JP3051600U - ライト付き電池パック - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この考案の課題は、電子機器の商品の多様化
にマッチングできることは勿論のこと、電池パック自体
の商品性、商品価値を高め、特に商品の多様性の希望を
満足でき、単体としての商品の扱いを増やすことがで
き、さらに利便性も兼ね備え、商業的効果も充分期待で
き、ひいては電子機器自体の販売量も期待できる、特に
単体としての懐中電灯としての利用が可能で勿論、電子
機器に装着したままでも利用できるライト付き電池パッ
クを提供することにある。 【解決手段】 内部に電池を収納し、この電池の電力を
電子機器本体に供給すると共に前記電子機器本体に着脱
できる構造にした電池パックにおいて、電池パック本体
の適宜の箇所にライトを取り付け、このライトと前記電
池との電気回路を構成し、回路に設けたスイッチで前記
ライトを点灯/消灯してなることを特徴とするライト付
き電池パック。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、電子機器例えば携帯電話等に取り付けて電力を供給する機能をさ せるとともに、単体でも取引に供せられるライト付き電池パックに関するもので ある。

【０００２】

【従来の技術】

最近、とみに使用される様になった例えば携帯電話は小型、軽量でしかも移動 中でもコミニケーションができ非常に利便性が高いため急速に普及している。こ の携帯電話には最近、電池の連続使用時間も長くなった電池パックが多く利用さ れている。この電池パックは電池パック内に数本の電池を収納してこれらを電気 的に接続したもので、このようにした電池パックを携帯電話本体に着脱可能な構 造にして取り付、同時に電気的接続も行うものである。このような電池パックは 単体としても販売されるようになりそれ自体に商品価値が生じている。

【０００３】 つまり、電池パックはこれを取り付ける機器本体の要求する仕様を満足し、機 器本体の外観デザインと違和感無く統一的で有れば他のメーカが製造した電池パ ックであってもいっこうに差し障り無く、従って、主に使う用途で又はスペアー に使う用途で購入した携帯電話の電子機器のメーカの物でなくとも比較的安い他 のメーカの物を単体で購入する購入者が多くなってきている。

【０００４】 ユーザの利益を考えるとこのような傾向は多く現れている。その為に電池パッ クとしての商品的な独自性あるデザイン、機能、利便性が望まれている。勿論、 組み合わされる電子機器との調和を崩さない範囲であるが。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

そこで、この考案の課題は電子機器の商品の多様化にマッチングできることは 勿論のこと、電池パック自体の商品性、商品価値を高め、特に商品の多様性の希 望を満足でき単体としての商品の扱いを増やすことができ、さらに利便性も兼ね 備え、商業的効果も充分期待でき、ひいては電子機器自体の販売量も期待できる ライト付き電池パックを提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記の課題を解決するために、内部に電池を収納し、この電池の電力を電子機 器本体に供給すると共に前記電子機器本体に着脱できる構造にした電池パックに おいて、電池パック本体の適宜の箇所にライトを取り付け、このライトと前記電 池との電気回路を構成し、回路に設けたスイッチで前記ライトを点灯/消灯して なるライト付き電池パックであるから商品の多様性の希望を満たしユーザの選択 範囲を拡大しすることに貢献し、しかも安く提供でき、利便性も充分満足できる ものである。

【０００７】

【作用】

上記のライト付き電池パックは電子機器に取り付けた場合は、外にライトを携 帯する必要がない。ライトの消灯/点灯を切り替えるスイッチは電池パックに取 り付けてあるからたとえ電池パックが電子機器から取り外されていても、電池パ ック自体でライトとなり、しかも点灯/消灯が行える。ライトの電源は電池パッ ク内の電池で共用するから便利である等ユーザに充分受け入れられるものである 。

【０００８】

【考案の実施の形態】

以下、この考案の実施形態を添付図面、図１、図２，図３に基づいて説明する 。

【０００９】 図１は携帯電話機器の裏側の電池パック本体１１を取り外して組立図として示 したもので、内部に電池セル１２，１３，１４，１５を内蔵し電子回路が構成さ れ、この電池パック本体１１は合成樹脂等で上蓋１６と下蓋１７とで周囲で嵌合 した筐体構造に形成する。電池パック本体１１の一方面側は電子機器本体、例え ば携帯電話機器本体１８の裏面側に着脱自在に取り付けることができる構造に形 成してあって取り付けロック機構１９で確実にロックして取り付けられる。

