JP3054632B2 - 電磁弁制御システム - Google Patents

電磁弁制御システム

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JP3054632B2
JP3054632B2 JP9012302A JP1230297A JP3054632B2 JP 3054632 B2 JP3054632 B2 JP 3054632B2 JP 9012302 A JP9012302 A JP 9012302A JP 1230297 A JP1230297 A JP 1230297A JP 3054632 B2 JP3054632 B2 JP 3054632B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広範囲な場所に設
置された複数の電磁弁の開閉を制御する電磁弁制御シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】農作物をつくる圃場、例えば稲作など時
期によって水田に水を張る必要があるが、近年では水位
調節のために電磁弁を利用した給水栓が使用され、その
電磁弁の開閉を遠隔操作によって行う電磁弁制御システ
ムが開発されている。特に大区画の広い圃場面積を有す
る水田では、地面の起伏或いは傾斜によって局部的に水
が干上がってしまうことのないよう、その水田の何箇所
かに電磁弁を備えた給水栓が設けられ、その開閉によっ
て埋設された給水管から圃場へ農業用水を供給するよう
な電磁弁制御システムを備えた灌漑設備が造られてい
る。そのようなものの一例として実開昭63―1030
75号公報に掲載されたものを挙げることができる。
【0003】当該公報では、多数の畝が形成された圃場
に設けられ遠隔操作によって給水可能な灌漑システムが
示されている。その圃場には、水源に接続された給水管
が配設され、その給水管の外周壁に畝間に給水するため
の複数の放水バルブが取り付けられている。放水バルブ
は、エア圧によって開閉するダイアフラムバルブであっ
て、そのエア圧は、エアチューブから送られるエアを2
位置ダブルソレノイド形電磁弁(以下、単に電磁弁とい
う)を操作することによって調節される。この電磁弁
は、圃場に設けられた複数の受信ボックス内にそれぞれ
設けられ、一の電磁弁によって数個の放水バルブのエア
圧の調節を行うものであり、コントローラから発信され
る制御信号によって、数個の放水バルブを1つのブロッ
クとして、1乃至4のブロックを交互に動作させるよう
制御するものである。
【0004】そこで、このような数ブロックの放水バル
ブを開閉させるための電磁弁制御には、先ずコントロー
ラの送信回路から受信ボックス内の受信回路へ制御信号
が送られる。その送信回路では、クロック源からのシス
テムクロックを受けた分周器によって異なる周波数信号
が出力され、それが加算回路を経て1または加算された
2以上の周波数多重信号が直流バイアスされて出力され
る。図14は、このような送信回路から出力される周波
数多重信号を示した波形図である。そして、このような
周波数多重信号を受信した受信回路では、その周波数多
重信号の前縁及び後縁を抽出して電磁弁を駆動させる駆
動信号が得られる。即ち、周波数多重信号は、ダイオー
ドを通って整流された電圧が電磁弁の駆動用電源として
コンデンサに充電されるとともに、音叉回路を経て形成
された図15(A)に示すようなパルス信号Aを基に、
図15に示すに遅延された信号B及び信号Aと同じ位相
の信号Cとから信号D及び信号Eのような制御信号が得
られる。そこで、制御信号Eの出力に起因して充電され
た駆動電源が一方のソレノイドに印加されると、エアチ
ューブからの空気流が遮断され放水バルブが開く一方、
制御信号Dの出力に起因して充電された駆動電源が他方
のソレノイドに印加されると、エアチューブからの空気
流が再び流れ放水バルブが閉じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電磁弁制御システムでは、次のような問題点
があった。即ち、前記従来の電磁弁制御システムでは、
電磁弁を駆動する制御信号を、送信回路から送られた周
波数多重信号の前縁及び後縁を抽出することによって、
図15で示す制御信号D,Eが形成される。そのため、
給水中は信号を送り続ける必要があり、灌漑時間は長い
場合に数十時間或いは数日にも渡ることがあり、非常に
電力消費が大きくコストの面から見て好ましいものでは
ない。また、従来の電磁弁制御システムは、複数の放水
バルブを数個のブロックに分け、一定のサイクルでブロ
ック毎に順次開閉するものであるため、数十個ある電磁
弁から任意のものを制御できるものではない。
