JP3051625B2 - 熱風供給機構 - Google Patents

熱風供給機構

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JP3051625B2
JP3051625B2 JP5307050A JP30705093A JP3051625B2 JP 3051625 B2 JP3051625 B2 JP 3051625B2 JP 5307050 A JP5307050 A JP 5307050A JP 30705093 A JP30705093 A JP 30705093A JP 3051625 B2 JP3051625 B2 JP 3051625B2
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大輔 林
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DAICO THERMOTEC CO.,LTD.
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱風供給機構に関し、さ
らに詳しくは筒状ケーシング内に熱風の熱源となる発熱
部を設置する熱風供給機構において、機構の終端位置に
存する熱風排出口に分岐部や曲設部を設けてなる熱風供
給機構に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に熱風供給機構は、筒状ケーシン
グ内に複数列のヒーターを内蔵させ、筒状ケーシングの
始端位置に存する導入口からエアーを流入させ、発熱部
でそのエアーを加熱して熱風を発生させ、該筒状ケーシ
ングの終端位置に存する熱風排出口から目的の機器又は
配管に熱風を送り込むものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記筒状ケ
ーシングが直線状であって、熱風排出口が発熱部の直線
延長線上に設けられている(いわゆるストレートタイ
プ)場合はともかく、熱風排出口が発熱部の直線延長線
上からずれている(いわゆる分岐部や曲折部を有するカ
ーブタイプ)場合には、直進しようとするエアーが直線
進行方向の終端壁にぶち当たって左右又は上下に曲げら
れるため、急激なエアー曲がりや、分岐後の各配管のエ
アー圧のバランス差等から、筒状ケーシング内の通過エ
アーに偏流を発生させていた。
【0004】この偏流は筒状ケーシング内の発熱部を通
過するエアーの通過スピードに影響を及ぼし、発熱部の
部位によってエアーの通過速度が種々変化し、その結果
エアーの通過速度の遅い箇所の発熱部に異常加熱現象が
起こり、ひいては発熱部の耐久性を損なうという問題点
があった。
【0005】このため従来の熱風供給機構においては、
上記偏流の発生が発熱部に悪影響を及ぼすことがないよ
うに、筒状ケーシングにおける発熱体の後方部分に、発
熱体から相当の距離を確保した直線筒部10を必ず形成
し、この直線筒部10の先方部分において熱風の進路を
変更させる分岐部や曲折部を形成するという工夫をして
いた。
【0006】このため従来の熱風供給機構は、スペース
の限られた設置箇所に配設するためには、あまりにも無
駄な設置面積を必要とするうえ、上記直線筒部10にお
いて配管に放射熱損失が発生し易い等の問題点があっ
た。
【0007】さらに、熱風の温度コントローラーのセン
サーを分岐部や曲折部(以下両者を合わせて、「分岐曲
折部」という)に取付けた場合、発熱体とセンサー間の
距離が長くなり、その結果発熱体付近の熱風温度とセン
サー設置位置付近の熱風温度に大きな温度差が出て、セ
ンサーからの温度修正指示信号に遅れが出て、温度コン
トローラーの応答性に大幅なタイムラグが生じる等の問
題点があった。
【0008】本発明は、上記の問題点を解決するため
に、熱風発生用の発熱部と筒状ケーシングの分岐曲折部
とを接近させて一体化した熱風供給機構を提供せんとす
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため本発明では、筒
状ケーシング内に発熱体を内蔵してなる熱風供給機構に
おいて、発熱体設置位置の直後方の熱風排出口側の筒状
ケーシング内壁に先細り筒状の熱風集合テーパー板を設
置し、該熱風集合テーパー板の熱風排出口側の開口部に
均等隙間を存して整流板を設け、この整流板設置位置の
熱風排出口側の筒状ケーシングを分岐曲折部に形成して
なる熱風供給機構をもって、課題解決のための手段とす
るものである。
【0010】
【作用】本発明は、吹き込み口から流入したエアーは発
熱体により加熱されながら熱風排出口方向へ流れて行
き、その熱風は発熱体設置部の熱風排出側の筒状ケーシ
ング内壁に設置された熱風集合テーパー板により、通路
の中央付近に集められて整流板に接触することになる。
【0011】ついで熱風は、通過速度の均等性を保ちつ
つ熱風集合テーパー板の熱風排出口側の開口部と整流板
間に形成される適宜の均等隙間部を通過し、その熱風は
整流板の後方で解放され、直角方向に曲折された熱風排
出口へ直接向かう流れと、排出側遮蔽板に接触し、跳ね
返った後に熱風排出口へ向かう流れとに別れながら外部
に放出される。
【0012】熱風集合テーパー板と整流板との構造物を
通過した後の、筒状ケーシング内に乱流や回転渦が発生
したり、また多分岐仕様の熱風排出口へ熱風流量の不均
一状態が生じたとしても、前記構成を採用する本発明に
よれば発熱部を通過するエアーの流れに影響を及ぼすこ
とはない。
【0013】しかしながら本発明では、整流板設置位置
の前方では熱風の通過速度は均一になるよう整流されて
いるので、その位置で乱流や回転渦が発生するというこ
とはない。
【0014】また温度コントロール用のセンサー取付け
部は、発熱体と整流板との中間部の中心位置付近に取付
