JP3052309U - 吸着具 - Google Patents

吸着具

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JP3052309U
JP3052309U JP1998002629U JP262998U JP3052309U JP 3052309 U JP3052309 U JP 3052309U JP 1998002629 U JP1998002629 U JP 1998002629U JP 262998 U JP262998 U JP 262998U JP 3052309 U JP3052309 U JP 3052309U
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screw shaft
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和弘 大日向
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和弘 大日向
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋外の使用でも取着面における吸着端面が直
接風雨、風雪などの外力に曝されることなく、また、金
属製の取着面においては、磁力によってより一層その保
持力を大にして取着される吸着具を提供する。 【解決手段】 吸着具aは、中心にネジ軸2を立設する
ドーム状の吸盤3に、該ネジ軸2を貫通案内するととも
に、該吸盤3の上面周縁にその下端周縁を係着するドー
ム状の押圧盤6を被蓋し、該押圧盤6の頂面にネジ軸2
に螺合する締め具10の軸部11の下端を当接して成る
吸着具において、該吸着具を内部空間7に包蔵する外筒
8を、その頂部において前記締め具10の軸部11に昇
降自在に遊嵌するとともに、該軸部11の下端に二又状
の止めピン12を係着して抜け止めを図り、かつ、締め
具10の軸部11にスプリング14を外嵌し、該スプリ
ング14の上端を締め具10のツマミ部15に係着し、
下端を前記外筒8の頂面に着座し、外筒8の下端周縁に
は二段に剛体の磁石リング16を積層状に周設して成
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は平滑な面に真空力で吸着する吸着具において、主として屋外での使用 に耐える吸着具に関する。
【0002】
【従来の技術】
単に吸盤のみを平滑な取着面に押圧し、押圧時の復元張力で内部に残留する空 気の体積を大にして所定の真空度を発現し、該吸盤を取着面に吸着する吸着具で は、吸盤の張力が材質のヘタリにより弱まると、真空度が低下し、やがて吸着力 を失うことから、吸着状態を長く持続できるように、強制的に吸盤内部の空気の 体積を大にし、その内部の圧力をより小さくすることにより、吸着力を大にして 吸着する吸着具が提案されているものであるが、このものは天候などによる外力 を受けることのない室内での使用に限定され、自動車の屋根上や屋外などの風雨 や風雪などの外力を受ける環境下での使用では、取着面における吸着端面が直接 それらの外力に曝され、取着面から脱落し易くなる欠点を有していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記に鑑み、屋外の使用でも取着面における吸盤の吸着端面が風雨や 風雪などの外力に直接曝されることなく、また、金属製の取着面においては、磁 力の共働作用により、一層その保持力を大にして取着される吸着具を提供するも のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
第1考案の吸着具は、中心にネジ軸を立設するドーム状の吸盤に、該ネジ軸を 貫通案内するとともに、該吸盤の上面周縁にその下端周縁を係着するドーム状の 押圧盤を被蓋し、該押圧盤の頂面にネジ軸に螺合する締め具の軸部下端を当接し 、該締め具を締め込むことにより、前記吸盤に吸着力を付与して成る吸着具にお いて、該吸着具を内部空間に包蔵する外筒を、その頂部において前記締め具の軸 部に昇降自在に遊嵌するとともに抜け止めし、かつ、該締め具の軸部にスプリン グを外嵌し、該スプリングの一端を締め具のツマミ部に係着し、他端を前記外筒 の頂面に着座して成る。
【0005】 第2考案の吸着具は、第1考案の吸着具の外筒の下端周縁に磁石リングを周設 して成る。
【0006】 第3考案の吸着具は、第1考案又は第2考案の吸着具の吸盤の下端周縁に弾性 変形自在な磁石リングを周設して成る。
【0007】
【考案の実施の形態】
締め具の軸部に外筒の頂部を昇降自在に係合するとは、単に遊嵌するものから 、水密状に係合するものまで選択され、また、外筒の下端周縁に周設される磁石 リングは剛体から柔軟体まで選択され、さらに、吸盤の下端周縁に周設する弾性 変形自在な磁石リングとは、平均的に弾性変形するものから、部分的に弾性変形 するものまで選択される。
【0008】
【実施例】
本考案を一実施例により説明すると、先ず吸着部1は図2に示すように、中心 にネジ軸2を立設する弾性体から成るドーム状の吸盤3に、該ネジ軸2を貫通孔 4に案内するとともに、該吸盤3の上面周縁にその下端周縁を係着溝5において 係着するドーム状の押圧盤6を被蓋して成り、一方、このような状態の吸盤3と 押圧盤6とを内部空間7に包蔵する外筒8は、図3に示すように、外形上部が富 士山形の円筒形にして、その頂部中心に所要目径の貫通孔9を貫設し、該貫通孔 9に締め具10の軸部11を所要ストローク分昇降自在に遊嵌するとともに、該 軸部11の下端に二又状の止めピン12を係着して抜け止めを図り、中心には前 記ネジ軸2を螺着するネジ孔13を螺設し、かつ、軸部11に外嵌したスプリン グ14の上端を締め具10のツマミ部15の下面に係着し、下端を所要の圧縮状 態で外筒8の頂面に着座し、外筒8の下端周縁には二段に剛体の磁石リング16 を積層状(必ずしも積層を要するものではない)に周設して成る。
【0009】 このようにして成る吸着部1と外筒8は、図1に示すように、締め具10の軸 心に貫通螺設(必ずしも貫通を要するものではない)したネジ孔13に吸着部1 のネジ軸2を螺合して吸着具aを構成し、仮想線で示すように、適宜な係着手段 17を外筒8に接合(以下、後述の各吸着具b、cにおいても同じ)して使用に 供されるものである。
【0010】 上記構成から成る吸着具aは、例えば、自動車の屋根上でのスキーキャリアな どの固定手段として使用されるものであるが、その取付け時の操作を説明すると 、吸盤3の下端が外筒8の下端より突出した状態で屋根上の所定位置に載置する が、このとき、吸盤3は全体の自重と磁石リング16の磁力により吸着(自重で 吸着しないときは締め具10を押圧してやる)する。次いで締め具10のツマミ 部15を右回転(ネジ螺合が右ネジの場合)すると、該締め具10の軸部11の 下端で押圧盤6を押し下げ、その結果、図4に示すように、押圧盤6の下端が吸 盤3の下端周縁を屋根上などの取着面に押しつぶして密着させるとともに、吸盤 3の中央部が弾性変形して引き上げられ、より強力な真空度で取着面に吸着され 、その吸着力の反力は外筒8の下端の取着面との接触端面に伝達されるのである 。 このようにして屋根上に吸着された吸着具aは、吸盤3が外筒8の下端周縁に よって風雨や風雪などから保護され、直接これらの外力に曝されることなく、安 定した吸着状態を長く保持できるのである。 このように吸着具aは、金属製の取着面では磁力と真空吸引によって強力に吸 着されるものであるから、取り外しはその吸着状態では非常に困難であるが、締 め具10をツマミ部15を介して左回転したときは、図5に示すように、締め具 10が上昇し、軸部11の下端の止めピン12によって外筒8が引き上げられ、 磁石リング16の吸磁力が遮断されるとともに、押圧盤6の頂面と軸部11の下 端間に隙間が生じ、それに伴って吸盤3に作用していた緊張力も緩み、その分真 空度が低下して剥離し易く成るのである。
【0011】 図6に示した吸着具bは、前記吸着具aにおいて、吸盤3の下端周縁に柔軟体 の弾性変形自在な磁石リング18を周設したものである。
【0012】 また、図7に示した吸着具cは、吸着部1を包蔵する外筒8が、磁石リング1 6のない単なるカバーとして、吸引力に起因するスプリング14の押圧力により 該吸着部1を風雨や風雪などの外力から保護するものであり、この点で屋外使用 において、安定した吸着状態を長く保持できるのである。
【0013】 さらに、本考案の吸着具a、b、cにおける締め具10の軸部11と外筒8の 頂部に貫設した貫通孔9との関係は、単に昇降自在に遊嵌するもののほか、図8 に示すように、貫通孔9にOリング19を内設して締め具10の軸部11を水密 的に昇降自在に案内する構造も提供され得るものである。なお、本考案の吸着具 a、b、cは何れも屋内で使用できることは勿論である。
【0014】
【考案の効果】
以上のように本考案の吸着具によれば、吸盤と押圧盤とに相対運動を与えてよ り強い真空吸引力を誘発させるだけでなく、該吸引力をスプリングを介して外筒 の下端周縁より取着面に伝達し、該外筒の取着面への密着状態を確保できるから 、風雨や風雪などの外力にあおられることなく、かつ、該外力から吸盤の吸着端 面を確実に保護し、屋外での使用に安定した吸着状態を長く保持できることと、 吸着部と共に移動自在な外力の保護要素に磁力を付加できるから、金属製の取着 面ではより一層強力に保持できるなどの効果を奏するものである。このほか、吸 盤の吸着作用時には、ツマミ部の回転力の手ごたえもさることながら、該ツマミ 部の下面と外筒の頂面との間隙が次第に狭くなるので、その効き具合が一目瞭然 であることも特徴として挙げられるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる吸着具aの縦断面図。
【図2】吸着部1の縦断面図。
【図3】外筒8の縦断面図。
【図4】吸着具aの吸着作用時の縦断面図。
【図5】吸着具aの取り外し時の縦断面図。
【図6】本考案に係わる吸着具bの縦断面図。
【図7】本考案に係わる吸着具cの縦断面図。
【図8】締め具10の軸部11と貫通孔9との係合態様
を示す部分断面図。
【符号の説明】
1 吸着部 2 ネジ軸 3 吸盤 4 貫通孔 5 係着溝 6 押圧盤 7 内部空間 8 外筒 9 貫通孔 10 締め具 11 軸部 12 止めピン 13 ネジ孔 14 スプリング 15 ツマミ部 16 磁石リング 17 係着手段 18 磁石リング 19 Oリング a 吸着具 b 吸着具 c 吸着具

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心にネジ軸を立設するドーム状の吸盤
    に、該ネジ軸を貫通案内するとともに、該吸盤の上面周
    縁にその下端周縁を係着するドーム状の押圧盤を被蓋
    し、該押圧盤の頂面にネジ軸に螺合する締め具の軸部下
    端を当接し、該締め具を締め込むことにより、前記吸盤
    に吸着力を付与して成る吸着具において、該吸着具を内
    部空間に包蔵する外筒を、その頂部において前記締め具
    の軸部に昇降自在に係合するとともに抜け止めし、か
    つ、該締め具の軸部にスプリングを外嵌し、該スプリン
    グの一端を締め具のツマミ部に係着し、他端を前記外筒
    の頂面に着座して成る吸着具。
  2. 【請求項2】 外筒の下端周縁に磁石リングを周設して
    成る請求項1記載の吸着具。
  3. 【請求項3】 吸盤の下端周縁に弾性変形自在な磁石リ
    ングを周設して成る請求項1又は2記載の吸着具。
JP1998002629U 1998-03-16 1998-03-16 吸着具 Expired - Lifetime JP3052309U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108167311A (zh) * 2018-01-08 2018-06-15 重庆公共运输职业学院 一种能在立面上固定教学器具的定位装置及其使用方法
CN108214533A (zh) * 2018-02-02 2018-06-29 吉林大学 一种具有双向边缘的吸盘
CN114081972A (zh) * 2021-12-07 2022-02-25 无锡太然环保科技有限公司 一种复合型紫外线杀菌消毒装置及综合消毒装置

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