JP3049815U - 日除け - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビーチマット上に寝そべった時に、顔が日焼
けしないようにする。 【解決手段】 シート２の周囲にスプリングワイヤ３を
挿入して日除け本体１を形成し、これをアーチ形状に湾
曲させて保形体５で保形し、これをビーチマット９に取
り付けて使用する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、海岸等において、ビーチマット等で身体を休める際に、特に顔の日 焼けを防止するときに用いて日除けに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

ビーチマット等で身体を休めている際の日除け防止に、通常はビーチパラソル を利用しているが、このビーチパラソルの場合、日蔭が直ぐに移動したりして、 位置変えを頻繁に行う必要があり、又、ビーチパラソルは、折り畳んでも相当長 くなり、重量もあるために、携帯や格納に不便である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の目的は、砂浜等で簡単に使用することができると共に、小さく折り畳 んで携帯や格納に便利な日除けを提供することである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために提案する本考案の構成は次のとおりである。 １．日除けシートの周縁にスプリングワイヤを挿入することにより、円弧状に湾 曲したり、小さく折り畳んだりすることができる日除け本体と、 前記日除け本体を円弧状に湾曲したときに、この形状を保持するために、日 除け本体の両端が開くのを係止したり、小さく折り畳んだりすることができる 保形体と、 から成る日除け。

【０００５】 ２．日除け本体と保形体とを一体に形成して成る前記１記載の日除け。 ３．スプリングワイヤに代えて形状記憶合金を用いて日除け本体を構成して成る 前記１又は２記載の日除け。 ４．シートの周囲にスプリングワイヤ又は形状記憶合金を挿入して保形体を構成 して成る前記１又は２又は３記載の日除け。

【０００６】

【作用】

砂浜等において使用するときは、日除け本体を湾曲させてこれを保形体で止め 、そのまま、又はビーチマットにセットし、日除け本体の中に頭部を入れて寝そ べる。日除け本体は、スプリングワイヤや形状記憶合金をシートの周囲に挿入し て円弧状に湾曲させ、これに保形体を取り付けて湾曲を維持し、併せて風等で飛 んだりしないようにする。

【０００７】

【考案の実施の形態】

本考案に係る日除け本体は、布又はプラスチックシート等であって、直射日光 を遮断する材質のものを選び、スプリングワイヤ又は形状記憶合金は、このシー トの周囲又は要所に挿入して湾曲する。一方、保形体は湾曲した本体を保持した り、ビーチマット等の下に敷くことにより固定できるように、これも布又はプラ スチックシートで製作し、周囲にはスプリングワイヤ又は形状記憶合金を挿入す る。但し、日除け本体の保形だけを目的として、紐のようなもので日除け本体の 両端を結んで湾曲を保持するように構成してもよい。

【０００８】 日除け本体を構成するシートは、直射日光及び紫外線を遮断する素材であれば 、透明、半透明、或いは不透明なものでもよいが、ある程度周囲の様子が判るよ うにした方が安心できたり、便利なので、半透明体が最適である。

【０００９】

【実施例】

図１（イ）（ロ）は本考案に係る日除けであって、（イ）は日除け本体を示し 、（ロ）は保形体を示す。（イ）の日除け本体１は、半透明な紫外線カット性能 に優れたプラスチックシート２の周囲にスプリングワイヤ３を挿入して長方形に 形成し、両端に連結手段としてのフック４、４ａを取り付けた構造である。（ロ ）の保形体５は、シート６の周囲にスプリングワイヤ７を挿入して前記本体１よ りも短尺に形成し、この両端には、前記本体１側のフック４、４ａを引っ掛ける ための連結手段としての環８、８ａが取り付けられている。連結手段は他の方法 でもよい。

【００１０】 図２は、図１に示した日除け本体１と保形体５を用いて日除けを組み立てた状 態の斜視図であって、全体の形状はアーチ状又はカマボコ形を呈している。但し 、この本体１の形状は、図３に示すように角形を呈してもよく、本考案において 、円弧状の概念の中には、図３に示した角形も含まれている。又、上記実施例は 、本体１と保形体５を分離可能にしているが、初めから、図２、３に示すような 一体形状のものとしてもよい。

【００１１】 図４は上記日除けをビーチマット９に取り付けた状態の斜視図であって、保形 体５の部分はビーチマット９の下に敷く。 なお、本体１を直接ビーチマット９に取り付けることができるように、ビーチ マット９側の両サイドに連結手段を取り付けておき、これに本体１側の連結手段 を連結するようにしてもよい。

【００１２】 使用に際しては、図４の状態において、日除けの下に頭部を入れて寝そべる。 携帯する場合には、ビーチマット９から取り外し、スプリングワイヤ又は形状記 憶合金の特性を利用して、小さく折り畳んでしまう。

【００１３】 なお、本考案の本体１には、次の如き構成を付加してもよい。 日除け本体１内にポケット等を形成して小物入れとなし、更に、開放側にフリ ルを取り付けて日除け効果を高める。或いは、日除けを並べることにより、ビー チマット全体を覆う。日除け本体１に通風窓を設ける。

【００１４】

【考案の効果】

本考案は以上の如き構成から成るため、次の効果を奏する。 ａ．顔の部分だけの日焼けを防止できるので、便利である。 ｂ．海岸で、小さく折り畳んだ日除け部材を広げてビーチマットに取り付けるだ けのため、取り扱いが便利である。 ｃ．顔だけでなく、首すじまでの日焼けを防止できる。 ｄ．風があっても使用できる。

【００１５】 ｅ．半透明体で日除け部材を作ることにより、周囲の様子が判って安心である。 ｆ．幼児が寝た際に、日除けを作れるので、いちいち木陰げに移動したり、車や ホテルに戻る必要がない。 ｇ．小さく折り畳むことができるので、携帯、収納等に際して便利である。 ｈ．日除け本体に通風窓を設けることにより、日除け内の通風性が良くなり、涼 しい。

【図面の簡単な説明】

【図１】日除け本体と保形体の説明図。

【図２】アーチ形に日除けを作った状態の説明図。

【図３】四角形の日除けの説明図。

【図４】ビーチマットに日除けを取り付けた状態の説明
図。

【符号の説明】

１ 日除け本体 ２ プラスチックシート ３ スプリングワイヤ ４、４ａ フック ５ 保形体 ６ シート ７ スプリングワイヤ ８、８ａ 環 ９ ビーチマット

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 日除けシートの周縁にスプリングワイヤ
   を挿入することにより、円弧状に湾曲したり、小さく折
   り畳んだりすることができる日除け本体と、 前記日除け本体を円弧状に湾曲したときに、この形状を
   保持するために、日除け本体の両端が開くのを係止した
   り、小さく折り畳んだりすることができる保形体と、 から成る日除け。
2. 【請求項２】 日除け本体と保形体とを一体に形成して
   成る請求項１記載の日除け。
3. 【請求項３】 スプリングワイヤに代えて形状記憶合金
   を用いて日除け本体を構成して成る請求項１又は２記載
   の日除け。
4. 【請求項４】 シートの周囲にスプリングワイヤ又は形
   状記憶合金を挿入して保形体を構成して成る請求項１又
   は２又は３記載の日除け。