JP3052711B2 - 動きベクトル検出回路 - Google Patents

動きベクトル検出回路

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JP3052711B2
JP3052711B2 JP32907893A JP32907893A JP3052711B2 JP 3052711 B2 JP3052711 B2 JP 3052711B2 JP 32907893 A JP32907893 A JP 32907893A JP 32907893 A JP32907893 A JP 32907893A JP 3052711 B2 JP3052711 B2 JP 3052711B2
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浩明 青野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブロックマッチング法
により、動画像の動き補償符号化の際に用いる実数画素
精度の動きベクトルを検出する動きベクトル検出回路に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、動画像の動き補償予測符号化の際
に用いる動きベクトルは、一般にブロックマッチング法
により検出される。このブロックマッチング法による動
きベクトル検出を、以下に説明する。図4に示すフレー
ム画像S上の、動きベクトルを検出しようとするブロッ
クを当該ブロックS、この当該ブロックS内の画素値を
総称してS(i,j)、当該ブロックSをフレーム画像Rに投
影した位置から水平方向m画素、垂直方向n画素(mお
よびnは実数値)の変位量だけ平行移動した位置にあ
る、当該ブロックSと同サイズのブロックを試行ブロッ
クRm,n、この試行ブロックRm,n内の画素値を総称して
R(i+m,j+n)と呼ぶ事とする。この当該ブロックSと、
予め探索範囲として定めた変位内で平行移動した位置に
ある試行ブロックRm,nに対して、それぞれのブロック
内で同じ位置にある画素値の差分値の絶対値の総和値、
すなわち(式1)を計算する(以後この差分値の絶対値
の総和値をブロック間誤差値Dm,nと記す)。
【0003】
【数1】
【0004】そして、この計算された全てのブロック間
誤差値Dm,nの中から最小のブロック間誤差値Dm,nを検
出し、当該ブロックSから最小のブロック間誤差値D
m,nが計算された試行ブロックRm,nまでの変位量m、n
を動きベクトルとするものである。
【0005】上記ブロックマッチング法により実数画素
精度の動きベクトルを検出する従来の動きベクトル検出
回路として、米国特許第4、937、666号公報の構
成が知られている。以下にこの従来の動きベクトル検出
回路について説明する。
【0006】図5は、検出精度を1/2画素精度とした時
の従来の動きベクトル検出回路の構成図である。図5に
おいて、601は探索範囲内の画素値R(i,j)を入力する
入力端子、602は探索範囲内の画素値R(i,j+1)を入力
する入力端子、603は入力端子601に入力された画
素値R(i,j)と入力端子602に入力された画素値R(i,j+
1)の加算を行う加算器、604は入力端子601に入力
された画素値R(i,j)と、加算器603の出力値を交互に
選択して出力する選択器、605は加算器603及び、
選択器604から構成される垂直方向の補間を行う補間
回路V、606〜608は選択器604から出力された
値を保持するラッチ、609はラッチ606に保持され
た値と、ラッチ608に保持された値を加算する加算
器、610は加算器609から構成される水平方向の補
間を行う補間回路H、611はラッチ608に保持され
た値が出力されるバスR1、612は加算器609の出
力値が出力されるバスR2、613は当該ブロック内の
画素値S(i,j)を入力する入力端子、614は入力端子6
13に入力された画素値S(i,j)が出力されるバスS、6
15〜618はラッチ、619はバス611またはバス
612に出力されている値と、バス614に出力されて
いる値の差分値を計算し、その値をラッチ615に出力
する減算器、620はラッチ615に保持された値の絶
