JP3051113U

JP3051113U - 刈草集め具などの牽引装置

Info

Publication number: JP3051113U
Application number: JP1998000699U
Authority: JP
Inventors: 浩二寺林
Original assignee: 寺林造園土木株式会社
Priority date: 1998-02-02
Filing date: 1998-02-02
Publication date: 1998-08-11
Anticipated expiration: 2004-02-02

Abstract

(57)【要約】【課題】不整地、傾斜地等でも地面に合わせて刈草集
め具や整地用具などを牽引して効率を上げる刈草集め具
などの牽引装置を提供する。【解決手段】牽引杆１２に刈草集め具１０などを取り
つけて、地面の進行方向に牽引杆１２が回転可能かつ変
向可能になると共に、刈草集め具１０などを地面に対し
上下動できるようにしたもの。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術の分野】

本考案は、刈草集め具、整地用具などに使用される牽引装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、刈草集め具や整地用具は、これらを走行車両や走行具などにより牽引させる場合、不整地や傾斜地等では、地面に合わせて進行させることが困難であった。本考案者は、鋭意研究の結果、地面の不整度や傾斜度に合わせて牽引して刈草集めや整地などをすることに成功した。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、不整地や傾斜地等の地面に合わせて、刈草集め具や整地用具などを牽引することができるようにした刈草集め具などの牽引装置を提供するものである。また、本考案は、構造簡単で、走行車両やバケット等の走行具に取付容易で、製作費が安価につく刈草集め具などの牽引装置を提供するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案刈草集め具などの牽引装置は、上記課題を達成するため、図示するように、牽引杆１２と、牽引杆１２の中央部に内嵌して進行方向に対し牽引杆１２を回転可能にした中央棒２０と、中央棒２０の基端を軸心にして進行方向に対し牽引杆１２を変向できるようにした軸棒３０であって、帳番状回転板４０の一方の板４１に軸支されたものと、帳番状回転板４０であって、一方の板４１と他方の板４２とが連結棒４３を中心に回動できるようにし、他方の板４２に取付板４２１又は（及び）差込４２２を固着したものとからなるものである。本考案において、牽引杆は、刈草集め具や整地用具などを牽引するのに都合のよい形状や構造を有するもので、実施例に限定されるものではない。また、本考案において、取付板や差込は、走行車両や走行具に連結できるものであるならば、どのような形状や構造でもよい。

【０００５】

【考案の実施の態様】

本考案の実施の態様が図１乃至図３に示されている。本考案を刈草集め具を牽引する場合に例示して説明すると、刈草集め具１０と、本考案牽引装置の牽引杆１２と、中央棒２０と、軸棒３０と、帳番状回転板４０とからなっている。刈草集め具１０は、図１に示すように、多数のくまで棒１１を取付杆１３に取り付けて、各くまで棒１１の後端を牽引杆１２に、取りはずし可能に取りつけている。中央棒２０は、図２及び図３に示すように、牽引杆１２の中央部に回転自在に内嵌し、基端に後記軸棒３０を嵌入する穴部２２を形成している。軸棒３０は、中央棒２０の基端の穴部２２に回転自在に嵌入している。帳番状回転板４０は、一方の板４１と他方の板４２とを連結棒４３を中心に帳番状に回動できるように形成している。一方の板４１には、この板に固着した支持板４１１に軸棒３０を軸支している。また、他方の板４２には、走行車両の後端や走行具のバケット側壁等に連結して取りつけられる取付板４２１、又は（及び）、バケット刃等を挿入して連結できるようにした差込４２２が固着されている。

【０００６】従つて、今、パワーシヨベルやバケット式掘削機等の走行具のバケット５０で刈草集めする場合を例にとつて説明すると、本考案牽引装置の帳番状回転板４０の取付板４２１を、バケット側壁５１に取りつけて、矢印方向Ａに進行させたとすれば、刈草集め具１０を取りつけた牽引杆１２は、中央棒２０を中心に、進行方向（矢印Ａ方向）に対し回転可能になり、また、同時に、中央棒２０の先端に回転可能に取りつけた軸棒３０により、進行方向（矢印Ａ方向）を変向できるように回動でき、更に、帳番状回転板４０によつて、くまで棒１１の先端１１１を地面に対し上下動できるようになり、どのような不整地や傾斜地等でも、ほぼ地面に合わせて刈草集め具１０を走行させて刈草を集めることができる。

【０００７】

【考案の効果】

以上のように、本考案牽引装置は、地面の不整度や傾斜度に合わせて、草集め具や整地用具などを走行させることができるようになった。また、本考案装置は、牽引杆、中央棒、軸棒及び帳番状回転板を組合わせばよいので、構造簡単、製作容易で、安価につく利点がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施の形態を示す使用状態説明図であ
る。

【図２】図１の要部を示す部分拡大斜視図である。

【図３】図１の要部を示す部分拡大斜視図である。

【符号の説明】

１０刈草集め具１１くまで棒１２牽引杆２０中央棒３０軸棒４０帳番状回転板４１一方の板４２他方の板４２１取付板４２２差込

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】牽引杆１２と、牽引杆１２の中央部に内
嵌して進行方向に対し牽引杆１２を回転可能にした中央
棒２０と、中央棒２０の基端を軸心にして進行方向に対
し牽引杆１２を変向できるようにした軸棒３０であっ
て、帳番状回転板４０の一方の板４１に軸支されたもの
と、帳番状回転板４０であって、一方の板４１と他方の
板４２とが連結棒４３を中心に回動できるようにし、他
方の板４２に取付板４２１又は（及び）差込４２２を固
着したものとからなることを特徴とした刈草集め具など
の牽引装置。