JP3047868B2 - 標準時計装置 - Google Patents

標準時計装置

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JP3047868B2
JP3047868B2 JP27740897A JP27740897A JP3047868B2 JP 3047868 B2 JP3047868 B2 JP 3047868B2 JP 27740897 A JP27740897 A JP 27740897A JP 27740897 A JP27740897 A JP 27740897A JP 3047868 B2 JP3047868 B2 JP 3047868B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は標準時計装置に係
り、特に屋外中継車と主放送局との通信同期(時刻同
期)を確保することを目的とする標準時計装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、標準時計装置としては、例えば特
開平7−281787号公報(発明の名称:「時刻校正
装置」)に示されるように、正確な時刻を継続して得る
ため、全地球測位システム(GPS:Global Positioni
ng System)を構成する衛星(以下、GPS衛星という)
からの時刻信号を受信し、この受信時刻信号を高精度の
基準信号としてパーソナルコンピュータに内蔵されてい
る時計などを校正することを目的として用いられてい
る。
【0003】また、放送局内で用いられる従来の標準時
計装置では、一般公衆電話回線やFM電波などを利用
し、日本標準時を供給するプロバイダから標準時刻を取
得することにより時間運用を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、パーソナル
コンピュータ内蔵時計などをGPS衛星からの受信時刻
信号に基づいて時刻校正を高精度に行う特開平7−28
1787号公報記載の従来の標準時計装置では、屋外中
継車で使用した場合、屋外中継車での基準時刻の精度を
高めるための時刻校正処理は可能だが、主放送局へ送信
するタイミング、主放送局で受信した後の画像処理との
同期を確保するための標準時刻の共有までは考慮されて
いない。
【0005】主放送局と複数の屋外中継車で、通信同期
を確保するための基準信号を得るためには、高価な原子
時計をそれぞれで持ったり、一方から時間情報を通信回
線で伝送したり、共通の基準時刻となる日本標準時に同
期した信号を取得するなどの方法があるが、いずれも高
価で大規模な装置を必要とする。
【0006】また、屋外中継車で日本標準時に同期した
信号を取得しようとすると、主放送局と同様に公衆電話
回線やFM電波を介して標準時刻プロバイダから基準時
刻を取得することになる。しかし、FM電波の場合、伝
搬状態が不安定であり、いつでもどこでも安定した受信
ができるとは限らないという問題がある。また、公衆電
話回線の場合は、どこでも公衆電話回線を利用できると
は限らず、基準時刻信号を安定して取得できない。
【0007】また、映像・音声データの高レート化に伴
い、複数の画像発信源(屋外中継車)からの画像データ
を一元的に主放送局で処理するためには、主放送局と屋
外中継車間での基準信号の共有が不可欠となる。しか
し、従来は、主放送局と屋外中継車間で信号処理タイミ
ングの同期ズレなどの問題が生ずると、主放送局での画
像編集処理が複雑化し、高品質の画像編集、供給が困難
となる。
【0008】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
主放送局と屋外中継車のような複数の遠隔からの映像・
音声データの編集処理の回路・装置構成を簡易化するこ
とにより、伝送効率の向上及び操作性の向上を実現し得
る標準時計装置を提供することを目的とする。
【0009】また、本発明の他の目的は、安定した高品
質な映像・音声情報を放送するために、複数の遠隔の局
間での映像・音声データなどの送受信タイミングの同期
がとれるよう、相互に高精度に校正された標準時刻を共
有し、タイミング信号を出力し得る標準時計装置を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、GPS衛星からの電波を受信するアンテナ
と、アンテナで受信したGPS信号から航法メッセージ
を解読処理して正確なGPS時刻信号を出力するGPS
受信部と、GPS受信部から出力されるGPS時刻信号
を基準として、内部で動作している日本標準時との比較
を行い、オフセット量を計算することにより、自動校正
された基準信号を出力する自動校正処理部と、自動校正
処理部から出力された日本標準時に同期した基準信号を
受け、映像・音声データのタイミングを制御するための
タイミング信号を出力するタイミング制御部とを有する
構成としたものである。
