JP3051425B2 - 超音波座標入力装置 - Google Patents
超音波座標入力装置Info
- Publication number
- JP3051425B2 JP3051425B2 JP14546390A JP14546390A JP3051425B2 JP 3051425 B2 JP3051425 B2 JP 3051425B2 JP 14546390 A JP14546390 A JP 14546390A JP 14546390 A JP14546390 A JP 14546390A JP 3051425 B2 JP3051425 B2 JP 3051425B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sensor
- coordinate
- sensors
- value
- erroneous detection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は超音波を用いて座標を入力する超音波座標入
力装置に関するものである。
力装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、超音波を用いた距離計測システムの応用とし
て、パソコン複写器等のOA機器向けに超音波座標入力装
置が考案されている。
て、パソコン複写器等のOA機器向けに超音波座標入力装
置が考案されている。
超音波座標入力装置の例を第26図に示す。3は伝播体
でアルミ板ガラスなどが用いられる。2a〜2cは圧電素子
を用いたセンサであり、座標指示具1から発せられた超
音波信号を伝播体3を通してキヤツチする。この例では
3個のセンサを用いた例が示してあるが、原理的には2
つのセンサで座標を算出することが可能である。4は防
振材で、有効エリア内での信号の多重反射を防止する役
割を持つ。1は座標指示具(以後ペンと呼ぶ)で、内部
にピエゾ素子が組み込まれており、先端より所望の超音
波を発信する。
でアルミ板ガラスなどが用いられる。2a〜2cは圧電素子
を用いたセンサであり、座標指示具1から発せられた超
音波信号を伝播体3を通してキヤツチする。この例では
3個のセンサを用いた例が示してあるが、原理的には2
つのセンサで座標を算出することが可能である。4は防
振材で、有効エリア内での信号の多重反射を防止する役
割を持つ。1は座標指示具(以後ペンと呼ぶ)で、内部
にピエゾ素子が組み込まれており、先端より所望の超音
波を発信する。
次に、以上のような装置におけるペン・センサ間の距
離rの算出例を説明する。まず、ペン1への第27図の駆
動信号に対し、センサからの信号出力波形は第28図のよ
うになる。ここで信号到達時間tgを信号波形のエンベロ
ーブの頂上とすると、原理的にはr=vg・tg(vg:群速
度)でrを算出することができる。しかし、エンベロー
ブ(の頂上)で時間を検出するという方法をとると、信
号出力の大きさやフィルタ特性の影響でどうしてもある
程度のゆらぎΔtgが発生する。一般には、特定の位相ゼ
ロクロスポイントを検出して時間を決定する方がよりゆ
らぎの少ない値を得ることができる。そこで、例えばtg
決定直後の位相ゼロクロスというように検出ポイントを
規定し、その時間をtpとして観測してr=vp・tpからr
を算出することで、より精度のよい距離計測ができる。
離rの算出例を説明する。まず、ペン1への第27図の駆
動信号に対し、センサからの信号出力波形は第28図のよ
うになる。ここで信号到達時間tgを信号波形のエンベロ
ーブの頂上とすると、原理的にはr=vg・tg(vg:群速
度)でrを算出することができる。しかし、エンベロー
ブ(の頂上)で時間を検出するという方法をとると、信
号出力の大きさやフィルタ特性の影響でどうしてもある
程度のゆらぎΔtgが発生する。一般には、特定の位相ゼ
ロクロスポイントを検出して時間を決定する方がよりゆ
らぎの少ない値を得ることができる。そこで、例えばtg
決定直後の位相ゼロクロスというように検出ポイントを
規定し、その時間をtpとして観測してr=vp・tpからr
を算出することで、より精度のよい距離計測ができる。
しかし、この方法は用いる超音波が波動として群の速
度vgと位相の速度vpとが等しい性質を持つ場合に限られ
る。つまり、vgとvpとが異なると、距離rと共に群の中
の位相がズレてしまうため、ある一つの位相だけを追い
続けることは不可能となるからである。このような例は
横波で見られるが、この場合の距離rの算出方法を次に
説明する。
度vgと位相の速度vpとが等しい性質を持つ場合に限られ
る。つまり、vgとvpとが異なると、距離rと共に群の中
の位相がズレてしまうため、ある一つの位相だけを追い
続けることは不可能となるからである。このような例は
横波で見られるが、この場合の距離rの算出方法を次に
説明する。
上述と同様にtg決定直後の位相ゼロクロスというよう
に検出ポイントを規定した場合、tpとして第29図中のtp
のように階段状のものが観測される。この段は位相の検
出ポイントの移動を示すもので、各段のつなぎ目はTだ
け平行移動したものとなる。vgとvpとが等しく常に一定
の検出ポイントを観測できる場合には、このような階段
はできず直線aのようなtpが得られる。したがつて、階
段状に得られるtpをもとの直線aに変換してやればよ
い。
に検出ポイントを規定した場合、tpとして第29図中のtp
のように階段状のものが観測される。この段は位相の検
出ポイントの移動を示すもので、各段のつなぎ目はTだ
け平行移動したものとなる。vgとvpとが等しく常に一定
の検出ポイントを観測できる場合には、このような階段
はできず直線aのようなtpが得られる。したがつて、階
段状に得られるtpをもとの直線aに変換してやればよ
い。
つまり、 tpa≒(vg/vp)tg−tof (tof:オフ セット値) であるが、tgはブレが大きいので tpi=nT≒(vg/vp)tg−tof−tp(nは整数) という性質を利用して tpa=tp+T×Int(tpi/T+0.5) =tp+T×Int[{(vg/vp)tg−tof−tp}/T+0.
5] とするという手続きをとればよい。結局、rは次式で与
えられる。
5] とするという手続きをとればよい。結局、rは次式で与
えられる。
r=vp・tpa−rof (rof:オフセット値) 以上で述べたような方式でtg・tp検出を行なう場合の
信号到達時間検出回路のブロツク構成図を第30図に示
す。本例は群到達時間tgとしてセンサ出力のエンベロー
プ波形の2階微分ゼロクロスポイント、つまり変曲点を
検出する場合である。2a〜2cは伝播体に設置された圧電
素子センサで超音波信号を受信する。次にこれを初段の
前置増幅器5で増幅し、その後絶対値回路6,ローパスフ
イルタ7により全波整流して、エンベロープの波形変換
を行なう。このエンベロープ波形に対し、微分回路8,9
を通して2階微分波形を得、そのゼロクロスポイントを
Tgコンパレータ回路10によつて検出し、微分回路8の出
力からTg検出のゲートをTg検出ゲート回路13で発生して
ANDゲート14によりゲートし、その時刻を群到達時間tg
とする。
信号到達時間検出回路のブロツク構成図を第30図に示
す。本例は群到達時間tgとしてセンサ出力のエンベロー
プ波形の2階微分ゼロクロスポイント、つまり変曲点を
検出する場合である。2a〜2cは伝播体に設置された圧電
素子センサで超音波信号を受信する。次にこれを初段の
前置増幅器5で増幅し、その後絶対値回路6,ローパスフ
イルタ7により全波整流して、エンベロープの波形変換
を行なう。このエンベロープ波形に対し、微分回路8,9
を通して2階微分波形を得、そのゼロクロスポイントを
Tgコンパレータ回路10によつて検出し、微分回路8の出
力からTg検出のゲートをTg検出ゲート回路13で発生して
ANDゲート14によりゲートし、その時刻を群到達時間tg
とする。
一方、tgコンパレータ10の出力に伴ない位相到達時間
tp検出用のゲート回路11がONし、その直後のセンサ出力
ゼロクロスポイントをTgコンパレータ回路12によつて検
出し、ANDゲート15によるゲート信号とのANDからその時
刻をtpとする。
tp検出用のゲート回路11がONし、その直後のセンサ出力
ゼロクロスポイントをTgコンパレータ回路12によつて検
出し、ANDゲート15によるゲート信号とのANDからその時
刻をtpとする。
一つのセンサに対して以上のような信号処理によつて
tg,tpが検出されるわけであるが、実用の超音波座標入
力装置においては、少なくとも2個、また冗長性を高め
るためには3個以上の複数のセンサが設置されることに
なる。同様の回路が各センサ(本例では2b,2c)に対し
て装備されている。
tg,tpが検出されるわけであるが、実用の超音波座標入
力装置においては、少なくとも2個、また冗長性を高め
るためには3個以上の複数のセンサが設置されることに
なる。同様の回路が各センサ(本例では2b,2c)に対し
て装備されている。
[発明が解決しようとしている課題] 上記の様な方法で指示点座標を精度よく算出するに
は、当然の事ながら正確なペン・センサ間の距離を用い
ることが大前提となる。しかしながら、伝播体の厚みの
不均一,伝播体表面の塗装の不均一やはがれ,さらには
センサとペンとの特性不整合などにより、ペン・センサ
間の距離と信号伝達時間とは完全にリニアな関係に有る
わけでなく、局所的に大きなゆらぎをもつてしまうこと
は避けられない。
は、当然の事ながら正確なペン・センサ間の距離を用い
ることが大前提となる。しかしながら、伝播体の厚みの
不均一,伝播体表面の塗装の不均一やはがれ,さらには
センサとペンとの特性不整合などにより、ペン・センサ
間の距離と信号伝達時間とは完全にリニアな関係に有る
わけでなく、局所的に大きなゆらぎをもつてしまうこと
は避けられない。
また、群速度と位相速度とが異なる横波を伝達信号と
して用いる場合には、前述したようにペン・センサ間の
距離の算出に波長の整数倍を加える項を持ち、上記同様
の原因ばかりでなく、更には温度・湿度などの環境条件