対値を計算し、その値をラッチ616に出力する絶対値
回路、621はラッチ616に保持された値とラッチ6
18に保持された値を加算し、その値をラッチ617に
出力する加算器、622はラッチ615〜618、減算
器619、絶対値回路620及び、加算器621から構
成される演算素子、623は演算素子622と同様の構
成を持つ演算素子、624は演算素子622及び演算素
子623内のラッチ618に保持された値の中から最小
値を検出し、それに対応した動きベクトル値を出力する
最小値検出回路、625は検出された動きベクトル値が
出力される出力端子である。
【0007】以上の様に構成された従来の動きベクトル
検出回路について、説明を簡単にするため当該ブロック
Sのサイズを3×3とし、探索範囲内の画素値R(i,j)、
当該ブロックS内の画素値S(i,j)を用いて、(表1)の
タイミングを参照しながら、以下にその動作を説明す
る。
【0008】
【表1】
【0009】入力端子601には、(表1)のタイミン
グの入力端子601の欄に示すように、2クロック期間
に探索範囲内の画素値が1画素値ずつ、R(0,0),R(1,0),
R(2,0),R(3,0),R(0,1),R(1,1),R(2,1),R(3,1),R(0,2),R
(1,2),R(2,2),R(3,2)の順に入力される。また、これと
並行して入力端子602にも、(表1)の入力端子60
2の欄に示すように、2クロック期間に探索範囲内の画
素値が1画素値ずつ、R(0,1),R(1,1),R(2,1),R(3,1),R
(0,2),R(1,2),R(2,2),R(3,2),R(0,3),R(1,3),R(2,3),R
(3,3)の順に入力される。すなわち、入力端子602に
入力された探索範囲内の画素値は、同クロックに入力端
子601に入力された画素値R(i,j)の位置に対して、垂
直方向に1画素ずれた位置に存在する画素値R(i,j+1)で
ある。
【0010】入力端子601に入力された画素値R(i,j)
及び入力端子602に入力された画素値R(i,j+1)は補間
回路605に入力される。補間回路605では、加算器
603により、入力された画素値R(i,j)と画素値R(i,j+
1)の加算値が計算され、更にその加算値R(i,j)+R(i,j+
1)が1/2され、これをR(i,j)とR(i,j+1)の補間画素値R
(i,j+0.5)として出力する。そして、選択器604によ
り、各クロックに、入力端子601より入力された画素
値R(i,j)と、加算器603により計算された補間画素値
R(i,j+0.5)が交互に出力され、その結果ラッチ606に
は、(表1)のラッチ606の欄に示したような値が保
持される。
【0011】ラッチ606に入力された値は、順次ラッ
チ607、ラッチ608に転送される。
【0012】補間回路610では、上記ラッチ608に
保持された値が、そのままバス611に出力されると共
に、加算器609により、上記ラッチ608とラッチ6
06に保持された値の加算値が計算され、更にその加算
値を1/2した値がバス612に出力される。ラッチ60
6に保持されている値は、ラッチ608に保持されてい
る値に対して2クロック後に補間回路605内の選択器
604から出力された値である。ラッチ608に画素値
R(i,j)が保持されていたとすると、ラッチ606には画
素値R(i+1,j)が保持されており、上記加算器609によ
りバス612には画素値R(i,j)と画素値R(i+1,j)の補間
画素値R(i+0.5,j)が出力される。また、ラッチ608に
補間画素値R(i,j+0.5)が保持されていたとすると、ラッ
チ606には補間画素値R(i+1,j+0.5)が保持されてお
り、バス612には補間画素値R(i,j+0.5)と補間画素値
R(i+1,j+0.5)の補間画素値R(i+0.5,j+0.5)が出力され、
この結果、バス611ならびにバス612には、(表
1)のバス611、バス612の欄に示したような値が
出力される。
【0013】また、入力端子613には、(表1)の入
力端子613の欄に示すように、奇数クロックにバス6
11に出力されている画素値R(i,j)と同じ位置にある当
該ブロックS内の画素値S(i,j)が2クロック期間に1画
