JP3050121U - 水浄化処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 確実に水浄化の目的を達成する水浄化処理装
置を提供する。 【解決手段】 本考案の水浄化処理装置は、主に給水タ
ンク１、濾過タンク２および貯水タンク３を連結して構
成される。該給水タンク１の内部上方には給水パイプ１
１およびフロートスイッチ１２を設置し、下方には該濾
過タンク２下方に連接する連接パイプ１Ａがある。該濾
過タンク２内には、金属網２１、レンガ層２２、小石２
３、砂２４、濾過材２５等の数層を重ね、上方は連接パ
イプ２Ａにより貯水タンク３上方に連結する。水Ｗは、
濾過タンク２において下から上に向かい、該濾過タンク
２の金属網２１、レンガ層２２、小石２３、砂２４、濾
過材２５等の層を逐次通過し、不純物が濾過されて清浄
な純水Ｗ’に変化し、その後貯水タンク３に流れ込んで
貯蔵され、こうして水質浄化の効果を達成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、水浄化処理装置に関し、特に水が濾過タンクの金属網、レンガ層、 小石、砂、濾過材等の層を逐次通過して浄化される水浄化処理装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

現在知られている公知の浄水設備は、図１に示すように容器Ａの上方に給水パ イプＡ１、下方に出水パイプＡ２、および最底部にバルブＡ３を設置し、該容器 内部の給水パイプＡ１下方には木炭Ｂ１、大きな石Ｂ２、小石Ｂ３、粗い砂Ｂ４ 、細かい砂Ｂ５等の濾過材をそれぞれ配置する。水Ｗが給水パイプＡ１より容器 Ａに入った後は、上から下に向かい、逐次上記の木炭Ｂ１、大きな石Ｂ２、小石 Ｂ３、粗い砂Ｂ４、細かい砂Ｂ５等の濾過材を通過し、通過後の水質Ｗ’は無味 無臭無色となる作用を具える。その後、出水パイプＡ２により室内に送水し、料 理や洗浄に使用する。

【０００３】 この種の容器Ａは、ある一定の期間使用すると、容器の濾過材Ｂ１上方に不純 物が溜まるため、給水パイプＡ１および出水パイプＡ２をまず閉めて水を止め、 その後最底部のバルブＡ３に設けたパイプより注水し、逆向きの方式で濾過材Ｂ １上方の不純物を洗浄水口スイッチＡ４より排水する。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、この洗浄方式では不純物が給水パイプＡ１内に残留し、完全に 洗浄しきれないばかりでなく、その操作方式は非常に面倒で時間を要し、無形の 内に容器Ａ内の浄水空間Ａ’および出水パイプＡ２に不純物が付着する恐れがあ る。

【０００５】 したがって、本考案の目的は、容器内を効率良く完全かつ簡単に洗浄でき、確 実な水浄化機能を有する水浄化処理装置を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するため、本考案の水浄化処理装置は、主に給水タンク、濾過 タンクおよび貯水タンクが連結されて構成され、水は該濾過タンク内において下 から上に向かって該濾過タンクの金属網、レンガ層、小石、砂、濾過材の層を逐 次通過し、特にレンガ層のレンガブロックを通過するとき、滲透方式によって清 浄な純水に変化し、貯水タンクに流れ込んで貯蔵され、水の浄化の効果を達成す る。

【０００７】

【考案の実施の形態】

図２に示すように、本実施例の水浄化処理装置は、主に給水タンク１、濾過タ ンク２および貯水タンク３が連結されて構成される。その内、該給水タンク１の 内部上方には給水パイプ１１と、主に水Ｗの適時補充給水作用を制御するフロー トスイッチ１２とを設置し、下方には連接パイプ１Ａがあって濾過タンク２下方 に連接する。

【０００８】 次に、図３に示すように、該濾過タンク２内の連接パイプ１Ａ上方には、順番 にステンレス材質の金属網２１、大小異なる大きさでも良いレンガ層２２、小石 ２３、砂２４、例えば活性炭や麦飯石の濾過材２５等の数層を重ね、しかも最底 部はバルブ２６を連結し、上方では連接パイプ２Ａにより貯水タンク３上方に連 結し、一方貯水タンク３下方には出水パイプ３１がある。

【０００９】 続いて、図４および図５に示すように、該レンガ層２２は平坦に排列し、各レ ンガブロック２２１はコンクリートＳの粘着によって相互に粘着結合している。 こうして、水Ｗは上方の給水パイプ１１を経由し、給水タンク１に入った後、連 接パイプ１Ａを経由して濾過タンク２に至り、下から上に向かって、該濾過タン ク２の金属網２１、レンガ層２２、小石２３、砂２４、濾過材２５等の層を逐次 通過し、匂いおよび味を除去する作用を達成する。

【００１０】 特に、該水Ｗがレンガ層２２のレンガブロック２２１を通過するとき、その滲 透方式によって地下湧水のように滲み湧き出し、該水Ｗはその不純度を低下させ 、非常に清浄な透明の純水Ｗ’に変化する。この後、さらに上方の連接パイプ２ Ａにより、連結した貯水タンク３に貯水する。よって、濾過タンク２がレンガ層 ２２の水圧圧縮を利用し、水質を清浄および透明に転換させる最良の方法である 滲透湧出方式を利用するため、水の浄化は緩慢であるが、断水を避けるために浄 化後の純水Ｗ’を貯水タンク３において貯水し、純水Ｗ’の使用を保持する。こ れにより、確実な水の浄化の機能を達成する。

【００１１】 一方、本実施例の濾過タンク２は、下から上に向かう滲透湧出方式であるため 、最底部の水Ｗの空間を洗浄しようとするときには、最底部のバルブ２６を開き 、水Ｗの量に応じて洗浄するだけで完全に清浄にすることができる。このように 、洗浄の便が良く、非常に効率的に簡単に洗浄することができる。 この他、本考案はまた工業汚水の処理に運用することもできる。その際には、 濾過タンク２内の金属網２１、レンガ層２２、小石２３、砂２４、濾過材２５等 の濾過層数を汚水の程度に応じて増加させることができ、該レンガ層２２は、図 ６に示すように大小各適当な大きさの規格のレンガブロック２２１を用い、直接 排列すれば良い。このとき、コンクリートを塗布して粘着させる必要はない。さ らに、本実施例の水浄化処理装置は地下、高架あるいは一般地面において安置す ることができる。

【００１２】 さらに、図４、図５および図６に示すのは、一般のレンガブロックとは異なる 大きさのレンガブロックであり、非常に良好な滲透特性を具えている。一般のレ ンガブロックを使用しても良いが、滲透性はわずかに劣る。また、本実施例のレ ンガ層２２は、例えば石材、濾過砂、コンクリート等を混合して製造することも できる。

【００１３】 加えて、本考案の水浄化処理装置の形状をタンク状にするだけでなく、ステン レス、化学物質類あるいは鉄筋コンクリート材質で池のような形状等に製造し、 各種地形や処理の必要量に応じて形状を選択して安置し、水の浄化をすることが できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来の浄水設備を示す図である。

【図２】本考案の実施例による水浄化処理装置の断面図
である。

【図３】本考案の実施例の濾過タンクの立体図である。

【図４】本考案の実施例のレンガ層の分解立体図であ
る。

【図５】本考案の実施例のレンガ層の組合せ立体図であ
る。

【図６】本考案の実施例のレンガ層のレンガブロックの
異なる形式の排列を示す図である。

【符号の説明】

１ 給水タンク １Ａ 連接パイプ ２ 濾過タンク ２Ａ 連接パイプ ３ 貯水タンク １１ 給水パイプ １２ フロートスイッチ ２１ 金属網 ２２ レンガ層 ２３ 小石 ２４ 砂 ２５ 濾過材 ２６ バルブ ３１ 出水パイプ ２２１ レンガブロック Ｗ 水 Ｗ’ 純水

フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 ＦＩ Ｂ０１Ｄ 29/08 ５４０Ａ (72)考案者 張 峻銘 台湾桃園県中▲歴▼市下内▲歴▼73−３号 (72)考案者 張 櫂▲亘▼ 台湾桃園県中▲歴▼市下内▲歴▼73−３号

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 内部上方に給水パイプ、および給水補充
   の制御に用いるフロートスイッチが設置され、下方に連
   接パイプを有する給水タンクと、 前記連接パイプによって前記給水パイプの下方に連結さ
   れ、その連接パイプの上方に金属網、レンガ層、小石、
   砂、濾過材等の数層が順に重ねられ、上方に連接パイプ
   を有する濾過タンクと、 前記濾過タンクの連接パイプによって前記濾過タンクの
   上方に連結され、下方に出水パイプが連結される貯水タ
   ンクとを備え、 水は、前記給水パイプを経由して前記給水タンクに入
   り、前記連接パイプを経由して前記濾過タンクに至り、
   下から上に向かって前記濾過タンクの金属網、レンガ
   層、小石、砂、濾過材の層を逐次通過し、特にレンガ層
   のレンガブロックを通過するとき、滲透方式によって水
   は不純物を濾過され、清浄な純水に変化し、その後前記
   貯水タンクに流れ込んで貯蔵され、水の浄化の効果を達
   成することを特徴とする水浄化処理装置。
2. 【請求項２】 工業汚水の処理に運用され、地下あるい
   は高架に設置されて水の浄化の効果を達成することを特
   徴とする請求項１記載の水浄化処理装置。
3. 【請求項３】 前記レンガ層は、大小適当な大きさの規
   格の前記レンガブロックが直接排列され、敷設されるこ
   とを特徴とする請求項１記載の水浄化処理装置。