【0006】そこで、本発明は、複数の電磁弁の独立し
た制御が可能な操作性に優れた電磁弁制御システムを提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電磁弁制御シス
テムは、機械的に自己保持させることで開弁状態を維持
する電磁弁と、多数存在する前記電磁弁のうち各電磁弁
を特定するアドレスビットと、電磁弁の開閉を指示する
データビットとを含むコードからなる情報信号を出力す
る指令手段と、前記指令手段から出力されたパラレル信
号をシリアル信号に変換した前記情報信号と電源信号と
を時間分割して出力する送信手段と、前記電磁弁毎に設
けられ、前記送信手段から送られた電源信号により電源
を充電するとともに、前記シリアル信号を取り出しパラ
レル変換した情報信号を各電磁弁特有の設定データと比
較することで電磁弁を動作させる受信手段と、前記複数
の受信手段が2本の配線で一の送信手段に並列に接続さ
れたものであることを特徴とする。
【0008】また、本発明の電磁弁制御システムは、前
記送信手段が、前記情報信号を2種類の異なる幅のパル
ス波を形成することでシリアル信号に変換するP/S変
換手段を有し、前記受信手段は、前記送信手段から送信
されたシリアル信号をパルス幅によってパラレル信号に
変換するS/P変換手段を有することが望ましい。ま
た、本発明の電磁弁制御システは、前記受信手段が、入
力端子に整流器が接続された回路を構成するものである
ことが望ましい。
【0009】また、本発明の電磁弁制御システムは、前
記送信手段が、前記受信手段が送信された情報信号に従
って前記電磁弁を駆動させたことを電流の流れによって
検出する検出手段を有し、当該検出手段が電流の流れを
検出した場合には駆動維持電源を連続信号として出力す
るものであることが望ましい。また、本発明の電磁弁制
御システムは、前記電源には、ソーラ電池とバッテリを
使用することが望ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる電磁弁制御
システムの一実施の形態について具体的に説明する。特
に、本実施の形態の電磁弁制御システムは、前記従来例
と同様に灌漑施設に利用したものであり、先ずその電磁
弁制御システムを利用した水田用の灌漑施設について説
明する。図1は、大区画の水管理実証圃場を示した管路
模式図である。本実証試験では、1.6ha及び2.0
ha程度の面積の水田A,Bを利用した。水田には、各
水田へ農業用水が行き渡るよう水田の並びに沿って用水
パイプライン1が埋設され、その用水パイプライン1か
ら各水田毎に分岐した給水パイプラインが埋設されてい
る。ここでは、給水パイプライン2a,2bが水田A,
Bの畝に沿って設けられている。そして、この給水パイ
プライン2a,2bには、水田へ放水するための複数の
給水栓3,3…が設けられている。
【0011】水田A,Bの両端の畝に沿って設けられた
給水栓3,3…に対し、その両水田A,B間の中央の畝
には複数の排水栓4,4…が設けられている。排水栓
4,4…は、水田A,B間の畝下に埋設された排水路5
に接続され、その排水路5は水位調節桝6へ接続され、
更に水位調節桝6は給水パイプライン2bへと送り管7
を介して接続されている。また、水田Aの給水パイプラ
イン2a及び水田Bの送り管7には、制水弁を介して暗
渠集水管8,9が接続されている。そして、このような
灌漑施設を設けた水田A,Bには、給水栓3,3…及び
排水栓4,4…を駆動制御する屋外自立型の現場制御盤
10が設けられている。現場制御盤10は、給水栓3,
3…及び排水栓4,4…にそれぞれ設けられた不図示の
電磁弁を遠隔操作するためのコントロール部をなすもの
でソーラ電池を備えたものである。
【0012】次に、この電磁弁制御システムの概略につ
いて説明する。図2は、電磁弁制御システムの一実施の
形態を示した概念図である。本実施の形態の電磁弁制御
システムは、図1で示したよう広範囲な空間で使用する
もので、複数の電磁弁B1,B2…,Bnの開閉を制御
するものである。なお、この電磁弁B1,B2…,Bn
は、自己保持式の電磁弁であり、その詳細は後述する。
各電磁弁B1,B2…,Bnにはそれぞれ受信器C1,
C2…,Cnが設けられ、その受信器C1,C2…,C
nが、電磁弁B1,B2…,Bnの動作指令を行うプロ
グラムコントローラ11に対し送信器12を介して接続
されている。
【0013】一つの送信器12には、各電磁弁B1,B
2…,Bnの受信器F1,F2…Fnが2本の電線1
3,14で並列に配線されている。電線13,14は、
各電磁弁B1,B2…,Bnを駆動させるための情報信
号及び電源信号の送信を兼用するものである。これに
は、特別なシールド線を用いることなく通常の電線が用
