JP3051311U - 雲母含有ガス発生組成物を使用するエアバッグインフレーター - Google Patents

雲母含有ガス発生組成物を使用するエアバッグインフレーター

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 NOx及びCOのような好ましくないガス、
ならびにパーティキュレートの含有量を低減したインフ
レーティングガスを生成できるエアバッグインフレータ
ーを提供する。 【解決手段】 (a)金属ハウジング;(b)編まれた
ワイヤフィルター;(c)厚さが0.01〜0.20m
mのステンレス鋼の破裂箔及び(d)(i)20〜40
重量%の燃料;(ii)20〜80重量%の酸化剤;及
び(iii)5〜25重量%の雲母を含むガス発生剤よ
りなるエアバッグインフレーター。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、一般的には、原動機車両に於ける乗員安全拘束装置を膨らませるた めに使用される新規のガス発生装置に関する。より詳細には、本考案は、25重 量%までの雲母を含み、望ましくない物質の量が許容可能レベル以内の燃焼生成 物を生成するガス発生剤を使用するエアバッグインフレーターに関する。本考案 はまた、ステンレス鋼の破裂箔を使用する新規のインフレーターハウジングに関 する。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】
金属組成物を含有するガス発生剤は、燃焼に際し、自動車用エアバッグの膨張 前に燃焼ガスから濾過せねばならない固体粒子、すなわち、一般に「スラグ」又 は「クリンカー」と呼ばれるものを生成する。ガスを膨張のために使用する場合 、特にガスを自動車用エアバッグの膨張のために濾過せねばならない場合に、ガ ス発生剤が容易に濾過可能なスラグを生成することができるのが、大いに有利で ある。非アジ化物系ガス発生剤の燃焼に際する望ましくないガスの濃度及び固体 燃焼粒子(スラグ)の生成を低減するためには、材料の特別な組合せを必要とす る。
【0003】
【課題を解決するための手段及び考案の実施の形態】
本考案のエアバッグインフレーターに使用されるガス発生剤組成物は、いかな る公知の燃料を用いても配合することができる。今日のインフレーターの大半は 、アジ化物、特にアジ化ナトリウムを燃料として使用している。しかしながら、 アジ化物燃料の使用を避けることが望まれ、テトラゾール(すなわち、5−アミ ノテトラゾール)、ビテトラゾール、テトラゾール類の鉱物塩などのテトラゾー ル類、1,2,4−トリアゾール−5−オンなどのトリアゾール類、硝酸塩(す なわち、硝酸グアニジン及び硝酸アミノグアニジン)等を含む多くの他の燃料が 提案されている。代表的に、燃料は、ガス発生剤組成物の約15〜約70重量% 、好ましくは約20〜約40重量%を構成する。一方、酸化剤は、代表的にガス 発生剤組成物の約20〜80重量%を構成する。本考案のエアバッグインフレー ターに使用されるガス発生剤組成物に含まれる燃料は、上記テトラゾール類、ト リアゾール類及びそれらの混合物から選択されるのが好適である。
【0004】 二酸化ケイ素等の加工助剤も本考案に使用することができる。当業者は、使用 する特定の酸化剤及び燃料に依存して、一定の加工助剤が他のものより有利な特 性を有していることを理解している。本考案に有用な加工助剤は、代表的に米国 、イリノイ州、トスコラのキャボット社によって製造されたシリカTS−530 である。
【0005】 本考案のエアバッグインフレーターに使用されるガス発生剤組成物に有用な酸 化剤には、遷移金属酸化物、硝酸ストロンチウム等のアルカリ土類硝酸塩がある 。アルカリ金属及びアルカリ土類金属の硝酸塩、塩素酸塩及び過塩素酸塩も有用 な酸化剤である。硝酸アンモニウムも有用な酸化剤である。本考案のエアバッグ インフレーターに使用されるガス発生剤組成物に含まれる酸化剤は、遷移金属酸 化物;アルカリ及びアルカリ土類金属硝酸塩、塩素酸塩及び過塩素酸塩;硝酸ア ンモニウム;及びそれらの混合物から選択されるのが好適であり、特に好ましい 酸化剤は、硝酸ストロンチウムと硝酸カリウムとの混合物である。
