JP3048639U - 閉区間連続燃焼型内燃機関

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(57)【要約】（修正有）【課題】ガスタービンエンジンのような開放型燃焼室の
熱効率を改善する。【解決手段】吸気用歯車１の１対と出力用歯車６の１対
で燃焼室４を閉区間とし、吸気用歯車１の１対と出力用
歯車６の１対の間に動力伝達装置８を設ける。そして
燃焼室４に点火装置２と燃料噴射装置３を設ける。

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、内燃機関に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の連続燃焼型内燃機関は、ガスタービンエンジンのように開放型燃焼室となっているので回転力を出力軸から取り出すのに吸排気構造、熱対策等の問題があり、小型内燃機関としては実用的ではなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題点】

したがって、各メーカーとも連続燃焼型内燃機関は、小型のもので高効率の実用化が難しい状態である。これを本案は、簡単なメカニズムで解決しようというものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

いま、その構成を説明すると、（イ）吸気用歯車１の１対と出力用歯車６の１対で燃焼室４を閉区間とする。（ロ）燃焼室４に点火装置２と燃料噴射口３を設ける。（ハ）吸気用歯車１の１対と出力用歯車６の１対を動力伝達装置８で連動できる構造を設ける。以上のように装置する。

【０００５】

【作用】

つぎに本案の作用を述べると、吸気用歯車１で吸気、圧縮を行い、燃焼室４で燃料噴射口３より燃料を噴射し、点火装置２によって燃焼させる。その燃焼ガス圧で出力用歯車６を回転させる。出力用歯車６の回転力を動力伝達装置８によって吸気用歯車１に伝達する。出力用歯車６の軸より動力を取り出す。

【０００６】

【実施例】

なお、本案の実施にあたっては次のようにできる。（イ）使用目的によって吸気用歯車１、出力用歯車６の形状と寸法を変えることにより目的を達成することができる。（ロ）使用目的、構造強度によって動力伝達装置８の伝達比を変えることによっても目的を達成することができる。

【０００７】

【考案の効果】

以上によって、効率がよくて簡単に小型化できる連続燃焼型内燃機関を供給できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の基本構成図

【図２】図１のＡ−Ａ断面図

【図３】本考案の高効率化型

【符号の説明】

１は吸気用歯車２は点火装置３は燃料噴射口４は燃焼室５は整流体６は出力用歯車７は排気口８は動力伝達装置９はケーシング

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】（イ）吸気用歯車１の１対と出力用歯車
６の１対で燃焼室４を閉区間とする。（ロ）燃焼室４に点火装置２と燃料噴射口３を設け
る。（ハ）吸気用歯車１の１対と出力用歯車６の１対を動
力伝達装置８で連動できる構造を設ける。以上の如く構成された閉区間連続燃焼型内燃機関。
【請求項２】燃焼室４に燃焼ガスを効率よく出力用歯車
６に流せられるように整流体５を設けた請求項１の閉区
間連続燃焼型内燃機関。
【請求項３】出力用歯車６の１対相互が接触焼付きを起
さないように外部に出力用歯車６の１対の間に動力伝達
装置８を設けた請求項１の閉区間連続燃焼型内燃機関。
【請求項４】燃焼ガスを効率よく動力化するために排気
口７側に出力用歯車６を複数に設け、各々に動力伝達装
置８を増設した請求項１の閉区間連続燃焼型内燃機関。