JP3050492B2 - 障害物を警戒するレーダー装置 - Google Patents
障害物を警戒するレーダー装置Info
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- G01S13/00—Systems using the reflection or reradiation of radio waves, e.g. radar systems; Analogous systems using reflection or reradiation of waves whose nature or wavelength is irrelevant or unspecified
- G01S13/88—Radar or analogous systems specially adapted for specific applications
- G01S13/89—Radar or analogous systems specially adapted for specific applications for mapping or imaging
- G01S13/90—Radar or analogous systems specially adapted for specific applications for mapping or imaging using synthetic aperture techniques, e.g. synthetic aperture radar [SAR] techniques
- G01S13/904—SAR modes
- G01S13/9082—Rotating SAR [ROSAR]
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ROSAR装置のプ
ロセッサと、送信器と、受信器と、レーダーパルスを送
受信するアンテナとを用い、複数のアンテナを、例えば
ヘリコプターのロータあるいはロータ軸の上部のターン
スタイルにある回転アームの端部に配置したヘリコプタ
ーの障害物を警戒する回転アンテナに基く合成開口を備
えたレーダー装置に関する。
ロセッサと、送信器と、受信器と、レーダーパルスを送
受信するアンテナとを用い、複数のアンテナを、例えば
ヘリコプターのロータあるいはロータ軸の上部のターン
スタイルにある回転アームの端部に配置したヘリコプタ
ーの障害物を警戒する回転アンテナに基く合成開口を備
えたレーダー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ドイツ特許第 39 22 086号明細書によ
り、レーダーパルスを送受信するため、送信器と受信器
および一つのアンテナを備えたレーダー装置は周知であ
る。その場合、アンテナは回転アーム、例えばヘリコプ
タのロータまたはロータ軸の上部のターンスタイルの端
部に配置されている。回転アンテナに基く合成開口を備
えたこのようなレーダー装置はROSAR装置と称され
ている。ロータの羽根の代わりにターンスタイルを使用
しても基本的にはROSARの原理に変化がなく、ただ
横分解能が低い難点があるが、合成開口の全長が短い距
離の内で達成されると言う重要な利点がある。更に、タ
ーンスタイルは機械的な安定性が高い。この種の装置
は、オンライン運転でほぼリアルタイムで使用でき、地
図の作製、障害物の警戒あるいは着陸支援の外に、目標
解明や目標追跡にも使用される。他の応用分野は飛行物
体の誘導にある。周知のROSAR装置では、絶えず受
信信号をこの距離間隔に有効な基準関数と相関させて各
距離間隔の結果を得ている。
り、レーダーパルスを送受信するため、送信器と受信器
および一つのアンテナを備えたレーダー装置は周知であ
る。その場合、アンテナは回転アーム、例えばヘリコプ
タのロータまたはロータ軸の上部のターンスタイルの端
部に配置されている。回転アンテナに基く合成開口を備
えたこのようなレーダー装置はROSAR装置と称され
ている。ロータの羽根の代わりにターンスタイルを使用
しても基本的にはROSARの原理に変化がなく、ただ
横分解能が低い難点があるが、合成開口の全長が短い距
離の内で達成されると言う重要な利点がある。更に、タ
ーンスタイルは機械的な安定性が高い。この種の装置
は、オンライン運転でほぼリアルタイムで使用でき、地
図の作製、障害物の警戒あるいは着陸支援の外に、目標
解明や目標追跡にも使用される。他の応用分野は飛行物
体の誘導にある。周知のROSAR装置では、絶えず受
信信号をこの距離間隔に有効な基準関数と相関させて各
距離間隔の結果を得ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明の課題は、オ
ンライン運転のほぼリアルタイムで使用され、しかも地
図の作成、障害物の警戒あるいは着陸支援の外に、目標
の解明や目標の追跡および飛行物体の誘導にも使用で
き、合成開口の全長が短い距離の内で達成されるように
周知のROSAR法を構成して改良することにある。
ンライン運転のほぼリアルタイムで使用され、しかも地
図の作成、障害物の警戒あるいは着陸支援の外に、目標
の解明や目標の追跡および飛行物体の誘導にも使用で
き、合成開口の全長が短い距離の内で達成されるように
周知のROSAR法を構成して改良することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、この発明
