JP3050980U - カバーシート - Google Patents

カバーシート

Info

Publication number
JP3050980U
JP3050980U JP1998000521U JP52198U JP3050980U JP 3050980 U JP3050980 U JP 3050980U JP 1998000521 U JP1998000521 U JP 1998000521U JP 52198 U JP52198 U JP 52198U JP 3050980 U JP3050980 U JP 3050980U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover sheet
chair
bed
coated
backrest
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1998000521U
Other languages
English (en)
Inventor
数俊 松田
和也 杵渕
Original Assignee
有限会社 ケーシー企画
株式会社 中央エージェンシー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社 ケーシー企画, 株式会社 中央エージェンシー filed Critical 有限会社 ケーシー企画
Priority to JP1998000521U priority Critical patent/JP3050980U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3050980U publication Critical patent/JP3050980U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bedding Items (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カバーシートにおいて、位置決めとずれ防止
とを確実に行なうことができるようにし、被覆対象物を
使用する使用者に違和感を与えずしなやかに接触して心
地よい肌触りの感触を与えつつ、同被覆対象物を保護し
て同被覆対象物の汚れや損傷および紫外線による色褪や
劣化を防止することができるようにする。 【解決手段】 カバーシート1は、ポリエチレンを基材
とし同基材内に炭酸カルシウムを10%以内の重量割合
で均等に含むことにより柔軟性と表裏両面の摩擦抵抗性
とを高められたカバーシートであって、展張時の形状が
縦方向の長さ寸法と横方向の幅寸法とを有し、携帯可能
な大きさに折畳みが可能で、縁寄り部4の少なくとも一
部には、座席3等の被覆対象物の少なくとも一部に係脱
自在に係着して同被覆対象物に対する同カバーシート1
の位置決めとずれ防止とをすることのできる係着部2,
10を有している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、例えば椅子やベッド等の被覆対象物に装着する際には、同被覆対象 物に柔らかくしなやかに接し同被覆対象物に良く馴染んで装着し易く、しかも同 被覆対象物に対する位置決めとずれ防止とを確実に行なうことができ、装着後は 、同被覆対象物を使用する使用者に違和感を与えずしなやかに接触して心地よい 肌触りの感触を与えつつ、同被覆対象物を保護することのできる、カバーシート に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば自動車の修理工場や整備工場等において自動車の点検、整備あるいは修 理を行なう際には、作業者が自動車の外部はもちろん内部にも立ち入って点検、 整備あるいは修理をする場合がある。その際、作業者が着用している作業服が油 等の付着により汚れていると、汚れた作業服が自動車の座席部の椅子に触れるこ とにより同椅子を汚してしまうことがあるため、従来は、椅子を保護するための シートカバーとして大きめのバスタオルを椅子に掛けたり、何枚ものビニールフ ィルムを椅子に掛けたりして、座席の汚れを防止するようにしていた。
【0003】 また、上述のような車両内の椅子ばかりでなく、住居内の腰掛けやソファー等 の椅子を一時的に汚れや損傷から保護しようとする場合にも、例えば大きめのバ スタオルを椅子に掛けたり、ビニールフィルムを椅子に掛けたりして、座席の汚 れや損傷を防止することが行なわれていた。
【0004】 さらに、例えば好天日にドライブ先の野外で自動車内の座席部の椅子が直射日 光に当たって色褪せをしないようにするため、携帯用の遮光板を車窓部に展設し たり、車内カーテンがある場合には車内カーテンを引いたりして、自動車内の座 席部の椅子を保護するようにしていた。
【0005】 他方、例えば病院における患者用のベッドのシーツは比較的頻繁に取り替えら れるが、シーツの交換頻度が多くなれば費用もかさみ、シーツの汚れや損耗が激 しいため繰り返し使用することによって短期間のうちにシーツの新鮮さや清潔感 が失われ易い。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述のように例えば自動車の修理工場や整備工場等においてバスタ オルを椅子に掛けるにしても、バスタオルは、一枚の単価が高いため、使い捨て にしないで繰り返し使用をすることが多く、そのため前回以前の使用時に付着し たバスタオルの汚れを椅子に付着させてしまうという虞れがあった。
【0007】 また、ビニールフィルムを椅子に掛けて椅子を保護する場合には、一枚当たり の単価は比較的低廉で使い捨ては可能であるが、ロール状に巻かれたビニールフ ィルムを巻戻して展開しながら適当な長さで切断し、それを椅子に被せるもので あったため、ビニールフィルムのロールから一枚のビニールフィルムを巻戻して 切断するという作業には手数がかかる上、そのビニールシートは表面の摩擦抵抗 性が低くて滑り易く座席から簡単に滑り落ちてしまうといった不都合があった。
【0008】 さらに、例えば野外で自動車内の座席部の椅子が直射日光に当たって色褪せを しないようにするための簡便な遮光具がなかったため、軽量で小さく折り畳んで 携行することができ、簡便に使用をすることができるような遮光具が望まれてい た。
【0009】 他方、例えば病院における患者用のベッドや家庭における例えば小児用のベッ ドあるいは痴呆症患者のベッドにおいて、ベッドやシーツの汚れを防止するため にカバーシートとして例えば耐水性のシートを使用しようとしても、使用者に違 和感を与えずしなやかに接触して心地よい肌触りの感触を与えることのできるよ うな適当なカバーシートがなかったため、使用者に違和感を与えずしなやかに接 触して心地よい肌触りの感触を与えることのできるような簡便なベッド用のカバ ーシートが望まれていた。
【0010】 そこで本考案は、例えば椅子やベッド等の被覆対象物に装着する際には、同被 覆対象物に柔らかくしなやかに接し同被覆対象物に良く馴染んで装着し易くなる ようにし、しかも同被覆対象物に対する位置決めとずれ防止とを確実に行なうこ とができるようにし、装着後は、同被覆対象物を使用する使用者に違和感を与え ずしなやかに接触して心地よい肌触りの感触を与えつつ、同被覆対象物を保護し て同被覆対象物の汚れや損傷および紫外線による色褪や劣化を防止することがで きるようにした、カバーシートを提供しようとするものである。
【0011】 また、本考案は、カバーシートを椅子に装着する際には、カバーシートが椅子 の背もたれおよび座部に柔らかくしなやかに接し椅子に良く馴染んで装着し易く なるようにし、しかも袋状の係着部により椅子に対するカバーシートの位置決め とずれ防止とを確実に行なうことができるようにし、カバーシートの装着後は、 カバーシートが、椅子を使用する使用者に違和感を与えずしなやかに接触して心 地よい肌触りの感触を与え、同時に椅子を保護して椅子の汚れや損傷および紫外 線による色褪や劣化を防止することができるようにした、カバーシートを提供し ようとするものである。
【0012】 さらに、本考案は、カバーシートを椅子に装着する際には、カバーシートが椅 子の背もたれおよび座部に柔らかくしなやかに接し椅子に良く馴染んで装着し易 くなるようにし、しかも付着性係着部により椅子に対するカバーシートの位置決 めとずれ防止とを確実に行なうことができるようにし、カバーシートの装着後は 、カバーシートが、椅子を使用する使用者に違和感を与えずしなやかに接触して 心地よい肌触りの感触を与え、同時に椅子を保護して椅子の汚れや損傷および紫 外線による色褪や劣化を防止することができるようにした、カバーシートを提供 しようとするものである。
【0013】 また、本考案は、カバーシートをベッドに装着する際には、カバーシートがベ ッドに柔らかくしなやかに接しベッドに良く馴染んで装着し易くなるようにし、 しかも上記係着部によりベッドに対するカバーシートの位置決めとずれ防止とを 確実に行なうことができるようにし、カバーシートの装着後は、カバーシートが 、ベッドを使用する使用者に違和感を与えずしなやかに接触して心地よい肌触り の感触を与え、同時にベッドを保護してベッドの汚れや損傷および紫外線による 色褪や劣化を防止することができるようにした、カバーシートを提供しようとす るものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため、本考案のカバーシートは、ポリエチレンを基材と し同基材内に炭酸カルシウムを10%以内の重量割合で均等に含むことにより柔 軟性と表裏両面の摩擦抵抗性とを高められたカバーシートであって、展張時の形 状が縦方向の長さ寸法と横方向の幅寸法とを有し、携帯可能な大きさに折畳みが 可能で、被覆対象物の少なくとも一部に係脱自在に係着して同被覆対象物に対す る同カバーシートの位置決めとずれ防止とをすることのできる係着部を有してい る。
【0015】 また、本考案のカバーシートは、椅子の少なくとも背もたれの前面と座部の上 面とを概ね覆うことのできる長さ寸法と幅寸法とを有し、同カバーシートの縦方 向の一端側の縁寄り部には、同背もたれの上端部における掛け止め可能部分に係 脱自在に掛け止め係着して同椅子に対する同カバーシートの位置決めとずれ防止 とをすることのできる袋状の係着部が、同カバーシートの本体部と一体的に形成 されている。
【0016】 さらに、本考案のカバーシートは、椅子の少なくとも背もたれの前面と座部の 上面とを概ね覆うことのできる長さ寸法と幅寸法とを有し、同カバーシートの少 なくとも縦方向の一端側の縁寄り部には、同椅子の係着可能部分に係脱自在に係 着して同椅子に対する同カバーシートの位置決めとずれ防止とをすることのでき る付着性係着部が形成されている。
【0017】 また、本考案のカバーシートは、ベッドの大きさに見合う長さ寸法と幅寸法と を有し、同カバーシートの縁寄り部の少なくとも一部には、同ベッドの係着可能 部分に係脱自在に係着して同ベッドに対する同カバーシートの位置決めとずれ防 止とをすることのできる係着部が形成されている。
【0018】 本考案において、被覆対象物とは、本考案のカバーシートにより表面を被覆し て色褪や劣化を防止し、汚れ、損耗あるいは損傷を防止することができるすべて の被覆対象物を含み、また、椅子とは、車両、船舶、航空機等の乗り物内の座席 を構成する椅子、会議室用の椅子、映画館やスポーツ観覧席等の公共的な場所の 座席を構成する椅子等のすべての椅子を含み、さらに住居その他の建物内におい て使用されるあらゆる形態の腰掛けやソファー、あるいは公園や野外休憩所等の 屋外において使用されるベンチや長椅子等のすべての椅子を含む。さらに、ベッ ドとは家庭用のベッドや病院用のベッドはもちろんのこと寝台車両、船舶、航空 機等の乗り物内の固定ベッドあるいは折り畳みベッド、公共施設や企業内の休憩 室用の簡易ベッド等のすべてのベッドを含む。
【0019】
【考案の実施の形態】
以下、図面により本考案の実施の形態について説明する。図1は本考案の1実 施の形態に係るカバーシートを椅子に適用した場合の1例を示す斜視図、図2は 本考案の図1とは別の実施の形態に係るカバーシートをベッドに適用した場合の 1例を示す斜視図、図3は本考案のさらに別の実施の形態に係るカバーシートを ヘッドレストを有する椅子に適用した場合の1例を示す斜視図、図4は本考案の さらに別の実施の形態に係るカバーシートの1例を示す斜視図である。
【0020】 まず図1において、カバーシート1は椅子3用のカバーシート1aとして示さ れており、このカバーシート1aは、ポリエチレンを基材とし同基材内に炭酸カ ルシウムを10%以内、さらに好ましくは5%以内の重量割合で均等に混入する ことにより柔軟性と表裏両面の摩擦抵抗性とが高められている。カバーシート1 aは、展張時の形状が縦方向の長さ寸法と横方向の幅寸法とを有し、携帯可能な 大きさに折畳むことができる。カバーシート1aの縁寄り部の少なくとも一部に は被覆対象物としての椅子3の少なくとも一部、例えば椅子3の背もたれの頂部 に係脱自在に、すなわち上方から嵌脱自在に係着して同被覆対象物としての椅子 3に対するカバーシート1aの位置決めとずれ防止とをすることのできる係着部 、すなわち袋状の係着部2を本体部と一体的に有している。
【0021】 図1に示すように、カバーシート1aは、椅子3の少なくとも背もたれの前面 と座部の上面とを概ね覆うことのできる長さ寸法と幅寸法とを有している。そし て、カバーシート1aの縦方向の一端側の縁寄り部には、上述のように、袋状の 係着部2が、カバーシート1aの本体部と一体的に形成されており、この袋状の 係着部2が、椅子3の背もたれの上端部における掛け止め可能部分である背もた れの頂部に係脱自在に掛け止め係着されて、椅子3に対するカバーシート1aの 位置決めとずれ防止とをすることができる。
【0022】 図3に示すように、椅子8が背もたれの頂部にヘッドレスト8aを有している 場合には、袋状の係着部2を椅子8の背もたれの頂部に上方から嵌合させる際に 、ヘッドレスト8aが袋状の係着部2を自由に貫通して同袋状の係着部2の外方 へと突き出ることができるように、あらかじめ袋状の係着部2の底部、すなわち カバーシート1cの袋状の係着部2側の端部に貫通穴9を形成しておいても良い 。もちろん、図1に示したカバーシート1aのような貫通穴9が形成されていな いカバーシートを、図1に示した要領と同様な要領で、ヘッドレスト8aの上側 から椅子8の背もたれの上部にかけて嵌脱自在に係着するようにしてもよい。
【0023】 図4に示したカバーシート1dは、平面上に展張するとほぼ矩形状に展張する ことができ、また逆に着衣の通常の大きさのポケットに入れて携行することがで きる大きさに折り畳むことができる。カバーシート1dの縦方向の任意の一端側 の縁寄り部には、袋状の係着部2が形成されているとともに、カバーシート1d の縦方向の他端側の縁寄り部4およびカバーシート1dの左右の縁寄り部には、 面ファッスナーあるいは両面テープ等を用いて形成された付着性係着部10が、 カバーシート1dの本体部と一体的に形成されている。
【0024】 上述のようにして、任意の形状のカバーシート1において、例えば縁寄り部4 のようなカバーシート1の周辺に沿う縁寄り部のうちの少なくとも一部に、図4 に例示したような付着性係着部10を形成しておくことにより、カバーシート1 を椅子等の被覆対象物に装着する際に、椅子等の被覆対象物に対してカバーシー ト1を容易に位置決めすることができ、またカバーシート1の付着後は被覆対象 物に対するカバーシート1のずれを確実に防止することができる。もちろん、カ バーシート1に袋状の係着部2を形成する場合には、この袋状の係着部2が被覆 対象物に対するカバーシート1の位置決めとずれ防止とをすることができるので 、その場合には付着性係着部10の形成を省略することができる。
【0025】 さらに、カバーシート1は、ポリエチレンを基材とし、同基材内に炭酸カルシ ウムを10%以内、好ましくは5%以内の重量割合で均等に混入して形成され、 柔軟性と表裏両面の摩擦抵抗性とを高められているので、被覆対象物に柔らかく しなやかに接し、被覆対象物に良く馴染んで装着し易く、格別の係着手段を付加 しなくともそれ自体が係着作用を持っているため、被覆対象物の表面の材質に応 じて、袋状の係着部2や付着性係着部10等の格別の係着部を付加することなく 、カバーシート1のシート本体部をそのままカバーシート1の係着部とすること ができる。
【0026】 図2において、カバーシート1は、ベッド5の大きさに見合う長さ寸法と幅寸 法とを有するカバーシート1bとして形成されている。このカバーシート1bの 長さ方向の一端側の縁寄り部6および他端側における縁寄り部7を含む全周縁に 沿った縁寄り部のうちの少なくとも一部には、ベッド5の係着可能部分、例えば ベッド5の頭部側の側面および足部側の側面、あるいはベッド5の左右の縁部に 係脱自在に係着してベッド5に対するカバーシート1bの位置決めとずれ防止と をすることのできる係着部が形成されている。
【0027】 図2に示したベッド5用のカバーシート1bの係着部は、例えば面ファッスナ ーあるいは両面テープ等を用いて付着性係着部として形成することができる。ま た、カバーシート1bは、ポリエチレンを基材とし、同基材内に炭酸カルシウム を10%以内、好ましくは5%以内の重量割合で均等に混入して形成され、そう することによってカバーシート1bの柔軟性と表裏両面の摩擦抵抗性とが高めら れている。その結果カバーシート1bは、ベッド5に柔らかくしなやかに接し、 ベッド5に良く馴染んで装着し易く、格別の係着手段を付加しなくともそれ自体 がベッド5に対して係着作用を持つ。したがって、ベッド5の表面の材質に応じ て、例えば面ファッスナーあるいは両面テープ等により形成した付着性係着部等 の格別の係着部を付加しなくとも、カバーシート1bのシート本体部をそのまま カバーシート1bの係着部として機能させることができる。
