JP3047939U - 広帯域アンテナ用可変コイル - Google Patents

広帯域アンテナ用可変コイル

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JP3047939U
JP3047939U JP1997008062U JP806297U JP3047939U JP 3047939 U JP3047939 U JP 3047939U JP 1997008062 U JP1997008062 U JP 1997008062U JP 806297 U JP806297 U JP 806297U JP 3047939 U JP3047939 U JP 3047939U
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coil
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wound
frequency band
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JP1997008062U
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Inventor
義雄 坂本
嘉庸 飯束
真功 山口
Original Assignee
八重洲無線株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 HF帯からVHFの低い周波数帯までの広帯
域アンテナのローディングコイルの構造を改善する。 【解決手段】 コイル収納部2の接触部5で接触してア
ンテナ同調するローディングコイルの可変コイル4を、
複数の周波数帯に分け密巻き部分と疎巻き部分とを一組
とし、周波数帯毎に順次巻きつける。HFの低い周波数
帯をF1、中間の周波数帯をF2、VHFの50MHz
帯をF3とした時、周波数帯F3の密巻きはロッド6側
から密巻きコイルL3を巻き、続いて微調整領域の疎巻
きコイルL3Aを巻く。次に周波数帯F2用の密巻きコ
イルL2を巻き、続いて周波数帯F2の疎巻きコイルL
2Aを巻く。これに続いて周波数帯F1の密巻きコイル
L1を巻き、更に疎巻きコイルL1Aを上記の密巻きコ
イルL2と同様に巻き込んで可変コイルを形成する。疎
巻き部分L1AがHFの低い周波数帯F1の微調整範囲
となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
複数の周波数帯でアンテナ同調の機能を備えたアンテナに関し、特にアンテナ 同調用のローディングコイルの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
無線通信機の周波数とアンテナとの関係において、車載用に使用するロッドア ンテナの場合にはVHFの50MHz帯以下HF帯の周波数帯のアンテナとVH Fの144MHz帯やUHFの430MHz帯では共通のアンテナを使用するこ とはなかった。144MHzのVHFではλ/4とし、UHFの430MHz帯 は5/8λとすることで共用アンテナとすることができる。図4はVHFの高い 周波数帯(144MHz)とUHFの430MHzで共用するロッドアンテナを 示したものである。
【0003】 これに対してVHFの50MHz帯からHF帯では主に1/4λにアンテナ同 調をとって使用していた。このためロッドアンテナに対して複数のローディング コイルを用意して周波数が変更する毎に取り替えて同調をとっていた。
【0004】 図3はHF帯から50MHz帯のVHFに対応するアンテナの概要図である。 上記のHF帯から50MHz帯のVHF用のロッドアンテナの複数の同調コイル を取り替えて使用する代わりに1つのコイルで周波数帯を連続的に同調する電動 可変アンテナがアメリカで実用化されたものである。USAのHIGH SIE RRA ANTENASのMODEL HS−1000で3.5MHzから30 MHzのものや、T.J.ANTENA COMPANYのBB−3で3.5M Hzから54MHzのものがある。このアンテナは144MHzのVHFや43 0MHzのUHFには対応できないのでそれに使用する場合は別にアンテナを用 意する必要がある。
【0005】 HF帯からVHFの50MHzの低い周波数帯用のローディングコイルはトラ ップ式(複数の周波帯)や、単体(単一周波波帯)用を用いている。この為、H F帯からVHF帯の周波数を連続的に同調させる為には、HF帯からVHFの低 い周波数帯用のローディングコイルを数多く別に持ち、取り替えなければならな い。この不都合を解消するために、可変コイルを使用するとよいが、可変コイル の卷き方が密卷きコイルの場合、可変コイルの長さは短くできるが可変コイルの 接触位置を少し可変するだけで、同調周波数が大きく変化してしまい、同調周波 数に合わせることが難しいまた、コイルの卷き方が、疎コイルの場合、同調周波 数の微調整は出来るが、コイル長は長くなってしまう。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
