JP3053664B2 - 液体クロマトグラフィーを利用したヘモグロビン類の分析装置及びヘモグロビン類の分析方法 - Google Patents
液体クロマトグラフィーを利用したヘモグロビン類の分析装置及びヘモグロビン類の分析方法Info
- Publication number
- JP3053664B2 JP3053664B2 JP3141724A JP14172491A JP3053664B2 JP 3053664 B2 JP3053664 B2 JP 3053664B2 JP 3141724 A JP3141724 A JP 3141724A JP 14172491 A JP14172491 A JP 14172491A JP 3053664 B2 JP3053664 B2 JP 3053664B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sample
- liquid chromatography
- measurement
- detection
- normal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体クロマトグラフィ
ーを利用してヘモグロビン類を分析するための装置及び
方法に関し、異常な測定結果を示す試料を高い分離能で
再度測定することを可能とする分析装置及び分析方法に
関する。
ーを利用してヘモグロビン類を分析するための装置及び
方法に関し、異常な測定結果を示す試料を高い分離能で
再度測定することを可能とする分析装置及び分析方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】液体クロマトグラフィー(以下、LCと
略す)は、分析化学、医学、薬学、生化学及びその他の
種々の分野で利用されている分離分析の方法のひとつで
ある。LCを日常の分析に応用した系では、LCにおけ
る分析条件は固定されているのが普通である。このよう
な分析系としては、測定時間よりもLCにおける分離を
優先するものと、分離よりも測定時間を優先するものと
がある。
略す)は、分析化学、医学、薬学、生化学及びその他の
種々の分野で利用されている分離分析の方法のひとつで
ある。LCを日常の分析に応用した系では、LCにおけ
る分析条件は固定されているのが普通である。このよう
な分析系としては、測定時間よりもLCにおける分離を
優先するものと、分離よりも測定時間を優先するものと
がある。
【0003】後者の例として、特開昭63−29806
3号、特開平2−309253号に開示されているよう
なヘモグロビンA1c(以下、HbA1c)の測定があ
る。HbA1cは、臨床検査分野における糖尿病の検査
項目のひとつである。HbA1cの専用測定機として、
高速液体クロマトグラフィー(以下、HPLC)を利用
した装置が広く普及している。これらの専用測定機を用
いると、現在では、1試料を4分前後で測定することが
できるが、数年前までは約2倍以上の時間を要してい
た。
3号、特開平2−309253号に開示されているよう
なヘモグロビンA1c(以下、HbA1c)の測定があ
る。HbA1cは、臨床検査分野における糖尿病の検査
項目のひとつである。HbA1cの専用測定機として、
高速液体クロマトグラフィー(以下、HPLC)を利用
した装置が広く普及している。これらの専用測定機を用
いると、現在では、1試料を4分前後で測定することが
できるが、数年前までは約2倍以上の時間を要してい
た。
【0004】HbA1cの測定において、測定時間を短
縮できたのは、分離カラムの性能が格段に向上したから
である。このように、HbA1cの専用測定機は、市場
の要求に合わせて測定時間を短縮する方向で開発が進め
られている。HbA1cの測定が分離よりも測定時間を
優先した分析系であることは、専用測定器における分離
条件を調べれば明らかになる。HbA1cの測定値は、
全体のヘモグロビン量に対するHbA1c量の相対的な
割合(パーセント)で定義されている。具体的には、H
bA1a、HbA1b、HbF、HbA1c、HbA0
の順で溶出される5つのヘモグロビンのピーク面積値を
基に測定値を計算している。
縮できたのは、分離カラムの性能が格段に向上したから
である。このように、HbA1cの専用測定機は、市場
の要求に合わせて測定時間を短縮する方向で開発が進め
られている。HbA1cの測定が分離よりも測定時間を
優先した分析系であることは、専用測定器における分離
条件を調べれば明らかになる。HbA1cの測定値は、
全体のヘモグロビン量に対するHbA1c量の相対的な
割合(パーセント)で定義されている。具体的には、H
bA1a、HbA1b、HbF、HbA1c、HbA0
の順で溶出される5つのヘモグロビンのピーク面積値を
基に測定値を計算している。
【0005】上記ヘモグロビン成分のうち、HbA0に
は多数の成分が含まれているが、溶出能力の強い移動相
を用いることにより、これら多数の成分がほとんど単一
のピークを形成することになるように分離されている。
通常、HbA1cの測定を行うときには、HbA0に含
まれている多数のヘモグロビン成分を分離する必要はな
く、HbA0を細かく分離するよりも測定時間を短縮す
ることが望まれているからである。
は多数の成分が含まれているが、溶出能力の強い移動相
を用いることにより、これら多数の成分がほとんど単一
のピークを形成することになるように分離されている。
通常、HbA1cの測定を行うときには、HbA0に含
まれている多数のヘモグロビン成分を分離する必要はな
く、HbA0を細かく分離するよりも測定時間を短縮す
ることが望まれているからである。
【0006】しかしながら、HbA1cの測定を行って
いると、時には異常なクロマトグラムや異常な測定値を
示す試料がある。このような試料が発生する原因は、
試料が経時的に変化しているため、薬物による影響を
受けているため、ヘモグロビン成分比の異常があるた
め、ヘモグロビンのサブユニットのアミノ酸配列に異
常があるため(すなわち、異常ヘモグロビンであるた
め)のいずれかである。
いると、時には異常なクロマトグラムや異常な測定値を
示す試料がある。このような試料が発生する原因は、
試料が経時的に変化しているため、薬物による影響を
受けているため、ヘモグロビン成分比の異常があるた
