JP3051732B1 - マイクロ波ダイプレクサ - Google Patents
マイクロ波ダイプレクサInfo
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- JP3051732B1 JP3051732B1 JP11046019A JP4601999A JP3051732B1 JP 3051732 B1 JP3051732 B1 JP 3051732B1 JP 11046019 A JP11046019 A JP 11046019A JP 4601999 A JP4601999 A JP 4601999A JP 3051732 B1 JP3051732 B1 JP 3051732B1
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- Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)
Abstract
【要約】
【課題】 ライン長の設定を容易に行えるマイクロ波ラ
イン長可変器を得る。 【解決手段】 ライン導体15をその長手方向の途中で
分割して一方のライン導体部15Aと他方のライン導体
部15Bとを形成する。これらライン導体部15A,1
5Bの分割端部をそれぞれ同じ側に曲げて互いに平行な
パラレルライン導体部分15Ap,15Bpを位相調整
可能な長さでそれぞれ構成する。各パラレルライン導体
部分15Ap,15Bpには、これらパラレルライン導
体部分の相互間をこれらパラレルライン導体部分の長手
方向の所要の位置で短絡接続する短絡導体16を設け
る。
イン長可変器を得る。 【解決手段】 ライン導体15をその長手方向の途中で
分割して一方のライン導体部15Aと他方のライン導体
部15Bとを形成する。これらライン導体部15A,1
5Bの分割端部をそれぞれ同じ側に曲げて互いに平行な
パラレルライン導体部分15Ap,15Bpを位相調整
可能な長さでそれぞれ構成する。各パラレルライン導体
部分15Ap,15Bpには、これらパラレルライン導
体部分の相互間をこれらパラレルライン導体部分の長手
方向の所要の位置で短絡接続する短絡導体16を設け
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロ波ダイプ
レクサに関するものである。
レクサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】マイクロ波ダイプレクサは、例えば周波
数の異なる2つのマイクロ波信号を通すメインラインか
ら送り込まれた各マイクロ波信号を、周波数毎の各分岐
ラインに分波したり、逆に2つの分岐ラインから送り込
まれた各マイクロ波信号を共通のメインラインに送り込
んで合波したりする用途等に使用されている。
数の異なる2つのマイクロ波信号を通すメインラインか
ら送り込まれた各マイクロ波信号を、周波数毎の各分岐
ラインに分波したり、逆に2つの分岐ラインから送り込
まれた各マイクロ波信号を共通のメインラインに送り込
んで合波したりする用途等に使用されている。
【0003】図5は、2分岐器を用いた従来のこの種の
マイクロ波ダイプレクサの構造を示したものである。
マイクロ波ダイプレクサの構造を示したものである。
【0004】このマイクロ波ダイプレクサは、共通入出
力端1aと第1,第2の分岐入出力端1b,1cとを有
する同軸タイプの2分岐器1と、第1,第2の分岐入出
力端1b,1cに対応側の一端が接続された第1,第2
の同軸線路2,3と、第1の同軸線路2の他端に従続接
続されているトランスジューサ4,ローパスフィルタ
(LPF)5,トランスジューサ6及びトランスジュー
サ6の端部に設けられている第1の分岐入出力端10
と、第2の同軸線路3の他端に従続接続されているトラ
ンスジューサ7,ハイパスフィルタ(HPF)8,トラ
ンスジューサ9及びトランスジューサ9の端部に設けら
れている第2の分岐入出力端11とを備えた構造になっ
ている。
力端1aと第1,第2の分岐入出力端1b,1cとを有
する同軸タイプの2分岐器1と、第1,第2の分岐入出
力端1b,1cに対応側の一端が接続された第1,第2
の同軸線路2,3と、第1の同軸線路2の他端に従続接
続されているトランスジューサ4,ローパスフィルタ
(LPF)5,トランスジューサ6及びトランスジュー
サ6の端部に設けられている第1の分岐入出力端10
と、第2の同軸線路3の他端に従続接続されているトラ
ンスジューサ7,ハイパスフィルタ(HPF)8,トラ
ンスジューサ9及びトランスジューサ9の端部に設けら
れている第2の分岐入出力端11とを備えた構造になっ
ている。
【0005】このようなマイクロ波ダイプレクサにおい
ては、ローパスフィルタ5の使用周波数帯域の中心周波
数をf1 とし、ハイパスフィルタ8の使用周波数帯域の
中心周波数をf2 とし、2分岐器1の分岐中心点k1 か
らローパスフィルタ5の使用周波数帯域の中心周波数f
1 でみたハイパスフィルタ8側の短絡位置12までの距
離をL1 、2分岐器1の分岐中心点k1 からハイパスフ
ィルタ8の使用周波数帯域の中心周波数f2 でみたロー
パスフィルタ5側の短絡位置13までの距離をL2 とし
たとき、L1 はローパスフィルタ5の使用周波数帯域の
中心周波数f1の自由空間波長の(2n−1)/4倍、
L2 はハイパスフィルタ8の使用周波数帯域の中心周波
数をf2 の自由空間波長の(2n−1)/4倍(ここ
で、nはいずれも1,2…の自然数)となるように、つ
まり周波数f1 にて分岐中心点k1からハイパスフィル
タ8側を見たとき線路が開放となるように、また周波数
f2にて分岐中心点k1 からローパスフィルタ5側を見
たとき線路が開放となるようにL1 ,L2 を選定し、換
言すれば同軸線路2,3の長さの最適位相長を決定し、
各使用周波数帯域の中心周波数f1 ,f2 にてVSWR
がよくなるように(低くなるように)していた。この場
合、ローパスフィルタ5の使用周波数帯域の中心周波数
f1 と、ハイパスフィルタ8の使用周波数帯域の中心周
波数f2 は相違するように設定され、且つf1 <f2 と
なっている。
ては、ローパスフィルタ5の使用周波数帯域の中心周波
数をf1 とし、ハイパスフィルタ8の使用周波数帯域の
中心周波数をf2 とし、2分岐器1の分岐中心点k1 か
らローパスフィルタ5の使用周波数帯域の中心周波数f
1 でみたハイパスフィルタ8側の短絡位置12までの距
離をL1 、2分岐器1の分岐中心点k1 からハイパスフ
ィルタ8の使用周波数帯域の中心周波数f2 でみたロー
パスフィルタ5側の短絡位置13までの距離をL2 とし
たとき、L1 はローパスフィルタ5の使用周波数帯域の
中心周波数f1の自由空間波長の(2n−1)/4倍、
L2 はハイパスフィルタ8の使用周波数帯域の中心周波
数をf2 の自由空間波長の(2n−1)/4倍(ここ
で、nはいずれも1,2…の自然数)となるように、つ
まり周波数f1 にて分岐中心点k1からハイパスフィル
タ8側を見たとき線路が開放となるように、また周波数
f2にて分岐中心点k1 からローパスフィルタ5側を見
たとき線路が開放となるようにL1 ,L2 を選定し、換
言すれば同軸線路2,3の長さの最適位相長を決定し、
各使用周波数帯域の中心周波数f1 ,f2 にてVSWR
がよくなるように(低くなるように)していた。この場
合、ローパスフィルタ5の使用周波数帯域の中心周波数
f1 と、ハイパスフィルタ8の使用周波数帯域の中心周
波数f2 は相違するように設定され、且つf1 <f2 と
なっている。
【0006】図6は、図5に示すマイクロ波ダイプレク
サの減衰量特性とVSWR特性とを示す。
サの減衰量特性とVSWR特性とを示す。
【0007】なお、このようなマイクロ波ダイプレクサ
では、特に、フィルタとして導波管形バンドパスフィル
タが用いられている場合には、使用周波数帯域の中心周
波数f1 ,f2 の間隔が約1.35倍以上に離れていると、
一方の使用周波数帯域(パスバンド帯域)の中心周波数
の約2倍波は逆側のフィルタによる減衰がなくなり、短
絡位置がとれなくなって他方のフィルタを通り抜け、バ
ンドパスフィルタとしての機能を発揮できないため導波
管形バンドパスフィルタは用いることができない場合が
ある。このため、使用周波数帯域の中心周波数f1 ,f
2 の間隔が約1.35倍以上に離れている場合には、ローパ
スフィルタ5とハイパスフィルタ8とを組み合わせて用
いることになるが、この場合にはローパスフィルタ5,
ハイパスフィルタ8の短絡位置12,13の決定がしに
くく、L1 ,L2 の寸法決定が簡単でない問題点があっ
た。
では、特に、フィルタとして導波管形バンドパスフィル
タが用いられている場合には、使用周波数帯域の中心周
波数f1 ,f2 の間隔が約1.35倍以上に離れていると、
一方の使用周波数帯域(パスバンド帯域)の中心周波数
の約2倍波は逆側のフィルタによる減衰がなくなり、短
絡位置がとれなくなって他方のフィルタを通り抜け、バ