【0006】 雲母は、極めて薄い劈開フレーク構造の複雑な結晶性含水ケイ酸アルミニウム 鉱物群に対する名称であり、ほとんど完全な基礎劈開及び高度の可撓性、弾性及 び靱性を特徴とする。種々の雲母類は、構造的に類似しているが、化学組成が異 なる。雲母の特性は、強い結合と交互の弱い化学結合の周期性に由来する。雲母 族の鉱物は、代表的に白雲母、金雲母、黒雲母、紅雲母、及びフルオロ金雲母等 の他の雲母類である。一般に、ケイ素対アルミニウム比は、約3:1である。天 然産出雲母は、いずれも本考案のエアバッグインフレーターに使用されるガス発 生剤組成物に有用である。しかしながら、紅雲母及びフルオロ金雲母等のハロゲ ン原子を含有する雲母類は、好ましくない。雲母族鉱物のいくつかにおけるハロ ゲン原子の存在は、望ましくないハロゲンイオンを含有する燃焼ガスを生成する 結果となる。本考案のエアバッグインフレーターに使用される組成物に有用な雲 母は、代表的に2から100ミクロンまでの範囲の粒径を有する粉砕雲母である 。この粉砕雲母は、しばしばフレーク雲母とも呼ばれる。本考案において、2〜 25ミクロンの範囲の粒径を有する雲母が好ましい。
【0007】 代表的に、雲母は、ガス発生剤組成物の約5〜約25重量%を構成する。
【0008】 粉砕雲母は、懸濁を容易にし、浅割れ及び白亜化を低減し、被膜の収縮を防止 し、耐透水性及び耐候性を高め、及び着色顔料の色調を鮮やかにする塗料用体質 顔料として使用されてきた。ゴム産業において、粉砕雲母は、タイヤ等のゴム成 形品の製造における鉱物充填剤及び離型剤として使用されてきた。プラスチック 産業における用途も同様であるが、粉砕雲母は、強化剤としても作用する。
【0009】 本考案のエアバッグインフレーターに使用されるガス発生剤組成物は、必要に 応じて約3重量%まで、代表的に約1〜約2重量%の触媒を任意に含有してもよ い。水素化ホウ素及びフェリシアン化鉄が、このような燃焼触媒を代表する。
【0010】 以下、本考案を具体例によってより詳細に説明する。
【0011】 まず、図1を参照すると、代表的な自動車用エアバッグインフレーター10の 図解式側面図が示されている。取付板11を使用して、インフレーターを自動車 の操舵ハンドル、計器板又は他の適切な位置に取り付ける。エアバッグインフレ ーター10は、燃焼した時にガスを発生する組成物を含んでおり、発生したガス はインフレーターのハウジング13の開口12を通って排出する。インフレータ ーは、衝突検知器(図示せず)がインフレーター10の活動を必要とするのに十 分な大きさの衝突を検知した時の衝突検知器からの信号によって活動化される。 インフレーターのハウジングは金属製で開口を有し、その断面が円形であるのが 好適である。
【0012】 図2を参照すると、図1の線2−2についてのインフレーター10の断面図が 示されている。本考案の一実施態様によれば、衝突検知器(図示せず)が電気回 路に接続され、又はブースタ組成物15を発火させる導火爆管24等の起爆装置 を活性化する発火信号を伝える、次に本考案のエアバッグインフレーターに使用 されるガス発生剤組成物を発火させる。導火爆管24及び2つの電極から成る点 火装置22を適当な手段によってインフレーターハウジングに取り付ける。好ま しくは、点火装置を溶接によって取り付ける。本考案の好ましい実施態様におい て、レーザー溶接されるインフレーターハウジングを利用する。ここで使用する 「導火爆管」は、互いに絶縁され、かつブリッジ線によって接続された2電極を 有している電気装置であると理解される。ブリッジ線は、ブースタ組成物15を 発火させるのに十分な強さの一閃の熱を与えるように設計された火工組成物の少 なくとも一層に埋め込まれているのが好ましい。導火爆管起爆装置等の当業界で 知られた種々の電気、電子、機械及び電気機械的起爆装置が本考案で使用できる ことが理解される。どのような適切なブースタ組成物15も使用することができ るが、ここで説明した例では、ブースタ組成物としてBKNO3を使用した。
【0013】 ガス発生剤16は、ブースタ組成物15によって生じた熱によって発火し、生 じた化学反応によって、ハウジング内部に配置された編まれた環状ワイヤフィル ター26を通り、次に穴あき環状チューブ17を通過するガスを発生させる。編 まれたワイヤフィルター26及び穴あきチューブ17は、ステンレス鋼で製造す るのが好ましいが、低炭素鋼も使用することができる。金網クッション18を使 用して、ガス発生剤ペレットを保護する。バックアップリング19が金網クッシ ョン18及びワイヤフィルター26を適所に保持する。
【0014】 編まれたワイヤフィルター26及び穴あきチューブ17を通過した後の燃焼ガ スは環状室25に入る。ハウジング13の開口12は、ステンレス鋼の破裂箔2 0で封止されている。室25内の圧力が、一定の値を越えると、箔20が破裂し て、ガスが、開口12を通ってインフレーター10から漏出し、次にエアバッグ (図示せず)を膨張させる。