め、ヘモグロビンのサブユニットのアミノ酸配列に異
常があるため(すなわち、異常ヘモグロビンであるた
め)のいずれかである。
【0007】ところで、上記のように測定結果に異常が
生じた場合、その原因が上記した各種のいずれであるか
を調べるために、分離度が高められるように測定条件を
変えて再度測定を行いたいことがある。このような場
合、従来、一般的には、次の2つの方法のいずれかを実
施していた。第1の方法は、同じ分析装置で分析条件を
変えて再度測定する方法であり、第2の方法は、分離度
の優れた別の分析装置で再度測定する方法である。いず
れの方法も最初の測定結果を基に、測定者が判断し、再
度測定を行っている。
生じた場合、その原因が上記した各種のいずれであるか
を調べるために、分離度が高められるように測定条件を
変えて再度測定を行いたいことがある。このような場
合、従来、一般的には、次の2つの方法のいずれかを実
施していた。第1の方法は、同じ分析装置で分析条件を
変えて再度測定する方法であり、第2の方法は、分離度
の優れた別の分析装置で再度測定する方法である。いず
れの方法も最初の測定結果を基に、測定者が判断し、再
度測定を行っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、第1,
第2の方法のいずれにおいても、測定者が最初の測定結
果を基に判断し、再度測定を行うため、以下のような問
題があった。測定者によって再測定する判断基準がば
らついていた。同じ分析装置で測定条件を変えて再測
定する場合、すなわち上記第1の方法では、測定者が自
ら測定条件を切換える必要があり、また再測定を終えて
から元の分析条件に戻すといった煩雑な作業が要求され
ていた。当初の測定結果を得てから、再度測定の準備
を行うため、この間の時間が無駄となり、再測定の結果
を得るまでにかなりの時間を要していた。
第2の方法のいずれにおいても、測定者が最初の測定結
果を基に判断し、再度測定を行うため、以下のような問
題があった。測定者によって再測定する判断基準がば
らついていた。同じ分析装置で測定条件を変えて再測
定する場合、すなわち上記第1の方法では、測定者が自
ら測定条件を切換える必要があり、また再測定を終えて
から元の分析条件に戻すといった煩雑な作業が要求され
ていた。当初の測定結果を得てから、再度測定の準備
を行うため、この間の時間が無駄となり、再測定の結果
を得るまでにかなりの時間を要していた。
【0009】よって、本発明の目的は、上記のような従
来技術における問題点を解消するものであり、LCを利
用したヘモグロビン類の分析装置及び分析方法におい
て、測定結果を解析し、再測定条件に適合する試料につ
いては自動的に分離が向上する分析条件で再測定を行う
ことを可能とするヘモグロビン類の分析装置及び方法を
提供することにある。
来技術における問題点を解消するものであり、LCを利
用したヘモグロビン類の分析装置及び分析方法におい
て、測定結果を解析し、再測定条件に適合する試料につ
いては自動的に分離が向上する分析条件で再測定を行う
ことを可能とするヘモグロビン類の分析装置及び方法を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の分析装置は、液
体クロマトグラフィーによりヘモグロビン類を分析する
装置であって、直列に接続された試料導入手段、カラム
及びカラムから分離溶出された試料の検出量に応じた電
気信号を出力する検出手段を有する液体クロマトグラフ
ィーと、前記検出手段に電気的に接続されており、かつ
該検出量に応じた電気信号をA/D変換し、かつ変換し
て得られた試料のクロマトグラムパターンデータと、予
め与えられた正常クロマトグラムパターンデータとを比
較する検出データ比較手段と、前記液体クロマトグラフ
ィー及び検出データ比較手段に電気的に接続されてお
り、前記液体クロマトグラフィーにおいて所定の分析条
件で試料の分離を行わせ、試料のクロマトグラムパター
ンデータが正常クロマトグラムパターンであると検出デ
ータ比較手段において認識できないときに、液体クロマ
トグラフィーに、前記所定の分析条件よりも分離が向上
する分析条件で同一試料の再測定を行わせるように、前
記液体クロマトグラフィーを制御する制御手段とを備え
ることを特徴とする、液体クロマトグラフィーを利用し
たヘモグロビン類の分析装置である。
体クロマトグラフィーによりヘモグロビン類を分析する
装置であって、直列に接続された試料導入手段、カラム
及びカラムから分離溶出された試料の検出量に応じた電
気信号を出力する検出手段を有する液体クロマトグラフ
ィーと、前記検出手段に電気的に接続されており、かつ
該検出量に応じた電気信号をA/D変換し、かつ変換し
て得られた試料のクロマトグラムパターンデータと、予
め与えられた正常クロマトグラムパターンデータとを比
較する検出データ比較手段と、前記液体クロマトグラフ
ィー及び検出データ比較手段に電気的に接続されてお
り、前記液体クロマトグラフィーにおいて所定の分析条
件で試料の分離を行わせ、試料のクロマトグラムパター
ンデータが正常クロマトグラムパターンであると検出デ
ータ比較手段において認識できないときに、液体クロマ
トグラフィーに、前記所定の分析条件よりも分離が向上
する分析条件で同一試料の再測定を行わせるように、前
記液体クロマトグラフィーを制御する制御手段とを備え
ることを特徴とする、液体クロマトグラフィーを利用し
たヘモグロビン類の分析装置である。
【0011】また、本発明の分析方法は、上記の液体ク
ロマトグラフィーを利用したヘモグロビン類の分析装置
を用いて、試料を所定の分析条件で分析し、検出手段か
ら得られた試料の検出量に応じた電気信号を、検出デー
タ比較手段においてA/D変換し、得られた試料のクロ
マトグラムパターンデータと、予め与えられた正常クロ
マトグラムパターンデータとを比較し、該試料のクロマ
トグラムパターンデータが正常クロマトグラムパターン
であると認識できないときに、自動的に前記所定の分析
条件よりも分離が向上する分析条件で同一試料を再度分
析することを特徴とする、液体クロマトグラフィーを利
用したヘモグロビン類の分析方法である。
ロマトグラフィーを利用したヘモグロビン類の分析装置
を用いて、試料を所定の分析条件で分析し、検出手段か
ら得られた試料の検出量に応じた電気信号を、検出デー