いられる。一方、プログラムコントローラ11は、各電
磁弁B1,B2…,Bnの駆動電源となるDC電源15
が接続されてる。従って、圃場に外設された現場制御盤
10は、プログラムコントローラ11及び送信器12、
そしてDC電源15としてのソーラ電池及びバッテリか
ら構成されている。そして、この現場制御盤10には、
受信器F1,F2…Fnが設けられた端子ボックス1
6,16…及び排水栓4,4…側(正確には後述する電
磁弁及び電磁ポンプなど)にスチールコルゲートケーブ
ルで接続されている。
【0014】次に、本水田の灌漑設備について電磁弁制
御システムを利用した具体的な構成について説明する。
図3は、水田Bの断面及び水位調節桝6の断面を示した
水田の模式図である。水位調節桝6は、貯水槽21と排
水槽22との2槽に分けられている。その貯水槽21に
はポンプ23が設置され、そのポンプ23には3方に分
岐したパイプが接続されている。そのうちの1方は戻し
弁を介して水田Aへ(不図示)、他の1方は戻し弁24
を介して水田Bへ、そしてその他の1方は排水弁25を
介して排水槽22へ配管されている。その貯水槽21に
は、送り管7が給水パイプライン2bに接続されてい
る。また、貯水槽21の補給用として用水パイプライン
1から槽補給用弁26を介して配管されている。これら
戻し弁24、排水弁25及び槽補給用弁26は、プログ
ラムコントローラ1に接続され、水位調節桝6内に設置
されたポンプ23が200Vの三相交流電源31に遮断
器及びリレーを介して接続されている。そして、貯水槽
21内に設置された水位検出器27の検出信号に基づく
プログラムコントローラ11からの指令によりポンプ2
3などが駆動し、図の矢印で示すような水の流れが制御
される。
【0015】一方、水田の各所には水位を検出する水位
センサ31,31…が設置され、プログラムコントロー
ラ11へ接続されている。水位センサ31,31…は排
水栓4,4…近くに設けられている。一般に給水栓3,
3…と排水栓4,4…とは、水田の上流側と下流側に離
れて設けられ、100m以上離れている場合も多い。そ
して、図1でも示したように給水パイプライン2bに接
続され圃場表面に突設されたパイプには給水栓3が形成
されている。給水栓3,3…には、後述するように一体
に自己保持式の電磁弁B1,B2…が設けられている。
そして、この電磁弁B1,B2…にはそれぞれ受信器F
1,F2…Fnが一対一に設けられ、プログラムコント
ローラ11からの指令を受けて各給水栓3,3…ごとに
給水が行われるよう構成されている。
【0016】また、水田には複数の排水栓4,4…が設
けられ、水位調節桝6側へ排水することにより水田の水
位の調節が図られている。この排水栓4,4…は、図1
0に示すように、排水栓4,4…を駆動させる電磁ポン
プ及び電磁弁が所定の受信器F1,F2…Fnに接続さ
れている。受信器F1,F2…Fnは、その電源にソー
ラ電池32と30Vのバッテリ33に接続された送信器
3を介してプログラムコントローラ11に接続されてい
る。また、プログラムコントローラ11には表示操作部
34が接続されている。従って、このような灌漑施設を
備えた水田では、水位センサ31,31…からの信号を
受けたプログラムコントローラ11は、それが水位の低
下を示すものであれば所定の給水栓3,3…を開栓し、
一方水位の上がりすぎを示すものであれば所定の排水栓
4,4…を開栓するよう電磁弁B1,B2…,Bnなど
がコントロールされる。特に、本実施の形態のもので
は、対象となる任意の給水栓3又は排水栓4を駆動させ
ることが可能であり、以下に具体的に説明する。
【0017】本実施の形態の制御システムは、図2を示
して前述したように2本の電線で配線した複数の電磁弁
B1,B2…,Bnのいずれかを特定して動作させるも
のである。また、個々の電磁弁は独自に電源を持ってい
ない。そのため、送信器12側からは、この2本の配線
を利用して電源信号及び特定の電磁弁B1,B2…,B
nを指定する情報信号が受信器F1,F2…Fn側へ伝
送されるよう構成されたものである。その際、プログラ
ムコントローラ11からのビットデータ(情報信号)を
シリアル信号に変換し、そこに連続出力した電源信号を
時間分割して伝送する方法を採用した。具体的には以下
の如くである。図4は、本制御システムで伝送される波
形図である。これは、プログラムコントローラ11の伝
送命令に基づいて送信器12から受信器F1,F2…F
nへ伝送される信号である。その信号は、最初の0.5
秒間は受信器F1,F2…Fn動作用の電源信号、次の
0.5秒間は各電磁弁B1,B2…,Bn及び開閉を指
示する情報をもった情報信号、更にその後は給水栓3,
3…又は排水栓4,4…を動作させるための電源信号