【0015】 本考案に於いて使用するステンレス鋼の破裂箔は、厚さが約0.01〜0.2 0mmのものが好適である。破裂箔は金属ハウジングが有する開口にまたがって 伸びるようにハウジング内面に設けられている。
【0016】 自己発火物質21がブースタ組成物15に極めて接近している。自己発火物質 21は、予め選択された温度で自然発火する組成物であるので、それによってブ ースタ組成物15が発火し、次にガス発生剤16が発火する。本考案を実施する 際に使用されるガス発生剤は、周囲温度が高い、例えば約175℃以上である場 合に、なおさら激しく反応しうるので、そのような激しい反応が起こる前にガス 発生剤を発火させるのが望ましい。自己発火物質保持具23が、金属ハウジング 13の内壁に自己発火物質21を固定して、所望の温度で自己発火物質21を発 火させるために適切な熱移動が生じることを確実にする。
【0017】 図4を参照すると、本出願に開示された種々のガス発生剤を試験するのに使用 される再使用可能なインフレーター29の分解図が示されている。試験用に再使 用可能とするために、第一及び第二のハウジング部材を、図1及び2に示すよう に溶接によって組立てるよりはむしろ互いにねじ嵌めにより着脱可能に取り付け た。インフレーター29は、共に円形の第一ハウジング部材27及び第二ハウジ ング部材28とを有する。第一ハウジング部材27の内壁は、第二のハウジング 部材28の外壁のおすねじ31に固定されるめすねじ30を有している。使用す るねじは、のこ歯ねじであるのが好ましい。起爆装置(図示せず)が、中柱の内 部33に配置され、図2の導火爆管24と同様に機能して、ガス発生剤16を発 火させる。金属箔20、32が反応室の環状面に沿って並んでいる。環状金属フ ィルター26及び穴あき環状チューブ17が、図2に関連して説明したのと同様 に反応室に配置されている。金属箔20は、組立てたときに第一ハウジング部材 27が有する開口12にまたがって伸びるようになる。
【0018】
【実施例】
[実施例1] ガス発生剤の製造 各1kgバッチの6種のガス発生剤組成物を以下の表1に従って配合処方した 。組成物は、最初に5−アミノテトラゾール(5−AT)を除いて全ての成分を 回分型振動グラインダー(スエコ(Sweco)社製)中で120分間混合することに よって調製した。使用した雲母は、米国、ニューヨーク州、ニューヨークのチャ ールズ・ビー・クリスタル社から得られる「マイクロマイカ3000」(白雲母 )であった。これは、約1,689kg/m3 の嵩密度及び約2.8の比重を有 する微細雲母であった。
【0019】
【表1】 重量%値 ┌────┬──┬──┬────┬───┬───┬────┬───┐ │試料No. │5-AT│KNO3│Sr(NO3)2│SiO2**│CaCO3 │ カルシウム │ 雲母*│ │ │ │ │ │ │ │ヘ゛ントナイト │ │ ├────┼──┼──┼────┼───┼───┼────┼───┤ │ 1 │ 32 │ 8 │ 44 │ 1 │ - │ - │ 15 │ ├────┼──┼──┼────┼───┼───┼────┼───┤ │ 2 │ 32 │ 8 │ 44 │ - │ - │ - │ 16 │ ├────┼──┼──┼────┼───┼───┼────┼───┤ │ 3 │ 32 │ 8 │ 44 │ 1 │ - │ 15 │ - │ ├────┼──┼──┼────┼───┼───┼────┼───┤ │ 4 │ 32 │ 8 │ 44 │ 16 │ - │ - │ - │ ├────┼──┼──┼────┼───┼───┼────┼───┤ │ 5 │ 32 │ 8 │ 44 │ 1 │ 15 │ - │ - │ ├────┼──┼──┼────┼───┼───┼────┼───┤ │ 6 │36.9│11.9│ 51.2 │ 0.5 │ - │ - │ - │ └────┴──┴──┴────┴───┴───┴────┴───┘ *:白雲母 **:試料1、3、5及び6は、分配剤として1%のヒュームドシリカを使用 し、試料4は、スラグ生成剤として1%のヒュームドシリカ及び15%のマイク ロクリスタリンシリカを使用した。
【0020】 次に、5−ATをグラインダーに加え、そして混合物をさらに120分間粉砕 した。次に、混合物をプラウ型ミキサーに入れ、15重量%の水を加えて、凝集 物を形成し、これを次に8メッシュスクリーンを有する造粒機に通した。
