JP3051094B2 - Ａｔｍスイッチ - Google Patents
ＡｔｍスイッチInfo
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はＡＴＭ(Asynchronou
s Transfer Mode)に利用する。本発明はＡＴＭ交換装置
におけるＡＴＭスイッチの実装技術に関する。
s Transfer Mode)に利用する。本発明はＡＴＭ交換装置
におけるＡＴＭスイッチの実装技術に関する。
【０００２】
【従来の技術】ＡＴＭは多種多様な情報をセルと呼ばれ
るヘッダ付きの短い固定長のブロックに分割し、このブ
ロックを単位に多重化して伝送するものであり、従来の
回線交換とパケット交換の利点を併せ持ち、かつ、超高
速伝送が可能であり、動画像の伝送にも適用できる。
るヘッダ付きの短い固定長のブロックに分割し、このブ
ロックを単位に多重化して伝送するものであり、従来の
回線交換とパケット交換の利点を併せ持ち、かつ、超高
速伝送が可能であり、動画像の伝送にも適用できる。
【０００３】ＡＴＭスイッチの一つとしてクロスポイン
トスイッチがある。図１３にＭ×Ｎクロスポイントスイ
ッチの概念図を示す。入力回線がＭ本、出力回線がＮ本
あり、マトリックス状にＭ×Ｎ個のクロスポイントが並
んでいる。各クロスポイントはアドレスフィルタを有
し、入力回線から送出されるセルのヘッダ内にある宛先
情報を読み取り、当該宛先がクロスポイントに接続して
いる出力回線であればそのセルを取り込み出力回線に送
出する。また、当該宛先がクロスポイントに接続してい
る出力回線でなければそのセルを取り込まない。
トスイッチがある。図１３にＭ×Ｎクロスポイントスイ
ッチの概念図を示す。入力回線がＭ本、出力回線がＮ本
あり、マトリックス状にＭ×Ｎ個のクロスポイントが並
んでいる。各クロスポイントはアドレスフィルタを有
し、入力回線から送出されるセルのヘッダ内にある宛先
情報を読み取り、当該宛先がクロスポイントに接続して
いる出力回線であればそのセルを取り込み出力回線に送
出する。また、当該宛先がクロスポイントに接続してい
る出力回線でなければそのセルを取り込まない。
【０００４】図１４はクロスポイントスイッチを複数組
み合わせたクロスポイントスイッチの構成例を示す図で
ある。Ｍ×Ｎクロスポイントスイッチを実装するとき、
Ｍ、Ｎが大きい場合には、スイッチボード１枚の上には
すべてを実装できない。したがって、図１４のように、
ｍ×ｎクロスポイントスイッチを単位スイッチボードと
して、さらに、それらをマトリックス状に拡張し、Ｍ×
Ｎクロスポイントスイッチを実装する。単位スイッチボ
ードは、Ｍ／ｍ行、Ｎ／ｎ列分のマトリックス状に並
ぶ。
み合わせたクロスポイントスイッチの構成例を示す図で
ある。Ｍ×Ｎクロスポイントスイッチを実装するとき、
Ｍ、Ｎが大きい場合には、スイッチボード１枚の上には
すべてを実装できない。したがって、図１４のように、
ｍ×ｎクロスポイントスイッチを単位スイッチボードと
して、さらに、それらをマトリックス状に拡張し、Ｍ×
Ｎクロスポイントスイッチを実装する。単位スイッチボ
ードは、Ｍ／ｍ行、Ｎ／ｎ列分のマトリックス状に並
ぶ。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、Ｍ、Ｎ
が大きくなると、ｍ、ｎを固定と考えて、Ｍ／ｍ、Ｎ／
ｎが大きくなり、Ｍ×Ｎクロスポイントスイッチの縦と
横の長さが大きくなり、保守や運搬が困難になる。ま
た、電源を供給する範囲、冷却する範囲およびクロック
を供給する範囲が広範囲になるため、電源供給、冷却、
クロック供給などが困難になる。
が大きくなると、ｍ、ｎを固定と考えて、Ｍ／ｍ、Ｎ／
ｎが大きくなり、Ｍ×Ｎクロスポイントスイッチの縦と
横の長さが大きくなり、保守や運搬が困難になる。ま
た、電源を供給する範囲、冷却する範囲およびクロック
を供給する範囲が広範囲になるため、電源供給、冷却、
クロック供給などが困難になる。