従来の、HF帯からVHFの低い周波数帯の一波とVHFの高い周波数帯とU HFの二波が使用可能なアンテナでは、HF帯からVHFの低い周波数帯用のロ ーディングコイルを使用周波数帯ごとに取り替えて使用している。この為、装着 されてない他の周波数帯のローディングコイルを携帯、もしくは、確保しておか なくては、多くの周波数帯が使用できない。
【0007】 本考案は、HFから低い周波数のVHF帯の使用周波数帯ごとの、交換用ロー ディングコイルを持たなくても、アンテナ同調ができ、さらに、その一体型のア ンテナによってVHFの高い周波数帯とUHFの2組のアンテナとして使用でき ローディングコイルも適度の長さで微調整同調ができる広帯域アンテナの可変コ イルの提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
無線通信周波数のHF帯からVHFの低い周波数帯に対応させるロッドを装着 して駆動部により摺動されて同調周波数を変更するローディング用の可変コイル と、該可変コイルを摺動可能に内装して可変コイルの巻線と接触する接触部を有 し高い周波数帯のVHF帯とUHF帯でそれぞれλ/4,5/8λに同調する周 波数帯用のアンテナの長さに成形したコイル収納部と、整合部とから成る広帯域 アンテナにおいて、前記可変コイルは、VHFの低い周波数帯からHF帯を複数 組の周波数帯に分け、ロッド側から高い周波数より順次低い周波数に同調が変化 するようにそれぞれ分割した周波数帯毎にボビンに密巻き部分と疎巻き部分を形 成するための溝を設けてこの溝に導線を巻き付けて疎巻き部分と密巻き部分を交 互に形成した広帯域アンテナ用可変コイルである。
【0009】
【考案の実施の形態】
図2は、本考案の可変コイルを使用する広帯域同調アンテナを示す概要図であ る。図について説明する。1は無線通信機に接続する給電部、2はコイル収納部 でVHFの高い周波数144MHz帯とUHFの430MHz帯のアンテナエレ メントである。3は整合器、4はローディング用の可変コイル、5はコイル収納 部2の先端部に設けられた摺動可変コイルに対する固定位置の接触部で可変コイ ルの導線に接触して接触部を介して可変コイルとコイル収納部が電気的につなが る。6はロッド、7は駆動部である。
【0010】 上記の構成の広帯域アンテナは給電部1は同軸コネクタを用いて周知回路によ るDCに高周波信号を重畳する方式により、無線通信機の送受信部と駆動部用に 電源を接続する。この給電部1から高周波分を分離し、整合部3を通してコイル 収納部2に接続するが整合部3はマッチング用のコイルとコンデンサーよりなり 、同軸ケーブルの50Ωインダクタンスにアンテナ側をマッチングさせる。一方 駆動部7はモーターとモーターの回転により直線運動を可変コイルに伝える伝動 部も含み可変コイルは回転による摺動か、回転せずに摺動するかのいずれかで摺 動させる。
【0011】 コイル収納部2は144MHz帯のVHFの1/4λの長さであり、430M Hz帯のUHFに対しては5/8λの長さになっている。HF帯から50MHz 帯のVHFに対してはロッド6とコイル収納部2の間にローディング用の可変コ イルが接続されてセンターローディング方式となり同調操作により運用周波数の 1/4λに設定する。
【0012】 ローディング用の可変コイル4は、HF帯からVHFの50MHz帯までをカ バーできることが必要であり、そのために、インダクターとして巻かれたコイル を一つの長さが50cm程度のボビン等に、被服されない導線を線間が接触しな いように巻き付けた構造である。このローディング用の可変コイル4は、コイル 収納部2に挿入して接触部5だけが接触するように取り付ける。
【0013】 HF帯からVHFの50MHz帯のアンテナ同調は、HF帯の低い周波数の場 合、可変コイル4をコイル収納部2から抜き出すようにして、可変コイル4のイ ンダクタンスを増加させて使用する。高い周波数の場合、可変コイル4の下部が コイル収納部2に収納されるようにして使用する。このように同調した状態で可 変コイルの使用されない部分のインダクターはアンテナの一部となるコイル収納 部内にあるのでアンテナ同調に影響を与えることはない。
【0014】 図1は広帯域アンテナに用いるセンターローディングとなる可変コイルの構成 を示す図である。図において、可変コイル4は複数の周波数帯に分けて、ボビン 4aに巻線4bをそれぞれ密巻き部分と疎巻き部分になるように巻きつけた構成 とする。使用周波数を例えばHFの低い周波数帯をF1に、HFの中間の周波数 をF2とし、VHFの50MHz帯をF3とした場合に、周波数帯F3のの密卷 き側は、図2に示すロッド6側とする。密卷きコイルL3は、F3の微調用周波 数範囲を決めた場合、その周波数上限になるように卷き、続いて微調整領域の疎 卷きコイルL3Aを巻く、疎巻きコイルL3Aの密卷きコイルL3側は周波数帯 F3の微調整領域の上限とし続いて巻き込む密巻きのL2側は微調整周波数下限 となり、疎卷き部分L3Aが周波数帯F3の微調整範囲となる。
