JP3053628U - 金属製ゴルフクラブヘッド - Google Patents
金属製ゴルフクラブヘッドInfo
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- JP3053628U JP3053628U JP1998003285U JP328598U JP3053628U JP 3053628 U JP3053628 U JP 3053628U JP 1998003285 U JP1998003285 U JP 1998003285U JP 328598 U JP328598 U JP 328598U JP 3053628 U JP3053628 U JP 3053628U
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- JP
- Japan
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- head
- face plate
- connecting block
- golf club
- hardness
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- Expired - Lifetime
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- Golf Clubs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 振動防止効果が高く裂け目を発生しにくい金
属製ゴルフクラブヘッドの提供。 【解決手段】 ヘッド本体とフェースプレートの間が一
つの連接ブロックで連接され、且つフェースプレートの
強度、硬度及び耐磨性のいずれもが連接ブロックより大
きく、連接ブロックの硬度、強度及び耐磨性がヘッド本
体より大きく、これにより打球時に発生する大きな振動
力が有効に分散吸収されて使用者の手に痺れた感覚をも
たらさず、さらにクラブヘッド全体が振動防止、耐磨性
の効果を有することを特徴としている。
属製ゴルフクラブヘッドの提供。 【解決手段】 ヘッド本体とフェースプレートの間が一
つの連接ブロックで連接され、且つフェースプレートの
強度、硬度及び耐磨性のいずれもが連接ブロックより大
きく、連接ブロックの硬度、強度及び耐磨性がヘッド本
体より大きく、これにより打球時に発生する大きな振動
力が有効に分散吸収されて使用者の手に痺れた感覚をも
たらさず、さらにクラブヘッド全体が振動防止、耐磨性
の効果を有することを特徴としている。
Description
【0001】
本考案は一種の金属製ゴルフクラブヘッドに関する。
【0002】
現在、ゴルフは一般に普及したスポーツとなっており、ゴルフ人口は日増しに 増加している。現段階で使用されているゴルフクラブヘッドの種類は非常に多い が、ほぼ図1と図2に示される2種類に分けられる。
【0003】 図1に示されるヘッドは、ヘッド本体100の正面に設けられた凹孔101部 分にフェースプレート300が螺子止めされ、フェースプレート300とヘッド 本体100の正面が一平面を呈するようにしてある。このようなヘッドの構造は フェースプレート300をヘッド本体100に固定する目的は達成しているが、 ボルト200が外部に突出しているため、ヘッド本体100の外表に凹凸が生じ て商品価値が大きく損なわれ、ヘッドの市場での競争力を低下させた。且つフェ ースプレート300が直接ヘッド本体100の正面に螺子止めされていて緩衝手 段は皆無であるため、打撃時の振動が直接シャフトに伝わり、ヘッドの打撃力が 低減して飛球距離が伸びず、よい試合成績を上げられない結果をもたらすほか、 使用者のシャフトを握る手に振動が伝わり痺れや痛みの感覚をもたらした。
【0004】 図2のヘッドは、フェースプレート300がその背面に接着剤が塗布された後 にヘッド本体100の正面の凹孔101部分に組み合わされ、図1のヘッドにお ける外表の凹凸の問題を解決している。しかし、フェースプレート300が打撃 時に発生する大きな振動力が接着剤の接着力を克服すると、フェースプレート3 00が脱落することがあった。
【0005】 図1と図2に示されるヘッドのいずれも、フェースプレート300がまず打撃 時の大きな振動力を受け、その振動力が周囲に伝えられてヘッド本体100に至 り、ヘッド本体100の比較的脆弱な部分に長期の使用において裂け目Xを発生 させるという問題を有していた。そうなるとヘッドは使用不能となった。さらに 、フェースプレート300とヘッド本体100はいずれも金属材料で製造され、 容易に共振共鳴を発生しやすく、そのためフェースプレート300とヘッド本体 100の受ける振動力がほぼ等しくなり、さらに裂け目Xの発生が加速された。
【0006】
本考案は、打球時に発生する大きな振動力を有効に分散吸収して使用者の手に 痺れた感覚をもたらさず、振動防止、耐磨性の効果を有する、一種の金属製ゴル フクラブヘッドを提供することを課題としている。
【0007】
請求項1の考案は、一体成形されたヘッド本体10の前方に開口11が設けら れ、該開口11にフェースプレート30が連接ブロック20を介して嵌め込まれ 、フェースプレート30の硬度、強度及び耐磨性が連接ブロック20より高く、 連接ブロック20の硬度、強度及び耐磨性がヘッド本体10より高いものとされ 、以上の構成からなる金属製ゴルフクラブヘッドとしている。
