JP3048769U

JP3048769U - 卓上面積調節可能なテーブル

Info

Publication number: JP3048769U
Application number: JP1997010448U
Authority: JP
Inventors: 玲瑜呉
Original assignee: 丸日實業有限公司
Priority date: 1997-11-10
Filing date: 1997-11-10
Publication date: 1998-05-22
Anticipated expiration: 2003-11-10

Abstract

(57)【要約】【課題】卓上面積を広げる際は、二枚の滑動する対称
な動き卓板を離間し、その間に卓面受け枠下に嵌接され
ていた中間卓板を置き、狭める際は二枚の動き卓板を接
合させ、脱離、ばらつきなく定位に固定させる。【解決手段】卓具１０の卓面受け枠２０に滑動レール
２２を設置する。卓面受け枠２０は滑動レール２２の下
に平板２４を有する。平板２４には嵌合片２４１を設置
する。動き卓板３０と滑動レールに凸片３１を設ける。
凸片３１に嵌合溝３１１を設置する。卓具１０は少なく
とも一枚の中間卓板４０を有する。中間卓板４０は滑片
を有し、滑片４１には滑動溝４１１を設ける。動き卓板
３０と中間卓板４０に係止部５０を有する。係止部５０
が二枚の動き卓板３０、または動き卓板３０と中間卓板
４０を固定、接合させる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案の卓上面積調節可能なテーブルは、その係止部を利用して中間卓板と動き卓板を接合、固定し、滑脱するのを防ぎ、卓上面積を自由に変化させることのできる卓具を提供するものである。

【０００２】

【従来の技術】

現在における大部分の家庭は核家族であるため少人数で、故にダイニングスペースを広くとる必要はない。しかし、客を招いて食事をもてなすとなると、日頃使用している食卓では十分ではないと感じるだろう。それは一般に使用されているほとんどのテーブルトップは固定式で必要に応じて調節を行うことができないからである。こうした問題を解決するため、動き卓板を有する卓具が開発され、その構造は卓枠とその卓枠上の二枚の滑動する卓面、さらに、卓面の下にはその卓面と平行して卓板が設置され、もし卓面を広げたければ、二枚の接合している卓面をそれぞれ両側に離間し、卓面下にしまってある卓板を卓面と水平位置になるまで上方に移動させていき、最後に両側の卓面を内側に移動させ接合させる。これは確かに卓面の面積は広がるが、卓板と卓面間に固定装置に相当するパーツが設置されていないため、卓板と卓面が分離し易く、また、卓板を上方に移動させる過程で、昇降装置が故障し、卓板が陥没したり卓面との水平位置にまで移動できなくなるといった状況がしばしば発生する。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

慣用されている卓上面積が変えられる卓具は、その合体の過程においてばらつきが見られる。本考案はこうした欠点を補い、改良を加え、問題の一番のネックを解決することを課題とした。よって本考案の主要目的は卓上面積が調節できる卓具を提供することであり、その卓具上には滑動する二枚の対称な動き卓板を設置し、卓面受け枠下には中間卓板が横向きに嵌接され、その動き卓板の相対し合う一辺と中間卓板両辺上には互いに係止部を有し、卓上面積を広げたい際は、動き卓板を両側に適度に離間し、卓面受け枠下に嵌接された中間卓板を取り出して動き卓板の間のスペースに放置した後、中間卓板の係止部と動き卓板の相対する一辺に設置された係止部を掛合、固定させる。よって、脱離することなく容易にかつ能率良く使用することができる。また、本考案の卓上面積調節可能なテーブルは、その動き卓板の相対する一辺上の係止部以外にも嵌装固定部を設けており、それによって二枚の動き卓板の接合はさらに安定する。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の卓上面積調節可能なテーブルは、その卓面受け枠の両側にそれぞれ滑動レールが設置され、その滑動レール上には二枚の対称な動き卓板が嵌設されている。さらに、卓面受け枠下には中間卓板が横向きに嵌設されており、必要に応じて滑動レール上の二枚の動き卓板を接合させるか、或いは動き卓板を離間させその間に卓面受け枠下の中間卓板を設置するかして卓面を形成する。また、係止部が動き卓板と中間卓板を合致、固定させるので、ばらついて滑脱するようなことなく卓上面積を広げることができる。