【0015】 次に、周波数帯F2用のコイルは、周波数帯F3用の密巻きコイルL3、疎巻 きコイルL3Aに続けて密卷きコイルL2を巻き込み、周波数帯F2の微調整周 波数上限になるように卷く。次に周波数帯F2の微調整周波数領域となる疎卷き コイルL2Aを卷く。密巻きコイルL2が周波数帯F2の微調整範囲の上限とな り、疎巻きコイルL2Aの巻き終わりが微調整範囲の下限となる。疎巻きコイル L2Aに続いて周波数帯F1の密卷きコイルL1を巻き、更に疎卷きコイルL1 Aを上記の密巻きコイルL2と同様に巻き込んで可変コイルを完成する。疎卷き 部分L1AがHFの低い周波数帯F1の微調整範囲となる。以上に周波数帯を3 段階で示したが、これには限定されない。HF帯を3MHz帯7MHz帯14M Hz帯21MHz帯、28MHz帯及びVHFの50MHz帯を考えれば周波数 帯が6組出来るので適宜密巻き部分と疎巻き部分を形成すればよい。
【0016】 本考案では、高い周波数の場合、可変コイル4の下部がコイル収納部2に収納 されるようにして使用する。ローディングコイルの可変コイル4は、アンテナが その周波数に同調させ得るインダクターが得られれば、コイルは密卷きであって も、疎卷きであても良い。周波数および、コイル径が規定された場合、コイル長 を短くするためには、コイル全体を密卷きにすると良いが、図2に示すアンテナ に密卷きコイルのみ使用した場合、僅かにコイル接触部5の位置の変化で、同調 周波数が大きく変化して、細かな同調周波数の調整が出来ない。また、コイルが 疎卷きコイルのみ使用した場合は、微調整は出来るが、可変コイル4の全長が長 くなってしまう。
【0017】 本考案の可変コイルを用いると、各周波数帯において、可変コイルの全長を短 くても何の問題もなく使用周波数の微調整ができる。可変コイル4は、コイルボ ビンに前述した周波数に対応した、疎卷き用と密卷き用の溝を形成し、一本の裸 導線をコイルボビンの疎巻き溝及び密巻き溝に従って卷くことにより従来の卷き 方に比べて、疎卷きコイルと密卷きコイル間に接合部がなく、また、裸導線がコ イルボビンの溝にそって卷かれているため、可変コイル4は均一なものができる し、裸導線であるため疎密コイル全ての部分で接触することができるため、微調 整範囲以外でも大まかな周波数の同調ができる。
【0018】
【考案の効果】
本考案のアンテナは、HF帯からVHF帯用の使用周波数帯ごとのコイルを携 帯、もしくは、確保して置かなくても、ロッドを周波数に応じて同調させるロー ディングコイルを疎巻き部分と密巻き部分を交互に形成した可変コイルとし、コ イル収納部の接触部と接触して接続する巻線位置を自動または、手動で摺動加変 することにより、HF帯からVHF帯の連続周波数の内の一波と、コイル収納部 を利用して、VHF・UHF帯の二波が同調する整合部を含めて一体形状として あるため、HF帯からVHF帯の範囲内の一波とVHF・UHF二波を使用する ことができる。可変コイルに疎密コイルを用いたため、使用周波数帯の微調整が でき、可変コイルの全長を短くすることができる。疎密コイルは、ボビンに溝を 設けその溝にそって卷かれるため、コイルの巻線が安定しバラツキが少なく、コ ストダウンできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す広帯域同調アンテナ用
可変コイルの構成図である。
【図2】本考案による広帯域同調アンテナの構成図であ
る。
【図3】従来技術の可変式、HF帯からVHF帯用のア
ンテナの構成図である。
【図4】従来技術のVHF・UHFアンテナ構成図であ
る。
【符号の説明】
1 給電部 2 コイル収納部(V・Uのアンテナエレメン
ト) 3 整合部 4 可変コイル 4a ボビン 4b 巻線 4c 溝 5 接触部 6 ロッド 7 駆動部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信周波数のHF帯からVHFの低
    い周波数帯に対応させるロッドを装着して駆動部により
    摺動されて同調周波数を変更するローディング用の可変
    コイルと、該可変コイルを摺動可能に内装して可変コイ
    ルの巻線と接触する接触部を有し高い周波数帯のVHF
    帯とUHF帯でそれぞれλ/4,5/8λに同調する周
    波数帯用のアンテナの長さに成形したコイル収納部と、
    整合部とから成る広帯域アンテナにおいて、 前記可変コイルは、VHFの低い周波数帯からHF帯を
    複数組の周波数帯に分け、ロッド側から高い周波数より
    順次低い周波数に同調が変化するようにそれぞれ分割し
    た周波数帯毎にボビンに密巻き部分と疎巻き部分を形成
    するための溝を設けてこの溝に導線を巻き付けて疎巻き
    部分と密巻き部分を交互に形成した可変コイルであるこ
    とを特徴とする広帯域アンテナ用可変コイル。
JP1997008062U 1997-08-27 1997-08-27 広帯域アンテナ用可変コイル Expired - Lifetime JP3047939U (ja)

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