素値ずる入力され、バス614に出力される。
【0014】演算素子1 622では、以下の動作がパ
イプラインで行われる。減算器619により、バス61
1に出力されている値と、バス614に出力されている
値の差分値が計算され、その値がラッチ615に保持さ
れる。そして、絶対値回路620により、ラッチ615
に保持されている差分値の絶対値が計算され、その値が
ラッチ616に保持される。更に、2段のカスケード接
続されたラッチ617〜618と加算器621によって
構成される累積加算回路により、ラッチ616に2クロ
ックおきに保持される差分値の絶対値の累積加算値が計
算される。
【0015】(表1)のタイミングに示すように、第3
クロックから2クロック周期に、バス611には画素値
R(i,j)が、バス614には画素値S(i,j)が出力されてい
る。また第4クロックから2クロック周期に、バス61
1には補間画素値R(i,j+0.5)が、バス614には画素値
S(i,j)が出力されている。この為、演算素子622で
は、|S(i,j)-R(i,j)|及び|s(i,j)-R(i,j+0.5)|の累積加
算値、つまりブロック間誤差値D0,0ならびにブロック
間誤差値D0,0.5が計算される。演算素子623も演算
素子622と同様の構成をもつが、演算素子623は演
算素子622と違い、バス611ではなくバス612に
接続されている為、|S(i,j)-R(i+0.5,j)|及び|s(i,j)-R
(i+0.5,j+0.5)|の累積加算値、つまりブロック間誤差値
0.5,0ならびにブロック間誤差値D0.5,0.5が計算され
る。
【0016】演算素子622及び演算素子623で計算
されたブロック間誤差値Dv,wは(v,wは0,0.5)、最
小値検出回路624に転送され、ここで最小のブロック
間誤差値Dx,yが求められる。そして、当該ブロックS
から、この最小のブロック間誤差値Dx,yが計算された
試行ブロックRx,yまでの変位量x,y、つまり動きベ
クトルが出力端子625に出力される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の動きベクトル検出回路では、同回路内に、画素値S
(i,j)と画素値または補間画素値R(i+v,j+w)しか存在し
ない為、演算素子ではブロック間画素値Dv,wしか計算
できず、水平垂直方向に関し共に0〜0.5の探索範囲内の
動きベクトルしか検出できないという問題点を有してい
た。
【0018】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、探索範囲を水平方向の変位-(Z-1)/Z〜(Z-1)/Z、
直方向の変位-(Z-1)/Z〜(Z-1)/Zとした広範囲の動きベ
クトルを検出する動きベクトル検出回路を提供すること
を目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の動きベクトル検出回路は、原画像をm×nサイ
のブロックに分割し、ブロック毎の1/Z画素精度の
きベクトルを検出する回路において、参照画像の探索範
囲内の画素値R(i,j)を順次入力し、入力した画素の補間
画素値を求め、入力した画素値R(i,j)ならび補間画素値
R(i-k,j-l)(ただし、k,lは、1/z,2/z・・(z-1)/z)
が、並列に出力される補間回路と、当該ブロック内の画
素値を順次入力し、入力した当該ブロック内の画素値を
上記補間回路の出力に合わせて遅延させ並列に出力する
遅延回路と、当該ブロックに対して水平方向変位-(Z-1)
/Z〜(Z-1)/Z、垂直方向変位-(Z-1)/Z〜(Z-1)/Zの範囲内
に存在するブロックの数だけ存在し、探索範囲内の画素
値と当該ブロック内の画素値、または、探索範囲内の画
素から求めた補間画素値と当該ブロック内の画素値と
の、差分値の絶対値の累積加算値を計算する演算素子
と、上記演算素子で計算された差分値の絶対値の累積加
算値から、最小の差分値の絶対値の累積加算値を検出
し、当該ブロックから最小の差分値の絶対値の累積加算
値を検出したブロックまでの変位を、動きベクトル値と
して出力する最小値検出回路を有している。
【0020】
【作用】この構成によって、遅延回路が、入力した当該