【0021】 顆粒をトレー上に置いて、防爆オーブン中で約3時間120℃で乾燥させた。 乾燥後の水分は、0.5〜1重量%であった。次に、乾燥顆粒を20メッシュス クリーンを使用する造粒機に通した。次に、試料を回転式ペレット成形機でペレ ット化した。ペレットは、それぞれ約5mmの直径、1.2mmの高さ、約51 〜53mgの重さであり、表2に示した密度を有していた。
【0022】
【表2】 ペレットの密度 ┌────┬──────┐ │試料No. │ 密度(g/cm3)│ ├────┼──────┤ │ 1 │ 2.16 │ │ 2 │ 2.18 │ │ 3 │ 2.16 │ │ 4 │ 2.13 │ │ 5 │ 2.17 │ │ 6 │ 2.14 │ └────┴──────┘ 具体例として、試料No.1を、2640g(44重量%)のSr(NO32 、480g(8重量%)のKNO3、900g(15重量%)の米国、ニューヨ ーク州、ニューヨークのチャールズ・ビー・クリスタル社から得られる「マイク ロマイカ3000」及び60g(1.0重量%)の米国、イリノイ州、トスコラ のキャボット社から得られる「TS−530シリカ」をセラミック媒体を含有す る回分型振動グラインダー(スエコ社製)中で一緒にし、混合物を120分間粉 砕することによって調製した。次に、1920g(32重量%)の5−ATをグ ラインダーに添加し、さらに120分間粉砕した。粉砕操作の終わりに、混合物 の平均粒径は、5〜10ミクロンであった。シリカ又は他の分配剤を含まない混 合物は、グラインダー内で群集又は凝集する傾向にあるが、1%のシリカを添加 することによって粉砕操作が容易にされる。しかしながら、エーエービー・レイ モンド・コンバッション・エンジニアリング社から得られる連続型振動グライン ダー(「20Uパラミル」)を使用することによって分配剤としてのSiO2の 必要が排除されることが後になって見出された。
【0023】 次に、粉砕物をプラウ型ミキサー(シンプソン社製)に入れ、887.5gの 水と一緒にし、約3〜5分間混合して凝集物を生成し、これを8メッシュスクリ ーンを有する造粒機に排出した。次に、粒状物を約0.5〜1.0重量%の水分 にまで乾燥させた。次に、乾燥物を20メッシュスクリーンを有する造粒機で加 工した。
【0024】 次に、乾燥、粉砕組成物を回転式ペレット成形機でペレット化した。平たいペ レット又はタブレットは、5mmの直径及び約1.2mmの高さであった。次に 、各試料から形成したペレットを、図4に示す型式の6個のスチール製インフレ ーターに充填した。約43gのペレット16をそれぞれの鋼製ハウジングに充填 した。ハウジングは、ステンレス鋼製の編まれたワイヤスラグフィルター26、 ペレットクッション18、穴あきステンレス鋼チューブ17及び約0.025m mの厚さのステンレス鋼製破裂箔も含んでいた。破裂箔又はテープ20、32は 、一方の面に接着剤を有するステンレス鋼の薄いシートから成る。接着剤は、米 国、ミネソタ州の3M社によって製造された「3M 9460PC VHB」と して知られている感圧接着剤であった。溶融硬化接着剤等の約250℃までの温 度に耐えることが知られている他の接着剤も有効である。破裂箔の接着剤面を、 全ての開口12を気密封止するようにインフレーターハウジングの内面に当てる 。開口12、すなわち、ガス発生剤によって発生されたガスの排気口は、約3. 5mmの直径であった。開口12の数は、12個であった。必要な開口の数及び それらの直径が関連し、開口の数と直径との種々の組合せが首尾よく使用できる ことは当業者に容易に理解できる。試験用インフレーターハウジングは、約88 cm3の全容積であるが、フィルターの内側にある、ガス発生物のペレットを含 有するハウジング領域は約46cm3の容積であった。インフレーターには、ブ ースタ組成物として約1.0gのBKNO3も配合され、また起爆装置が組み入 れられていた。
【0025】 [実施例2] ガス発生剤の試験 パーティキュレート 種々のガス発生剤を含有するそれぞれのインフレーター組立体を燃焼の圧力及 び時間プロファイルを記録し、インフレーターから排出するガスを分析する装置 を備えた60リットルの試験タンクで評価した。燃焼ガス発生剤によって発生す るパーティキュレート又はスラグの量も測定した。インフレーターをタンクに据 え付け、発火させた。インフレーターの発火直後に、ガス試料をタンクから回収 し、FTIR(フーリエ変換赤外分光法)によって分析した。
