JP3049754U - 屋内用ドアロック - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 チェーンロックを使わずに外からドアが開け
られるのを防ぐことができる屋内用ドアロックを提供す
る。 【解決手段】 この屋内用ドアロックはケーシング１を
備え、そのケーシング１はドアの内側に固定され、中央
孔１１と対称に配置される二つの孔１３とを有する。ス
イッチボタンはスタブ２１を有し、そのスタブ２１は中
央孔１１を通り、ロック芯のテールと噛合って一緒に回
転する。押しボタン部３はスイッチボタンに取付けら
れ、スイッチボタンの仕切り部２２に固定されるシート
３１を有する。バネ偏りのある押しボタン３２は、一部
が滑動できるようにシート３１内に取付けられる。スイ
ッチボタンが締まっているとき押しボタン３２を押す
と、ケーシング１の孔１３の一つと噛合ってドアプレー
トの外側からこの屋内用ドアロックが外されるのを防
ぐ。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、安全性を改善するために安全具を備え付けた屋内用ドアロックに関 する。

【０００２】

【従来の技術】

図５に示すように、一般的なドアロックは、ドアプレートの外側に取付けられ る屋外用ロック部４１と、屋内用ロック部と、ラッチボルト部４３とを備える。 屋外用ロック部４１は、中心にテール４１１をもち、周りにはケーシング４２が 取付けられている。ラッチボルト部４３は連結プレート４３１を有し、その連結 プレート４３１に回転ホイール４３２が取付けられている。テール４１１は回転 ホイール４３２に貫通し、回転ホイール４３２と一緒に回転するように延びてお り、そのテール４１１の回転によりラッチボルト４３３を動かす。屋内用ロック 部はケーシング４４を有し、ケーシング４４の孔４４１を貫通するネジ４４３で ドアの内側に固定される。スイッチボタン４５は一端にスタブ４５１を有し、こ れはケーシング４４の中央孔４４２を貫通する。スタブ４５１は、テール４１１ とかみ合って一緒に回転する溝４５２を有する。Ｃ型クリップ４５３はテール４ １１の位置を保つために使われる。使用においては、正式なキーを外から鍵孔に 挿入し、キーを回転させることでドアロックを外すことができる。また、スイッ チボタン４５を回転させることで内側からもドアロックを外すことができる。多 くの場合、外からのドアの開閉を妨げるためにチェーンロック５が用いられる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、チェーンロック５の設置および使用は便利ではない。 したがって、本考案の目的は、チェーンロックを使わずに外からドアが開けら れるのを妨ぐことができる屋内用ドアロックを提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】 本考案の屋内用ドアロックは、ケーシングを備え、そのケーシングはドアの内 側に固定され、中央孔と対称に配置される二つの孔とを有する。スイッチボタン はスタブを有し、そのスタブは中央孔を通り、ロック芯のテールと噛合って一緒 に回転する。さらに、スイッチボタンは仕切り部を有する。押しボタン部はスイ ッチボタンに取付けられ、仕切り部に固定されるシートと、バネにより偏りがあ って一部が滑動できるようにシート内に取付けられる押しボタンとを有する。

【０００５】 スイッチボタンが締まっているとき、押しボタンを押すと、ケーシングの孔の 一つと噛合い、ドアプレートの外側からこの屋内用ドアロックが外されるのを防 ぐ。 シートは押しボタンが滑動して通るための先端開口を有する。さらに、シート は横開口およびもう一つの孔が形成される側面を有する。押しボタンは押端およ び軸を有し、その軸の側面には溝孔および位置決め孔が形成される。位置決め棒 の先端は、シートの横開口を通り、押しボタンの位置決め孔に配置される。位置 決め棒の末端は、シートの孔に入り、押しボタンの溝孔に沿って滑動できる。位 置決め孔には先端および末端があり、またバネの一端は位置決め棒に取付けられ 、別の端は押しボタンの押端に取付けられる。押しボタンを一回押すと、位置決 め棒の先端が位置決め孔の一端で固定される。一方、バネは押しつけられ、押し ボタンの軸はケーシングの前記孔の一つに入り込み、スイッチボタンの回転を妨 げる。さらに押しボタンを押すと、位置決め棒の先端は位置決め孔のもう一方の 端で固定される。一方バネは解放されて押しボタンを戻し、ケーシングから軸を 離させる。

【０００６】 好ましくは、シートを越えて延びた押しボタンの一部を覆うために、プラスチ ックハウジングが用いられる。

【０００７】

【本考案の実施の形態】

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 まず、図１および図４に示すように、本実施例の屋内用ドアロックは、ケーシ ング１を備え、そのケーシング１の孔１２にネジを通し、ケーシング１がドアプ レート１０の内側に固定される。さらに、ケーシング１は、中央孔１１と対称に 配置される二つの孔１３とを有する。スイッチボタン２は溝２１１を有するスタ ブ２１を備え、このスタブ２１は回転して中央孔１１を貫通し、ロック芯のテー ルと噛合って一緒に回転する構造になっている。さらに、スイッチボタン２は仕 切り部２２を有し、押しボタン部３がスイッチボタン２に取付けられる。

【０００８】 押しボタン部３は、仕切り部２２内に固定されるシート３１と、そのシート３ １内に一部が滑動できるように取付けられる押しボタン３２と、シート３１を越 えて延びた押しボタン３２の一部を覆うためのプラスチックハウジング３３とを 有する。シート３１には、押しボタン３２が滑動して通るための先端開口３１１ がある。さらに、シート３１は横開口３１３および孔３１４が形成された側面を 有する。押しボタン３２は押端３２２および軸３２１を有し、軸３２１の側面に は溝孔３２６および位置決め孔３２３が形成されている。位置決め棒３５の先端 ３５１はシート３１の横開口３１３を通り、押しボタン３２の位置決め孔３２３ に配置される。位置決め棒３５の末端３５２はシート３１の孔３１４の中に位置 し、押しボタン３２の溝孔３２６に沿って滑動できる。なお、本実施例では、位 置決め棒３５の先端３５１は、位置決め孔３２３の二つの端３２４および３２５ のどちらにでも固定できる。また、位置決め棒３５の節３５３にバネ３４の一端 が取付けられ、バネ３４のもう一方の端は押しボタン３２の押端３２２に取付け られる。そして、ネジ３３１がプラスチックハウジング３３の孔３３２と、シー ト３１の孔３１２と、スイッチボタン２の孔２３とに入れられ、組立てが完成す る。

【０００９】 使用時、図２に示すように押しボタン３２は伸長した位置にある。押しボタン ３２が図３に示す位置まで押されると、位置決め棒３５の先端３５１は位置決め 孔３２の端３２４で固定される。一方、バネ３４は押しつけられ、押しボタン３ ２の軸３２１はケーシング１の孔１３の１つに入り込み、スイッチボタン２の回 転を妨ぎ、すなわちこの状態でドアロックを外すことはできない。押しボタン３ ２がもう一度押されると、位置決め棒３５の先端３５１は位置決め孔３２のもう 一方の端３２５で固定される。一方、バネ３４は解放されて押しボタン３２を戻 し、ケーシング１から軸３２１を離させる。したがって、このときドアロックは 内側からも外側からも外すことができる。

【００１０】 以上のように、押しボタン３２が押されていると、外側からドアロックを外す ことができず、チェーンロックを使わなくても部外者の侵入を防ぐことができる 。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例による屋内用ドアロックの分解
斜視図である。

【図２】本考案の実施例による屋内用ドアロックの断面
図である。

【図３】本考案の実施例による屋内用ドアロックの断面
図である。

【図４】本考案の実施例による屋内用ドアロックが取付
けられたドアプレートを示す斜視図である。

【図５】従来のドアロックの分解斜視図である。

【符号の説明】

１ ケーシング ２ スイッチボタン ３ 押しボタン部 １０ ドアプレート １１ 中央孔 １３ 孔 ２１ スタブ ２２ 仕切り部 ３１ シート ３２ 押しボタン

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ドアプレートの内側に固定され、中央孔
   および対称に配置された二つの孔を有するケーシング
   と、 前記中央孔を通ってロック芯のテールと噛合い一緒に回
   転するスタブと、仕切り部とを有するスイッチボタン
   と、 前記スイッチボタンに取付けられ前記仕切部に固定され
   るシートと、バネ偏りがあって一部が滑動できるように
   前記シートに取付けられる押しボタンとを有する押しボ
   タン部とを備え、 前記スイッチボタンが閉じているとき、前記押しボタン
   は前記ケーシングの孔の一つと噛合うように押され、前
   記ドアプレートの外側からドアロックが外されるのを防
   ぐことを特徴とする屋内用ドアロック。
2. 【請求項２】 前記シートは前記押しボタンが滑動して
   通る先端開口と、横開口および孔が形成される側面とを
   有し、前記押しボタンは押端と、２つの端を有する位置
   決め孔と、側面に溝孔および前記位置決め孔が形成され
   る軸と、前記シートの横開口を通って前記位置決め孔に
   位置する先端および前記シートの孔を通って前記溝孔に
   沿って滑動できる末端を有する位置決め棒と、一方の端
   が前記位置決め棒に取付けられてもう一方の端が前記押
   端に取付けられるバネとを有し、 前記押しボタンが押されると、前記位置決め棒の先端は
   前記位置決め孔の一端に固定され、一方前記バネは圧縮
   されて前記押しボタンの軸は前記ケーシングの孔の一つ
   に挿入され、前記スイッチボタンの回転を妨ぎ、前記押
   しボタンをもう一度押すと、前記位置決め棒の先端は前
   記位置決め孔のもう一方の端に固定され、一方前記バネ
   は解放されて前記押しボタンを戻し、前記ケーシングか
   ら前記軸が離されることを特徴とする請求項１記載の屋
   内用ドアロック。
3. 【請求項３】 前記シートを越えて延びる前記押しボタ
   ンの一部を覆うためのプラスチックハウジングを備える
   ことを特徴とする請求項２記載の屋内用ドアロック。