【０００６】本発明は、このような背景に行われたもの
であって、スイッチ規模が大きくなっても保守および運
搬を容易に行うことができるＡＴＭスイッチを提供する
ことを目的とする。本発明は、スイッチ規模が大きくな
っても電源供給、冷却、クロック供給などを容易に行う
ことができるＡＴＭスイッチを提供することを目的とす
る。
であって、スイッチ規模が大きくなっても保守および運
搬を容易に行うことができるＡＴＭスイッチを提供する
ことを目的とする。本発明は、スイッチ規模が大きくな
っても電源供給、冷却、クロック供給などを容易に行う
ことができるＡＴＭスイッチを提供することを目的とす
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】従来のＡＴＭスイッチの
実装では、平面上に単位スイッチボードを並べていた
が、本発明では、保守や運搬を容易にし、さらに、電源
供給、冷却、クロック供給などを容易にするために、入
力回線がｍ本、出力回線がｎ本を有するｍ×ｎ単位スイ
ッチをボード上に搭載した単位スイッチボードを平行に
並べてスイッチユニットを構成し、さらに、複数のスイ
ッチユニットを接続して直方体状に構成する。単位スイ
ッチボードを平行に並べる場合には、同じ方向に並べる
場合と、交互に違う方向に並べる場合がある。
実装では、平面上に単位スイッチボードを並べていた
が、本発明では、保守や運搬を容易にし、さらに、電源
供給、冷却、クロック供給などを容易にするために、入
力回線がｍ本、出力回線がｎ本を有するｍ×ｎ単位スイ
ッチをボード上に搭載した単位スイッチボードを平行に
並べてスイッチユニットを構成し、さらに、複数のスイ
ッチユニットを接続して直方体状に構成する。単位スイ
ッチボードを平行に並べる場合には、同じ方向に並べる
場合と、交互に違う方向に並べる場合がある。
【０００８】すなわち、本発明は、ｍ本の入力回線と、
ｎ本の出力回線と、この入力回線に到来するセルを所望
の出力回線に振り分ける交換接続手段とを備え四辺形の
板状に形成された単位スイッチボードをｍｐ×ｑｎ個備
えたＡＴＭスイッチである。
ｎ本の出力回線と、この入力回線に到来するセルを所望
の出力回線に振り分ける交換接続手段とを備え四辺形の
板状に形成された単位スイッチボードをｍｐ×ｑｎ個備
えたＡＴＭスイッチである。
【０００９】ここで、本発明の特徴とするところは、前
記単位スイッチボードは、前記ｍ本の入力回線は前記四
辺形の一辺（以下「ａ辺」という）に配列され、その四
辺形の対向辺（以下「ｂ辺」という）にそのｍ本の入力
回線が分岐されたｍ本の拡張出力回線が配列され、前記
ｎ本の出力回線は前記一辺に隣接する辺（以下「ｃ辺」
という）に配列され、この隣接する辺の対向辺（以下
「ｄ辺」という）にはそのｎ本の出力回線に競合制御に
より結合されるｎ本の拡張入力回線が配列され、ａ辺の
入力回線はそれぞれ横隣の単位スイッチボードのｂ辺の
拡張出力回線に接続され、ｃ辺の出力回線はそれぞれ縦
隣の単位スイッチボードのｄ辺の拡張入力回線に接続さ
れ、この単位スイッチボードの板面を平行にしてｑ枚並
べて構成したｍ×ｑｎのスイッチユニットをｐ段積み重
ねることによりｍｐ×ｎｑのスイッチを構成したところ
にある。
記単位スイッチボードは、前記ｍ本の入力回線は前記四
辺形の一辺（以下「ａ辺」という）に配列され、その四
辺形の対向辺（以下「ｂ辺」という）にそのｍ本の入力
回線が分岐されたｍ本の拡張出力回線が配列され、前記
ｎ本の出力回線は前記一辺に隣接する辺（以下「ｃ辺」
という）に配列され、この隣接する辺の対向辺（以下
「ｄ辺」という）にはそのｎ本の出力回線に競合制御に
より結合されるｎ本の拡張入力回線が配列され、ａ辺の
入力回線はそれぞれ横隣の単位スイッチボードのｂ辺の
拡張出力回線に接続され、ｃ辺の出力回線はそれぞれ縦
隣の単位スイッチボードのｄ辺の拡張入力回線に接続さ
れ、この単位スイッチボードの板面を平行にしてｑ枚並
べて構成したｍ×ｑｎのスイッチユニットをｐ段積み重