ンドパスフィルタとしての機能を発揮できないため導波
管形バンドパスフィルタは用いることができない場合が
ある。このため、使用周波数帯域の中心周波数f1 ,f
2 の間隔が約1.35倍以上に離れている場合には、ローパ
スフィルタ5とハイパスフィルタ8とを組み合わせて用
いることになるが、この場合にはローパスフィルタ5,
ハイパスフィルタ8の短絡位置12,13の決定がしに
くく、L1 ,L2 の寸法決定が簡単でない問題点があっ
た。
【0008】そこで、従来は第1,第2の同軸線路2,
3として長さの違うものを何種類も用意しておいて、そ
の中から長さが最適なものを選び出して使用していた。
3として長さの違うものを何種類も用意しておいて、そ
の中から長さが最適なものを選び出して使用していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、長さの
違う同軸線路を何種類も予め準備しておくのでは、製作
コストが高くなる問題点があった。
違う同軸線路を何種類も予め準備しておくのでは、製作
コストが高くなる問題点があった。
【0010】本発明の目的は、ライン長の設定を容易に
行えるマイクロ波ダイプレクサを提供することにある。
本発明の他の目的は、使用周波数帯域の中心周波数の間
隔が約1.35倍以上離れていても支障がないマイクロ波ダ
イプレクサを提供することにある。
行えるマイクロ波ダイプレクサを提供することにある。
本発明の他の目的は、使用周波数帯域の中心周波数の間
隔が約1.35倍以上離れていても支障がないマイクロ波ダ
イプレクサを提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、同じ種類のバンドパ
スィルタを用いて容易に構成できるマイクロ波ダイプレ
クサを提供することにある。
スィルタを用いて容易に構成できるマイクロ波ダイプレ
クサを提供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、高電力でも使用可能
なマイクロ波ダイプレクサを提供することにある。
なマイクロ波ダイプレクサを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、共通入出力端と第1,第2の分岐入出力端とを有す
る第1の2分岐器と、共通入出力端と第1,第2の分岐
入出力端とを有する第2の2分岐器とを備え、これら第
1,第2の2分岐器は相互の第1の分岐入出力端間を第
1のフィルタと第1のサーキュレータと第1のフィルタ
とで従続接続して第1の線路が構成されると共に相互の
第2の分岐入出力端間を第2のフィルタと第2のサーキ
ュレータと第2のフィルタとで従続接続して第2の線路
が構成され、前記第1の線路の前記第1のフィルタと前
記第2の線路の前記第2のフィルタは使用周波数帯域の
中心周波数を違えて構成され、前記各サーキュレータに
は分岐端子がそれぞれ設けられているマイクロ波ダイプ
レクサにおいて、 前記各2分岐器は、前記共通入出力端
に一端が接続されていてアース導体の面に対して所定間
隔で平行する向きのメインライン導体と、前記第1,第
2の分岐入出力端に対応する側の一端が接続されると共
に各他端が前記メインライン導体の他端である分岐端に
共通に接続されていて前記アース導体の面に対して所定
間隔で平行する向きの第1,第2の分岐ライン導体とを
備え、前記第1,第2の分岐ライン導体の途中にはそれ
ぞれマイクロ波ライン長可変器がそれぞれ設けられ、 前
記マイクロ波ライン長可変器は、該マイクロ波ライン長
可変器を設ける前記 分岐ライン導体がその長手方向の途
中で分割して一方のライン導体部と他方のライン導体部
とが形成され、これらライン導体部の分割端部がそれぞ
れ同じ側に曲げられて互いに平行で前記アース導体にも
平行なパラレルライン導体部分がそれぞれ構成され、前
記各パラレルライン導体部分にはこれらパラレルライン
導体部分の相互間をこれらパラレルライン導体部分の長
手方向の所要の位置で短絡接続する短絡導体が設けられ
て形成されていることを特徴とする。 このようなマイク
ロ波ダイプレクサは、各側の2分岐器の第1,第2の分
岐ライン導体にそれぞれマイクロ波ライン長可変器を設
け、これらマイクロ波ライン長可変器の対になったパラ
レルライン導体部分の長手方向の所要の位置で短絡導体
で短絡接続して所要のライン長を設定するので、ライン
長が異なる第1,第2の分岐ライン導体における所要の
ライン長の設定を容易に行うことができる。従って、こ
のような構造のマイクロ波ダイプレクサは、例えばレー
ダシステムの給電系に組込んで使用する場合には、周波
数を切換えての異なる周波数の送受信を容易に行うこと
ができる。請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の
マイクロ波ダイプレクサにおいて、前記第1の線路の前
記各第1のフィルタはそれぞれ使用周波数帯域の中心周
波数が同じローパスフィルタであり、前記第2の線路の
前記各第2のフィルタはそれぞれ使用周波数帯域の中心
周波数が同じで前記第1の線路の前記各ローパスフィル
タとは使用周波数帯域の中心周波数が異なるハイパスフ
ィルタであることを特徴とする。 このような構成のマイ
クロ波ダイプレクサでは、使用周波数帯域の中心周波数
の間隔が約1.35倍以上離れている場合のフィルタとして
導波管形バンドパスフィルタは使用できず、ローパスフ
ィルタとハイパスフィルタとを使用することにより2周
波レーダシステムを支障なく使用することができる。請
求項3に記載の発明は、請求項1に記載のマイクロ波ダ
イプレクサにおいて、前記第1の線路の前記各第1のフ
ィルタはそれぞれ使用周波数帯域の中心周波数が同じバ
ンドパスフィルタであり、前記第2の線路の前記各第2
のフィルタはそれぞれ使用周波数帯域の中心周波数が同
じで前記第1の線路の前記各バンドパスフィルタとは使
用周波数帯域の中心周波数が異なるバンドパスフィルタ
である ことを特徴とする。 このような構成のマイクロ波
ダイプレクサでは、使用する2波の使用周波数帯域の中
心周波数の離れ方が約1.35倍より小さい範囲であれば、
第1の線路と第2の線路の各側で共にバンドパスフィル
タを使用することができ、同じ種類のフィルタを用いて
ダイプレクサを構成することができる。請求項4に記載
の発明は、請求項1,2または3に記載のマイクロ波ダ
イプレクサにおいて、前記第1の線路の前記各パラレル
ライン導体部分の相互間隔をL a1 とし、一方の前記パラ
レルライン導体部分の始点位置から前記短絡導体を経て
他方の前記パラレルライン導体部分の始点位置までの長
さをL b1 とし、前記第2の線路の前記第2のフィルタの
使用周波数帯域の中心周波数における自由空間波長をλ
02 としたとき、L b1 の長さを L b1 ≧L a1 +(λ 02 /4) にし、 前記第2の線路の前記各パラレルライン導体部分
の相互間隔をL a2 とし、一方の前記パラレルライン導体
部分の始点位置から前記短絡導体を経て他方の前記パラ
レルライン導体部分の始点位置までの長さをL b2 とし、
前記第1の線路の前記第1のフィルタの使用周波数帯域
の中心周波数における自由空間波長をλ 01 としたとき、
L b2 の長さを L b2 ≧L a2 +(λ 01 /4) にすることを特徴とする。 このようなL b1 ,L b2 の長さ
を確保すると、第1の線路と第2の線路でのライン長の
設定をそれぞれ容易に行うことができる。
は、共通入出力端と第1,第2の分岐入出力端とを有す
る第1の2分岐器と、共通入出力端と第1,第2の分岐
入出力端とを有する第2の2分岐器とを備え、これら第
1,第2の2分岐器は相互の第1の分岐入出力端間を第
1のフィルタと第1のサーキュレータと第1のフィルタ
とで従続接続して第1の線路が構成されると共に相互の
第2の分岐入出力端間を第2のフィルタと第2のサーキ
ュレータと第2のフィルタとで従続接続して第2の線路
が構成され、前記第1の線路の前記第1のフィルタと前
記第2の線路の前記第2のフィルタは使用周波数帯域の
中心周波数を違えて構成され、前記各サーキュレータに
は分岐端子がそれぞれ設けられているマイクロ波ダイプ
レクサにおいて、 前記各2分岐器は、前記共通入出力端
に一端が接続されていてアース導体の面に対して所定間
隔で平行する向きのメインライン導体と、前記第1,第
2の分岐入出力端に対応する側の一端が接続されると共
に各他端が前記メインライン導体の他端である分岐端に
共通に接続されていて前記アース導体の面に対して所定
間隔で平行する向きの第1,第2の分岐ライン導体とを
備え、前記第1,第2の分岐ライン導体の途中にはそれ
ぞれマイクロ波ライン長可変器がそれぞれ設けられ、 前
記マイクロ波ライン長可変器は、該マイクロ波ライン長
可変器を設ける前記 分岐ライン導体がその長手方向の途
中で分割して一方のライン導体部と他方のライン導体部
とが形成され、これらライン導体部の分割端部がそれぞ