(給水栓3,3…は0.2秒程度、排水栓4,4…は9
0秒程度)が一連のものとして順次伝送される。
【0018】本実施の形態では、情報信号が1ワード1
2ビットの構成としてプログラムコントローラ11から
送信器12へ送られ、その送信器12でシリアル信号に
変換されて受信器F1,F2…Fnへ伝送される。ここ
で、図5は、情報信号を示した図である。情報信号は1
2ビットで構成され、最初の4ビットには本システムの
呼び出し用のコード(C1〜C4)が割り当てられてい
る。次の6ビットにはアドレス(A1〜A6)が割り当
てられている。そして、最後の2ビットには、開閉指令
のためのデータ(D1,D2)が割り当てられている。
コードビットは、固有のもので伝送の信頼性を高めると
同時に、この系の固有の名称とした。アドレス(A1〜
A6)は、給水栓3,3…及び排水栓4,4…の番号の
割付用に用い、指定されたアドレスの栓を作動させるも
のである。また、データ信号のビット内容を図6に示
す。このような情報信号の最後には、パリティチェック
のためのコード(P)が設けられている。そのため、1
2ビットが奇数の場合のは0、偶数の場合には1を加え
13ビット全体で奇数になるようにすることで伝送の確
認を行い、ノイズなどで誤動作することが防止されてい
る。
【0019】ところで、この方法を採用するにあたって
種々の制約が課せられることも確かである。即ち、電源
信号と情報信号とが時間的に分けられて送られるため、
情報伝送時には電磁弁は動作されず、多くの電磁弁B
1,B2…,Bnを動作させるには時間が掛かり過ぎる
点である。そこで、電磁弁には、機械的に自己保持させ
れば瞬時に開弁し、あとは電源を切ってもそれが維持さ
れる自己保持式のものを使用することとした。そうすれ
ば、一個の電磁弁作動完了までに1.5秒程度の時間で
足り、例えば40個の電磁弁を動作させるには1分程度
で終了させることができほとんど問題にならない。一
方、排水栓4,4…は、後述するようにジャバラ形弁を
上下させるために1個当たり90秒程度の時間を要する
ため、全部で40個あまりにもなると約1時間も掛かっ
てしまう。しかし、使用対象が水田であればこの程度の
時間は許容範囲と考えられる。即ち、水田では、給水栓
3,3…で1日1回程度、排水栓4,4…にあっては年
に10回程度と動作頻度が極めて低いため、今回採用す
る伝送方法に時間がかかるという点は問題にはならな
い。
【0020】次に、プログラムコントローラ11からの
伝送命令に従って、シリアル信号を伝送する送信器12
の作用を説明する。図7は、送信器12を示した回路図
である。先ず、送信器12は、受信器F1,F2…Fn
が遠く離れて設置され、それが2本の電線で接続されて
いることから非同期式のものが採用されている。プログ
ラムコントローラ11からパラレルに出力される情報信
号は、送信器12によってシリアル信号に変換されて出
力されるが、この「0」,「1」のビット信号は、シリ
アル変換された信号のパルス幅によって区別される。図
8は、シリアル信号に変換された「0」信号と「1」信
号の区別を示した波形図である。図示するように1ビッ
トの信号を4分割した1分割分の時間をaとし、Hがa
時間でLが3a時間の割合で時間分割された信号を
「0」とする一方、Hが3a時間でLがa時間の割合で
時間分割された信号を「1」とした。従って、基本周波
数となるクロックが重要となるが、分割した時間差を大
きく設けたのでクロックの発振には水晶を用いることな
くCR形で十分な安定が得られる。
【0021】送信器12では、クロックの周波数はaが
基本となり4aで1ビットを構成し、これを12ビット
の情報に対応するシリアル信号に変換して伝送される。
そして、前述したようにシリアル信号を伝送する直前に
受信器F1,F2…Fnのコンデンサを動作させるため
の電源信号が約0.5秒間伝送され、また後述するよう
にシリアル信号の後の電磁弁B1,B2…,Bnなどを
動作させるための電源信号が約0.2秒間伝送される。
図9は、このシリアル伝送波形の一例を示した波形図で
ある。送信器12は、このような時間分割されたシリア
ル信号を発生させるため、各信号に対応したタイマーを
すべて作り出すための14ステージのフリップフロップ
によるタイミングパルス発生器41を設け送信器12の
コントロール部としている。そして、タイミングパルス
発生器41は、プログラムコントローラ11からの情報
信号をパラレル信号からシリアル信号に変換するP/S
シフトレジスタ42に接続されている。
【0022】また、DC電源15には電源部43が接続
され、その電源部43がプログラムコントローラ11に
接続されている。またプログラムコントローラ11に
は、タイミングパルス発生器41のクロックの発振を起