により、冒頭に述べた種類のレーダー装置にあって、 a) 障害物の警戒に関心のある範囲外、例えば 500m 以
上の距離に対して装置が非集束方法による信号処理を行
い、このため一定振幅以上で相関ピークを自動的に集束
信号処理に切り換えるしきい値検出器を配置し、 b) 距離間隔の大きさを可変して、距離間隔の数を少な
く維持し、近接距離で距離間隔を短くし、半径方向の分
解能を遠距離より良くし、 c) 各アンテナに属する送受信ユニットを信号評価に関
して異なった周波数、特にミリ波領域で動作させ、 d) 合成開口(弱く集束するアンテナを有するROSA
R) の原理を実開口(強く集束するアンテナ)の原理と
組み合わせる、ことによって解決されている。
により、冒頭に述べた種類のレーダー装置にあって、 a) 障害物の警戒に関心のある範囲外、例えば 500m 以
上の距離に対して装置が非集束方法による信号処理を行
い、このため一定振幅以上で相関ピークを自動的に集束
信号処理に切り換えるしきい値検出器を配置し、 b) 距離間隔の大きさを可変して、距離間隔の数を少な
く維持し、近接距離で距離間隔を短くし、半径方向の分
解能を遠距離より良くし、 c) 各アンテナに属する送受信ユニットを信号評価に関
して異なった周波数、特にミリ波領域で動作させ、 d) 合成開口(弱く集束するアンテナを有するROSA
R) の原理を実開口(強く集束するアンテナ)の原理と
組み合わせる、ことによって解決されている。
【0005】この発明による他の有利な構成は、特許請
求の範囲の従属請求項に記載されている。
求の範囲の従属請求項に記載されている。
【0006】
【実施例】以下、この発明の方法を図面に基づき詳しく
説明する。
説明する。
【0007】図1はロータ軸の上部にあるターンスタイ
ルと共にROSARの照射幾何学を模式的に示す(実寸
ではない)。
ルと共にROSARの照射幾何学を模式的に示す(実寸
ではない)。
【0008】ターンスタイルのアーム先端に装着された
アンテナにより下向きに斜め方向に円形リングを照射
し、照射される帯の幅はアンテナの仰角εの開口角と俯
角θの開口角および支持プラットホームの高さH0 に依
存する。例えば障害物の警報のため半径方向に直接放射
する場合、ヘリコプターの直ぐ周囲を照射する。像形成
のために必要なドップラースペクトルはターンスタイル
のアーム先端に装着されたアンテナを回転させて発生さ
せ、支持プラットホームの並進運動成分を必要とするこ
とはない。アンテナの回転で全周を見渡せる。つまりR
OSARは 360°の全角度範囲を覆う。その場合、送信
と受信に同じアンテナを常に使用する。所定のパルス繰
返周波数の回転運動中にアンテナを介して走査に必要な
送信パルスを放射し、エコー信号を同じアンテナで受信
する。パルス繰返周波数fp は、アンテナの直線運動の
ように、受信信号のドップラー帯域で決まる。ここで、
レーダー装置はパルスレーダーもしくはこの代わりにF
M−CWレーダーである。信号評価と像形成は一緒に回
転する送受信ユニットで一定のデータ前処理に従いヘリ
コプターの機内で特別なROSARプロセッサにより行
われる。円形軌道に沿ったアンテナ運動により、二つの
送信パルスの間の時間間隔Tp =1/fp には、ROSA
Rの場合、角度範囲Δα=ω0/fp が対応する。ここで
ω0 はアンテナアームの角速度である。地上の照射帯領
域は円形リングであるため、信号処理は回転角α=ω0
t の関数として行われる。結像された目標の位置は半径
方向の距離と回転角度を与えることによって完全に決ま
る。これには、アンテナの位置を回転運動中に記憶し、
新たな回転毎にマークすることも必要である。
アンテナにより下向きに斜め方向に円形リングを照射
し、照射される帯の幅はアンテナの仰角εの開口角と俯
角θの開口角および支持プラットホームの高さH0 に依
存する。例えば障害物の警報のため半径方向に直接放射
する場合、ヘリコプターの直ぐ周囲を照射する。像形成
のために必要なドップラースペクトルはターンスタイル
のアーム先端に装着されたアンテナを回転させて発生さ
せ、支持プラットホームの並進運動成分を必要とするこ
とはない。アンテナの回転で全周を見渡せる。つまりR
OSARは 360°の全角度範囲を覆う。その場合、送信
と受信に同じアンテナを常に使用する。所定のパルス繰
返周波数の回転運動中にアンテナを介して走査に必要な
送信パルスを放射し、エコー信号を同じアンテナで受信
する。パルス繰返周波数fp は、アンテナの直線運動の
ように、受信信号のドップラー帯域で決まる。ここで、
レーダー装置はパルスレーダーもしくはこの代わりにF
M−CWレーダーである。信号評価と像形成は一緒に回
転する送受信ユニットで一定のデータ前処理に従いヘリ
コプターの機内で特別なROSARプロセッサにより行
われる。円形軌道に沿ったアンテナ運動により、二つの
送信パルスの間の時間間隔Tp =1/fp には、ROSA
Rの場合、角度範囲Δα=ω0/fp が対応する。ここで
ω0 はアンテナアームの角速度である。地上の照射帯領
域は円形リングであるため、信号処理は回転角α=ω0
t の関数として行われる。結像された目標の位置は半径
方向の距離と回転角度を与えることによって完全に決ま
る。これには、アンテナの位置を回転運動中に記憶し、
新たな回転毎にマークすることも必要である。
【0009】ROSARの実現性に対する今までの研究