ねることによりｍｐ×ｎｑのスイッチを構成したところ
にある。
【００１０】前記ｍ×ｑｎのスイッチユニットは、この
スイッチユニットを構成するｑ枚の単位スイッチボード
のａｂｃｄ各辺がそれぞれ同一面に現れるように配置さ
れる構成とすることもできるし、あるいは、前記ｍ×ｑ
ｎのスイッチユニットは、このスイッチユニットを構成
するｑ枚の単位スイッチボードのａｂ各辺がそれぞれ交
互に同一面に現れるように、かつｃｄ各辺はそれぞれ同
一面に現れるように配置される構成とすることもでき
る。
スイッチユニットを構成するｑ枚の単位スイッチボード
のａｂｃｄ各辺がそれぞれ同一面に現れるように配置さ
れる構成とすることもできるし、あるいは、前記ｍ×ｑ
ｎのスイッチユニットは、このスイッチユニットを構成
するｑ枚の単位スイッチボードのａｂ各辺がそれぞれ交
互に同一面に現れるように、かつｃｄ各辺はそれぞれ同
一面に現れるように配置される構成とすることもでき
る。
【００１１】なお、Ｍ、ｍ、Ｎ、ｎ、ｐ、ｑは自然数で
ある。
ある。
【００１２】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を図１ないし図
３および図１０を参照して説明する。図１は本発明第一
実施例のｍ×ｑｎスイッチユニットの接続状態を示す図
である。図２はｍｐ×ｑｎスイッチの構成を示す図であ
る。図３は単位スイッチボードの内部構成を示す図であ
る。図１０は本発明第二実施例のｍ×ｑｎスイッチユニ
ットの接続状態を示す図である。
３および図１０を参照して説明する。図１は本発明第一
実施例のｍ×ｑｎスイッチユニットの接続状態を示す図
である。図２はｍｐ×ｑｎスイッチの構成を示す図であ
る。図３は単位スイッチボードの内部構成を示す図であ
る。図１０は本発明第二実施例のｍ×ｑｎスイッチユニ
ットの接続状態を示す図である。
【００１３】本発明は、図３に示すように、ｍ本の入力
回線Ｉ１〜Ｉｍと、ｎ本の出力回線Ｏ１〜Ｏｎと、この
入力回線Ｉ１〜Ｉｍに到来するセルを所望の出力回線Ｏ
１〜Ｏｎに振り分ける交換接続手段である単位スイッチ
部３とを備え四辺形の板状に形成された単位スイッチボ
ードをｐｍ×ｑｎ個備えたＡＴＭスイッチである。
回線Ｉ１〜Ｉｍと、ｎ本の出力回線Ｏ１〜Ｏｎと、この
入力回線Ｉ１〜Ｉｍに到来するセルを所望の出力回線Ｏ
１〜Ｏｎに振り分ける交換接続手段である単位スイッチ
部３とを備え四辺形の板状に形成された単位スイッチボ
ードをｐｍ×ｑｎ個備えたＡＴＭスイッチである。
【００１４】ここで、本発明の特徴とするところは、単
位スイッチボードは、図３に示すように、ｍ本の入力回
線Ｉ１〜Ｉｍは前記四辺形のａ辺に配列され、その四辺
形の対向辺であるｂ辺にそのｍ本の入力回線Ｉ１〜Ｉｍ
が分岐されたｍ本の拡張出力回線ＥＯ１〜ＥＯｍが配列
され、ｎ本の出力回線Ｏ１〜Ｏｎはａ辺に隣接するｃ辺
に配列され、このｃ辺の対向辺であるｄ辺にはそのｎ本
の出力回線Ｏ１〜Ｏｎに競合制御により結合されるｎ本
の拡張入力回線ＥＩ１〜ＥＩｎが配列され、ａ辺の入力
回線Ｉ１〜Ｉｍはそれぞれ横隣の単位スイッチボードの
ｂ辺の拡張出力回線ＥＯ１〜ＥＯｍに接続され、ｃ辺の
出力回線Ｏ１〜Ｏｎはそれぞれ縦隣の単位スイッチボー
ドのｄ辺の拡張入力回線ＥＩ１〜ＥＩｎに接続され、図
２に示すように、この単位スイッチボードの板面を平行
にしてｑ枚並べて構成したｍ×ｑｎのスイッチユニット
をｐ段積み重ねることによりｍｐ×ｎｑのスイッチを構
成したところにある。
位スイッチボードは、図３に示すように、ｍ本の入力回
線Ｉ１〜Ｉｍは前記四辺形のａ辺に配列され、その四辺
形の対向辺であるｂ辺にそのｍ本の入力回線Ｉ１〜Ｉｍ
が分岐されたｍ本の拡張出力回線ＥＯ１〜ＥＯｍが配列
され、ｎ本の出力回線Ｏ１〜Ｏｎはａ辺に隣接するｃ辺
に配列され、このｃ辺の対向辺であるｄ辺にはそのｎ本
の出力回線Ｏ１〜Ｏｎに競合制御により結合されるｎ本
の拡張入力回線ＥＩ１〜ＥＩｎが配列され、ａ辺の入力