タ比較手段においてA/D変換し、得られた試料のクロ
マトグラムパターンデータと、予め与えられた正常クロ
マトグラムパターンデータとを比較し、該試料のクロマ
トグラムパターンデータが正常クロマトグラムパターン
であると認識できないときに、自動的に前記所定の分析
条件よりも分離が向上する分析条件で同一試料を再度分
析することを特徴とする、液体クロマトグラフィーを利
用したヘモグロビン類の分析方法である。
【0012】
【作用】本発明の液体クロマトグラフィーを利用した分
析装置及び分析方法の概略を、図1を参照して説明す
る。液体クロマトグラフィー1は、少なくとも試料導入
手段2及び該試料導入手段2に直列接続されたカラム
3、さらにカラム3の下流側に検出手段4が接続されて
おり、検出手段4は、カラム3から分離溶出されてきた
試料を検出し、該試料の検出量に応じた電気信号を出力
する。
析装置及び分析方法の概略を、図1を参照して説明す
る。液体クロマトグラフィー1は、少なくとも試料導入
手段2及び該試料導入手段2に直列接続されたカラム
3、さらにカラム3の下流側に検出手段4が接続されて
おり、検出手段4は、カラム3から分離溶出されてきた
試料を検出し、該試料の検出量に応じた電気信号を出力
する。
【0013】検出手段4には、検出データ比較手段5が
電気的に接続されている。検出データ比較手段は、予め
与えられた試料の正常クロマトグラムパターンデータ
と、検出手段4から与えられた試料の検出量に応じたク
ロマトグラムパターンデータとを比較し、その結果を出
力するように構成されている。そして、制御手段6、液
体クロマトグラフィー1及び検出データ比較手段5は電
気的に接続されており、該制御手段6は、以下のような
分析方法を実施するように、液体クロマトグラフィー1
を制御し得るように構成されている。
電気的に接続されている。検出データ比較手段は、予め
与えられた試料の正常クロマトグラムパターンデータ
と、検出手段4から与えられた試料の検出量に応じたク
ロマトグラムパターンデータとを比較し、その結果を出
力するように構成されている。そして、制御手段6、液
体クロマトグラフィー1及び検出データ比較手段5は電
気的に接続されており、該制御手段6は、以下のような
分析方法を実施するように、液体クロマトグラフィー1
を制御し得るように構成されている。
【0014】まず、制御手段6よりの指令信号に基づい
て、液体クロマトグラフィー1において所定の分析条件
で試料の分離が行われ、該試料の検出量が検出手段4で
電気信号に変換される。検出データ比較手段5におい
て、検出手段4で得られた試料の検出量に応じた電気信
号がA/D変換され、それによって試料のクロマトグラ
ムパターンデータが得られ、該試料のクロマトグラムパ
ターンデータと、予め与えられた正常クロマトグラムパ
ターンデータとが比較され、その結果を示す出力が制御
手段6に与えられる。そして、検出データ比較手段5に
おいて試料のクロマトグラムパターンデータが正常クロ
マトグラムパターンであると認識できない旨の出力が制
御手段6に与えられた場合には、制御手段6は、当初の
分析条件よりも分離が向上する分析条件で液体クロマト
グラフィー1を動作させ再度測定を行わせる。上記のよ
うに、本発明の分析装置及び分析方法では、当初の分析
条件で異常と判断された試料について、自動的により分
離が向上する分析条件で再測定が行われる。
て、液体クロマトグラフィー1において所定の分析条件
で試料の分離が行われ、該試料の検出量が検出手段4で
電気信号に変換される。検出データ比較手段5におい
て、検出手段4で得られた試料の検出量に応じた電気信
号がA/D変換され、それによって試料のクロマトグラ
ムパターンデータが得られ、該試料のクロマトグラムパ
ターンデータと、予め与えられた正常クロマトグラムパ
ターンデータとが比較され、その結果を示す出力が制御
手段6に与えられる。そして、検出データ比較手段5に
おいて試料のクロマトグラムパターンデータが正常クロ
マトグラムパターンであると認識できない旨の出力が制
御手段6に与えられた場合には、制御手段6は、当初の
分析条件よりも分離が向上する分析条件で液体クロマト
グラフィー1を動作させ再度測定を行わせる。上記のよ
うに、本発明の分析装置及び分析方法では、当初の分析
条件で異常と判断された試料について、自動的により分
離が向上する分析条件で再測定が行われる。
【0015】
【実施例の説明】以下、本発明の実施例を説明すること
により、本発明を明らかにする。図2は、本発明の一実
施例に係る液体クロマトグラフィーを利用した分析装置
の概略構成図である。
により、本発明を明らかにする。図2は、本発明の一実
施例に係る液体クロマトグラフィーを利用した分析装置
の概略構成図である。
【0016】本実施例の分析装置では、液体クロマトグ
ラフィー10が、移動相切換手段11、送液手段12、
試料導入手段13、カラム14及び検出手段15を直列
に接続した構造を有する。移動相切換手段11の上流側
には、2種類の移動相a,bが配置されている。移動相
切換手段11は、いずれかの移動相aまたはbを選択し
得るように、あるいは双方の移動相a,bを指定の比率
で混合し得るように構成されている。この移動相切換手
段11は、具体的には上記のように動作し得る切換バル
ブで構成されている。送液手段12は、移動相切換手段
11で選択された移動相a,bを送液するために設けら
れており、具体的には、液体クロマトグラフィー10で
分析するのに適した流量を実現し得るポンプにより構成
されている。試料導入手段13は、送液手段12とカラ
ム14との間の流路において、測定すべき試料を移動相
中に注入する機能を果たす構造とされている。また、カ
ラム14は、通常の液体クロマトグラフィーにおいて用
いられている適宜のカラムにより構成されている。
ラフィー10が、移動相切換手段11、送液手段12、
試料導入手段13、カラム14及び検出手段15を直列
に接続した構造を有する。移動相切換手段11の上流側
には、2種類の移動相a,bが配置されている。移動相
切換手段11は、いずれかの移動相aまたはbを選択し
得るように、あるいは双方の移動相a,bを指定の比率
で混合し得るように構成されている。この移動相切換手
段11は、具体的には上記のように動作し得る切換バル
ブで構成されている。送液手段12は、移動相切換手段
