JP3055318B2 - 低温食品の加熱装置 - Google Patents

低温食品の加熱装置

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JP3055318B2
JP3055318B2 JP4232514A JP23251492A JP3055318B2 JP 3055318 B2 JP3055318 B2 JP 3055318B2 JP 4232514 A JP4232514 A JP 4232514A JP 23251492 A JP23251492 A JP 23251492A JP 3055318 B2 JP3055318 B2 JP 3055318B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チルド食品、冷凍食品
等の低温食品を、食事が可能となるようにするために加
熱処理を行うための、低温食品の加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レストラン等では、料理をチルド食品等
の低温食品として予め準備し、顧客からの注文を受けた
際に、この低温食品を加熱して顧客に供することで、迅
速な料理の提供が行われるようになってきている。この
ような形態での料理の供給用として使用されている従来
技術の低温食品の加熱装置は、例えば図3〜図5に示す
ものである。図3は従来例の低温食品の加熱装置の側断
面図、図4は図3においてQ矢方向から見た側断面図、
図5は図3において使用されている載置台の斜視図であ
る。
【0003】図3〜図5において、1は容器であり、底
部1aと側部1bを有し、その内部に加熱媒体2を貯溜
するものであり、必要に応じその上端部は蓋体(図示せ
ず)で覆われるものである。21は載置台であり、前記
容器1の底部1aの上側に配置される側壁部22と、側
壁部22の上端部に配置されて直方体形の容器に収容さ
れた低温食品3を載置する支持部23よりなるものであ
り、前記側壁部22は、直方体形の筒状をなし、その両
端面は開口されており、しかもその前記容器1の底部1
aと接する下端部に前記加熱媒体2を還流させるための
貫通孔22bを形成しており、また前記支持部23は、
金属製の細い棒材を折り曲げて図示の形状に形成したも
のであり、直接に低温食品を載置ししかも前記側壁部2
2の上端部に水平に配置される載置部23aと、この載
置部23aの両端部に直立して形成される把手を兼ねる
端部保持部23bと、前記載置部23aの中間部に直立
して形成される中間保持部23cとよりなるものであ
り、これらの端部保持部23b,中間保持部23cは互
いに平行するよう形成されており、それらの間隙部分に
前記低温食品3を直立させて載置するものである。
【0004】4は、前記容器1の底部1aをその下面側
から加熱するための加熱手段としての誘導加熱装置であ
り、高周波電流を発生するインバータ装置5と、このイ
ンバータ装置5から高周波電流の供給を受けて、前記容
器1の底部1aの中央部分に高周波磁界を生成するとこ
ろの、容器1とは離間されて配置されたコイル6とより
構成されている。
【0005】従来例の低温食品の加熱装置は、前述の構
成をしており、低温食品3を加熱する場合には、載置台
21の前記した載置部23a上の、端部保持部23bと
中間保持部23cとの間隙部分に、直方体形の低温食品
3を最も短い寸法を持つその側部(即ち、厚さ方向の側
部)の一面を接しさせて直立した状態で載置し、容器1
に加熱媒体2としての水を、低温食品3が水没するまで
注入する。
【0006】この状態で、誘導加熱装置4を稼働させ、
容器1の底部1aの中央部分を、加熱する。これによ
り、加熱媒体2としての水が底部1aの中央部分から加
熱されるが、加熱された水には底部1aの中央部分から
上昇流2aが生じる。この上昇流2aは、載置台21の
側壁部22の上部端面側の開口部から流れ出て、容器1
内を上昇し、加熱媒体2の上面付近で容器1の側部1b
側に向きを変え、以降側部1bに沿って下降し、載置台
21の側壁部22に設けられた前記貫通孔22bを通流
して、再び底部1aの中央部分付近に戻る。即ち、容器
1の底部1aの中央部分が加熱されることで、加熱媒体