れ同じ側に曲げられて互いに平行で前記アース導体にも
平行なパラレルライン導体部分がそれぞれ構成され、前
記各パラレルライン導体部分にはこれらパラレルライン
導体部分の相互間をこれらパラレルライン導体部分の長
手方向の所要の位置で短絡接続する短絡導体が設けられ
て形成されていることを特徴とする。 このようなマイク
ロ波ダイプレクサは、各側の2分岐器の第1,第2の分
岐ライン導体にそれぞれマイクロ波ライン長可変器を設
け、これらマイクロ波ライン長可変器の対になったパラ
レルライン導体部分の長手方向の所要の位置で短絡導体
で短絡接続して所要のライン長を設定するので、ライン
長が異なる第1,第2の分岐ライン導体における所要の
ライン長の設定を容易に行うことができる。従って、こ
のような構造のマイクロ波ダイプレクサは、例えばレー
ダシステムの給電系に組込んで使用する場合には、周波
数を切換えての異なる周波数の送受信を容易に行うこと
ができる。請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の
マイクロ波ダイプレクサにおいて、前記第1の線路の前
記各第1のフィルタはそれぞれ使用周波数帯域の中心周
波数が同じローパスフィルタであり、前記第2の線路の
前記各第2のフィルタはそれぞれ使用周波数帯域の中心
周波数が同じで前記第1の線路の前記各ローパスフィル
タとは使用周波数帯域の中心周波数が異なるハイパスフ
ィルタであることを特徴とする。 このような構成のマイ
クロ波ダイプレクサでは、使用周波数帯域の中心周波数
の間隔が約1.35倍以上離れている場合のフィルタとして
導波管形バンドパスフィルタは使用できず、ローパスフ
ィルタとハイパスフィルタとを使用することにより2周
波レーダシステムを支障なく使用することができる。請
求項3に記載の発明は、請求項1に記載のマイクロ波ダ
イプレクサにおいて、前記第1の線路の前記各第1のフ
ィルタはそれぞれ使用周波数帯域の中心周波数が同じバ
ンドパスフィルタであり、前記第2の線路の前記各第2
のフィルタはそれぞれ使用周波数帯域の中心周波数が同
じで前記第1の線路の前記各バンドパスフィルタとは使
用周波数帯域の中心周波数が異なるバンドパスフィルタ
である ことを特徴とする。 このような構成のマイクロ波
ダイプレクサでは、使用する2波の使用周波数帯域の中
心周波数の離れ方が約1.35倍より小さい範囲であれば、
第1の線路と第2の線路の各側で共にバンドパスフィル
タを使用することができ、同じ種類のフィルタを用いて
ダイプレクサを構成することができる。請求項4に記載
の発明は、請求項1,2または3に記載のマイクロ波ダ
イプレクサにおいて、前記第1の線路の前記各パラレル
ライン導体部分の相互間隔をL a1 とし、一方の前記パラ
レルライン導体部分の始点位置から前記短絡導体を経て
他方の前記パラレルライン導体部分の始点位置までの長
さをL b1 とし、前記第2の線路の前記第2のフィルタの
使用周波数帯域の中心周波数における自由空間波長をλ
02 としたとき、L b1 の長さを L b1 ≧L a1 +(λ 02 /4) にし、 前記第2の線路の前記各パラレルライン導体部分
の相互間隔をL a2 とし、一方の前記パラレルライン導体
部分の始点位置から前記短絡導体を経て他方の前記パラ
レルライン導体部分の始点位置までの長さをL b2 とし、
前記第1の線路の前記第1のフィルタの使用周波数帯域
の中心周波数における自由空間波長をλ 01 としたとき、
L b2 の長さを L b2 ≧L a2 +(λ 01 /4) にすることを特徴とする。 このようなL b1 ,L b2 の長さ
を確保すると、第1の線路と第2の線路でのライン長の
設定をそれぞれ容易に行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るマイクロ波
ライン長可変器における実施の形態の一例を示したもの
である。
ライン長可変器における実施の形態の一例を示したもの
である。
【0015】このマイクロ波ライン長可変器14は、図
示しないアース導体の面に対して所定間隔で平行に設け
られているライン導体15がその長手方向の途中で分割
して一方のライン導体部15Aと他方のライン導体部1
5Bとが形成され、これらライン導体部15A,15B
の各分割端部がそれぞれ同じ側に曲げられて互いに平行
でアース導体にも平行なパラレルライン導体部分15A
p,15Bpが位相調整可能な長さでそれぞれ構成さ
れ、各パラレルライン導体部分15Ap,15Bpには
これらパラレルライン導体部分15Ap,15Bpの相
互間をこれらパラレルライン導体部分15Ap,15B
pの長手方向の所要の位置で短絡接続する短絡導体16
が設けられた構造になっている。このマイクロ波ライン
長可変器14は、導体がマイクロストリップ構造で形成
しても、導体がトリプレート構造で形成してもいずれで
もよい。また、ライン導体とアース導体との間には、誘
電体が入っていても、入っていなくてもいずれでもよ
い。
示しないアース導体の面に対して所定間隔で平行に設け
られているライン導体15がその長手方向の途中で分割
して一方のライン導体部15Aと他方のライン導体部1
5Bとが形成され、これらライン導体部15A,15B
の各分割端部がそれぞれ同じ側に曲げられて互いに平行
でアース導体にも平行なパラレルライン導体部分15A
p,15Bpが位相調整可能な長さでそれぞれ構成さ
れ、各パラレルライン導体部分15Ap,15Bpには
これらパラレルライン導体部分15Ap,15Bpの相
互間をこれらパラレルライン導体部分15Ap,15B
pの長手方向の所要の位置で短絡接続する短絡導体16
が設けられた構造になっている。このマイクロ波ライン
長可変器14は、導体がマイクロストリップ構造で形成
しても、導体がトリプレート構造で形成してもいずれで
もよい。また、ライン導体とアース導体との間には、誘
電体が入っていても、入っていなくてもいずれでもよ
い。
【0016】なお、ライン導体15と短絡導体16とは
図示のような偏平型でなく、丸型等であってもよい。
図示のような偏平型でなく、丸型等であってもよい。
【0017】このようなマイクロ波ライン長可変器14
によれば、対になった所要長さのパラレルライン導体部
分15Ap,15Bpの長手方向の所要の位置で短絡導
体16で短絡接続する構造なので、所要長さのパラレル
ライン導体部分15Ap,15Bp上での短絡導体16
による短絡位置を適宜選ぶことにより、所要のライン長
を容易に設定することができる。パラレルライン導体部
分15Ap,15Bp上での短絡導体16の短絡位置が
決まったら、該短絡導体16の両端はパラレルライン導
体部分15Ap,15Bpにボンデングや半田付け等で
固定する。
によれば、対になった所要長さのパラレルライン導体部
分15Ap,15Bpの長手方向の所要の位置で短絡導
体16で短絡接続する構造なので、所要長さのパラレル
ライン導体部分15Ap,15Bp上での短絡導体16
による短絡位置を適宜選ぶことにより、所要のライン長
を容易に設定することができる。パラレルライン導体部
分15Ap,15Bp上での短絡導体16の短絡位置が
決まったら、該短絡導体16の両端はパラレルライン導
体部分15Ap,15Bpにボンデングや半田付け等で
固定する。
【0018】図2は、本発明に係るマイクロ波ダイプレ
クサにおける実施の形態の第1例を示したものである。
クサにおける実施の形態の第1例を示したものである。
【0019】このマイクロ波ダイプレクサ17は、共通
入出力端18aと第1,第2の分岐入出力端18b,1
8cとを有する2分岐器18を備え、この2分岐器18
は直方体等よりなる金属製のケースよりなるアース導体
19内に形成されている。この2分岐器18は、共通入
出力端18aに一端が接続されていてアース導体19の
面19aに対して所定間隔で平行する向きのメインライ
ン導体20と、第1,第2の分岐入出力端18b,18
cに対応する側の一端が接続されると共に各他端がメイ
ンライン導体20の他端である分岐端21に共通に接続
されていてアース導体19の面19aに対して所定間隔
で平行する向きの第1,第2の分岐ライン導体22,2
3とを備え、第1,第2の分岐ライン導体22,23の
途中にそれぞれマイクロ波ライン長可変器14A,14
Bがそれぞれ設けられている。
入出力端18aと第1,第2の分岐入出力端18b,1
8cとを有する2分岐器18を備え、この2分岐器18
は直方体等よりなる金属製のケースよりなるアース導体
19内に形成されている。この2分岐器18は、共通入
出力端18aに一端が接続されていてアース導体19の
面19aに対して所定間隔で平行する向きのメインライ
ン導体20と、第1,第2の分岐入出力端18b,18
cに対応する側の一端が接続されると共に各他端がメイ
ンライン導体20の他端である分岐端21に共通に接続
されていてアース導体19の面19aに対して所定間隔
で平行する向きの第1,第2の分岐ライン導体22,2