ブロックS内の画素値S(i,j)を遅延させ、演算素子内に
画素値S(i+p,j+q)(p及びqは・・・,-2,-1,0,1,2,・・・)
を出力する事ができる為、各演算素子ではブロック間誤
差値D(v-p),(w-q)が計算でき、水平方向に関して−|
v−p|〜|v−p|、垂直方向−|w−q|〜|w−
q|の探索範囲の動きベクトルを検出することができ
る。
【0021】
【実施例】以下に本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0022】図1は、検出精度を1/2画素精度とした時
の本発明の動きベクトル検出回路の構成図である。図1
において、101は探索範囲内の画素値R(i,j)を入力す
る入力端子、102は入力端子101に入力された画素
値R(i,j)を、入力端子101に1ラインの画素値が入力
される期間だけ遅延させる1ライン遅延器、103〜1
04はそれぞれ入力端子101に入力された画素値R(i,
j)、1ライン遅延器102から出力される値を、入力端
子101に1画素値が入力される期間だけ遅延させる1
画素遅延器、105〜108はそれぞれ入力端子101
に入力された画素値R(i,j)と1画素遅延器103から出
力される値、入力端子101に入力された画素値R(i,j)
と1ライン遅延器102から出力された値、1ライン遅
延器102から出力された値と1画素遅延器104から
出力された値、加算器105から出力された値と加算器
107から出力された値を加算する加算器、109は1
ライン遅延器102、1画素遅延器103〜104及
び、加算器105〜108から構成される補間回路、1
10〜113はそれぞれ、入力端子101に入力された
画素値R(i,j)、加算器105の出力値、加算器106の
出力値、加算器108の出力値が出力されるバスR1
4、114は当該ブロックSの画素値S(i,j)を入力す
る入力端子、115は入力端子114に入力された画素
値S(i,j)を、入力端子114に1ラインの画素値が入力
される期間だけ遅延させる1ライン遅延器、116〜1
17はそれぞれ入力端子114に入力された画素値S(i,
j)、1ライン遅延器115から出力された値を、入力端
子114に1画素値が入力される期間だけ遅延させる1
画素遅延器、118は1ライン遅延器115及び、1画
素遅延器116〜117から構成される遅延回路、11
9〜122はそれぞれ入力端子114に入力された画素
値S(i,j)、1画素遅延器116の出力値、1ライン遅延
器115の出力値、1画素遅延器117の出力値が出力
されるバスS1〜S4、123〜124はラッチ、125
はバス110に出力されている値とバス119に出力さ
れている値の差分値の絶対値を計算し、その値をラッチ
123に出力する絶対値差分回路、126はラッチ12
3に保持された値とラッチ124に保持された値を加算
し、その値をラッチ124に出力する加算器、127は
ラッチ123〜124、絶対値差分回路125及び加算
回路126から構成される演算素子1、128〜135
は演算素子1と同様の構成を持つ演算素子2〜演算素子
9、136は演算素子127〜演算素子135内のラッ
チ124に保持された値から最小値を検出し、それに対
応した動きベクトル値を出力する最小値検出回路、13
7は検出した動きベクトルが出力される出力端子であ
る。
【0023】以上のように構成された動きベクトル検出
回路について、説明を簡単にする為に当該ブロックSの
サイズを3×3とし、探索範囲内の画素値R(i,j)、当該
ブロックS内の画素値S(i,j)を用い、(表2)及び(表
3)のタイミングを参照しながら説明する。
【0024】
【表2】
【0025】
【表3】
【0026】入力端子101より、(表2)及び(表
3)のタイミングチャートの入力端子101の欄に示す
ように、各クロックに探索範囲内の画素値がR(-1,-1),R
(0,-1),R(1,-1),R(2,-1),R(3,-1),R(-1,0),R(0,0),R(1,
0),R(2,0),R(3,0),・・・,R(3,3)の順に、補間回路109
に入力される。補間回路109では、1ライン遅延器1
02及び1画素遅延器103〜104により、入力端子
101から入力された画素値R(i,j)に対し、1つ前に入