11で選択された移動相a,bを送液するために設けら
れており、具体的には、液体クロマトグラフィー10で
分析するのに適した流量を実現し得るポンプにより構成
されている。試料導入手段13は、送液手段12とカラ
ム14との間の流路において、測定すべき試料を移動相
中に注入する機能を果たす構造とされている。また、カ
ラム14は、通常の液体クロマトグラフィーにおいて用
いられている適宜のカラムにより構成されている。
【0017】検出手段15は、カラム14で分離溶出さ
れた試料の検出量に応じた電気信号を出力し得るように
構成されている。検出手段15には、検出データ比較手
段16が電気的に接続されている。検出データ比較手段
16は、検出手段15から出力される試料の検出量に応
じた電気信号をA/D変換し、変換して得られた試料ク
ロマトグラムパターンデータと、予めメモリに与えられ
た正常クロマトグラムパターンデータとを比較し、その
結果に応じた出力を制御手段17に与えるように構成さ
れている。また、本実施例の分析装置では、試料導入手
段13に試料検出センサ18が接続されている。試料検
出センサ18は、試料導入手段13において測定すべき
試料が存在するか否かを検出するために設けられてい
る。
れた試料の検出量に応じた電気信号を出力し得るように
構成されている。検出手段15には、検出データ比較手
段16が電気的に接続されている。検出データ比較手段
16は、検出手段15から出力される試料の検出量に応
じた電気信号をA/D変換し、変換して得られた試料ク
ロマトグラムパターンデータと、予めメモリに与えられ
た正常クロマトグラムパターンデータとを比較し、その
結果に応じた出力を制御手段17に与えるように構成さ
れている。また、本実施例の分析装置では、試料導入手
段13に試料検出センサ18が接続されている。試料検
出センサ18は、試料導入手段13において測定すべき
試料が存在するか否かを検出するために設けられてい
る。
【0018】制御手段17は、上記検出データ比較手段
16及び試料検出センサ18、並びに液体クロマトグラ
フィー10の移動相切換手段11及び送液手段12に電
気的に接続されており、後述の分析方法を可能とするよ
うに、移動相切換手段11、送液手段12及び検出手段
15を制御するコンピュータにより構成されている。
16及び試料検出センサ18、並びに液体クロマトグラ
フィー10の移動相切換手段11及び送液手段12に電
気的に接続されており、後述の分析方法を可能とするよ
うに、移動相切換手段11、送液手段12及び検出手段
15を制御するコンピュータにより構成されている。
【0019】次に、図2に示した本実施例の分析装置を
用いた分析方法を、図3及び図4のフローチャートを参
照しつつ説明する。図3は、本発明の分析方法のフロー
チャートを示し、測定結果が異常と判断されたときに直
ちに再測定する場合の例である。
用いた分析方法を、図3及び図4のフローチャートを参
照しつつ説明する。図3は、本発明の分析方法のフロー
チャートを示し、測定結果が異常と判断されたときに直
ちに再測定する場合の例である。
【0020】図3を参照して、ステップS1において、
測定を開始する。次に、ステップS2において試料検出
センサ18により試料導入手段13上に試料が存在する
か否かを比べる。制御手段17は、試料検出センサ18
より試料が存在する旨を伝えられると、ステップS3に
従って液体クロマトグラフィー10において測定を行わ
せる。他方、ステップS2において、試料が存在しない
場合には、ステップS6に進み測定を終了する。上記試
料の有無は、具体的には試料導入手段13においてサン
プルカップが準備されているか否かを試料検出センサ1
8により調べることにより行われる。
測定を開始する。次に、ステップS2において試料検出
センサ18により試料導入手段13上に試料が存在する
か否かを比べる。制御手段17は、試料検出センサ18
より試料が存在する旨を伝えられると、ステップS3に
従って液体クロマトグラフィー10において測定を行わ
せる。他方、ステップS2において、試料が存在しない
場合には、ステップS6に進み測定を終了する。上記試
料の有無は、具体的には試料導入手段13においてサン
プルカップが準備されているか否かを試料検出センサ1
8により調べることにより行われる。
【0021】上記ステップS3は、通常の測定が行われ
るステップであり、制御手段17の指令により、通常の
分析条件に従って、液体クロマトグラフィー10の移動
相切換手段11、送液手段12及び試料導入手段13が
動作され、検出手段15によりカラム14から溶出され
た試料の検出量に応じた電気信号が出力される。
るステップであり、制御手段17の指令により、通常の
分析条件に従って、液体クロマトグラフィー10の移動
相切換手段11、送液手段12及び試料導入手段13が
動作され、検出手段15によりカラム14から溶出され
た試料の検出量に応じた電気信号が出力される。
【0022】次に、ステップS4において、測定結果の
異常の有無が判断される。具体的には、検出手段15か
ら与えられた試料の検出量に応じた電気信号をA/D変
換して得られた試料のクロマトグラムパターンデータ
と、予め与えられていた正常クロマトグラムパターンデ
ータとが検出データ比較手段16において比較され、そ
の結果が制御手段17に与えられる。結果が異常と判断
された場合には、ステップS5に進み、正常と判断され
た場合には、ステップS2に戻る。
異常の有無が判断される。具体的には、検出手段15か
ら与えられた試料の検出量に応じた電気信号をA/D変
換して得られた試料のクロマトグラムパターンデータ
と、予め与えられていた正常クロマトグラムパターンデ
ータとが検出データ比較手段16において比較され、そ
の結果が制御手段17に与えられる。結果が異常と判断
された場合には、ステップS5に進み、正常と判断され
た場合には、ステップS2に戻る。
【0023】ステップS5は、再測定を行うためのステ
ップであり、制御手段17の指令により、移動相切換手
段11、送液手段12及び試料導入手段13が、当初の
分析条件と異なる分析条件、すなわち、より分離が高く
なる分析条件で分析を行うように動作され、再度、同一
試料が測定される。再測定の際の試料の検出量に応じた
電気信号が検出手段15から出力され、その結果が制御
