JP3055197U - ゲル乾燥装置 - Google Patents

ゲル乾燥装置

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雅信 宮前
英喬 山村
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テフコ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数の削減による低コスト化が可能で、
取り扱いも簡単で、乾燥中に起こるゲルのひび割れの低
減が可能なゲル乾燥装置を提供する。 【解決手段】 ドライフレーム1とこのドライフレーム
1を磁力によって固定可能なドライプレート2とにより
ゲル乾燥装置を構成する。例えば、ドライフレーム1お
よびドライプレート2のうちの一方を磁石で構成し、他
方を磁石で吸引される磁性材料、例えばステンレス鋼な
どの鉄系材料で構成する。ゲルの乾燥を行うときには、
ドライプレート2上にセロファンメンブレン、電気泳動
終了後のポリアクリルアミドゲルおよびセロファンメン
ブレンを順に重ね合わせ、その上にドライフレーム1を
置き、磁力によってドライプレート2に固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、ゲル乾燥装置に関し、特に、電気泳動終了後のゲルの乾燥に適用 して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電気泳動終了後のゲルを乾燥させるためのゲル乾燥装置として、図18 〜図20に示すようなものが市販されている。この従来のゲル乾燥装置において は、図18に示すように、図示省略した台の上に置いたドライプレート101上 にドライフレーム102をはめ合わせ、その上にセロファンメンブレン103、 電気泳動終了後のポリアクリルアミドゲル104、セロファンメンブレン105 およびドライフレーム106を順に重ね合わせ、ドライフレーム102、106 の外周部をクランプではさんで図19に示すように固定する。この状態における ゲル乾燥装置の平面図を図20に示す。図20において、符号107がクランプ を示す。この後、セロファンメンブレン103、105の間にポリアクリルアミ ドゲル104をはさみ込んだものを保持したまま、ドライフレーム102、10 6をドライプレート101から外して立たせ、例えば、室温で1〜2日放置し、 ポリアクリルアミドゲル104を乾燥させる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述の従来のゲル乾燥装置は、ドライプレート101、ドライフレー ム102、106およびクランプ107の4種類の部品が必要であることから、 低コスト化が難しかった。また、ドライフレーム102、106の外周部をクラ ンプ107ではさんで固定する必要があるため、取り扱いも簡単とは言えない。 さらに、ポリアクリルアミドゲル104をはさみ込んだセロファンメンブレン1 03、105の周囲全体を均一に押圧して固定することができないため、乾燥中 にポリアクリルアミドゲル104のひび割れが起きてしまうことがあった。
【0004】 したがって、この考案の目的は、部品点数の削減による低コスト化が可能で、 取り扱いも簡単で、乾燥中に起こるゲルのひび割れの低減が可能なゲル乾燥装置 を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案の第1の考案によるゲル乾燥装置は、 枠と、この枠を磁力によって固定可能なゲル支持板とにより構成された ことを特徴とする。
【0006】 この考案の第2の考案によるゲル乾燥装置は、 枠と、この枠を磁力によって固定可能なゲル支持板とにより構成され、 枠およびゲル支持板のうちの少なくとも一方が磁石を有する ことを特徴とする。
【0007】 この考案の第3の考案によるゲル乾燥装置は、 枠と、この枠を磁力によって固定可能なゲル支持板とにより構成され、 枠およびゲル支持板のうちの一方が磁石を有し、他方が磁性材料からなる ことを特徴とする。
【0008】 この考案の第4の考案によるゲル乾燥装置は、 磁石からなる枠と、この枠を磁力によって固定可能な磁性材料からなるゲル支 持板とにより構成された ことを特徴とする。