力された画素値、1ライン前に入力された画素値、1ラ
インと1つ前に入力された画素値が求められる。すなわ
ち、これらの画素値は入力端子101から入力された画
素値R(i,j)に対し、それぞれ水平方向に1画素、垂直方
向に1画素、水平垂直方向に1画素ずれた位置存在す
る画素値R(i-1,j)、画素値R(i,j-1)、画素値R(i-1,j-1)
である。
【0027】次に、加算器105により画素値R(i,j)と
画素値R(i-1,j)の加算値R(i,j)+R(i-1,j)が計算され、
更にこの加算値R(i,j)+R(i-1,j)が1/2され、画素値R(i,
j)と画素値R(i-1,j)の補間画素値R(i-0.5,j)が、加算器
106により画素値R(i,j)と画素値R(i,j-1)の加算値R
(i,j)+R(i,j-1)が計算され、更にこの加算値R(i,j)+R
(i,j-1)が1/2され、画素値R(i,j)と画素値R(i,j-1)の補
間画素値R(i,j-0.5)が、加算器107により画素値R(i,
j-1)と画素値R(i-1,j-1)の加算値R(i,j-1)+R(i-1,j-1)
が計算され、加算器108により上記加算器105の出
力する加算値R(i,j)+R(i,j-1)と上記加算器107から
出力される加算値R(i,j-1)+R(i-1,j-1)の加算値R(i,j)+
R(i-1,j)+R(i,j-1)+R(i-1,j-1)が計算され、更にこの加
算値R(i,j)+R(i-1,j)+R(i,j-1)+R(i-1,j-1)が1/4され、
画素値R(i,j)と画素値R(i-1,j)と画素値R(i,j)と画素値
R(i,j-1)の補間画素値R(i-0.5,j-0.5)が求められる。
【0028】そして、入力端子101から入力された画
素値R(i,j)がそのままバス110に出力されると共に、
求められた補間画素値R(i-0.5,j)、補間画素値R(i,j-0.
5)、補間画素値R(i-0.5,j-0.5)がそれぞれ、バス11
1、バス112、バス113に出力されるので、この結
果、110から113のバスR1〜バスR4には、(表
2)及び(表3)のバスR1〜バスR4の欄に示す様な値
が出力される。
【0029】また、入力端子114からは、(表2)及
び(表3)の入力端子114の欄に示すように、各クロ
ックに当該ブロックS内の画素値がS(0,0),S(0,1),S(0,
2),S(1,0),S(1,1),S(1,2),S(2,0),S(2,1),S(2,2),S(2,
3)の順に入力される。
【0030】入力された画素値S(i,j)は遅延回路118
に入力される。遅延回路118では、1ライン遅延器1
15及び、1画素遅延器116〜117により、入力端
子114から入力された画素値S(i,j)に対し、1つ前に
入力された画素値、1ライン前に入力された画素値、1
ラインと1つ前に入力された画素値が求められる。すな
わち、これらの画素値は入力端子114から入力された
画素値S(i,j)に対し、それぞれ水平方向に1画素、垂直
方向に1画素、水平垂直方向に1画素ずれた位置に存在
する画素値S(i-1,j)、画素値S(i,j-1)、画素値S(i-1,j-
1)である。そして、入力端子114から入力された画素
値S(i,j)がそのままバスS1 119に出力すると共に、
求められた画素値S(i-1,j)、画素値S(i,j-1)、画素値S
(i-1,j-1)が、それぞれバスS2 120、バスS3
21、バスS4 122に出力されるので、この結果1
19〜122のバスS1〜バスS4には、(表2)及び
(表3)のバスS1〜バスS4の欄に示す様な値が出力さ
れる。
【0031】演算素子126では、以下の動作がパイプ
ラインで行われる。絶対値差分回路125により、バス
110に出力されている画素値R(i,j)と、バス119に
出力されている画素値S(i,j)の差分値の絶対値|R(i,j)-
S(i,j)|が計算され、その値がラッチ122に保持され
る。そして、加算器125とラッチ123により構成さ
れる累積加算回路により、ラッチ122に保持される差
分値の絶対値|S(i,j)-R(i,j)|の累積加算値、つまりブ
ロック間誤差値D0,0が計算され、その値がラッチ12
