JP3052479U - 夜間電力利用の電源装置 - Google Patents
夜間電力利用の電源装置Info
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- JP3052479U JP3052479U JP1998002133U JP213398U JP3052479U JP 3052479 U JP3052479 U JP 3052479U JP 1998002133 U JP1998002133 U JP 1998002133U JP 213398 U JP213398 U JP 213398U JP 3052479 U JP3052479 U JP 3052479U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 安価な夜間電力をバッテリーに蓄えて昼間給
電することで電力コストを安価に提供するとともに、バ
ッテリー劣化・低電圧・過電流が生じても安全且つ確実
に負荷に給電できるようにする。 【解決手段】 商用電源1を夜間において第1,2開閉
器11,12を介して整流器2、充電器3に給電し、バ
ッテリー4を充電し、又負荷9へ商用電源1を直接給電
する。一方昼において、バッテリー4の直流電力を第4
開閉器を介してDC/ACインバータ6へ送り、交流に
して負荷9に給電する。バッテリー4に低電圧検出セン
サー7を、又DC/ACインバータ6に過電流検出セン
サー8を設け、低電圧及び過電流に対応するようにして
いる。
電することで電力コストを安価に提供するとともに、バ
ッテリー劣化・低電圧・過電流が生じても安全且つ確実
に負荷に給電できるようにする。 【解決手段】 商用電源1を夜間において第1,2開閉
器11,12を介して整流器2、充電器3に給電し、バ
ッテリー4を充電し、又負荷9へ商用電源1を直接給電
する。一方昼において、バッテリー4の直流電力を第4
開閉器を介してDC/ACインバータ6へ送り、交流に
して負荷9に給電する。バッテリー4に低電圧検出セン
サー7を、又DC/ACインバータ6に過電流検出セン
サー8を設け、低電圧及び過電流に対応するようにして
いる。
Description
【0001】
本発明は、商用電源の安価な夜間においてバッテリーに充電し、昼間にこれを 使用して電力コストを低減する装置であり、店舗、個人住宅、ビル・マンション の電源として使用できる技術である。
【0002】
電力源としては商用電源が通常使用されている。この商用電源は、電力需要の 少ない夜間(時間帯別電灯における夜間時間は通常夜の23時から早朝の7時ま で)の電力は安価になっている。逆に、昼間の電力は夜に比べて割高であった。
【0003】
本発明は、安価な夜間電力を有効に利用して昼間に使用できるようにして電力 コストを低減でき、又繰り返し使用によってバッテリーが劣化したり、低電圧に なって昼間バッテリーから給電できなくなった場合には商用電源に自動的に切換 って安定した夜間電力の有効利用を図れる夜間電力利用の電源装置を提供するこ とにある。
【0004】
かかる課題を解決した本発明の構成は、 1) 単相3線式商用電源を低圧直流に変換する整流器と、同整流器で変換され た低圧直流をバッテリーに充電させる充電器と、大容量のバッテリーと、同バッ テリーの直流を昇圧して単相3線式の交流に変換する2個一対のDC/ACイン バータと、負荷側と接続される単相3線式配電盤とを備え、 商用電源と整流器との間を直列の第1開閉器と第2開閉器とを介して接続し、充 電器とバッテリーとの間を第3開閉器介して接続し、バッテリーと各DC/AC インバータとの間を第4開閉器介して接続し、第1開閉器の第2開閉器側の端子 と配電盤とを同極性となるように接続するとともにその接続路の途中に2点切換 式第5開閉器を設け、第5開閉器の第1開閉器と接続されない側の端子をDC/ ACインバータの交流出力端子と接続し、又バッテリーの電圧低下を検出し制御 部へ出力する低電圧検出センサ−を設け、時計の時刻到来信号と低電圧検出セン サ−の信号を入力し且つ第1〜5開閉器を開閉制御する制御部を設け、 しかも同制御部は、商用電力が安価となる夜間時間帯において第1開閉器は商用 電源を第5開閉器側端子と接続するように閉路し、第2開閉器と第3開閉器は閉 路し、第4開閉器は開路し、第5開閉器は第1開閉器側と配電盤側とを接続する 