JP3050991U

JP3050991U - クリップ留め自在拡大レンズ

Info

Publication number: JP3050991U
Application number: JP1998001156U
Authority: JP
Inventors: 和義小泉
Original assignee: 有限会社キースト
Priority date: 1998-01-28
Filing date: 1998-01-28
Publication date: 1998-08-07
Anticipated expiration: 2004-01-28

Abstract

(57)【要約】【課題】薄い拡大シートレンズをどこにでも留めら
れ、かつ角度自在に曲げて使える自在拡大レンズを提供
する。【解決手段】一定の長さと太さのアルミや銅などの軟
質金属棒（１）を、ビニールパイプなどの樹脂被覆
（２）を施した自在棒（３）一端部に、Ｕ字板状の差し
込みクリップ（４）を有し、かつロッドアンテナ状に回
動屈曲自在する自在連結具（５）を取り付け、他端に
は、前記同様の自在連結具（５）を介在させたバネクリ
ップ（６）などの留め具（７）を取り付けた自在棒
（５）を形成したものに、適度な大きさのフレネルレン
ズなどの薄い矩形状のシートレンズ（８）を、前記自在
棒（６）の端部設けた差し込みクリップ（４）に差し込
んで本考案の自在拡大レンズを構成している。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案が属する技術分野】

本考案は、薄い拡大シートレンズをどこにでも留められ、かつ好きな角度に自在に曲げて使える拡大レンズに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、拡大レンズには用途や目的により様々なものがあり、その基本タイプは大きく分けて次のようなものがある。まず、最も一般的なものとしては、レンズの一部に取っ手を付けたハンドタイプ、またＺライト状の自在支軸端部に拡大レンズを取り付けたもを、机の一端に締め付け具で固定した上で屈曲自在に動かしながら使用する大型の拡大机上レンズタイプ、さらに細かい作業向けに、サンバイザー状の輪やバンドの前面に、眼鏡状の凸レンズや薄いフレネルレンズ板を備えたものを帽子様に頭部に被ることで、細かい作業に適した使い方ができる眼鏡タイプなどがある。このようなタイプに加えて、小さなライトを組み合わせて暗い所でも使えるものなど様々なものが提供されている。

【０００３】

【考案が解決しょうとする課題】

以上のように様々なタイプの拡大レンズが提供され、それぞれの用途や目的に応じて使われている。しかし近年に於いては人々の行動も老若男女問わず、屋内はもとよりアウトドアなど行動範囲が広く多種多様な生活を営むようになると、拡大レンズの必要性もさらにきめ細かい使い方ができるものが求められているが、前記のようなタイプのみでは対応できない事も多くある。

【０００４】例えば、レンズに取っ手が付いたハンドタイプは、屋内に常備するものとしては手頃なものであるが、見易い大きなものは重くて携帯性は劣り、使う際は手に持って使うしか方法がなく、必要な時に固定できないので両手が使えないなど不便がある。またＺライトタイプは机端部などに固定して使用するものであり、その支軸は屈曲するので一定の自在性はあるがなんと言っても携帯性がない。加えて頭部に被る眼鏡タイプは、両手が自由に使えるので趣味の工作や加工など細かい作業には向いているが、帽子タイプであるので、それほど携帯性がよい大きさと言えるものではない。また頭部に装着しなければ使いにくいので、自在性ある使い方ができないものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は以上のような不便や欠点を解消して、コンパクトて軽く携帯性があり、かつ必要な時好きな所に固定できるが、レンズ角度は使用者の都合よい角度に自在に設定できるなど、使い勝ってのよい拡大レンズを提供するものとする。その構成は、一定の長さと適度な太さのアルミや銅などの軟質金属棒にビニールパイプなどで被服した一端部にバネクリップを備え、かつ他方端部にはフレネルレンズなどの薄いシートレンズを取り付けた拡大レンズを形成することで、前記の目的を達成する構成とするものである。

【０００６】

【考案の実施の形態】

この自在拡大レンズは、アルミや銅などの軟質金属棒（１）を樹脂被覆（２）した自在棒（３）の一端にバネクリップ（６）を取り付け、他方端部には薄いシートレンズ（８）を備えた構成であるので、使用する際はバネクリップ（６）で任意の場所に挟み留めた上で、シートレンズ（８）を対象物が最も見易い位置や向きになるように自在棒（３）を好みの角度に自在に曲げて簡単に使える。

【０００７】加えて、自在棒（３）の両端部に付けられるバネクリップ（６）の留め具（７）及びシートレンズ（８）は、回動屈曲自在に動く自在連結具（５）を介在させて形成しているので、自在棒（３）の曲げ効果に加えて、さらにきめ細かい角度や方向に留め具（７）やシートレンズ（８）を任意に調節ができるので、使用する際は、だれでも容易にして最も適切な位置設定が可能な自在拡大レンズとすることができる。

【０００８】

【実施例】

実施例１本考案の実施例１を、図１に示す一部欠損斜視図と図に２に示す自在連結軸部拡大図、図３に示す使用例図を参照して説明する。まず、一定の長さと太さのアルミや銅などの軟質金属棒（１）を、ビニールパイプなどの樹脂被覆（２）を施した自在棒（３）一端部に、Ｕ字板状の差し込みクリップ（４）を有し、かつロッドアンテナ状に回動屈曲自在する自在連結具（５）を取り付け、他端には、前記同様の自在連結具（５）を介在させたバネクリップ（６）などの留め具（７）を取り付けた自在棒（３）を形成したものに、適度な大きさのフレネルレンズなどの薄い矩形状のシートレンズ（８）を、前記、自在棒（３）の端部に設けた差し込みクリップ（４）に差し込んで本考案の自在拡大レンズを構成している。

【０００９】この自在拡大レンズは、薄いシートレンズ（８）を使用し、かつそのシートレンズ（８）はバネクリップ（６）付き自在棒（３）の他端部に取り付けられた軽くてコンパクトなものであるので、使用する際は好きな場所にバネクリップ（６）で挟み留めした上で、自在棒（３）を好みの角度に曲げるだけで最も見易い角度でシートレンズ（８）が使える。したがって、例えば図３に示すように帽子のひさし縁に挟み留めて使えるなど、今までには考えられないような機能的な使い方も可能である。

【００１０】実施例２実施例２を図４に示す斜視図を参照して説明する。次に、実施例２は軟質金属棒（１）に樹脂被覆（２）を施した自在棒（３）の一端部に設ける留め具（７）を、クリップに代えて磁石（９）を備え、かつ他端に設ける差し込みクリップ（４）付き自在連結具（５）部位の自在棒（３）には、小さな電球（１０）及び電池（１１）を有するミニライト（１２）を取り付けて形成したもとし、前記、差し込みクリップ（４）には薄いシートレンズ（８）を取り付けた構成としている。

【００１１】実施例１に於ける留め具（７）はバネクリップ（６）を取り付けているが、実施例２に於いては小さくても強力な磁石（９）を取り付けているので、スチール机面や金属支柱及び自動車内壁など、クリップ挟みできない場所などに磁着させて使うことができ、かつシートレンズ（８）寄りの自在棒（３）には小さなミニライト（１２）も備えているので、屋外に於ける暗い場所でも拡大レンズとしていつでも使える機能性を有する。

【００１２】本考案は以上のような構成とした自在拡大レンズであるが、その特徴である自在棒（３）はアルミや銅などの軟質金属材としているが、自由に曲げられるものであればこれ以外の金属素材でもよく他の素材でも差し支えない。また矩形状のシートレンズ（８）は好きな向きに差し替えられるように差し込みクリップ（４）を備えているが、シートレンズ（８）の形は限定せず、取り付け方も固着する方法であってもよい。さらに実施例１タイプも磁石（９）による留め具（７）を採用してもよく、これ以外に吸盤などの留め部材を採用ししてもよい。また軟質金属棒（１）に樹脂被覆（２）を施さなくてもよいものであり、いずれも特に限定されるものではない。

【００１３】

【考案の効果】

本考案は以上のような構成を成しているので、次のような効果や長所を提供できる自在拡大レンズである。まず、採用する拡大レンズは薄くて軽いカード状のシートレンズであり、かつシートレンズは、自在に曲げられる軟質金属棒の端部にクリップが備えられた構成としているので、使用する際はクリップで任意の場所に挟み留めた上で、軟質金属棒で成る自在棒を好きな角度に曲げて拡大レンズを使う事ができる。加えて矩形状のシートレンズは着脱自在であるので、好みの向きに差し替えて使うことも可能である。

【００１４】さらに、軟質金属棒で成る自在棒の両端部に設けられたクリップやシートレンズは、ロッドアンテナ状の回動屈曲する自在連結具を介在させているので、さらにきめ細かい曲げ角度や方向にシートレンズを位置させて使用できるので、作業性を高め、見易い適切なレンズ位置設定が可能な使い方ができる。加えてレンズや自在棒及びクリップは、いずれも軽いプラスチックッ素材などによりコンパクトな部材で構成されているので、どこでも使える携帯性はもとより機能性を有する使い勝ってのよい自在拡大レンズとして、任意の場所や部材に挟み留めて使え、必要なら自在棒を手に持ってハンドタイプのように使うこともできる。

【００１５】また構成的にもきわめてシンプルなものであるので、屋内はもとより、バッグやポケットに入れたりして気軽に携帯できるので、電車内での読書の際は本に挟み留めることで片手で使えたり、さらに自動車内に常備して地図などの端部に挟み留めて使える利点やアウトドアどこでも気軽に使える。例えば図３に示したように帽子に留めれば、自然観察時には両手が使えるなど多様な使い方もできるので、子供の興味を高め高齢者でも簡易に使える操作性がある。しかも構成部材は特殊なものを採用していないので安価に提供できることで、販促品としても広く提供できる拡大レンズである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例１を示す一部欠損斜視図。

【図２】実施例１の自在連結部を示す拡大図。

【図３】実施例１を帽子に挟み留めた使用例図。

【図４】実施例２を示す斜視図。

【符号の説明】

１、軟質金属棒２、樹脂被覆３、自在棒４、差し込みクリップ５、自在連結具６、バネクリップ７、留め具８、シートレンズ９、磁石１０、電球１１、電池１２、ミニライト

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】自在拡大レンズは、一定の長さと太さの
軟質金属棒で成る自在棒の一端に留め具を備え、他方端
部には薄いシートレンズを取り付けた構成であるクリッ
プ留め自在拡大レンズ。
【請求項２】軟質金属で成る自在棒の両端部に、自在
連結具を介在させて留め具とシートレンズを取り付けた
構成である、請求項１に記載のクリップ留め自在拡大レ
ンズ。