動させるスタート保持回路44が接続されている。ま
た、タイミングパルス発生器41及びP/Sシフトレジ
スタ42には、基本周波数aで図9に示すシリアル信号
を発生させるロジック回路45が接続されている。その
ロジック回路45は、パワーアンプ46を介して受信器
F1,F2…Fnへ接続され、その出力回路にはリレー
47が設けられている。また、出力回路には電流検出抵
抗RIが設けられ、この電流検出抵抗RIに接続された
作動検出アンプ48が、スタート保持回路44及びロジ
ック回路45に接続されている。
【0023】従って、このような構成の送信器12は、
次のように作用する。プログラムコントローラ11から
スタートのワンショット信号がスタート保持回路44に
入力されると、タイミングパルス発生器41のリセット
が解かれ、またリレー47がONすることとなる。タイ
ミングパルス発生器41は、リセットが解かれたスター
ト時の0.5秒間は連続信号が出力される。ロジック回
路45は、連続信号が優先するよう構成されている。ま
た、プログラムコントローラ11からは、図5で示すよ
うな12ビットの情報信号がP/Sシフトレジスタ42
へ並列入力される。P/Sシフトレジスタ42では、タ
イミングパルス発生器41から発振されるクロックによ
り、a間隔のクロック4個分毎に順次シフトしロジック
回路45へ出力される。そして、P/Sシフトレジスタ
42からの出力が「0」のときはパルス幅a、「1」の
ときにはパルス幅3aの波形(図8参照)がロジック回
路45で形成され出力される。そして、シリアル変換さ
れた信号は、パワーアンプ46で増幅され出力される。
【0024】このようにして伝送されたシリアル信号
は、後述するように電源信号により電源が各受信器F
1,F2…Fnのコンデンサに充電され、その受信器の
電源電圧となり、続いて伝送される情報信号によって所
定の受信器F1,F2…Fnが電磁弁B1,B2…,B
nを動作させることとなる。そのとき、電磁弁B1,B
2…,Bnが動作したことの検出は、電流検出抵抗RI
によって電流を読み取ることによって行われる。これ
は、受信器F1,F2…Fnの回路電流が低い一方、電
磁弁B1,B2…,Bnなどが動作したときの電流差が
大きいため容易に検出することができる。そこで、電磁
弁B1,B2…,Bnが動作したことによる電流が検出
されれば、即座に作動検出アンプ48によってロジック
回路45の連続信号への切り換えが行われ、電源信号が
パワーアンプ46を介して増幅して出力される。
【0025】電磁弁B1,B2…,Bnは自己保持式の
ものであるため、瞬時に開状態なり電流が下がるので、
再びそれを作動検出アンプ48が検出するとスタート保
持回路44がOFFされ1回の伝送が完了する。そし
て、その完了したことの信号がスタート保持回路44か
らプログラムコントローラ11へ入力され、プログラム
コントローラ11によって次の情報信号が発信され、同
様にして送信器12からシリアル信号が受信器F1,F
2…Fn側へ伝送される。
【0026】次に、このような情報信号を受信した受信
器F1,F2…Fn側の構成及びその動作について説明
する。図10は、受信器及び当該受信器に接続された給
水栓の電磁弁及び排水栓の機構を示した回路図である。
2本の電線13,14によって送信器12に配線された
端子51a,51bには、極性を無視できるようにブリ
ッジ型の整流器52が接続されている。そして、この整
流器52には、ダイオードD1を介してコンデンサC1
が接続され、このコンデンサC1に充電された直流電源
を取り出すための電源部53が接続されている。コンデ
ンサC1にはスタート時の約0.5秒間に伝送される電
源信号によって充分チャージされ、その後のパルス信号
によっても変動しないように充分な容量のコンデンサが
使用される。なお、コンデンサC1の容量を大きくしな
いために回路電流はできるだけ小さくする必要があり、
本回路では10mA以下を目標とした。
【0027】そして、この受信器Fnには、伝送されて
きたシリアル信号(情報信号)を取り出すためのフォト
カプラ54とフィルタ及びシミット動作を持った波形整
形回路55が接続されている。この波形整形回路55に
は、シリアル信号をパラレル変換するS/P(シリアル
/パラレル)シフトレジスタ56が接続されている。ま
た、S/Pシフトレジスタ56には、基本周波数aのク
ロックを発進する発振器57に接続されたカウンタ58
が接続され、そのカウンタ58には波形整形回路55に
接続されたワンショット回路59が接続されている。更
に、S/Pシフトレジスタ56には、それから出力され
たパラレル信号と各受信器F1,F2…Fnに給水栓
3,3…及び排水栓4,4…に関する特有のアドレス番
号が記憶されたコード設定器60の値とのを比較する判
別回路61が接続されている。また、S/Pシフトレジ
スタ56には、伝送されたシリアル信号を確認するパリ
ティチェック回路62も接続されている。
【0028】そして、この受信器Fnに対応して設けら
れた電磁弁Bnには、パワーアンプ63を介してワンシ
ョット回路64が接続されている。このワンショット回
路64は判別回路61に接続され、給水栓3のアドレス
番号と一致した場合に出力される信号により100ms
のパルスを発生させるよう構成されている。一方、この
受信器Fnには、対応する排水栓4が設けられている。
排水栓4は、ジャバラ4aをシリンダ65によって開閉
させるものであり、そのシリンダ65は、電磁ポンプ6
6によって汲み上げられる水の水圧によって駆動するよ
う構成され、その水圧の調整には電磁弁67,68が使
用される。そして、この電磁弁67,68及び電磁ポン
プ66には、パワーアンプ69を介してロジック回路7
0が接続されている。また、そのロジック回路70は判
別回路61及びカウンタ58に接続され、排水栓4のア
ドレス番号と一致した場合に、出力される判別回路61
からの信号によってロジック回路70が30Hzの周波
数をパワーアンプ69へ出力する構成となっている。ま
た、ロジック回路70には、シリンダ65の動作を検出
するリミットスイッチ71,72が接続されている。
【0029】そこで、このような構成の受信器Fnで
は、スタート時に0.5秒間伝送される電源信号が入力
し、コンデンサC1には直流電源が充電される。これが
その後駆動する受信器Fnの電源として利用される。そ
して、この電源信号に続いて伝送される情報を載せたシ
リアル信号は、フォトカプラ54によって取り出され、
波形整形回路55によって配線途中で拾うノイズや誘導
障害が処理される。波形整形回路55から出力されたシ
リアル信号はS/Pシフトレジスタ56に入力され、そ
の「0」,「1」が判断されてパラレル信号が出力され
る。この「0」,「1」の判別は、送信器12と同様に
でシリアル信号のパルス幅を発振器57から発振される
パルス幅aのクロック数をカウントすることにより行わ
れる。
【0030】そこで、波形整形回路55からパルスが出
力されると、それに従ってワンショット回路59から短
いパルスが発振されカウンタ58がリセットされる。そ
して、次のパルスの立ち上がりでS/Pシフトレジスタ
56がシフトされ、このシフト時のカウント数がaか3
aかによってカウンタ58から「0」又は「1」の何れ
かの判別信号が出力される。
【0031】S/Pシフトレジスタ56へ入力されたシ
リアル信号はパラレル信号に変換され並列出力される。
ここで出力された信号は、図5で示すようなプログラム
コントローラ11から送信器12へ入力された12ビッ
トの情報信号にもどされることとなる。また、このと
き、送信器12から伝送された情報信号が確実に送られ
たか否かが確認される。即ち、S/Pシフトレジスタ5
6から出力されたコードデータがパリティチェック回路
62で確認され、そのコードデータが全体で奇数になる
場合には判別回路61を動作させ、偶数である場合には
適正に伝送されていないため判別回路61を動作させな
いよう判別信号が出力される。そして、コードデータが
正しく伝送され、かつそれがコード設定器60に記憶さ
れた給水栓3に関するアドレス番号と一致したならば、
データコードD1,D2に従って、ワンショット回路6
4から出力された100msのパルス信号がパワーアン
プ63を介して電磁弁Bnへ印加され、電磁弁Bnの動
作により不図示の給水栓3が開又は閉となる。
【0032】ここで、パワーアンプ63は、図11に示
す如くトランジスタブリッジ回路によって構成された自
己保持形パワーアンプである。そのため、例えば電磁弁
Bnを開く場合には、ワンショット回路64から出力さ
れたONパルスによってトランジスタTr3,Tr2が
ONとなり、パワーアンプ63からプラスのパルスが発
生されて後述の如く電磁弁Bnが開状態となる。
【0033】一方、伝送されたコードデータがコード設
定器60に記憶された自動排水栓4に関するアドレス番
号と一致したならば、データコードD1,D2に従っ
て、ロジック回路70から30Hzの周波数のパルスが
パワーアンプ69を介して電磁ポンプ66へ印加され
る。また、電磁弁67,68にもロジック回路70から
所定のパルスが印加される。従って、電磁ポンプ66か
ら吐出された水が電磁弁67を介してシリンダ65へ供
給され、その水圧で駆動するシリンダ65によってジャ
バラ4aが持ち上げられて開栓し、又は押し下げられて
閉栓することとなる。シリンダ65の動作はリミットス
イッチ71,72によって検出され、ピストンが検出位