3に保持される。
【0032】127〜134の演算素子2〜演算素子9
も演算素子126と同様の構成もつが、各演算素子内の
絶対値差分回路125に接続されているバスの組み合わ
せがそれぞれ異なる為に、(表4)に示す様なブロック
間誤差値Dk,lが計算される(k、lは-0.5,0,0.5)。
【0033】
【表4】
【0034】127〜136の演算素子1〜演算素子9
で計算されたブロック間誤差値Dk, lは、最小値検出回
路137に転送され、ここで最小のブロック間誤差値D
x,yが求められる。そして、当該ブロックSから、その
求められた最小のブロック間誤差値Dx,yが計算された
試行ブロックRx,yまでの変位量x,y、つまり動きベ
クトルが出力端子137に出力される。
【0035】以上のように本実施例によれば、補間回路
109により、入力した探索範囲内の画素値R(i,j)から
画素値R(i,j)、補間画素値R(i-0.5,j)、補間画素値R(i,
j-0.5)、補間画素値R(i-0.5,j-0.5)が求められ、遅延回
路118により、入力した当該ブロック内の画素値S(i,
j)が遅延され、画素値S(i,j)、画素値S(i-1,j)、画素値
S(i,j-1)、画素値S(i-1,j-1)が求められ、これら求めた
画素値が、127〜135の演算素子1〜演算素子9内
の絶対値差分回路125に、(表4)に示す様な組み合
わせで入力される為、差分値の絶対値の累積加算値を計
算する、127〜135の演算素子1〜演算素子9に
は、ブロック間誤差値Dk,lが計算される。そして、最
小値検出回路136により、上記127〜135の演算
素子1〜演算素子9で計算されたブロック間誤差値D
k,lの中から最小のブロック間誤差値Dx,y及び、当該ブ
ロックSからその最小のブロック間誤差値Dx,yが計算
された試行ブロックRx,yまでの変位量x,yが検出さ
れるので、水平垂直方向に関し共に-0.5〜0.5の探索範
囲から1/2画素精度の動きベクトルを検出することがで
きる。
【0036】なお、本実施例では、1/2画素精度の動き
ベクトルを検出したが、1/z画素精度の動きベクトル検
出を検出する場合、図2に示した様な補間回路により、
検出精度の画素値または補間画素値R(i-k,j-k)(kは
0、1/z、2/z、3/z...(z-1)/z)を発生させ、探索範囲内
の試行ブロックの数だけ存在する各演算素子内の絶対値
差分回路に、以下に示す組み合わせの接続をすれば(a
は0、1/z、2/z、3/z...(z-1)/z、bは1/z、2/z、3/z...
(z-1)/z) R(i-a,j-a)とS(i,j) R(i-b,j-a)とS(i-1,j) R(1-a,j-b)とS(i,j-1) R(i-b,j-b)とS(i-1,j-1) 各演算素子ではブロック間誤差値Dc,dが計算されるの
で(c,dは-(z-1)/z、-(z-2)/z、-(z-3)/z...-1/z、
0、1/z、2/z、3/z...(z-1)/z)、水平垂直方向に関し共
に-(z-1)/z〜(z-1)/zの探索範囲内から1/z画素精度の動
きベクトルを検出できる事は言うまでもない。なお、図
3は図2における回路Aの詳細ブロック結線図である。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明は、原画像をm×nの
ブロックに分割し、原画像をm×nサイズのブロックに分
割し、ブロック毎の1/Z画素精度の動きベクトルを検出
する回路において、参照画像の探索範囲内の画素値R(i,
j)を順次入力し、入力した画素の補間画素値を求め、
力した画素値R(i,j)ならび補間画素値R(i-k,j-l)(ただ
し、k,lは、1/z,2/z・・(z-1)/z)が、並列に出力され
る補間回路と、当該ブロック内の画素値を順次入力し、
入力した当該ブロック内の画素値を上記補間回路の出力
に合わせて遅延させ並列に出力する遅延回路と、当該ブ
ロックに対して水平方向変位-(Z-1)/Z〜(Z-1)/Z、垂直
方向変位-(Z-1)/Z〜(Z-1)/Zの範囲内に存在するブロッ
クの数だけ存在し、探索範囲内の画素値と当該ブロック
内の画素値、または、探索範囲内の画素から求めた補間
画素値と当該ブロック内の画素値との、差分値の絶対値