回線Ｉ１〜Ｉｍはそれぞれ横隣の単位スイッチボードの
ｂ辺の拡張出力回線ＥＯ１〜ＥＯｍに接続され、ｃ辺の
出力回線Ｏ１〜Ｏｎはそれぞれ縦隣の単位スイッチボー
ドのｄ辺の拡張入力回線ＥＩ１〜ＥＩｎに接続され、図
２に示すように、この単位スイッチボードの板面を平行
にしてｑ枚並べて構成したｍ×ｑｎのスイッチユニット
をｐ段積み重ねることによりｍｐ×ｎｑのスイッチを構
成したところにある。
【００１５】本発明第一実施例では、このｍ×ｑｎのス
イッチユニットは、図１に示すように、このスイッチユ
ニットを構成するｑ枚の単位スイッチボードのａｂｃｄ
各辺がそれぞれ同一面に現れるように配置される。図１
以降では、単位スイッチボードの手前から奥手方向に流
れる信号の流れを順方向とする。
イッチユニットは、図１に示すように、このスイッチユ
ニットを構成するｑ枚の単位スイッチボードのａｂｃｄ
各辺がそれぞれ同一面に現れるように配置される。図１
以降では、単位スイッチボードの手前から奥手方向に流
れる信号の流れを順方向とする。
【００１６】また、本発明第二実施例では、このｍ×ｑ
ｎのスイッチユニットは、図１０に示すように、このス
イッチユニットを構成するｑ枚の単位スイッチボードの
ａｂ各辺がそれぞれ交互に同一面に現れるように、かつ
ｃｄ各辺はそれぞれ同一面に現れるように配置される。
図１０では、単位スイッチボードの奥手から手前方向に
流れる信号の流れを逆方向とする。
ｎのスイッチユニットは、図１０に示すように、このス
イッチユニットを構成するｑ枚の単位スイッチボードの
ａｂ各辺がそれぞれ交互に同一面に現れるように、かつ
ｃｄ各辺はそれぞれ同一面に現れるように配置される。
図１０では、単位スイッチボードの奥手から手前方向に
流れる信号の流れを逆方向とする。
【００１７】図３において、符号１１はアドレスフィル
タ、符号１２は競合制御部、符号１３はクロスポイント
である。入力回線Ｉ１〜Ｉｍがｍ本、出力回線Ｏ１〜Ｏ
ｎがｎ本あり、マトリックス状にｍ×ｎ個のクロスポイ
ント１３が並んでいる。各クロスポイント１３はアドレ
スフィルタ１１を有し、入力回線Ｉ１〜Ｉｍから送出さ
れるセルのヘッダ内にある宛先情報を読み取り、当該宛
先がクロスポイント１３に接続している出力回線Ｏ１〜
Ｏｎであればそのセルを取り込み出力回線Ｏ１〜Ｏｎに
送出する。また、当該宛先がクロスポイント１３に接続
している出力回線Ｏ１〜Ｏｎでなければそのセルを取り
込まない。
タ、符号１２は競合制御部、符号１３はクロスポイント
である。入力回線Ｉ１〜Ｉｍがｍ本、出力回線Ｏ１〜Ｏ
ｎがｎ本あり、マトリックス状にｍ×ｎ個のクロスポイ
ント１３が並んでいる。各クロスポイント１３はアドレ
スフィルタ１１を有し、入力回線Ｉ１〜Ｉｍから送出さ
れるセルのヘッダ内にある宛先情報を読み取り、当該宛
先がクロスポイント１３に接続している出力回線Ｏ１〜
Ｏｎであればそのセルを取り込み出力回線Ｏ１〜Ｏｎに
送出する。また、当該宛先がクロスポイント１３に接続
している出力回線Ｏ１〜Ｏｎでなければそのセルを取り
込まない。
【００１８】さらに、入力回線Ｉ１〜Ｉｍが分岐された
ｍ本の拡張出力回線ＥＯ１〜ＥＯｍと、ｎ本の出力回線
Ｏ１〜Ｏｎに競合制御により結合されるｎ本の拡張入力
回線ＥＩ１〜ＥＩｎが配列される。このとき競合制御部
１２は、入力回線Ｉ１〜Ｉｍの各アドレスフィルタ１１
から送出されたセルと、拡張入力回線ＥＩ１〜ＥＩｎか
ら到来したセルとの間で競合制御を行う。
ｍ本の拡張出力回線ＥＯ１〜ＥＯｍと、ｎ本の出力回線
Ｏ１〜Ｏｎに競合制御により結合されるｎ本の拡張入力
回線ＥＩ１〜ＥＩｎが配列される。このとき競合制御部
１２は、入力回線Ｉ１〜Ｉｍの各アドレスフィルタ１１
から送出されたセルと、拡張入力回線ＥＩ１〜ＥＩｎか
ら到来したセルとの間で競合制御を行う。
【００１９】
【実施例】（第一実施例）交換機架に実装するために、
ｍ×ｎクロスポイントスイッチを単位スイッチとする単
位スイッチボードを構成し、これらをｑ枚用いて、図１