置にまで移動したところで、それを確認したロジック回
路70によってOFFされる。
【0034】次に、上記の如く受信器Fnへ伝送された
情報信号に従って動作する給水栓3について説明する。
先ず、自己保持式の電磁弁について図12に示した断面
図に基づいて説明する。上記の如く電磁弁Bnへ直流電
源が入力されるとコイル81にプラス電圧が印加され、
発生した磁界と電磁弁Bnに内蔵された永久磁石82の
磁界方向とが合致するため、プランジャ83が上方へ吸
引される。そのため、弁体84が弁座85から離間して
入力ポート86から出力ポート87へ水が流れることと
なる。また、上記したようにパルス信号は1回のみ印加
されるが、印加後は永久磁石82の磁力によってプラン
ジャ53は、上昇した状態が維持される。一方、電磁弁
Bnにマイナスのパルス信号が印加されると、内蔵され
ているコイル81に発生する磁界と永久磁石82の磁界
とが反発し合い、その結果両磁力から開放されるので、
スプリング88によって下方へ付勢されて弁体84が弁
座85に当接して流路が遮断される。
【0035】次に、給水栓3について図13に示した断
面図に基づいて説明する。給水栓3はダイアフラム弁を
構成し、そのダイヤフラム室91が吐水蛇口92に接続
された不図示のパイプによって電磁弁Bnの入力ポート
86に連通されている。そして、電磁弁Bnの閉弁時に
は、パイプ93を上昇した水がダイアフラム弁体94の
パイロット孔94aからダイヤフラム室91に流入する
が、連通した電磁弁Bnが閉弁されているため水は流れ
出すことなく充填される。従って、水圧を受ける面積の
広いダイアフラム弁体94には上面から下方へ大きな圧
力が加わわり、そのダイアフラム弁体94が弁座95へ
当接されるため外部への水の吐出が停止される。
【0036】一方、上記の如く電磁弁Bnが開弁した場
合には、入力ポート86がダイアフラム室91に連通さ
れているので、ダイアフラム室91内の水が不図示のパ
イプを介して電磁弁Bnから吐出される。そのため、ダ
イアフラム室91内の水が流れ出たことによりダイアフ
ラム弁体94にかかる圧力が低下するので、パイプ93
を上昇してきた水は、その圧力で復帰バネ97の付勢力
に反してダイアフラム弁体94を押し上げ、開弁した吐
水部96から水田へ放水される。また、電磁弁Bnにマ
イナスのパルス信号が印加され閉弁すると。ダイアフラ
ム室91内の水が再びどこへも流れ出なくなり、ダイア
フラム室91内に水が充填される。そのため、再びダイ
アフラム弁体94が弁座95に当接し、給水が止められ
ることとなる。
【0037】以上、本実施の形態で示した電磁弁制御シ
ステムによれば、電磁弁毎のアドレス番号を含む情報信
号を伝送する構成としたため、複数ある電磁弁のうち任
意のものを選択して動作させることができるため操作性
に優れたものとなった。また、情報信号と電源信号とを
1個毎の電磁弁に対し伝送し、その都度動作完了の確認
をもって次の電磁弁に対し送信するので、プログラムコ
ントローラ11からの指令、確認処理が容易になった。
作動検出アンプ48を用いた確認処理により信頼性も高
まった。また、複数の電磁弁を2本の線で並列に接続す
る構成としたことにより、大幅なコストダウンを図るこ
とができ、また、メンテナンスが非常に容易になった。
特に、受信器F1,F2…Fnに整流器52を設けたの
で、直流電源を使用しても断線などのメンテナンスの際
に極性を取り違える心配がなくなった。また、電磁弁に
自己保持式のものを採用したことにより、その駆動には
パルス通電でよいため省エネを図ることができた。特
に、1個毎の電磁弁を動作させるよう順次信号を送るよ
うにしたので、電源容量も1個分のものでよくなった。
そのため、ソーラとバッテリを電源とする上記実施の形
態のような水田では最適であるといえる。
【0038】なお、本発明は、前記実施の形態のものに
限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で
様々な変更が可能である。例えば、前記実施の形態では
水田の給水栓3,3…の開閉に利用する電磁弁について
の制御システムを示したが、例えば工場などで使用され
る電磁弁の制御に利用することも可能である。
【0039】
【発明の効果】本発明は、自己保持式の電磁弁を使用
し、多数存在する電磁弁のうち各電磁弁を特定するアド
レスビットと、電磁弁の開閉を指示するデータビットと
を含むコードからなる情報信号を出力する指令手段と、
指令手段から出力されたパラレル信号をシリアル信号に
変換した情報信号と電源信号とを時間分割して出力する
送信手段と、電磁弁毎に設けられ、送信手段から送られ
た電源を充電するとともに、シリアル信号を取り出しパ
ラレル変換して各電磁弁特有の設定データと比較するこ