【0026】 タンクを大気に通じた後、60リットルのタンクの内部を注意深く洗い、脱イ オン水ですすいで、パーティキュレートの生成量を測定した。ガス発生剤によっ て生成されたパーティキュレートは水溶性及び水不溶性反応生成物の混合物から 成る。次に、可溶性反応生成物及び不溶性ダストの水性混合物を分析して、全パ ーティキュレート生成量を測定した。
【0027】 インフレーターを、60リットルの試験室でも評価した。この試験は、標準自 動車の内部容積をシミュレートするためのものである。ガス分析及びパーティキ ュレート分析は、この試験を用いても可能である。試験装置は、ステアリングホ イール模擬装置を含む60リットルの鋼製室から成るものであった。この室に真 空ポンプ、泡流量計、フィルター及びFTIRガス分析装置(分光光度計)を取 り付けた。インフレーターを試験室内の模擬ステアリングホイール組立体に取り 付け、室を封止し、ガス発生剤を発火させた。ガス試料を、ゼロ時間、及び発火 から1、5、10、15及び20分の間隔をおいてFTIR分光計を用いて分析 した。空中浮遊パーティキュレート生成量も、細目フィルターによって試験室か らの発火後の空気を濾過し、フィルターによって得られた増重量を測定すること によって60リットル試験室を用いて測定することができる。
【0028】 表3は、60リットルのタンクにおける試料1及び2に対する6回の実験(A 〜F)、及び試料3、4及び5に対する3回の実験(A〜C)で集めたデータを 示す。表3は、mg表示の不溶性パーティキュレート、mg表示の可溶性パーテ ィキュレート、mg表示の全パーティキュレート及び洗液のpHを報告するもの である。
【0029】
【表3】 パーティキュレート生成量(60リットルタンク) ┌──┬──────┬──────┬──────┬───┬──────┐ │ │不溶性 │可溶性 │全 │洗浄 │平均全 │ │試料│ハ゜ーティキュレート量│ハ゜ーティキュレート量│ハ゜ーティキュレート量│液の │ハ゜ーティキュレート量│ │No. │ │ │ │ │ │ │ │ (mg) │ (mg) │ (mg) │ pH │ (mg) │ ├──┼──────┼──────┼──────┼───┼──────┤ │1ーA │ 496 │ 640 │ 1136 │ 9.70 │ │ │1-B │ 966 │ 568 │ 1533 │10.15 │ │ │1-C │ 605 │ 594 │ 1199 │ 9.75 │ 1221 │ │1-D │ 429 │ 450 │ 879 │ 9.96 │ │ │1-E │ 754 │ 546 │ 1300 │10.06 │ │ │1-F │ 654 │ 626 │ 1280 │ 9.96 │ │ ├──┼──────┼──────┼──────┼───┼──────┤ │2-A │ 914 │ 452 │ 1366 │10.19 │ │ │2-B │ 612 │ 428 │ 1040 │10.20 │ │ │2-C │ 801 │ 412 │ 1213 │10.30 │ 1039 │ │2-D │ 547 │ 360 │ 907 │10.26 │ │ │2-E │ 644 │ 442 │ 1086 │10.06 │ │ │2-F │ 332 │ 292 │ 624 │9.96 │ │ ├──┼──────┼──────┼──────┼───┼──────┤ │3-A │ 903 │ 554 │ 1457 │10.23 │ │ │3-B │ 1286 │ 500 │ 1786 │10.29 │ 1617 │ │3-C │ 963 │ 646 │ 1609 │10.06 │ │ ├──┼──────┼──────┼──────┼───┼──────┤ │4-A │ 1585 │ 790 │ 2375 │10.96 │ │ │4-B │ 1631 │ 756 │ 2387 │10.80 │ 2270 │ │4-C │ 1361 │ 688 │ 2049 │10.59 │ │ ├──┼──────┼──────┼──────┼───┼──────┤ │5-A │ 5333 │ 1934 │ 7267 │11.86 │ │ │5-B │ 1042 │ 1532 │ 2574 │11.78 │ 4757 │ │5-C │ 3082 │ 1348 │ 4430 │11.63 │ │ ├──┼──────┼──────┼──────┼───┼──────┤ │6-A │ テ゛ータなし │ テ゛ータなし │ 4659 │11.06 │ │ │6-B │ テ゛ータなし │ テ゛ータなし │ 5600 │11.08 │ │ │6-C │ テ゛ータなし │ テ゛ータなし │ 5052 │11.10 │ 5319 │ │6-D │ テ゛ータなし │ テ゛ータなし │ 5413 │11.20 │ │ │6-E │ テ゛ータなし │ テ゛ータなし │ 5871 │11.29 │ │ └──┴──────┴──────┴──────┴───┴──────┘ これらの結果は、加工助剤としてシリカを使用してもしなくても、雲母が、試 料3、4、5及び6よりはるかにきれいな流出流れを生じることを示している。 