JP3047772U - 水槽用の微生物フィルター - Google Patents
水槽用の微生物フィルターInfo
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- JP3047772U JP3047772U JP1997009317U JP931797U JP3047772U JP 3047772 U JP3047772 U JP 3047772U JP 1997009317 U JP1997009317 U JP 1997009317U JP 931797 U JP931797 U JP 931797U JP 3047772 U JP3047772 U JP 3047772U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- aquarium
- cylindrical body
- microbial
- microbial filter
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- Expired - Lifetime
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- Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
- Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 微生物を効率よく除去して、水の本来的な清
浄状態を保持でき、しかも耐性菌を作ることもないもの
とできる水槽用の微生物フィルターとする。 【解決手段】 水の流入口及び排出口を形成した筒体内
に、沃素化アニオン交換樹脂トリオシンを含有したポリ
プロピレン樹脂製の微生物除去剤を備えていることと
し、前記微生物除去剤はペレット状としてあることと
し、前記筒体は透明材で構成してあることとする。
浄状態を保持でき、しかも耐性菌を作ることもないもの
とできる水槽用の微生物フィルターとする。 【解決手段】 水の流入口及び排出口を形成した筒体内
に、沃素化アニオン交換樹脂トリオシンを含有したポリ
プロピレン樹脂製の微生物除去剤を備えていることと
し、前記微生物除去剤はペレット状としてあることと
し、前記筒体は透明材で構成してあることとする。
Description
【0001】
本考案は水槽用の微生物フィルター、特に観賞魚の飼育や水草の育成用に使 用される水槽用の微生物フィルターに関する。
【0002】
一般的に、上記した水槽には使用する水を浄化するためのフィルターが付設 されている。この一般的なフィルターは水中の塵埃を濾過して水のクリーン状態 を保持するためのもので、合成繊維や綿、フェルト、その他の濾過材が使用され ている。
【0003】
しかしながら、この従来のフィルターにあっては水中に存在あるいは発生す るウィルスをはじめ、細菌、真菌、原虫等々の微生物を除去することができず、 水槽の内壁面には藻や苔が密生し、水の黄ばみを生じ、また、金魚等の白点病の 原因となっている。
【0004】
そこで、本考案は上記した従来の実情、問題点に着目してなされたもので、 かかる問題点を解消して、前記した微生物を効率よく除去して、水の本来的な清 浄状態を保持でき、しかも耐性菌を作ることもないものとできる水槽用の微生物 フィルターを提供することを目的としている。
【0005】
この目的を達成するために、本考案に係る水槽用の微生物フィルターは水の 流入口及び排出口を形成した筒体内に、沃素化アニオン交換樹脂トリオシンを含 有したポリプロピレン樹脂製の微生物除去剤を備えていることを特徴とし、前記 微生物除去剤はペレット状としてあることとし、前記筒体は透明材で構成してあ ることを特徴としている。
【0006】
次に、本考案の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本考案を実施 した水槽用の微生物フィルターの第一の実施例を示す断面図、図2は同じく第二 の実施例を示す一部破断正面図、図3は同じく第三の実施例を示す一部破断正面 図である。
【0007】 まず、図1にあって図中1は透明なプラスチック製の筒体であり、この筒体 1は保持リング2を有する吸盤3によって、水槽を構成するガラス板、あるいは プラスチック板による壁面4の内面に支持されている。
【0008】 また、前記した筒体1は下端にストレーナ5が備えられた水の流入口となっ ており、上端はエルボ状に屈曲された水の排出口6とされている。
【0009】 さらに、この筒体1の上面から中程までエアの供給パイプ7が挿通支持され ており、このエアの供給パイプ7の下端にはエアを拡散供給するためのエアスト ン8が取り付けられている。そして、エアの供給パイプ7の上端には図示しない ポンプと連結されるチューブ9の先端が接続されている。
【0010】 また、前記した筒体1内には前記したエアストン8のやや下方位置からスト レーナ5の部分まで、即ち、略下半分程度にペレット状とした微生物除去剤10 、10…が充填されている。
【0011】 この微生物除去剤10、10…は沃素化アニオン交換樹脂トリオシンを含有 したポリプロピレン樹脂製のものとされ、トリオシンの特性であるデマンド・リ リースの作用によって微生物が存在する時にのみ沃素(I2)を放出する。この 沃素は極めて強い酸化作用を行なうもので、ウィルス、細菌、真菌、原虫等の広 範囲に亘る微生物を殺滅し、かつ、耐性菌を作ってしまうことがない。つまり、 この微生物除去剤10、10…はポリプロピレン樹脂の透過機能と、表層付近に 分布される沃素化樹脂トリオシンにより、微生物が接近すると、トリオシンはそ れを感知して活性型の遊離沃素分子を放出する。この放出された沃素分子はポリ プロピレン樹脂の分子間隔に拡散して除去剤10、10…の表面に到達する。逆 に水の分子は表面から内部には入れないため、不要な沃素分子が溶出してしまう ことはない。なお、トリオシンは沃素と強塩基性陰イオン交換樹脂を結合するこ とによって得られる。