【0011】また、本発明は、アンテナ、GPS受信
部、自動校正処理部及びタイミング制御部を屋外中継車
に搭載し、GPS衛星からの電波を受信して得られるG
PS時によって基準時刻を校正することにより、安定し
た正確な日本標準時に同期した信号を屋外中継車で取得
する。
【0012】更に、本発明は、アンテナ、GPS受信
部、自動校正処理部及びタイミング制御部を主放送局に
設け、GPS時から得られる基準時刻で映像・音声デー
タ送信タイミングを制御するためのタイミング信号を出
力し、前記屋外中継車のタイミング信号との通信同期を
確保する。
【0013】ルビジウム、セシウム等のきわめて安定度
の高い原子時計を搭載するGPS衛星は、GPS時とい
う正確な時刻を保持している。GPS時は、日常生活で
使っている時刻とは正確に整数秒の差があるが、正確な
時刻基準として利用できる。GPS衛星から放送された
電波が地上に到達するのに時間の遅れを生ずるが、その
遅れは単独測位の計算過程で衛星までの正確な距離が求
められて補正できる。
【0014】一般に、単独測位の精度は100mであ
り、これは電波の伝搬時間を0.1μs程度の精度で測
っていることになる。GPS衛星のC/Aコードを測定
することによって、0.1μsの精度の時刻同期や比較
が確実に実行できる。主放送局及び遠隔の中継車ともに
日本標準時とのオフセットをこの精度にまでそれぞれ修
正することが可能である。
【0015】そこで、本発明では、GPS衛星による単
独測位の結果として、受信機内部の時計はGPS衛星の
原子時計に完全に同期した状態になることを利用して、
主放送局と遠隔の中継車それぞれ高精度な日本標準時を
取得し、映像・音声データの通信同期や時刻の比較など
を行うものである。
【0016】すなわち、主放送局及び複数の遠隔の中継
車すべてにおいて、GPS衛星からの電波を受信しGP
S時によって、各々保持している日本標準時を校正する
ことにより、複数の局間で同期した標準時刻を共有さ
せ、それぞれ映像・音声データのスロットタイミングを
出力するタイミング制御部を定期的にリセットしてタイ
ミング信号を出力し通信同期を確保する。
【0017】これにより、本発明では、きわめて安定し
た正確な日本標準時に同期した、すなわち屋外の中継車
であつても主放送局と同期した時刻信号出力が可能とな
る。GPS衛星からの信号は、世界中どこでも受信可能
であることから、同一のGPS衛星を使用する限り、移
動する放送中継車と主放送局とは同一の時間運用が可能
となる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図1は本発明になる標準時計装
置の一実施の形態のブロック図を示す。同図に示すよう
に、本発明の最良の実施の形態は、屋外の中継車側装置
Aと主放送局側装置Bが、GPS衛星からの電波を受信
するGPSアンテナ1,11と、受信したGPS信号か
ら航法メッセージを解読処理して正確なGPS時刻信号
を出力するGPS受信部2,12と、GPS受信部2,
12から出力されるGPS時刻信号を基準として内部で
動作している日本標準時との比較を行い、オフセット量
を計算し基準時刻を自動校正する自動校正処理部3,1
3と、日本標準時に同期した基準信号を出力し映像・音
声データのタイミングを制御するためのタイミング制御
部4,14から構成される。
【0019】次に、本発明の実施の形態の動作を図1を
参照して説明する。中継車側装置Aでは、GPSアンテ
ナ1で受信したGPS衛星からの信号を、GPS受信部
2に供給し、ここで受信処理して正確な時刻情報のGP
S時刻信号を取り出し、このGPS時刻信号を自動校正
処理部3へ出力する。自動校正処理部3は、GPS受信
部2から入力されるGPS時刻信号を基準として内部時
計の基準としている日本標準時と比較して自動校正す
る。タイミング制御部4はこの自動校正して得られた基
準信号を自動校正処理部3から受け、これを映像・音声
データのタイミングを制御するタイミング信号として出
力する。
【0020】一方、主放送局側装置Bも上記の中継車側
装置Aと同様に、GPSアンテナ11で受信したGPS
衛星からの信号を、GPS受信部12に供給し、ここで
受信処理して正確な時刻情報のGPS時刻信号を取り出
し、このGPS時刻信号を自動校正処理部13へ出力す
る。自動校正処理部13は、GPS受信部12から入力
されるGPS時刻信号を基準として内部時計の基準とし
ている日本標準時と比較して自動校正する。タイミング
制御部14はこの自動校正して得られた基準信号を自動
校正処理部13から受け、これを映像・音声データのタ
イミングを制御するタイミング信号として出力する。
【0021】これにより、中継車側装置Aと主放送局側
装置Bとの間では、GPS衛星からの信号を受信して、
正確な標準時刻を共有することになり、それぞれ自動校
正された日本標準時に同期した基準信号を得ることがで
きる。また、主放送局と屋外中継車では、映像・音声デ
