JP3055631U - 皮膚保護用手袋一体型の袖 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】手袋と袖を一体化することで容易に手袋を外す
ことができないようにして皮膚を保護する。 【解決手段】かゆみを伴う皮膚疾患時の引っ掻きから皮
膚を保護するため袖先が手袋になっており、手首の辺り
の袖の片側には取り外し用の開閉口を設け、必要時には
簡単に手の出入を自在にし、かつ親指に相当する部位に
親指の出入自在の穴を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】 【考案の属する技術分野】

本考案は、皮膚疾患による引っ掻きから皮膚を保護するための皮膚保護用手袋 一体型の袖に関するものである。

【従来の技術】

従来の衣類では袖先が開口しているため指が露出しており容易に皮膚を引っ掻 くことができた。そのため手袋をはめさせていた。

【本考案が解決しようとする課題】

かゆみのある皮膚疾患の患者はかゆみにより無意識のうちに、あるいは睡眠中 に皮膚を引っ掻き患部を悪化させてしまう。 そこで手袋を着用し、皮膚を保護しようとするのだが手袋も無意識のうちに外し てしまうという問題点があり、あまり皮膚の保護効果が期待できない。 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものでありそ の目的とするところは手袋と袖を一体化することで容易に手袋を外すことができ ないようにすることを提供するものである。

【課題を解決するための手段】

本考案の皮膚保護用手袋一体型の袖はかゆみを伴う皮膚疾患時の引っ掻きから 皮膚を保護するため袖先が手袋になっており、手首の辺りの袖の片側には取り外 し用の開閉口を設け、必要時には簡単に手の出入を自在にし、かつ親指に相当す る部位に親指の出入自在の穴を設けたものである。

【考案の実施の形態】

図１及び図２において手袋１は袖４と一体化しており、袖付け６から手袋の先端 まで３５ｃｍ、袖付け６から手首の開閉口２まで２３ｃｍでファスナー５により 開閉自在とし、（ボタン、スナップ、マジックテープを使用しても良い。）袖付 け６から親指の穴３までは２５ｃｍで、穴３の寸法は２ｃｍとした。ファスナー ５の長さは１０ｃｍとした。袖４及び手袋１の素材として最も適しているのは皮 膚への刺激が少なく吸水性の良い綿だが、合成繊維、厚狭、絹を使用しても良い 。 作成の方法は開閉口２のところで袖の片側（手袋部分）を切り離し、ファスナ ー５を付ける部分と親指の穴３の部分を折り返し、縁をかがっておき、開閉口２ にファスナー５を付ける。図２のように袖と手袋が一体化するように袖を作る。 出来上がった袖を身ごろに縫い付けて完成である。 使用方法は通常のパジャマを着用するように袖を通し親指を穴３から出す。

【考案の効果】

袖と手袋が一体化していることで、従来のように手袋を外してしまうことがな くなり、指先が露出しないため皮膚への負担が軽減される。 また、親の心身的負担も少なくなった。 さらに、親指に穴を開けることによって指しゃぶりのある幼児に対して精神的不 安を与えなかった。。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の正面図である。

【図２】Ａ部（本考案の丸型）の部分拡大図である。

【図３】従来の衣服の参考図である。

【図４】本考案のミトン型の平面図である。

【図５】本考案のグローブ型の平面図である。

【図６】本考案の角型の平面図である。

【符号の簡単な説明】

Ａ、考案要部 １、手袋 ２、開閉口 ３、親指出入の穴 ４、袖 ５、ファスナー ６、袖付け ７、身ごろ ８、手部の透視 ９、従来のミトン手袋 １０、考案のミトン型手袋部 １１、考案のグローブ型手袋部 １２、考案の角型手袋部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】かゆみを伴う皮膚疾患時の引っ掻きから皮
   膚を保護するため袖先（４）が手袋（１）になってお
   り、手首の辺りの袖の片側には取り外し用の開閉口
   （２）を設け、必要時には簡単に手の出入を自在にし、
   かつ親指に相当する部位に親指の出入自在の穴（３）を
   設けたことを特徴とする皮膚保護用手袋一体型の袖。