の変動により信号伝達時間のゆらぎが発生する。整数値
が正しい値からずれてしまつた場合は、結果的にペン・
センサ間の距離が波長の整数倍だけ誤つた値を算出して
しまうこととなり、これをもとに算出する座標値もまた
真の値からずれた値になる。
して用いる場合には、前述したようにペン・センサ間の
距離の算出に波長の整数倍を加える項を持ち、上記同様
の原因ばかりでなく、更には温度・湿度などの環境条件
の変動により信号伝達時間のゆらぎが発生する。整数値
が正しい値からずれてしまつた場合は、結果的にペン・
センサ間の距離が波長の整数倍だけ誤つた値を算出して
しまうこととなり、これをもとに算出する座標値もまた
真の値からずれた値になる。
本発明は、前記従来の欠点を除去し、センサの誤検出
や環境条の変動によるゆらぎ等の影響を防ぎ、安定した
座標情報が得られる超音波座標入力装置を提供する。
や環境条の変動によるゆらぎ等の影響を防ぎ、安定した
座標情報が得られる超音波座標入力装置を提供する。
[課題を解決するための手段] この課題を解決するために、本発明の超音波座標入力
装置は、超音波の伝播を利用して指示点の座標を入力す
る座標入力装置であつて、 指示点の座標値を複数の方法により計算する計算手段
と、前記計算結果のばらつきに基づいて、超音波信号の
誤検出センサの存在を認識する認識手段とを備える。
装置は、超音波の伝播を利用して指示点の座標を入力す
る座標入力装置であつて、 指示点の座標値を複数の方法により計算する計算手段
と、前記計算結果のばらつきに基づいて、超音波信号の
誤検出センサの存在を認識する認識手段とを備える。
ここで、前記認識手段は、前記計算結果のバラツキが
所定しきい値以上になつた場合に、超音波信号の誤検出
センサが存在すると判定する。
所定しきい値以上になつた場合に、超音波信号の誤検出
センサが存在すると判定する。
又、前記計算手段は、群速度と位相速度とが異なる横
波超音波を信号として用い、群到達時間でペン・センサ
間の距離が波長の何倍かという大まかな距離計算をおこ
なう第1の距離計算手段と、位相到達時間によつてさら
に精度を上げる第2の距離計算手段とを備え、前記認識
手段は、前記距離が波長の何倍であるかという項の計算
誤まりの発生を認識する。
波超音波を信号として用い、群到達時間でペン・センサ
間の距離が波長の何倍かという大まかな距離計算をおこ
なう第1の距離計算手段と、位相到達時間によつてさら
に精度を上げる第2の距離計算手段とを備え、前記認識
手段は、前記距離が波長の何倍であるかという項の計算
誤まりの発生を認識する。
更に、本発明の超音波座標入力装置は、前記指示点座
標値の計算結果のばらつきの量に基づいて、誤検出をお
こしたセンサを特定する誤検出センサ特定手段を備え
る。
標値の計算結果のばらつきの量に基づいて、誤検出をお
こしたセンサを特定する誤検出センサ特定手段を備え
る。
更に、本発明の超音波座標入力装置は、前記指示点座
標値の計算結果のばらつき量及び所定のセンサを誤検出
と仮定して波長の整数倍プラス又はマイナスした場合の
前記指示点座標値のばらつき量に基づいて、誤検出をお
こしたセンサ及び誤り量を特定する誤検出センサ特定手
段を備える。
標値の計算結果のばらつき量及び所定のセンサを誤検出
と仮定して波長の整数倍プラス又はマイナスした場合の
前記指示点座標値のばらつき量に基づいて、誤検出をお
こしたセンサ及び誤り量を特定する誤検出センサ特定手
段を備える。
ここで、誤検出を起こした可能性のあるセンサとして
2つのセンサが選別された場合、前記2つのセンサ以外
の誤検出を起こしていない2つ以上のセンサで座標計算
を行なつた結果と、誤検出を起こした可能性のある前記
2つのセンサのうちの1つと誤検出を起こしていない1
つ以上のセンサの組み合わせで座標計算を行つた結果と
の比較を誤検出を起こした可能性のある前記2つのセン
サでそれぞれ行ない、誤検出を起こしていないセンサの
みで行なつた座標計算値に遠い方が誤検出センサを含む
と判断して、誤検出センサを特定する。
2つのセンサが選別された場合、前記2つのセンサ以外
の誤検出を起こしていない2つ以上のセンサで座標計算
を行なつた結果と、誤検出を起こした可能性のある前記
2つのセンサのうちの1つと誤検出を起こしていない1
つ以上のセンサの組み合わせで座標計算を行つた結果と
の比較を誤検出を起こした可能性のある前記2つのセン
サでそれぞれ行ない、誤検出を起こしていないセンサの
みで行なつた座標計算値に遠い方が誤検出センサを含む
と判断して、誤検出センサを特定する。
又、誤検出を起こした可能性のある前記2つのセンサ
のうち、どちらか一方を座標計算の方法の違いによる座
標値のバラツキが縮小するように波長の整数倍値を+1
または−1し、その結果、誤検出を起こしていない2つ
以上のセンサより計算した座標値と誤検出を起こした可
能性のある前記2つのセンサより計算した座標値を比較
し、その差がある一定以上ある場合は整数値を直してい
ない方が、また一定以下の場合には整数値を直した方の
センサが誤検出を起こしたと判断する。
のうち、どちらか一方を座標計算の方法の違いによる座
標値のバラツキが縮小するように波長の整数倍値を+1
または−1し、その結果、誤検出を起こしていない2つ
以上のセンサより計算した座標値と誤検出を起こした可
能性のある前記2つのセンサより計算した座標値を比較
し、その差がある一定以上ある場合は整数値を直してい
ない方が、また一定以下の場合には整数値を直した方の
センサが誤検出を起こしたと判断する。
又、少なくともy座標算出用に2個とx座標算出用に
2個の計4個のセンサを、それぞれを結ぶ直線が有効エ
リアの中心で十字を描くように、y座標算出用の2個の
センサの間の距離とx座標算出用の2個のセンサの間の
距離とをある一定以上異ならせ、且つ有効エリア中でこ
れら4つのセンサからともある一定距離範囲内にあると
いうエリアを作らないように設置する。
2個の計4個のセンサを、それぞれを結ぶ直線が有効エ
リアの中心で十字を描くように、y座標算出用の2個の
センサの間の距離とx座標算出用の2個のセンサの間の
距離とをある一定以上異ならせ、且つ有効エリア中でこ
れら4つのセンサからともある一定距離範囲内にあると
いうエリアを作らないように設置する。
又、M誤検出を起こした可能性のある3つのセンサの
うち、どれか1つを座標計算の方法の違いによる座標値
のバラツキが縮小するように波長の整数倍値を+1また
は−1し、その結果誤検出をしていない1つのセンサと
そのセンサの座標軸(x軸もしくはy軸)上にない他の
1つのセンサの2つから求めた座標値と、それら以外の
2つのセンサから求めた座標値とを比較し、その差の大
きさにより3つのセンサのうちの向かいにある2つのセ
ンサのうちのどちらかの誤検出か、他の1つのセンサの
誤検出かを判別する。
うち、どれか1つを座標計算の方法の違いによる座標値
のバラツキが縮小するように波長の整数倍値を+1また
は−1し、その結果誤検出をしていない1つのセンサと
そのセンサの座標軸(x軸もしくはy軸)上にない他の
1つのセンサの2つから求めた座標値と、それら以外の
2つのセンサから求めた座標値とを比較し、その差の大
きさにより3つのセンサのうちの向かいにある2つのセ
ンサのうちのどちらかの誤検出か、他の1つのセンサの
誤検出かを判別する。
更に、本発明の超音波座標入力装置は、前記特定され
た誤りセンサの誤り量に基づいて、座標計算の方法の違
いによる座標値のバラツキが縮小するように座標値を補
正する座標値補正手段を備える。
た誤りセンサの誤り量に基づいて、座標計算の方法の違
いによる座標値のバラツキが縮小するように座標値を補
正する座標値補正手段を備える。
更に、本発明の超音波座標入力装置は、複数の方法で
計算された座標値を平均化して指示点座標値とする平均
化手段を備える。
計算された座標値を平均化して指示点座標値とする平均
化手段を備える。
[作用] かかる構成において、一つの指示点に対し数種の方法
で座標値を算出し、それらが一定値以上異なつた場合誤
検出をしたセンサが存在するとし、さらにまたそれら数
種の方法で算出した座標値の差異の大きさより誤検出セ
ンサを1個または2個に特定し、その影響を最も受けに
くい座標算出方法を適宜選択することで、安定した座標
情報が得られる超音波座標入力装置を実現するものであ
る。
で座標値を算出し、それらが一定値以上異なつた場合誤
検出をしたセンサが存在するとし、さらにまたそれら数
種の方法で算出した座標値の差異の大きさより誤検出セ
ンサを1個または2個に特定し、その影響を最も受けに
くい座標算出方法を適宜選択することで、安定した座標
情報が得られる超音波座標入力装置を実現するものであ
る。
[実施例] 以下、添付図面を参照して本発明の実施例を詳細に説
明する。
明する。
第1図は本実施例の超音波座標入力装置の構成を示す
ブロツク図である。図中、1は振動ペン、2はセンサ、
3は振動板、4は防振材であり、振動ペン1はペン制御
部40によりその制御をされ、センサ2はセンサ制御部20
によりその制御をされる。センサ制御部20には第32図に
示す各回路が含まれていても良い。100は演算制御用のC
PU、101は誤動作検出プログラム101a,誤センサ判断プロ
グラム101b,座標値補正プログラム101cを含む制御プロ
グラムを格納するROM、102は補助記憶用RAMで、例えば
座標算出用の定数を記憶する定数記憶部102aや異なるセ
ンサの組合せによる複数の座標を記憶する座標記憶部10
2bを有する。103は入力座標を表示画面等に出力する出
力部である。
ブロツク図である。図中、1は振動ペン、2はセンサ、
3は振動板、4は防振材であり、振動ペン1はペン制御
部40によりその制御をされ、センサ2はセンサ制御部20
によりその制御をされる。センサ制御部20には第32図に
示す各回路が含まれていても良い。100は演算制御用のC
PU、101は誤動作検出プログラム101a,誤センサ判断プロ
グラム101b,座標値補正プログラム101cを含む制御プロ
グラムを格納するROM、102は補助記憶用RAMで、例えば
