JP3053814U - ストーマ用パウチ支持ベルト - Google Patents

ストーマ用パウチ支持ベルト

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JP3053814U
JP3053814U JP1998003400U JP340098U JP3053814U JP 3053814 U JP3053814 U JP 3053814U JP 1998003400 U JP1998003400 U JP 1998003400U JP 340098 U JP340098 U JP 340098U JP 3053814 U JP3053814 U JP 3053814U
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belt
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mounting ring
stoma
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JP1998003400U
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雄一 浅田
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雄一 浅田
浅田 公代
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人口肛門や人口膀胱において使用するパウチ
を身体に安定して保持するベルトを提供する。 【解決手段】 身体の胴部に巻き回して両端部を連結可
能であり、パウチの袋部と装着リングとを嵌め込み可能
な装着穴4を有するベルトであり、装着穴4の上下いず
れか片側に切断線5を形成し、切断線5によって左右に
分離されたベルト片2aを連結可能としてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、身体の腹壁に形成した人口肛門(消化管ストーマ)や人口膀胱(尿 路ストーマ)に装着したパウチを安定して支持するためのベルトに関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
大腸や直腸における浸潤性のガンや進行ガンでリンパ節転移の可能性がある場 合には腸管を切除する必要がある。ガンのために腸管を切除した場合、腹壁に穴 を開け、結腸の一部を体外に引き出し、腹部に固定して人口肛門を作るが、この ような手術をした場合には肛門からの排便をすることができず人口肛門から便を 排泄することになる。 また、膀胱ガンや外傷、先天的な異常などによって膀胱や尿道を切除した場合 に腹壁に人口膀胱を設けるが、このような手術をした場合には尿道から尿を排出 することができず人口膀胱から排尿することになる。
【0003】 このような人口肛門や人口膀胱等は、そのままでは腹壁から便や尿が垂れ流し の状態となるために、人口肛門や人口膀胱にパウチを装着し、パウチ内に便や尿 を受け入れ、必要に応じてパウチ内に溜まった便や尿等を便器に排出するように している。
【0004】 人口肛門用あるいは人口膀胱用のパウチには種々の構造、形状のものがあるが 、基本的には図3に示すように便や尿を受け入れる袋部aと装着リングbとを一 体化したものである。 袋部aは、適度の柔軟性と膨張性を有するゴムあるいは合成樹脂製のものであ り、袋部aの一端には内部に溜まった便や尿を排出するための排出口cが形成し てあり、この排出口cは通常はキャップで閉じられている。 また、装着リングbは、適度の肉厚と適度の柔軟性を有するものであって、表 面は粘着剤あるいは接着剤等を塗布した装着面dとしてあり、使用前における装 着面dの表面には薄い保護紙が貼付してある。
【0005】 袋部aと装着リングbとは、装着面dとは反対面において点線に示すように装 着リングbの中央部で一体的に連結してあり、装着リングbの周辺部と袋部aと は離れた状態となっている。 そして、袋部aと装着リングbとの連結した中央部には便や尿が通る共通の排 出穴eが形成してあり、この排出穴eは、図示していないが、逆流防止機構を有 しているので、便や尿は人口肛門や人口膀胱を通して袋部a内に入るが、パウチ を身体から外した時に袋部a内に残っている便や尿は排出穴eを通して外部に逆 流することはない。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記するストーマを人口肛門や人口膀胱等に付ける場合には、装着リングbの 装着面dに設けた保護紙を剥がし、人口肛門や人口膀胱の中心と装着リングbの 排出穴eの中心を一致させて装着面dを皮膚に押し当て、便や尿等が漏れるのを 防止するために完全に密着させる。
