JP3054953U - 発光式収納ケース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 暗所で光るようにして存在位置が容易に分か
るようにした発光式収納ケースを提供する。 【解決手段】 ケース本体の外周面全体又は一部に発光
塗料を塗着する。ケース本体は、ＰＨＳ（登録商標）や
携帯電話機用とする。ケース本体が暗所で発光するため
存在位置がはっきりと分かり、鞄等の中を引っ掻き回し
て手探りでさがす必要がなくなり、特に受信時にあわて
なくても済む。テーブルや棚等の上に置いた場合、部屋
が暗くてもその存在が容易に分かる。アタッチメントを
介してベルト等に取り付けた場合、夜間暗い道で光るた
め車の運転者が視認することができ、人身事故を未然に
防止し交通安全に寄与する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、暗所で光るようにした発光式収納ケースに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、ＰＨＳ（簡易携帯電話）や携帯電話機を収納するケースは多種多様のも のが販売されている。又、ストラップを付けて携帯し易いようにしたもの、或は アタッチメントを介してズボンのベルト等に着脱できるようにしたものも知られ ている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上記従来の収納ケースは鞄、ハンドバック、リュックサック、 買い物袋等の中に収納した場合、暗い場所ではその存在位置がはっきりせず、他 の収納物を引っ掻き回して手探りでさがさねばならいないことがある。又、収納 ケースを鞄等から出し、或はベルト等から外してテーブルや棚の上に置いたりし た場合、受信時に部屋が暗いとその存在が分からずにあわてることがある。

【０００４】 本考案は、このような従来の不都合を解消するためになされ、暗所で光るよう にして存在位置が容易に分かるようにした発光式収納ケースを提供することを目 的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

この目的を解決するための具体的手段として、本考案は、ケース本体の外周面 全体又は一部に発光塗料を塗着した発光式収納ケースを要旨とする。 又、ケース本体は、ＰＨＳや携帯電話機用であることを特徴とする。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態を添付図面により詳説する。 図１及び図２において、１はケース本体であり、キャンバス地等の丈夫な布で所 要の大きさに形成され、正面部１ａには窓孔が形成されて合成樹脂製の透明板２ が取り付けられ、背面部１ｂの三方及び底面部１ｃの三方には飾りを兼ねた縁取 り３が連続して縫着され、且つ開閉蓋部１ｄの周囲にも縁取り３が縫着されてい る。

【０００７】 前記ケース本体１の外周面即ち、正面部１ａの透明板２を除く部分、背面部１ ｂと底面部１ｃの外面全域、及び両側面部１ｅと開閉蓋部１ｄの外面全域に亙っ て図３のように発光塗料４が塗着されている。発光塗料４は、例えば蛍光体又は 燐光体を用いて暗所で発光するものを使用する。

【０００８】 又、背面部１ｂの上部には、マジックテープ（商標名）と称する面ファスナ５ を取り付けると共に、バンド等へ着脱するためのアタッチメント６を取り付け、 更に背面部１ｂの内面側にはフェルト状の裏打ち７が貼着されている。裏打ち７ は両側面部１ｅの内面側にも貼着されている。

【０００９】 前記アタッチメント６は、バネ性を有する薄い金属板等の板材を湾曲形成し、 その板材を前記キャンバス地等の丈夫な布で被覆し、周囲に縁取り３を縫着して 構成されたもので、上端部が止め具８にて背面部１ｂに固定されている。このア タッチメント６の表面にも前記発光塗料４が塗着されている。

【００１０】 前記開閉蓋部１ｄの上部の内面には、図２のように面ファスナ５′が取り付け られ、この面ファスナ５′を前記背面部１ｂの面ファスナ５に係合・離脱させる ことでケース本体１の開口部を開閉できるようにしてある。

【００１１】 上記のように構成された本考案に係る収納ケースは、ケース本体１内にＰＨＳ や携帯電話機（図略）を、操作ボタン部が透明板２側に向くようにして収納し、 図示は省略したが通常アタッチメント６を利用してズボンのベルト等に取り付け て使用する。又、ベルト等に取り付けないで、鞄、ハンドバック、リュックサッ ク、買い物袋等の中に収納することも勿論可能である。

【００１２】 鞄等に収納した場合、暗所で使用するような時には、鞄等を開けるとケース本 体１が発光しているのでその存在を容易に知ることができ、従来のように他の収 納物を引っ掻き回して手探りでさがす必要はなく、特に受信時にあわてなくても 済む。

【００１３】 又、ケース本体１をベルト等から外し、或は鞄等から取り出して部屋のテーブ ルや棚等の上に置いた場合、部屋の内部が暗くてもケース本体１の発光によりそ の存在位置が目立つため、直ちに使用することができる。

【００１４】 更に、ベルト等に取り付けた場合は、夜間暗い道でケース本体１が発光するた め、車の運転手がその発光を視認し、人の存在を認識することから人身事故を未 然に回避することができ、従って交通安全上好ましい。

【００１５】 尚、前記の実施形態では、ケース本体の外周面全体に発光塗料を塗着したが、 外周面の一部に塗着して実施する場合もある。更に、本発明の発光式収納ケース は、ＰＨＳや携帯電話機用に限定されることなく、例えば携帯ラジオやウォーク マン（商標名）その他小型カメラ等の収納ケースとして適用することが可能であ る。

【００１６】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案によれば、ケース本体の外周面に発光塗料を塗着 したので暗所で発光することとなり、暗い場所での存在位置がはっきりと分かり ＰＨＳや携帯電話機を収納した場合には、直ちに使用できて便利であると共に、 鞄等の中を引っ掻き回して手探りでさがす必要がなく、特に受信時にあわてなく ても済む。又、アタッチメントを介してベルト等に取り付けた場合には、ケース 本体が夜間暗い道で発光するため車の運転手が視認することができ、人身事故を 未然に防止し交通安全に寄与する等の効果も奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る発光式収納ケースの実施の態様を
示すもので、正面側から見た斜視図

【図２】同、開閉蓋部を開けた状態で背面側から見た斜
視図

【図３】一部の断面図

【符号の説明】

１…ケース本体 ２…透明板 ３…縁取り ４…発光塗料 ５…面ファスナ ６…アタッチメント ７…裏打ち ８…止め具

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】ケース本体の外周面全体又は一部に発光塗
   料を塗着したことを特徴とする発光式収納ケース。
2. 【請求項２】ケース本体は、ＰＨＳや携帯電話機用であ
   る請求項１記載の発光式収納ケース。