手段17に与えられ、再測定の結果が出力される。
ップであり、制御手段17の指令により、移動相切換手
段11、送液手段12及び試料導入手段13が、当初の
分析条件と異なる分析条件、すなわち、より分離が高く
なる分析条件で分析を行うように動作され、再度、同一
試料が測定される。再測定の際の試料の検出量に応じた
電気信号が検出手段15から出力され、その結果が制御
手段17に与えられ、再測定の結果が出力される。
【0024】次に、再測定が終了すると、制御手段17
は、分析条件を再測定条件から当初の分析条件に変更す
る。次に、ステップS2において、次の試料の測定が行
われる。なお、ステップS6は、試料が全て測定され、
試料導入手段13に測定すべき試料がもはや存在しなく
なった場合に到達するステップである。
は、分析条件を再測定条件から当初の分析条件に変更す
る。次に、ステップS2において、次の試料の測定が行
われる。なお、ステップS6は、試料が全て測定され、
試料導入手段13に測定すべき試料がもはや存在しなく
なった場合に到達するステップである。
【0025】図3は、試料の測定後、異常と判断された
場合に直ちに再測定を行う方法についてのフローチャー
トであるが、他方、図4は測定結果が異常と判断された
ことを保存しておき、一通りの試料についての測定を終
えた後に、異常と判断された試料のみを連続して再測定
する場合のフローチャートを示す。
場合に直ちに再測定を行う方法についてのフローチャー
トであるが、他方、図4は測定結果が異常と判断された
ことを保存しておき、一通りの試料についての測定を終
えた後に、異常と判断された試料のみを連続して再測定
する場合のフローチャートを示す。
【0026】図4を参照して、ステップS11において
測定が開始される。具体的には制御手段17により通常
の分析条件が移動相切換手段11、送液手段12及び試
料導入手段13に与えられ、分析が開始される。次に、
ステップS12において、試料導入手段13に試料が存
在するか否かが判断される。試料が存在する場合には、
ステップS13に進み、通常の分析条件に従って測定が
行われる。すなわち、検出手段15において試料に応じ
た検出量が電気信号に変換され、検出データ比較手段1
6において正常クロマトグラムパターンデータと比較さ
れ、比較結果が制御手段17に与えられ、制御手段17
はステップS14において、該比較結果を保存する。
測定が開始される。具体的には制御手段17により通常
の分析条件が移動相切換手段11、送液手段12及び試
料導入手段13に与えられ、分析が開始される。次に、
ステップS12において、試料導入手段13に試料が存
在するか否かが判断される。試料が存在する場合には、
ステップS13に進み、通常の分析条件に従って測定が
行われる。すなわち、検出手段15において試料に応じ
た検出量が電気信号に変換され、検出データ比較手段1
6において正常クロマトグラムパターンデータと比較さ
れ、比較結果が制御手段17に与えられ、制御手段17
はステップS14において、該比較結果を保存する。
【0027】ステップS14が終了した後、再度ステッ
プS12に戻り、次の試料についての測定が開始され
る。このようにして、ステップS12〜ステップS14
を繰り返して、全ての試料の測定が行われる。そして、
もはや試料が存在しない場合、すなわち全ての試料につ
いての測定が終了した後、ステップS12からステップ
S15に進み、ステップS14で保存された測定結果を
測定順に読みだし、異常と判断された試料が存在した場
合にステップS16に進む。ステップS16は、再測定
を行う工程であり、異常と判断された試料について当初
の分析条件よりも分離が良くなる分析条件で再測定を行
うステップである。再測定終了後、ステップS15に戻
り、再測定を行うべき試料が存在しなかった場合には、
ステップS17に進み、測定を終了する。
プS12に戻り、次の試料についての測定が開始され
る。このようにして、ステップS12〜ステップS14
を繰り返して、全ての試料の測定が行われる。そして、
もはや試料が存在しない場合、すなわち全ての試料につ
いての測定が終了した後、ステップS12からステップ
S15に進み、ステップS14で保存された測定結果を
測定順に読みだし、異常と判断された試料が存在した場
合にステップS16に進む。ステップS16は、再測定
を行う工程であり、異常と判断された試料について当初
の分析条件よりも分離が良くなる分析条件で再測定を行
うステップである。再測定終了後、ステップS15に戻
り、再測定を行うべき試料が存在しなかった場合には、
ステップS17に進み、測定を終了する。
【0028】上記のように、図3及び図4に示した各フ
ローチャートを参照して説明したいずれの分析方法にお
いても、通常の分析条件で異常と判断された試料につい
て当初の分析条件よりも分離が向上する分析条件で、再
測定が自動的に行われることが分かる。
ローチャートを参照して説明したいずれの分析方法にお
いても、通常の分析条件で異常と判断された試料につい
て当初の分析条件よりも分離が向上する分析条件で、再
測定が自動的に行われることが分かる。
【0029】なお、上記再測定を行う基準、すなわち検
出データ比較手段16に予め与える正常クロマトグラム
パターンデータは、測定対象に応じて任意に定められる
ものであるが、例えばHbA1cの測定の場合には、以
下の基準が挙げられる。 HbA1c値が正常値の範囲より低値である HbA1cピークが検出できない HbA1cピークが溶出される近辺に2つ以上のピー
クがある(通常は1つ) HbF値が正常値の範囲より高値である HbA1a値とHbA1b値の和が正常値の範囲より
高値である HbA0ピークが単一ピークでない
出データ比較手段16に予め与える正常クロマトグラム
パターンデータは、測定対象に応じて任意に定められる
ものであるが、例えばHbA1cの測定の場合には、以
下の基準が挙げられる。 HbA1c値が正常値の範囲より低値である HbA1cピークが検出できない HbA1cピークが溶出される近辺に2つ以上のピー
クがある(通常は1つ) HbF値が正常値の範囲より高値である HbA1a値とHbA1b値の和が正常値の範囲より
高値である HbA0ピークが単一ピークでない
【0030】以上の各項目について、いずれか一つでも
該当する場合、正常クロマトグラムパターンデータに入
らないとし、再測定を行うこととすれば、HbA1cの
値が異常である原因を調べることができる。
該当する場合、正常クロマトグラムパターンデータに入
らないとし、再測定を行うこととすれば、HbA1cの
値が異常である原因を調べることができる。
【0031】以下の実施例では、図2に示した分析装置
と同じ分析系となるように、積水化学工業社製高速液体
クロマトグラフ、商品名SSLC−20を用いて分析装
置を準備した。具体的な各構成は以下の通りである。 移動相切換手段 :SGR−720 送液手段 :LCP−320(流速2.2m
l/分) 試料導入手段 :ASU−420(注入量10μ
l) 検出手段 :UVD−421(波長415n
m) 検出データ比較手段 :CAS−220 制御手段 :CAS−220 カラム :MICRONEX−HS2,6
φ×75mm(積水化学工業株式会社製) 移動相a ;100mMリン酸カリウム緩衝
液(pH6.0) 移動相b ;320mMリン酸カリウム緩衝
液(pH6.0)
と同じ分析系となるように、積水化学工業社製高速液体
クロマトグラフ、商品名SSLC−20を用いて分析装
置を準備した。具体的な各構成は以下の通りである。 移動相切換手段 :SGR−720 送液手段 :LCP−320(流速2.2m
l/分) 試料導入手段 :ASU−420(注入量10μ
l) 検出手段 :UVD−421(波長415n
m) 検出データ比較手段 :CAS−220 制御手段 :CAS−220 カラム :MICRONEX−HS2,6
φ×75mm(積水化学工業株式会社製) 移動相a ;100mMリン酸カリウム緩衝
液(pH6.0) 移動相b ;320mMリン酸カリウム緩衝
液(pH6.0)
【0032】試料の調製は以下の要領で行った。抗凝固
剤としてNaFを使用した真空採血管(積水化学工業社
製、商品名:インセパックP)を用い、健常成人から血
液2mlを採血し、この血液5μlをサンプルカップに
分注し、しかる後、溶血試薬(積水化学工業社製溶血洗
浄液21L)を1ml添加し、試料とした。
剤としてNaFを使用した真空採血管(積水化学工業社
製、商品名:インセパックP)を用い、健常成人から血
液2mlを採血し、この血液5μlをサンプルカップに
分注し、しかる後、溶血試薬(積水化学工業社製溶血洗
浄液21L)を1ml添加し、試料とした。
【0033】また、当初の分析条件は図5に示す通りと
し、再測定の際の分析条件すなわち通常の分析条件より
も分離を良くした条件は図6の通りとした。なお、図5
及び図6の縦軸は移動相bの割合を示す。
し、再測定の際の分析条件すなわち通常の分析条件より
も分離を良くした条件は図6の通りとした。なお、図5
及び図6の縦軸は移動相bの割合を示す。
【0034】実施例1 正常な試料9本とHbS(異常ヘモグロビン)の試料1
本を、図3に示すフローチャートに従って測定した。そ
の結果、HbSの試料は異常判断基準に該当し、通常
測定に続いて自動的に再測定した。正常な試料、Hb
S、HbSの再測定のクロマトグラムをそれぞれ図7、
図8、図9に示した。
本を、図3に示すフローチャートに従って測定した。そ
の結果、HbSの試料は異常判断基準に該当し、通常
測定に続いて自動的に再測定した。正常な試料、Hb
S、HbSの再測定のクロマトグラムをそれぞれ図7、
図8、図9に示した。
【0035】実施例2 実施例1と同じ試料を図4に示すフローチャートに従っ
て測定した。その結果、全ての試料を連続測定した後、
HbSの試料のみを再測定して終了した。
て測定した。その結果、全ての試料を連続測定した後、
HbSの試料のみを再測定して終了した。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明の液体クロマトグ
ラフィーを利用したヘモグロビン類の分析装置及び分析
方法によれば、異常な測定結果を示す試料が存在した場
合の再測定を行う基準が予め設定されており、かつ自動
的に再測定が行われる。従って、再測定基準の一定性が
確保されるので、測定者が初心者であっても異常な測定
結果を示す試料を見逃すことが無くなる。また、自動的
に再測定が行われるため、分析条件を測定者が切り換え
るといった煩雑な作業を省略することが可能となる。の
みならず、再測定を自動的に行うため、測定時間も短縮
される。
ラフィーを利用したヘモグロビン類の分析装置及び分析
方法によれば、異常な測定結果を示す試料が存在した場
合の再測定を行う基準が予め設定されており、かつ自動
的に再測定が行われる。従って、再測定基準の一定性が
確保されるので、測定者が初心者であっても異常な測定
結果を示す試料を見逃すことが無くなる。また、自動的
に再測定が行われるため、分析条件を測定者が切り換え
るといった煩雑な作業を省略することが可能となる。の
みならず、再測定を自動的に行うため、測定時間も短縮
される。
【0037】よって、本発明の分析装置及び分析方法に
よれば、糖尿病の検査を目的として測定した結果から、
他の疾患についての情報も確実にかつ敏速に得ることが
可能となる。
よれば、糖尿病の検査を目的として測定した結果から、
他の疾患についての情報も確実にかつ敏速に得ることが
可能となる。
【図1】本発明の分析装置を説明するための概略ブロッ
ク図。
ク図。
【図2】本発明の一実施例の分析装置の概略構成図。
【図3】本発明の分析方法の一実施例を説明するための
フローチャートを示す図。
フローチャートを示す図。
【図4】本発明の他の実施例の分析方法のフローチャー
トを示す図。
トを示す図。
【図5】通常の測定の場合の分析条件を示す図。
【図6】異常な測定結果を示す試料が存在した場合の分
析条件を示す図。
析条件を示す図。
【図7】実施例1で測定された正常な試料のクロマトグ
ラムを示す図。
ラムを示す図。
【図8】実施例1において測定されたHbSのクロマト
グラムを示す図。
グラムを示す図。
【図9】実施例1においてHbSの再測定を行った場合
のクロマトグラムを示す図。
のクロマトグラムを示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 30/86 G01N 30/88 G01N 33/72 JICSTファイル(JOIS)
Claims (2)
- 【請求項1】 液体クロマトグラフィーによりヘモグロ
ビン類を分析する装置であって、 直列に接続された試料導入手段、カラム及びカラムから
分離溶出された試料の検出量に応じた電気信号を出力す
る検出手段を有する液体クロマトグラフィーと、 前記検出手段に電気的に接続されており、かつ該検出量
に応じた電気信号をA/D変換し、かつ変換して得られ
た試料のクロマトグラムパターンデータと、予め与えら
れた正常クロマトグラムパターンデータとを比較する検
出データ比較手段と、 前記液体クロマトグラフィー及び検出データ比較手段に
電気的に接続されており、前記液体クロマトグラフィー
において所定の分析条件で試料の分離を行わせ、試料の
クロマトグラムパターンデータが正常クロマトグラムパ
ターンであると検出データ比較手段において認識できな
いときに、液体クロマトグラフィーに、前記所定の分析
条件よりも分離が向上する分析条件で同一試料の再測定
を行わせるように、前記液体クロマトグラフィーを制御
する制御手段とを備えることを特徴とする、液体クロマ
トグラフィーを利用したヘモグロビン類の分析装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の液体クロマトグラフィ
ーを利用したヘモグロビン類の分析装置を用いて、試料
を所定の分析条件で分析し、検出手段から得られた試料
の検出量に応じた電気信号を、検出データ比較手段にお
いてA/D変換し、得られた試料のクロマトグラムパタ
ーンデータと、予め与えられた正常クロマトグラムパタ
ーンデータとを比較し、該試料のクロマトグラムパター
ンデータが正常クロマトグラムパターンであると認識で
きないときに、自動的に前記所定の分析条件よりも分離
が向上する分析条件で同一試料を再度分析することを特
徴とする、液体クロマトグラフィーを利用したヘモグロ
ビン類の分析方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3141724A JP3053664B2 (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | 液体クロマトグラフィーを利用したヘモグロビン類の分析装置及びヘモグロビン類の分析方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3141724A JP3053664B2 (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | 液体クロマトグラフィーを利用したヘモグロビン類の分析装置及びヘモグロビン類の分析方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04366762A JPH04366762A (ja) | 1992-12-18 |
JP3053664B2 true JP3053664B2 (ja) | 2000-06-19 |
Family
ID=15298732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3141724A Expired - Fee Related JP3053664B2 (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | 液体クロマトグラフィーを利用したヘモグロビン類の分析装置及びヘモグロビン類の分析方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3053664B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09127087A (ja) * | 1995-11-02 | 1997-05-16 | Hitachi Ltd | 液体クロマトグラフ用検出器 |
JP2005283332A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-10-13 | Shimadzu Corp | バリデーションシステム及びバリデーションプログラム |
JP6435165B2 (ja) * | 2013-11-26 | 2018-12-05 | アークレイ株式会社 | 液体クロマトグラフィ測定方法、液体クロマトグラフィ測定装置、及び液体クロマトグラフィ測定プログラム |
JP6856434B2 (ja) * | 2016-04-20 | 2021-04-07 | アークレイ株式会社 | 液体クロマトグラフィ測定方法、液体クロマトグラフィ測定装置、及び液体クロマトグラフィ測定プログラム |
JP7333779B2 (ja) * | 2017-11-16 | 2023-08-25 | クロマコン アーゲー | 循環クロマトグラフィー精製プロセスを監視、評価及び制御する方法 |
US20190154707A1 (en) * | 2017-11-17 | 2019-05-23 | Bio-Rad Laboratories, Inc. | Smart Advisor for Blood Test Evaluation |
CN112649551B (zh) * | 2019-10-10 | 2024-07-05 | 日本株式会社日立高新技术科学 | 液相色谱装置 |
-
1991
- 1991-06-13 JP JP3141724A patent/JP3053664B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04366762A (ja) | 1992-12-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5417853A (en) | Liquid chromatographic system and operation method | |
Ellis et al. | An automated" high-pressure" liquid-chromatographic assay for hemoglobin A1c. | |
Eckerbom et al. | Improved method for analysis of glycated haemoglobin by ion exchange chromatography | |