3とを備え、第1,第2の分岐ライン導体22,23の
途中にそれぞれマイクロ波ライン長可変器14A,14
Bがそれぞれ設けられている。
【0020】第1の分岐ライン導体22の途中に設けら
れているマイクロ波ライン長可変器14Aは、該マイク
ロ波ライン長可変器14Aを設ける第1の分岐ライン導
体22がその長手方向の途中で分割して一方のライン導
体部22Aと他方のライン導体部22Bとが形成され、
これらライン導体部22A,22Bの分割端部がそれぞ
れ同じ側に曲げられて互いに平行でアース導体19の面
19aにも平行なパラレルライン導体部分22Ap,2
2Bpが位相調整可能な長さでそれぞれ構成され、各パ
ラレルライン導体部分22Ap,22Bpにはこれらパ
ラレルライン導体部分22Ap,22Bpの相互間をこ
れらパラレルライン導体部分22Ap,22Bpの長手
方向の所要の位置で短絡接続する短絡導体24が設けら
れて形成されている。
れているマイクロ波ライン長可変器14Aは、該マイク
ロ波ライン長可変器14Aを設ける第1の分岐ライン導
体22がその長手方向の途中で分割して一方のライン導
体部22Aと他方のライン導体部22Bとが形成され、
これらライン導体部22A,22Bの分割端部がそれぞ
れ同じ側に曲げられて互いに平行でアース導体19の面
19aにも平行なパラレルライン導体部分22Ap,2
2Bpが位相調整可能な長さでそれぞれ構成され、各パ
ラレルライン導体部分22Ap,22Bpにはこれらパ
ラレルライン導体部分22Ap,22Bpの相互間をこ
れらパラレルライン導体部分22Ap,22Bpの長手
方向の所要の位置で短絡接続する短絡導体24が設けら
れて形成されている。
【0021】第2の分岐ライン導体23の途中に設けら
れているマイクロ波ライン長可変器14Bは、該マイク
ロ波ライン長可変器14Bを設ける第2の分岐ライン導
体23がその長手方向の途中で分割して一方のライン導
体部23Aと他方のライン導体部23Bとが形成され、
これらライン導体部23A,23Bの分割端部がそれぞ
れ同じ側に曲げられて互いに平行でアース導体19の面
19aにも平行なパラレルライン導体部分23Ap,2
3Bpが位相調整可能な長さでそれぞれ構成され、各パ
ラレルライン導体部分23Ap,23Bpにはこれらパ
ラレルライン導体部分23Ap,23Bpの相互間をこ
れらパラレルライン導体部分23Ap,23Bpの長手
方向の所要の位置で短絡接続する短絡導体25が設けら
れて形成されている。
れているマイクロ波ライン長可変器14Bは、該マイク
ロ波ライン長可変器14Bを設ける第2の分岐ライン導
体23がその長手方向の途中で分割して一方のライン導
体部23Aと他方のライン導体部23Bとが形成され、
これらライン導体部23A,23Bの分割端部がそれぞ
れ同じ側に曲げられて互いに平行でアース導体19の面
19aにも平行なパラレルライン導体部分23Ap,2
3Bpが位相調整可能な長さでそれぞれ構成され、各パ
ラレルライン導体部分23Ap,23Bpにはこれらパ
ラレルライン導体部分23Ap,23Bpの相互間をこ
れらパラレルライン導体部分23Ap,23Bpの長手
方向の所要の位置で短絡接続する短絡導体25が設けら
れて形成されている。
【0022】2分岐器18の第1の分岐入出力端18b
には、トランスジューサ4とローパスフィルタ(LP
F)5とトランスジューサ6とが従続接続されて第1の
線路26が形成され、その末端のトランスジューサ6に
は第1の分岐入出力端10が設けられている。
には、トランスジューサ4とローパスフィルタ(LP
F)5とトランスジューサ6とが従続接続されて第1の
線路26が形成され、その末端のトランスジューサ6に
は第1の分岐入出力端10が設けられている。
【0023】2分岐器18の第2の分岐入出力端18c
には、トランスジューサ7とハイパスフィルタ(HP
F)8とトランスジューサ9とが従続接続されて第2の
線路27が形成され、その末端のトランスジューサ9に
は第2の分岐入出力端11が設けられている。
には、トランスジューサ7とハイパスフィルタ(HP
F)8とトランスジューサ9とが従続接続されて第2の
線路27が形成され、その末端のトランスジューサ9に
は第2の分岐入出力端11が設けられている。
【0024】なお、各導体は図示のような偏平型でな
く、丸型等であってもよい。
く、丸型等であってもよい。
【0025】このようなマイクロ波ダイプレクサでは、
第1の線路26の各パラレルライン導体部分22Ap,
22Bpの相互間隔をLa1とし、一方のパラレルライン
導体部分22Apの始点位置から短絡導体24を経て他
方のパラレルライン導体部分22Bpの始点位置までの
長さをLb1とし、第2の線路27の第2のフィルタであ
るハイパスフィルタ(HPF)8の使用周波数帯域の中
心周波数における自由空間波長をλ02としたとき、Lb1
の長さを Lb1≧La1+(λ02/4) (1) とする。
第1の線路26の各パラレルライン導体部分22Ap,
22Bpの相互間隔をLa1とし、一方のパラレルライン
導体部分22Apの始点位置から短絡導体24を経て他
方のパラレルライン導体部分22Bpの始点位置までの
長さをLb1とし、第2の線路27の第2のフィルタであ
るハイパスフィルタ(HPF)8の使用周波数帯域の中
心周波数における自由空間波長をλ02としたとき、Lb1
の長さを Lb1≧La1+(λ02/4) (1) とする。
【0026】また、第2の線路27の各パラレルライン
導体部分23Ap,23Bpの相互間隔をLa2とし、一
方のパラレルライン導体部分23Apの始点位置から短
絡導体25を経て他方のパラレルライン導体部分23B
pの始点位置までの長さをLb2とし、第1の線路26の
第1のフィルタであるローパスフィルタ(LPF)5の
使用周波数帯域の中心周波数における自由空間波長をλ
01としたとき、Lb2の長さを Lb2≧La2+(λ01/4) (2) にする。
導体部分23Ap,23Bpの相互間隔をLa2とし、一
方のパラレルライン導体部分23Apの始点位置から短
絡導体25を経て他方のパラレルライン導体部分23B
pの始点位置までの長さをLb2とし、第1の線路26の
第1のフィルタであるローパスフィルタ(LPF)5の
使用周波数帯域の中心周波数における自由空間波長をλ
01としたとき、Lb2の長さを Lb2≧La2+(λ01/4) (2) にする。
【0027】このようなマイクロ波ダイプレクサにおい
ても、ローパスフィルタ5の使用周波数帯域の中心周波
数をf1 とし、ハイパスフィルタ8の使用周波数帯域の
中心周波数をf2 とし、2分岐器18の分岐中心点21
からローパスフィルタ5の使用周波数帯域の中心周波数
f1 でみたハイパスフィルタ8側の短絡位置12までの
距離をL1 、2分岐器18の分岐中心点21からハイパ
スフィルタ8の使用周波数帯域の中心周波数f2 でみた
ローパスフィルタ5側の短絡位置13までの距離をL2
としたとき、L1 はローパスフィルタ5の使用周波数帯
域の中心周波数f1 の自由空間波長の(2n−1)/4
倍、L2 はハイパスフィルタ8の使用周波数帯域の中心
周波数をf2 の自由空間波長の(2n−1)/4倍(こ
こで、nはいずれも1,2…の自然数)となるように、
つまり周波数f1 にて分岐中心点21からハイパスフィ
ルタ8側を見たとき線路が開放となるように、また周波
数f2 にて分岐中心点21からローパスフィルタ5側を
見たとき線路が開放となるようにL1 ,L2 を選定し、
換言すれば周波数f1 の波が総てローパスフィルタ5側
へ、周波数f2 の波が総てハイパスフィルタ8側へ行く
ように最適位相長を決定し、VSWRがよくなるように
(低くなるように)する。この際のライン長の調整を、
前述したようにしてマイクロ波ライン長可変器14A,
14Bで行う。
ても、ローパスフィルタ5の使用周波数帯域の中心周波
数をf1 とし、ハイパスフィルタ8の使用周波数帯域の
中心周波数をf2 とし、2分岐器18の分岐中心点21
からローパスフィルタ5の使用周波数帯域の中心周波数
f1 でみたハイパスフィルタ8側の短絡位置12までの
距離をL1 、2分岐器18の分岐中心点21からハイパ
スフィルタ8の使用周波数帯域の中心周波数f2 でみた
ローパスフィルタ5側の短絡位置13までの距離をL2
としたとき、L1 はローパスフィルタ5の使用周波数帯
域の中心周波数f1 の自由空間波長の(2n−1)/4
倍、L2 はハイパスフィルタ8の使用周波数帯域の中心
周波数をf2 の自由空間波長の(2n−1)/4倍(こ
こで、nはいずれも1,2…の自然数)となるように、
つまり周波数f1 にて分岐中心点21からハイパスフィ
ルタ8側を見たとき線路が開放となるように、また周波
数f2 にて分岐中心点21からローパスフィルタ5側を
見たとき線路が開放となるようにL1 ,L2 を選定し、
換言すれば周波数f1 の波が総てローパスフィルタ5側
へ、周波数f2 の波が総てハイパスフィルタ8側へ行く
ように最適位相長を決定し、VSWRがよくなるように
(低くなるように)する。この際のライン長の調整を、
前述したようにしてマイクロ波ライン長可変器14A,
14Bで行う。
【0028】パラレルライン導体部分22Ap,22B
pやパラレルライン導体部分23Ap,23Bp上で短
絡導体24,25の短絡位置が決まったら、該短絡導体
24,25の両端は対応するパラレルライン導体部分2
2Ap,22Bpやパラレルライン導体部分23Ap,
23Bpにボンデングや半田付け等で固定する。
pやパラレルライン導体部分23Ap,23Bp上で短
絡導体24,25の短絡位置が決まったら、該短絡導体
24,25の両端は対応するパラレルライン導体部分2
2Ap,22Bpやパラレルライン導体部分23Ap,
23Bpにボンデングや半田付け等で固定する。
【0029】このようなマイクロ波ライン長可変器14
A,14Bを用いると、対になった所要長さのパラレル
ライン導体部分22Ap,22Bpやパラレルライン導
体部分23Ap,23Bpの長手方向の所要の位置で短
絡導体24,25で短絡接続することにより、所要のラ
イン長を容易に設定することができる。また、このマイ
クロ波ダイプレクサでは、フィルタとしてバンドパスフ
ィルタを使用してもよいが、2つの使用周波数帯域の中
心周波数の間隔が約1.35倍以上離れている場合には、ロ
ーパスフィルタ5とハイパスフィルタ8とを使用するこ
とにより支障なく使用することができる。また、Lb1,
Lb2を数式(1)(2)の長さに設定しておけば、L1
とL2 の最適位相長の設定をそれぞれ容易に行うことが
できる。
A,14Bを用いると、対になった所要長さのパラレル
ライン導体部分22Ap,22Bpやパラレルライン導
体部分23Ap,23Bpの長手方向の所要の位置で短
絡導体24,25で短絡接続することにより、所要のラ
イン長を容易に設定することができる。また、このマイ
クロ波ダイプレクサでは、フィルタとしてバンドパスフ
ィルタを使用してもよいが、2つの使用周波数帯域の中
心周波数の間隔が約1.35倍以上離れている場合には、ロ
ーパスフィルタ5とハイパスフィルタ8とを使用するこ
とにより支障なく使用することができる。また、Lb1,
Lb2を数式(1)(2)の長さに設定しておけば、L1
とL2 の最適位相長の設定をそれぞれ容易に行うことが
できる。
【0030】なお、この図2に示すマイクロ波ダイプレ
クサの減衰量特性及びUSWR特性は、前述した図6と
同様である。
クサの減衰量特性及びUSWR特性は、前述した図6と
同様である。
【0031】図3は、本発明に係るマイクロ波ダイプレ
クサにおける実施の形態の第2例を示したものである。
クサにおける実施の形態の第2例を示したものである。
【0032】このマイクロ波ダイプレクサ17において
は、共通入出力端18a1と第1,第2の分岐入出力端1
8b1,18c1とを有する第1の2分岐器181 と、共通
入出力端18a2と第1,第2の分岐入出力端18b2,1
8c2とを有する第2の2分岐器182 とを備えている。
は、共通入出力端18a1と第1,第2の分岐入出力端1
8b1,18c1とを有する第1の2分岐器181 と、共通
入出力端18a2と第1,第2の分岐入出力端18b2,1
8c2とを有する第2の2分岐器182 とを備えている。
【0033】この第1の2分岐器181 は、直方体等の
金属製のケースよりなるアース導体191 内に形成され
ている。この第1の2分岐器181 は、共通入出力端1
8a1に一端が接続されていてアース導体191 の面19
a1に対して所定間隔で平行する向きのメインライン導体
201 と、第1,第2の分岐入出力端18b1,18c1に
対応する側の一端が接続されると共に各他端がメインラ
イン導体201 の他端である分岐中心点211 に共通に
接続されていてアース導体191 の面19a1に対して所
定間隔で平行する向きの第1,第2の分岐ライン導体2
21 ,231 とを備え、第1,第2の分岐ライン導体2
21 ,231 の途中にそれぞれマイクロ波ライン長可変
器14A1 ,14B1 がそれぞれ設けられている。
金属製のケースよりなるアース導体191 内に形成され
ている。この第1の2分岐器181 は、共通入出力端1
8a1に一端が接続されていてアース導体191 の面19
a1に対して所定間隔で平行する向きのメインライン導体
201 と、第1,第2の分岐入出力端18b1,18c1に
対応する側の一端が接続されると共に各他端がメインラ
イン導体201 の他端である分岐中心点211 に共通に
接続されていてアース導体191 の面19a1に対して所
定間隔で平行する向きの第1,第2の分岐ライン導体2
21 ,231 とを備え、第1,第2の分岐ライン導体2
21 ,231 の途中にそれぞれマイクロ波ライン長可変
器14A1 ,14B1 がそれぞれ設けられている。
【0034】第1の分岐ライン導体221 の途中に設け
られているマイクロ波ライン長可変器14A1 は、該マ
イクロ波ライン長可変器14A1 を設ける第1の分岐ラ
イン導体221 がその長手方向の途中で分割して一方の
ライン導体部22A1 と他方のライン導体部22B1 と
が形成され、これらライン導体部22A1 ,22B1の
分割端部がそれぞれ同じ側に曲げられて互いに平行でア
ース導体191 の面19a1にも平行なパラレルライン導
体部分22Ap1,22Bp1が位相調整可能な長さでそれ
ぞれ構成され、各パラレルライン導体部分22Ap1,2
2Bp1にはこれらパラレルライン導体部分22Ap1,2
2Bp1の相互間をこれらパラレルライン導体部分22A
p1,22Bp1の長手方向の所要の位置で短絡接続する短
絡導体241 が設けられて形成されている。
られているマイクロ波ライン長可変器14A1 は、該マ
イクロ波ライン長可変器14A1 を設ける第1の分岐ラ
イン導体221 がその長手方向の途中で分割して一方の
ライン導体部22A1 と他方のライン導体部22B1 と
が形成され、これらライン導体部22A1 ,22B1の
分割端部がそれぞれ同じ側に曲げられて互いに平行でア
ース導体191 の面19a1にも平行なパラレルライン導
体部分22Ap1,22Bp1が位相調整可能な長さでそれ
ぞれ構成され、各パラレルライン導体部分22Ap1,2
2Bp1にはこれらパラレルライン導体部分22Ap1,2
2Bp1の相互間をこれらパラレルライン導体部分22A
p1,22Bp1の長手方向の所要の位置で短絡接続する短
絡導体241 が設けられて形成されている。
【0035】第2の分岐ライン導体231 の途中に設け
られているマイクロ波ライン長可変器14B1 は、該マ
イクロ波ライン長可変器14B1 を設ける第2の分岐ラ
イン導体231 がその長手方向の途中で分割して一方の
ライン導体部23A1 と他方のライン導体部23B1 と
が形成され、これらライン導体部23A1 ,23B1の
分割端部がそれぞれ同じ側に曲げられて互いに平行でア
ース導体191 の面19a1にも平行なパラレルライン導
体部分23Ap1,23Bp1が位相調整可能な長さでそれ
ぞれ構成され、各パラレルライン導体部分23Ap1,2
3Bp1にはこれらパラレルライン導体部分23Ap1,2
3Bp1の相互間をこれらパラレルライン導体部分23A
p1,23Bp1の長手方向の所要の位置で短絡接続する短
絡導体251 が設けられて形成されている。
られているマイクロ波ライン長可変器14B1 は、該マ
イクロ波ライン長可変器14B1 を設ける第2の分岐ラ
イン導体231 がその長手方向の途中で分割して一方の
ライン導体部23A1 と他方のライン導体部23B1 と
が形成され、これらライン導体部23A1 ,23B1の
分割端部がそれぞれ同じ側に曲げられて互いに平行でア
ース導体191 の面19a1にも平行なパラレルライン導
体部分23Ap1,23Bp1が位相調整可能な長さでそれ
ぞれ構成され、各パラレルライン導体部分23Ap1,2
3Bp1にはこれらパラレルライン導体部分23Ap1,2
3Bp1の相互間をこれらパラレルライン導体部分23A
p1,23Bp1の長手方向の所要の位置で短絡接続する短
絡導体251 が設けられて形成されている。
【0036】第2の2分岐器182 は、直方体等の金属
製のケースよりなるアース導体192 内に形成されてい
る。この第2の2分岐器182 は、共通入出力端18a2
に一端が接続されていてアース導体192 の面19a2に
対して所定間隔で平行する向きのメインライン導体20
2 と、第1,第2の分岐入出力端18b2,18c2に対応
する側の一端が接続されると共に各他端がメインライン
導体202 の他端である分岐中心点212 に共通に接続
されていてアース導体192 の面19a2に対して所定間
隔で平行する向きの第1,第2の分岐ライン導体22
2 ,232 とを備え、第1,第2の分岐ライン導体22
2 ,232 の途中にそれぞれマイクロ波ライン長可変器
14A2 ,14B2 がそれぞれ設けられている。
製のケースよりなるアース導体192 内に形成されてい
る。この第2の2分岐器182 は、共通入出力端18a2
に一端が接続されていてアース導体192 の面19a2に
対して所定間隔で平行する向きのメインライン導体20
2 と、第1,第2の分岐入出力端18b2,18c2に対応
する側の一端が接続されると共に各他端がメインライン
導体202 の他端である分岐中心点212 に共通に接続
されていてアース導体192 の面19a2に対して所定間
隔で平行する向きの第1,第2の分岐ライン導体22
2 ,232 とを備え、第1,第2の分岐ライン導体22
2 ,232 の途中にそれぞれマイクロ波ライン長可変器
14A2 ,14B2 がそれぞれ設けられている。
【0037】第1の分岐ライン導体222 の途中に設け
られているマイクロ波ライン長可変器14A2 は、該マ
イクロ波ライン長可変器14A2 を設ける第1の分岐ラ
イン導体222 がその長手方向の途中で分割して一方の
ライン導体部22A2 と他方のライン導体部22B2 と
が形成され、これらライン導体部22A2 ,22B2の
分割端部がそれぞれ同じ側に曲げられて互いに平行でア
ース導体192 の面19a2にも平行なパラレルライン導
体部分22Ap2,22Bp2が位相調整可能な長さでそれ
ぞれ構成され、各パラレルライン導体部分22Ap2,2
2Bp2にはこれらパラレルライン導体部分22Ap2,2
2Bp2の相互間をこれらパラレルライン導体部分22A
p2,22Bp2の長手方向の所要の位置で短絡接続する短
絡導体242 が設けられて形成されている。
られているマイクロ波ライン長可変器14A2 は、該マ
イクロ波ライン長可変器14A2 を設ける第1の分岐ラ
イン導体222 がその長手方向の途中で分割して一方の
ライン導体部22A2 と他方のライン導体部22B2 と
が形成され、これらライン導体部22A2 ,22B2の
分割端部がそれぞれ同じ側に曲げられて互いに平行でア
ース導体192 の面19a2にも平行なパラレルライン導
体部分22Ap2,22Bp2が位相調整可能な長さでそれ
ぞれ構成され、各パラレルライン導体部分22Ap2,2
2Bp2にはこれらパラレルライン導体部分22Ap2,2
2Bp2の相互間をこれらパラレルライン導体部分22A
p2,22Bp2の長手方向の所要の位置で短絡接続する短
絡導体242 が設けられて形成されている。
【0038】第2の2分岐器182 の第2の分岐ライン
導体232 の途中に設けられているマイクロ波ライン長
可変器14B2 は、該マイクロ波ライン長可変器14B
2 を設ける第2の分岐ライン導体232 がその長手方向
の途中で分割して一方のライン導体部23A2 と他方の
ライン導体部23B2 とが形成され、これらライン導体
部23A2 ,23B2 の分割端部がそれぞれ同じ側に曲
げられて互いに平行でアース導体192 の面19a2にも
平行なパラレルライン導体部分23Ap2,23Bp2が位
相調整可能な長さでそれぞれ構成され、各パラレルライ
ン導体部分23Ap2,23Bp2にはこれらパラレルライ
ン導体部分23Ap2,23Bp2の相互間をこれらパラレ
ルライン導体部分23Ap2,23Bp2の長手方向の所要
の位置で短絡接続する短絡導体252 が設けられて形成
されている。
導体232 の途中に設けられているマイクロ波ライン長
可変器14B2 は、該マイクロ波ライン長可変器14B
2 を設ける第2の分岐ライン導体232 がその長手方向
の途中で分割して一方のライン導体部23A2 と他方の
ライン導体部23B2 とが形成され、これらライン導体
部23A2 ,23B2 の分割端部がそれぞれ同じ側に曲
げられて互いに平行でアース導体192 の面19a2にも
平行なパラレルライン導体部分23Ap2,23Bp2が位
相調整可能な長さでそれぞれ構成され、各パラレルライ
ン導体部分23Ap2,23Bp2にはこれらパラレルライ
ン導体部分23Ap2,23Bp2の相互間をこれらパラレ
ルライン導体部分23Ap2,23Bp2の長手方向の所要
の位置で短絡接続する短絡導体252 が設けられて形成
されている。
【0039】これら第1,第2の2分岐器181 ,18
2 は、相互の第1の分岐入出力端18b1,18b2間をト
ランスジューサ41 と一方の第1のフィルタ51 と第1
のサーキュレータ28と他方の第1のフィルタ52 とト
ランスジューサ42 で従続接続して第1の線路26が構
成されると共に相互の第2の分岐入出力端18c1,18
c2間をトランスジューサ71 と一方の第2のフィルタ8
1 と第2のサーキュレータ29と他方の第2のフィルタ
82 とトランスジューサ72 で従続接続して第2の線路
27が構成されている。第1の線路26の第1のフィル
タ51 ,52 と第2の線路27の第2のフィルタ81 ,
82 は使用周波数帯域の中心周波数を違えて構成されて
いる。第1のサーキュレータ28にはトランスジューサ
30を介して分岐端子31が設けられ、第2のサーキュ
レータ29にはトランスジューサ32を介して分岐端子
33が設けられている。
2 は、相互の第1の分岐入出力端18b1,18b2間をト
ランスジューサ41 と一方の第1のフィルタ51 と第1
のサーキュレータ28と他方の第1のフィルタ52 とト
ランスジューサ42 で従続接続して第1の線路26が構
成されると共に相互の第2の分岐入出力端18c1,18
c2間をトランスジューサ71 と一方の第2のフィルタ8
1 と第2のサーキュレータ29と他方の第2のフィルタ
82 とトランスジューサ72 で従続接続して第2の線路
27が構成されている。第1の線路26の第1のフィル
タ51 ,52 と第2の線路27の第2のフィルタ81 ,
82 は使用周波数帯域の中心周波数を違えて構成されて
いる。第1のサーキュレータ28にはトランスジューサ
30を介して分岐端子31が設けられ、第2のサーキュ
レータ29にはトランスジューサ32を介して分岐端子
33が設けられている。
【0040】なお、各導体は図示のような偏平型でな
く、丸型等であってもよい。
く、丸型等であってもよい。
【0041】このようなマイクロ波ダイプレクサ17に
よれば、各側の2分岐器181 ,182 の第1の分岐ラ
イン導体221 ,222 にそれぞれマイクロ波ライン長
可変器14A1 ,14A2 を設け、第2の分岐ライン導
体231 ,232 にそれぞれマイクロ波ライン長可変器
14B1 ,14B2 を設け、これらマイクロ波ライン長
可変器14A1 ,14A2 ,14B1 ,14B2 の対に
なった所要長さのパラレルライン導体部分22Ap1,2
2Bp1,22Ap2,22Bp2,23Ap1,23Bp1,2
3Ap2,23Bp2の長手方向の所要の位置で短絡導体2
41 ,242 ,251 ,252 で短絡接続して所要のラ
イン長を設定するので、ライン長が異なる第1,第2の
分岐ライン導体221 ,222 ,231 ,232 におけ
る所要のライン長の設定を容易に行うことができる。パ
ラレルライン導体部分22Ap1,22Bp1と22Ap2,
22Bp2と23Ap1,23Bp1と23Ap2,23Bp2の
間隔はライン幅分程度あけ、短絡導体241 ,242 ,
251 ,252 の位置の設定は、数式(1)(2)の条
件を満たすようにすれば、L1 ,L2 の最適位相長を決
めるのに十分な長さの確保ができる。
よれば、各側の2分岐器181 ,182 の第1の分岐ラ
イン導体221 ,222 にそれぞれマイクロ波ライン長
可変器14A1 ,14A2 を設け、第2の分岐ライン導
体231 ,232 にそれぞれマイクロ波ライン長可変器
14B1 ,14B2 を設け、これらマイクロ波ライン長
可変器14A1 ,14A2 ,14B1 ,14B2 の対に
なった所要長さのパラレルライン導体部分22Ap1,2
2Bp1,22Ap2,22Bp2,23Ap1,23Bp1,2
3Ap2,23Bp2の長手方向の所要の位置で短絡導体2
41 ,242 ,251 ,252 で短絡接続して所要のラ
イン長を設定するので、ライン長が異なる第1,第2の
分岐ライン導体221 ,222 ,231 ,232 におけ
る所要のライン長の設定を容易に行うことができる。パ
ラレルライン導体部分22Ap1,22Bp1と22Ap2,
22Bp2と23Ap1,23Bp1と23Ap2,23Bp2の
間隔はライン幅分程度あけ、短絡導体241 ,242 ,
251 ,252 の位置の設定は、数式(1)(2)の条
件を満たすようにすれば、L1 ,L2 の最適位相長を決
めるのに十分な長さの確保ができる。
【0042】また、このマイクロ波ダイプレクサ17で
は、フィルタとしてバンドパスフィルタを使用してもよ
いが、2つの使用周波数帯域の中心周波数の間隔が約1.
35倍以上離れている場合には、ローパスフィルタ51 ,
52 とハイパスフィルタ81,82 とを使用することに
より支障なくレーダシステムを使用することができる。
は、フィルタとしてバンドパスフィルタを使用してもよ
いが、2つの使用周波数帯域の中心周波数の間隔が約1.
35倍以上離れている場合には、ローパスフィルタ51 ,
52 とハイパスフィルタ81,82 とを使用することに
より支障なくレーダシステムを使用することができる。
【0043】従って、このような構造のマイクロ波ダイ
プレクサ17によれば、例えばレーダシステムに組込ん
で使用する場合には、2つの使用周波数帯域の中心周波
数の間隔が約1.35倍以上離れていても、2つの使用周波
数を切換えての異なる周波数の送受信を容易に行うこと
ができる。この場合には、使用周波数f1 またはf2の
送信波を共通入出力端18a1から入力し、使用周波数f
1 の送信波は第1の線路26を通し、使用周波数f2 の
送信波は第2の線路27を通し、共通入出力端18a2を
経てレーダアンテナから送信し、目標物体からの反射波
をレーダアンテナで受信し、使用周波数f1 の受信波は
第1の線路26を通って第1のサーキュレータ28によ
り分岐端子31から出力され、使用周波数f2 の受信波
は第2の線路27を通って第2のサーキュレータ29に
より分岐端子33から出力される。
プレクサ17によれば、例えばレーダシステムに組込ん
で使用する場合には、2つの使用周波数帯域の中心周波
数の間隔が約1.35倍以上離れていても、2つの使用周波
数を切換えての異なる周波数の送受信を容易に行うこと
ができる。この場合には、使用周波数f1 またはf2の
送信波を共通入出力端18a1から入力し、使用周波数f
1 の送信波は第1の線路26を通し、使用周波数f2 の
送信波は第2の線路27を通し、共通入出力端18a2を
経てレーダアンテナから送信し、目標物体からの反射波
をレーダアンテナで受信し、使用周波数f1 の受信波は
第1の線路26を通って第1のサーキュレータ28によ
り分岐端子31から出力され、使用周波数f2 の受信波
は第2の線路27を通って第2のサーキュレータ29に
より分岐端子33から出力される。
【0044】図4は本発明に係るマイクロ波多分岐回路
における実施の形態の一例を示したものである。
における実施の形態の一例を示したものである。
【0045】このマイクロ波多分岐回路は、直方体等の
金属製のケースよりなるアース導体35の面35aに対
して所定間隔で平行する向きでメインライン導体36が
配置され、該メインライン導体36の分岐中心点37に
複数(本例では、4つ)の分岐ライン導体381 ,38
2 ,383 ,384 の各一端が接続されると共にこれら
分岐ライン導体381 ,382 ,383 ,384 はア
ース導体35の面35aに対して所定間隔で平行する向
きで配置されている。各分岐ライン導体381,38
2 ,383 ,384 の途中にはマイクロ波ライン長可変
器141 ,142,143 ,144 がそれぞれ設けられ
ている。これらマイクロ波ライン長可変器141 ,14
2 ,143 ,144 は、それぞれ前述した図1に示すも
のと同様な構造になっている。ケースよりなるアース導
体35の外で各分岐ライン導体381 ,382 ,38
3 ,384 の端部には、それぞれ各分岐ライン導体38
1 ,382 ,383 ,384 に分波する周波数の信号を
通すフィルタ391 ,392 ,393 ,394 が接続さ
れている。ケースよりなるアース導体35の外でメイン
ライン導体36には共通入出力端40が設けられ、また
各フィルタ391 ,392 ,393 ,394 には分岐入
出力端411 ,412 ,413 ,414 が設けられてい
る。
金属製のケースよりなるアース導体35の面35aに対
して所定間隔で平行する向きでメインライン導体36が
配置され、該メインライン導体36の分岐中心点37に
複数(本例では、4つ)の分岐ライン導体381 ,38
2 ,383 ,384 の各一端が接続されると共にこれら
分岐ライン導体381 ,382 ,383 ,384 はア
ース導体35の面35aに対して所定間隔で平行する向
きで配置されている。各分岐ライン導体381,38
2 ,383 ,384 の途中にはマイクロ波ライン長可変
器141 ,142,143 ,144 がそれぞれ設けられ
ている。これらマイクロ波ライン長可変器141 ,14
2 ,143 ,144 は、それぞれ前述した図1に示すも
のと同様な構造になっている。ケースよりなるアース導
体35の外で各分岐ライン導体381 ,382 ,38
3 ,384 の端部には、それぞれ各分岐ライン導体38
1 ,382 ,383 ,384 に分波する周波数の信号を
通すフィルタ391 ,392 ,393 ,394 が接続さ
れている。ケースよりなるアース導体35の外でメイン
ライン導体36には共通入出力端40が設けられ、また
各フィルタ391 ,392 ,393 ,394 には分岐入
出力端411 ,412 ,413 ,414 が設けられてい
る。
【0046】このようなマイクロ波多分岐回路34によ
れば、メインライン導体36の分岐中心点37に接続さ
れている各分岐ライン導体381 ,382 ,383 ,3
84にそれぞれマイクロ波ライン長可変器141 ,142
,143 ,144 を設け、これらマイクロ波ライン長
可変器141 ,142 ,143 ,144 の対になった所
要長さのパラレルライン導体部分の長手方向の所要の位
置で短絡導体で短絡接続して所要のライン長を設定する
ので、ライン長が異なる各分岐ライン導体381 ,38
2 ,383 ,384 における所要のライン長を容易に設
定することができる。
れば、メインライン導体36の分岐中心点37に接続さ
れている各分岐ライン導体381 ,382 ,383 ,3
84にそれぞれマイクロ波ライン長可変器141 ,142
,143 ,144 を設け、これらマイクロ波ライン長
可変器141 ,142 ,143 ,144 の対になった所
要長さのパラレルライン導体部分の長手方向の所要の位
置で短絡導体で短絡接続して所要のライン長を設定する
ので、ライン長が異なる各分岐ライン導体381 ,38
2 ,383 ,384 における所要のライン長を容易に設
定することができる。
【0047】なお、各導体は偏平型,丸型等いずれでも
よい。
よい。
【0048】また、図2,図3に示す例では、第1の線
路にローパスフィルタを接続し、第2の線路にハイパス
フィルタを接続して、各線路を通す使用周波数の帯域の
中心周波数の間隔が約1.35倍以上離れていても使用でき
る例について説明したが、各線路を通す使用周波数帯域
の中心周波数の間隔が約1.35倍より近い場合には、第
1,第2の線路に接続するフィルタは使用周波数帯域の
中心周波数が違うバンドパスフィルタを共に使用するこ
とができる。バンドパスフィルタを使用する場合には、
このバンドパスフィルタは下面にアース導体の層を設け
た共通の絶縁基板の表面に1対の結合導体素子層とこれ
らの間に平行に複数の共振導体素子層とを設けてマイク
ロストリップラインにより構成することもできる。特
に、図4に示すフィルタ391 ,392 ,393 ,39
4 は、バンドパスフィルタが好ましい。このバンドパス
フィルタは、導波管タイプ,同軸タイプ,ストリップラ
インタイプ等のいずれでもよい。
路にローパスフィルタを接続し、第2の線路にハイパス
フィルタを接続して、各線路を通す使用周波数の帯域の
中心周波数の間隔が約1.35倍以上離れていても使用でき
る例について説明したが、各線路を通す使用周波数帯域
の中心周波数の間隔が約1.35倍より近い場合には、第
1,第2の線路に接続するフィルタは使用周波数帯域の
中心周波数が違うバンドパスフィルタを共に使用するこ
とができる。バンドパスフィルタを使用する場合には、
このバンドパスフィルタは下面にアース導体の層を設け
た共通の絶縁基板の表面に1対の結合導体素子層とこれ
らの間に平行に複数の共振導体素子層とを設けてマイク
ロストリップラインにより構成することもできる。特
に、図4に示すフィルタ391 ,392 ,393 ,39
4 は、バンドパスフィルタが好ましい。このバンドパス
フィルタは、導波管タイプ,同軸タイプ,ストリップラ
インタイプ等のいずれでもよい。
【0049】
【発明の効果】本発明に係るマイクロ波ダイプレクサ
は、各側の2分岐器の第1,第2の分岐 ライン導体にそ
れぞれマイクロ波ライン長可変器を設け、これらマイク
ロ波ライン長可変器の対になったパラレルライン導体部
分の長手方向の所要の位置で短絡導体で短絡接続して所
要のライン長を設定するので、ライン長が異なる第1,
第2の分岐ライン導体における所要のライン長の設定を
容易に行うことができる。従って、このような構造のマ
イクロ波ダイプレクサは、例えばレーダシステムの給電
系に組込んで使用する場合には、周波数を切換えての異
なる周波数の送受信を容易に行うことができる。
は、各側の2分岐器の第1,第2の分岐 ライン導体にそ
れぞれマイクロ波ライン長可変器を設け、これらマイク
ロ波ライン長可変器の対になったパラレルライン導体部
分の長手方向の所要の位置で短絡導体で短絡接続して所
要のライン長を設定するので、ライン長が異なる第1,
第2の分岐ライン導体における所要のライン長の設定を
容易に行うことができる。従って、このような構造のマ
イクロ波ダイプレクサは、例えばレーダシステムの給電
系に組込んで使用する場合には、周波数を切換えての異
なる周波数の送受信を容易に行うことができる。
【図1】本発明に係るマイクロ波ライン長可変器におけ
る実施の形態の一例を示す平面図である。
る実施の形態の一例を示す平面図である。
【図2】本発明に係るマイクロ波ダイプレクサにおける
実施の形態の第1例を示す一部横断平面図である。
実施の形態の第1例を示す一部横断平面図である。
【図3】本発明に係るマイクロ波ダイプレクサにおける
実施の形態の第2例を示す一部横断平面図である。
実施の形態の第2例を示す一部横断平面図である。
【図4】本発明に係るマイクロ波多分岐回路における実
施の形態の一例を示す横断面図である。
施の形態の一例を示す横断面図である。
【図5】従来のマイクロ波ダイプレクサの一例を示す平
面図である。
面図である。
【図6】図2及び図5に示すマイクロ波ダイプレクサの
減衰量特性及びVSWR特性図である。
減衰量特性及びVSWR特性図である。