側に切換わり、次に夜間時間帯以外の時間帯においては第1,2,3開閉器を開 路し、第4開閉器を閉路し、第5開閉器をDC/ACインバータ側と配電盤側と が接続するように切換え、しかも、低電圧検出センサ−からの低電圧検出信号に よって第1〜5開閉器の開閉を夜間時間帯の状態と同じように制御することを特 徴とする夜間電力利用の電源装置 2) DC/ACインバータ出力の交流が過電流となるのを検出して制御部にそ の検出信号を出力する過電流検出センサ−を設け、制御部は過電流検出センサ− からの検出信号を入力すると、第1開閉器を閉路し、第2,3,4開閉器を開路 し、第5開閉器を第1開閉器側と配電盤とが接続されるように切換える前記1) 記載の夜間電力利用の電源装置 にある。
【0005】
本発明では、制御部は時計からの安価な夜間電力の夜間時刻の到来信号を受け ると自動的に1,2,3開閉器は閉じ、第4開閉器は開き、又第5開閉器は配電 盤は第1開閉器側と接続する。従って、夜間においては、商用電源は第1,5開 閉器を介して直接配電盤に給電され、商用電源の電力が負荷に給電される。同時 に商用電源の電力は第2開閉器,整流器,充電器を介してバッテリーに充電を行 う。 又、制御部は、安価な夜間電力の夜間帯(通常23:00〜7:00)を終了 すると、第1〜5の開閉の開閉を逆・他方側にし、商用電源は給電されず、バッ テリーの直流電力がDC/ACインバータによって交流に変換され、第5開閉器 を介して配電盤に送られ、昼間はバッテリーの電力が使用される。 ここで昼間の時間帯においてバッテリーが劣化又は低電圧となって充分な電力 が給電できないときは、上記の夜間型の開閉状態となり、昼であっても商用電源 が負荷に給電され、又同時にバッテリーに給電される。よって安定した給電がな される。 更に過電流検出センサーを設けたものでは、DC/ACインバータの出力する 交流が過電流になると過電流検出センサーが感知してその信号を制御部に送り、 昼間においても第1,5開閉器を閉じて商用電源を直接負荷に給電する。又整流 器,充電器には商用電源を流さないようにし非充電状態でも、又放電状態いずれ でもない状態とし、バッテリーを切り離す。
【0006】
本発明における電力が安価となる夜間帯は通常23:00〜7:00である。 本発明の時計はタイマーに内蔵され、夜間帯とそれ以外とで到来信号を発生させ るものであるが、時計が時刻信号だけを送り制御部で時刻到来の信号を生成させ てもよく本発明はこれをも包含する。 又、第1〜5開閉器は、他点切換の開閉器又は単純開閉器を多く組み合せるこ とによっても同等回路とすることができ、本発明はこれをも含むものである。 又、本電源装置の手前に商用電源を配電盤に接続できる手動非常時切換スイッ チを設けることが好ましい。
【0007】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は、実施例の回路図である。 図中、1はUV,VWは105VでUW210Vの交流の商用電源、2は整流 器、3は充電器、4はバッテリー、5は配電盤、6はDC/ACインバータ、7 は低電圧検出センサー、8は過電流検出センサー、9は負荷、10は制御部、1 1は第1開閉器、12は第2開閉器、13は第3開閉器、14は第4開閉器、1 5は第5開閉器、16は時計を内蔵したタイマー、17,18は手動非常時切換 スイッチ、19はDCブレーカーである。 この実施例では、タイマー16は安価な夜間電力の夜間時間として23:00 〜7:00が設定され、夜間時間とそれ以外の時間(昼時間という)とは弁別す る信号を制御部10に出力している。 制御部10では、夜間時間では第1〜5開閉器11〜15を下記表1の開閉状 態にする。第1,2,3開閉器を閉じ、第4開閉器14を開き、第5開閉器15 を第1開閉器11側と配電盤5とを接続している。従って、この夜間においては 第1,2開閉器を介して単相105Vが左右一対の整流器2へ給電され、整流さ れ充電器3により第3開閉器13を介して24Vの直流としてバッテリー4へ充 電される。 一方、商用電源は第1開閉器11及び第5開閉器を介して配電盤5へ給電され 、負荷9へ送電される。このように夜間は負荷9へ商用電源の電力を送りながら 、同時にバッテリー4を充電している。この夜間電力は安価であるのでバッテリ ー4の給電コストは低い。 