座標算出用の定数を記憶する定数記憶部102aや異なるセ
ンサの組合せによる複数の座標を記憶する座標記憶部10
2bを有する。103は入力座標を表示画面等に出力する出
力部である。
〈第1実施例〉 本発明の第1実施例として第2図で図示されたように
3個のセンサS1〜S3を配置した場合を考える。このよう
にセンサを配置した場合の誤検出センサの発見方法につ
いて説明する。
3個のセンサS1〜S3を配置した場合を考える。このよう
にセンサを配置した場合の誤検出センサの発見方法につ
いて説明する。
まず、座標入力装置上の絶対座標系として、図中に示
すように上辺と右辺をそれぞれx座標,y座標とし、右肩
の角を原点とする。通常、指示点の位置はこの座標系で
の座標値を用いて示し、外部機器などへ出力することと
なる。
すように上辺と右辺をそれぞれx座標,y座標とし、右肩
の角を原点とする。通常、指示点の位置はこの座標系で
の座標値を用いて示し、外部機器などへ出力することと
なる。
そこで、このようなセンサ配置において、指示点のx
座標,y座標をどのように算出することができるかを考え
てみると、次のような数種の方法が挙げられる。
座標,y座標をどのように算出することができるかを考え
てみると、次のような数種の方法が挙げられる。
(1)センサS1とS2とでx,y座標を求める。但し、セン
サS1とS2とを結ぶ直線(x12座標軸)に対し、右側また
は左側のどちらにあるかについてはセンサS3を用いる。
サS1とS2とを結ぶ直線(x12座標軸)に対し、右側また
は左側のどちらにあるかについてはセンサS3を用いる。
(2)センサS1とS3とでx,y座標を求める。但し、セン
サS1とS3とを結ぶ直線(x13座標軸)に対し、右側また
は左側のどちらにあるかについてはセンサS2を用いる。
サS1とS3とを結ぶ直線(x13座標軸)に対し、右側また
は左側のどちらにあるかについてはセンサS2を用いる。
(3)センサS1とS2とでx12座標を求め、センサS1とS3
とでX13座標を求め、一次変換により(x12,x13)をx,y
座標に変換する。
とでX13座標を求め、一次変換により(x12,x13)をx,y
座標に変換する。
(4)センサS2とS3とでy座標を求める。
そこで今、センサS1が何らかの外乱で超音波信号到達
時刻(tgあるいはtp)を誤まつて取り込んでしまつたと
する。すると、例えば(1)の方法で算出したx,y座標
と(2)の方法で算出したx,y座標とにはある値の差が
でる。この様子を第3図に示す。(1)の方法よつてx,
yを求めれば本来の指示点Aの座標が例えばB点の座標
となり、(2)の方法によつて求めれば例えばC点の座
標となつてしまう。
時刻(tgあるいはtp)を誤まつて取り込んでしまつたと
する。すると、例えば(1)の方法で算出したx,y座標
と(2)の方法で算出したx,y座標とにはある値の差が
でる。この様子を第3図に示す。(1)の方法よつてx,
yを求めれば本来の指示点Aの座標が例えばB点の座標
となり、(2)の方法によつて求めれば例えばC点の座
標となつてしまう。
したがつて、その差の大きさ(絶対値)に対し、ある
しきい値level1(y座標についてはlevel2)を設け、そ
の値より差が大きい場合には“誤検出センサ有り”と判
別し、小さい場合には“無し”と判別するようにすれば
よい。しきい値としては、当然“誤検出センサ無し”の
場合に座標入力装置として保証すべき座標精度が確保さ
れるような値を設定しなければならない。
しきい値level1(y座標についてはlevel2)を設け、そ
の値より差が大きい場合には“誤検出センサ有り”と判
別し、小さい場合には“無し”と判別するようにすれば
よい。しきい値としては、当然“誤検出センサ無し”の
場合に座標入力装置として保証すべき座標精度が確保さ
れるような値を設定しなければならない。
“誤検出センサ育り”と判別された場合の処理につい
ては、製品仕様により色々なケースが考えられる。例え
ば次のようなものが挙げられる。
ては、製品仕様により色々なケースが考えられる。例え
ば次のようなものが挙げられる。
警告音または警告表示を行ない再入力を促す。
誤検出センサを除外して他の正常なセンサでx,y座標
を計算し、通常通りの動作を行なう。
を計算し、通常通りの動作を行なう。
誤検出センサの誤まり量を推定し、平均化等の各種補
正処理を実施して修正を施し、通常通りの動作を行な
う。
正処理を実施して修正を施し、通常通りの動作を行な
う。
本実施例は、使用される超音波信号がたて波であるか
よこ波であるかについては特に関係なく実施可能であ
る。
よこ波であるかについては特に関係なく実施可能であ
る。
本実施例の処理手順を示すフローチヤートを第4図に
示す。尚、x(1),y(1)はそれぞれ(1)の方法に
よつて計算されたx座標値,y座標値、x(2),y(2)
は(2)の方法によつて計算されたx座標値,y座標値を
示す。
示す。尚、x(1),y(1)はそれぞれ(1)の方法に
よつて計算されたx座標値,y座標値、x(2),y(2)
は(2)の方法によつて計算されたx座標値,y座標値を
示す。
ステツプS41でx座標の差がlevel1より大きいか否
か、ステツプS42でy座標の差がlevel2より大きいか否
かが判別され。共に大きくない場合はステツプS43に進
んで誤検出センサなしとする。一方、どちらかで大きい
場合はステツプS44に進んで誤検出センサありとする。
か、ステツプS42でy座標の差がlevel2より大きいか否
かが判別され。共に大きくない場合はステツプS43に進
んで誤検出センサなしとする。一方、どちらかで大きい
場合はステツプS44に進んで誤検出センサありとする。
ところで、2つのセンサでx,y座標を算出するには2
つのセンサを結ぶ直線に対し右側にあるのか左側にある
のかを知らなければならない。このため、本実施例でも
他のセンサを設けてそれを決定することを述べたが、2
つのセンサを結ぶ直線上から一定距離のエリアは座標値
があいまいになることがあるので、誤判定をさけるため
には予め判定不能域を設定しておく必要が生じる場合も
ある。但し、センサの数を更に増加したり配置を変える
ことにより、この問題は解消される。
つのセンサを結ぶ直線に対し右側にあるのか左側にある
のかを知らなければならない。このため、本実施例でも
他のセンサを設けてそれを決定することを述べたが、2
つのセンサを結ぶ直線上から一定距離のエリアは座標値
があいまいになることがあるので、誤判定をさけるため
には予め判定不能域を設定しておく必要が生じる場合も
ある。但し、センサの数を更に増加したり配置を変える
ことにより、この問題は解消される。
〈第2実施例〉 本発明の第2実施例として、群速度と位相速度とが異
なる横波超音波を信号として用い、群到達時間でペン・
センサ間の距離が波長の何倍かという大まかな距離計算
をおこない、位相到達時間によつてさらに精度を上げる
という方式を行う場合において、特に距離が波長の何倍
であるか(すなわちn値)の項の計算誤まりの発生を発
見する方法、さらにその際の座標値のずれが誤検出セン
サとペン間の距離の関数であることを利用して誤検出を
起こした可能性のあるセンサを特定する方法とを説明す
る。
なる横波超音波を信号として用い、群到達時間でペン・
センサ間の距離が波長の何倍かという大まかな距離計算
をおこない、位相到達時間によつてさらに精度を上げる
という方式を行う場合において、特に距離が波長の何倍
であるか(すなわちn値)の項の計算誤まりの発生を発
見する方法、さらにその際の座標値のずれが誤検出セン
サとペン間の距離の関数であることを利用して誤検出を
起こした可能性のあるセンサを特定する方法とを説明す
る。
センサ配置として、第5図で示すようにy座標算出用
に2個とx座標算出用に2個の計4個のセンサを、それ
ぞれを結ぶ直線が有効エリアの中心で十字を描くように
配置した場合を考える。この場合に、例えば指示点のx
座標を計算する方法の中で次の2つを考える。
に2個とx座標算出用に2個の計4個のセンサを、それ
ぞれを結ぶ直線が有効エリアの中心で十字を描くように
配置した場合を考える。この場合に、例えば指示点のx
座標を計算する方法の中で次の2つを考える。
(5)センサS1とS2とでx12座標を求め、センサS1とS3
とでx13座標を求め、一次変換により(x12,x13)をx
座標に変換する。
とでx13座標を求め、一次変換により(x12,x13)をx
座標に変換する。
(6)センサS0とS2とでx02座標を求め、センサS0とS3
とでx03座標を求め、一次変換により(x02,x03)をx
座標に変換する。
とでx03座標を求め、一次変換により(x02,x03)をx
座標に変換する。
この時、4つのセンサが第5図で示されるようにひし
形状に配置されている場合、4つのセンサ中の1つのセ
ンサがn値を±1だけ誤計算したとすると、(5)の方
法によつて求められるx座標値x(5)と(6)の方法
によつて求められるx座標値x(6)との差の大きさは
次のような関数で示される。
形状に配置されている場合、4つのセンサ中の1つのセ
ンサがn値を±1だけ誤計算したとすると、(5)の方
法によつて求められるx座標値x(5)と(6)の方法
によつて求められるx座標値x(6)との差の大きさは
次のような関数で示される。
x(5):(5)の方法で求められた座標値 x(6):(6)の方法で求められた座標値 λ:波長 L01:センサS0とS1間の距離 rk:誤検出したセンサとペン間の真の距離 λとL01のついてはあらかじめ知ることができる。ま
たrkと実際に観測されるrk′との違いは高々λの大きさ
である。したがつて、4つのセンサのうちどのセンサが
式を満たすペン・センサ間距離になつているかを調べ
れば、誤検出センサを特定することが可能となる。
たrkと実際に観測されるrk′との違いは高々λの大きさ
である。したがつて、4つのセンサのうちどのセンサが
式を満たすペン・センサ間距離になつているかを調べ
れば、誤検出センサを特定することが可能となる。
第7図は本実施例の処理手順を示すフローチヤートで
ある。
ある。