試料1及び2の結果は、互いに甚だしく相違しないが、試料3、4、5及び6に よって得られた結果とは甚だしく相違している。これらのデータは、雲母を含有 するガス発生剤の優位性を支持するものである。
【0030】 気体状反応生成物 自動車産業は、ガス発生剤の気体状反応生成物の基準をなお発展させている。 エアバッグインフレーターからのアウトプットについての目標基準が米国と欧州 ヨーロッパの自動車製造業者との間で幾分異なることに注目することは興味のあ ることである。表4は、ガス発生剤組成物によって生成されるガス及びパーティ キュレートの望ましい基準値を示す。
【0031】
【表4】 反応生成物の基準値 ┌─────────┬──────┬───────┐ │ 反応生成物* │米国(未満)│ 欧州(未満)│ ├─────────┼──────┼───────┤ │空中浮遊ハ゜ーティキュレート│ 41.7 │ − │ │ 一酸化炭素 │ 188 │ 200 │ │ 二酸化炭素 │ 2000 │ 16667 │ │ ベンゼン │ 83.8 │ − │ │ ホルムアルデヒド │ 3.3 │ 3.3 │ │ 酸化窒素 │ 16.7 │ 16.7 │ │ 二酸化窒素 │ 3.3 │ 3.3 │ │ アンモニア │ 50 │ 50 │ │ 塩化水素 │ 8.3 │ 8.3 │ │ シアン化水素 │ 8.3 │ 8.3 │ │ 二酸化硫黄 │ 16.7 │ 16.7 │ │ 硫酸水素塩 │ 16.7 │ 16.7 │ │ 塩 素 │ 1.7 │ 1.7 │ │ ホスゲン │ 0.3 │ 0.3 │ └─────────┴──────┴───────┘ *:空中浮遊パーティキュレート量がmg/m3表示である以外、全ての値は、 ppm表示である。
【0032】 試料No.1〜5に関する60リットルのタンク中で生成したガスのうち一酸 化炭素(CO)、酸化窒素(NO)及び二酸化窒素(NO2)の量を表5に示す 。これらのガス試料を、展開前(バックグラウンド)、及び展開後1、5、10 、15及び20分の間隔をおいてFTIRを用いて分析した。試料を60リット ルの試験室から2メートルの約6mmの外径を有するフルオロポリマーチューブ を介してFTIRガスセルに直接移した。
【0033】
【表5】 ガス分析値(試料の1,5,10,15,20分後の採取時に於ける3回の分 析値の平均) ┌────┬───┬───┬───┐ │試料No. │ CO │ NO │NO2 │ ├────┼───┼───┼───┤ │ 1 │ 172 │ 12 │ 2.4 │ │ 2 │ 163 │ 12 │ 2.1 │ │ 3 │ 202 │ 19 │ 3.8 │ │ 4 │ 224 │ 17 │ 3.4 │ │ 5 │ 239 │ 16 │ 3.3 │ │ 6 │ 286 │ 11 │ 2.6 │ └────┴───┴───┴───┘ 16重量%及び15重量%の雲母をそれぞれ含有する試料1及び2は、雲母を 含有しないガス発生剤と比べてCO、NO及びNO2の量が低減されていること が実証された。自動車産業は、ガス発生剤が抑制された量の、表IVに示すような 種々の反応生成物を生成することを要求している。本考案のエアバックインフレ ーターで使用されるガス発生剤は、これらの基準に適うことができる。
【0034】 [実施例3] 本実験において、種々の燃料及び雲母の量を本考案で使用されるガス発生剤で 評価した。バッチ量が500gであり、及び成分を別々に粉砕し、乾燥混合し、 そして試験用ストランドに成形したことを除いて実施例1におけると同様にして 、試料を調製した。試料No.7〜11の配合処方を表6に示す。
【0035】