次に、タイマー16が7:00〜23:00の非夜間(昼時間という)になる と、制御部10は第1〜5開閉器11〜15を表1の昼時間の状態にする。この 昼時間では、商用電源は第1開閉器11によって切断されて使用されず、バッテ リー4の直流電力が閉路した第4開閉器14を介して2個一対のDC/ACイン バータ6に送られて昇圧して100Vの交流を出力して、中立接続して交流V, V,Wの出力を第5開閉器15を介して配電盤5へ送り、負荷に交流電力として 給電する。 このように夜の安価な電力をバッテリー4に充電して昼間にこれを放電して負 荷9に給電するようにしたので電力コストをかなり安価にできる。 又、バッテリー4の充電が不足したり、バッテリー4の性能劣化の為にバッテ リー4の出力電圧が不足すれば、低電圧検出センサー7が作動し、その信号を受 けて制御部10は、第1〜5開閉器11〜15の開閉状態を夜間時間帯と同じに し、負荷9に直接商用電源1を給電しながらバッテリーを充電させる。 次に昼間においてDC/ACインバータ6の交流に過電流が流れると、過電流 検出センサ−8が作動し、第1〜5開閉器11〜15を表1の状態にする。即ち 第1開閉器11は閉じ、第2〜4開閉器12〜14は開き、第5開閉器15は第 1開閉器側の接続となり、商用電源1が第1,5開閉器11,15を介して配電 盤5へ送られて負荷9へ商用電源1が直接送られるとともに、整流器2,充電器 3,DC/ACインバータ6への電力の供給はすべて遮断され、バッテリー4は 充電も放電もしない状態となる。これによって負荷6及び本装置の破損を防止す る。
【0008】
以上の様に、本考案によれば安価な夜間電力を昼間において利用できるように することができ、電力コストをかなり低減させることができる。又バッテリーが 低電圧になれば昼間において負荷に対して商用電源を直接給電し、同時にバッテ リーを充電させるように出来、バッテリーの低電圧に対して対応でき、確実に給 電できるものとしている。 更に過電流検出センサ−を有するものでは、過電流があればバッテリーからの 給電を商用電源による直接給電に切換えられるので、負荷・装置の破損を防止で き安心して使用できるものとした。
【表1】
【図1】(実施例の通り)
1 商用電源 2 整流器 3 充電器 4 バッテリー 5 配電盤 6 DC/ACインバータ 7 低電圧検出センサ− 8 過電流検出センサ− 9 負荷 10 制御部 11 第1開閉器 12 第2開閉器 13 第3開閉器 14 第4開閉器 15 第5開閉器 16 タイマー 17 手動非常時切換スイッチ 18 手動非常時切換スイッチ 19 DCブレーカー
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H02J 15/00 H02J 15/00 D H02M 7/48 H02M 7/48 M
Claims (2)
- 【請求項1】 単相3線式商用電源を低圧直流に変換す
る整流器と、同整流器で変換された低圧直流をバッテリ
ーに充電させる充電器と、大容量のバッテリーと、同バ
ッテリーの直流を昇圧して単相3線式の交流に変換する
2個一対のDC/ACインバータと、負荷側と接続され
る単相3線式配電盤とを備え、商用電源と整流器との間
を直列の第1開閉器と第2開閉器とを介して接続し、充
電器とバッテリーとの間を第3開閉器介して接続し、バ
ッテリーと各DC/ACインバータとの間を第4開閉器
介して接続し、第1開閉器の第2開閉器側の端子と配電
盤とを同極性となるように接続するとともにその接続路
の途中に2点切換式第5開閉器を設け、第5開閉器の第
1開閉器と接続されない側の端子をDC/ACインバー
タの交流出力端子と接続し、又バッテリーの電圧低下を
検出し制御部へ出力する低電圧検出センサ−を設け、時
計の時刻到来信号と低電圧検出センサ−の信号を入力し
且つ第1〜5開閉器を開閉制御する制御部を設け、しか
も同制御部は、商用電力が安価となる夜間時間帯におい
て第1開閉器は商用電源を第5開閉器側端子と接続する
ように閉路し、第2開閉器と第3開閉器は閉路し、第4
開閉器は開路し、第5開閉器は第1開閉器側と配電盤側
とを接続する側に切換わり、次に夜間時間帯以外の時間
帯においては第1,2,3開閉器を開路し、第4開閉器
を閉路し、第5開閉器をDC/ACインバータ側と配電