では、一定の角速度の一様な回転運動を前提としてい
た。しかし、回転アームは実際には理想的な円軌道から
ずれた決定論的で確率的な運動を行い、これ等の運動を
測定し、修正信号としてROSARプロセッサに導入す
る必要がある。更に、ヘリコプターの曲線飛行や前進飛
行により仰角と方位角の照射幾何学が変わる。この変化
も信号処理の範囲内で、しかもヘリコプター内でレーダ
ー画像を表示する場合に計算に入れる必要がある。方位
角では、支持プラットホームの付加的な速度成分のため
受信信号がドップラー変調を受ける。
では、一定の角速度の一様な回転運動を前提としてい
た。しかし、回転アームは実際には理想的な円軌道から
ずれた決定論的で確率的な運動を行い、これ等の運動を
測定し、修正信号としてROSARプロセッサに導入す
る必要がある。更に、ヘリコプターの曲線飛行や前進飛
行により仰角と方位角の照射幾何学が変わる。この変化
も信号処理の範囲内で、しかもヘリコプター内でレーダ
ー画像を表示する場合に計算に入れる必要がある。方位
角では、支持プラットホームの付加的な速度成分のため
受信信号がドップラー変調を受ける。
【0010】ヘリ・レーダーの分解能は同じ反射面の隣
接する二つの目標の分離可能性に対する尺度であり、角
度として方位角と仰角で、また距離として半径方向の方
位で与えられる。
接する二つの目標の分離可能性に対する尺度であり、角
度として方位角と仰角で、また距離として半径方向の方
位で与えられる。
【0011】合成開口の方法はアンテナローブの集束を
横分解能に利用するのでなく、目標を照射している間に
進むアンテナの距離をアンテナの長さの人為的な拡大に
利用する。合成開口は飛行距離に沿って移動する実際の
アンテナのローブ内で点状の目標を照射し、全ての受信
エコーを値と位相について記憶して生じる。目標を照射
している間に進む飛行距離を合成開口と称する。
横分解能に利用するのでなく、目標を照射している間に
進むアンテナの距離をアンテナの長さの人為的な拡大に
利用する。合成開口は飛行距離に沿って移動する実際の
アンテナのローブ内で点状の目標を照射し、全ての受信
エコーを値と位相について記憶して生じる。目標を照射
している間に進む飛行距離を合成開口と称する。
【0012】この場合、アンテナと目標の間の距離が変
わるため、受信したエコー信号は送信信号に対してドッ
プラー周波数シフトを持っている。その時、照射された
目標の各々が特徴的なドップラー周波数の波形に特徴が
あり、原理的に隣の目標と区別できる。信号理論によれ
ば、受信器を予測すべき受信信号に合わせると最良の分
解能が得られるとされている。この要請は最適フィルタ
で満たされる。この最適フィルタを相関器で形成すれ
ば、合成開口を備えたレーダーでは、受信信号と測定シ
ーケンスから予測される関数の間の相互相関が行われ
る。この関数は基準関数と呼ばれている。基準関数は所
定の距離間隔内をアンテナで走査している間に地上の個
々の目標に対する照射幾何学から導かれ、半径方向の分
解能は、通常のパルスレーダーの場合のように、送信信
号のパルス期間あるいはパルス幅で与えられる。
わるため、受信したエコー信号は送信信号に対してドッ
プラー周波数シフトを持っている。その時、照射された
目標の各々が特徴的なドップラー周波数の波形に特徴が
あり、原理的に隣の目標と区別できる。信号理論によれ
ば、受信器を予測すべき受信信号に合わせると最良の分
解能が得られるとされている。この要請は最適フィルタ
で満たされる。この最適フィルタを相関器で形成すれ
ば、合成開口を備えたレーダーでは、受信信号と測定シ
ーケンスから予測される関数の間の相互相関が行われ
る。この関数は基準関数と呼ばれている。基準関数は所
定の距離間隔内をアンテナで走査している間に地上の個
々の目標に対する照射幾何学から導かれ、半径方向の分
解能は、通常のパルスレーダーの場合のように、送信信
号のパルス期間あるいはパルス幅で与えられる。
【0013】ROSARの横分解能では、アンテナの運
動が円弧に沿って行われるので、横分解能は線形SAR
の理論から提示できない。照射に大切な角度範囲は羽根
が照射される目標の方向に回転角の原点を通過すれば、
ほぼ回転面の半円にわたって広がる。合成開口ーの最大
の長さを半円に制限すると、線形SARと異なりROS
ARでの分解能が更に距離に依存していることが容易に
分かる。
動が円弧に沿って行われるので、横分解能は線形SAR
の理論から提示できない。照射に大切な角度範囲は羽根
が照射される目標の方向に回転角の原点を通過すれば、
ほぼ回転面の半円にわたって広がる。合成開口ーの最大
の長さを半円に制限すると、線形SARと異なりROS
ARでの分解能が更に距離に依存していることが容易に
分かる。
【0014】
【外01】 を用いて、
【外02】 と計算される。ここで、λは送信信号の波長、Lはアン
テナアームの長さ、そしてγはアンテナの方位方向の開
口角である。
テナアームの長さ、そしてγはアンテナの方位方向の開
口角である。
【0015】
【外03】 す。
【0016】この評価では、可能な合成アンテナの全長
が既に達成されている、つまり
が既に達成されている、つまり
【外04】 であることを前提としている。
【0017】そうでなければ、
【外05】 となる。
【0018】目標Oを照射している間、開口Sに属する
回転角度範囲αS は、
回転角度範囲αS は、