ステツプS71,S73,S75,S77でx座標値の差|x(5)−
x(6)|(=Δx)と、それぞれのrk(k=0,1,…)
とについて、Δx/rkを求めてその値が2λ/L01に近い
か否かを、level3<Δx/rk<level4の条件で判別し、も
しこの間の値であれば、それぞれステツプS72でセンサS
0を、ステツプS74でセンサS1を、ステツプS76でセンサS
2を、ステツプS78でセンサS3を誤検出の可能性ありとす
る。
x(6)|(=Δx)と、それぞれのrk(k=0,1,…)
とについて、Δx/rkを求めてその値が2λ/L01に近い
か否かを、level3<Δx/rk<level4の条件で判別し、も
しこの間の値であれば、それぞれステツプS72でセンサS
0を、ステツプS74でセンサS1を、ステツプS76でセンサS
2を、ステツプS78でセンサS3を誤検出の可能性ありとす
る。
但し、第5図に示すように2つのセンサS0とS2とを結
ぶ直線の垂直二等分線l1上付近は、それら2つのセンサ
S0とS2とからほぼ等距離にあるため、もしそのうちのど
ちらかに誤検出センサがある場合、そのどちらかを特定
することは非常にむずかしい。どこまで一つのセンサに
特定できるかはtpの分解能や精度との兼ね合いになり、
実用の製品においてはそれらを考慮してしきい値を決め
ることとなる。
ぶ直線の垂直二等分線l1上付近は、それら2つのセンサ
S0とS2とからほぼ等距離にあるため、もしそのうちのど
ちらかに誤検出センサがある場合、そのどちらかを特定
することは非常にむずかしい。どこまで一つのセンサに
特定できるかはtpの分解能や精度との兼ね合いになり、
実用の製品においてはそれらを考慮してしきい値を決め
ることとなる。
4つのセンサのうち例えば第6図に示すようにセンサ
S0とS2との垂直二等分線l1とセンサS0とS3との垂直二等
分線l2との交点P付近は、センサS0,S2,S3のどれかを
特定しにくいこととなる。また、その交点PとセンサS1
とS3との垂直二等分線l3が近接しているとセンサS0〜S3
のどれかをも特定できないこととなる。そのため、セン
サS0,S1とセンサS2,S3とのセンサ間距離をある程度異
ならせることにより、4つのセンサのうちどれにも特定
できないというようなエリアをなくすことができる。逆
にいえば、確実に誤検出がおきていないセンサを一つ以
上特定することが可能になる。
S0とS2との垂直二等分線l1とセンサS0とS3との垂直二等
分線l2との交点P付近は、センサS0,S2,S3のどれかを
特定しにくいこととなる。また、その交点PとセンサS1
とS3との垂直二等分線l3が近接しているとセンサS0〜S3
のどれかをも特定できないこととなる。そのため、セン
サS0,S1とセンサS2,S3とのセンサ間距離をある程度異
ならせることにより、4つのセンサのうちどれにも特定
できないというようなエリアをなくすことができる。逆
にいえば、確実に誤検出がおきていないセンサを一つ以
上特定することが可能になる。
なお、本実施例ではx座標を求める方法として3つの
センサが作る平行でない2つの座標系での座標を一次変
換して求める方法を使用したので、x座標と平行でない
例えばセンサS0とS2とのみでx座標(またはy座標)を
決定する方法に比べて座標精度がよく良好である。これ
は、2つのセンサのみでその2つを結ぶ直線と平行でな
い座標系の座標値を計算しようとすると、オフセツトな
どの計算定数の微妙なズレが、平行でない成分の計算誤
差に非常に大きく帰与してしまうことなどによる。ま
た、本実施例のような算出方法なら2つのセンサを結ぶ
直線の右側であるか左側であるかという問題も生じな
い。
センサが作る平行でない2つの座標系での座標を一次変
換して求める方法を使用したので、x座標と平行でない
例えばセンサS0とS2とのみでx座標(またはy座標)を
決定する方法に比べて座標精度がよく良好である。これ
は、2つのセンサのみでその2つを結ぶ直線と平行でな
い座標系の座標値を計算しようとすると、オフセツトな
どの計算定数の微妙なズレが、平行でない成分の計算誤
差に非常に大きく帰与してしまうことなどによる。ま
た、本実施例のような算出方法なら2つのセンサを結ぶ
直線の右側であるか左側であるかという問題も生じな
い。
〈第3実施例〉 前記第2実施例に示してような方法、もしくはその他
のなんらかの方法で誤検出をおこした可能性のあるセン
サとして、x軸,y軸のどちらとも平行でない直線上にあ
る2つのセンサが選ばれた場合に、誤検出を起こしたセ
ンサがどちらであるかを判別する方法を説明する。
のなんらかの方法で誤検出をおこした可能性のあるセン
サとして、x軸,y軸のどちらとも平行でない直線上にあ
る2つのセンサが選ばれた場合に、誤検出を起こしたセ
ンサがどちらであるかを判別する方法を説明する。
センサ配置としては第2実施例と同様なものを考え
る。この時,センサS0とS2との垂直2等分線上l1近辺の
ある一点P1が指示されたとし、センサS2が何らかの外乱
でtgがぶれて取り込まれたためn値を+1誤まつたとす
る。この様子を第8図に示す。
る。この時,センサS0とS2との垂直2等分線上l1近辺の
ある一点P1が指示されたとし、センサS2が何らかの外乱
でtgがぶれて取り込まれたためn値を+1誤まつたとす
る。この様子を第8図に示す。
この時第2実施例の方法で誤検出センサを特定した場
合には、ペン・センサS0間の距離r0とペン・センサS2間
の距離r2とがr0≒r2であるため、第2実施例の方法であ
るとセンサS0とS2とを誤検出としてしまい、どちらが実
際に誤検出を行つたのかが特定できない。そこで、本実
施例ではまずセンサS0が誤まつたとしたらn値を+1誤
つたのか−1誤まつたのか、次にセンサS2が誤まつたと
したらn値を+1誤まつたのか−1誤まつたのかを知べ
る。その方法として、まずセンサS0とS2のどちらか一
方、たとえばセンサS2のn値(n2)を、得られた値より
も+1して|x(5)−x(6)|(n2←n2+1)を求め
る。次に、センサS2のn値を得られた値よりも−1して
|x(5)−x(6)|(n2←n2−1)を求める。そし
て、得られたままのn値で計算した|(5)−x(6)
|(n2)と比較する。今の場合、本当はセンサS2が+1
誤まつたのだから、 |x(5)−x(6)|(n2←n2−1)<|x(5)−x
(6)|(n2) |x(5)−x(6)|(n2←n2+1)>|x(5)−x
(6)|(n2) という結果が得られ、センサS2が誤まつていたとすれば
+1誤まつたのであるということがわかる。この様子を
示したものが第9図である。
合には、ペン・センサS0間の距離r0とペン・センサS2間
の距離r2とがr0≒r2であるため、第2実施例の方法であ
るとセンサS0とS2とを誤検出としてしまい、どちらが実
際に誤検出を行つたのかが特定できない。そこで、本実
施例ではまずセンサS0が誤まつたとしたらn値を+1誤
つたのか−1誤まつたのか、次にセンサS2が誤まつたと
したらn値を+1誤まつたのか−1誤まつたのかを知べ
る。その方法として、まずセンサS0とS2のどちらか一
方、たとえばセンサS2のn値(n2)を、得られた値より
も+1して|x(5)−x(6)|(n2←n2+1)を求め
る。次に、センサS2のn値を得られた値よりも−1して
|x(5)−x(6)|(n2←n2−1)を求める。そし
て、得られたままのn値で計算した|(5)−x(6)
|(n2)と比較する。今の場合、本当はセンサS2が+1
誤まつたのだから、 |x(5)−x(6)|(n2←n2−1)<|x(5)−x
(6)|(n2) |x(5)−x(6)|(n2←n2+1)>|x(5)−x
(6)|(n2) という結果が得られ、センサS2が誤まつていたとすれば
+1誤まつたのであるということがわかる。この様子を
示したものが第9図である。
ただし、センサS0がn値を−1誤まつた場合も、みか
け上これと同じ結果が得られる。つまりセンサS2のn値
を得られた値よりも+1して|x(5)−x(6)|(n2
←n2+1)を求めたものと、−1して|x(5)−x
(6)|(n2←n2+1)を求めたものは、もともとの|x
(5)−x(6)|(n2)と比較して、 |x(5)−x(6)|(n2←n2−1)<|x(5)−x
(6)|(n2) |x(5)−x(6)|(n2←n2+1)>|x(5)−x
(6)|(n2) という結果になる。この様子を示したものが第10図であ
る。つまり、センサS2のn値を−1することによつて、
第2実施例の(5)の方法も(6)の方法も共にP2点を
算出することになり、 |x(5)−x(6)|(n2←n2−1)≒0 となる。さらに、センサS0がn値を+1誤まつた場合と
センサS2が−1誤まつた場合とには、第10図,第11図に
示すように共にP3点を算出することになり、 |x(5)−x(6)|(n2←n2−1)>|x(5)−x
(6)|(n2) |x(5)−x(6)|(n2←n2+1)<|x(5)−x
(6)|(n2)という関係が得られる。
け上これと同じ結果が得られる。つまりセンサS2のn値
を得られた値よりも+1して|x(5)−x(6)|(n2
←n2+1)を求めたものと、−1して|x(5)−x
(6)|(n2←n2+1)を求めたものは、もともとの|x
(5)−x(6)|(n2)と比較して、 |x(5)−x(6)|(n2←n2−1)<|x(5)−x
(6)|(n2) |x(5)−x(6)|(n2←n2+1)>|x(5)−x
(6)|(n2) という結果になる。この様子を示したものが第10図であ
る。つまり、センサS2のn値を−1することによつて、
第2実施例の(5)の方法も(6)の方法も共にP2点を
算出することになり、 |x(5)−x(6)|(n2←n2−1)≒0 となる。さらに、センサS0がn値を+1誤まつた場合と
センサS2が−1誤まつた場合とには、第10図,第11図に
示すように共にP3点を算出することになり、 |x(5)−x(6)|(n2←n2−1)>|x(5)−x
(6)|(n2) |x(5)−x(6)|(n2←n2+1)<|x(5)−x
(6)|(n2)という関係が得られる。