【0007】 装着リングbを皮膚面に密着させると2〜3日はそのまま使用可能であるが、 最初に皮膚に貼り付けた時、装着状態を安定させるために30分位は安静にして おく必要があった。これを病院で装着した場合、入院用の空いているベッドや待 合室の空いている長椅子等に横になっている必要があるが、患者の多い病院でベ ッドや椅子等に寝ているのは非常に具合の悪いものであった。
【0008】 また、最初の装着状態が不安定であると、装着リングbの一部が皮膚から剥が れ、ここから便や尿等が漏れ出る恐れがあり、下着や衣服を汚す原因となってい た。このために予備の下着や衣服を持ち歩く必要があった。更には、装着リング bが皮膚から剥がれる危険性を恐れるために、運動、例えば、ゴルフやテニス、 スキー等のような身体を捩じったり屈伸するような運動をすることは困難であり 、日常における行動が抑制あるいは規制されるものであった。
【0009】 本考案は、上記する従来のパウチの種々の問題点に鑑み、パウチの袋部aと装 着リングbとの間に嵌め込んでパウチの装着リングbを皮膚面に押し当て、パウ チを身体に安定して保持することのできるパウチを支持するためのベルトを提供 することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記する目的を達成するために本考案ベルトは、身体の胴部に巻き回して両端 部を連結可能な帯状体2からなるベルト本体1の適当な位置に装着穴4を形成し 、装着穴4の上下いずれか片側に切断線5を形成するとともに切断線5によって 左右に分離されたベルト片2aを連結可能とし、パウチの袋部と装着リングとを 装着穴4を介してベルト本体1に取り付け可能としてある。 切断線5によって分離されたベルト片2aは連結ベルト6によって連結可能で あり、また、ベルト本体1は、天然繊維あるいは合成繊維からなる布製であるか 伸縮性を有している。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、図面に従って、本考案の実施の形態を詳細に説明する。 図1、図2は本考案ベルトの一実施形態を示すものであり、このベルト本体1 は、天然繊維や合成繊維等からなる身体の胴部に巻き回し可能な布製の長い帯状 体2であり、帯状体の両端部には連結用の紐を設けるか、または、図示のように 両端の重なり合った時に相対する面に接合可能な面フアスナー3を設けておき、 胴回りに応じて長さを調節して連結可能であり、帯状体2の適当な位置にパウチ を嵌め込んで支持するための装着穴4を形成する。
【0012】 この装着穴4の内径は、前記したパウチの装着リングbの外径よりも小さい大 きさとなっており、装着穴4の上下いずれかの片側、例えば、図面のように下側 位置においてベルト本体1に切断線5を形成し、この切断線5を中心にして左右 にベルト片2aを形成する。そして、ベルト本体1を身体の胴部に巻き回した時 の身体に接する面とは反対面において両ベルト片2aを連結ベルト6によって連 結可能としてある。
【0013】 両ベルト片2aの連結のために、連結ベルト6の片側端部は、切断線5の片側 におけるベルト片2aに縫着あるいはその他の適宜の手段によって固定し、連結 ベルト6の自由端6aの内面に面フアスナー7を設けるとともに切断線5の反対 側におけるベルト片2aには面フアスナー7と接合可能な面フアスナー8を設け てある。従って、両面フアスナー7、8相互を接合させることにより切断線5両 側のベルト片2aは連結可能である。尚、連結ベルト6の片側端部と片側ベルト 片2aとの固定手段や連結ベルト6の自由端6aと他のベルト片2aとの連結手 段は面フアスナー7、8に限定されるものではなく、ボタンやホック等を使用し て固定したり連結するようにしてもよい。
【0014】 本考案は上記の構成であり、次に使用状態について説明する。 パウチは、装着リングbの装着面dを使用して身体の所定の位置(人口肛門や 人口膀胱に対応する位置)に装着しておく。その後、ベルト本体1を、装着穴4 がパウチに対応するように位置させて身体の胴部に巻き回して両端部を連結する 。そして、図2に示すように連結ベルト6の自由端6aの面フアスナー7をベル ト片2aの面フアスナー8から引き剥がし、切断線5を中心にして左右のベルト 片2aを両側に開き、装着穴4を大きく開いた状態でパウチの袋部aを外側に引 き出す。
【0015】 その後、連結ベルト6の自由端6aの面フアスナー7をベルト片2の面フアス ナー8に接合して連結すればよく、ベルト本体1の装着穴4の周辺はパウチの袋 部aと装着リングbとの離れた間に位置し、ベルト本体1は装着リングbの内側 に位置して装着リングbを皮膚面に押し当てることになる。従って、装着リング bはベルト本体1の押圧力で安定して保持されることになる。
【0016】 尚、あらかじめ連結ベルト6を開放し、装着穴4を広げた状態でパウチをベル ト本体1に取り付けてベルト本体1とパウチとを一体なものとしておき、その後 に装着リングbを所定の位置で皮膚面に装着し、ベルト本体1を身体に巻き回し て両端部を連結するようにしてもよい。