ータを送受し処理する際に、この基準信号によって制御
されるタイミング制御部4及び14からの各タイミング
信号によって通信同期を確保する。
【0022】このように、本実施の形態では、GPSに
よる標準時計装置を使用することで、屋外での中継の際
にも主放送局と同期した時間運用が可能になる。また、
安定した正確なGPS時を利用することにより、主放送
局及び屋外中継に使用する標準時計装置は、従来に比べ
て安定性と精度を確保することができる。
【0023】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。図
2は本発明になる標準時計装置の一実施例のブロック図
を示す。同図中、図1と同一校正部分には同一符号を付
してある。図2において、屋外の中継車側装置Aと主放
送局側装置Bは、前記実施の形態で説明したように、G
PS衛星からの電波を受信するGPSアンテナ1,11
と、受信したGPS信号から航法メッセージを解読処理
して正確なGPS時刻信号を出力するGPS受信部2,
12と、GPS受信部2,12から出力されるGPS時
刻信号を基準として内部で動作している日本標準時との
比較を行い、オフセット量を計算し基準時刻を自動校正
する自動校正処理部3,13と、日本標準時に同期した
基準信号を出力し映像・音声データのタイミングを制御
するためのタイミング制御部4,14から構成される。
【0024】ここで、本実施例では、自動校正処理部
3,13は、GPS受信部2,12の出力GPS時刻信
号から日本標準時を得る校正時刻生成回路31,131
と、日本標準時を保持する標準時刻生成回路32,13
2と、GPS時刻信号から算出された日本標準時と内部
で保持している日本標準時とを比較し、その比較結果を
標準時刻生成回路32,132にフィードバックして標
準時刻を校正するコンパレータ回路33,133と、校
正された標準時刻をタイミング制御部4,14及び子時
計など拡張外部機器へ出力するためのバッファ回路3
4,134とより構成されている。
【0025】また、タイミング制御部4,14は、定周
期検出回路41,141と、基準パルスを発振出力する
基準発振器42,142と、基準パルスを分周する分周
器43,143と、分周器43,143からの分周基準
パルスをカウントし、定周期検出器41,141の出力
パルスでリセットされるビットカウンタ44,144
と、ビットカウンタ44,144の出力信号をタイミン
グ信号として外部へ出力するインタフェース回路45,
145とより構成されている。
【0026】次に、本発明の実施例の動作を図2を参照
して説明する。図2において、中継車側装置Aでは、G
PSアンテナ1で受信されたGPS衛星からの信号は、
GPS受信部2に供給され、ここでGPS衛星から送信
されたC/Aコード等のPN符号及び時刻信号が処理さ
れ、受信した時刻情報がBCDコードなどに変換された
後、自動校正処理部3内の校正時刻生成回路31に供給
される。
【0027】校正時刻生成回路31は、GPS時という
正確な時刻信号から正確に整数秒の差を処理し、正確な
標準時刻を出力する。一方、標準時刻生成回路32では
日本標準時刻を保持している。コンパレータ部33は校
正時刻生成回路31から入力されたGPS時に基づく正
確な標準時刻と、標準時刻生成回路32により保持され
ている日本標準時刻とを比較してオフセット量を算出
し、そのオフセット量を標準時刻生成回路32にフィー
ドバックすることにより、保持されている日本標準時刻
を自動校正させる。
【0028】このようにして得られた、GPS時に基づ
き自動校正して得られた正確な日本標準時刻の情報(標
準時刻信号)は、標準時刻生成回路32からバッファ回
路34を経由して局内の子時計などの拡張外部機器へ出
力される一方、タイミング制御部4へ出力される。
【0029】主放送局側装置は、上記の中継車側装置A
と同様の動作をする。すなわち、GPSアンテナ11で
受信されたGPS衛星からの信号は、GPS受信部12
に供給され、ここでGPS衛星から送信されたC/Aコ
ード等のPN符号及び時刻信号が処理され、受信した時
刻情報がBCDコードなどに変換された後、自動校正処
理部13内の校正時刻生成回路131に供給される。
【0030】校正時刻生成回路131は、GPS時とい
う正確な時刻信号から正確に整数秒の差を処理し、正確
な標準時刻を出力する。一方、標準時刻生成回路132
では日本標準時刻を保持している。コンパレータ部13
3は校正時刻生成回路131から入力されたGPS時に
基づく正確な標準時刻と、標準時刻生成回路132によ
り保持されている日本標準時刻とを比較してオフセット
量を算出し、そのオフセット量を標準時刻生成回路13
2にフィードバックすることにより、保持されている日
本標準時刻を自動校正させる。
【0031】このようにして得られた、GPS時に基づ
き自動校正して得られた正確な日本標準時刻の情報(標
準時刻信号)は、標準時刻生成回路132からバッファ
