JP3051619U - センサー腕輪 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】ゴルフ、野球等の道具を使用するスポーツに使
用し、手首等に装着しその運動動作を妨げる事もなく、
両腕を手錠した状態にし、身体、腕、手等を一体化する
ことを目的とし、怪我等を防ぐ事、或いはバランスが崩
れた事を知らせる為手錠した状態を分離させることを目
的としている。 【構成】腕輪状の腕輪部、或いは手袋の腕輪部の腕の上
部、或いは内側方向に伸縮するベルト、又は紐状の伸縮
部を設け、その伸縮部の中央部程の上面に簡易的に接着
剥離できる接着部、或いは片方一方の腕輪部に固定され
た接着部類等を設け、それらを装着して、使用時接着部
を接合する事で伸縮部の伸縮範囲内で手錠した状態にな
り、両腕で道具を使用するスポーツの動作中に腕と身体
の一体化を計り、無理な動作やアンバランス時、接着部
が剥離する事で怪我の発生を押さえ、バランスの崩れの
チェックができるセンサー腕輪。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はゴルフ、野球等両腕で道具を使用するスポーツでその動作中の手、両 腕、身体等の一体化を計り、又バランス等をチェックするものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の技術としては、手首に巻く固定ベルトの一端から、そのベルトの円形に 接する平面と同一または平行な平面で回転可能な一枚の連結部材と、もう一方に 連結部材との接合する為の連結平板を使用し離脱を防止できる規制部を設け、手 首とグリップとの間隔を規制するのを目的とした矯正用具（平４−８３２７８） や、動作中両肘の間隔を所定範囲内に維持、動作後腕、或いは肘の間隔を狭め離 脱させるもの（昭６０−４３３６３）等、連結板状等のもので連結し、スイング 等動作中強制的に両腕両肘、両手首等の間隔を規制し維持させ矯正させるものが 上げられる。また装置に関しては連結係止突片と連結部材等によってまた平板の 先端の解放した溝を係入軸等に差し込んで規制部材等で規制する方法が上げられ る。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記従来の技術においてのスイング等、動作中強制的に腕肘手首等の間隔を規 制維持させ矯正させてしまう事はインパクト後、手首の返し等の動作による内側 同志が接して交差するという腕内側距離の間隔の伸縮に反すると考えられ、又無 理な動作があった場合、或いはバランスが崩れた場合、怪我の発生の危険性が充 分に考えられる。又、連結部材等板状の部材は運動直前のワグル等の小さな動き を妨げやすく、手首に巻く固定ベルト、連結部材連結平板等が一枚で腕に対して 接線方向に接続され、スイング等動作中の動きに対して腕に余計な偏心力を与え てバランスを崩しやすい構造と考えられる。又装着脱着に関し小さな輪等や平た い溝等と連結部材等や係入軸規制部等を連結脱着する事は容易な事では無いと考 えられる。

【０００４】

【課題を解決しようとする手段】

以上の問題を解決する為に、両腕に装着する腕輪部同志を手錠した状態にする 事を目的とし、腕輪部上に伸縮するベルト状の伸縮部を設け、その伸縮部上の中 央部程に、簡易接着剥離できる接着部を設け、クラブ、バット等を握る動作中に 両腕輪の内側接着部面同士を合わせ接続できるようにし、ワグル、インパクト後 等、多少の伸び縮みの動きは伸縮部が緩和し、運動動作中のバランスの崩れや無 理な動作には伸縮範囲を調整してある伸縮部が伸び切り、接着面同士が剥離する ようにして怪我を防止し、伸縮部上にある接続部が中央にあり、伸縮に対して腕 に働く力を均一にでき、問題を解決した。

【０００５】

【作用】

ワグル、インパクト後等、手首の間隔の伸縮等の動作の緩和範囲内に調整され ている伸縮部を設けた腕輪部、或いは腕輪部のある手袋をそれぞれ装着、又は他 方一方は接着部を設けた固定された伸縮部、或いは接着部を設けた腕輪部、又は 腕輪部のある手袋を装着し、片手でクラブ、バット等を握って伸縮部中央程の上 面に設けた接着部ともう片方の接着部を接合させ、両腕を手錠した状態にし、正 式にクラブ、バット等を握り、その接合した状態を意識したまま運動を行い、そ の動きの中でのバランスの崩れ、或いは無理な動作等があった場合に伸縮部が伸 び切り、接続部が剥離しそれらを知らせると共に怪我等を防止する。肘がしまっ た状態、身体と腕等の一体化がある場合は剥離がなくそれらを確認できる。又剥 離に関しては多少強く引き離す事で容易に剥離する事ができる。

【０００６】

【実施例】

図面で説明する。図１、図２はゴルフ手袋（１）の手首の腕輪部（２）、サポ ーター仕様腕輪部（３）に設けた伸縮部（４）と接着部（５）を表している。両 腕に伸縮部がある為、伸縮部同志は短い必要性があり、両端は腕輪部に接続され ている。又図３は他方一方を固定された伸縮部上の接着部（７）、或いは、接着 部（７）のみの仕様である。他方の伸縮部（４）は長めに設定され、環状にし、 一部腕輪部に係止している。伸縮部（４）は、接続部（５）同志の接合の後、図 ２、図３のように伸縮する。接着部部材（５）は簡易に剥離する事も目的として いる為に、マジックテープ等を使用したものが上げられる。又、両方の伸縮部が 必要か、片方は固定が必要かの組み合わせはその時のスポーツの種類で腕の太さ や体格によって調整される。例えば野球等の場合はサポーター仕様（３）を両腕 に利用する事もでき、剥離に関しては、多少強めに引けば分離できる。実際の使 用に関して上手な人の接続部の剥離は少なく、そうでない人の場合は剥離しやす い結果がでたのもこの効果の表れと考えられる。

【０００７】

【考案の効果】

簡易的に接着剥離ができる接着部を設ける事で装着脱着が楽になり、運動事態 の動作の妨げも無く、無理な動き、バランスの崩れ等の動きに於いての剥離で怪 我を防止でき、又その時点での欠点が意識できるようになり、手錠した状態とは いえ、小さな動きは伸縮する伸縮部で緩和でき外観も良く、安全性、収納性にも 優れている。

【図面の簡単な説明】

【図１】 センサー腕輪両腕装着時の図

【図２】 センサー腕輪両腕使用時の図

【図３】 他方一方に固定接着部とセンサー腕輪片腕装
着時の図

【符号の説明】

１ 手袋 ２ ゴルフ手袋の手首の腕
輪部 ３ サポーターの腕輪部 ４ 伸縮部 ５ 接着部 ６ クラブ等 ７ 固定接着部類

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】腕に装着する腕輪状の腕輪部、或いは手袋
   の手首に当たる部分である腕輪部上に伸縮するベルト或
   いは、紐状の伸縮部を腕輪部の腕の内側方向或いは、上
   部側方向に伸縮部の中央部程を引けば伸び持ち上がり放
   せば縮み元に戻るように設け、持ち上がる伸縮部中央部
   程の上面に簡易的に接着面同志が剥離できる接着部を設
   け、これらを両腕に装着、或いは、他方一方に固定され
   た伸縮部と接着部又は接着部のみを設けた腕輪部を装着
   し、両手首上にある接着部同志を接合し腕輪部から伸縮
   部と接着部を浮かせられ伸縮部の伸縮する範囲で手錠し
   た状態を作り出す事ができ、又剥離もわずかな力で行え
   るセンサー腕輪。