【表6】 重量%値 ┌────┬──────┬───┬────┬───┬───┐ │試料No. │ 燃 料 │ KNO3 │Sr(NO3)2│ SiO2 │ 雲母+│ ├────┼──────┼───┼────┼───┼───┤ │ 7 │5-AT-28% │ 7 │ 39 │ 1 │ 25 │ │ 8 │5-AT-36% │ 9 │ 49 │ 1 │ 5 │ │ 9 │NTO*-32% │ 8 │ 44 │ 1 │ 15 │ │ 10 │K-AT**-32% │ 8 │ 44 │ 1 │ 15 │ │ 11 │NaN3 ***-32% │ 8 │ 44 │ 1 │ 15 │ └────┴──────┴───┴────┴───┴───┘ *:NTO=ニトロトリアゾロン(3−ニトロ−1,2,4−トリアゾール− 5−オン) **:K−AT=5−アミノテトラゾールのカリウム塩 ***:NaN3 =アジ化ナトリウム +:白雲母 実施例1におけるようにガス発生剤をペレット化する代わりに、発生剤組成物 を長さ約10.16cm及び各辺約0.63cmの矩形ストランドに成形した。 各ストランドの側面をエポキシ系接着剤で被覆した。ストランドを立てバーナー ボンベに入れた。ボンベに圧力変換器、音響装置及び機械式ワイヤ燃焼貫通記録 計を備えた。ストランドを発火させ、圧力対時間を記録した。燃焼時間を音響及 び機械式装置によって算出した。燃焼速度を各ストランドの長さをその燃焼時間 で割ることによって求めた。各試料の燃焼速度を表7に示す。
【0036】
【表7】 7585Kpa(1100psi)における試料7〜11の燃焼速度 ┌────┬────────┐ │試料No. │燃焼速度(cm/秒│ │ │ [( )内はインチ/秒]│ ├────┼────────┤ │ 7 │ 0.95(<0.374) │ │ 8 │ 2.44(0.961) │ │ 9 │ 0.94(<0.37) │ │ 10 │ 2.51(0.99) │ │ 11 │ 3.25(1.28) │ └────┴────────┘ 1.27cm/秒より高い燃焼速度が望ましいが、試料No.7及び9は、燃 料/酸化剤比を操作することによって改善することができた。
【0037】 自動車産業は、ガス発生剤が抑制した量の、表4に示すような種々の反応生成 物を生成することを将来要求するかもしれない。本考案で使用されるガス発生剤 は、そのような基準にも現時点で適合することができる。
【0038】 [実施例4] 破裂箔 本実験において、種々の破裂箔材を非アジ化物系ガス発生剤を用いてインフレ ーターで評価した。破裂箔を用いてインフレーターハウジングのガス排出口を封 止し、発生剤ペレットが大気水分を吸収するのを防止する。箔は発生剤の発火に 際して破裂して、ガスがインフレーターハウジングから排出することを可能とす る。非アジ化物系ガス発生剤と共にアルミニウム破裂箔を用いるインフレーター の先の試験によって、アルミニウム箔が溶融、燃焼していることが実証された。
【0039】 アルミニウム破裂箔は、溶融に際し、インフレーターによって生成されるパー ティキュレートの量にも寄与する。構成No.1と称するステンレス鋼破裂箔( 8インフレーター)及び構成No.2と称するアルミニウム破裂箔(8インフレ ーター)をそれぞれ使用することを除いて同一の一連の16個のインフレーター を製造した。使用した発生剤は、試料No.1のものであり、図3に示す再使用 可能なハウジングセットを使用した。破裂箔の第一の目的である同一の破裂圧力 を与えるために、アルミニウム箔の厚さは、0.127mmであり、ステンレス 鋼箔の厚さは、0.025mmであった。60リットルのタンク中で測定したパ ーティキュレート生成量は、破裂箔がステンレス鋼である場合に著しい低下を示 した。
【0040】 インフレーターを発火させた時のビデオ撮影によって、ステンレス鋼破裂箔を 使用した場合に、インフレーターから排出する白熱粒子が著しく低下されること が示された。さらに、インフレーターを発火後に点検したところ、ステンレス鋼 箔の大半が、ハウジング内に残り、大量に蓄積されたスラグで覆われていた。こ れに反し、アルミニウム破裂箔は、ハウジングの内部から実質的に消え去ってい た。
【0041】 各構成の3つのインフレーターを60リットルタンク中で発火させて、全パー ティキュレート量を測定し、各構成の3つのインフレーターを60リットルタン ク中で発火させて、毒性及び空中浮遊パーティキュレート分析を行い、そして各 構成の2つのインフレーターを野外で発火させて、ビデオ録画した。結果を表8 及び9に示す。
【0042】