【0012】 次に、図2に示すのは本考案の第二実施例であり、上記した第一実施例と同 様に水槽内(水中内)への設置タイプとしてある。この図2にあって11は据え 置き台を示している。この据え置き台11上には水中ポンプ12が取り付けられ ており、この水中ポンプ12には水の取込口13が側方に突設されている。
【0013】 また、前記した水中ポンプ12上には透明なプラスチック製の筒体14が立 設されているもので、この筒体14の下端部分はホッパー状に形成されている。 そして、この筒体14の上端にはストレーナ15が取り付けられ、水の排出口と なっている。さらに、筒体14内には下端からこのストレーナ15の部分まで前 記したと同様のペレット状をした微生物除去剤10、10…が充填されている。
【0014】 一方、図3として示すのは本考案の第三実施例であり、この第三実施例は水 槽外設置タイプのものとしてある。この図3にあって16は透明なプラスチック 製の筒体であり、この筒体16は両端を錐状に形成し、その両端に、ジョイント 部材17、17が取り付けられている。このジョイント部材17はいわゆるホー スの挿込口となり、抜け止めのテーパを段状に設けたり、表面に螺溝を形成した 貫通材等が使用される。そして、前記した筒体16内にはジョイント部材17、 17部分まで前記と同様のペレット状とした微生物除去剤10、10…が充填さ れている。
【0015】
【考案の効果】 本考案に係る水槽用の微生物フィルターは上記のように構成されている。そ のため、筒体内に水槽用の水を通水させることで、その水中に微生物が存在して いる時、微生物除去剤の作用によってその微生物を殺滅する。従って、環境的に も良く、従来なし得なかった藻や苔の発生の抑制や水の黄ばみの抑制をなし、常 にピュアでクリーンな水の状態を保持することができ、白点病等の発生も未然に 防止することができる。
【図1】本考案を実施した水槽用の微生物フィルターの
第一実施例を示す断面図である。
第一実施例を示す断面図である。
【図2】第二実施例を示す一部破断正面図である。
【図3】第三実施例を示す一部破断正面図である。
1 筒体 2 保持リング 3 吸盤 4 壁面 5 ストレーナ 6 排出口 7 エアの供給パイプ 8 エアストン 9 チューブ 10 微生物除去剤 11 据え置き台 12 水中ポンプ 13 水の取込口 14 筒体 15 ストレーナ 16 筒体 17 ジョイント部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A01K 63/04 A01K 63/04 F B01J 35/02 B01J 35/02 C
Claims (2)
- 【請求項1】 水の流入口及び排出口を形成した筒体内
に、沃素化アニオン交換樹脂トリオシンを含有したポリ
プロピレン樹脂製の微生物除去剤を備えていることを特
徴とする水槽用の微生物フィルター。 - 【請求項2】 前記微生物除去剤はペレット状としてあ
ることとし、前記筒体は透明材で構成してあることを特
徴とする請求項1に記載の水槽用の微生物フィルター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997009317U JP3047772U (ja) | 1997-10-03 | 1997-10-03 | 水槽用の微生物フィルター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997009317U JP3047772U (ja) | 1997-10-03 | 1997-10-03 | 水槽用の微生物フィルター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3047772U true JP3047772U (ja) | 1998-04-24 |
Family
ID=43182073
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997009317U Expired - Lifetime JP3047772U (ja) | 1997-10-03 | 1997-10-03 | 水槽用の微生物フィルター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3047772U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018230781A1 (ko) * | 2017-06-15 | 2018-12-20 | 경상대학교산학협력단 | 트리아이오다이드 수지의 접촉 살균력을 이용한 담수조류의 살균방법 |
-
1997
- 1997-10-03 JP JP1997009317U patent/JP3047772U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018230781A1 (ko) * | 2017-06-15 | 2018-12-20 | 경상대학교산학협력단 | 트리아이오다이드 수지의 접촉 살균력을 이용한 담수조류의 살균방법 |
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