JP3049791B2 - 自動変速機 - Google Patents

自動変速機

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JP3049791B2
JP3049791B2 JP3029641A JP2964191A JP3049791B2 JP 3049791 B2 JP3049791 B2 JP 3049791B2 JP 3029641 A JP3029641 A JP 3029641A JP 2964191 A JP2964191 A JP 2964191A JP 3049791 B2 JP3049791 B2 JP 3049791B2
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俊男 山口
一喜 岩永
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の自動変速機として、特開昭62−
210127号公報に示されるものがある。これに示さ
れる自動変速機は、エンジンからの回転が入力される流
体伝動装置と、これと同一軸線上に配置されて流体伝動
装置からの回転を変速可能な遊星歯車変速機構と、を有
している。遊星歯車変速機構の出力軸は流体伝動装置と
遊星歯車変速機構とを連結する入力軸の外周に設けられ
る中空軸によって構成され、この出力軸の回転を出力軸
と平行に配置された回転軸に伝達するための出力ギアが
流体伝動装置と遊星歯車変速機構との間に配置されてい
る。ケーシング組立体は、遊星歯車変速機構を収容する
両端が解放された主ケーシングと、主ケーシングの一端
側に連結されるとともに流体伝動装置を収容する流体伝
動装置ハウジングと、主ケーシングの他端側に連結され
るサイドカバーとから構成されている。流体伝動装置が
流体伝動装置ハウジング内に収容され、また遊星歯車変
速機構が主ケーシング内に収容される。流体伝動装置側
と遊星歯車変速機構側とは流体伝動装置ハウジングと一
体の壁部によって仕切られている。出力ギアはこの壁部
とこの壁部にボルトによって一体に連結されるカバーと
の間の空間部に配置される。出力ギアはカバー及びこれ
と一体に連結される部材にそれぞれ設けられる2つの軸
受によって支持される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の自動変速機には、組立作業が容易ではない
という問題点がある。すなわち、流体伝動装置ハウジン
グにカバーを連結するとともに両者間に出力ギアを支持
した組立体を、主ケーシングに組付ける必要がある。こ
のためには、入力軸とカバーの内径部軸受とをはめ合わ
せること、出力ギアと遊星歯車変速機構の出力部とをス
プライン結合すること、カバーと一体の軸部に遊星歯車
変速機構の回転ドラムをはめ合わせること及び流体伝動
装置ハウジングを主ケーシングに心合わせして連結する
こと、を同時に行う必要があり、流体伝動装置ハウジン
グにカバー及び出力ギアを取りつけた非常に重い組立体
をこのように多数のはめ合い部にはめ合わせることは、
非常に困難で大変な作業となる。本発明はこのような課
題を解決することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、エンジンから
の回転が入力される流体伝動装置(10)と、これと同
軸線上に配置されて流体伝動装置からの回転を変速可能
な遊星歯車変速機構(12)とを有し、遊星歯車変速機
構の出力軸(22)は流体伝動装置と遊星歯車変速機構
とを連結する入力軸(20)の外周に設けられる中空軸
によって構成され、この出力軸の回転を出力軸と平行に
配置された回転軸に伝達するための出力ギヤ(24)が
流体伝動装置と遊星歯車変速機構との間に配置されてい
る自動変速機を前提としたものであり、ケーシング組立
体は、遊星歯車変速機構を収容する一端側が解放された
主ケーシング(50)と、主ケーシングの解放端側に連
結されるとともに流体伝動装置を収容する流体伝動ハウ
ジング(52)とから構成されており、主ケーシングの
解放端側には2つのサポート部材(54、56)が流体
伝動装置側と遊星歯車変速機構側とを区画するように
結され、両サポート部材の間に形成される空間内に前記
出力ギヤが配置されている。なお、かっこ内の参照符号
は後述の実施例の対応部材を示す。
【0005】エンジンからの回転は流体伝動装置及び入
力軸を介して遊星歯車変速機構に伝達され、遊星歯車変
速機構で所定の変速が行われた後、入力軸外周の出力軸
に伝達され、出力軸と一体に回転する出力ギアから出力
軸と平行な回転軸に回転力が伝達される。出力ギアは主
ケーシングに連結される2つのサポート部材間に配置さ
れているため、遊星歯車変速機構側のサポート部材、出
力ギア及び流体伝動装置側のサポート部材の順で順次組
みつけていくことができ、更にその後から流体伝動装置
ハウジングを取り付ければ良い。したがって、組立作業
が単純化され、非常に容易なものとなる。
【0006】
【実施例】(ヘ)実施例 図1に本発明の実施例を示す。この自動変速機は、主ケ
ーシング50及びトルクコンバータハウジング52から
なるケーシング組立体内に配置される、流体伝動機構1
0、主変速機構12、副変速機構14及び差動機構16
を有している。流体伝動機構10はロックアップ機構付
きのトルクコンバータによって構成されており、図示し
てないエンジンのクランク軸と同軸に配置されている。
流体伝動機構10にはエンジンからの回転力が入力さ
れ、また流体伝動機構10からの出力は入力軸20によ
って主変速機構12に入力される。流体伝動機構10と
同軸に配置された主変速機構12は、第1遊星歯車組G
1 、第2遊星歯車組G2 、第1クラッチC1 、第2クラ
ッチC2 、第3クラッチC3 、第1ブレーキB1 、第2
ブレーキB2 及び第1ワンウェイクラッチOWC1 を有
しており、後述のように入力軸20から入力される回転
力をオーバドライブ変速段を含む前進4速後進1速に変
速して出力軸22に出力することができる。すなわち、
クラッチC1 、C2 及びC3 、ブレーキB1 (第1ワン
ウェイクラッチOWC1 )及びB2 を種々の組合せで作
動させることによって、遊星歯車組G1 及びG2 の各要
素の回転状態を変えることができ、これによって軸20
の回転速度に対する軸22の回転速度を種々変えること
ができる。クラッチC1 、C2 及びC3 、及びブレーキ
1 及びB2 を図2のような組合せで作動させることに
より、前進4速段及び後進1速段を得ることができる
(第3速と第4速とは主変速機構12については同一変
速段)。
【0007】なお、図2中〇印は作動しているクラッチ
及びブレーキを示し、α1 及びα2 はそれぞれ第1遊星
歯車組G1 及び第2遊星歯車組G2 のインターナルギア
の歯数に対するサンギアの歯数の比であり、α3 は後述
の第3遊星歯車組G3 のインターナルギアの歯数に対す
るサンギアの歯数の比であり、またギア比は軸22の回
転数に対する後述の軸32の回転数の比である。なお、
クラッチC1 、C2 及びC3 は湿式多板式のものであ
り、ブレーキB1 及びB2 はバンドブレーキである。出
力軸22には、これと一体に回転するように出力ギア2
4が設けられており、この出力ギア24はこれと平行に
配置された副変速機構入力ギア28とかみ合っている。
出力ギア24は、主ケーシング50に固着される2つの
サポート部材54及び56によって構成される空間部内
に配置されている。2つのサポート部材54及び56に
よって主ケーシング50側とトルクコンバータハウジン
グ52側とが区画されている。サポート部材54は軸部
54aを有しており、これにクラッチドラム58が回転
可能に支持されている。サポート部材52には、クラッ
チドラム58に油圧を供給する油路が設けられている。
出力ギア24と副変速機構入力ギア28とは同じ歯数の
歯車としてある(なお、この歯数比を所望に応じて変え
ることができることはもちろん可能である)。副変速機
構入力ギア28は副変速機構14と連結されている。副
変速機構14は、第3遊星歯車組G3 、第4クラッチC
4 、第3ブレーキB3 及び第2ワンウェイクラッチOW
2 を有している。これによって、副変速機構14は、
低速段と高速段徒を切り換え可能である。副変速機構1
4の回転が出力される軸32にはこれと一体に回転する
ようにファイナルピニオンギア34が設けられており、
このファイナルピニオンギア34はファイナルギア36
とかみ合っている。このファイナルギア36に差動機構
16が一体に設けられている。
【0008】次にこの実施例の作用について説明する。
エンジンからこの自動変速機に入力される回転力は、流
体伝動機構10、入力軸20、主変速機構12、出力軸
22、出力ギア24、副変速機構入力ギア28、副変速
機構14、軸32、ファイナルピニオンギア34、ファ
イナルギア36及び差動機構16を上記の順に伝達され
る。その間、この自動変速機は、前進5速後進1速の変
速を行なわせることができる。第4及び5速の変速段に
おいては、副変速機構14の第4クラッチC4 が締結さ
れかつ第3ブレーキB3 が解放されている。これによっ
て副変速機構14は直結状態、すなわち変速比1の状
態、となっており、副変速機構入力ギア28の回転がそ
のまま軸32に伝達される。従って、軸32は主変速機
構12の作動によって図2の第4及び5速の欄に示した
とおりの変速比に対応して回転する。一方、第1〜3速
の場合及び後進の場合には次のように作用する。すなわ
ち、副変速機構14は第4クラッチC4 が解放されかつ
第3ブレーキB3 (又は第2ワンウェイクラッチOWC
2 )が締結した状態となっている。この状態では軸32
は副変速機構入力ギア28に対して減速された状態で回
転する。例えば、第3遊星歯車組G3 のインターナルギ
アとサンギアとの歯数比を0.45とすると、副変速機
構14のギア比は1.45となる。従って、この場合の
入力軸20に対する軸32の回転数の比は主変速機構1
2の回転数の比に1.45を乗じたものとなる。結局、
主変速機構12及び副変速機構14の組合せによって図
2に示すような変速比が得られることになる。
【0009】この自動変速機を組み立てる際には、まず
主ケーシング50に主変速機構12を組み込み、次いで
サポート部材54を主ケーシング50の開口側に心合わ
せして組み付け、次いで出力ギア24を組み付け、更に
サポート部材56を組み付ける。この後でトルクコンバ
ータハウジング52を主ケーシング50に取り付ければ
よい。このように、各部材を順次組み付けていけばよい
ので、同時に多数の部材の心合わせをする必要がなく、
またあらかじめ組み立てた重量の大きい部材を操作する
必要がなく、組立作業が簡単化される。
【0010】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明による
と、主ケーシングに取り付けられる2つのサポート部材
によって出力ギアを支持するようにしたので、組立作業
が大幅に簡略化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す図である。
【図2】各変速段で作動する要素の組み合わせを示す図
である。
【符号の説明】
10 流体伝動機構(流体伝動装置) 12 主変速機構(遊星歯車変速機構) 24 出力ギア 50 主ケーシング 52 トルクコンバータハウジング(流体伝動装置ハウ
ジング) 54 サポート部材 56 サポート部材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンからの回転が入力される流体伝
    動装置と、これと同軸線上に配置されて流体伝動装置か
    らの回転を変速可能な遊星歯車変速機構とを有し、遊星
    歯車変速機構の出力軸は流体伝動装置と遊星歯車変速機
    構とを連結する入力軸の外周に設けられる中空軸によっ
    て構成され、この出力軸の回転を出力軸と平行に配置さ
    れた回転軸に伝達するための出力ギヤが流体伝動装置と
    遊星歯車変速機構との間に配置されている自動変速機に
    おいて、ケーシング組立体は、遊星歯車変速機構を収容
    する一端側が解放された主ケーシングと、主ケーシング
    の解放端側に連結されるとともに流体伝動装置を収容す
    る流体伝動ハウジングとから構成されており、主ケーシ
    ングの解放端側には2つのサポート部材が流体伝動装置
    側と遊星歯車変速機構側とを区画するように連結され
    両サポート部材の間に形成される空間内に前記出力ギヤ
    が配置されていることを特徴とする自動変速機。
  2. 【請求項2】 遊星歯車変速機構側のサポート部材には
    遊星歯車変速機構の回転ドラムを支持する軸部が設けら
    れており、このサポート部材には回転ドラムに油圧を供
    給する油路が設けられている請求項1記載の自動変速
    機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102430299B1 (ko) 2020-02-27 2022-08-05 이몽용 문어 낚시 채비 도래용 3방 지지구

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102430299B1 (ko) 2020-02-27 2022-08-05 이몽용 문어 낚시 채비 도래용 3방 지지구

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