【００１０】 前記携帯電話機器本体１６の図示しない表面側には各種情報を表示するデスプ レーが配置される。そして電池パック本体１１と携帯電話機器本体１８とは両者 が取り付けロック機構１９で取り付けられた際は、違和感なく一体的に外観を呈 する如くに構造上、形状上、色彩上で考慮してある。

【００１１】 前記上蓋１６の周辺にはライト２０がソケットなどで取り付けられ、ライト２ ０の両極は電池の電源２１の両極に電気的に接続してある。電源２１とライト２ ０の間に接続されたスイッチ２２はこの場合スライド型で、指先で操作する摘み ２３は上蓋１６の外側に露出し、スライド操作が円滑にできるようになっている 。勿論、スイッチ２２は外部と液密構造に構成し、内部に容易に液体が進入しな いように考慮される。

【００１２】 電源２１は更に携帯電話機器本体１６に接続されている。前記ライト２０はこ の実施例の場合、外部に電球が露出するタイプで説明したが、電球の頭の部分が 僅かに上蓋１６の外から覗いて見える程度の埋没型であってもよい。勿論、この 場合も外部と液密構造に取り付け構成する。

【００１３】 図３はスイッチ２２が回路を構成していて、摘み２３はON状態になっている。 この状態であるとランプ２０は電池の電源２１から電力の供給を受けて点灯する 。従って、携帯電話機器本体１８に電池パック本体１１が取り付けられていても 、ランプ２０は点灯する。

【００１４】 前記摘み２３を矢印B方向にスライドさせるとスイッチ２２はOFF状態になって 電源２１の電力がランプ２０に対して断たれ、ランプ２０は消灯する。しかし、 この場合でも携帯電話機器本体１８には電源２１が供給されている状態になって いる。次に、電池パック本体１１を携帯電話機器本体１８から外して、つまり、 取り付けロック機構１９を解除し、電池パック本体１１を単体とすると、摘み２ ３のスイッチ２２が設けてあるからランプ２０に電源２１の電力が供給されてラ ンプ２０を点灯できる。しかし、この状態では携帯電話機器本体１８には電力は 供給されてない。

【００１５】 このように、電池パック本体１１は携帯電話機器本体１６から外されて単独で 例えば懐中電灯のような使い方ができるものである。従って、単体としてしての 商品の価値が高められる。

【００１６】 上記実施形態では、スイッチ２２をスライド型で構成したが押しボタン型であ ってもよく、その場合、ボタン部分を液密にカバーで覆えばボタン部分がカバー を押してカバーが突出しこれを指先で押せば簡単にON、OFFの機能が実現できる 。又、これ以外に本考案の範囲で種々応用が可能で有ること勿論である。又、電 源の電池は一次、二次電池を問わないことも勿論である。

【００１７】

【考案の効果】

以上のように、この考案に係わるライト付き電池パックは、電子機器の商品の 多様化にマッチングできることは勿論のこと、電池パック自体の商品性、商品価 値を高め、特に商品の多様性の希望を満足でき単体としての商品の扱いを増やす ことができ、さらに利便性も兼ね備え、商業的効果も充分期待でき、ひいては電 子機器自体の販売量も期待できる、しかも構造、電子回路も単純で従って価格自 体も高価にならず安価に実現できる。特に電子機器から外して懐中電灯として利 用できるところに意義があるライト付き電池パックを提供することができる。

【００１８】

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案に係わる電子機器である携帯電話機器
本体と電池パック本体の組立斜視図。

【図２】図１の電池パック本体の斜視図。

【図３】図１及び図２に用いる回路図。

【符号の説明】

１１ 電池パック本体 １２、１３、１４、１５ 電池セル １６ 上蓋 １７ 下蓋 １８ 携帯電話機器本体 １９ 取り付けロック機構 ２０ ライト ２１ 電源 ２２ スイッチ ２３ 摘み

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】内部に電池を収納し、この電池の電力を電
   子機器本体に供給すると共に前記電子機器本体に着脱で
   きる構造にした電池パックにおいて、電池パック本体の
   適宜の箇所にライトを取り付け、このライトと前記電池
   との電気回路を構成し、回路に設けたスイッチで前記ラ
   イトを点灯/消灯してなることを特徴とするライト付き
   電池パック。