【外06】 と計算される。合成開口Sは、目標0を照射している間
に進む開口角γを有数アンテナAの位相中心の距離であ
る。アンテナの距離は、ROSARの場合、円軌道であ
るため、合成開口Sは円弧部分として定義される。
に進む開口角γを有数アンテナAの位相中心の距離であ
る。アンテナの距離は、ROSARの場合、円軌道であ
るため、合成開口Sは円弧部分として定義される。
【0019】図3は合成開口Sを定義する幾何学配置を
示す。合成開口Sの長さはアンテナAの方位方向の開口
角度γ,目標Oまでの地上での距離RGOおよびアンテナ
アームの長さLに依存する。その場合、最大の開口を回
転面の半円に限定することが前提となる。何故なら、実
際に目標への仰角の変化を誘起し、同時にドップラー帯
域も広げる角度範囲のみが横分解能へ寄与するからであ
る。合成開口の全長が目標までの距離の各々で未だ達成
されていないなら、達成可能な角度分解能または横分解
能がそれに応じて悪化する。障害物警戒レーダーでは到
達距離が短く高い横分解能が必要であるので開口の全長
Sが早く達成されるはずである。合成開口の長さSはア
ンテナアームの長さL(係数L/RGO) に直接依存する
ので、L= 1.5m のターンスタイルを使用すると本当に
有利である。
示す。合成開口Sの長さはアンテナAの方位方向の開口
角度γ,目標Oまでの地上での距離RGOおよびアンテナ
アームの長さLに依存する。その場合、最大の開口を回
転面の半円に限定することが前提となる。何故なら、実
際に目標への仰角の変化を誘起し、同時にドップラー帯
域も広げる角度範囲のみが横分解能へ寄与するからであ
る。合成開口の全長が目標までの距離の各々で未だ達成
されていないなら、達成可能な角度分解能または横分解
能がそれに応じて悪化する。障害物警戒レーダーでは到
達距離が短く高い横分解能が必要であるので開口の全長
Sが早く達成されるはずである。合成開口の長さSはア
ンテナアームの長さL(係数L/RGO) に直接依存する
ので、L= 1.5m のターンスタイルを使用すると本当に
有利である。
【0020】合成開口の主に可能な最大長さSmax はL
= 1.5m を用いてアンテナの方位方向の開口角γの関数
として、 γ= 45 °: Smax (RGO→∞)= 1.18 m γ= 70 °: Smax (RGO→∞)= 1.83 m となる。
= 1.5m を用いてアンテナの方位方向の開口角γの関数
として、 γ= 45 °: Smax (RGO→∞)= 1.18 m γ= 70 °: Smax (RGO→∞)= 1.83 m となる。
【0021】ヘリコプターの羽根の両端 (RGO≒ 5 m)
ではL= 1.5m の開口の長さSは、アンテナの方位方向
の開口角γの関数として、 γ= 45 °: Smax (RGO≒ 5 m)= 0.82 m γ= 70 °: Smax (RGO≒ 5 m)= 1.28 m となり、最大値の 70 %となる。
ではL= 1.5m の開口の長さSは、アンテナの方位方向
の開口角γの関数として、 γ= 45 °: Smax (RGO≒ 5 m)= 0.82 m γ= 70 °: Smax (RGO≒ 5 m)= 1.28 m となり、最大値の 70 %となる。
【0022】
【外07】 してアンテナの方位方向の開口角γの関数として、
【外08】 が当てはまる。
【0023】図4はγ= 45 °とγ= 70 °に対して目
標までの距離の関数としてL= 1.5
標までの距離の関数としてL= 1.5
【外09】 解能の値は線材の検出に多分充分である。何故なら、線
材をただ検出するだけであるが、必ずしも分解する必要
がないからである。副ローブが隣のアンテナをアンテナ
面内で乱す場合には、γをもっと小さく選んでもよい。
何故なら、これに結び付く低横分解能も充分であるから
である。
材をただ検出するだけであるが、必ずしも分解する必要
がないからである。副ローブが隣のアンテナをアンテナ
面内で乱す場合には、γをもっと小さく選んでもよい。
何故なら、これに結び付く低横分解能も充分であるから
である。
【0024】仰角方向の角度分解能は、開口角εの実際
のアンテナローブの集束性により与えられる。つまり、
合成開口の原理により分解能は改善されない。実際のア
ンテナローブを集束する実際的な値は 2°〜 5°の間の
範囲にある。
のアンテナローブの集束性により与えられる。つまり、
合成開口の原理により分解能は改善されない。実際のア
ンテナローブを集束する実際的な値は 2°〜 5°の間の
範囲にある。
【0025】半径方向の分解能ΔRSminは、パルスレー
ダーの場合、圧縮された送信パルス期間τ,光速cおよ
びB=1/τを用いて、
ダーの場合、圧縮された送信パルス期間τ,光速cおよ
びB=1/τを用いて、
【外10】 と計算される。
【0026】満足な出力収支を得るためパルス圧縮法を
使用する。しかし、パルス圧縮で送信パルスの幅を人為
的に広げると、このパルス幅に比例した不感帯領域が生
じる。そのため、パルスレーダーに対して有望な代替え
はFM−CWレーダーである。このレーダー法では、半
径方向の分解能に必要な帯域Bの発生は送信周波数を線
形変調して行われる。
使用する。しかし、パルス圧縮で送信パルスの幅を人為
的に広げると、このパルス幅に比例した不感帯領域が生
じる。そのため、パルスレーダーに対して有望な代替え
はFM−CWレーダーである。このレーダー法では、半
径方向の分解能に必要な帯域Bの発生は送信周波数を線
