JP3051599U - 筆記具付き電池パック - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この考案の課題は、この考案の課題は携帯電
話機器を携帯していれば、一寸、メモしたり、ノートに
欠いたり、印をしたりするのに便利で、しかも携帯電話
機器の商品の多様化にマッチングできることは勿論のこ
と、電池パック本体の商品価値を高め、特に商品の多様
性の希望を満足でき単体としての商品の扱いを増やすこ
とができ、さらに利便性も兼ね備え、商業的効果も充分
期待でき、ひいては電子機器自体の販売量の増加も期待
できる筆記具付き電池パックを提供することにある。 【解決手段】 内部に電池を収納し、この電池の電力を
電子機器本体に供給すると共に前記電子機器本体に着脱
できる構造にした電池パックにおいて、電池パック本体
の側面に係止アームを前記電池パック本体と一体的に設
け、この係止アームに筆記具を取り付けなることを特徴
とする筆記具付き電池パック。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、電子機器例えば携帯電話機器等に取り付けて電力を供給する機能 をさせるとともに、出先で簡単なメモを残したい事がある場合に便利な筆記具付 き電池パックに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

最近の電子機器、例えば携帯電話機器は小型、軽量でしかも移動中でもコミニ ケーションが円滑にでき非常に利便性が高いため急速に普及している。この携帯 電話機器に採用されている電池は連続使用時間も寿命も長くなった電池が電池パ ックに収納され使用されている。従って、電池パックの交換も長く必要なくなっ て来ている。その為に電池パックに付随的な機能を付加しても無駄になることも 無くなってきている。こういったことを背景に電池パックは電力を電子機器本体 に供給するのみの機能だけでなく他の付随的機能の付加も望まれてきている。

【０００３】 そこで、外出先などでメモを必要としたり、記録する必要がある時、携帯電話 機器を携帯していればメモを取ったり、記録できると大変細便利になることに着 目した。図１は従来の携帯電話機器１とこれに組み立てられる電池パック２とを 組立図で示したもので、電池パック２の内部には複数個の電池セルを内蔵し、こ の内蔵された電池セルは結線され電子回路を構成している。

【０００４】 前記電池パック２は合成樹脂等で上蓋３と下蓋４とで周囲で嵌合した筐体構造 に形成されている。電池パック２の一方面側は電子機器本体、例えば携帯電話機 器１の裏面側に着脱自在に取り付けることができる構造に形成してあって取り付 けロック機構５で確実にロックして取り付けられるものである。

【０００５】 そして携帯電話機器１の図示しない表面側には各種情報を表示するデスプレー が配置され、電池パック２と携帯電話機器１とは両者が取り付けロック機構５で 取り付けられた際は、違和感なく一体的に外観を呈する如くに構造上、形状上、 色彩上で考慮してある。 このような従来の電池パック２は図示でもわかるように付随的機能はふかされ ておらず、不便である。

【０００６】

【考案が解決しようとする課題】

そこで、この考案の課題は携帯電話機器を携帯していれば、一寸、メモを取っ たりノートに記録できたり、他の物に印ができたりして便利で、しかも、携帯電 話機器の商品の多様化にマッチングできることは勿論のこと、電池パック本体の 商品性、商品価値を高め、特に商品の多様性の希望を満足でき単体としての商品 の扱いを増やすことができ、さらに利便性も兼ね備え、商業的効果も充分期待で き、ひいては電子機器自体の販売量の増加も期待できる筆記具付き電池パックを 提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

内部に電池を収納し、この電池の電力を電子機器本体に供給すると共に前記電 子機器本体に着脱できる構造にした電池パックにおいて、電池パック本体の側面 に係止アームを前記電池パック本体と一体的に設け、この係止アームに筆記具を 取り付けた筆記具付き電池パックである。

【０００８】

【作用】

上記の筆記具付き電池パックは電池パックの側面に係止アームを電池パック本 体と一体的に形成してあるから邪魔にならず、しかも電池パック本体の厚み内に 略収まっているから他の物に引っかけたりするようなこともなく、この係止アー ムに例えば鉛筆を挟んで置けば一寸したメモの必要な時、又は記録するとき等に 大変便利である。