のようにｑ列並べて、ｍ×ｑｎスイッチユニットを作
る。本発明第一実施例では、ｑ枚の単位スイッチボード
は同じ向きに並んでいる。図４は本発明第一実施例の単
位スイッチボードの斜視図である。図５は本発明第一実
施例の単位スイッチボードを収容する交換機架を示す図
である。
ｍ×ｎクロスポイントスイッチを単位スイッチとする単
位スイッチボードを構成し、これらをｑ枚用いて、図１
のようにｑ列並べて、ｍ×ｑｎスイッチユニットを作
る。本発明第一実施例では、ｑ枚の単位スイッチボード
は同じ向きに並んでいる。図４は本発明第一実施例の単
位スイッチボードの斜視図である。図５は本発明第一実
施例の単位スイッチボードを収容する交換機架を示す図
である。
【００２０】図４に示すように、本発明第一実施例の単
位スイッチボードは、光コネクタ１、光電気変換器２、
単位スイッチ部３、電気光変換器４、光ファイバ５によ
り構成される。また、光ファイバ５の先端には、光コネ
クタ１と嵌合する光コネクタ６が設けられている。これ
により複数の単位スイッチボードは光学的に結合され
る。さらに、電気バックボードコネクタ７を備え、交換
機架８に収容したときに、電気バックボード９を介して
複数の単位スイッチボードが電気的にも結合される。
位スイッチボードは、光コネクタ１、光電気変換器２、
単位スイッチ部３、電気光変換器４、光ファイバ５によ
り構成される。また、光ファイバ５の先端には、光コネ
クタ１と嵌合する光コネクタ６が設けられている。これ
により複数の単位スイッチボードは光学的に結合され
る。さらに、電気バックボードコネクタ７を備え、交換
機架８に収容したときに、電気バックボード９を介して
複数の単位スイッチボードが電気的にも結合される。
【００２１】入力回線数を増やすためには、図２のよう
に、例えば、ｍ×ｑｎスイッチユニットを複数並べる。
図６はｐｍ×ｐｎスイッチの例を示す図である。図６の
例では、スイッチユニットを高さ方向に２段重ねてｐｍ
×ｑｎスイッチを構成する。図６に示す例は、スイッチ
ユニットを２段重ねた例であるが、一般に、ｔ（ｔは自
然数）段重ねることができる。このようにｐとｑを大き
くすることにより拡張性を有するクロスポイントスイッ
チによるＡＴＭスイッチを実現することができる。
に、例えば、ｍ×ｑｎスイッチユニットを複数並べる。
図６はｐｍ×ｐｎスイッチの例を示す図である。図６の
例では、スイッチユニットを高さ方向に２段重ねてｐｍ
×ｑｎスイッチを構成する。図６に示す例は、スイッチ
ユニットを２段重ねた例であるが、一般に、ｔ（ｔは自
然数）段重ねることができる。このようにｐとｑを大き
くすることにより拡張性を有するクロスポイントスイッ
チによるＡＴＭスイッチを実現することができる。
【００２２】図７は単位スイッチ部３の内部における信
号の流れを示す概念図である。図７は単位スイッチが２
×２の例である。各スイッチユニットは、概念的には図
２に示すように、横方向および縦方向にそれぞれ接続さ
れている。しかし、実際にスイッチユニットを交換機架
に実装するにあたり、横方向および縦方向に接続を行う
ことは配線および装置構成を複雑化することになるた
め、図７に示すように、横方向の接続を行うことによ
り、縦方向の接続も行えるようになっている。
号の流れを示す概念図である。図７は単位スイッチが２
×２の例である。各スイッチユニットは、概念的には図
２に示すように、横方向および縦方向にそれぞれ接続さ
れている。しかし、実際にスイッチユニットを交換機架
に実装するにあたり、横方向および縦方向に接続を行う
ことは配線および装置構成を複雑化することになるた
め、図７に示すように、横方向の接続を行うことによ
り、縦方向の接続も行えるようになっている。
【００２３】図７の例では、光電気変換器２の上から数
えて１番目と２番目から出力された電気信号セルは、単
位スイッチ部３の拡張入力回線ＥＩ１およびＥＩ２に入
力される。光電気変換器２の上から数えて３番目と４番
目から出力された電気信号セルは、単位スイッチ部３の