以上の作業により、センサS0がn値を+1誤まつたか
またはセンサS2がn値を−1誤まつた場合と、センサS0
がn値を−1誤まつたかまたはセンサS2がn値を+1誤
まつた場合との2つの状態を判別できることになる。
またはセンサS2がn値を−1誤まつた場合と、センサS0
がn値を−1誤まつたかまたはセンサS2がn値を+1誤
まつた場合との2つの状態を判別できることになる。
第13図のフローチヤートに本実施例の誤検出の分類手
順を示す。
順を示す。
まず、ステツプS131で|x(5)−x(6)|(n2)−
|x(5)−x(6)|(n2←n2+1)を求めて、その値
が正か負かを判定する。正ならばステツプS132に進んで
センサS2の+1誤りあるいはセンサS0の−1誤りとす
る。一方、負ならばステツプS133に進んでセンサS2の−
1誤りあるいはセンサS0の+1誤りとする。尚、ここで
はS0とS2とに誤りの可能性がある場合について述べた
が、他の組み合わせの場合も同様に行なえることは自明
である。
|x(5)−x(6)|(n2←n2+1)を求めて、その値
が正か負かを判定する。正ならばステツプS132に進んで
センサS2の+1誤りあるいはセンサS0の−1誤りとす
る。一方、負ならばステツプS133に進んでセンサS2の−
1誤りあるいはセンサS0の+1誤りとする。尚、ここで
はS0とS2とに誤りの可能性がある場合について述べた
が、他の組み合わせの場合も同様に行なえることは自明
である。
次に、センサS0の+1の誤まりなのか、センサS2の−
1の誤まりなのかを判別する方法を説明する。2つのセ
ンサS0,S2に誤検出センサが絞られたということは、他
の2つのセンサS1,S3は誤検出していないということに
なる。したがつて、まずこの誤検出していないセンサ
S1,S3で指示点のx,y座標を求める。この時、第2実施
例で述べたように2つのセンサのみでx,y座標を求める
と座標精度がややおとつてしまうが、大部分の領域では
x,y座標を誤検出による座標誤差よりは十分低い誤差で
求められる。
1の誤まりなのかを判別する方法を説明する。2つのセ
ンサS0,S2に誤検出センサが絞られたということは、他
の2つのセンサS1,S3は誤検出していないということに
なる。したがつて、まずこの誤検出していないセンサ
S1,S3で指示点のx,y座標を求める。この時、第2実施
例で述べたように2つのセンサのみでx,y座標を求める
と座標精度がややおとつてしまうが、大部分の領域では
x,y座標を誤検出による座標誤差よりは十分低い誤差で
求められる。
そこで、たとえば第14図に示すように誤検出をおこし
ていない2つのセンサS1,S3で求めたx,y座標値と、誤
検出をおこしていない一つのセンサと誤検出をおこした
可能性のある一つのセンサとのペア例えばS0とS3,S1と
S2のペアで求めたx,y座標値とを比較する。誤検出をお
こしたセンサを含んだペアで求めたx,y座標値は、当然
誤検出をおこしていない2つのセンサで求めたx,y座標
値とに比べて大きい誤差が現われる。この場合センサ
S1,S3及びセンサS0,S3で求めたものは共にD点を算出
するが、センサS1,S2ではE点を算出してしまう。従つ
て、誤差の大きいペアの方に誤検出センサが含まれてい
ると判別することができる。
ていない2つのセンサS1,S3で求めたx,y座標値と、誤
検出をおこしていない一つのセンサと誤検出をおこした
可能性のある一つのセンサとのペア例えばS0とS3,S1と
S2のペアで求めたx,y座標値とを比較する。誤検出をお
こしたセンサを含んだペアで求めたx,y座標値は、当然
誤検出をおこしていない2つのセンサで求めたx,y座標
値とに比べて大きい誤差が現われる。この場合センサ
S1,S3及びセンサS0,S3で求めたものは共にD点を算出
するが、センサS1,S2ではE点を算出してしまう。従つ
て、誤差の大きいペアの方に誤検出センサが含まれてい
ると判別することができる。
この誤検出センサ判別のフローチヤートを第15図に示
す。同図において、|x,y(S1,S3)−x,y(S1,S2)|
は、センサS1,S3で求めたx,y座標とセンサS1,S2で求
めたx,y座標との差の大きさを表わすもので、実際には
x,y座標独立にその差を吟味して両者の結果をみきわめ
て判断することになる。
す。同図において、|x,y(S1,S3)−x,y(S1,S2)|
は、センサS1,S3で求めたx,y座標とセンサS1,S2で求
めたx,y座標との差の大きさを表わすもので、実際には
x,y座標独立にその差を吟味して両者の結果をみきわめ
て判断することになる。
まずステツプS151で、 |x,y(S1,S3)−x,y(S1,S2)| −|x,y(S1,S3)−x,y(S3,S0)|>0 を判定し、正ならばステツプS152に進んでセンサS2を誤
差検出と判断する。一方、負ならばステツプS153に進ん
でセンサS0を誤検出と判断する。尚、第15図もS0とS2と
に誤検出がある場合のみを示しており、他の組み合せの
場合も同様である。
差検出と判断する。一方、負ならばステツプS153に進ん
でセンサS0を誤検出と判断する。尚、第15図もS0とS2と
に誤検出がある場合のみを示しており、他の組み合せの
場合も同様である。
以上、本実施例における第13図の誤検出の分類と第15
図の誤検出センサの判別とから、どのセンサがどう誤検
出したかが認識できる。
図の誤検出センサの判別とから、どのセンサがどう誤検
出したかが認識できる。
〈第4実施例〉 前記第3実施例に示したような方法で、誤検出の疑い
がある2つのセンサから真に誤検出した一つのセンサを
特定することが可能となるが、2つのセンサのみで指示
点のx,y座標を求めるという作業がはいるため、もとも
との絶対座標の精度をだすtpの精度の安定性が重要な必
要条件となる。
がある2つのセンサから真に誤検出した一つのセンサを
特定することが可能となるが、2つのセンサのみで指示
点のx,y座標を求めるという作業がはいるため、もとも
との絶対座標の精度をだすtpの精度の安定性が重要な必
要条件となる。
前述したようにtpの精度のあいまいさは2つのセンサ
のみで指示点のx,y座標を求める際に、計算上大きな誤
差を生んでしまう。その結果、tpの精度があまりよくな
い場合には、第3実施例で真に誤検出したセンサを正し
く判別できずに、誤判定してしまうことも起き得る。そ
こで、より正確な判別を実現するために本実施例が考案
された。
のみで指示点のx,y座標を求める際に、計算上大きな誤
差を生んでしまう。その結果、tpの精度があまりよくな
い場合には、第3実施例で真に誤検出したセンサを正し
く判別できずに、誤判定してしまうことも起き得る。そ
こで、より正確な判別を実現するために本実施例が考案
された。
前記第3実施例と同様な経過をたどり、センサS0がn
値を+1誤まつたかまたはセンサS0がn値を−1誤まつ
たということまで分かつたとする。その時、n2を得られ
た値よりも+1にした状態を考えると、第16図,第17図
及び第18図,第19図に示すような2つの状態のどちらか
になつていることになる。つまり、n2を+1したことに
よつて全センサが正常値に戻つたのか、それともセンサ
S0とセンサS2の2つ共がn値を+1誤まつてしまつたか
の2つの状態である。
値を+1誤まつたかまたはセンサS0がn値を−1誤まつ
たということまで分かつたとする。その時、n2を得られ
た値よりも+1にした状態を考えると、第16図,第17図
及び第18図,第19図に示すような2つの状態のどちらか
になつていることになる。つまり、n2を+1したことに
よつて全センサが正常値に戻つたのか、それともセンサ
S0とセンサS2の2つ共がn値を+1誤まつてしまつたか
の2つの状態である。
そこで次に、この2のうちのどちらの状態になつてい
るのかを判別する。
るのかを判別する。
第16図に示すようにx02座標とx13座標、それに垂直な
y02座標とy13座標とを考える。4つのセンサがひし形状
に配置されている場合には、x02軸とx13軸とは平行であ
り、その間の距離は一定(=L2)である。
y02座標とy13座標とを考える。4つのセンサがひし形状
に配置されている場合には、x02軸とx13軸とは平行であ
り、その間の距離は一定(=L2)である。
したがつて、指示点の位置がx02軸とx13軸との間にあ
る場合には、指示点のy02座標値とy13座標値には次のよ
うな関係が成立する。
る場合には、指示点のy02座標値とy13座標値には次のよ
うな関係が成立する。
y02+y13=L2 また、x13軸よりも外側の場合は y02−y13=L2 また、x02軸よりも外側の場合は −y02+y13=L2 のようになる。
したがつて、指示点がこれら3つのうちどこにあるの
かを判別し、それに応じてy02,y13,L2の関係式が満た
されているのかどうかを調べ、満たされていない場合に
は誤検出していないセンサのn値を変更してしまつたと
判断し、もう一方のセンサが誤検出をしたと判別でき
る。また、満たされた場合にはn値を変更したセンサが
誤検出していたと判別できる。
かを判別し、それに応じてy02,y13,L2の関係式が満た
されているのかどうかを調べ、満たされていない場合に
は誤検出していないセンサのn値を変更してしまつたと
判断し、もう一方のセンサが誤検出をしたと判別でき
る。また、満たされた場合にはn値を変更したセンサが
誤検出していたと判別できる。
本実施例においては、疑われているどちらか一方のセ
ンサのn値を変更することによつて、判別すべき2つの
状態の現象差を故意に広げることになり、判別の信頼性
を向上させる効果がある。
ンサのn値を変更することによつて、判別すべき2つの
状態の現象差を故意に広げることになり、判別の信頼性
を向上させる効果がある。
第20図に本実施例の処理手順のフローチヤートを示
す。
す。
まず、ステツプS201でn2を+1する。ステツプS202,S
203,S204で上記それぞれの領域での等式を満足するか否
かを判別し、等式を満足すればステツプS206に進んで、
センサS2の−1誤検出とする。どの等式も満足しなけれ
ばステツプS205に進んでセンサS0の+1誤検出とする。