【表8】 60リットルタンク中での試験 ┌──┬──┬──┬────┐ │構成│全量│pH│平均全量│ ├──┼──┼──┼────┤ │ 1-A│1277│ 10 │ │ │ 1-B│ 567│ 10 │ 812 │ │ 1-C│ 591│ 10 │ │ ├──┼──┼──┼────┤ │ 2-A│1361│ 8 │ │ │ 2-B│1235│ 8 │ 1506 │ │ 2-C│1921│ 8 │ │ └──┴──┴──┴────┘
【0043】
【表9】 60リットルタンク中での試験 ┌──┬────┬────┬────┐ │構成│ CO │ NO │ NO2 │ ├──┼────┼────┼────┤ │ 1-A│ 240 │ 19 │ 3.2 │ │ 1-B│ 235 │ 20 │ 3.4 │ │ 1-C│ 237 │ 19 │ 3.8 │ ├──┼────┼────┼────┤ │ 2-A│ 230 │ 18 │ 3.5 │ │ 2-B│ 244 │ 20 │ 3.5 │ │ 2-C│ 227 │ 18 │ 3.4 │ └──┴────┴────┴────┘ 表9に示した試験結果を表5に示した試験結果と比較するのは適切でない。表 5に報告した試験を行った後であるが、表9に報告した試験を行う前に、いくつ かの改造を試験装置である60リットルのタンクに加えた。試験装置の再構成に は、制御装置を再配置する、いくつかの新しい配管成分を据えつける、及び試験 装置のいくつかの成分を再配置する等の項目を含んでいた。さらに、表5及び9 に報告した試験に使用したエアバッグの構造も異なるものであった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のエアバッグインフレーターの一実施態
様の側面図である。
【図2】図1に於けるガス発生装置の線2−2について
の断面図である。
【図3】図1に於けるガス発生装置の端面図である。
【図4】本明細書で説明する試験に使用した再使用可能
なインフレーターの分解斜視図である。
【符号の説明】
10 エアバッグインフレーター 11 取付板 12 開口 13 ハウジング 15 ブースタ組成物 16 ガス発生剤 17 穴あきチューブ 18 金網クッション 19 バックアップリング 20 ステンレス鋼破裂箔 21 自己発火物質 22 点火装置 23 自己発火物質保持具 24 導火爆管 25 環状室 26 環状ワイヤフィルター 27 第一ハウジング部材 28 第二ハウジング部材 29 インフレーター 30 めすねじ 31 おすねじ 32 金属箔 33 中柱の内部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 サミュエル スティーヴン シュルエター アメリカ合衆国 33565 フロリダ州 プ ラント シティー ノース ウィルダー ロード 3307 (72)考案者 ジョン ハーマン アダムズ アメリカ合衆国 33813 フロリダ州 レ イクランド トラディション ドライヴ 4914 (72)考案者 ロバート キース ウォルシュ アメリカ合衆国 33813 フロリダ州 レ イクランド ハイランズ ヴィスタ サー クル 5547 (72)考案者 デニス エルヴィン トレヴィラィアン アメリカ合衆国 33566 フロリダ州 プ ラント シティー アシュレイ コート 2303

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)断面が円形で、かつ開口を有する
    金属ハウジング; (b)該ハウジングの内部に配置された、編まれたワイ
    ヤフィルター; (c)厚さが0.01ないし0.20mmで、かつ該開
    口にまたがって伸びている、ステンレス鋼の破裂箔;及
    び (d)該ハウジングの内部に配置され、かつ(i) 2
    0〜40重量%の、テトラゾール類、トリアゾール類及
    びそれらの混合物から選択される燃料;(ii) 20
    〜80重量%の、遷移金属酸化物;アルカリ及びアルカ
    リ土類金属硝酸塩、塩素酸塩及び過塩素酸塩;硝酸アン
    モニウム;及びそれらの混合物から選択される酸化剤;
    及び(iii) 5〜25重量%の雲母を含んでなるガ
    ス発生剤よりなるエアバッグインフレーター。
JP1998000456U 1997-02-19 1998-02-10 雲母含有ガス発生組成物を使用するエアバッグインフレーター Expired - Lifetime JP3051311U (ja)

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