JP6780290B2 (ja) | 糖化ヘモグロビンの測定方法及び糖化ヘモグロビン測定装置 | |
US6020203A (en) | Chromatographic method for determination of glycated proteinaceous species in blood | |
Chang et al. | Evaluation and interference study of hemoglobin A1c measured by turbidimetric inhibition immunoassay | |
JP3053664B2 (ja) | 液体クロマトグラフィーを利用したヘモグロビン類の分析装置及びヘモグロビン類の分析方法 | |
Hanash et al. | Separation of human hemoglobins by ion exchange high performance liquid chromatography | |
JP3496390B2 (ja) | 液体クロマトグラフィーを用いた糖化ヘモグロビン測定装置のデータ処理方法 | |
Benson Jr et al. | Accelerated chromatography of amino acids associated with phenylketonuria, leucinosis (maple syrup urine disease), and other inborn errors of metabolism | |
Wajcman et al. | Quantitation of hemoglobin A1c: a rapid, automated precision-chromatography technique | |
Guzman et al. | Capillary electrophoresis as a diagnostic tool: determination of biological constituents present in urine of normal and pathological individuals | |
Robieux et al. | Determination of unbound etoposide concentration in ultrafiltered plasma by high-performance liquid chromatography with fluorimetric detection | |
Craver et al. | Hemoglobin A2 levels in healthy persons, sickle cell disease, sickle cell trait, and β-thalassemia by capillary isoelectric focusing | |
CN101620182B (zh) | 一种多波长核酸蛋白层析分离检测系统 | |
Walker et al. | The measurement of glycosylated albumin by reduction of alkaline nitro-blue tetrazolium | |
Matsumoto et al. | Automated determination of drugs in serum by liquid chromatography with column-switching. I. Separation of antiepileptic drugs and metabolites. | |
Kilpatrick et al. | Increased fetal hemoglobin in insulin-treated diabetes mellitus contributes to the imprecision of glycohemoglobin measurements | |
Schnedl et al. | Hemoglobin Sherwood Forest detected by high performance liquid chromatography for hemoglobin A1c | |
Jenden et al. | A multiple specific ion detector and analog data processor for a gas chromatograph/quadrupole mass spectrometer system | |
Riou et al. | Evaluation of the Bio-Rad VARIANT™ II HbA 2/HbA 1C Dual Program for measurement of hemoglobin concentrations and detection of variants | |
Diamandis et al. | Liquid chromatography of glycated hemobglobins with the Daiichi HA-8110 automated analyzer. | |
Zwang et al. | Validation of the ultrafiltration technique for creatinine analysis by HPLC: A comparison with direct serum injection | |
JP4159321B2 (ja) | 異常ヘモグロビン検出方法 | |
Turpeinen et al. | Two alpha-chain hemoglobin variants, Hb Broussais and Hb Cemenelum, characterized by cation-exchange HPLC, isoelectric focusing, and peptide sequencing |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080407 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090407 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |