JP3052216B2 - 電磁継電器 - Google Patents
電磁継電器Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐溶着性能の高い接点
と接触信頼性の高い接点を有する電磁継電器に関する。
と接触信頼性の高い接点を有する電磁継電器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種電磁継電器の接点開閉装置とし
て、図4に示す構成のものが存在する。図において、A
は接触安定性能に優れる固定側主接点B と耐溶着性能に
優れる固定側アーク用接点C を設けた固定接点板、Dは
自由端近傍に接触安定性能に優れる可動側主接点E を設
けた主接点ばねF 及び自由端近傍に耐溶着性能に優れる
可動側アーク用接点G を設けたアーク用接点ばねH の各
基端を支持する可動接点板、J は主接点B,E 同士及びア
ーク用接点C,G 同士を開閉動作させるために両接点ばね
F,H を駆動する駆動部材である。この場合、アーク用接
点ばねH は、自由端近傍が固定接点板A に近接するよう
折曲形成してあり、その結果、駆動部材J が両接点ばね
F,H を駆動していない状態ではアーク用接点C,G 間の距
離が主接点B,E 間の距離より小さくなっている。K は固
定接点板A や可動側接点板D を貫通固設する電磁継電器
の器台である。
て、図4に示す構成のものが存在する。図において、A
は接触安定性能に優れる固定側主接点B と耐溶着性能に
優れる固定側アーク用接点C を設けた固定接点板、Dは
自由端近傍に接触安定性能に優れる可動側主接点E を設
けた主接点ばねF 及び自由端近傍に耐溶着性能に優れる
可動側アーク用接点G を設けたアーク用接点ばねH の各
基端を支持する可動接点板、J は主接点B,E 同士及びア
ーク用接点C,G 同士を開閉動作させるために両接点ばね
F,H を駆動する駆動部材である。この場合、アーク用接
点ばねH は、自由端近傍が固定接点板A に近接するよう
折曲形成してあり、その結果、駆動部材J が両接点ばね
F,H を駆動していない状態ではアーク用接点C,G 間の距
離が主接点B,E 間の距離より小さくなっている。K は固
定接点板A や可動側接点板D を貫通固設する電磁継電器
の器台である。
【0003】このような接点開閉装置は、図5(a) 乃至
(d) に示すように、駆動部材J が両接点ばねF,H を駆動
していくと、まずアーク用接点C,G が閉成し、その後に
主接点B,E が閉成する。また、逆の動作の場合は、駆動
部材J が復帰していくと、まず主接点B,E が開成し、そ
の後アーク用接点C,G が開成する。従って、接点開閉動
作の際に発生するアークは耐溶着性能に優れるアーク用
接点C,G にて負担し、接点閉成状態では接触安定性能に
優れる主接点B,E がその機能を発揮する。
(d) に示すように、駆動部材J が両接点ばねF,H を駆動
していくと、まずアーク用接点C,G が閉成し、その後に
主接点B,E が閉成する。また、逆の動作の場合は、駆動
部材J が復帰していくと、まず主接点B,E が開成し、そ
の後アーク用接点C,G が開成する。従って、接点開閉動
作の際に発生するアークは耐溶着性能に優れるアーク用
接点C,G にて負担し、接点閉成状態では接触安定性能に
優れる主接点B,E がその機能を発揮する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のもの
は、一般的な負荷の開閉に対しては耐溶着性能と接触安
定性能を向上させられるのであるが、インラッシュ電流
が1乃至2msecに及ぶインバータ回路で点灯される蛍光
灯負荷であるような場合、主接点がアークによって損傷
される危険がある。つまり、従来のものでアーク用接点
と主接点の投入 (閉成) タイミングの差を数msec以上確
保するのは、極めて困難となるからである。
は、一般的な負荷の開閉に対しては耐溶着性能と接触安
定性能を向上させられるのであるが、インラッシュ電流
が1乃至2msecに及ぶインバータ回路で点灯される蛍光
灯負荷であるような場合、主接点がアークによって損傷
される危険がある。つまり、従来のものでアーク用接点
と主接点の投入 (閉成) タイミングの差を数msec以上確
保するのは、極めて困難となるからである。
【0005】本発明は、かかる事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、接触安定性能に優れる接
点と耐溶着性能に優れる接点の投入 (閉成) タイミング
の差が確実に一定時間以上確保できる電磁継電器を提供
するにある。
で、その目的とするところは、接触安定性能に優れる接
点と耐溶着性能に優れる接点の投入 (閉成) タイミング
の差が確実に一定時間以上確保できる電磁継電器を提供
するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、本発明の電磁継電器は、耐溶着性能に優れた接点
及び補助接点を有する第1電磁駆動接点装置と、接触信
頼性に優れた接点を有する第2電磁駆動接点装置とを備
え、接点端子間に両接点を並列接続し、操作端子間に両
電磁コイルを並列接続し、かつ各電磁コイルに互いに逆
向きのダイオードを接続するとともに、第1電磁駆動接
点装置の補助接点を第2電磁駆動接点装置の電磁コイル
とダイオードの直列回路に介挿した構成としている。
めに、本発明の電磁継電器は、耐溶着性能に優れた接点
及び補助接点を有する第1電磁駆動接点装置と、接触信
頼性に優れた接点を有する第2電磁駆動接点装置とを備
え、接点端子間に両接点を並列接続し、操作端子間に両
電磁コイルを並列接続し、かつ各電磁コイルに互いに逆
向きのダイオードを接続するとともに、第1電磁駆動接
点装置の補助接点を第2電磁駆動接点装置の電磁コイル
とダイオードの直列回路に介挿した構成としている。
【0007】また、各電磁コイルに並列にコンデンサを
接続することが好ましい。
接続することが好ましい。
【0008】
【作用】この構成によれば、操作用電源として商用周波
数電源を用いると、操作端子間に操作電圧が印加された
とき、まず第1電磁駆動接点装置が作動してその補助接
点が閉成し、次いで第1電磁駆動接点装置を作動させた
ものと逆方向電圧が第2電磁駆動接点装置の電磁コイル
に印加されて始めて第2電磁駆動接点装置が作動するの
で、接触安定性能に優れる接点と耐溶着性能に優れる接
点の投入(閉成)タイミングが確実に数msec以上確保され
ることとなる。
数電源を用いると、操作端子間に操作電圧が印加された
とき、まず第1電磁駆動接点装置が作動してその補助接
点が閉成し、次いで第1電磁駆動接点装置を作動させた
ものと逆方向電圧が第2電磁駆動接点装置の電磁コイル
に印加されて始めて第2電磁駆動接点装置が作動するの
で、接触安定性能に優れる接点と耐溶着性能に優れる接
点の投入(閉成)タイミングが確実に数msec以上確保され
ることとなる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図3に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【0010】1 は第1電磁駆動接点装置で、錫やタング
ステンのような耐溶着性能に優れた材料にて形成された
接点2 及び補助接点3 と、電磁コイル4 を有する。具体
的には、L字状のヨーク5 の一片に固定鉄心6 を固着し
てその周囲に電磁コイル4 が巻装され、ヨーク4の他片
端部にアマチヤ7 がヒンジ支持される。接点2 は、可動
側接点2aと固定側接点2bよりなり、前者2aはアマチヤ7
の一端に固着された接点ばね8 に、後者2bは可動側接点
2aに接離し得るよう接点端子9 から連設された一方の分
枝片9aに設けてある。アマチヤ7 は、電磁コイル4 が励
磁されたとき一端側の内方面が固定鉄心6 の端面に吸引
されるが、その動作に抗する方向に復帰ばね10によって
ばね付勢されている。従って電磁コイル4 が励磁されな
いときは、アマチヤ7 は固定鉄心6 から離反して接点開
成状態となる。
ステンのような耐溶着性能に優れた材料にて形成された
接点2 及び補助接点3 と、電磁コイル4 を有する。具体
的には、L字状のヨーク5 の一片に固定鉄心6 を固着し
てその周囲に電磁コイル4 が巻装され、ヨーク4の他片
端部にアマチヤ7 がヒンジ支持される。接点2 は、可動
側接点2aと固定側接点2bよりなり、前者2aはアマチヤ7
の一端に固着された接点ばね8 に、後者2bは可動側接点
2aに接離し得るよう接点端子9 から連設された一方の分
枝片9aに設けてある。アマチヤ7 は、電磁コイル4 が励
磁されたとき一端側の内方面が固定鉄心6 の端面に吸引
されるが、その動作に抗する方向に復帰ばね10によって
ばね付勢されている。従って電磁コイル4 が励磁されな
いときは、アマチヤ7 は固定鉄心6 から離反して接点開
成状態となる。
【0011】補助接点3 は、可動側補助接点3aと固定側
補助接点3bよりなり、前者3aは後述するプリント配線板
に固着された補助接点ばね11に、後者3bは可動側補助接
点3aに接離し得るよう一方の操作端子12から連設された
固定補助接点板12a に設けてある。この補助接点3 は、
常開形であり、電磁コイル4 が励磁されたときアマチヤ
7 の他端側に設けた絶縁部材13により押圧されて閉成す
る。
補助接点3bよりなり、前者3aは後述するプリント配線板
に固着された補助接点ばね11に、後者3bは可動側補助接
点3aに接離し得るよう一方の操作端子12から連設された
固定補助接点板12a に設けてある。この補助接点3 は、
常開形であり、電磁コイル4 が励磁されたときアマチヤ
7 の他端側に設けた絶縁部材13により押圧されて閉成す
る。
【0012】14は第2電磁駆動接点装置で、銀系のよう
な低抵抗で接触安定性能に優れた材料により形成された
接点15と、電磁コイル16を有する。具体的には、第1電
磁駆動接点装置と同様、ヨーク4 の一片に固定鉄心17を
固着してその周囲に電磁コイル16が巻装され、ヨーク4
の他片端部にアマチヤ18がヒンジ支持される。接点15
は、可動側接点15a と固定側接点15b よりなり、前者15
a はアマチヤ18の一端に固着された接点ばね19に、後者
15b は可動側接点15a に接離し得るよう接点端子9 から
連設された他方の分枝片9bに設けてある。アマチヤ18
は、電磁コイル16が励磁されたとき一端側の内方面が固
定鉄心17の端面に吸引されるが、その動作に抗する方向
に復帰ばね19によってばね付勢されており、電磁コイル
16が励磁されないときは、アマチヤ18は固定鉄心17から
離反して接点開成状態となる。
な低抵抗で接触安定性能に優れた材料により形成された
接点15と、電磁コイル16を有する。具体的には、第1電
磁駆動接点装置と同様、ヨーク4 の一片に固定鉄心17を
固着してその周囲に電磁コイル16が巻装され、ヨーク4
の他片端部にアマチヤ18がヒンジ支持される。接点15
は、可動側接点15a と固定側接点15b よりなり、前者15
a はアマチヤ18の一端に固着された接点ばね19に、後者
15b は可動側接点15a に接離し得るよう接点端子9 から
連設された他方の分枝片9bに設けてある。アマチヤ18
は、電磁コイル16が励磁されたとき一端側の内方面が固
定鉄心17の端面に吸引されるが、その動作に抗する方向
に復帰ばね19によってばね付勢されており、電磁コイル
16が励磁されないときは、アマチヤ18は固定鉄心17から
離反して接点開成状態となる。
【0013】次に、これらの接続関係について説明する
と、両電磁駆動装置1,14の両接点2,15は、リード線20,2
1 を介して接点端子9,9 間に並列接続される。また両電
磁コイル4,16は、操作端子12,12 間において並列接続さ
れ、かつ各電磁コイル4,16に互いに逆向きのダイオード
22,23 が接続され、さらに第2電磁駆動接点装置14の電
磁コイル16とダイオード23の直列回路に第1電磁駆動接
点装置1 の補助接点3 が介挿される。また、各電磁コイ
ル4,16には、コンデンサ24,25 が並列に接続してある。
そしてプリント配線板26は、これらダイオード22,23 、
コンデンサ24,25 、補助接点ばね11、固定補助接点板12
a 等を取着して電気的接続を行い、さらに適宜リード線
等により操作端子12,12 にも接続される。また、接点端
子9,9には負荷電源27と蛍光灯器具のような負荷28が、
操作端子12,12 には商用周波数電源 (24V 程度に降圧す
ることが望ましい) 29と操作用スイッチ30が、それぞれ
接続される。
と、両電磁駆動装置1,14の両接点2,15は、リード線20,2
1 を介して接点端子9,9 間に並列接続される。また両電
磁コイル4,16は、操作端子12,12 間において並列接続さ
れ、かつ各電磁コイル4,16に互いに逆向きのダイオード
22,23 が接続され、さらに第2電磁駆動接点装置14の電
磁コイル16とダイオード23の直列回路に第1電磁駆動接
点装置1 の補助接点3 が介挿される。また、各電磁コイ
ル4,16には、コンデンサ24,25 が並列に接続してある。
そしてプリント配線板26は、これらダイオード22,23 、
コンデンサ24,25 、補助接点ばね11、固定補助接点板12
a 等を取着して電気的接続を行い、さらに適宜リード線
等により操作端子12,12 にも接続される。また、接点端
子9,9には負荷電源27と蛍光灯器具のような負荷28が、
操作端子12,12 には商用周波数電源 (24V 程度に降圧す
ることが望ましい) 29と操作用スイッチ30が、それぞれ
接続される。
【0014】電磁継電器は、器台31に接点端子9,9 や操
作端子12,12 を貫通固設し、ヨーク5 やプリント配線板
26等を固定支持し、図外カバーを被せることによって組
立が完成する。
作端子12,12 を貫通固設し、ヨーク5 やプリント配線板
26等を固定支持し、図外カバーを被せることによって組
立が完成する。
【0015】かかる電磁継電器の接点閉成 (投入) 時の
動作を、図3(a) 乃至(d) に基づいて説明する。図1や
図2に示す状態は接点開成状態であり、この状態から接
点閉成とするには操作用スイッチ30をオンにする。(a)
は操作端子12,12 間の電圧波形で、T1時点より正弦波形
の電圧が印加される状態を示している。(b) は第1電磁
駆動接点装置1 の電磁コイル4 の両端の電圧で、ダイオ
ード22とコンデンサ24の充放電により例えば正方向の電
圧がなまる状態を示している。(d) は第1電磁駆動接点
装置1 の接点2 及び補助接点3 のオンオフ状態で、T1時
点よりアマチヤ7 が固定鉄心6 に吸引され始め、T2時点
で両接点2,3 がオン状態になったことを示している。
動作を、図3(a) 乃至(d) に基づいて説明する。図1や
図2に示す状態は接点開成状態であり、この状態から接
点閉成とするには操作用スイッチ30をオンにする。(a)
は操作端子12,12 間の電圧波形で、T1時点より正弦波形
の電圧が印加される状態を示している。(b) は第1電磁
駆動接点装置1 の電磁コイル4 の両端の電圧で、ダイオ
ード22とコンデンサ24の充放電により例えば正方向の電
圧がなまる状態を示している。(d) は第1電磁駆動接点
装置1 の接点2 及び補助接点3 のオンオフ状態で、T1時
点よりアマチヤ7 が固定鉄心6 に吸引され始め、T2時点
で両接点2,3 がオン状態になったことを示している。
【0016】(c) は第2電磁駆動接点装置14の電磁コイ
ル16の両端の電圧で、補助接点3 がオンした後ダイオー
ド23とコンデンサ25の充放電により例えば逆方向の電圧
がなまる状態を示している。(e)は第2電磁駆動接点装
置14の接点15のオンオフ状態で、T3時点よりアマチヤ18
が固定鉄心17に吸引され始め、T4時点で接点15がオン状
態になったことを示している。
ル16の両端の電圧で、補助接点3 がオンした後ダイオー
ド23とコンデンサ25の充放電により例えば逆方向の電圧
がなまる状態を示している。(e)は第2電磁駆動接点装
置14の接点15のオンオフ状態で、T3時点よりアマチヤ18
が固定鉄心17に吸引され始め、T4時点で接点15がオン状
態になったことを示している。
【0017】これらより明らかなように、第1電磁駆動
接点装置1 の接点2 と第2電磁駆動接点装置14の接点15
の投入 (閉成) タイミングについては、T4時点−T2時点
の差ができ、その差は確実に数msec以上となるのであ
る。また、操作用スイッチ30の投入タイミングが最も悪
い条件下で行われても、最低限アマチヤの動作時間の差
が存在する。
接点装置1 の接点2 と第2電磁駆動接点装置14の接点15
の投入 (閉成) タイミングについては、T4時点−T2時点
の差ができ、その差は確実に数msec以上となるのであ
る。また、操作用スイッチ30の投入タイミングが最も悪
い条件下で行われても、最低限アマチヤの動作時間の差
が存在する。
【0018】なお、コンデンサ24,25 は、電磁コイル4,
16に印加する電圧波形をなまらして接点のオン状態を維
持するのに好ましいものであるが、コンデンサに替えて
ダイオード22,23 と逆の方向性を有するダイオードとし
てもよい。また、これらがないものであっても電磁コイ
ルのインダクタンスの影響で接点のオン状態が維持でき
る場合もある。また、電磁継電器の具体構造について
は、本発明の趣旨の範囲で適宜の設計が可能である。
16に印加する電圧波形をなまらして接点のオン状態を維
持するのに好ましいものであるが、コンデンサに替えて
ダイオード22,23 と逆の方向性を有するダイオードとし
てもよい。また、これらがないものであっても電磁コイ
ルのインダクタンスの影響で接点のオン状態が維持でき
る場合もある。また、電磁継電器の具体構造について
は、本発明の趣旨の範囲で適宜の設計が可能である。
【0019】
【発明の効果】本発明の電磁継電器は、操作用電源とし
て商用周波数電源を用いると、操作端子間に操作電圧が
印加されたとき、まず第1電磁駆動接点装置が作動して
その補助接点が閉成し、次いで第1電磁駆動接点装置を
作動させたものと逆方向電圧が第2電磁駆動接点装置の
電磁コイルに印加されて始めて第2電磁駆動接点装置が
作動するので、接触安定性能に優れる接点と耐溶着性能
に優れる接点の投入 (閉成) タイミングが確実に数msec
以上確保でき、主接点のアークによる損傷が殆どないも
のとなる。
て商用周波数電源を用いると、操作端子間に操作電圧が
印加されたとき、まず第1電磁駆動接点装置が作動して
その補助接点が閉成し、次いで第1電磁駆動接点装置を
作動させたものと逆方向電圧が第2電磁駆動接点装置の
電磁コイルに印加されて始めて第2電磁駆動接点装置が
作動するので、接触安定性能に優れる接点と耐溶着性能
に優れる接点の投入 (閉成) タイミングが確実に数msec
以上確保でき、主接点のアークによる損傷が殆どないも
のとなる。
【図1】本発明の一実施例を示す接続結線図である。
【図2】その構造例を示す斜視図である。
【図3】(a) 乃至(e) は、その動作を説明するタイムチ
ャートである。
ャートである。
【図4】従来の電磁継電器の接点開閉装置を示す斜視図
である。
である。
【図5】(a) 乃至(d) は、その動作説明図である。
1 第1電磁駆動接点装置 2 第1電磁駆動接点装置の接点 3 第1電磁駆動接点装置の補助接点 4 第1電磁駆動接点装置の電磁コイル 9 接点端子 12 操作端子 14 第2電磁駆動接点装置 15 第2電磁駆動接点装置の接点 16 第2電磁駆動接点装置の電磁コイル 22,23 ダイオード 24,25 コンデンサ 31 電磁継電器の器台
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 47/00 - 47/36
Claims (2)
- 【請求項1】 耐溶着性能に優れた接点及び補助接点
を有する第1電磁駆動接点装置と、接触信頼性に優れた
接点を有する第2電磁駆動接点装置とを備え、接点端子
間に両接点を並列接続し、操作端子間に両電磁コイルを
並列接続し、かつ各電磁コイルに互いに逆向きのダイオ
ードを接続するとともに、第1電磁駆動接点装置の補助
接点を第2電磁駆動接点装置の電磁コイルとダイオード
の直列回路に介挿してなる電磁継電器。 - 【請求項2】 各電磁コイルに並列にコンデンサを接
続した請求項1記載の電磁継電器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3189723A JP3052216B2 (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | 電磁継電器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3189723A JP3052216B2 (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | 電磁継電器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0536337A JPH0536337A (ja) | 1993-02-12 |
JP3052216B2 true JP3052216B2 (ja) | 2000-06-12 |
Family
ID=16246115
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3189723A Expired - Fee Related JP3052216B2 (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | 電磁継電器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3052216B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012198999A (ja) * | 2011-03-18 | 2012-10-18 | Fujitsu Component Ltd | 複合電磁継電器 |
US10405855B2 (en) | 2015-06-26 | 2019-09-10 | Ethicon Llc | Firing circuit for surgical stapler |
-
1991
- 1991-07-30 JP JP3189723A patent/JP3052216B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0536337A (ja) | 1993-02-12 |
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