けてある。以上述べた機能を一体化することにより、熱
風設備の配管が簡素化されると共に、設備の設置面積を
大幅に小さくすることができる。また構造が簡略化され
ているため、安価に同設備を供給することもできる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0016】本発明は、丸型、角型等の適宜断面形状の
筒状ケーシング1に、例えばヒーター等からなる発熱体
2が内蔵されている。
【0017】この発熱体2は、筒状ケーシング1の断面
積の大きさに応じて複数列設けられるが、図面の実施例
では4列の例を示している。この発熱体の形成は、一本
のものを折返して複数列に形成することもあれば、元々
別体の発熱体を複数用意して形成する場合もある。
【0018】筒状ケーシング1の始端側開口には、エア
ーを筒状ケーシング内に導入するための導入口3が設け
られ、コンプレッサー、ブロアー、ファン(図示しな
い)等を介してエアーが送り込まれる。
【0019】このエアーは、発熱体2位置を通過して熱
風となり、ついで筒状ケーシングの熱風排出口4方向へ
進む。
【0020】ここで、本発明では発熱体2設置位置の直
後方の熱風排出口4側の筒状ケーシング1内壁には先細
り筒状を呈する熱風集合テーパー板5が設置されてい
る。
【0021】またこの熱風集合テーパー板5の熱風排出
口4側の、略中央付近に形成される開口部4aの周囲に
は、適宜間隔の均等隙間6が形成され、この均等隙間6
を存して整流板7が開口部4aの後方に設けられてい
る。この均等隙間6の具体的間隔は、設備の規模や必要
とする風量の調整具合等によって定められるためかなり
の幅があるが、一般的には数ミリから6センチメートル
程度のものとなる。
【0022】この整流板7は適宜の形状のもので良い
が、特に図示したように全体を凸面表面状を有する形状
や、半球表面状の形状にすると熱風が整流板の表面に沿
って円滑に流れ易くなり、一層整流効果を挙げられる特
徴がある。
【0023】この整流板7を設けることにより、整流板
の前方(発熱体側)における熱風の通過速度は均等にな
り、発熱部に偏流が発生する事態は防止される。
【0024】この整流板設置位置の熱風排出口4側の筒
状ケーシング1には、従来の如く直線筒部を特に確保す
る必要がないため、この整流板のすぐ後方を直ちに適宜
の方向に分岐したり曲折させたりして分岐曲折部8を形
成することが可能となる。
【0025】この分岐曲折部8に至る熱風は、筒状ケー
シング1の直線進行方向の終端壁9にぶち当たって、急
激なエアー曲がりや分岐後の各配管のエアー圧のバラン
ス差等から、その位置で偏流を発生させることがある
が、本発明においては、その位置は整流板設置位置の後
方であることより、偏流発生に伴う悪影響が発熱体設置
位置に影響しないことになる。
【0026】ここで本発明の熱風供給機構では、図示し
てきた横長状の筒状ケーシング(横置き型)だけではな
く、縦長状の筒状ケーシング(縦置き型)にも応用でき
ることはもちろんである。
【0027】また縦置き型の筒状ケーシング1を設置す
る場合には、設備の設置面積が極めて小さくなる特徴が
ある。
【0028】この縦置き型の筒状ケーシングの場合に
は、必要に応じて導入口3が発熱体の長手方向と直交す
る方向に設けられることもあるが、その場合には導入口
付近にも前記熱風集合テーパー板5と、整流板6と同様
の構造物が設置されることが望ましい。
【0029】また温度コントローラーのセンサー11
は、図1に示すように整流板の中央部表面近接位置に設
けられているので、熱風の正確な温度を検知することが
可能であると共に、その熱風の温度は筒状ケーシングの
熱風排出口においてもほとんど温度低下しないものとな
る。
【0030】
【発明の効果】よって、本発明の熱風供給機構は、不必
要な直線筒部を必要としないため、全体の構成がコンパ
クトになり、小さな設置面積で充分対応できる特徴があ
り、また構造が簡略化されるため設備費が低廉となる優
れた効果がある。
【0031】さらに発熱体位置通過後の筒状ケーシング
や配管等からの放射熱損失も少なくなり、かつセンサー
を整流板の表面付近に設置することにより、正確な温度
コントロールが可能となる等の特徴もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の縦断正面図である。
【図2】熱風集合テーパー板の正面図である。
【図3】同縦断面図である。
【図4】整流板の正面図である。
【図5】同縦断面図である。
【図6】従来の熱風供給機構の縦断正面図である。
【符号の説明】
1 筒状ケーシング 2 発熱体 3 筒状ケーシングの導入口 4 筒状ケーシングの熱風排出口 5 熱風集合テーパー板 5a 熱風集合テーパー板の開口部 6 均等隙間 7 整流板 8 分岐曲折部 9 終端壁 10 直線筒部 11 センサー

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状ケーシング内に発熱体を内蔵してな
    る熱風供給機構において、発熱体設置位置の直後方の熱
    風排出口側の筒状ケーシング内壁に先細り筒状の熱風集
    合テーパー板を設置し、該熱風集合テーパー板の熱風排
    出口側の開口部に均等隙間を存して整流板を設け、この
    整流板設置位置の熱風排出口側の筒状ケーシングを分岐
    曲折部に形成してなる熱風供給機構。
  2. 【請求項2】 整流板が、発熱体に向かって凸面表面状
    である請求項1記載の熱風供給機構。
  3. 【請求項3】 整流板が、発熱体に向かって半球表面状
    である請求項1記載の熱風供給機構。
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