【0009】 この考案の第5の考案によるゲル乾燥装置は、 磁石からなる枠と、この枠を磁力によって固定可能な鉄系材料からなるゲル支 持板とにより構成された ことを特徴とする。
【0010】 この考案の第6の考案によるゲル乾燥装置は、 磁石からなる枠とこの枠を磁力によって固定可能なステンレス鋼からなるゲル 支持板とにより構成された ことを特徴とする。
【0011】 この考案の第7の考案によるゲル乾燥装置は、 シート状磁石からなる枠と、この枠を磁力によって固定可能なステンレス鋼か らなる平板状のゲル支持板とにより構成された ことを特徴とする。
【0012】 この考案の第8の考案によるゲル乾燥装置は、 シート状磁石およびその上に取り付けられた補強板からなる枠と、この枠を磁 力によって固定可能なステンレス鋼からなる平板状のゲル支持板とにより構成さ れた ことを特徴とする。
【0013】 この考案の第9の考案によるゲル乾燥装置は、 コート材で被覆されたシート状磁石からなる枠と、この枠を磁力によって固定 可能なステンレス鋼からなる平板状のゲル支持板とにより構成された ことを特徴とする。
【0014】 この考案の第10の考案によるゲル乾燥装置は、 シート状磁石からなる枠と、この枠を磁力によって固定可能なステンレス鋼か らなるバット状のゲル支持板とにより構成された ことを特徴とする。
【0015】 この考案の第11の考案によるゲル乾燥装置は、 シート状磁石およびその上に取り付けられた補強板からなる枠と、この枠を磁 力によって固定可能なステンレス鋼からなるバット状のゲル支持板とにより構成 された ことを特徴とする。
【0016】 この考案の第12の考案によるゲル乾燥装置は、 コート材で被覆されたシート状磁石からなる枠と、この枠を磁力によって固定 可能なステンレス鋼からなるバット状のゲル支持板とにより構成された ことを特徴とする。
【0017】 この考案の第13の考案によるゲル乾燥装置は、 シート状磁石からなる枠と、この枠を磁力によって固定可能な、コート材で被 覆された鉄系材料からなるバット状のゲル支持板とにより構成された ことを特徴とする。
【0018】 この考案の第14の考案によるゲル乾燥装置は、 シート状磁石およびその上に取り付けられた補強板からなる枠と、この枠を磁 力によって固定可能な、コート材で被覆された鉄系材料からなるバット状のゲル 支持板とにより構成された ことを特徴とする。
【0019】 この考案の第15の考案によるゲル乾燥装置は、 コート材で被覆されたシート状磁石からなる枠と、この枠を磁力によって固定 可能な、コート材で被覆された鉄系材料からなるバット状のゲル支持板とにより 構成された ことを特徴とする。
【0020】 この考案の第16の考案によるゲル乾燥装置は、 磁石に吸引されるシート状のステンレス鋼からなる枠と、磁石からなる平板状 のゲル支持板とにより構成された ことを特徴とする。
【0021】 この考案の第17の考案によるゲル乾燥装置は、 コート材で被覆された、磁石に吸引されるシート状の鉄系材料からなる枠と、 磁石からなる平板状のゲル支持板とにより構成された ことを特徴とする。
【0022】 この考案の第18の考案によるゲル乾燥装置は、 磁石に吸引されるシート状のステンレス鋼からなる枠と、コート材で被覆され た、底部が磁石からなるバット状のゲル支持板とにより構成された ことを特徴とする。
【0023】 この考案の第19の考案によるゲル乾燥装置は、 コート材で被覆された、磁石に吸引されるシート状の鉄系材料からなる枠と、 コート材で被覆された、底部が磁石からなるバット状のゲル支持板とにより構成 された ことを特徴とする。
【0024】 この考案の第1〜第19の考案において、ゲル支持板上に固定する枠の数は1 個でも2個以上でもよく、必要に応じて選ばれる。このゲル支持板の大きさは、 その上にいくつの枠を固定するかに応じて異なる大きさとする。枠を1個固定す る場合、ゲル支持板は、典型的には、枠と同一の外形および大きさとする。
【0025】 この考案の第20の考案によるゲル乾燥装置は、 第1の枠と、この第1の枠を磁力によって固定可能な第2の枠とにより構成さ れた ことを特徴とする。
【0026】 この考案の第20の考案において、第1の枠および第2の枠は、典型的には、 同一の形状および大きさに選ばれる。
【0027】 上述のように構成されたこの考案の第1〜第19の考案によれば、ゲル支持板 上にセロファンメンブレンなどのメンブレン、電気泳動終了後のポリアクリルア ミドゲルなどのゲルおよびセロファンメンブレンなどのメンブレンを順に重ね合 わせ、その上に枠を置くだけで、磁力によって枠をゲル支持板に簡単かつ確実に 固定することができ、これによってゲルをはさみ込んだメンブレンの周囲全体を 均一に押圧して固定することができる。このゲル乾燥装置は、枠とゲル支持板と の2個の部品からなるため、従来に比べて部品点数が少なく、低コスト化が可能 である。また、取り扱いも極めて簡単である。さらに、ゲルをはさみ込んだメン ブレンの周囲全体を均一に押圧して固定することができるため、乾燥中のゲルの ひび割れの低減を図ることが可能である。
【0028】 上述のように構成されたこの考案の第20の考案によれば、第1の枠または第 2の枠上にセロファンメンブレンなどのメンブレン、電気泳動終了後のポリアク リルアミドゲルなどのゲルおよびセロファンメンブレンなどのメンブレンを順に 重ね合わせ、その上に第2の枠または第1の枠を置くだけで、磁力によって第1 の枠および第2の枠を相互に簡単かつ確実に固定することができ、これによって ゲルをはさみ込んだメンブレンの周囲全体を均一に押圧して固定することができ る。このゲル乾燥装置は、第1の枠と第2の枠との2個の部品からなるため、従 来に比べて部品点数が少なく、低コスト化が可能である。また、取り扱いも極め て簡単である。さらに、ゲルをはさみ込んだメンブレンの周囲全体を均一に押圧 して固定することができるため、乾燥中のゲルのひび割れの低減を図ることが可 能である。
【0029】
【考案の実施の形態】
以下、この考案の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、実施 形態の全図において、同一または対応する部分には同一の符号を付す。
【0030】 図1はこの考案の第1の実施形態によるゲル乾燥装置を示す。図1に示すよう に、この第1の実施形態によるゲル乾燥装置は、四角形(例えば、正方形)のフ レキシブルなシート状磁石からなるドライフレーム1(図1A)と、磁石に吸引 される平板状のステンレス鋼からなる、ドライフレーム1と同一の外形および大 きさの四角形のドライプレート2(図1B)とにより構成される。
【0031】 この第1の実施形態によるゲル乾燥装置によりゲルを乾燥させる場合には、図 2および図3(図2のI−I線に沿っての断面図)に示すように、ドライプレー ト2上にセロファンメンブレン3、電気泳動終了後のポリアクリルアミドゲル4 およびセロファンメンブレン5の順に重ね合わせ、その上にドライフレーム1を 置き、このドライフレーム1を磁力によってドライプレート2に固定する。これ によって、ポリアクリルアミドゲル4をはさみ込んだセロファンメンブレン3、 5の周囲全体を押圧して固定する。この後、この状態で例えば室温で1〜2日放 置し、ポリアクリルアミドゲル4を乾燥させる。
【0032】 この第1の実施形態によれば、ゲル乾燥装置の部品はドライフレーム1とドラ イプレート2との2点になるため、従来のゲル乾燥装置に比べて部品点数は2個 減少する。このため、従来のゲル乾燥装置に比べて低コスト化を図ることができ る。また、従来のゲル乾燥装置のようにクランプで止める作業が不要となること から、取り扱いが極めて簡単である。さらに、ドライフレーム1を磁力によって ドライプレート2に固定するため、ポリアクリルアミドゲル4をはさみ込んだセ ロファンメンブレン3、5の周囲全体を均一に押圧して固定することができるの で、乾燥中に起こるポリアクリルアミドゲル4のひび割れの低減を図ることがで きる。
【0033】 図4はこの考案の第2の実施形態によるゲル乾燥装置を示す。図4に示すよう に、この第2の実施形態によるゲル乾燥装置は、フレキシブルなシート状磁石1 aとその上に貼り付けられたプラスチックなどからなる補強板1bとからなる四 角形(例えば、正方形)のドライフレーム1(図4A)と、磁石に吸引される平 板状のステンレス鋼からなる、ドライフレーム1と同一の外形および大きさの四 角形のドライプレート2(図4B)とにより構成される。
