パーツの
   通し穴と重ね、移動パーツの両側を定位パーツで固定
   し、移動パーツの前端に固定具を取り付け、モーターの
   回転軸をフレームの穴に通して回転パーツをナットでモ
   ーター軸に固定し、弾分配装置は箱形の金属製ボックス
   とアクリル板を接続して形成し、その上部に弾を貯める
   空間の貯蔵室を設け、貯蔵室に入口と吸い込み口とセン
   サーと撹拌棒を設け、弾分配装置の下部に分球盤を設
   け、分球盤の上部両側に進球区と出球区を設けて、出球
   区の下側に弾出口を設け、ボール分配装置は３本のパイ
   プにより空気ポンプ、弾回収装置及び発射装置に接続
   し、空気ポンプにより弾分配装置内部を真空にして、真
   空の吸う力を利用して弾回収装置に集めた弾を弾分配装
   置へ運び、弾分配装置で弾を自動的に並べて、素早く発
   射装置まで運ぶことを特徴とするゲーム機の自動弾回収
   充填装置。
2. 【請求項２】空気ポンプ本体の後面板にモーター吸い込
   み口が設けられ、パイプで弾分配装置と接続することを
   特徴とする請求項１記載の自動弾回収充填装置。
3. 【請求項３】弾分配装置上部の貯蔵室の吸い込み口に、
   格子状に四角い穴を設けることを特徴とする請求項１記
   載の自動弾回収充填装置。
4. 【請求項４】弾分配装置上部の貯蔵室のセンサーが光セ
   ンサーであることを特徴とする請求項１記載の自動弾回
   収充填装置。
5. 【請求項５】弾分配装置下部の幅が弾１個分だけである
   ことを特徴とする請求項１記載の自動弾回収充填装置。
6. 【請求項６】弾回収装置のカバーが箱体の通し穴を塞ぐ
   ことを特徴とする請求項１記載の自動弾回収充填装置。