【0008】 請求項2の考案は、前記フェースプレート30が合金鋼製とされ、連接ブロッ ク20がチタン製とされ、ヘッド本体10がアルミニウム製とされたことを特徴 とする、請求項1に記載の金属製ゴルフクラブヘッドとしている。
【0009】 請求項3の考案は、前記フェースプレート30がチタン製とされ、連接ブロッ ク20がアルミニウム製とされ、ヘッド本体10が炭素繊維製とされたことを特 徴とする、請求項1に記載の金属製ゴルフクラブヘッドとしている。
【0010】
図3から図5に示されるように、本考案はヘッド本体10、連接ブロック20 、フェースプレート30で組成されている。該ヘッド本体10は一体成形で製造 され、前側に開口11が形成され、ヘッド本体10内部に環状壁12が形成され 、該環状壁12が円弧形状とされ(図4、5参照)ている。該連接ブロック20 は中空環状とされ、内部に連接溝21を有し、且つ連接ブロック20はヘッド本 体10の前側の開口11内に挿入されて環状壁12と緊密に嵌合し(図4、5参 照)、その環状壁12との密着面は円弧状とされている。上記フェースプレート 30は後部に外向きに環状に突出する連接部31が設けられ、フェースプレート 30の連接部31が連接溝21内に挿入嵌合される。以上でヘッド本体10、連 接ブロック20及びフェースプレート30が連結された後、高圧を利用して連結 が固定され、緊密に連結され脱落防止されることで、本考案の金属製ゴルフクラ ブヘッドが完成する。
【0011】 以上の構造から、本考案は以下のような優れた特性を有するものとされている 。 1.本考案では連接部31を連接溝21に嵌め込んでフェースプレート30と 連接ブロック20を結合しており、連接ブロック20をヘッド本体10の開口1 1内に組み付けて環状壁12と密着させ、さらに全体を高圧方式を利用して固定 してなり、完全にボルトによる螺子止めのもたらすヘッド外表への影響の問題を 有さず、商品価値を増加でき、ヘッドの市場競争力を向上でき、且つ従来の接着 剤を用いたヘッドにおける打撃時の振動力が接着剤の接着力を克服してフェース プレートを脱落させるという状況を発生しない。 2.本考案のフェースプレート30は環状中空の連接ブロック20を介してヘ ッド本体10と連結され、このためフェースプレート30後方に緩衝空間が形成 され、打撃時にフェースプレート30が該緩衝空間に向けて内縮しさらに回復す る弾性作用により、打撃時にシャフトとヘッドに振動が発生するのを防止でき、 さらに打球の飛距離を伸ばすことができ、試合成績アップに有効であり、且つグ リップを握る掌に痺れや痛みをもたらさず、完全に従来のゴルフクラブヘッドの 欠点を解決しており、打撃時に耳に心地よい音を発生して使用者の心情を良好と し、打撃成績によい結果を及ぼす。 3.本考案の連接ブロック20とヘッド本体10の環状壁12を組合せた後に は、一つの円弧状となり、打撃の振動力がこの円弧状部分により有効に周囲に分 散され、ヘッド本体10に裂け目が発生するのを防止でき、使用寿命が延長され る。
【0012】 本考案は上述の優れた効果のほかに、全体の材料を選択することで、さらに良 好な打撃効果を有するものとすることができる。本考案では硬度、強度、耐磨性 に非常に優れた合金鋼をフェースプレート30の材料として用い、硬度、強度、 耐磨性が合金鋼より低いチタンを連接ブロック20の材料とし、ヘッド本体10 には硬度、強度、耐磨性がチタンより低いアルミニウムを使用し、こうして各部 品に硬度、強度及び耐磨性の異なる金属を使用することで、フェースプレート3 0のヘッド全体における硬度、強度を良好として、打撃時の振動力を吸収し、連 接ブロック20の硬度、強度をフェースプレート30より低くしたことで、フェ ースプレート30の周囲より伝えられた振動を受け取り、それを続いて硬度と強 度が最小のヘッド本体10に伝え、こうして振動力をヘッド全体に平均して分配 し、並びに最初に衝撃を受けるフェースプレート30から連接ブロック20、ヘ ッド本体10へと振動力を硬度、強度、耐磨性が高いものから低いものへと順に 伝えることで、クラブ全体の振動防止特性、耐磨性を高める効果を達成している 。且つ前述のフェースプレート30の後方に衝撃を緩衝する空間が形成されてお り、これにより打撃者の手に痺れをもたらさず、打撃成績を上げる効果をもたら す。
【0013】 本考案は異なる材料で、フェースプレート30、連接ブロック20、ヘッド本 体10を製造し、且つ振動力がフェースプレート30から連接ブロック20を介 してヘッド本体10に伝わるようにし、また連接ブロック20とヘッド本体10 の環状壁12の円弧形の連接部分を以て振動が伝わるようにしたことで、振動の 伝播がなめらかに行われ、確実にヘッド本体10に裂け目が形成されるのを防止 できる。
【0014】 本考案はフェースプレート30をチタンで形成し、連接ブロック20をアルミ ニウムで製造し、ヘッド本体10を硬度、強度、耐磨性がアルミニウムより劣る 炭素繊維で製造した形態も可能であり、この形態においても前述の実施例と同様 の効果を達成できる。
【0015】
