JP3055305U - スズランの缶詰め - Google Patents

スズランの缶詰め

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JP3055305U
JP3055305U JP1998003687U JP368798U JP3055305U JP 3055305 U JP3055305 U JP 3055305U JP 1998003687 U JP1998003687 U JP 1998003687U JP 368798 U JP368798 U JP 368798U JP 3055305 U JP3055305 U JP 3055305U
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lily
valley
canned
bud
flower
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JP1998003687U
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English (en)
Inventor
照雄 荒井
Original Assignee
照雄 荒井
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  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スズランは植え付けてから開花迄に4年間の
歳月を必要とする植物であり、限られた季節にしか栽培
する事が出来なかったが、本考案によるスズランの缶詰
の開発によって、任意の時節に出荷せしめるものとし
た。さらに、搬送の容易さとスズランの生育過程楽しめ
ると共に、植物の生育学習を兼ねる備えた観賞用植物を
広く社会に提供せんとする。 【構成】 缶詰の缶に脱臭剤Cを装填、培養土Bを詰め
込んだ後にスズランの花芽Aと3年生葉芽Hを定植し、
花芽保護用・水苔パッキングDを上部の隙間に詰め込ん
だ後、閉缶して成形する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
スズランは植え付けてから開花迄に4年間の歳月を必要とする植物であり、限 られた季節にしか栽培する事が出来なかったが、本考案によるスズランの缶詰の 開発によって、任意の時節に出荷せしめるものとする。
【0002】 また、スズランを缶詰として成形する事により、持ち運びの便利さと生育過程 を楽しめると共に、植物生育過程の学習を兼ねた、観賞用植物として付加価値を 高め得る商品を広く社会に提供せんとする。
【0003】
【従来の技術】
スズランはユリ科の多年草で、我が国では本州中部以北の高山や北海道の平原 に自生し、根茎は細長く地中に伸び、葉は先の尖った楕円形で、五月ごろに高さ 約20cmの花茎を出し、白色で球状鐘形の六裂花を10個ほど房状に付け、秋 に径約6mm程度の球状の果実を紅熟する。
【0004】 腐植質が多く、日陰で湿り気のある場所に良く繁殖するが、日当たりのない花 壇でも育ち、開花する。ヨーロッパ産のドイツスズランは葉の上面が白粉をおび 、花も大きく香りも強い。我が国においても栽培され、切り花などとして販売さ れている。
【0005】 ドイツでは、「五月の花」又は「五月の小さな鐘」と云う名が一般的で、北国 の人にとってスズランは春の訪れ、喜びを表す印で、花言葉も「幸福が戻ってき た」となっており、フランスでは5月1日にスズランの花束を贈ると受けた人に 幸福が訪れると云い、この日を「スズランの日」としている。
【0006】 この様に可憐で愛らしい花を付けるスズランは、我が国においても人気のある 花であるが、栽培するにしても時節に合わせた栽培方法しかなく、観賞や愛でる にしても、3月末〜5月にかけての時期に限られていた。
【0007】 従って、一年の間の限られた季節(3月末〜5月にかけて)の間、主に鉢植や 切り花として全国の愛好者に、北海道の土産として用いられている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
従来、スズランと云う植物は、鉢植や切り花として生産販売なされていたため 開花寸前までは、生産業者の手元において生育しているものであり、従って、製 品の製造販売は顧客の要望や生産者の思惑に対応出来るものではなかった。
【0009】 本考案では、限られた季節にしか栽培する事が出来なかったスズランを、任意 の時節に出荷せしめる事により、付加価値を高め得る商品として広く社会に提供 せんとする。
【0010】 また、芽の状態から、どの様な生育過程を経て開花に至るかを、事細かく観察 出来るものであり、小学生低学年の教材にも用いられるものとなる。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前述したとおり、スズランはユリ科の多年草で、我が国では本州中部以北の高 山や北海道の平原に自生しているが、開花が終え散った後は球根として残り、一 冬を雪の下で過ごす。
【0012】 スズランの球根は−4℃〜−10℃の温度で穏やかに凍結すると、休眠状態に 陥り、何時までも開花しないと云う性質を持っており、本考案者はその性質を用 いる事により、任意の時期に開花せしめようとするものである。
【0013】 さらに、鉢植や切り花として生産販売なされていたスズランを缶詰として成形 する事により、生産業者の手元において生育する必要性をなくし、製品の製造販 売を顧客の要望と生産者の思惑に対応出来るものとする。
【0014】
【実施例】
本考案の実施例を図によって説明する。図1は本発明であるスズランの缶詰の 側面、一部断面図、図2はスズランの植え付け時を示す、スズラン生育模式図、 図3はスズランの植え付け1年後を示す、スズラン生育模式図、図4はスズラン の植え付け2年後を示す、スズラン生育模式図、図5はスズランの植え付け3年 後を示す、スズラン生育模式図、図6は鉢植スズランの側面、一部断面図。
【0015】 スズランは植え付けてから開花迄に、4年間の歳月を必要とする植物である。 本考案は、スズランを缶詰として成形する事により、持ち運びの便利さと生育過 程を楽しめる観賞用植物を提供するものである。
【0016】 缶詰の缶に脱臭剤Cを装填、培養土Bを詰め込んだ後にスズランの花芽Aと3 年生葉芽Hを定植し、花芽保護用・水苔パッキングDを上部の隙間に詰め込んだ 後、閉缶して成形、氷温貯蔵する。
【0017】 この様にして成形なされたスズランの缶詰めは、常温において開缶するとスズ ランの球根は休眠状態から覚めて、発芽の状況を展開する。
【0018】 ここで用いる培養土Bは、根腐れ防止剤、火山礫、保水剤、骨粉などの肥料を 適切な分量として、配合配分したものであり、図6は従来よりある鉢植スズラン の側面、一部断面図ある。
【0019】
【考案の効果】
従来、スズランは鉢植や切り花として生産販売なされていたため、開花寸前ま で生産業者の手元において生育しているものであり、従って、製品の製造販売は 顧客の要望や生産者の思惑に対応出来るものではなかった。
【0020】 しかし、本考案の効果は、スズランの生産を任意に行なう事が出来る事から、 時期を選ぶ事なく、生産者の思惑や顧客の要望に対しても、如何様にも対応出来 るものとなった。
【0021】 さらに、花芽は当年に開花するべきものであり、3年生葉芽Hは明年度に開花 するものであるから、花芽と3年生葉芽を同時に定植している事により、2年間 に渡って楽しめるものとなった。
【0022】 また、スズランを缶詰として成形する事により、持ち運びの便利さと生育過程 を楽しめると共に、植物生育過程の学習を兼ねた、観賞用植物を提供出来るもの となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案であるスズランの缶詰の側面、一部断面
図である。
【図2】スズランの植え付け時を示す、スズラン生育模
式。
【図3】スズランの植え付け1年後を示す、スズラン生
育模式。
【図4】スズランの植え付け2年後を示す、スズラン生
育模式。
【図5】スズランの植え付け3年後を示す、スズラン生
育模式。
【図6】鉢植スズランの側面、一部断面図。
【符号の説明】
X スズランの缶詰本体 A スズランの花芽 B 培養土 C 脱臭剤 D 花芽保護用・水苔パッキング F 1年生葉芽 G 2年生葉芽 H 3年生葉芽 S 花芽 T 鉢 Y スズランの花 Z スズランの葉

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スズランの球根を−4℃〜−10℃の温
    度で穏やかに凍結、休眠状態にせしめる事により、任意
    の時期に開花出来る事を特徴とするスズランの缶詰め。
  2. 【請求項2】 缶詰の缶に脱臭剤Cを装填、培養土Bを
    詰め込んだ後にスズランの花芽Aを定植し、花芽保護用
    ・水苔パッキングDを缶上部の隙間に詰め込んだ後に閉
    缶、氷温貯蔵せしめる事を特徴とする請求の項1記載の
    スズランの缶詰め。
  3. 【請求項3】 缶詰の缶に脱臭剤Cを装填、培養土Bを
    詰め込んだ後にスズランの花芽Aと3年生葉芽Hを定植
    し、2年間に渡り開花せしめる事を特徴とする請求の項
    1記載のスズランの缶詰め。
JP1998003687U 1998-05-11 1998-05-11 スズランの缶詰め Expired - Lifetime JP3055305U (ja)

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