【0034】 この第2の実施形態によるゲル乾燥装置の使用方法は、第1の実施形態と同様 である。
【0035】 この第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様な利点を得ることができ るほか、ドライフレーム1のシート状磁石1aが補強板1bで補強されているこ とにより、ドライフレーム1の取り扱いがより簡単になり、耐久性も増すという 利点を得ることができる。
【0036】 図5はこの考案の第3の実施形態によるゲル乾燥装置を示す。図5に示すよう に、この第3の実施形態によるゲル乾燥装置は、シート状磁石1aをプラスチッ ク、ラミネートフィルム、塗装膜などのコート材1cで被覆したものからなる四 角形(例えば、正方形)のドライフレーム1(図5Aおよび図5B(図5AのI I−II線に沿っての断面図))と、磁石に吸引される平板状のステンレス鋼か らなる、ドライフレーム1と同一の外形および大きさの四角形のドライプレート 2(図5B)とにより構成される。ここで、ドライプレート2に固定される側の シート状磁石1aの面の部分のコート材1cはドライフレーム1を磁力によって ドライプレート2に固定するのに支障のない厚さを有する。
【0037】 この第3の実施形態によるゲル乾燥装置の使用方法は、第1の実施形態と同様 である。
【0038】 この第3の実施形態によれば、第1の実施形態と同様な利点を得ることができ るほか、ドライフレーム1のシート状磁石1aがコート材料1cで補強および保 護されていることにより、ドライフレーム1の取り扱いがより簡単になり、耐久 性も増すという利点を得ることができる。
【0039】 図6はこの考案の第4の実施形態によるゲル乾燥装置を示す。図6に示すよう に、この第6の実施形態によるゲル乾燥装置は、四角形(例えば、正方形)のフ レキシブルなシート状磁石からなるドライフレーム1(図6A)と、磁石に吸引 されるバット状に加工されたステンレス鋼からなる、底面がドライフレーム1よ り大きい四角形のドライプレート2(図6B)とにより構成される。
【0040】 この第4の実施形態によるゲル乾燥装置の使用方法は、第1の実施形態と同様 である。
【0041】 この第4の実施形態によれば、第1の実施形態と同様な利点を得ることができ る。
【0042】 図7はこの考案の第5の実施形態によるゲル乾燥装置を示す。図7に示すよう に、この第5の実施形態によるゲル乾燥装置は、フレキシブルなシート状磁石1 aとその上に貼り付けられたプラスチックなどからなる補強板1bとからなる四 角形(例えば、正方形)のドライフレーム1(図7A)と、磁石に吸引されるバ ット状に加工されたステンレス鋼からなる、底面がドライフレーム1より大きい 四角形のドライプレート2(図7B)とにより構成される。
【0043】 この第5の実施形態によるゲル乾燥装置の使用方法は、第1の実施形態と同様 である。
【0044】 この第5の実施形態によれば、第1の実施形態と同様な利点を得ることができ るほか、ドライフレーム1のシート状磁石1aが補強板1bで補強されているこ とにより、ドライフレーム1の取り扱いがより簡単になり、耐久性も増すという 利点を得ることができる。
【0045】 図8はこの考案の第6の実施形態によるゲル乾燥装置を示す。図8に示すよう に、この第6の実施形態によるゲル乾燥装置は、シート状磁石1aをプラスチッ ク、ラミネートフィルム、塗装膜などのコート材1cで被覆したものからなる四 角形(例えば、正方形)のドライフレーム1(図8Aおよび図8B(図8AのI II−III線に沿っての断面図))と、磁石に吸引されるバット状に加工され たステンレス鋼からなる、底面がドライフレーム1より大きい四角形のドライプ レート2(図8C)とにより構成される。ここで、ドライプレート2に固定され る側のシート状磁石1aの面の部分のコート材1cはドライフレーム1を磁力に よってドライプレート2に固定するのに支障のない厚さを有する。
【0046】 この第6の実施形態によるゲル乾燥装置の使用方法は、第1の実施形態と同様 である。
【0047】 この第6の実施形態によれば、第1の実施形態と同様な利点を得ることができ るほか、ドライフレーム1のシート状磁石1aがコート材料1cで補強および保 護されていることにより、ドライフレーム1の取り扱いがより簡単になり、耐久 性も増すという利点を得ることができる。
【0048】 図9はこの考案の第7の実施形態によるゲル乾燥装置を示す。図9に示すよう に、この第7の実施形態によるゲル乾燥装置は、四角形(例えば、正方形)のフ レキシブルなシート状の磁石からなるドライフレーム1(図9A)と、底面に位 置する、磁石に吸引される平板状の鉄系材料2aをプラスチック、ラミネートフ ィルム、塗装膜などのコート材2bで全体としてバット状の形状になるように被 覆したものからなる、底面がドライフレーム1より大きい四角形のドライプレー ト2(図9Bおよび図9C(図9BのIV−IV線に沿っての断面図))とによ り構成される。
【0049】 この第7の実施形態によるゲル乾燥装置の使用方法は、第1の実施形態と同様 である。
【0050】 この第7の実施形態によれば、第1の実施形態と同様な利点を得ることができ る。
【0051】 図10はこの考案の第8の実施形態によるゲル乾燥装置を示す。図10に示す ように、この第8の実施形態によるゲル乾燥装置は、フレキシブルなシート状磁 石1aとその上に貼り付けられたプラスチックなどからなる補強板1bとからな る四角形(例えば、正方形)のドライフレーム1(図10A)と、底面に位置す る、磁石に吸引される平板状の鉄系材料2aをプラスチック、ラミネートフィル ム、塗装膜などのコート材2bで全体としてバット状の形状になるように被覆し たものからなる、底面がドライフレーム1より大きい四角形のドライプレート2 (図10Bおよび図10C(図10BのV−V線に沿っての断面図))とにより 構成される。
【0052】 この第8の実施形態によるゲル乾燥装置の使用方法は、第1の実施形態と同様 である。
【0053】 この第8の実施形態によれば、第1の実施形態と同様な利点を得ることができ るほか、ドライフレーム1のシート状磁石1aが補強板1bで補強されているこ とにより、ドライフレーム1の取り扱いがより簡単になり、耐久性も増すという 利点を得ることができる。
【0054】 図11はこの考案の第9の実施形態によるゲル乾燥装置を示す。図11に示す ように、この第9の実施形態によるゲル乾燥装置は、シート状磁石1aをプラス チック、ラミネートフィルム、塗装膜などのコート材1cで被覆したものからな る四角形(例えば、正方形)のドライフレーム1(図11Aおよび図11B(図 11AのVI−VI線に沿っての断面図))と、底面に位置する、磁石に吸引さ れる平板状の鉄系材料2aをプラスチック、ラミネートフィルム、塗装膜などの コート材2bで全体としてバット状の形状になるように被覆したものからなる、 底面がドライフレーム1より大きい四角形のドライプレート2(図11Cおよび 図11D(図11CのVII−VII線に沿っての断面図))とにより構成され る。
【0055】 この第9の実施形態によるゲル乾燥装置の使用方法は、第1の実施形態と同様 である。
【0056】 この第9の実施形態によれば、第1の実施形態と同様な利点を得ることができ る。
【0057】 図12はこの考案の第10の実施形態によるゲル乾燥装置を示す。図12に示 すように、この第10の実施形態によるゲル乾燥装置は、磁石に吸引されるシー ト状のステンレス鋼からなる四角形(例えば、正方形)のドライフレーム1(図 12A)と、磁石からなる平板状のドライフレーム1と同一の外形および大きさ の四角形のドライプレート2(図12B)とにより構成される。
【0058】 この第10の実施形態によるゲル乾燥装置の使用方法は、第1の実施形態と同 様である。
【0059】 この第10の実施形態によれば、第1の実施形態と同様な利点を得ることがで きる。
【0060】 図13はこの考案の第11の実施形態によるゲル乾燥装置を示す。図13に示 すように、この第11の実施形態によるゲル乾燥装置は、磁石に吸引されるシー ト状の鉄系材料1dをプラスチック、ラミネートフィルム、塗装膜などのコート 材1cで被覆したものからなる四角形(例えば、正方形)のドライフレーム1( 図13Aおよび図13B(図13AのVIII−VIII線に沿っての断面図) )と、磁石からなる平板状のドライフレーム1と同一の外形および大きさの四角 形のドライプレート2(図13C)とにより構成される。
【0061】 この第11の実施形態によるゲル乾燥装置の使用方法は、第1の実施形態と同 様である。
【0062】 この第11の実施形態によれば、第1の実施形態と同様な利点を得ることがで きる。
【0063】 図14はこの考案の第12の実施形態によるゲル乾燥装置を示す。図14に示 すように、この第12の実施形態によるゲル乾燥装置は、磁石に吸引されるシー ト状のステンレス鋼からなる四角形(例えば、正方形)のドライフレーム1(図 14A)と、底面に位置する、磁石に吸引される平板状の磁石2cをプラスチッ ク、ラミネートフィルム、塗装膜などのコート材2bで全体としてバット状の形 状になるように被覆したものからなる、底面がドライフレーム1より大きい四角 形のドライプレート2(図14Bおよび図14C(図14BのIX−IX線に沿 っての断面図))とにより構成される。
【0064】 この第12の実施形態によるゲル乾燥装置の使用方法は、第1の実施形態と同 様である。
【0065】 この第12の実施形態によれば、第1の実施形態と同様な利点を得ることがで きる。
【0066】 図15はこの考案の第13の実施形態によるゲル乾燥装置を示す。図15に示 すように、この第13の実施形態によるゲル乾燥装置は、プラスチック、ラミネ ートフィルム、塗装膜などのコート材1cで被覆された、磁石に吸引されるシー ト状の鉄系材料1dからなる四角形(例えば、正方形)のドライフレーム1(図 15Aおよび図15B(図15AのX−X線に沿っての断面図))と、底面に位 置する平板状の磁石2cをプラスチック、ラミネートフィルム、塗装膜などのコ ート材2bで全体としてバット状の形状になるように被覆したものからなる、底 面がドライフレーム1より大きい四角形のドライプレート2(図15Cおよび図 15D(図15CのXI−XI線に沿っての断面図))とにより構成される。
【0067】 この第13の実施形態によるゲル乾燥装置の使用方法は、第1の実施形態と同 様である。
【0068】 この第13の実施形態によれば、第1の実施形態と同様な利点を得ることがで きる。
【0069】 図16はこの考案の第14の実施形態によるゲル乾燥装置を示す。図16に示 すように、この第14の実施形態によるゲル乾燥装置は、四角形(例えば、正方 形)のフレキシブルなシート状磁石からなるドライフレーム1(図16A)と、 磁石に吸引される平板状のステンレス鋼からなる、ドライフレーム1と同一の形 状および大きさの四角形のドライプレート2(図16B)とにより構成される。
【0070】 この第14の実施形態によるゲル乾燥装置の使用方法は、第1の実施形態と同 様である。
【0071】 この第14の実施形態によれば、第1の実施形態と同様な利点を得ることがで きる。
【0072】 図17はこの考案の第15の実施形態によるゲル乾燥装置を示す。図17に示 すように、この第15の実施形態によるゲル乾燥装置は、四角形(例えば、正方 形)のフレキシブルなシート状磁石からなるドライフレーム1(図17A)と、 磁石に吸引される平板状のステンレス鋼からなり、幅がドライフレーム1と同一 で長さがドライフレーム1の少なくとも2倍以上ある長方形のドライプレート2 (図17B)とにより構成される。
【0073】 この第15の実施形態によるゲル乾燥装置の使用方法は、第1の実施形態と同 様である。
【0074】 この第15の実施形態によれば、第1の実施形態と同様な利点を得ることがで きるほか、2個のポリアクリルアミドゲル4を同時に乾燥させることができると いう利点をも得ることができる。
【0075】 以上、この考案の実施形態について具体的に説明したが、この考案は、上述の 実施形態に限定されるものではなく、この考案の技術的思想に基づく各種の変形 が可能である。
【0076】 例えば、上述の第1〜第15の実施形態において挙げた形状、構造、材料など はあくまでも例に過ぎず、必要に応じて、これらと異なる形状、構造、材料など を用いてもよい。
【0077】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によるゲル乾燥装置によれば、枠と、この枠を 磁力によって固定可能なゲル支持部材とにより構成され、または、第1の枠と、 この第1の枠を磁力によって固定可能な第2の枠とにより構成されていることに より、部品点数の削減による低コスト化が可能で、取り扱いも簡単で、乾燥中に 起こるゲルのひび割れの低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1の実施形態によるゲル乾燥装置
を説明するための斜視図である。
【図2】この考案の第1の実施形態によるゲル乾燥装置
を説明するための斜視図である。
【図3】図2のI−I線に沿っての拡大断面図である。
【図4】この考案の第2の実施形態によるゲル乾燥装置
を説明するための斜視図である。
【図5】この考案の第3の実施形態によるゲル乾燥装置
を説明するための斜視図および断面図である。
【図6】この考案の第4の実施形態によるゲル乾燥装置
を説明するための斜視図である。
【図7】この考案の第5の実施形態によるゲル乾燥装置
を説明するための斜視図である。
【図8】この考案の第6の実施形態によるゲル乾燥装置
を説明するための斜視図および断面図である。
【図9】この考案の第7の実施形態によるゲル乾燥装置
を説明するための斜視図および断面図である。
【図10】この考案の第8の実施形態によるゲル乾燥装
置を説明するための斜視図および断面図である。
【図11】この考案の第9の実施形態によるゲル乾燥装
置を説明するための斜視図および断面図である。
【図12】この考案の第10の実施形態によるゲル乾燥
装置を説明するための斜視図である。
【図13】この考案の第11の実施形態によるゲル乾燥
装置を説明するための斜視図および断面図である。
【図14】この考案の第12の実施形態によるゲル乾燥
装置を説明するための斜視図および断面図である。
【図15】この考案の第13の実施形態によるゲル乾燥
装置を説明するための斜視図である。
【図16】この考案の第14の実施形態によるゲル乾燥
装置を説明するための斜視図である。
【図17】この考案の第15の実施形態によるゲル乾燥
装置を説明するための斜視図である。
【図18】従来のゲル乾燥装置を説明するための略線図
である。
【図19】従来のゲル乾燥装置を説明するための断面図
である。
【図20】従来のゲル乾燥装置を説明するための平面図
である。
【符号の説明】
1・・・ドライフレーム、1a・・・シート状磁石、1
b・・・補強板、1c、2b・・・コート材、1d、2
a・・・鉄系材料、2・・・ドライプレート、3、5・
・・セロファンメンブレン、4・・・ポリアクリルアミ
ドゲル

Claims (20)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠と、この枠を磁力によって固定可能な
    ゲル支持板とにより構成されたことを特徴とするゲル乾
    燥装置。
  2. 【請求項2】 枠と、この枠を磁力によって固定可能な
    ゲル支持板とにより構成され、 上記枠および上記ゲル支持板のうちの少なくとも一方が
    磁石を有することを特徴とするゲル乾燥装置。
  3. 【請求項3】 枠と、この枠を磁力によって固定可能な
    ゲル支持板とにより構成され、 上記枠および上記ゲル支持板のうちの一方が磁石を有
    し、他方が磁性材料からなることを特徴とするゲル乾燥
    装置。
  4. 【請求項4】 磁石からなる枠と、この枠を磁力によっ
    て固定可能な磁性材料からなるゲル支持板とにより構成
    されたことを特徴とするゲル乾燥装置。
  5. 【請求項5】 磁石からなる枠と、この枠を磁力によっ
    て固定可能な鉄系材料からなるゲル支持板とにより構成
    されたことを特徴とするゲル乾燥装置。
  6. 【請求項6】 磁石からなる枠と、この枠を磁力によっ
    て固定可能なステンレス鋼からなるゲル支持板とにより
    構成されたことを特徴とするゲル乾燥装置。
  7. 【請求項7】 シート状磁石からなる枠と、この枠を磁
    力によって固定可能なステンレス鋼からなる平板状のゲ
    ル支持板とにより構成されたことを特徴とするゲル乾燥
    装置。
  8. 【請求項8】 シート状磁石およびその上に取り付けら
    れた補強板からなる枠と、この枠を磁力によって固定可
    能なステンレス鋼からなる平板状のゲル支持板とにより
    構成されたことを特徴とするゲル乾燥装置。
  9. 【請求項9】 コート材で被覆されたシート状磁石から
    なる枠と、この枠を磁力によって固定可能なステンレス
    鋼からなる平板状のゲル支持板とにより構成されたこと
    を特徴とするゲル乾燥装置。
  10. 【請求項10】 シート状磁石からなる枠と、この枠を
    磁力によって固定可能なステンレス鋼からなるバット状
    のゲル支持板とにより構成されたことを特徴とするゲル
    乾燥装置。
  11. 【請求項11】 シート状磁石およびその上に取り付け
    られた補強板からなる枠と、この枠を磁力によって固定
    可能なステンレス鋼からなるバット状のゲル支持板とに
    より構成されたことを特徴とするゲル乾燥装置。
  12. 【請求項12】 コート材で被覆されたシート状磁石か
    らなる枠と、この枠を磁力によって固定可能なステンレ
    ス鋼からなるバット状のゲル支持板とにより構成された
    ことを特徴とするゲル乾燥装置。
  13. 【請求項13】 シート状磁石からなる枠と、この枠を
    磁力によって固定可能な、コート材で被覆された鉄系材
    料からなるバット状のゲル支持板とにより構成されたこ
    とを特徴とするゲル乾燥装置。
  14. 【請求項14】 シート状磁石およびその上に取り付け
    られた補強板からなる枠と、この枠を磁力によって固定
    可能な、コート材で被覆された鉄系材料からなるバット
    状のゲル支持板とにより構成されたことを特徴とするゲ
    ル乾燥装置。
  15. 【請求項15】 コート材で被覆されたシート状磁石か
    らなる枠と、この枠を磁力によって固定可能な、コート
    材で被覆された鉄系材料からなるバット状のゲル支持板
    とにより構成されたことを特徴とするゲル乾燥装置。
  16. 【請求項16】 磁石に吸引されるシート状のステンレ
    ス鋼からなる枠と、磁石からなる平板状のゲル支持板と
    により構成されたことを特徴とするゲル乾燥装置。
  17. 【請求項17】 コート材で被覆された、磁石に吸引さ
    れるシート状の鉄系材料からなる枠と、磁石からなる平
    板状のゲル支持板とにより構成されたことを特徴とする
    ゲル乾燥装置。
  18. 【請求項18】 磁石に吸引されるシート状のステンレ
    ス鋼からなる枠と、コート材で被覆された、底部が磁石
    からなるバット状のゲル支持板とにより構成されたこと
    を特徴とするゲル乾燥装置。
  19. 【請求項19】 コート材で被覆された、磁石に吸引さ
    れるシート状の鉄系材料からなる枠と、コート材で被覆
    された、底部が磁石からなるバット状のゲル支持板とに
    より構成されたことを特徴とするゲル乾燥装置。
  20. 【請求項20】 第1の枠と、この第1の枠を磁力によ
    って固定可能な第2の枠とにより構成されたことを特徴
    とするゲル乾燥装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10793666B2 (en) 2015-06-12 2020-10-06 Mitsui Chemicals, Inc. Polyisocyanate composition, polyurethane resin and two-component curable polyurethane composition
US11248084B2 (en) 2016-10-14 2022-02-15 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Polyisocyanate mixture, coating composition, and coating film

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