1 2分岐器 1a 共通入出力端 1b,1c 第1,第2の分岐入出力端 2,3 第1,第2の同軸線路 4 トランスジューサ 5 ローパスフィルタ(LPF) 6 トランスジューサ 7 トランスジューサ 8 ハイパスフィルタ(HPF) 9 トランスジューサ 10 第1の分岐入出力端 11 第2の分岐入出力端 12,13 短絡位置 14,14A,14B マイクロ波ライン長可変器 141 ,142 ,143 ,144 マイクロ波ライン長
可変器 15 ライン導体 15A 一方のライン導体部 15B 他方のライン導体部 15Ap,15Bp パラレルライン導体部分 16 短絡導体 17 マイクロ波ダイプレクサ 18 2分岐器 18a 共通入出力端 18b,18c 第1,第2の分岐入出力端 181 第1の2分岐器 18a1 共通入出力端 18b1,18c1 第1の2分岐器の第1,第2の分岐入
出力端 182 第2の2分岐器 18a2 共通入出力端 18b2,18c2 第2の2分岐器の第1,第2の分岐入
出力端 19,191 アース導体 19a,19a1 面 20,201 メインライン導体 21,211 ,212 分岐端 22,221 ,222 第1の分岐ライン導体 22A,22A1 ,22A2 一方のライン導体部 22B,22B1 ,22B2 他方のライン導体部 22Ap,22Bp パラレルライン導体部分 22Ap1,22Bp1 パラレルライン導体部分 23 第2の分岐ライン導体 23A 一方のライン導体部 23B 他方のライン導体部 23Ap,23Bp パラレルライン導体部分 22Ap1,22Bp1 パラレルライン導体部分 24,241 ,242 短絡導体 25,251 ,252 短絡導体 26 第1の線路 27 第2の線路 28,29 第1,第2のサーキュレータ 30,32 トランスジューサ 31,33 分岐端子 34 マイクロ波多分岐回路 35 アース導体 35a アース導体面 36 メインライン導体 37 分岐中心点 381 ,382 ,383 ,384 分岐ライン導体 391 ,392 ,393 ,394 フィルタ 40 共通入出力端 411 ,412 ,413 ,414 分岐入出力端
可変器 15 ライン導体 15A 一方のライン導体部 15B 他方のライン導体部 15Ap,15Bp パラレルライン導体部分 16 短絡導体 17 マイクロ波ダイプレクサ 18 2分岐器 18a 共通入出力端 18b,18c 第1,第2の分岐入出力端 181 第1の2分岐器 18a1 共通入出力端 18b1,18c1 第1の2分岐器の第1,第2の分岐入
出力端 182 第2の2分岐器 18a2 共通入出力端 18b2,18c2 第2の2分岐器の第1,第2の分岐入
出力端 19,191 アース導体 19a,19a1 面 20,201 メインライン導体 21,211 ,212 分岐端 22,221 ,222 第1の分岐ライン導体 22A,22A1 ,22A2 一方のライン導体部 22B,22B1 ,22B2 他方のライン導体部 22Ap,22Bp パラレルライン導体部分 22Ap1,22Bp1 パラレルライン導体部分 23 第2の分岐ライン導体 23A 一方のライン導体部 23B 他方のライン導体部 23Ap,23Bp パラレルライン導体部分 22Ap1,22Bp1 パラレルライン導体部分 24,241 ,242 短絡導体 25,251 ,252 短絡導体 26 第1の線路 27 第2の線路 28,29 第1,第2のサーキュレータ 30,32 トランスジューサ 31,33 分岐端子 34 マイクロ波多分岐回路 35 アース導体 35a アース導体面 36 メインライン導体 37 分岐中心点 381 ,382 ,383 ,384 分岐ライン導体 391 ,392 ,393 ,394 フィルタ 40 共通入出力端 411 ,412 ,413 ,414 分岐入出力端
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−4305(JP,A) 特開 平7−273505(JP,A) 実開 平4−80109(JP,U) 実開 昭63−185301(JP,U) 実開 昭53−164739(JP,U) 特表 平10−505727(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01P 1/213 H01P 1/18 H01P 5/04 H01P 5/12 H01P 5/16
Claims (4)
- 【請求項1】 共通入出力端と第1,第2の分岐入出力
端とを有する第1の2分岐器と、共通入出力端と第1,
第2の分岐入出力端とを有する第2の2分岐器とを備
え、これら第1,第2の2分岐器は相互の第1の分岐入
出力端間を第1のフィルタと第1のサーキュレータと第
1のフィルタで従続接続して第1の線路が構成されると
共に相互の第2の分岐入出力端間を第2のフィルタと第
2のサーキュレータと第2のフィルタとで従続接続して
第2の線路が構成され、前記第1の線路の前記第1のフ
ィルタと前記第2の線路の前記第2のフィルタは使用周
波数帯域の中心周波数を違えて構成され、前記各サーキ
ュレータには分岐端子がそれぞれ設けられているマイク
ロ波ダイプレクサにおいて、 前記各2分岐器は、前記共通入出力端に一端が接続され
ていてアース導体の面に対して所定間隔で平行する向き
のメインライン導体と、前記第1,第2の分岐入出力端
に対応する側の一端が接続されると共に各他端が前記メ
インライン導体の他端である分岐端に共通に接続されて
いて前記アース導体の面に対して所定間隔で平行する向
きの第1,第2の分岐ライン導体とを備え、前記第1,
第2の分岐ライン導体の途中にはそれぞれマイクロ波ラ
イン長可変器がそれぞれ設けられ、 前記マイクロ波ライン長可変器は、該マイクロ波ライン
長可変器を設ける前記分岐ライン導体がその長手方向の
途中で分割して一方のライン導体部と他方のライン導体
部とが形成され、これらライン導体部の分割端部がそれ
ぞれ同じ側に曲げられて互いに平行で前記アース導体に
も平行なパラレルライン導体部分がそれぞれ構成され、
前記各パラレルライン導体部分にはこれらパラレルライ
ン導体部分の相互間をこれらパラレルライン導体部分の
長手方向の所要の位置で短絡接続する短絡導体が設けら
れて形成されていることを特徴とするマイクロ波ダイプ
レクサ。 - 【請求項2】 前記第1の線路の前記各第1のフィルタ
はそれぞれ使用周波数帯域の中心周波数が同じローパス
フィルタであり、前記第2の線路の前記各第2 のフィル
タはそれぞれ使用周波数帯域の中心周波数が同じで前記
第1の線路の前記各ローパスフィルタとは使用周波数帯
域の中心周波数が異なるハイパスフィルタであることを
特徴とする請求項1に記載のマイクロ波ダイプレクサ。 - 【請求項3】 前記第1の線路の前記各第1のフィルタ
はそれぞれ使用周波数帯域の中心周波数が同じバンドパ
スフィルタであり、前記第2の線路の前記各第2のフィ
ルタはそれぞれ使用周波数帯域の中心周波数が同じで前
記第1の線路の前記各バンドパスフィルタとは使用周波
数帯域の中心周波数が異なるバンドパスフィルタである
ことを特徴とする請求項1に記載のマイクロ波ダイプレ
クサ。 - 【請求項4】 前記第1の線路の前記各パラレルライン
導体部分の相互間隔をL a1 とし、一方の前記パラレルラ
イン導体部分の始点位置から前記短絡導体を経て他方の
前記パラレルライン導体部分の始点位置までの長さをL
b1 とし、前記第2の線路の前記第2のフィルタの使用周
波数帯域の中心周波数における自由空間波長をλ 02 とし
たとき、L b1 の長さを L b1 ≧L a1 +(λ 02 /4) にし、 前記第2の線路の前記各パラレルライン導体部分の相互
間隔をL a2 とし、一方の前記パラレルライン導体部分の
始点位置から前記短絡導体を経て他方の前記パラレルラ
イン導体部分の始点位置までの長さをL b2 とし、前記第
1の線路の前記第1のフィルタの使用周波数帯域の中心
周波数における自由空間波長をλ 01 としたとき、L b2 の
長さを L b2 ≧L a2 +(λ 01 /4) にすることを特徴とする請求項1,2または3に記載の
マイクロ波ダイプレクサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11046019A JP3051732B1 (ja) | 1999-02-24 | 1999-02-24 | マイクロ波ダイプレクサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11046019A JP3051732B1 (ja) | 1999-02-24 | 1999-02-24 | マイクロ波ダイプレクサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3051732B1 true JP3051732B1 (ja) | 2000-06-12 |
JP2000244208A JP2000244208A (ja) | 2000-09-08 |
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ID=12735349
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---|---|---|---|
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---|---|
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---|---|---|---|---|
JP5305809B2 (ja) | 2008-09-26 | 2013-10-02 | 京セラ株式会社 | 分波器ならびにそれを用いた無線通信モジュールおよび無線通信機器 |
KR102437243B1 (ko) * | 2021-05-27 | 2022-09-02 | 주식회사 이지스 | Pimd를 개선한 무선 통신 장비 |
-
1999
- 1999-02-24 JP JP11046019A patent/JP3051732B1/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2000244208A (ja) | 2000-09-08 |
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