しかし、ステツプS205に進む場合に一概にセンサS0の+
1誤検出とは決まらない場合もあるので、n0を−1とし
て同様の判別をし、全ての等式を満足しない場合は誤検
出センサの判定は不能とすれば良い。
203,S204で上記それぞれの領域での等式を満足するか否
かを判別し、等式を満足すればステツプS206に進んで、
センサS2の−1誤検出とする。どの等式も満足しなけれ
ばステツプS205に進んでセンサS0の+1誤検出とする。
しかし、ステツプS205に進む場合に一概にセンサS0の+
1誤検出とは決まらない場合もあるので、n0を−1とし
て同様の判別をし、全ての等式を満足しない場合は誤検
出センサの判定は不能とすれば良い。
すなわち、3つの領域を判別できる分解能によつて
は、それぞれの境界に判別不能域を設ける必要があり、
同図においてy02+y13≒L2と記されているが、実際にy
02+y13の値をどの範囲で≒L2と認定するかによつて、
この判別不能域の大きさは変化する。
は、それぞれの境界に判別不能域を設ける必要があり、
同図においてy02+y13≒L2と記されているが、実際にy
02+y13の値をどの範囲で≒L2と認定するかによつて、
この判別不能域の大きさは変化する。
〈第5実施例〉 本実施例では前記第2実施例のような方法、もしくは
他のなんらかの方法で、誤検出をおこした可能性のある
センサが3つ選ばれら場合に、3つのうち向かい合う2
つのセンサのうちどちらかの誤検出か、他の一つのセン
サの誤検出かを判別する方法を説明する。
他のなんらかの方法で、誤検出をおこした可能性のある
センサが3つ選ばれら場合に、3つのうち向かい合う2
つのセンサのうちどちらかの誤検出か、他の一つのセン
サの誤検出かを判別する方法を説明する。
例として、センサS0,S2,S3のうちどれがが誤検出セ
ンサであるという場合を考えてみる。センサ配置として
は第2実施例と同様なものを考える。この時にセンサ
S0,S2の垂直二等分線l1とセンサS0,S3の垂直2等分線
l2の交点近辺のある一点P4が指示されたとし、|x(5)
−x(6)|の値とペン・センサ間の距離との関係から
誤検出センサを特定しようとすると、r0=r2=r3である
ためどうしてもセンサS0,S2,S3の内どれが本当の誤検
出センサなのかの区別がつかない。
ンサであるという場合を考えてみる。センサ配置として
は第2実施例と同様なものを考える。この時にセンサ
S0,S2の垂直二等分線l1とセンサS0,S3の垂直2等分線
l2の交点近辺のある一点P4が指示されたとし、|x(5)
−x(6)|の値とペン・センサ間の距離との関係から
誤検出センサを特定しようとすると、r0=r2=r3である
ためどうしてもセンサS0,S2,S3の内どれが本当の誤検
出センサなのかの区別がつかない。
しかし、3つのうちのどれか一つのセンサ(本例では
センサS2)のn値を|x(5)−x(6)|の値が減少す
るような方に+1または−1する。たとえば、センサS2
のn値(n2)を|x(5)−x(6)|が減少するよう修
正するとすると、n2を+1すると|x(5)−x(6)|
が減少する場合と、n2を−1すると|x(5)−x(6)
|減少する場合の2種類に分類できる。
センサS2)のn値を|x(5)−x(6)|の値が減少す
るような方に+1または−1する。たとえば、センサS2
のn値(n2)を|x(5)−x(6)|が減少するよう修
正するとすると、n2を+1すると|x(5)−x(6)|
が減少する場合と、n2を−1すると|x(5)−x(6)
|減少する場合の2種類に分類できる。
そのときの2つの分類は次のようである。
n2←n2+1した方が|x(5)−x(6)|が減少する
場合 センサS2が−1誤まり、または センサS0が+1誤まり、または センサS3が−1誤まり n2←n2−1した方|x(5)−x(6)|が減少する場
合 センサS2が+1誤まり、または センサS0が−1誤まり、または センサS3が+1誤まり そこで今、後者が選ばれた場合について考える。この
時の3つの場合を第21図〜第23図に示す。n2の値を−1
した状態を考えると、第24図(a)〜(c)のどれかに
なつている。
場合 センサS2が−1誤まり、または センサS0が+1誤まり、または センサS3が−1誤まり n2←n2−1した方|x(5)−x(6)|が減少する場
合 センサS2が+1誤まり、または センサS0が−1誤まり、または センサS3が+1誤まり そこで今、後者が選ばれた場合について考える。この
時の3つの場合を第21図〜第23図に示す。n2の値を−1
した状態を考えると、第24図(a)〜(c)のどれかに
なつている。
第4実施例と同様にx02座標,x13座標それに垂直なy
02座標,y13座標を考える。今考えている指示点領域はx
02軸とx13軸の間にあるので、指示点y02座標値とy13座
標値の間には次のような関係がある。
02座標,y13座標を考える。今考えている指示点領域はx
02軸とx13軸の間にあるので、指示点y02座標値とy13座
標値の間には次のような関係がある。
y02+y13=L2(一定) … 第24図(a)の場合は当然この関係が満たされる。ま
た第24図(c)の場合も、センサS3の+1分とセンサS2
の−1分が相補しあつて、この関係がある程度満たされ
る。しかし、第24図(b)の場合は、センサS2とセンサ
S0両方の−1分のためにこの関係が満たされない。した
がつて、式の関係が満たされる場合はセンサS2または
センサS3の誤まりであると判別でき、満たさない場合は
センサS0の誤まりであると判別することができる。尚、
前者が選ばれた場合もn2の値を+1とすることにより同
様の判別ができる。
た第24図(c)の場合も、センサS3の+1分とセンサS2
の−1分が相補しあつて、この関係がある程度満たされ
る。しかし、第24図(b)の場合は、センサS2とセンサ
S0両方の−1分のためにこの関係が満たされない。した
がつて、式の関係が満たされる場合はセンサS2または
センサS3の誤まりであると判別でき、満たさない場合は
センサS0の誤まりであると判別することができる。尚、
前者が選ばれた場合もn2の値を+1とすることにより同
様の判別ができる。
以上のフローチヤートを第25図に示す。
まず、ステツプS251でn2←n2−1とした場合の座標値
の差の変化から、差が小さくなつた場合はステツプS252
に進んで、センサS2の+1誤りあるいはセンサS0の−1
誤りあるいはセンサS3の+1誤りと判定する。一方、差
が大きくなつた場合はステツプS257に進んで、センサS2
の−1誤りあるいはセンサS0の+1誤りあるいはセンサ
S3の−1誤りと判定する。
の差の変化から、差が小さくなつた場合はステツプS252
に進んで、センサS2の+1誤りあるいはセンサS0の−1
誤りあるいはセンサS3の+1誤りと判定する。一方、差
が大きくなつた場合はステツプS257に進んで、センサS2
の−1誤りあるいはセンサS0の+1誤りあるいはセンサ
S3の−1誤りと判定する。
ステツプS252の場合は、次にステツプS253でn2←n2−
1としてステツプS254でy02+y13がL2に近いか否かを判
断し、近い場合はステツプS255に進んでセンサS2の+1
誤りあるいはセンサS3の+1誤りの判別する。一方、y
02+y13とL2との違いが所定以上である場合はステツプS
256に進んで、センサS0の−1誤りと判別する。ステツ
プS257の場合にはステツプS258でn2←n2+1として、同
様にy02+y13とL2との近さからステツプS260あるいはS2
61での判別を行う。
1としてステツプS254でy02+y13がL2に近いか否かを判
断し、近い場合はステツプS255に進んでセンサS2の+1
誤りあるいはセンサS3の+1誤りの判別する。一方、y
02+y13とL2との違いが所定以上である場合はステツプS
256に進んで、センサS0の−1誤りと判別する。ステツ
プS257の場合にはステツプS258でn2←n2+1として、同
様にy02+y13とL2との近さからステツプS260あるいはS2
61での判別を行う。
〈第6実施例〉 誤検出センサがある一つのセンサに確定された場合の
n値の修正の方法を説明する。
n値の修正の方法を説明する。
誤検出センサのn値を+1した|x(5)−x(6)|
と−1した|x(5)−x(6)|ともとのn値で計算し
た|x(5)−x(6)|を比較する。
と−1した|x(5)−x(6)|ともとのn値で計算し
た|x(5)−x(6)|を比較する。
|x(5)−x(6)|(n+1)<|x(5)−x(6)
|(n) の場合は誤検出センサはn値を−1誤まつたと判別で
き、 |x(5)−x(6)|(n−1)<|x(5)−x(6)
|(n) の場合は誤検出センサはn値を+1誤まつたと判別でき
る。
|(n) の場合は誤検出センサはn値を−1誤まつたと判別で
き、 |x(5)−x(6)|(n−1)<|x(5)−x(6)
|(n) の場合は誤検出センサはn値を+1誤まつたと判別でき
る。
〈第7実施例〉 前述してきたような実施例により誤検出センサがある
場合にも、それを発見して修正することが可能になる。
但し、実用の装置の場合誤検出センサを誤判定してしま
うという危具がどうしてもつきまとう。そこで誤判定の
確率を十分小さくするために、そのような誤判定が起こ
りうるようなエリアでは誤検出センサの判別をあきら
め、他の方法で誤検出による影響を最小限に抑え込む方
策をたてる方が全体としては安定した座標精度が得られ
るようになる。
場合にも、それを発見して修正することが可能になる。
但し、実用の装置の場合誤検出センサを誤判定してしま
うという危具がどうしてもつきまとう。そこで誤判定の
確率を十分小さくするために、そのような誤判定が起こ
りうるようなエリアでは誤検出センサの判別をあきら
め、他の方法で誤検出による影響を最小限に抑え込む方
策をたてる方が全体としては安定した座標精度が得られ
るようになる。
そのような手段として最も簡便なのが平均化である。
数種の方法によつて算出されたバラついたx,y座標値を
単純に相加平均する。突出値を除いて平均するなどの方
法が考えられる。また、誤センサの不確定さにあわせ、
それぞれに最適な平均化の方法がきまる場合もある。た
とえば、第13図のステツプS133のようにセンサS0の+1
とびかセンサS2の−1とびであるということまで確定し
た場合、次のような2つの方法でx座標を求めそれを平
均することで誤検出の影響を半分にできる。
数種の方法によつて算出されたバラついたx,y座標値を
単純に相加平均する。突出値を除いて平均するなどの方
法が考えられる。また、誤センサの不確定さにあわせ、
それぞれに最適な平均化の方法がきまる場合もある。た
とえば、第13図のステツプS133のようにセンサS0の+1
とびかセンサS2の−1とびであるということまで確定し
た場合、次のような2つの方法でx座標を求めそれを平
均することで誤検出の影響を半分にできる。
センサS1,S2でx12座標を求め、センサS1,S3でx13座
標を求め、一次変換により(x12,x13)をx,y座標に変
換する。
標を求め、一次変換により(x12,x13)をx,y座標に変
換する。
センサS0,S1でx座標を求める。
この場合かのどちらかが誤検出センサの影響を受
けずに算出したx座標であり、平均化により必ず真の値
からずれたx座標を算出してしまうことになる。ただ
し、その時の誤差分は誤検出センサを用いてx座標を計
算した場合の必ず半分になるため、突出した誤まりを回
避するには充分有効な手段である。
けずに算出したx座標であり、平均化により必ず真の値
からずれたx座標を算出してしまうことになる。ただ
し、その時の誤差分は誤検出センサを用いてx座標を計
算した場合の必ず半分になるため、突出した誤まりを回
避するには充分有効な手段である。
[発明の効果] 本発明により、センサの誤検出や環境条の変動による
ゆらぎ等の影響を防ぎ、安定した座標情報が得られる超
音波座標入力装置を提供できる。
ゆらぎ等の影響を防ぎ、安定した座標情報が得られる超
音波座標入力装置を提供できる。
すなわち、複数の方法で座標値を算出し、その値のば
らつきの大きさによつて誤検出センサのあるなしを判別
し、判別結果に応じてその後の処理をすることによつ
て、誤まつた座標値をそのまま外部機器へ出力してしま
うことがなくなり、機器としての信頼性が向上する、誤
検出センサを特定し、それにしたがい最も影響を受けな
いような座標算出方法を適宜選択することにより、安定
した座標精度を実現することができる。とくに、n値の
修正を実施することは、ペンや伝播体に対する機材的精
度の要求を大幅に下げることになる。
らつきの大きさによつて誤検出センサのあるなしを判別
し、判別結果に応じてその後の処理をすることによつ
て、誤まつた座標値をそのまま外部機器へ出力してしま
うことがなくなり、機器としての信頼性が向上する、誤
検出センサを特定し、それにしたがい最も影響を受けな
いような座標算出方法を適宜選択することにより、安定
した座標精度を実現することができる。とくに、n値の
修正を実施することは、ペンや伝播体に対する機材的精
度の要求を大幅に下げることになる。
第1図は本実施例の超音波座標入力装置の構成を示すブ
ロツク図、 第2図は3つのセンサを配置した場合のX,Y座標値の算
出方法を示す図、 第3図は誤検出センサ発生による座標値の移動を示す
図、 第4は本発明の第1実施例の手順を示すフローチヤー
ト、 第5図は2つのセンサうちどの誤りか判別が困難な場所
を示す図、 第6図は3つのセンサのうちどの誤りか判別が困難な場
所を示す図、 第7図は本発明の第2実施例の手順を示すフローチヤー
ト、 第8図はセンサS2の+1誤りの検出例を示す図、 第9図はセンサS2の+1誤り検出におけるセンサS2の−
1修正例を示す図、 第10図はセンサS0の−1誤り検出におけるセンサS2の+
1修正例を示す図、 第11図はセンサS2の−1誤り検出におけるセンサS2の+
1修正例を示す図、 第12図はセンサS0の+1誤り検出におけるセンサS2の+
1修正例を示す図、 第13図は本発明の第3実施例の手順を示すフローチヤー
ト、 第14図は誤検出を含まないペアでの算出座標値と誤検出
を含むペアでの算出座標値を示す図、 第15図は本発明の第4実施例の手順を示すフローチヤー
ト、 第16図は+誤検出センサを修正後の誤検出を含まないペ
アでの算出座標値を示す図、 第17図は−誤検出ペアでの算出座標値を示す図、 第18図は−誤検出センサ修正後の誤検出を含まないペア
での算出座標値を示す図、 第19図は+誤検出ペアでの算出座標値を示す図、 第20図は本発明の第4実施例の手順を示すフローチヤー
ト、 第21図はセンサS3が+1誤りの場合の3つのセンサのう
ちどの誤りか判別が困難な場所を示す図、 第22図はセンサS2が+1誤りの場合の3つのセンサのう
ちどの誤りか判別が困難な場所を示す図、 第23図はセンサS0が−1誤りの場合の3つのセンサのう
ちどの誤りか判別が困難な場所を示す図、 第24図(a)〜(c)は3つのセンサのうちどの誤りか
判別が困難な場合のセンサS2の−1修正後を示す図、 第25図は本発明の第5実施例の手順を示すフローチヤー
ト、 第26図は超音波座標入力装置の外観例を示す図、 第27図はペン駆動信号を示す図、 第28図はセンサの出力信号を示す図、 第29図は信号到達時間対ペン・センサ間距離の関係を示
す図、 第30図は信号処理系ブロツク構成図である。 図中、1…ペン、2,2a〜2c…センサ、3…伝播体、4…
防振材、5…前置増幅器、6…絶対値回路、7…ローパ
スフイルタ、8,9…微分回路、10…Tgコンパレータ、11
…Tp検出ゲート回路、12…Tpコンパレータ、13…Tg検出
ゲート回路、14,15…ANDゲート、20…センサ制御部、40
…ペン制御部、100…CPU,101…ROM,101a…誤動作検出プ
ログラム、102…RAM,102a…定数記憶部、102b…座標記
憶部、103…出力部である。
ロツク図、 第2図は3つのセンサを配置した場合のX,Y座標値の算
出方法を示す図、 第3図は誤検出センサ発生による座標値の移動を示す
図、 第4は本発明の第1実施例の手順を示すフローチヤー
ト、 第5図は2つのセンサうちどの誤りか判別が困難な場所
を示す図、 第6図は3つのセンサのうちどの誤りか判別が困難な場
所を示す図、 第7図は本発明の第2実施例の手順を示すフローチヤー
ト、 第8図はセンサS2の+1誤りの検出例を示す図、 第9図はセンサS2の+1誤り検出におけるセンサS2の−
1修正例を示す図、 第10図はセンサS0の−1誤り検出におけるセンサS2の+
1修正例を示す図、 第11図はセンサS2の−1誤り検出におけるセンサS2の+
1修正例を示す図、 第12図はセンサS0の+1誤り検出におけるセンサS2の+
1修正例を示す図、 第13図は本発明の第3実施例の手順を示すフローチヤー
ト、 第14図は誤検出を含まないペアでの算出座標値と誤検出
を含むペアでの算出座標値を示す図、 第15図は本発明の第4実施例の手順を示すフローチヤー
ト、 第16図は+誤検出センサを修正後の誤検出を含まないペ
アでの算出座標値を示す図、 第17図は−誤検出ペアでの算出座標値を示す図、 第18図は−誤検出センサ修正後の誤検出を含まないペア
での算出座標値を示す図、 第19図は+誤検出ペアでの算出座標値を示す図、 第20図は本発明の第4実施例の手順を示すフローチヤー
ト、 第21図はセンサS3が+1誤りの場合の3つのセンサのう
ちどの誤りか判別が困難な場所を示す図、 第22図はセンサS2が+1誤りの場合の3つのセンサのう
ちどの誤りか判別が困難な場所を示す図、 第23図はセンサS0が−1誤りの場合の3つのセンサのう
ちどの誤りか判別が困難な場所を示す図、 第24図(a)〜(c)は3つのセンサのうちどの誤りか
判別が困難な場合のセンサS2の−1修正後を示す図、 第25図は本発明の第5実施例の手順を示すフローチヤー
ト、 第26図は超音波座標入力装置の外観例を示す図、 第27図はペン駆動信号を示す図、 第28図はセンサの出力信号を示す図、 第29図は信号到達時間対ペン・センサ間距離の関係を示
す図、 第30図は信号処理系ブロツク構成図である。 図中、1…ペン、2,2a〜2c…センサ、3…伝播体、4…
防振材、5…前置増幅器、6…絶対値回路、7…ローパ
スフイルタ、8,9…微分回路、10…Tgコンパレータ、11
…Tp検出ゲート回路、12…Tpコンパレータ、13…Tg検出
ゲート回路、14,15…ANDゲート、20…センサ制御部、40
…ペン制御部、100…CPU,101…ROM,101a…誤動作検出プ
ログラム、102…RAM,102a…定数記憶部、102b…座標記
憶部、103…出力部である。
Claims (11)
- 【請求項1】超音波の伝播を利用して指示点の座標を入
力する座標入力装置であつて、 指示点の座標値を複数の方法により計算する計算手段
と、 前記計算結果のばらつきに基づいて、超音波信号の誤検
出センサの存在を認識する認識手段とを備えることを特
徴とする超音波座標入力装置。 - 【請求項2】前記認識手段は、前記計算結果のバラツキ
が所定しきい値以上になつた場合に、超音波信号の誤検
出センサが存在すると判定することを特徴とする請求項
第1項記載の超音波座標入力装置。 - 【請求項3】前記計算手段は、群速度と位相速度とが異
なる横波超音波を信号として用い、群到達時間でペン・
センサ間の距離が波長の何倍かという大まかな距離計算
をおこなう第1の距離計算手段と、位相到達時間によつ
てさらに精度を上げる第2の距離計算手段とを備え、 前記認識手段は、前記距離が波長の何倍であるかという
項の計算誤まりの発生を認識することを特徴とする請求
項第1項又は第2項記載の超音波座標入力装置。 - 【請求項4】更に、前記指示点座標値の計算結果のばら
つきの量に基づいて、誤検出をおこしたセンサを特定す
る誤検出センサ特定手段を備えることを特徴とする請求
項第1項記載の超音波座標入力装置。 - 【請求項5】更に、前記指示点座標値の計算結果のばら
つき量及び所定のセンサを誤検出と仮定して波長の整数
倍プラス又はマイナスした場合の前記指示点座標値のば