【0028】 上述のように、本考案のカバーシート1は、ポリエチレンを基材とし、同基材 内に炭酸カルシウムを10%以内、好ましくは5%以内の重量割合で均等に混入 してシート状に形成される。こうして形成されたカバーシート1は、非常に高い 柔軟性と表裏両面の摩擦抵抗性とを有する。そして、柔軟性と表裏両面の摩擦抵 抗性とが非常に高いことにより、カバーシート1は、被覆対象物に柔らかくしな やかに接し、被覆対象物に良く馴染んで装着し易く、その結果、被覆対象物に対 するカバーシート1の位置決めが容易であり、被覆対象物に対してカバーシート 1の位置が容易にずれることがない。また、被覆対象物にカバーシート1を係着 して被覆対象物を使用する際には、カバーシート1が、被覆対象物を使用する使 用者に違和感を与えず、しなやかに接触して、心地よい肌触りの感触を与えるも のである。
【0029】 ポリエチレンの基材に対する炭酸カルシウムの重量割合が、5%を超えると、 成形したシートの柔軟性と表裏両面の摩擦抵抗性がやや低下し、10%を超える と、成形したシートがしなやかさを失い、被覆対象物を被覆して使用したときの 同被覆対象物の使用者に違和感を与えるようになり、シートの表裏両面の摩擦抵 抗性も低下して被覆対象物に馴染まず、カバーシート1が被覆対象物から容易に 滑り落ちてしまうようになる。
【0030】 逆に、ポリエチレンの基材に炭酸カルシウムを加えないと、シートの成形時に 、被成形材料の粘着性が高すぎて被成形材料が成形ロールに粘り付きシートの成 形を円滑に行なうことができない。ポリエチレンの基材に対する炭酸カルシウム の重量割合を増すに従って、シートの成形時における被成形材料の粘着性が低下 し、被成形材料の成形ロールへの粘り付きが少なくなっていき、成形し易くなっ ていく。以上の事情から、カバーシート1は、ポリエチレンを基材とし、同基材 内に炭酸カルシウムを10%以内、好ましくは5%以内の重量割合で均等に混入 して成形されたシートを使用して形成される。カバーシート1の厚さは例えば0 .02mm程度の厚みに設定されるが、必ずしもこの厚さに限定されるものでは ない。
【0031】 上述のようにして形成されたカバーシート1は、半透明の白濁色を帯び、被覆 対象物を直射日光から遮り、同被覆対象物の紫外線による色褪や劣化を防止する 。同時にカバーシート1は、被覆対象物に柔らかくしなやかに接し、同被覆対象 物に良く馴染んで装着し易く、被覆対象物に対する位置決め作用とずれ防止作用 とを発揮し、被覆対象物を使用する使用者に違和感を与えずしなやかに接触して 心地よい肌触りの感触を与えつつ、同被覆対象物を保護して同被覆対象物の汚れ や損傷を防止する。
【0032】 また、カバーシート1は、半透明の白濁色を帯びているので、このカバーシー ト1に花柄模様、動物や風景等のスケッチ模様、各種のキャラクターの似顔絵あ るいは幾何学模様等を表現する印刷を施して、子供、療養者、老人等を含むさま ざまな利用者の心を和ませたり、楽しませたりするようにして使用に供すること もできる。
【0033】
【考案の効果】 本考案のカバーシートによれば、以下のような効果が得られる。 (1)ポリエチレンを基材とし同基材内に炭酸カルシウムを10%以内の重量割 合で均等に含むことにより柔軟性と表裏両面の摩擦抵抗性とを高められたカバー シートであって、展張時の形状が縦方向の長さ寸法と横方向の幅寸法とを有し、 携帯可能な大きさに折畳みが可能で、被覆対象物の少なくとも一部に係脱自在に 係着して同被覆対象物に対する同カバーシートの位置決めとずれ防止とをするこ とのできる係着部を有しているので、例えば椅子やベッド等の被覆対象物に装着 する際には、同被覆対象物に柔らかくしなやかに接し同被覆対象物に良く馴染ん で装着し易く、しかも同被覆対象物に対する位置決めとずれ防止とを確実に行な うことができ、装着後は、同被覆対象物を使用する使用者に違和感を与えずしな やかに接触して心地よい肌触りの感触を与えつつ、同被覆対象物を保護して同被 覆対象物の汚れや損傷および紫外線による色褪や劣化を防止することができる( 請求項1)。 (2)上記カバーシートにおいて、同カバーシートが、椅子の少なくとも背もた れの前面と座部の上面とを概ね覆うことのできる長さ寸法と幅寸法とを有し、縦 方向の一端側の縁寄り部には、同背もたれの上端部における掛け止め可能部分に 係脱自在に掛け止め係着して同椅子に対する同カバーシートの位置決めとずれ防 止とをすることのできる袋状の係着部が、同カバーシートの本体部と一体的に形 成されているので、カバーシートを椅子に装着する際には、カバーシートが椅子 の背もたれおよび座部に柔らかくしなやかに接し椅子に良く馴染んで装着し易く 、しかも上記袋状の係着部により椅子に対するカバーシートの位置決めとずれ防 止とを確実に行なうことができ、カバーシートの装着後は、カバーシートが、椅 子を使用する使用者に違和感を与えずしなやかに接触して心地よい肌触りの感触 を与え、同時に椅子を保護して椅子の汚れや損傷および紫外線による色褪や劣化 を防止することができる(請求項2)。 (3)上記カバーシートにおいて、同カバーシートが、椅子の少なくとも背もた れの前面と座部の上面とを概ね覆うことのできる長さ寸法と幅寸法とを有し、少 なくとも縦方向の一端側の縁寄り部には、同椅子の係着可能部分に係脱自在に係 着して同椅子に対する同カバーシートの位置決めとずれ防止とをすることのでき る付着性係着部が形成されているので、カバーシートを椅子に装着する際には、 カバーシートが椅子の背もたれおよび座部に柔らかくしなやかに接し椅子に良く 馴染んで装着し易く、しかも上記面ファッスナー部により椅子に対するカバーシ ートの位置決めとずれ防止とを確実に行なうことができ、カバーシートの装着後 は、カバーシートが、椅子を使用する使用者に違和感を与えずしなやかに接触し て心地よい肌触りの感触を与え、同時に椅子を保護して椅子の汚れや損傷および 紫外線による色褪や劣化を防止することができる(請求項3)。 (4)上記カバーシートにおいて、同カバーシートが、ベッドの大きさに見合う 長さ寸法と幅寸法とを有し、縁寄り部の少なくとも一部には、同ベッドの係着可 能部分に係脱自在に係着して同ベッドに対する同カバーシートの位置決めとずれ 防止とをすることのできる係着部が形成されているので、カバーシートをベッド に装着する際には、カバーシートがベッドに柔らかくしなやかに接しベッドに良 く馴染んで装着し易く、しかも上記係着部によりベッドに対するカバーシートの 位置決めとずれ防止とを確実に行なうことができ、カバーシートの装着後は、カ バーシートが、ベッドを使用する使用者に違和感を与えずしなやかに接触して心 地よい肌触りの感触を与え、同時にベッドを保護してベッドの汚れや損傷および 紫外線による色褪や劣化を防止することができる(請求項4)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施の形態に係るカバーシートを椅
子に適用した場合の1例を示す斜視図である。
【図2】本考案の図1とは別の実施の形態に係るカバー
シートをベッドに適用した場合の1例を示す斜視図であ
る。
【図3】本考案のさらに別の実施の形態に係るカバーシ
ートをヘッドレストを有する椅子に適用した場合の1例
を示す斜視図である。
【図4】本考案のさらに別の実施の形態に係るカバーシ
ートの1例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,1b,1c カバーシート 2 袋状の係着部 3 椅子 4 縁寄り部 5 ベッド 6,7 縁寄り部 8 椅子 8a ヘッドレスト 9 貫通穴 10 付着性係着部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエチレンを基材とし同基材内に炭酸
    カルシウムを10%以内の重量割合で均等に含むことに
    より柔軟性と表裏両面の摩擦抵抗性とを高められたカバ
    ーシートであって、展張時の形状が縦方向の長さ寸法と
    横方向の幅寸法とを有し、携帯可能な大きさに折畳みが
    可能で、被覆対象物の少なくとも一部に係脱自在に係着
    して同被覆対象物に対する同カバーシートの位置決めと
    ずれ防止とをすることのできる係着部を有していること
    を特徴とする、カバーシート。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のカバーシートにおい
    て、同カバーシートは椅子の少なくとも背もたれの前面
    と座部の上面とを概ね覆うことのできる長さ寸法と幅寸
    法とを有し、縦方向の一端側の縁寄り部には、同背もた
    れの上端部における掛け止め可能部分に係脱自在に掛け
    止め係着して同椅子に対する同カバーシートの位置決め
    とずれ防止とをすることのできる袋状の係着部が、同カ
    バーシートの本体部と一体的に形成されていることを特
    徴とする、カバーシート。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のカバーシートにおい
    て、同カバーシートは椅子の少なくとも背もたれの前面
    と座部の上面とを概ね覆うことのできる長さ寸法と幅寸
    法とを有し、少なくとも縦方向の一端側の縁寄り部に
    は、同椅子の係着可能部分に係脱自在に係着して同椅子
    に対する同カバーシートの位置決めとずれ防止とをする
    ことのできる付着性係着部が形成されていることを特徴
    とする、カバーシート。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のカバーシートにおい
    て、同カバーシートはベッドの大きさに見合う長さ寸法
    と幅寸法とを有し、縁寄り部の少なくとも一部には、同
    ベッドの係着可能部分に係脱自在に係着して同ベッドに
    対する同カバーシートの位置決めとずれ防止とをするこ
    とのできる係着部が形成されていることを特徴とする、
    カバーシート。
JP1998000521U 1998-01-28 1998-01-28 カバーシート Expired - Lifetime JP3050980U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998000521U JP3050980U (ja) 1998-01-28 1998-01-28 カバーシート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998000521U JP3050980U (ja) 1998-01-28 1998-01-28 カバーシート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3050980U true JP3050980U (ja) 1998-08-07

Family

ID=43185157

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1998000521U Expired - Lifetime JP3050980U (ja) 1998-01-28 1998-01-28 カバーシート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3050980U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6918148B2 (en) Arm pillow for holding a child
US7003832B2 (en) Changing pad cover
US6155637A (en) Slipcover for glider rockers
US6813784B1 (en) Sanitary toilet seat protector
US9756948B1 (en) Disposable arm rest cover
US20070145798A1 (en) Adjustable chair cover
US7247360B1 (en) Sanitary, portable and disposable toilet seat cover, with attached wipe
US20050177942A1 (en) Multi-layer mattress protector
US6182307B1 (en) Wall mounted headboard for a bed
US8414071B2 (en) Protective seat covers for upholstery and methods of use
US6786256B2 (en) Table cover providing functional napkins
US11076706B2 (en) Configurable multipurpose mat assembly
JP3050980U (ja) カバーシート
US6254182B1 (en) Golf cart seat cover
US20080222789A1 (en) Back Stress Reducing Kneeling Device
US20180344109A1 (en) Portable toilet seat cover
US6779845B1 (en) Chair backrest provided with a versatile cushion
JP3205386U (ja) 珪藻土マットのカバー
JP3083113U (ja) 足の位置決め部材
JP5270978B2 (ja) 車椅子用クッション部材
JP2016174739A (ja) 着座シート
JP3051048U (ja) 衛生マットレス
CA3029943A1 (en) Portable infant changing pad
JP2005013331A (ja) 座部及び背もたれ部張設部材
JP3026543U (ja) 便座カバー