【0017】 装着穴4は帯状体2の任意の位置に形成すればよく、その位置を特定するもの ではないが、装着穴4をパウチに面して帯状体2を身体の胴部に巻き回して両端 部を簡単に連結することができるように、装着穴4は帯状体2のいずれか片側に 近い位置に設けておくと便利である。
【0018】 上記の説明においてベルト本体1は、天然繊維あるいは合成繊維製の布を使用 した場合であるが、これに限定されるものではなく、帯状体2の一部に伸縮可能 なゴム繊維を縫い込んでてベルト本体1を長さ方向に伸びるようにしてもよい。 更には、ベルト本体1全体が長さ方向に伸縮可能な材質を使用した帯状体2と してもよい。このように、ベルト本体1が長さ方向に伸縮できるようにしておけ ば、痩せた人や太った人等、胴回りの長さに応じて同じベルト本体1を使用する ことができる。
【0019】 また、長期間使用することによりベルト本体1の長さ方向両側が縒れた状態と なり、縒じれた端部が皮膚面にこすれて痛く、知らないうちに出血していること がある。このような縒じれを防止するためにベルト本体1の外側面には長さ方向 にそって補強用の布を設け、ベルト本体1の縒じれをなくすようにしてもよい。
【0020】
【考案の効果】
以上、説明した本考案によれば、身体の胴部に巻き回して端部を連結可能な長 い帯状体2であるベルト本体1の所定の位置にパウチを嵌め込み可能な装着穴4 を形成し、この穴4の上下いずれか片側においてベルト本体1に切断線5を形成 して装着穴4を左右に押し広げることを可能とし、かつ、切断線5を中心にした 両側のベルト片2aは連結ベルト6で連結可能としたので、パウチを身体の所定 の位置に装着した後、ベルト本体1を胴部に巻き回して両端部を連結し、連結ベ ルト6の自由端6aを開放して切断線5を中心にして装着穴4を広げることによ り、パウチの袋部aをベルト本体1の外側へ簡単に引き出すことができる。
【0021】 その後、連結ベルト6で切断線5両側のベルト片2aを連結することにより、 ベルト本体1はパウチの袋部aと装着リングbとの間において装着リングbの内 側面に接して装着リングbを皮膚面に押し当てるので、装着リングbは安定して 保持されることになる。
【0022】 従って、ベルト本体1とパウチとの連結を簡単に行うことができ、連結に際し て装着リングbが皮膚面から剥がれることがなく、装着安定のために病院でベッ ドや椅子に寝て不都合な思いをすることがない。 ベルト本体1によってパウチは身体に安定して装着されるので、運動をしても 装着リングbが皮膚から剥離することを心配する必要がなく、日常の生活行動範 囲が広がるものである。 ベルト本体1は、伸縮性を有する材質の帯状体で形成しておけば、胴回りの太 さに応じて連結可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案ベルトの一実施形態を示す一部を省略し
た正面図である。
【図2】本考案ベルトの一実施形態を示す一部を省略し
た斜視図である。
【図3】人口肛門や人口膀胱等に使用されるパウチの一
例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 ベルト本体 2 帯状体 3 面フアスナー 4 装着穴 5 切断線 6 連結ベルト 7 面フアスナー 8 面フアスナー a 袋部 b 装着リング c 排出口 d 装着面 e 排出穴

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 身体の胴部に巻き回して両端部を連結可
    能な帯状体2からなるベルト本体1の適当な位置に装着
    穴4を形成し、装着穴4の上下いずれか片側に切断線5
    を形成するとともに切断線5によって左右に分離された
    ベルト片2aを連結可能とし、パウチの袋部と装着リン
    グとの間に装着穴4を介してベルト本体1を嵌め込み可
    能として成ることを特徴とするストーマ用パウチ支持ベ
    ルト。
  2. 【請求項2】 切断線5によって分離されたベルト片2
    aは連結ベルト6によって連結可能として成ることを特
    徴とする請求項1に記載するストーマ用パウチ支持ベル
    ト。
  3. 【請求項3】 ベルト本体1は、天然繊維あるいは合成
    繊維からなる布製である請求項1、2に記載するストー
    マ用パウチ支持ベルト。
  4. 【請求項4】 ベルト本体1は、伸縮性を有する請求項
    1、2に記載するストーマ用パウチ支持ベルト。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022130551A (ja) * 2016-04-29 2022-09-06 ホリスター・インコーポレイテッド オストミーベルトシステム

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