回路134を経由して局内の子時計などの拡張外部機器
へ出力される一方、タイミング制御部14へ出力され
る。
【0032】タイミング制御部4及び14は、まず、そ
れぞれ入力された正確な標準時刻信号から定周期検出回
路41及び141にてカウンタリセット信号となる定周
期のパルス信号を生成する。一方、基準発振器42、1
42により発振された一定周波数の基準パルスは、分周
器43、143により所定周波数に分周された後、ビッ
トカウンタ44、144にクロックパルスとして供給さ
れる。
【0033】ビットカウンタ44、144は分周器4
3、143からの分周基準パルスをカウントすると共
に、定周期検出回路41、141からのカウンタリセッ
ト信号によりリセットされることにより、スロットタイ
ミングをリセットし、正確な標準時刻信号に同期された
信号を発生し、これをインタフェース回路45、145
を通してタイミング信号として出力する。
【0034】これにより、インタフェース回路45を通
して出力される中継車側装置Aの出力タイミング信号
と、インタフェース回路145を通して出力される主放
送局側装置Bの出力タイミング信号とは、正確な基準信
号としてセシウム、ルビジウムなどの原子時計をもつG
PS衛星からの信号に基づく標準時刻を共有し、この標
準時刻でそれぞれ映像・音声データのスロットタイミン
グを出力するビットカウンタ44、144を定期的にリ
セットすることにより、正確に通信同期が確保されるこ
ととなる。
【0035】従って、この実施例では、中継車側装置A
及び主放送局側装置Bがそれぞれ高価な原子時計をもつ
ことなく、主放送局と中継車の映像・音声データの処理
のタイミング信号を高精度に同期させることができる。
また、この実施例では、複数の利用者にとって共通の基
準時刻となる日本標準時に同期させるようにしているた
め、通信回線などで基準時刻を伝送し同期を確保するな
ど大がかりな装置も必要なく、また日本標準時を得るた
めにGPS時を利用することにより、すべての主放送局
と中継車に公衆電話回線やFM電波を介して標準時刻プ
ロバイダから基準時刻を取得する設備などを不要にでき
る。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
正確な基準信号としてセシウム、ルビジウムなどの原子
時計をもつGPS衛星からの信号を利用することによ
り、主放送局及び中継車がそれぞれ高価な原子時計をも
つことなく、主放送局と中継車の映像・音声データの処
理のタイミング信号を高精度に同期させることができ、
また複数の利用者にとって共通の基準時刻となる日本標
準時に同期させることで、通信回線などで基準時刻を伝
送し同期を確保するなど大がかりな装置も必要なく、ま
た日本標準時を得るためにGPS時を利用することによ
り、すべての主放送局と中継車に公衆電話回線やFM電
波を介して標準時刻プロバイダから基準時刻を取得する
設備などを不要にできる。
【0037】また、本発明によれば、GPS衛星からの
信号を利用することで、GPS衛星の信号を受信できる
ところであればどこでも主放送局と中継車はGPS時か
ら日本標準時を取得することが可能であるため、従来の
日本標準時プロバイダから取得する場合のように、FM
電波の伝搬状態が不安定でありいつでもどこでも安定し
た受信ができないという問題や、公衆電話回線はどこで
も電話回線を利用できるとは限らず基準時刻信号を安定
して取得できないなどといった問題も解決できる。
【0038】また、本発明によれば、近年GPS受信機
は小型化がすすみ、GPS時情報の出力のインタフェー
ス回路を設け、自動校正処理部も簡易な構成となるた
め、装置の複雑化が避けられ操作性を向上できると共
に、比較的安価で小型に構築でき、屋外中継車など限ら
れたスペースにも実装が容易にできる。
【0039】また、本発明によれば、GPSによる標準
時計装置を使用することで、屋外での中継の際にも主放
送局と同期した時間運用が可能になるため、主放送局及
び屋外中継に使用する標準時計装置は、安定したきわめ
て正確なGPS時に基づく、従来のものにない安定性と
精度を確保できる。
【0040】更に、本発明によれば、近年の放送業務の
多様化、ネットワーク化、コンピュータ化、さらに実施
が近いといわれているサマータイムの導入に伴い、従来
以上の高精度な時間運用が重大な課題となってくる環境
下において、屋外中継車にも搭載し利用可能な装置であ
り、正確な時刻を共通でき通信同期を容易に確保できる
ものである。
【0041】以上のように、本発明によれば、主放送局
と中継車の間で、高精度なタイミング信号を共有するこ
とで、通信同期を確保でき、これにより複数の発信源か
らの映像・音声データの信号処理のタイミングの同期ズ
レによる画像編集処理の複雑化を避け、高品質の画像編