2としての水に、上昇流2aと下降流とからなる循環流
2bが生成される。
【0007】低温食品3は、前記した通り、その厚さ方
向の側部の一面を下にして載置台21の上方に間隔を設
けて直立して載置されているので、前記上昇流2aはこ
の間隔部内を流れることとなる。この上昇流2aは、こ
の間隔部においては、低温食品3の側面に沿って流れる
ので、低温食品3は加熱媒体2としての水により加熱を
受け、その食品の適温まで上昇されることとなる。な
お、低温食品3の加熱時に、加熱媒体2としての水は、
90℃以上の温度に加熱されるのが一般である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術によ
る低温食品の加熱装置においては、低温食品3の加熱は
行われるのであるが、加熱媒体2としての水に生じる上
昇流2aが、側壁部22の上端側の開口部から流れ出る
ものであるので、その全てが必ずしも低温食品3付近を
通流するものではない。また、低温食品3付近を通流す
る上昇流2aの内、低温食品3と直接に接するのは、そ
の一部のみである。このため、加熱媒体2としての水の
持つ熱が、低温食品3に伝達される割合は多くなく、低
温食品3の加熱に、長時間を要するという問題があっ
た。
【0009】本発明は、前述の従来技術の問題点に鑑み
なされたものであり、その目的は低温食品を短時間で加
熱することのできる、低温食品の加熱装置を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明では前述の目的
は、内部に加熱媒体を貯溜する容器と、該容器の底部の
上面に配置され、低温食品を載置する載置台と、前記容
器の底部を加熱することで前記加熱媒体を加熱するとと
もに、この加熱媒体中に上昇流を発生させる加熱手段と
を備えた低温食品の加熱装置において、筒状でありその
上下の両端部は開口し、前記加熱媒体を還流させるため
の貫通孔を有する側壁と、該側壁の上部開口を覆い、か
つ複数の孔を有する覆い板と、該覆い板の前記複数の孔
のそれぞれに装着され、その側面に前記加熱媒体の前記
上昇流を吐出するための多数の吐出孔を持ち、その上端
部を塞ぎ板で塞がれた筒状体とから構成される載置台
と、前記載置台が有する複数の筒状体の間に低温食品を
保持するとともに前記低温食品と前記筒状体との間に間
隔を保持するための保持具とを備え、該保持具は、U字
状保持具片と、間隔片とを有し、前記U字状保持具片
は、低温食品を直接保持するためのものであり低温食品
を挿入しえる空間を設けて互いにほぼ直立ししかも加熱
媒体を通流させる貫通孔が形成された一対のガイド板部
と、このガイド板部のそれぞれをその下端で互いに連結
する連結板部とを有し、前記間隔片は、前記ガイド板部
と載置台が備える筒状体との間に間隔を形成するための
ものであり、前記U字状保持具片のそれぞれの前記ガイ
ド板部の外側の側面の前記貫通孔を除く部位に、前記ガ
イド板部の幅方向のそれぞれの端部の近傍から突き出し
て形成された構成とすること、で達成される。
【0011】
【作用】本発明においては、上記構成としたことで、容
器底部の中央部分を加熱することにより生じた上昇流
は、側壁内を上昇し、覆い板によってその複数の孔部に
集められ、複数の孔から筒状体中に入り、筒状体中を上
昇する。筒状体中を上昇した上昇流は、筒状体の上端部
が塞ぎ板で塞がれているので、筒状体の側面に形成され
た吐出孔からほぼ水平方向に噴出する。この際、吐出孔
から噴出した上昇流は、筒状体からほぼ水平方向に噴出
されることと、この吐出孔が低温食品の側面の全面に対
向して分布していることのため、低温食品の側面の全面
に直接衝突する加熱媒体の流れを生じさせるので、加熱
媒体である水の持つ熱が、低温食品に能率良く伝達され
ることとなる。
【0012】さらに、載置台が有する複数の筒状体のそ
れぞれの間に、低温食品を保持するとともに前記低温食
品と前記筒状体との間に間隔を保持するための保持具を
備えることにより、加熱されて昇温すると変形し易くな
る低温食品の加熱を行う場合においても、低温食品は保
持具のU字状保持具片によりその変形を規制され、しか
も保持具の間隔片により、低温食品と筒状体の側面との
間に間隔が常に保持されており、筒状体の側面に形成さ