の累積加算値を計算する演算素子と、上記演算素子で計
算された差分値の絶対値の累積加算値から、最小の差分
値の絶対値の累積加算値を検出し、当該ブロックから最
小の差分値の絶対値の累積加算値を検出したブロックま
での変位を、動きベクトル値として出力する最小値検出
回路を設けることにより、上記遅延回路が、入力した当
該ブロック内の画素値を上記補間回路の出力に合わせて
遅延させる為、従来の動きベクトル検出回路では検出不
可能であった水平方向変位-(Z-1)/Z〜(Z-1)/Z、垂直方
向変位-(Z-1)/Z〜(Z-1)/Zの広範囲の1/Z画素精度の動き
ベクトルを検出できる優れた動きベクトル検出回路を実
現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における動きベクトル検出回
路のブロック結線図
【図2】同実施例における動きベクトル検出回路の要部
である1/z画素精度の補間値を出力する補間回路のブロ
ック結線図
【図3】同補間回路の要部ブロック結線図
【図4】従来のブロックマッチング法の概念図
【図5】従来の動きベクトル検出回路のブロック結線図
【符号の説明】
101 入力端子 102 1ライン遅延器 103〜104 1画素遅延器 105〜108 加算器 109 補間回路 110〜113 バスR1〜バスR4 114 入力端子 115 1ライン遅延器 116〜117 1画素遅延器 118 遅延回路 119〜122 バスS1〜バスS4 123〜124 ラッチ 125 絶対値差分回路 126 加算器 127〜135 演算素子1〜演算素子9 136 最小値検出回路 137 出力端子 601〜602 入力端子 603 加算器 604 選択器 605 補間回路V 606〜608 ラッチ 609 加算器 610 補間回路H 611〜612 バスR1〜バスR2 613 入力端子 614 バスS 615〜618 ラッチ 619 減算器 620 絶対値回路 621 加算器 622〜623 演算素子1〜演算素子2 624 最小値検出回路 625 出力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−328332(JP,A) 特開 平5−336514(JP,A) IEEE Transactions on Circuits and S ystems,Vol.36,No.10, p.1317−1325 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/24 - 7/68

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原画像をm×nサイズのブロックに分割
    し、ブロック毎の1/Z画素精度の動きベクトルを検出す
    る回路において、参照画像の探索範囲内の画素値R(i,j)
    を順次入力し、入力した画素の補間画素値を求め、入力
    した画素値R(i,j)ならび補間画素値R(i-k,j-l)(ただ
    し、k,lは、1/z,2/z・・(z-1)/z)が、並列に出力され
    る補間回路と、当該ブロック内の画素値を順次入力し、
    入力した当該ブロック内の画素値を上記補間回路の出力
    に合わせて主走査方向及び副走査方向に遅延させ並列に
    出力する遅延回路と、当該ブロックに対して水平方向変
    位-(Z-1)/Z〜(Z-1)/Z、垂直方向変位-(Z-1)/Z〜(Z-1)/Z
    の範囲内に存在するブロックの数だけ存在し、探索範囲
    内の画素値と当該ブロック内の画素値、または、探索範
    囲内の画素から求めた補間画素値と当該ブロック内の画
    素値との、差分値の絶対値の累積加算値を計算する演算
    素子と、上記演算素子で計算された差分値の絶対値の累
    積加算値から、最小の差分値の絶対値の累積加算値を検
    出し、当該ブロックから最小の差分値の絶対値の累積加
    算値を検出したブロックまでの変位を、動きベクトル値
    として出力する最小値検出回路を備える事を特徴とした
    動きベクトル検出回路。
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