集、供給ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 中継車のGPSアンテナ 2 中継車のGPS受信部 3 中継車の自動校正処理部 4 中継車のタイミング制御部 11 主放送局のGPSアンテナ 12 主放送局のGPS受信部 13 主放送局の自動校正処理部 14 主放送局のタイミング制御部 31 中継車の校正時刻生成回路 32 中継車の標準時刻生成回路 33 中継車のコンパレータ回路 34 中継車のバッファ回路 41 中継車の定周期検出回路 42 中継車の基準発振器 43 中継車の分周器 44 中継車のビットカウンタ 45 中継車のインタフェース回路 131 主放送局の校正時刻生成回路 132 主放送局の標準時刻生成回路 133 主放送局のコンパレータ回路 134 主放送局のバッファ回路 141 主放送局の定周期検出回路 142 主放送局の基準発振器 143 主放送局の分周器 144 主放送局のビットカウンタ 145 主放送局のインタフェース回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G04G 7/02 G04G 5/00 H04J 3/06

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 GPS衛星からの電波を受信するアンテ
    ナと、 前記アンテナで受信したGPS信号から航法メッセージ
    を解読処理して正確なGPS時刻信号を出力するGPS
    受信部と、 前記GPS受信部から出力されるGPS時刻信号を基準
    として、内部で動作している日本標準時との比較を行
    い、オフセット量を計算することにより、自動校正され
    た基準信号を出力する自動校正処理部と、 前記自動校正処理部から出力された日本標準時に同期し
    た基準信号を受け、映像・音声データのタイミングを制
    御するためのタイミング信号を出力するタイミング制御
    部とを有することを特徴とする標準時計装置。
  2. 【請求項2】 前記アンテナ、GPS受信部、自動校正
    処理部及びタイミング制御部は、屋外中継車に搭載され
    ており、前記GPS衛星からの電波を受信して得られる
    前記GPS時によって基準時刻を校正することにより、
    安定した正確な日本標準時に同期した信号を前記屋外中
    継車で取得することを特徴とする請求項1記載の標準時
    計装置。
  3. 【請求項3】 前記アンテナ、GPS受信部、自動校正
    処理部及びタイミング制御部は、主放送局に設けられて
    おり、前記GPS時から得られる基準時刻で映像・音声
    データ送信タイミングを制御するためのタイミング信号
    を出力し、前記屋外中継車のタイミング信号との通信同
    期を確保することを特徴とする請求項2記載の標準時計
    装置。
  4. 【請求項4】 主放送局からの放送信号を屋外中継車で
    中継するシステムにおいて、 GPS衛星からの電波を受信するアンテナと、 前記アンテナで受信したGPS信号から航法メッセージ
    を解読処理して正確なGPS時刻信号を出力するGPS
    受信部と、 前記GPS受信部から出力されるGPS時刻信号を基準
    として、内部で動作している日本標準時との比較を行
    い、オフセット量を計算することにより、自動校正され
    た基準信号を出力する自動校正処理部と、 前記自動校正処理部から出力された日本標準時に同期し
    た基準信号を受け、映像・音声データのタイミングを制
    御するためのタイミング信号を出力するタイミング制御
    部とを、主放送局と屋外中継車のそれぞれに有すること
    を特徴とする標準時計装置。
  5. 【請求項5】 前記自動校正処理部は、前記GPS受信
    部から出力されるGPS時刻信号を基準として第1の標
    準時刻を出力する校正時刻生成回路と、日本標準時の第
    2の標準時刻を保持する標準時刻生成回路と、前記第1
    及び第2の標準時刻を比較してオフセット量を算出して
    前記標準時刻生成回路にフィードバックし、前記第2の
    時刻を前記第1の時刻で校正した前記基準信号を該標準
    時刻生成回路から出力させるコンパレータ回路とよりな
    ることを特徴とする請求項4記載の標準時計装置。
  6. 【請求項6】 前記タイミング制御部は、前記自動校正
    処理部の出力基準信号を受け、定周期のパルス信号を発
    生出力する定周期検出回路と、一定周波数の基準パルス
    を発生するパルス発生手段と、前記パルス発生手段から
    の前記基準パルスをカウントすると共に前記定周期検出
    回路からのパルス信号でリセットされるビットカウンタ
    と、前記ビットカウンタの出力信号を前記タイミング信
    号として出力するインタフェース回路とからなることを
    特徴とする請求項4又は5記載の標準時計装置。
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