とで電磁弁を動作させる受信手段と、複数の受信手段が
2本の配線で一の送信手段に並列に接続された構成とし
たことで、複数の電磁弁の独立した制御が可能な操作性
に優れた電磁弁制御システムを提供することができるも
のとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】大区画の水管理実証圃場を示した管路模式図で
ある。
【図2】本発明にかかる電磁弁制御システムの一実施の
形態を示した概念図である。
【図3】水田Bの断面及び水位調節桝6の断面を示した
水田の模式図である。
【図4】電磁弁制御システムで伝送される波形図であ
る。
【図5】情報信号の内容を示した図である。
【図6】情報信号のデータ信号のビット内容を示した図
である。
【図7】電磁弁制御システムの送信器を示した回路図で
ある。
【図8】シリアル信号に変換された「0」信号と「1」
信号の区別を示した波形図である。
【図9】シリアル伝送波形の一例を示した波形図であ
る。
【図10】電磁弁制御システムの受信器及び当該受信器
に接続された給水栓の電磁弁及び排水栓の機構を示した
回路図である。
【図11】自己保持形パワーアンプを示した回路図であ
る。
【図12】自己保持式の電磁弁を示した断面図である。
【図13】給水栓を示した断面図である。
【図14】従来の電磁弁制御システムにおける送信回路
から出力される周波数多重信号を示した波形図である。
【図15】従来の電磁弁制御システムの動作を説明する
ための各部波形図である。
【符号の説明】
3 給水栓 4 排水栓 11 プログラムコントローラ 12 送信器 13,14 電線 F1,F2…Fn 受信器 B1,B2…Bn 電磁弁

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機械的に自己保持させることで開弁状態
    を維持する電磁弁と、 多数存在する前記電磁弁のうち各電磁弁を特定するアド
    レスビットと、電磁弁の開閉を指示するデータビットと
    を含むコードからなる情報信号を出力する指令手段と、 前記指令手段から出力されたパラレル信号をシリアル信
    号に変換した前記情報信号と電源信号とを時間分割して
    出力する送信手段と、 前記電磁弁毎に設けられ、前記送信手段から送られた電
    源信号により電源を充電するとともに、前記シリアル信
    号を取り出しパラレル変換した前記情報信号を各電磁弁
    特有の設定データと比較することで電磁弁を動作させる
    受信手段と、 前記複数の受信手段が2本の配線で一の送信手段に並列
    に接続されたものであることを特徴とする電磁弁制御シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電磁弁制御システムに
    おいて、 前記送信手段は、前記情報信号を2種類の異なる幅のパ
    ルス波を形成することでシリアル信号に変換するP/S
    変換手段を有し、 前記受信手段は、前記送信手段から送信されたシリアル
    信号をパルス幅によってパラレル信号に変換するS/P
    変換手段を有することを特徴とする電磁弁制御システ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の電磁弁制
    御システにおいて、 前記受信手段は、入力端子に整流器が接続された回路を
    構成するものであることを特徴とする電磁弁制御システ
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の電磁弁制御システムにおいて、 前記送信手段は、前記受信手段が送信された情報信号に
    従って前記電磁弁を駆動させたことを電流の流れによっ
    て検出する検出手段を有し、 当該検出手段が電流の流れを検出した場合には駆動維持
    電源を連続信号として出力することを特徴とする電磁弁
    制御システム。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    の電磁弁制御システムにおいて、 前記電源には、ソーラ電池とバッテリを使用することを
    特徴とする電磁弁制御システム。
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EP1094228A1 (en) * 1999-10-20 2001-04-25 Maxam Pneumatics Limited Modular electronic valve operated fluid control system
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