れている吐出孔が変形した低温食品により塞がれること
が無くなるために、加熱を受けて変形し易い低温食品の
場合であっても、加熱媒体である水の持つ熱が、低温食
品に能率良くしかも均一に伝達されることとなる。
【0013】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して詳細に
説明する。図1は本発明の低温食品の加熱装置の一実施
例を示し、(a)は側断面図、(b)は図1(a)に用
いられる載置台の斜視図であり、図2は図1(a)にお
けるP矢方向から見た側断面図である。図3,〜図5に
示した従来例の低温食品の加熱装置と同一部分には同じ
符号を付し、その説明を省略する。図1.2において、
従来例と相違するのは、載置台の構成であり、7は載置
台で、側壁8と、覆い板9と、一対の両端部用筒状体1
0と、必要に応じて設けられる中間部用筒状体11とで
構成されている。側壁8は、従来例の載置台21の側壁
部22と同様の構成を備えており、直方体形の筒状をな
し、その両端面は開口されており、その前記容器1の底
部1aと接する下端部に前記加熱媒体2の循環流2bを
還流させるための貫通孔8bを形成している。
【0014】覆い板9は、前記側壁8と同じ形状の矩形
状をなした平らな板であり、その周縁部は、前記側壁8
とその上端部8aで液密に接合されて、側壁8の上端部
8a側の開口部を覆っている。覆い板9には、それぞれ
がその長辺部で互いに平行する矩形状の複数の孔9aが
形成されており、それぞれの孔9aの長辺部は、直方体
形の容器に収容された前記低温食品3の横幅とほぼ同じ
寸法を持ち、しかもそれぞれの孔9aの相互の間隔は、
低温食品3の厚さ方向よりもやや大きい寸法を持ってい
る。
【0015】両端部用筒状体10,中間部用筒状体11
は、前記覆い板9の持つ複数の孔9aのそれぞれと同一
の形状の矩形状断面を持つ直方体形をなし、その下端部
で前記複数の孔9aのそれぞれと液密に接合されてお
り、しかもその隣接する筒状体に対向する側の側面10
a,11aの形状は、低温食品3の側面の形状とほぼ同
一の寸法を有する矩形状である。この側面10a,11
aには、多数の吐出孔10b,11bが分布して貫通,
形成されている。また、両端部用筒状体10および中間
部用筒状体11の上端部は、それぞれ塞ぎ板10c,1
1cにより液密に接合されて塞がれる。両端部用筒状体
10は、筒状体10,11で構成される筒状体群の内、
その両端部に配置されるものであり、吐出孔10bは、
他の筒状体10あるいは11に対向する片側の側面10
aのみに形成されるものである。
【0016】本発明では前述の構成としたので、容器1
の底部1aの中央部分を加熱手段4により加熱すること
で加熱媒体2である水に生じた上昇流2aは、側壁8内
を上昇し、覆い板9によってその複数の孔9a部に集め
られ、それぞれの複数の孔9aから筒状体10,11中
に入り、それぞれの筒状体10,11中を上昇する。筒
状体10,11中を上昇する上昇流2aは、筒状体1
0,11の上端部が塞ぎ板10c,11cにより塞がれ
ているので、筒状体10,11の側面10a,11aに
形成された吐出孔10b,11bから噴出する。この
際、吐出孔10b,11bから噴出した上昇流2aは、
筒状体10,11からほぼ水平方向に噴出されるため、
低温食品3の側面に直接衝突する加熱媒体2の流れを生
じさせることと、筒状体10,11の側面10a,11
aの形状が、低温食品3の側面の形状とほぼ同一の寸法
を有し、しかも吐出孔10b,11bが低温食品3の側
面の全面に対向して分布して設けられていることで、こ
の加熱媒体2の流れは、低温食品3の側面にほぼ一様に
生成されることと、さらには、筒状体10,11の接合
される覆い板9に設けられた孔9aの相互の間隔は、低
温食品3の厚さ方向よりもやや大きい程度の寸法である
ため、筒状体10,11の側面10a,11aと低温食
品3の側面との間隔寸法は、短いものになることで、か
なりの速さの加熱媒体2の流れが、低温食品3の側面の
表面で得られることとなるので、加熱媒体2である水の
持つ熱が、低温食品3に能率良く伝達されて低温食品3
の加熱を早めることとなる。
【0017】さらに、載置台7の、側壁8の上端部8a
と覆い板9の周縁部との接続部、覆い板9の複数の孔9
aとそれぞれの筒状体10,11との接続部、筒状体1
0,11と塞ぎ板10c,11cとの接続部のそれぞれ
が液密に接続された構成としたので、上昇流2aは、そ
れぞれの前記接続部から漏れること無く筒状体10,1
1に設けられた吐出孔10b,11bから噴出される。
これにより、低温食品3の側面に直接衝突する加熱媒体
2の流れを速いものとし、加熱媒体2である水の持つ熱
の低温食品への伝達を、一層向上させる。
【0018】なお、加熱媒体2を加熱することでその温
度を低下させた上昇流2aは、以降、従来例の場合と同
様、加熱媒体2の上面付近で容器1の側部1b側に向き
を変え、側部1bに沿って下降し、載置台7の側壁8に
設けられた貫通孔8bを通流して、再び容器1の底部1
aの中央部分付近に戻ることとなる。今までの説明で
は、それぞれの筒状体10,11の側面10a,11a
に形成した吐出孔10b,11bは、単に貫通孔である
としてきたが、吐出孔10b,11bの孔形状は、丸状
であっても、角状であっも、さらにはスッリト状であっ
ても、何ら差し支えないものである。
【0019】さらに、今までの説明では、加熱手段4は
誘導加熱装置であるとしてきたが、これに限定されるも
のではなく、容器1の底部1aの中央部に直接装着され
るか、もしくはこの底部1aの中央部に近接させて離間
配置された電気ヒータ、あるいは、容器1の底部1の中
央部を加熱する燃焼ガス装置であってもよく、いずれに
しろ、容器1の底部1aの内、載置台7の側壁8で仕切
られる中央部分を加熱することで、加熱媒体2を所定温
度に加熱するとともに、加熱媒体2に容器1の底部1a
の中央部分から上昇する上昇流2aを生じさせるもので
あればよいものである。
【0020】次に、図6は本発明の低温食品の加熱装置
用の保持具の一実施例を示す斜視図であり、図7は図6
による保持具を載置台に装着した場合の要部の側断面図
である。図1,2に示した本発明の低温食品の加熱装
置、および、図3,〜図5に示した従来例の低温食品の
加熱装置と同一部分には同じ符号を付し、その説明を省
略する。図6,図7において、30は、U字状保持具片
31と、間隔片36とからなる低温食品3を保持するた
めの保持具であり、載置台7の筒状体10もしくは11
の間に着脱自在に載置され、そのU字状保持具片31に
は、低温食品3が挿入・載置される。
【0021】U字状保持具片31は、低温食品3を挿入
しえる空間30aを設けて互いにほぼ直立して平行に配
置された薄板製の一対のガイド板部32,32と、それ
ぞれのガイド板部32をその下端32c,32cで互い
に連結する薄板製の連結板部33とにより、一体のU字
状に構成されている。それぞれのガイド板部32,32
のほぼ中央部には、広い面積の貫通孔34が各2個設け
られ、また、互いに隣合う貫通孔34,34の中間部位
には、ストッパ35が形成されている。
【0022】間隔片36は、U字状保持具片31のそれ
ぞれの前記ガイド板部32,32の外側の側面に、貫通
孔34を除く部位でしかもガイド板部32,32の幅方
向のそれぞれの端部32a,32bの近傍から突き出し
て形成された一方の間隔片36aと他方の間隔片36b
とから構成されており、それぞれの前記ガイド板部3
2,32の外側の側面と、筒状体10もしくは11の側
面との間に間隔Wを形成する。また、間隔片36aおよ
び36bは、ガイド板部32に貫通孔34を形成する際
に、ガイド板部32を構成する板材の一部を折り曲げて
形成したものであり、ガイド板部32の端部32aある
いは端部32bに平行し、ガイド板部32の側面からほ
ぼ直立し、しかもガイド板部32の側面からの高さが間
隔Wである直立部36aa,36baと、それぞれの直
立部36aa,36baの先端部からさらにほぼ直角に
折り曲げて形成された折曲部36ab,36bbとから
構成される。
【0023】ところで、低温食品3の中には、加熱され
て昇温すると食品が軟化して流動性を帯びることで、変
形し易くなるものがある。この種の低温食品3を、図1
に示した低温食品の加熱装置を用いて加熱を行う場合に
おいては、低温食品3が昇温するに従い食品が徐々に下
方に移動するので、図8にその状況の概要を示したよう
に、下部の幅方向寸法が拡大する。このような状態にな
ると、低温食品3の側面が、筒状体10もしくは11の
吐出孔10b,11bの内、下部に設けられている吐出
孔10b,11bを塞いでしまうこととなる。塞がれた
吐出孔10b,11bからは、加熱媒体2の上昇流2a
が噴出されないために、低温食品3に対する加熱が、不
均一かつ加熱量が低減されたものとなる。
【0024】しかしながら、本発明では、前述の構成と
したので、低温食品3は、U字状保持具片31の空間3
0a内に挿入・載置された状態で、吐出孔10b,11
bから噴出された加熱媒体2の上昇流2aにより加熱を
受けることとなる。U字状保持具片31のガイド板部3
2には、広い面積の貫通孔34が設けられているので、
吐出孔10b,11bから噴出された加熱媒体2は、低
温食品3を能率よく加熱する。低温食品3は加熱を受け
てしだいに昇温することとなるが、低温食品3が昇温す
ると変形し易くなるものであっても、低温食品3の厚さ
方向寸法は、U字状保持具片31のガイド板部32,3
2、あるいはストッパ35により規制されるので、ガイ
ド板部32,32の相互の間隔以上に拡大することはな
い。しかも、この状態で、ガイド板部32,32と、筒
状体10の側面あるいは筒状体11の側面との間は間隔
片36(36aおよび36b)により間隔Wを保持して
いるので、低温食品3が、吐出孔10b,11bを塞ぐ
ことは無くなり、加熱媒体2は、安定な状態で低温食品
3の加熱を続けることができる。従って、昇温すると変
形し易くなる低温食品3であっても、早くてしかも均一
な加熱がなされることとなる。なお、U字状保持具片3
1は、折曲部36ab,36bbにより比較的広い面積
で筒状体10の側面あるいは筒状体11の側面と接触す
るので、保持具30を載置台7に載置した時に、安定し
た装着状態を保持する。
【0025】この実施例での今までの説明では、ストッ
パ35は、ガイド板部32を構成する板材から形成さ
れ、しかもガイド板部32の中央部に縦方向に1本形成
されるとしてきたが、これに限定されるものではなく、
ストッパ35は任意の寸法・断面形状の棒状材等を用い
てもよく、また複数の本数を配置しても、さらに、例え
ば、格子状に形成してもよいものである。いずれにし
ろ、低温食品3が昇温して変形し易くなった場合でも、
貫通孔34から間隔W部に拡大するのを防止できればよ
いものである。
【0026】また、今までの説明では、間隔片36(3
6aおよび36b)は、ガイド板部32を構成する板材
から形成されるとしてきたが、これに限定されるもので
はなく、適宜の材料を用いることができ、いずれにし
ろ、ガイド板部32の外側の側面に、間隔Wを保持する
部材が形成されていればよいものである。 さらにま
た、今までの説明では、保持具30は、載置台7に着脱
自在に装着するとしてきたが、あらかじめ、載置台7に
固定したものでも何ら差し支えは無いものである。
【0027】
【発明の効果】本発明においては、上記構成により、容
器底部の中央部分を加熱することにより加熱媒体中に生
じた上昇流は、側壁内を上昇し、覆い板によってその複
数の孔部に集められ、複数の孔から筒状体中に入り、筒
状体中を上昇し、筒状体の側面に形成された吐出孔から
ほぼ水平方向に噴出して、低温食品の側面に直接衝突す
る加熱媒体の流れを生じさせることで、加熱媒体の持つ
熱が、低温食品に能率良く伝達されることとなり、低温
食品の加熱に要する時間を、従来例の場合の60〜70
%に短縮できる。
【0028】また、本発明においては、載置台が有する
複数の筒状体のそれぞれの間に、低温食品を保持すると
ともに前記低温食品と前記筒状体との間に間隔を保持す
るための保持具を備えることにより、加熱されて昇温す
ると軟化することで変形し易くなる低温食品の加熱を行
う場合においても、低温食品は保持具のU字状保持具片
により変形を規制され、しかも保持具の間隔片により、
低温食品と筒状体の側面との間に間隔が常に保持されて
おり、筒状体の側面に形成されている吐出孔が変形した
低温食品により塞がれることが無くなるために、加熱媒
体である水の持つ熱が、低温食品に能率良くしかも均一
に伝達されることとなり、低温食品の加熱に要する時間
を、前述の場合よりも一層高い割合により短縮できると
の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の低温食品の加熱装置の一実施例の、
(a)は側断面図、(b)は図1(a)に用いられる載
置台の斜視図
【図2】図1(a)におけるP矢方向から見た側断面図
【図3】従来例の低温食品の加熱装置の側断面図
【図4】図3においてQ矢方向から見た側断面図
【図5】図3において使用されている載置台の斜視図
【図6】本発明の低温食品の加熱装置用の保持具の一実
施例を示す斜視図
【図7】図6による保持具を載置台に装着した場合の要
部の側断面図
【図8】加熱により変形し易くなる低温食品を、図1に
よる加熱装置により加熱した場合の変形状況の概要説明
【符号の説明】
1 容器 1a 底部 2 加熱媒体 2a 上昇流 2b 循環流 3 低温食品 4 加熱手段 7 載置台 8 側壁 8a 上端部 8b 貫通孔 9 覆い板 9a 複数の孔 10 両端部の筒状体 10a 側面 10b 吐出孔 10c 塞ぎ板 11 中間部の筒状体 11a 側面 11b 吐出孔 11c 塞ぎ板 30 保持具 31 U字状保持具片 32 ガイド板部 32a 端部 32b 端部 32c 下端部 33 連結板部 34 貫通孔 35 ストッパ片 36 間隔片 36a 一方の間隔片 36b 他方の間隔片 W 間隔

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に加熱媒体を貯溜する容器と、該容器
    の底部の上面に配置され、低温食品を載置する載置台
    と、前記容器の底部を加熱することで前記加熱媒体を加
    熱するとともに、この加熱媒体中に上昇流を発生させる
    加熱手段とを備えた低温食品の加熱装置において、 筒状でありその上下の両端部は開口し、前記加熱媒体を
    還流させるための貫通孔を有する側壁と、該側壁の上部
    開口を覆い、かつ複数の孔を有する覆い板と、該覆い板
    の前記複数の孔のそれぞれに装着され、その側面に前記
    加熱媒体の前記上昇流を吐出するための多数の吐出孔を
    持ち、その上端部を塞ぎ板で塞がれた筒状体とから構成
    される載置台と、 前記載置台が有する複数の筒状体の間に低温食品を保持
    するとともに前記低温食品と前記筒状体との間に間隔を
    保持するための保持具とを備え、 該保持具は、U字状保持具片と、間隔片とを有し、 前記U字状保持具片は、低温食品を直接保持するための
    ものであり低温食品を挿入しえる空間を設けて互いにほ
    ぼ直立ししかも加熱媒体を通流させる貫通孔が形成され
    た一対のガイド板部と、このガイド板部のそれぞれをそ
    の下端で互いに連結する連結板部とを有し、 前記間隔片は、前記ガイド板部と載置台が備える筒状体
    との間に間隔を形成するためのものであり、前記U字状
    保持具片のそれぞれの前記ガイド板部の外側の側面の前
    記貫通孔を除く部位に、前記ガイド板部の幅方向のそれ
    ぞれの端部の近傍から突き出して形成されたものであ
    る、 ことを特徴とする低温食品の加熱装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の低温食品の加熱装置におい
    て、 保持具の間隔片は、U字状保持具片のガイド板部の一部
    を折り曲げて形成したものである、 ことを特徴とする低温食品の加熱装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の低温食品の加熱装
    置において、 保持具のU字状保持具片のガイド板部に形成する貫通孔
    は、低温食品の加熱時に生ずる変形を阻止するためのス
    トッパ片を備えるものである、 ことを特徴とする低温食品の加熱装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の低温食品の加熱装置におい
    て、 保持具のU字状保持具片のガイド板部に備えるストッパ
    片は、U字状保持具片のガイド板部の一部を用いて形成
    するものである、 ことを特徴とする低温食品の加熱装置。
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