らつき量に基づいて、誤検出をおこしたセンサ及び誤り
量を特定する誤検出センサ特定手段を備える特徴とする
請求項第1項記載の超音波座標入力装置。 - 【請求項6】誤検出を起こした可能性のあるセンサとし
て2つのセンサが選別された場合、前記2つのセンサ以
外の誤検出を起こしていない2つ以上のセンサで座標計
算を行なつた結果と、誤検出を起こした可能性のある前
記2つのセンサのうちの1つと誤検出を起こしていない
1つ以上のセンサの組み合わせで座標計算を行つた結果
との比較を誤検出を起こした可能性のある前記2つのセ
ンサでそれぞれ行ない、誤検出を起こしていないセンサ
のみで行なつた座標計算値に遠い方が誤検出センサを含
むと判断して、誤検出センサを特定することを特徴とす
る請求項第4項記載の超音波座標入力装置。 - 【請求項7】誤検出を起こした可能性のある前記2つの
センサのうち、どちらか一方を座標計算の方法の違いに
よる座標値のバラツキが縮小するように波長の整数倍値
を+1または−1し、その結果、誤検出を起こしていな
い2つ以上のセンサより計算した座標値と誤検出を起こ
した可能性のある前記2つのセンサより計算した座標値
を比較し、その差がある一定以上ある場合は整数値を直
していない方が、また一定以下の場合には整数値を直し
た方のセンサが誤検出を起こしたと判断することを特徴
とする請求項第5項記載の超音波座標入力装置。 - 【請求項8】少なくともy座標算出用に2個とx座標算
出用に2個の計4個のセンサを、それぞれを結ぶ直線が
有効エリアの中心で十字を描くように、y座標算出用の
2個のセンサの間の距離とx座標算出用の2個のセンサ
の間の距離とをある一定以上異ならせ、且つ有効エリア
中でこれら4つのセンサからともある一定距離範囲内に
あるというエリアを作らないように設置することを特徴
とする請求項第1項記載の超音波座標入力装置。 - 【請求項9】誤検出を起こした可能性のある3つのセン
サのうち、どれか1つを座標計算の方法の違いによる座
標値のバラツキが縮小するように波長の整数倍値を+1
または−1し、その結果誤検出をしていない1つのセン
サとそのセンサの座標軸(x軸もしくはy軸)上にない
他の1つのセンサの2つから求めた座標値と、それら以
外の2つのセンサから求めた座標値とを比較し、その差
の大きさにより3つのセンサのうちの向かい0ある2つ
のセンサのうちのどちらかの誤検出か、他の1つのセン
サの誤検出かを判別することを特徴とする請求項第5項
記載の超音波座標入力装置。 - 【請求項10】更に、前記特定された誤りセンサの誤り
量に基づいて、座標計算の方法の違いによる座標値のバ
ラツキが縮小するように座標値を補正する座標値補正手
段を備えることを特徴とする請求項第4項又は第5項記
載の超音波座標入力装置。 - 【請求項11】更に、複数の方法で計算された座標値を
平均化して指示点座標値とする平均化手段を備えること
を特徴とする請求項第1項又は第4項又は第5項記載の
超音波座標入力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14546390A JP3051425B2 (ja) | 1990-06-05 | 1990-06-05 | 超音波座標入力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14546390A JP3051425B2 (ja) | 1990-06-05 | 1990-06-05 | 超音波座標入力装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0438510A JPH0438510A (ja) | 1992-02-07 |
JP3051425B2 true JP3051425B2 (ja) | 2000-06-12 |
Family
ID=15385823
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14546390A Expired - Fee Related JP3051425B2 (ja) | 1990-06-05 | 1990-06-05 | 超音波座標入力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3051425B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5024355B2 (ja) * | 2009-11-06 | 2012-09-12 | カシオ計算機株式会社 | 指示位置検出装置及び指示位置検出方法と、表示装置及びその表示制御方法と、携帯情報端末、プログラム |
JP4968353B2 (ja) * | 2009-10-16 | 2012-07-04 | カシオ計算機株式会社 | 指示位置検出装置、指示位置検出方法及びプログラム |
-
1990
- 1990-06-05 JP JP14546390A patent/JP3051425B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0438510A (ja) | 1992-02-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7146713B2 (ja) | 障害物静止状態の決定方法、障害物静止状態の決定装置、コンピュータ機器、コンピュータ記憶媒体及び車両 | |
US8164354B2 (en) | Proximity detection system | |
US8793069B2 (en) | Object recognition system for autonomous mobile body | |
US5128684A (en) | Method and apparatus for correlating sensor detections in space and time | |
US11656083B2 (en) | Autonomous tunnel navigation with a robotic system | |
US20090008160A1 (en) | Method and system for detecting touch events based on magnitude ratios | |
US20050187678A1 (en) | Method and/or apparatus for navigating mobile robot using virtual sensor | |
US5957984A (en) | Method of determining the position of a landmark in the environment map of a self-propelled unit, the distance of the landmark from the unit being determined dynamically by the latter | |
US10635241B2 (en) | Coordinate detection device and coordinate detection method | |
JP2008122093A (ja) | 多目標追尾装置 | |
JP3051425B2 (ja) | 超音波座標入力装置 | |
CN107218917B (zh) | 一种移动机器人航向角估计方法 | |
US5570299A (en) | Coordinate input apparatus, vibration sensing device and method of evaluating same | |
JP2022183692A (ja) | 航行監視装置、航行監視方法および航行監視プログラム | |
Crowley et al. | Dynamic Modeling of Free-Space for a Mobile Robot. | |
Palanikumar et al. | Selection of robot technology using q-rung normal fuzzy interaction based decision-making model | |
JP3077989B2 (ja) | 超音波座標入力方法及びその装置 | |
Pei et al. | A robot ultrasonic mapping method based on the gray system theory | |
JPH0764696A (ja) | 座標検出装置の誤測定データ除去装置及び方法 | |
CN110554797A (zh) | 触控辨识装置的感测方法及其感测模块 | |
Jeon et al. | Feature-based probabilistic map building using time and amplitude information of sonar in indoor environments | |
JP2015090354A (ja) | 判定装置、判定プログラム、及び判定方法 | |
CN110967762B (zh) | 一种微地震地层速度标定方法及系统 | |
JP3156230B2 (ja) | 位置情報信頼度の設定法 | |
Kusumadjati et al. | Ultrasonic sensor system for detection of the objects position in two-dimensional plane |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080331 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090331 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100331 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |