JP3049293U - 空缶選別回収器 - Google Patents
空缶選別回収器Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 空缶を磁力による吸着と押込み移動の簡単な
操作で強磁性の空缶と非磁性の空缶とに的確に選別収容
でき、構成が簡単で、選別不良等の誤作動を発生するこ
ともなく、保守、点検がほとんど不要で耐用年数も長
く、製造コストも安価な空缶選別回収器を提供とするこ
とを目的とする。 【構成】 収容箱体12と空缶の投入口14とを備え、
収容箱体内には空缶の投入方向に配列され、区画壁16
で区分された第1、第2選別収容部18a、18bが設
けられ、投入口には第1、第2選別収容部の上方に、空
缶を吸着しつつ空缶の投入押込に対応して案内する磁気
案内部20が接続され、強磁性の空缶は押込み操作によ
り磁気案内部の磁力が作用し得ない位置まで押動され、
第1、第2選別収容部のいずれかの選別収容部に落下す
る位置に区画壁が設けられている。
操作で強磁性の空缶と非磁性の空缶とに的確に選別収容
でき、構成が簡単で、選別不良等の誤作動を発生するこ
ともなく、保守、点検がほとんど不要で耐用年数も長
く、製造コストも安価な空缶選別回収器を提供とするこ
とを目的とする。 【構成】 収容箱体12と空缶の投入口14とを備え、
収容箱体内には空缶の投入方向に配列され、区画壁16
で区分された第1、第2選別収容部18a、18bが設
けられ、投入口には第1、第2選別収容部の上方に、空
缶を吸着しつつ空缶の投入押込に対応して案内する磁気
案内部20が接続され、強磁性の空缶は押込み操作によ
り磁気案内部の磁力が作用し得ない位置まで押動され、
第1、第2選別収容部のいずれかの選別収容部に落下す
る位置に区画壁が設けられている。
Description
【0001】
本考案は、空缶をブリキ缶やスチール缶等の強磁性空缶とアルミニウム缶等の 非磁性空缶とに選別回収する空缶選別回収器に関する。
【0002】
缶詰め包装の進歩にともなって、嗜好飲料、スポーツ飲料、健康飲料等がブリ キ缶、スチール缶、アルミニウム缶等の金属缶に包装されて販売され、特に、自 動販売機の普及およびモータリゼーションによりその消費量が著るしく増加して いる。これらの金属缶に包装された飲料を飲んだ後の空缶は、店頭等に設置され た自動販売機に併設した空缶回収箱に各人が投入して空缶の散乱を防止している 。この空缶回収箱内に収容した空缶は、定期的に巡回する回収業者が引き取って いるが、ブリキ缶やスチール缶等の鉄製缶とアルミニウム缶とが混合していると 回収業者は引き取らないため、空缶回収箱の所有者が自分でブリキ缶やスチール 缶等の強磁性の鉄製缶と非磁性のアルミニウム缶とに選別分離して包装し、回収 業者に引き渡している。しかし、強磁性のブリキ缶やスチール缶と、非磁性のア ルミニウム缶とを人力選別することは手数を要し、選別誤差も発生し易いため、 近年、箱体内に強磁性の鉄製缶と非磁性のアルミニウム缶とを選別して振分ける 選別振分機構を備えた空缶回収箱体が開発され、投入した空缶を自動選別して収 容しながら簡単に選別包装して回収業者に引き渡している。
【0003】
しかしながら、内部に選別振分機構を備えた空缶回収箱は、その選別振分機構 の構成が複雑であるため、誤作動による選別不良、故障等を発生し易く、空缶の 的確な自動選別を行えない欠点がある。 また、選別不良を発生する頻度も高いために、保守、点検、部品交換等を常時 行わねばならず、その維持経費も割高になり易い等の問題があった。
【0004】 本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、(1 )空缶を磁力による吸着と押込み移動の簡単な操作で強磁性の鉄製缶と非磁性の アルムニウム缶とに確実に選別収容でき、(2)磁気案内部等の構成が簡単で、 選別不良等の誤作動がほとんどなく、(3)保守、点検も不要で耐用年数が長く 、(4)製造コストも安価である等を特徴とした空缶選別回収器を提供とするこ とにある。
【0005】
上記目的を達成するために、本考案は、収容箱体12と、この収容箱体12に 設けられた空缶の投入口14とを備え、前記収容箱体12内には、前記投入口1 4からの空缶の投入方向に向けて隣接配列され、同収容箱体12内に設けた区画 壁16で区分された第1、第2選別収容部18a、18bが設けられ、前記収容 箱体12の投入口14には、前記第1、第2選別収容部内18a、18bに空缶 を落下させるべく、同第1、第2選別収容部18a、18bの上方に設けられ、 空缶を吸着しつつ空缶の投入押込み操作に対応して吸着される空缶を押動案内す る磁気案内部20が接続され、強磁性の空缶は、空缶の順次の押し込み操作によ り前記磁気案内部20の磁力が作用し得ない位置までに押動されることのみによ り、前記第1、又は第2選別収容部18a、18bのいずれかの選別収容部に落 下する位置に前記区画壁16が設けられていることを特徴とする空缶選別回収器 10から構成される。
【0006】 また、前記収容箱体12は、箱本体24と、この箱本体24の上端開口を閉蓋 した蓋体26を備え、前記蓋体24に前記投入口14及び前記磁気案内部20が 設けられてなることとしてもよい。
【0007】 また、前記区画壁16の上端側には、前記磁気案内部20に吸着され同磁気案 内部20の磁力が作用し得ない位置まで押し込まれて落下する空缶を受着し得る ように、空缶の押し込み方向に対して逆方向へ向け斜めに折曲されたすべり板5 0が設けられてなることとしてもよい。
【0008】 また、前記蓋体26の投入口14側に接続されて前記磁気案内部20が設けら れ、更に、前記投入口14近傍には、受段38、38が設けられ、前記磁気案内 部20は、前記投入口14の形状に連続する筒状の空間を形成し得るような断面 山形形状であり、前記受段38、38に挿入脱着可能に装着される磁石保持体4 2と、この磁石保持体42に前記投入口14側から投入方向に向けて間欠的に配 置された複数の磁石体44とを備えてなることとしてもよい。
【0009】 また、前記磁石保持体42は、両端が拡開方向に付勢された板ばね48から構 成されてなることとしてもよい。
【0010】
本考案に係る空缶選別回収器は、収容箱体と、この収容箱体に設けられた空缶 の投入口とを備えている。前記収容箱体内には、前記投入口からの空缶の投入方 向に向けて隣接配列され、同収容箱体内に設けた区画壁で区分された第1、第2 選別収容部が設けられている。前記収容箱体の投入口には、前記第1、第2選別 収容部内に空缶を落下させるべく、同第1、第2選別収容部の上方に設けられ、 空缶を吸着しつつ空缶の投入押込み操作に対応して吸着される空缶を押動案内す る磁気案内部が接続され、強磁性の空缶は、空缶の順次の押し込み操作により前 記磁気案内部の磁力が作用し得ない位置までに押動されることのみにより、前記 第1、又は第2選別収容部のいずれかの選別収容部に落下する位置に前記区画壁 が設けられている。
【0011】 収容箱体は、軽合金、硬質合成樹脂等を素材とし、投入口からの空缶投入方向 が長手となるような直方体の形状に形成されている。また、必ずしも直方体の形 状に限ることなく、平面視で円形、多角形等の形状に形成してもよい。また、第 1、第2選別収容部を区画した区画壁は収容箱体内において摺動調整ができるよ うにし、第1、第2選別収容部の横幅や大きさに簡易に対応できるようにしても よい。これにより、中空の収容箱体内に複雑な選別振分機構等を設ける必要もな く、投入口から押込んだ空缶を磁力による吸着と押込み移動の簡単な操作で強磁 性の空缶と他の非磁性の空缶とを的確に選別して収容できる。
【0012】 また、収容箱体は、箱本体と、この箱本体の上端開口を閉蓋した蓋体を備え、 前記蓋体に前記投入口及び前記磁気案内部が設けられている。箱本体内の蓋体側 に投入口及び磁気案内部を設けているから、区画壁の位置決めがし易く、製造が 簡単であり、選別収容部は既成のものなどを用いて区画壁を形成できる。例えば 、既成の二つの収容箱を連結具で着脱自在に連結して接合した壁面を区画壁とし て利用でき、組合せ使用の自由度が高くなる。
【0013】 また、前記区画壁の上端側には、前記磁気案内部に吸着され同磁気案内部の磁 力が作用し得ない位置まで押し込まれて落下する空缶を受着し得るように、空缶 の押し込み方向に対して逆方向へ向け斜めに折曲されたすべり板を設けることと してもよい。区画壁の上端側へ落下する強磁性の空缶をすべり板により強磁性の 空缶の選別収容部へ確実に落下収容できて空缶選別を確実に行える。しかし、必 ずしもすべり板を設ける必要はなく、磁気案内部の端部を延設して落下収容の確 実性を向上させてもよい。
【0014】 また、前記蓋体の投入口側に接続されて前記磁気案内部が設けられ、前記投入 口近傍には、受段が設けられ、前記磁気案内部は、前記投入口の形状に連続する 筒状の空間を形成し得るような断面山形状であり、前記受段に挿入脱着可能に装 着される磁石保持体と、この磁石保持体に前記投入口側から投入方向に向けて間 欠的に配置された複数の磁石体とを備えている。磁石保持体は断面山形状に限る ことなく、断面半円形、下向きコ字形等の形状であってもよい。要は、取り付け た磁石体の磁力で強磁性の空缶を吸着保持しつつ移動できる枠体であればよい。 これにより、投入口から挿入される空缶に磁力を作用させて空缶の磁力選別を簡 単、かつ確実に行える。また、磁気案内部は、蓋体の投入口側の上面を半円状に 膨化させて磁石保持体とし、この外面側に磁石体を設けることとしてもよい。
【0015】 また、前記磁石保持体は、両端が拡開方向に付勢された板ばねから構成するこ ととしてもよい。磁石保持体を蓋体の投入口の近傍位置に設けた受段に対して、 ねじ等の締着具を用いることなく、板ばねの付勢弾力で簡単に取付、取外しでき ることとなる。
【0016】
以下、添付図面に基づき、本考案の好適な実施例を説明する。図1には、空缶 選別回収器の箱本体から蓋体を取り外した状態を示した展開斜視図が示され、図 2、図3、図4には蓋体及び箱本体を一部切欠して投入口に接続した磁気案内部 の要部を示した拡大断面図が示されている。 図より明らかな様に、本考案の実施例に係る空缶選別回収器10は、収容箱体 12と、この収容箱体12に設けられた空缶の投入口14とを備えている。収容 箱体12内には、投入口14からの空缶Cの投入方向Tに向けて第1選別収容部 18aと第2選別収容部18bが隣接配列されている。この第1選別収容部18 aと第2選別収容部18bは、収容箱体12内に設けた区画壁16で区分されて いる。また、収容箱体12の投入口14には、空缶Cを吸着しつつ空缶の投入押 込み操作に対応して吸着される空缶Cを押動案内する磁気案内部20が接続され 、強磁性の空缶Cは、空缶の順次の押し込み操作により前記磁気案内部20の磁 力が作用し得ない位置までに押動されることのみにより、前記第1、又は第2選 別収容部18a、18bのいずれかの選別収容部18に落下する位置に前記区画 壁16が設けられている。
【0017】 図1に示す様に、収容箱体12は、硬質合成樹脂、軽合金等を素材として形成 され、上面が四角形状に開口22された箱本体24と、この箱本体24の開口2 2を閉蓋すべく、着脱自在に装着された蓋体26とを備えている。
【0018】 図1、図5に示すように、箱本体24は、空缶Cの投入方向Tを長手とした直 方体形状に形成されている。この箱本体24内には、上端が開口した状態でその 箱本体24内部を隣接する室に2分割するよう区画壁16が設けられ、第1、第 2選別収容部18a、18bを区画し形成している。後述する様に、収容箱体1 2の上部側に設けられた投入口14から押し込み投入されて落下する空缶は、第 1、第2選別収容部18a、18b内に落下するものであり、丁度落下位置の直 下部、即ち強磁性の空缶C2が確実に落下収容される様な位置に、いずれかの選 別収容部18が配置されるように区画壁16が中仕切状に設けられている。即ち 、強磁性の空缶C2は、空缶の順次の押し込み操作により磁気案内部20の磁力 が作用し得ない位置までに押動されることのみにより、第1、又は第2選別収容 部18a、18bのいずれかの選別収容部に落下する位置に前記区画壁16が設 けられている。
【0019】 実施例においては、箱本体24内の略中央位置よりやや投入口14寄り位置に 区画壁16が鉛直方向に固定されている。そして、この区画壁16で区分された 空缶の投入口14側の区画を第1選別収容部18aとし、この第1選別収容部1 8aの反対側の区画を第2選別収容部18bとしている。この第1、第2選別収 容部18a、18bは、箱本体24内を単に隣接収容部を設けるように、仕切壁 として区画壁16を固定的に設けて内部を2分割するのみでもよい。本実施例に おいて、箱本体24の正面側には、第1、第2選別収容部18a、18bに対応 して取出口28a、28bが開口され、この取出口28a、28bに上面が開口 されたカセット式収容箱30a、30bが挿脱自在に配置されている。従って、 この第1、第2選別収容部18a、18b内へ選別されて落下する空缶はそれぞ れ第1、第2カセット式収容箱30a、30b内に収容され、これを箱本体24 から引出すことによって選別した空缶ごとに外部へ取出しできることとなる。
【0020】 区画壁16は箱本体24内に固定しなくともよい。例えば、箱本体24の長手 方向の壁面の上端寄り位置に長孔を設け、区画壁16を箱本体24内で横方向( 両側面側)に移動可能に設け、摺動調整しながら係止具等で位置決め係止しても よい。また、第1、第2カセット式収容箱30a、30bは、箱本体24の正面 側から取り出し、押し込み自在に配置せず、例えば、箱本体24の長手方向の両 端側(両側面側)に挿脱自在に配置することとしてもよい。第1、第2カセット 式収容箱30a、30bは途中で引出して内部に収容された空缶の量も容易に確 認でき、満杯状態を確認して他の包装袋へ移しかえ選別包装できる。箱本体12 は、直方体形状に限ることなく、平面視で円形、多角形等に形成したり、或は、 四角形の二つの箱体を、空缶の投入方向へ着脱可能に連結することとしてもよい 。
【0021】 図1、図4、図5に示すように、蓋体26は、下面を開口し、箱本体26の上 面開口を閉鎖し得る扁平箱形の形状に形成されている。この蓋体26の下端周縁 には、箱本体26の上端外周縁に着脱自在に係合する受け縁32が設けられてい る。この蓋体26に、空缶の投入口14及び磁気案内部20が設けられている。 即ち、蓋体26の側面側(長手方向の端部側)であって、箱本体24内の第1選 別収容部18aの直上方位置には、筒体を斜めに切欠させて切欠開口を底面側と する半截異形筒体34が第2選別収容部18bに向けて下り斜面を形成するよう に蓋体26上面から凸設されている。従って、図1にも示すように、蓋体26の 側面側は全体として壁板36から丸屋根状に隆起して形成されている。この半截 異形筒体34の丸屋根状の隆起部分には、投入口14が開口されている。そして 、図示のように、半截異形筒体34の内部は投入口14側から蓋体26の上面中 央位置へ向けて斜め下がりに形成されている。投入口14は空缶Cの断面径より 大きく、下方部分を膨化させた略六角形に形成されている。これにより、空缶C をそのままの状態で、或は扁平に圧迫した状態で容易に挿入できる。投入口14 は略六角形に限らず、円形、横形楕円形等の形状であってもよい。半截異形筒体 34は投入口14から蓋体26の上面中央位置へ向けて斜め下がりに配置せず、 半円筒体を単に水平、或は斜め上りに配置形成してもよい。
【0022】 図2、図3、図4に示す様に、磁気案内部20は、投入口14の内面側から蓋 体26の半截異形筒体34の内部側であって、区画壁16の上方側において斜め 下がりに設置されている。このように、箱本体24内の蓋体26側に投入口14 及び磁気案内部20を設けているから、中空の箱本体24内での区画壁16の位 置決めがし易く、製造も簡単である。また、第1、第2選別収容部18a、18 bは既成の箱体を連結等して区画壁16を形成できるから装置自体の製造コスト も安価となり、また、組合せ使用の自由度が高くなる。
【0023】 投入口14の内面側の近傍位置であって、半截異形筒体34の下端寄りの両側 内面には受段38、38が設けられている。この受段38、38は、図3に示す ように、半截異形筒体34の半截下側の円筒輪郭に対応するように半截筒体34 の内部に下り傾斜状に設けられている。この受段38、38には、図2、図4に 示すように、投入口14の下端縁と連通するように端面視略逆台形に形成された 缶受板40が半截異形筒体34と略同じ傾斜角度で蓋体26内に連設されている 。この缶受板40は、箱本体24の第1選別収容部18aの直上近傍位置へ下り 傾斜状に突設されている。これにより投入口14に挿入される空缶Cを缶受板4 0に一時的に支持して第1選別収容部18aへ空缶Cが不用意に落下するのを防 止できる。
【0024】 磁気案内部20は、缶受板40と共に投入口14の形状に連続する筒状の空間 を形成し得るような断面山形状に形成されている。この磁気案内部20は、受段 38、38に挿入脱着可能に装着される磁石保持体42と、この磁石保持体42 に投入口14側から投入方向に向けて間欠的に配置された複数の磁石体44とを 備えている。
【0025】 図2の実施例に示す様に、磁石保持体42は、強磁性の金属や硬質合成樹脂等 を素材とし、端面視山形で底面が開口された形状で蓋体26の半截異形筒体34 の内面に沿い、かつ投入口14から区画壁16の略上方位置までの長さを有した 山形保持板46として形成されている。また、磁石体44は長板状の永久磁石に 形成されている。そして、山形保持板46の上面には、磁石体44が所定の間隙 をおいて空缶Cの投入方向に向けて長く直列状に、かつ、磁石体44の相互の磁 極がN極とS極となって向き合うように配置されている。また、山形保持板46 の斜め下方へ傾斜した両側面にも、磁石体44が所定の間隙をおいて空缶の投入 方向に向けて並列状に、かつ隣接する磁石体44の相互の磁極がN極とS極とな って左右隣接するように配置されている。これにより、山形保持板46の内面側 の上部位置や両側位置に各磁石体44の磁極を結ぶ磁界が生じ、この磁界の磁力 により磁石保持体42の内面側に強磁性の金属は吸着保持される。また、磁石保 持体42の外面側の磁石体44は、必ずしも前記配列に限ることなく、要は、磁 石保持体42の内面側へ挿入され、押込み状に移動する強磁性のブリキ缶やスチ ール缶が下方へ落下しないで磁石保持体42の端部側へ移動できるように保持す る磁力を生じるように配列すればよい。したがって、磁石体の数は1個のみでも よく、個数は問われない。
【0026】 また、投入口14から挿入される空缶に対して、断面山形形状の磁石保持体4 2に間欠的に設けた磁石体44の磁力が磁石保持体42内に作用され、アルミニ ウム缶等の非磁性の空缶C1は磁石保持体42内に吸着されることなく、缶受板 40を離脱した時点で第1選別収容部18aに落下収容され、ブリキ缶やスチー ル缶等の強磁性の空缶C2は磁石保持体42内に吸着されつつ移動して第2選別 収容部18bに落下収容される。
【0027】 即ち、図5に示すように、箱本体24内には、上端が開口した状態でその箱本 体24内部を投入口14寄りの第1選別収容部18aと、この第1選別収容部1 8aの反対側に隣接する第2選別収容部18bとに2分割した区画壁16が設け られている。更に、区画壁16は、磁石保持体42に内に生じる磁界の磁力で同 磁石保持体42の内面に吸着されつつ押し込み状に移動する強磁性の空缶C2が 磁石保持体42の端部側で磁力が作用しないで落下する直下部に中仕切状に設け られている。従って、投入口14から挿入された非磁性の空缶C1と強磁性の空 缶C2とは缶受板40に支持されて押し込み状に移動し、強磁性の空缶C2は上 方の磁石保持体42側に吸着され、また、非磁性の空缶C1は吸着されることな く缶受板40の上面を摺動する。そして、強磁性の空缶C2は缶受板40の端部 から区画壁16方向へ移動しても磁力で吸着されて落下することなく、非磁性の 空缶C1のみが缶受板40の端部から第1選別収容部18aの上端開口へ落下す る。
【0028】 磁石保持体42の端部側へ移動している強磁性の空缶C2は、後続の強磁性の 空缶C2が磁石保持体42に吸着されて端部側へ移動したとき磁石保持体42の 端部へ押し出され、磁石体44の磁力の作用が弱くなって区画壁16の上方から 第2選別収容部18bの上端開口へ落下する。従って、空缶の磁力選別を簡単、 かつ確実に行えることとなり。磁石保持体42に磁石体44を固定した簡単な構 造であるため空缶の磁力選別に誤作動を発生することも少なく、しかも動力等を 必要とすることもないため、長期にわたり空缶の選別処理を継続できる。
【0029】 磁石保持体42は、投入口14側に設けた受段38、38に端部の両端が係着 保持されるが、その取り付け、取り外しを簡単に行うために、磁石保持体42は 、両端が拡開方向に付勢された板ばね48から構成することとしてもよい。これ により、磁石保持体42は両端を押圧して縮形した状態で受段38、38に係着 し、係着状態を付勢弾力で保持できることとなり、受段38、38に対してねじ 等の締着具を用いることなく、板ばね48の付勢弾力で簡単に取付、取外しでき 、製造が簡単で、取付、交換も容易となる。また、磁石保持体42の保守点検も 簡単に行える。また、磁気案内部20は、磁石保持体42で形成することに限る ことなく、蓋体26の投入口14側の上面に凸設させた半截異形筒体34を磁石 保持体として外周面に磁石体44を固定した構成としてもよく、これにより、簡 単な構成で部品を更に節約できる。
【0030】 図2、図3に示す要に、区画壁16の上端側には、磁気案内部20に吸着され 同磁気案内部20の磁力が作用し得ない位置まで押し込まれて落下する空缶を受 着し得るように、空缶の押し込み方向に対して逆方向へ向け斜めに折曲されたす べり板50が設けられてなることとしてもよい。これにより、磁気案内部20に 吸着され押し込み移動中の強磁性の空缶C2は、区画壁16の上端側へ落下して すべり板50により強磁性の空缶の第2選別収容部18bへ確実に落下収容され 、強磁性空缶と非磁性空缶との選別を確実に行える。
【0031】 次に、図面に基づき、本考案の実施例に係る空缶選別回収器10の作用を説明 する。 自動販売機等から購入した缶詰飲料等を飲んだ後の空缶Cは、収容箱体12の 蓋体26に設けた投入口14に挿入するものであり、この空缶Cは投入口14寄 り位置に設けた缶受板40に一時的に受止められ、後続挿入された空缶Cで順次 磁気案内部20内へ押し込まれてゆく。この時に磁気案内部20の磁石保持体4 2の設けた磁石体44の磁力が各空缶Cに作用する。そこで、図3に示す様に、 アルミニウム缶その他の非磁性の空缶C1は磁石保持体42の内面に吸着される ことなく缶受板40に支持されて移動し、ブリキ缶、スチール缶その他の強磁性 の空缶C2は磁石保持体42の内面に吸着されて移動する。そして缶受板40に 支持された非磁性の空缶C1は缶受板40の端部で第1選別収容部18aの上端 開口から第1カセット式収容箱30a内へ落下収容される。
【0032】 また、強磁性の空缶C2は、磁石保持体42の内面に吸着されて後続の空缶C で押し込まれつつ移動し、後続の空缶で磁石保持体42に吸着移動する強磁性の 空缶C2で押送されながら磁石保持体42の端部位置へと移動し、各磁石体44 の磁力が作用しなくなった時点で第2選別収容部18bの上端開口から第2カセ ット式収容箱30b内へ落下収容される。このとき、強磁性の空缶C2は区画壁 16の上端部に接触状に落下するが、区画壁16の上端には空缶の押し込み方向 に対して逆方向へ向け斜めに折曲されたすべり板50が設けられているため、第 2選別収容部18b側へ強磁性の空缶C2を確実に落下収容できることとなる。
【0033】 このようにして、収容箱体12の投入口14から投入された空缶Cは、投入口 14に接続された磁気案内部20の磁力により磁力選別されて非磁性の空缶C1 は第1選別収容部18a内の第1カセット式収容箱30a内へ、また強磁性の空 缶C2は第2選別収容部18b内の第2カセット式収容箱30b内へ確実に収容 される。そして、第1、第2カセット式収容箱30a、30bが満杯となるごと に引き出して選別された空缶ごに包装袋に収容しておき、回収業者に引き渡す。
【0034】 これにより、収容箱体は第1、第2選別収容部のいずれかの選別収容部に落下 する位置に区画壁が設けられていることにより、収容箱体内に複雑な選別振分機 構等を設ける必要もなく、投入口から押込んだ空缶を磁力による吸着と押込み移 動の簡単な操作で強磁性の空缶と他の非磁性の空缶とを的確に選別して収容でき る。また、収容箱体や磁気案内部等の構成が簡単で、選別不良等の誤作動を発生 することもなく、保守、点検がほとんど不要であると共に長期に渡り使用可能で あり、製造コストも安価である等の特効を奏するものである。
【0035】
以上、説明したように、本考案に係る空缶選別回収器は、収容箱体と、この収 容箱体に設けられた空缶の投入口とを備え、前記収容箱体内には、前記投入口か らの空缶の投入方向に向けて隣接配列され、同収容箱体内に設けた区画壁で区分 された第1、第2選別収容部が設けられ、前記収容箱体の投入口には、前記第1 、第2選別収容部内に空缶を落下させるべく、同第1、第2選別収容部の上方に 設けられ、空缶を吸着しつつ空缶の投入押込み操作に対応して吸着される空缶を 押動案内する磁気案内部が接続され、強磁性の空缶は、空缶の順次の押し込み操 作により前記磁気案内部の磁力が作用し得ない位置までに押動されることのみに より、前記第1、又は第2選別収容部のいずれかの選別収容部に落下する位置に 前記区画壁が設けられていることにより、中空収容箱体内に複雑な選別振分機構 等を設ける必要もなく、投入口から押込んだ空缶を磁力による吸着と押込み移動 の簡単な操作で強磁性の空缶と他の非磁性の空缶とを的確に選別して収容できる 。また、収容箱体や磁気案内部等の構成が簡単で、選別不良等の誤作動を発生す ることもなく、保守、点検がほとんど不要であると共に長期に渡り使用可能であ り、製造コストも安価である。
【0036】 また、前記収容箱体は、箱本体と、この箱本体の上端開口を閉蓋した蓋体を備 え、前記蓋体に前記投入口及び前記磁気案内部が設けられてなることにより、箱 本体内の蓋体側に投入口及び磁気案内部を設けているから、区画壁の位置決めが し易く、製造が簡単であるとともに、選別収容部は既成のものなどを用いて区画 壁を形成できるから製造コストも安価であり、また、組合せ使用の自由度が高い 。
【0037】 また、前記区画壁の上端側には、前記磁気案内部に吸着され同磁気案内部の磁 力が作用し得ない位置まで押し込まれて落下する空缶を受着し得るように、空缶 の押し込み方向に対して逆方向へ向け斜めに折曲されたすべり板が設けられてな ることにより、磁気案内部に吸着され押し込み移動中の強磁性の空缶は、区画壁 の上端側へ落下してすべり板により強磁性の空缶の選別収容部へ確実に落下収容 され、強磁性空缶と非磁性空缶との選別を確実に行える。
【0038】 また、前記蓋体の投入口側に接続されて前記磁気案内部が設けられ、更に、前 記投入口近傍には、受段が設けられ、前記磁気案内部は、前記投入口の形状に連 続する筒状の空間を形成し得るような断面山形状であり、前記受段に挿入脱着可 能に装着される磁石保持体と、この磁石保持体に前記投入口側から投入方向に向 けて間欠的に配置された複数の磁石体とを備えてなることにより、蓋体の投入口 から挿入される空缶に対して、断面山形形状の磁石保持体に間欠的に設けた磁石 体の磁力を磁石保持体内に作用させて空缶の磁力選別を簡単、かつ確実に行える 。また、磁石保持体に磁石体を固定した簡単な構造であるため空缶の磁力選別に 誤作動を発生することも少なく、しかも動力等を必要とすることもないため、長 期にわたり空缶の選別処理を継続できる。
【0039】 また、前記磁石保持体は、両端が拡開方向に付勢された板ばねから構成されて なることにより、磁石保持体を蓋体の投入口の近傍位置に設けた受段に対して、 ねじ等の締着具を用いることなく、板ばねの付勢弾力で簡単に取付、取外しでき 、製造が簡単で、取付、交換も容易である。また、磁石保持体の保守点検も簡単 に行える。
【図1】本考案の実施例に係る空缶選別回収器の箱本体
から蓋体を取り外した状態を示した斜視説明図である。
から蓋体を取り外した状態を示した斜視説明図である。
【図2】蓋体に設けた磁気案内部の磁石保持体を取り外
した要部の一部拡大断面説明図である。
した要部の一部拡大断面説明図である。
【図3】蓋体に設けた磁気案内部の要部拡大断面説明図
である。
である。
【図4】図3のA−A線拡大断面図である。
【図5】空缶選別回収器の空缶の選別状態を示す断面説
明図である。
明図である。
10 空缶選別回収器 12 収容箱体 14 投入口 16 区画壁 18a 第1選別収容部 18b 第2選別収容部 20 磁気案内部 24 箱本体 26 蓋体 38 受段 42 磁石保持体 44 磁石体 48 板ばね 50 すべり板 C 空缶 C1 非磁性の空缶 C2 強磁性の空缶 T 空缶投入方向
【手続補正書】
【提出日】平成9年6月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【請求項4】 前記蓋体の投入口側に接続されて前記磁
気案内部が設けられ、更に、前記投入口近傍には、受段
が設けられ、前記磁気案内部は、前記投入口の形状に連
続する筒状の空間を形成し得るような断面山形形状であ
り、前記受段に挿入脱着可能に装着される磁石保持体
と、この磁石保持体に前記投入口側から投入方向に向け
て間欠的に配置された複数の磁石体と、を備えてなる請
求項2または3記載の空缶選別回収器。 ─────────────────────────────────────────────────────
気案内部が設けられ、更に、前記投入口近傍には、受段
が設けられ、前記磁気案内部は、前記投入口の形状に連
続する筒状の空間を形成し得るような断面山形形状であ
り、前記受段に挿入脱着可能に装着される磁石保持体
と、この磁石保持体に前記投入口側から投入方向に向け
て間欠的に配置された複数の磁石体と、を備えてなる請
求項2または3記載の空缶選別回収器。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年12月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
Claims (5)
- 【請求項1】 収容箱体と、この収容箱体に設けられた
空缶の投入口と、を備え、 前記収容箱体内には、前記投入口からの空缶の投入方向
に向けて隣接配列され、同収容箱体内に設けた区画壁で
区分された第1、第2選別収容部が設けられ、 前記収容箱体の投入口には、前記第1、第2選別収容部
内に空缶を落下させるべく、同第1、第2選別収容部の
上方に設けられ、空缶を吸着しつつ空缶の投入押込み操
作に対応して吸着される空缶を押動案内する磁気案内部
が接続され、 強磁性の空缶は、空缶の順次の押し込み操作により前記
磁気案内部の磁力が作用し得ない位置までに押動される
ことのみにより、前記第1、又は第2選別収容部のいず
れかの選別収容部に落下する位置に前記区画壁が設けら
れていることを特徴とする空缶選別回収器。 - 【請求項2】 前記収容箱体は、箱本体と、この箱本体
の上端開口を閉蓋した蓋体を備え、 前記蓋体に前記投入口及び前記磁気案内部が設けられて
なる請求項1記載の空缶選別回収器。 - 【請求項3】 前記区画壁の上端側には、前記磁気案内
部に吸着され同磁気案内部の磁力が作用し得ない位置ま
で押し込まれて落下する空缶を受着し得るように、空缶
の押し込み方向に対して逆方向へ向け斜めに折曲された
すべり板が設けられてなる請求項1または2記載の空缶
選別回収器。 - 【請求項4】 前記蓋体の投入口側に接続されて前記磁
気案内部が設けられ、 更に、前記投入口近傍には、受段が設けられ、 前記磁気案内部は、前記投入口の形状に連続する筒状の
空間を形成し得るような断面山形形状であり、前記受段
に挿入脱着可能に装着される磁石保持体と、この磁石保
持体に前記投入口側から投入方向に向けて間欠的に配置
された複数の磁石体と、を備えてなる請求項1ないし3
のいずれかに記載の空缶選別回収器。 - 【請求項5】 前記磁石保持体は、両端が拡開方向に付
勢された板ばねから構成されてなる請求項4記載の空缶
選別回収器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997002115U JP3049293U (ja) | 1997-03-10 | 1997-03-10 | 空缶選別回収器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997002115U JP3049293U (ja) | 1997-03-10 | 1997-03-10 | 空缶選別回収器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3049293U true JP3049293U (ja) | 1998-06-09 |
Family
ID=43183542
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997002115U Expired - Lifetime JP3049293U (ja) | 1997-03-10 | 1997-03-10 | 空缶選別回収器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3049293U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114852551A (zh) * | 2022-05-23 | 2022-08-05 | 江苏国航智慧能源有限公司 | 一种锂电池回收设备及使用方法 |
-
1997
- 1997-03-10 JP JP1997002115U patent/JP3049293U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114852551A (zh) * | 2022-05-23 | 2022-08-05 | 江苏国航智慧能源有限公司 | 一种锂电池回收设备及使用方法 |
CN114852551B (zh) * | 2022-05-23 | 2023-09-08 | 江苏国航智慧能源有限公司 | 一种锂电池回收设备及使用方法 |
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