本考案の金属製ゴルフクラブヘッドは、ヘッド本体とフェースプレートの間が 一つの連接ブロックで連接され、且つフェースプレートの強度、硬度及び耐磨性 のいずれもが連接ブロックより大きく、連接ブロックの硬度、強度及び耐磨性が ヘッド本体より大きく、これにより打球時に発生する大きな振動力が有効に分散 吸収されて使用者の手に痺れた感覚をもたらさず、さらにクラブヘッド全体が振 動防止、耐磨性の効果を有することを特徴としている。
【図1】従来の金属製ゴルフクラブヘッドの断面図であ
る。
る。
【図2】従来の別の金属製ゴルフクラブヘッドの断面図
である。
である。
【図3】本考案の分解斜視図である。
【図4】本考案の断面図である。
【図5】図4の部分拡大図である。
100、10 ヘッド本体 101 凹孔 200 ボルト 300、30 フェースプレート 11 開口 12 環状壁 20 連接ブロック 21 連接溝 31 連接部 X 裂け目
Claims (3)
- 【請求項1】 一体成形されたヘッド本体10の前方に
開口11が設けられ、該開口11にフェースプレート3
0が連接ブロック20を介して嵌め込まれ、フェースプ
レート30の硬度、強度及び耐磨性が連接ブロック20
より高く、連接ブロック20の硬度、強度及び耐磨性が
ヘッド本体10より高いものとされ、以上の構成からな
る金属製ゴルフクラブヘッド。 - 【請求項2】 前記フェースプレート30が合金鋼製と
され、連接ブロック20がチタン製とされ、ヘッド本体
10がアルミニウム製とされたことを特徴とする、請求
項1に記載の金属製ゴルフクラブヘッド。 - 【請求項3】 前記フェースプレート30がチタン製と
され、連接ブロック20がアルミニウム製とされ、ヘッ
ド本体10が炭素繊維製とされたことを特徴とする、請
求項1に記載の金属製ゴルフクラブヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998003285U JP3053628U (ja) | 1998-04-28 | 1998-04-28 | 金属製ゴルフクラブヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998003285U JP3053628U (ja) | 1998-04-28 | 1998-04-28 | 金属製ゴルフクラブヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3053628U true JP3053628U (ja) | 1998-11-04 |
Family
ID=43187701
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998003285U Expired - Lifetime JP3053628U (ja) | 1998-04-28 | 1998-04-28 | 金属製ゴルフクラブヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3053628U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE9219029U1 (de) | 1991-11-26 | 1997-02-13 | LuK Lamellen und Kupplungsbau GmbH, 77815 Bühl | Reibungskupplung |
JP2003518993A (ja) * | 1999-12-30 | 2003-06-17 | キャラウェイ・ゴルフ・カンパニ | ゴルフクラブヘッド |
JP2014111170A (ja) * | 2009-11-11 | 2014-06-19 | Acushnet Co | 交換可能なヘッドを具備するゴルフクラブヘッド |
CN108176024A (zh) * | 2018-03-19 | 2018-06-19 | 郭松 | 一种空心型四片式钛质锻造高尔夫铁杆头 |
-
1998
- 1998-04-28 JP JP1998003285U patent/JP3053628U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE9219029U1 (de) | 1991-11-26 | 1997-02-13 | LuK Lamellen und Kupplungsbau GmbH, 77815 Bühl | Reibungskupplung |
DE9219181U1 (de) | 1991-11-26 | 1999-04-29 | LuK Lamellen und Kupplungsbau GmbH, 77815 Bühl | Reibungskupplung |
JP2003518993A (ja) * | 1999-12-30 | 2003-06-17 | キャラウェイ・ゴルフ・カンパニ | ゴルフクラブヘッド |
JP2014111170A (ja) * | 2009-11-11 | 2014-06-19 | Acushnet Co | 交換可能なヘッドを具備するゴルフクラブヘッド |
CN108176024A (zh) * | 2018-03-19 | 2018-06-19 | 郭松 | 一种空心型四片式钛质锻造高尔夫铁杆头 |
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