形変調して行われる。
【0027】信号処理を実現可能な経費で保証するた
め、距離間隔の数、つまり分解セルの個数をできる限り
少なく維持することが提案されている。これは距離間隔
の大きさを可変して達成できる。即ち、近距離領域では
距離間隔が遠距離領域よりも短い。つまり半径方向の分
解能が遠距離領域よりも良い。図5は、距離間隔の長さ
を決める各半径方向の分解能ΔRSmini ( ここでi=1
〜4である) を伴う付属図を示す。
め、距離間隔の数、つまり分解セルの個数をできる限り
少なく維持することが提案されている。これは距離間隔
の大きさを可変して達成できる。即ち、近距離領域では
距離間隔が遠距離領域よりも短い。つまり半径方向の分
解能が遠距離領域よりも良い。図5は、距離間隔の長さ
を決める各半径方向の分解能ΔRSmini ( ここでi=1
〜4である) を伴う付属図を示す。
【0028】線材を検出する場合、主に直角または数度
の原点領域で当たる線材は著しい後方散乱信号を発生す
る。何故なら、波長より長い寸法の線材障害物は鏡面の
ように働くからである。ROSAR法のより大きな利点
は、線材を照射する間、アンテナの方位方向の比較的大
きな開口角γにより直角照射がより高い確率で生じる点
にある。更に、回転角範囲が数度である時には、導体片
の照射中にこの導体片の照射長さが数メータになる。そ
の時、この導体片は受信信号内でもはや一つの個別目標
として現れるのでなく、レーダー像中でエコー信号が統
計的に重なった一連の隣接する点目標を表す。これ等の
隣接する点目標は処理されたレーダー像内で基準関数と
相関させしきい値検出器を用いて互いに結び付けること
ができる。分解セルが十分小さければ、隣のセルにより
レーダー像中に「導体の線分」が生じる。この導体の線
分は特別な数学アルゴリズムを使用してもレーダー像上
に表示できる。つまり、直線の上にある点を結び付ける
と線分になる。
の原点領域で当たる線材は著しい後方散乱信号を発生す
る。何故なら、波長より長い寸法の線材障害物は鏡面の
ように働くからである。ROSAR法のより大きな利点
は、線材を照射する間、アンテナの方位方向の比較的大
きな開口角γにより直角照射がより高い確率で生じる点
にある。更に、回転角範囲が数度である時には、導体片
の照射中にこの導体片の照射長さが数メータになる。そ
の時、この導体片は受信信号内でもはや一つの個別目標
として現れるのでなく、レーダー像中でエコー信号が統
計的に重なった一連の隣接する点目標を表す。これ等の
隣接する点目標は処理されたレーダー像内で基準関数と
相関させしきい値検出器を用いて互いに結び付けること
ができる。分解セルが十分小さければ、隣のセルにより
レーダー像中に「導体の線分」が生じる。この導体の線
分は特別な数学アルゴリズムを使用してもレーダー像上
に表示できる。つまり、直線の上にある点を結び付ける
と線分になる。
【0029】ROSARに基く障害物警戒レーダーの全
構想には、ROSARが障害物の警戒にも、また地図作
成、つまり地面の撮像にも利用できなければならないこ
とを前提とししている。このため、アンテナが直接半径
方向に眺めたり、地表も指向するため、地面の撮像でき
るように配置される。
構想には、ROSARが障害物の警戒にも、また地図作
成、つまり地面の撮像にも利用できなければならないこ
とを前提とししている。このため、アンテナが直接半径
方向に眺めたり、地表も指向するため、地面の撮像でき
るように配置される。
【0030】回転アームの端部に装備されたアンテナに
より円弧状の合成開口が生じ、その場合、照射領域は主
に方位と仰角のアンテナ・パラメータで定まる。照射幾
何学の境界条件はヘリコプターの飛行と着地の技術構想
から得られる。
より円弧状の合成開口が生じ、その場合、照射領域は主
に方位と仰角のアンテナ・パラメータで定まる。照射幾
何学の境界条件はヘリコプターの飛行と着地の技術構想
から得られる。
【0031】図6a と6b はアンテナの方位方向の開口
角γと共に方位方向の照射領域に関する異なった実施例
を示す。図6では全ての開口角が等して大きい、つま
り、ROSAR原理による信号処理の動作パラメータも
等しい。図6b ではROSARに基き合成開口の原理に
より信号処理するため弱く集束する二つのアンテナと、
実開口の原理により強く集束する二つのアンテナを用い
る実施例が例示的に示してある。実開口の原理では、横
分解能はアンテナの集束性のみで達成されている。実開
口を使用するこの原理の難点は横分解能が制限されてい
る点にある。実開口の利点は信号処理を非常に簡単に行
える点にある。障害物警戒の直ぐ近接領域では、実開口
が十分な分解能を与え、使用できる。
角γと共に方位方向の照射領域に関する異なった実施例
を示す。図6では全ての開口角が等して大きい、つま
り、ROSAR原理による信号処理の動作パラメータも
等しい。図6b ではROSARに基き合成開口の原理に
より信号処理するため弱く集束する二つのアンテナと、
実開口の原理により強く集束する二つのアンテナを用い
る実施例が例示的に示してある。実開口の原理では、横
分解能はアンテナの集束性のみで達成されている。実開
口を使用するこの原理の難点は横分解能が制限されてい
る点にある。実開口の利点は信号処理を非常に簡単に行
える点にある。障害物警戒の直ぐ近接領域では、実開口
が十分な分解能を与え、使用できる。
【0032】図7a 〜7c はアンテナの方位方向の開口
角εと共に方位方向の照射幾何学に対する実施例を示
す。この場合、種々の開口角εと水平からの傾斜角(俯
角)を持つ多数のアンテナが角回転アームの端部に配置
されるか、個々のアンテナが回転アームに配分されてい
る。更に、これ等のアンテナは障害物の警戒のためヘリ
コプターの飛行方向に向き、地表に対して傾いているの
で、地表の撮像ができるように指向されている。各アン
テナに付属する送受信ユニットとこれに伴う信号評価に
関するレーダー設計は干渉による擾乱を排除するため種
々の周波数で動作する。
角εと共に方位方向の照射幾何学に対する実施例を示
す。この場合、種々の開口角εと水平からの傾斜角(俯
角)を持つ多数のアンテナが角回転アームの端部に配置
されるか、個々のアンテナが回転アームに配分されてい
る。更に、これ等のアンテナは障害物の警戒のためヘリ
コプターの飛行方向に向き、地表に対して傾いているの
で、地表の撮像ができるように指向されている。各アン
テナに付属する送受信ユニットとこれに伴う信号評価に
関するレーダー設計は干渉による擾乱を排除するため種
々の周波数で動作する。
【0033】更に、地表を撮像するため、俯角をアンテ
ナ毎、従って回転アーム毎に変えて地面の階段化された
円リングを照射でき、これによりアンテナ当たりのその
時の信号処理を著しく加速できる可能性もある(図7d
)。
ナ毎、従って回転アーム毎に変えて地面の階段化された
円リングを照射でき、これによりアンテナ当たりのその
時の信号処理を著しく加速できる可能性もある(図7d
)。
【0034】図8にはROSAR装置用のプロセッサの
回路図が示してある。この場合、第一チャンネルに相当
するブロック回路図の上半分には基準関数の発生に必要
な回路が示してあり、第二チャンネルに相当する下半分
には地面で反射した信号の受信に使用される回路が示し
てある。
回路図が示してある。この場合、第一チャンネルに相当
するブロック回路図の上半分には基準関数の発生に必要
な回路が示してあり、第二チャンネルに相当する下半分
には地面で反射した信号の受信に使用される回路が示し
てある。
【0035】第一チャンネルには幾何学回路1がある。
これは、地上のアンテナ高さH0 と他のパラメータ、特
に俯角、傾角およびロータアームの長さに基づき、照射
領域を個々の距離間隔に分配するプロセッサ回路2に導
入する種々の値と関数を計算しる。このプロセッサ回路
2は、プロセッサ回路2の出力信号に基づき個々の距離
間隔の基準関数を計算するプロセッサユニット3に接続
している。相関に必要な基準関数は記憶器4に導入され
る。
これは、地上のアンテナ高さH0 と他のパラメータ、特
に俯角、傾角およびロータアームの長さに基づき、照射
領域を個々の距離間隔に分配するプロセッサ回路2に導
入する種々の値と関数を計算しる。このプロセッサ回路
2は、プロセッサ回路2の出力信号に基づき個々の距離
間隔の基準関数を計算するプロセッサユニット3に接続
している。相関に必要な基準関数は記憶器4に導入され
る。
【0036】第二チャンネルでは、エコー信号Se が直
角変調器5に導入され、同相と直角成分Ie とQe に分
解される。両方の成分はアナログ・デジタル変換器6に
導入され、その出力端に離散的なサンプリング値が出力
する。この複素数エコー信号は相関のために記憶器7に
導入される。この記憶器7ではその時の距離間隔に対す
る受信信号SE をこれ等の間隔に属するエコー信号と組
み合わせる。記憶器4や7にそれぞれ保管された信号は
同期させて相関器8に導入されて相関関係を調べる。相
関結果は表示器、例えばモニター9に表示されたり、更
に評価装置10に導入される。
角変調器5に導入され、同相と直角成分Ie とQe に分
解される。両方の成分はアナログ・デジタル変換器6に
導入され、その出力端に離散的なサンプリング値が出力
する。この複素数エコー信号は相関のために記憶器7に
導入される。この記憶器7ではその時の距離間隔に対す
る受信信号SE をこれ等の間隔に属するエコー信号と組
み合わせる。記憶器4や7にそれぞれ保管された信号は
同期させて相関器8に導入されて相関関係を調べる。相
関結果は表示器、例えばモニター9に表示されたり、更
に評価装置10に導入される。
【0037】説明したプロセッサ回路に加えて、 −非集束信号処理、 −焦点深度計算、 −距離範囲曲率の修正、および −運動誤差の修正、 を行う回路も用意されている。
【0038】運動誤差を修正する動力学センサは実質上
種々の加速度センサで構成されている。これ等の加速度
センサにより積分や二重積分により速度と距離に関する
変化を測定できる。測定すべき運動誤差、つまり理想的
な円軌道からのずれは、例えばヘリコプターのロール
(横揺れ)運動およびピッチ(縦揺れ)運動から得ら
れ、その結果としてアーム先端に組み込まれたアンテナ
を有するターンスタイルの運動から得られる。更に、運
動誤差は同様に修正すべきヘリコプターの飛行速度で生
じる。
種々の加速度センサで構成されている。これ等の加速度
センサにより積分や二重積分により速度と距離に関する
変化を測定できる。測定すべき運動誤差、つまり理想的
な円軌道からのずれは、例えばヘリコプターのロール
(横揺れ)運動およびピッチ(縦揺れ)運動から得ら
れ、その結果としてアーム先端に組み込まれたアンテナ
を有するターンスタイルの運動から得られる。更に、運
動誤差は同様に修正すべきヘリコプターの飛行速度で生
じる。
【0039】理想的な円軌道からのずれのため、受信信
号に生じた位相誤差を測定して、受信信号が理想的な円
軌道によるかのように修正できる。修正に対してのみ、
つまり理想的な円軌道に対してのみ、受信信号を理想的
な場合に対して必ず計算される基準信号と相関させてR
OSAR理論に対応する最適な相関結果と横分解能を得
る。
号に生じた位相誤差を測定して、受信信号が理想的な円
軌道によるかのように修正できる。修正に対してのみ、
つまり理想的な円軌道に対してのみ、受信信号を理想的
な場合に対して必ず計算される基準信号と相関させてR
OSAR理論に対応する最適な相関結果と横分解能を得
る。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の障害物
を警戒するレーダー装置により、オンライン運転のほぼ
リアルタイムで使用され、しかも地図の作成、障害物の
警戒あるいは着陸支援の外に、目標の解明や目標の追跡
および飛行物体の誘導にも使用でき、合成開口の全長が
短い距離の内で達成される。
を警戒するレーダー装置により、オンライン運転のほぼ
リアルタイムで使用され、しかも地図の作成、障害物の
警戒あるいは着陸支援の外に、目標の解明や目標の追跡
および飛行物体の誘導にも使用でき、合成開口の全長が
短い距離の内で達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ロータ軸のロータ上部のターンスタイルと共
にROSAR照射幾何学を示す模式図、
にROSAR照射幾何学を示す模式図、
【図2】 アンテナの方位方向の開口角γの関数として
の角度分解能の変化に関するグラフ、
の角度分解能の変化に関するグラフ、
【図3】 合成開口Sを定義する幾何学配置の図面、
【図4】 アンテナの方位方向の種々の開口角に対する
目標までの距離の関数として横分解能の変化を示すグラ
フ、
目標までの距離の関数として横分解能の変化を示すグラ
フ、
【図5】 半径方向の分解能が遠距離より近距離で大き
く、距離間隔の長さを決める半径方向の分解能に関する
模式図、
く、距離間隔の長さを決める半径方向の分解能に関する
模式図、
【図6】 a:全ての開口角が等しくて大きく、方位方
向の照射領域に関する模式図、 b:弱く集束する二つのアンテナが信号処理のためRO
SARに基き合成開口の原理に従って動作し、強く集束
する二つのアンテナが実開口の原理に従って動作する方
位方向の照射領域に関する模式図、
向の照射領域に関する模式図、 b:弱く集束する二つのアンテナが信号処理のためRO
SARに基き合成開口の原理に従って動作し、強く集束
する二つのアンテナが実開口の原理に従って動作する方
位方向の照射領域に関する模式図、
【図7】 a〜c:アンテナの仰角方向の開口角と共に
仰角方向の照射幾何学関係の種々の実施例の模式図、 d:地面撮像用の円形リング照射の実施例を示す模式
図、
仰角方向の照射幾何学関係の種々の実施例の模式図、 d:地面撮像用の円形リング照射の実施例を示す模式
図、
【図8】 ROSAR装置用のプロセッサのブロック回
路図である。
路図である。
1 幾何学回路 2 距離間隔プロセッサ回路 3 基準関数プロセッサ回路 4,7 記憶器 5 直角変調器 6 アナログ・デジタル変換器 8 相関器 9 表示器 10 評価装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−317660(JP,A) 特開 平3−44590(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 7/00 - 7/42 G01S 13/00 - 13/95
Claims (10)
- 【請求項1】 ROSAR装置のプロセッサと、送信器
と、受信器と、レーダーパルスを送受信するアンテナと
を用い、複数のアンテナを、例えばヘリコプターのロー
タあるいはロータ軸の上部のターンスタイルにある回転
アームの端部に配置したヘリコプターの障害物を警戒す
る回転アンテナに基く合成開口を備えたレーダー装置に
おいて、 a)障害物の警戒に関心のある範囲外、例えば 500m 以
上の距離に対して装置が非集束方法による信号処理を行
い、このため一定振幅以上で相関ピークを自動的に集束
信号処理に切り換えるしきい値検出器を配置し、 b)距離間隔の大きさを可変して、距離間隔の数を少な
く維持し、近接距離では距離間隔を短くし、半径方向の
分解能を遠距離より良くし、 c)各アンテナに属する送受信ユニットを信号評価に関
して異なった周波数、特にミリ波領域で動作させ、 d)合成開口(弱く集束するアンテナを有するROSA
R) の原理を実開口(強く集束するアンテナ)の原理と
組み合わせる、 ことを特徴とするレーダー装置。 - 【請求項2】 送信周波数の線形変調が半径方向の分解
能の発生に必要な帯域を有するFM−CWレーダー装置
を使用することを特徴とする請求項1に記載のレーダー
装置。 - 【請求項3】 円弧状の合成開口を発生する回転アーム
の端部に装着された複数のアンテナは、半径方向に直
接、あるいは地上に直接指向することを特徴とする請求
項1または2に記載のレーダー装置。 - 【請求項4】 ROSARに基く合成開口の原理で信号
処理する弱く集束する二つのアンテナは、共通の支持体
の上で実開口の原理による強く集束する二つのアンテナ
と組み合わせられることを特徴とする請求項1〜3の何
れか1項に記載のレーダー装置。 - 【請求項5】 ヘリコプターの飛行方向の障害物を警戒
するアンテナと、地図作成のためのアンテナが地面に向
けて指向するように配置されていることを特徴とする請
求項1〜4の何れか1項に記載のレーダー装置。 - 【請求項6】 各アンテナに属する送受信ユニットは信
号評価を行うため異なった周波数で動作し、回転アーム
上で一緒に回転するように配設されていることを特徴と
する請求項1〜5の何れか1項に記載のレーダー装置。 - 【請求項7】 地面の段付きの円リングを照射するため
に、仰角はアンテナ毎に可変できることを特徴とする請
求項1〜6の何れか1項に記載のレーダー装置。 - 【請求項8】 データ処理速度を低減するため、信号処
理や画像形成の前にロータアームにあるプロセッサ回路
によりデータの前処理を行うことを特徴とする請求項1
〜7の何れか1項に記載のレーダー装置。 - 【請求項9】 ロータアームからヘリコプターの機内に
データを伝送するため、電気または光結合装置が配設さ
れていることを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に
記載のレーダー装置。 - 【請求項10】 プロセッサが基準関数を発生する第一
チャンネルと地上で反射した信号を受信する第二チャン
ネルとを有し、第一チャンネルに幾何学回路(1)と、
照射領域を個々の距離間隔に配分するプロセッサ回路
(2)と、前記距離間隔の基準関数を計算して一方の記
憶器(4)に導入するプロセッサ回路要素(3)とを配
置し、第二チャンネルにエコー信号(Se ) に対する直
交変調器(5)を配置し、この変調器の成分(Ie とQ
e )をアナログ・デジタル変換器(6)に導入し、そこ
から他方の記憶器(7)に入力し、両方の記憶器(4,
7)に保管した信号を同期させて相関器(8)に移し、
相関器の相関信号を表示するためモニター(9)と評価
ユニット(10)に送ることを特徴とする請求項1〜9
の何れか1項によるレーダー装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4323511A DE4323511C1 (de) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | Radargerät zur Hinderniswarnung |
DE4323511:5 | 1993-07-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07146363A JPH07146363A (ja) | 1995-06-06 |
JP3050492B2 true JP3050492B2 (ja) | 2000-06-12 |
Family
ID=6492749
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6161480A Expired - Fee Related JP3050492B2 (ja) | 1993-07-14 | 1994-07-13 | 障害物を警戒するレーダー装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5451957A (ja) |
EP (1) | EP0634668B1 (ja) |
JP (1) | JP3050492B2 (ja) |
DE (2) | DE4323511C1 (ja) |
HK (1) | HK1001501A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101537388B1 (ko) * | 2012-12-10 | 2015-07-16 | 에어버스 헬리콥터스 도이칠란트 게엠베하 | 회전날개 항공기용 장해물 및 지형 경고 레이더 시스템 |
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DE19902008C2 (de) | 1999-01-21 | 2001-04-12 | Daimler Chrysler Ag | Anordnung zur interferometrischen Radarmessung nach dem ROSAR-Prinzip |
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- 1994-07-04 DE DE59404192T patent/DE59404192D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1994-07-12 US US08/273,820 patent/US5451957A/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-07-13 JP JP6161480A patent/JP3050492B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1998
- 1998-01-19 HK HK98100435A patent/HK1001501A1/xx not_active IP Right Cessation
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