【０００５】

【考案の実施の形態】

図１、２、３に示すように、本考案の卓上面積調節可能なテーブルの卓具１０の主要構造は次のとおりである。形状は問わない卓面受け枠２０（本実施例では四角形を使用）とその端辺上に枢設された直立状の折り畳み式卓脚２１、そして卓面受け枠２０の長い方の両辺の内側にはそれぞれ平行する滑動レール２２を設け、その滑動レール２２両端はそれぞれ案内口２３となっており、さらに、滑動レール２２下には卓面受け枠２０の短い方の両辺と平行、対称になっている平板２４があり、その平板２４は互いの対称位置にそれぞれ嵌合片２４１が突出し、また、卓面受け枠２０と平板２４の一端との接点にはそれぞれ開口２５が設置されている。また、卓面受け枠２０上に設けられた二枚の対称の動き卓板３０は、滑動レール２２との対称位置上にそれぞれ凸片３１を有し、その凸片３１の外側にはそれぞれ封鎖状の嵌合溝３１１があり、その嵌合溝３１１が滑動レール２２にぴったり嵌ると、動き卓板３０はその嵌合溝３１１により滑動レール２２上に嵌装され、滑動レール２２に沿って卓面受け枠２０の上を自由に移動することができる。そして、動き卓板３０の相対する一辺上には少なくとも一個の凹凸パーツから成る係止部５０があり、本実施例では凸ほぞとそれに合わせた挿入孔を用いている。また、動き卓板３０の相対する一辺上には少なくとも一個の凹凸パーツから成る嵌装固定部６０が設置され、本実施例では凸耳部とそれに合わせた固定孔を用いている。さらに、卓面受け枠２０下には横向きに中間卓板４０が設置され、その両側、平板２４との対称位置にはそれぞれ滑片４１がある。その滑片４１の両外側辺上にはそれぞれ平板２４の嵌合片２４１上にぴったり嵌まる滑動溝４１１が設置されている。また、中間卓板４０両辺上にはそれぞれ係止部５０が設けられ、その係止部５０は、本実施例においては凸ほぞとそれに合わせた挿入孔を採用している。

【０００６】図１、２を参照すると分かるように、組立の際は、二枚の動き卓板３０の突辺３１をそれぞれ両側から案内口２３に挿入すると、凸辺３１上の嵌合溝３１１が案内口２３と連結している滑動レール２２上に嵌装され、動き卓板３０は卓面受け枠２０上に嵌設され、軽く押すだけで、動き卓板３０を滑動レール２２上で移動させ、二枚の動き卓板３０を接合させることができる。そして、動き卓板３０上の係止部５０及び嵌装固定部６０はそれぞれ互いに掛止し合い、図２に示すように、動き卓板３０はその位置に固定される。

【０００７】図１、３、４を参照すると分かるように、卓上面積を広げたければ、まず接合し合っている二枚の動き卓板３０を両側に離間し、適度なスペースを作る。卓面受け枠２０上に横向きに設置され、平板２４上に嵌設されている中間卓板４０を開口２５から外へ移動させ取り外した後、中間卓板４０を動き卓板３０と同方向に換え、二枚の動き卓板の間のスペースに置く。さらに、図３、４に示すように、両側の動き卓板３０を内側に寄せ、動き卓板３０の係止部５０と中間卓板４０の係止部５０掛合させると、動き卓板３０と中間卓板４０は接合、固定される。また、収納の際は、折り畳み式卓脚２１を卓面受け枠２０上に折り畳めばスペースの無駄が省ける。

【０００８】

【考案の効果】

上述したように、本考案の卓上面積調節可能なテーブルは装置構造の考案、工夫、従来技術の各欠点の改良を行い、使用が便利で能率的、かつ実用的な卓上面積が変えられる卓具を提供できた。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のテーブルの立体分解図である。

【図２】同動き卓板接合の実施態様を説明する説明図で
ある。

【図３】同動き卓板と中間卓板接合の動作態様を説明す
る説明図である。

【図４】同動き卓板と中間卓板の実施態様を説明する説
明図である。

【符号の説明】

１０卓具２０卓面受け枠３０動き卓板４０中間卓板５０係止部６０嵌装固定部２１折り畳み式卓脚２２滑動レール２３案内口２４平板２５開口２４１嵌合片３１凸片３１１嵌合溝４１滑片４１１滑動溝

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】卓具の卓面受け枠の長い方の両辺内側に平
行する滑動レールを設置し、卓面受け枠は、その滑動レ
ールの下に卓面受け枠の両辺に平行で対称する平板を有
し、その平板の向き合った対称位置にはそれぞれ突出し
た嵌合片が設置され、相対する二枚の動き卓板の両側と
滑動レールの相対位置にはそれぞれ凸片が設けられ、そ
の凸片の外側辺上には、滑動レール上に嵌装し、上記動
き卓板を卓面受け枠上で往復移動させる嵌合溝がそれぞ
れ設置され、その卓具は少なくとも一枚の中間卓板を有
し、その中間卓板の両側は平板との相対位置上に滑片を
有し、その滑片の両外側辺上には平板の嵌合片上に嵌装
される滑動溝がそれぞれ設けられ、動き卓板の相対辺と
中間卓板の両辺上には少なくとも一つの凹凸パーツから
成る係止部を有し、その係止部が二枚の動き卓板、また
は動き卓板と中間卓板を固定、接合させることをその特
徴とする卓上面積調節可能なテーブル。
【請求項２】係止部は、凸ほぞとこれに合わせた挿入孔
とすることを特徴とする請求項１に記載の卓上面積調節
可能なテーブル。
【請求項３】動き卓板の相対辺上に嵌装固定部を設置
し、動き卓板の接合時、係止部と共に、その嵌装固定部
もこれら卓板の接合を堅固にすることを特徴とする請求
項１に記載の卓上面積調節可能なテーブル。
【請求項４】嵌装固定部は凸耳部と固定孔から成ること
を特徴とする請求項１に記載の卓上面積調節可能なテー
ブル。
【請求項５】卓面受け枠の各端辺には折り畳み可能な脚
が枢設されていることを特徴とする請求項１に記載の卓
上面積調節可能なテーブル。