入力回線Ｉ１およびＩ２に入力される。また、単位スイ
ッチ部３の拡張出力回線ＥＯ１およびＥＯ２から出力さ
れた電気信号セルは、電気光変換器４の上から数えて１
番目と２番目に入力される。単位スイッチ部３の出力回
線Ｏ１およびＯ２から出力された電気信号セルは、電気
光変換器４の上から数えて３番目と４番目に入力され
る。
えて１番目と２番目から出力された電気信号セルは、単
位スイッチ部３の拡張入力回線ＥＩ１およびＥＩ２に入
力される。光電気変換器２の上から数えて３番目と４番
目から出力された電気信号セルは、単位スイッチ部３の
入力回線Ｉ１およびＩ２に入力される。また、単位スイ
ッチ部３の拡張出力回線ＥＯ１およびＥＯ２から出力さ
れた電気信号セルは、電気光変換器４の上から数えて１
番目と２番目に入力される。単位スイッチ部３の出力回
線Ｏ１およびＯ２から出力された電気信号セルは、電気
光変換器４の上から数えて３番目と４番目に入力され
る。
【００２４】（第二実施例）本発明第一実施例では、ス
イッチユニットは、ｑ枚の単位スイッチボードを実装し
ていたが、１スイッチユニット当たりに単位スイッチボ
ードが搭載枚数に制限がある場合の例を本発明第二実施
例として示す。図８および図９は本発明第二実施例のＡ
ＴＭスイッチの構成を示す図である。
イッチユニットは、ｑ枚の単位スイッチボードを実装し
ていたが、１スイッチユニット当たりに単位スイッチボ
ードが搭載枚数に制限がある場合の例を本発明第二実施
例として示す。図８および図９は本発明第二実施例のＡ
ＴＭスイッチの構成を示す図である。
【００２５】図８の例では、ｍ×ｑｎスイッチユニット
を、ｍ×ｑ1 ｎスイッチユニットと、ｍ×ｑ2 ｎスイッ
チユニットの二つのスイッチユニットで構成した例であ
る。ただし、ｑ＝ｑ1 ＋ｑ2 である。図８の例は、二つ
のスイッチユニットから構成した例であるが、一般にｓ
（ｓは自然数）のスイッチユニットから、ｍ×ｑｎスイ
ッチユニットを構成することができる。
を、ｍ×ｑ1 ｎスイッチユニットと、ｍ×ｑ2 ｎスイッ
チユニットの二つのスイッチユニットで構成した例であ
る。ただし、ｑ＝ｑ1 ＋ｑ2 である。図８の例は、二つ
のスイッチユニットから構成した例であるが、一般にｓ
（ｓは自然数）のスイッチユニットから、ｍ×ｑｎスイ
ッチユニットを構成することができる。
【００２６】図９は、図８のｍ×ｑｎスイッチユニット
をｐ段接続して、ｐｍ×ｑｎスイッチを構成した例であ
る。このように、スイッチユニットにボードの搭載枚数
に制限がある場合でも拡張性を有するクロスポイントス
イッチによるＡＴＭスイッチを実現することがきでる。
をｐ段接続して、ｐｍ×ｑｎスイッチを構成した例であ
る。このように、スイッチユニットにボードの搭載枚数
に制限がある場合でも拡張性を有するクロスポイントス
イッチによるＡＴＭスイッチを実現することがきでる。
【００２７】（第三実施例）本発明第一実施例および本
発明第二実施例では、スイッチユニットにおいて、単位
スイッチボードを信号の流れについて同じ向きに実装し
ていたが、本発明第三実施例では、図１０に示すよう
に、単位スイッチボードを信号の流れについて、順方
向、逆方向、順方向、逆方向、…というように、交互に
信号の流れの向きを逆にして実装する。
発明第二実施例では、スイッチユニットにおいて、単位
スイッチボードを信号の流れについて同じ向きに実装し
ていたが、本発明第三実施例では、図１０に示すよう
に、単位スイッチボードを信号の流れについて、順方
向、逆方向、順方向、逆方向、…というように、交互に
信号の流れの向きを逆にして実装する。
【００２８】図１１および図１２は、本発明第二実施例
の単位スイッチボードの斜視図である。図１１に示す単
位スイッチボードを信号の流れについて順方向とすれ
ば、図１２に示す単位スイッチボードは信号の流れにつ
いて逆方向である。これらの単位スイッチボードを図１
０に示すように、信号の流れについて順方向、逆方向、
順方向、逆方向、…というように、交互に信号の流れの
向きを逆にして実装する。
の単位スイッチボードの斜視図である。図１１に示す単
位スイッチボードを信号の流れについて順方向とすれ
ば、図１２に示す単位スイッチボードは信号の流れにつ
いて逆方向である。これらの単位スイッチボードを図１
０に示すように、信号の流れについて順方向、逆方向、
順方向、逆方向、…というように、交互に信号の流れの
向きを逆にして実装する。
【００２９】これにより、図１に示した本発明第一実施
例の配線に必要な光ファイバ５の長さと比較し、図１０
に示した本発明第二実施例の配線に必要な光ファイバ５
の長さを短くすることができる。
例の配線に必要な光ファイバ５の長さと比較し、図１０
に示した本発明第二実施例の配線に必要な光ファイバ５
の長さを短くすることができる。
【００３０】（実施例まとめ）このように、本発明を用
いて複数の単位スイッチボードを平面的ではなく、立体
的に少ないスペースに構成することができるため、スイ
ッチ規模が大きくなっても保守および運搬が容易であ
り、また、電源供給、冷却、クロック供給も広い面積の
平面を対象として行うよりも容易である。
いて複数の単位スイッチボードを平面的ではなく、立体
的に少ないスペースに構成することができるため、スイ
ッチ規模が大きくなっても保守および運搬が容易であ
り、また、電源供給、冷却、クロック供給も広い面積の
平面を対象として行うよりも容易である。
【００３１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
スイッチ規模が大きくなっても保守および運搬を容易に
行うことができる。また、スイッチ規模が大きくなって
も電源供給、冷却、クロック供給などを容易に行うこと
ができる。
スイッチ規模が大きくなっても保守および運搬を容易に
行うことができる。また、スイッチ規模が大きくなって
も電源供給、冷却、クロック供給などを容易に行うこと
ができる。
【図１】本発明第一実施例のｍ×ｑｎスイッチユニット
の接続状態を示す図。
の接続状態を示す図。
【図２】ｍｐ×ｑｎスイッチの構成を示す図。
【図３】単位スイッチボードの内部構成を示す図。
【図４】本発明第一実施例の単位スイッチボードの斜視
図。
図。
【図５】本発明第一実施例の単位スイッチボードを収容
する交換機架を示す図。
する交換機架を示す図。
【図６】ｐｍ×ｐｎスイッチの例を示す図。
【図７】単位スイッチ部の内部における信号の流れを示
す概念図。
す概念図。
【図８】本発明第二実施例のＡＴＭスイッチの構成を示
す図。
す図。
【図９】本発明第二実施例のＡＴＭスイッチの構成を示
す図。
す図。
【図１０】本発明第二実施例のｍ×ｑｎスイッチユニッ
トの接続状態を示す図。
トの接続状態を示す図。
【図１１】本発明第二実施例の単位スイッチボードの斜
視図。
視図。
【図１２】本発明第二実施例の単位スイッチボードの斜
視図。
視図。
【図１３】Ｍ×Ｎクロスポイントスイッチの概念図。
【図１４】クロスポイントスイッチを複数組み合わせた
クロスポイントスイッチの構成例を示す図。
クロスポイントスイッチの構成例を示す図。
１、６ 光コネクタ ２ 光電気変換器 ３ 単位スイッチ部 ４ 電気光変換器 ５ 光ファイバ ６ 光コネクタ ７ 電気バックボードコネクタ ８ 交換機架 ９ 電気バックボード １１ アドレスフィルタ １２ 競合制御部 １３ クロスポイント ＥＩ１〜ＥＩｎ 拡張入力回線 ＥＯ１〜ＥＯｍ 拡張出力回線 Ｉ１〜Ｉｍ 入力回線 Ｏ１〜Ｏｎ 出力回線
フロントページの続き (72)発明者 安川 正祥 東京都新宿区西新宿三丁目19番２号 日 本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平７−115421（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H04L 12/28 H04L 12/56 H04Q 1/02 H05K 7/20
Claims (3)
- 【請求項１】 ｍ本の入力回線と、ｎ本の出力回線と、
この入力回線に到来するセルを所望の出力回線に振り分
ける交換接続手段とを備え四辺形の板状に形成された単
位スイッチボードをｐｍ×ｑｎ個備えたＡＴＭスイッチ
であって、 前記単位スイッチボードは、前記ｍ本の入力回線は前記
四辺形の一辺（以下「ａ辺」という）に配列され、その
四辺形の対向辺（以下「ｂ辺」という）にそのｍ本の入
力回線が分岐されたｍ本の拡張出力回線が配列され、前
記ｎ本の出力回線は前記一辺に隣接する辺（以下「ｃ
辺」という）に配列され、この隣接する辺の対向辺（以
下「ｄ辺」という）にはそのｎ本の出力回線に競合制御
により結合されるｎ本の拡張入力回線が配列され、 ａ辺の入力回線はそれぞれ横隣の単位スイッチボードの
ｂ辺の拡張出力回線に接続され、ｃ辺の出力回線はそれ
ぞれ縦隣の単位スイッチボードのｄ辺の拡張入力回線に
接続され、 この単位スイッチボードの板面を平行にしてｑ枚並べて
構成したｍ×ｑｎのスイッチユニットをｐ段積み重ねる
ことによりｐｍ×ｎｑのスイッチを構成したことを特徴
とするＡＴＭスイッチ。 - 【請求項２】 前記ｍ×ｑｎのスイッチユニットは、こ
のスイッチユニットを構成するｑ枚の単位スイッチボー
ドのａｂｃｄ各辺がそれぞれ同一面に現れるように配置
された請求項１記載のＡＴＭスイッチ。 - 【請求項３】 前記ｍ×ｑｎのスイッチユニットは、こ
のスイッチユニットを構成するｑ枚の単位スイッチボー
ドのａｂ各辺がそれぞれ交互に同一面に現れるように、
かつｃｄ各辺はそれぞれ同一面に現れるように配置され
た請求項１記載のＡＴＭスイッチ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30213297A JP3051094B2 (ja) | 1997-11-04 | 1997-11-04 | Ａｔｍスイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30213297A JP3051094B2 (ja) | 1997-11-04 | 1997-11-04 | Ａｔｍスイッチ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11145960A JPH11145960A (ja) | 1999-05-28 |
| JP3051094B2 true JP3051094B2 (ja) | 2000-06-12 |
Family
ID=17905308
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30213297A Expired - Fee Related JP3051094B2 (ja) | 1997-11-04 | 1997-11-04 | Ａｔｍスイッチ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3051094B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101451304B (zh) * | 2007-12-06 | 2012-05-09 | 厦门灿坤实业股份有限公司 | 一种熨斗放置座 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101645750B (zh) * | 2009-09-02 | 2013-09-11 | 中兴通讯股份有限公司 | 分布式电交叉装置实现snc级联保护的系统和方法 |
-
1997
- 1997-11-04 JP JP30213297A patent/JP3051094B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11145960A (ja) | 1999-05-28 |
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