【０００９】

【考案の実施の形態】

以下、この考案の一実施形態を添付図面、図２に基づいて説明する。

【００１０】 図２は携帯電話機器の裏側の取り付け部分に取り付けられる電池パック本体１ １で、この電池パック本体１１の内部には図示しないが電池セルを内蔵し、この 電池セルを利用して電子回路が構成されている。前記電池パック本体１１は合成 樹脂等で上蓋１２と下蓋１３とで周縁で嵌合した筐体構造に形成する。電池パッ ク本体１１の一方面側は図示しないが電子機器本体例えば携帯電話機器本体の裏 面側に着脱自在に取り付けることができる構造に形成してあって、取り付けロッ ク機構で確実にロックして取り付けられるようにしてある。

【００１１】 前記携帯電話機器本体の図示しない表面側には各種情報を表示するデスプレー 及び電話番号の１０キー及びファンクションキーが設けられている。前記上蓋１ ２の側面には、第１の係止アーム１４及び第２の係止アーム１５が適宜の間隔で 対向して一体的に形成してある。この第１の係止アーム１４及び第２の係止アー ム１５は円の一部を切り欠いた形状で、この切り欠いた部分から鉛筆１６などを 差し込んで鉛筆１６を止めておくものである。

【００１２】 従って前記第１の係止アーム１４及び第２の係止アーム１５の周囲は鉛筆１６ の周囲より僅かに狭い寸法に設定してある。又、前記鉛筆１６が前記第１の係止 アーム１４及び第２の係止アーム１５の円の一部を切り欠いた部分から強制的に 挿入できない時は、第１の係止アーム１４と第２の係止アーム１５との対向方向 から鉛筆１６を挿入すれ確実に係止できる。この第１の係止アーム１４と第２の 係止アーム１５とを比較的軟質のプラスチックを選択すれば容易に第１の係止ア ーム１４と第２の係止アーム１５とに取り付けることができる。

【００１３】 この様に取り付けた鉛筆１６を取り出すときは前記第１の係止アーム１４及び 第２の係止アーム１５の円の一部から強制的に引き出せばこれから外れて取り出 すことができる。また、第１の係止アーム１４と第２の係止アーム１５とが対向 する方向から抜き取ることもできる。この場合、鉛筆１６の周囲と第１の係止ア ーム１４及び第２の係止アーム１５の円の一部の部分の内側周囲とは調整してあ って、引き抜くのに多少の抵抗を受けるが、抜き取ることができるものである。

【００１４】 上記の実施形態では第１の係止アーム１４及び第２の係止アーム１５の形状を 円の一部を切り欠いたものにしたが、これに限らず多角形であってもよいこと勿 論である。又アーム状に一体的に上蓋１２に形成したが電池パック本体１１の側 部を円弧状に凹ませて、この部分に鉛筆１６を取り付けてもよい。更に前記第１ の係止アーム１４及び第２の係止アーム１５は上蓋１２に設けたが、下蓋１３に 設けてもよいこと勿論である。

【００１５】

【考案の効果】

以上のように、この考案は内部に電池を収納し、この電池の電力を電子機器本 体に供給すると共に前記電子機器本体に着脱できる構造にした電池パックにおい て、電池パック本体の側面に係止アームを前記電池パック本体と一体的に設け、 この係止アームに筆記具を取り付けなるから、電池パック自体の商品の多様性へ の期待を持たせ、また、商品価値を高め、商品の扱いを増やすことも可能である 。しかも構造は単純で従って価格自体も高価にならず安価に実現できる。さらに 、一寸、メモをしたり、ノートに書き込んだり、印を付けたりする必要が生じた 場合でも、携帯電話機器を携帯していれば必要を満たし大変に便利な筆記具付き 電池パックを提供できるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】電子機器である携帯電話機器と電池パックの組
立斜視図。

【図２】この考案の一実施形態の電池パック本体の斜視
図。

【符号の説明】

１ 携帯電話機器 ２ 電池パック ３ 上蓋 ４ 下蓋 ５ ロック機構 １１ 電池パック本体 １２ 上蓋 １３ 下蓋 １４ 第１の係止アーム １５ 第２の係止アーム １６ 鉛筆

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】内部に電池を収納し、この電池の電力を電
   子機器本体に供給すると共に前記電子機器本体に着脱で
   きる構造にした電池パックにおいて、電池パック本体の
   側面に係止アームを前記電池パック本体と一体的に設
   け、この係止アームに筆記具を取り付けなることを特徴
   とする筆記具付き電池パック。