盤側とが接続するように切換え、しかも、低電圧検出セ
ンサ−からの低電圧検出信号によって第1〜5開閉器の
開閉を夜間時間帯の状態と同じように制御することを特
徴とする夜間電力利用の電源装置。 - 【請求項2】 DC/ACインバータ出力の交流が過電
流となるのを検出して制御部にその検出信号を出力する
過電流検出センサ−を設け、制御部は過電流検出センサ
−からの検出信号を入力すると、第1開閉器を閉路し、
第2,3,4開閉器を開路し、第5開閉器を第1開閉器
側と配電盤とが接続されるように切換える請求項1記載
の夜間電力利用の電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998002133U JP3052479U (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | 夜間電力利用の電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998002133U JP3052479U (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | 夜間電力利用の電源装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3052479U true JP3052479U (ja) | 1998-09-25 |
Family
ID=43221909
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998002133U Expired - Lifetime JP3052479U (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | 夜間電力利用の電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3052479U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005287300A (ja) * | 2005-06-29 | 2005-10-13 | Aclis:Kk | 電力料金だけでなくco2排出量をも削減することができる、太陽電池及び/又はキュービクルを使用した集合住宅用電力削減システム |
JP2013031349A (ja) * | 2011-07-29 | 2013-02-07 | Daiwa House Industry Co Ltd | 蓄電池システム |
JP2013037466A (ja) * | 2011-08-05 | 2013-02-21 | Toshiba Corp | 駅務機器 |
KR101417492B1 (ko) * | 2012-12-18 | 2014-07-08 | 세방전지(주) | 전력계통과 연계된 무정전 전원공급장치 및 그 제어방법 |
-
1998
- 1998-03-20 JP JP1998002133U patent/JP3052479U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005287300A (ja) * | 2005-06-29 | 2005-10-13 | Aclis:Kk | 電力料金だけでなくco2排出量をも削減することができる、太陽電池及び/又はキュービクルを使用した集合住宅用電力削減システム |
JP2013031349A (ja) * | 2011-07-29 | 2013-02-07 | Daiwa House Industry Co Ltd | 蓄電池システム |
WO2013018601A1 (ja) * | 2011-07-29 | 2013-02-07 | 大和ハウス工業株式会社 | 蓄電池システム |
JP2013037466A (ja) * | 2011-08-05 | 2013-02-21 | Toshiba Corp | 駅務機器 |
KR101417492B1 (ko) * | 2012-12-18 | 2014-07-08 | 세방전지(주) | 전력계통과 연계된 무정전 전원공급장치 및 그 제어방법 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |