JP3047705U - 矢のシャフト保護用チューブ - Google Patents

矢のシャフト保護用チューブ

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JP3047705U
JP3047705U JP1997007907U JP790797U JP3047705U JP 3047705 U JP3047705 U JP 3047705U JP 1997007907 U JP1997007907 U JP 1997007907U JP 790797 U JP790797 U JP 790797U JP 3047705 U JP3047705 U JP 3047705U
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JP
Japan
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arrow
shaft
tube
arrow shaft
protection tube
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JP1997007907U
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English (en)
Inventor
雅司 小山
Original Assignee
株式会社小山弓具
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 矢の摩耗しやすいシャフト部分を簡単にかつ
体裁良好に保護し得る手段を提供する。 【解決手段】矢のシャフト外周に嵌装し得る熱収縮性樹
脂よりなるチューブで、摩耗しやすい矢のシャフト部分
外周に嵌装されたチューブは加熱されたときに収縮して
シャフト外周の所定箇所に密着して該部分を衝撃や摩耗
から保護する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、矢のシャフトを衝撃や摩耗などから護るための保護手段に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
矢は最大に引かれた弓から離れる際、時速で約150Kmもの速度で弓をかす めて飛んで行く。個人差はあるが、上級者ほど矢が弓をかすめる力は弱く、反対 に初心者ではその発射された矢は弓にぶつかるように飛んで行く。
【0003】 矢のシャフトの一端には矢羽根が3枚ないし4枚取付けてあり、その保護と剥 離を防上するために羽根の上下に当たるシャフトの部分に糸や紙が巻かれている 。そして、これらの巻き糸や紙を保護すると同時に、それらを美しく見せるため に、これらの上にワニス等の樹脂が塗られる。
【0004】 しかしながら、このような保護用の樹脂塗料も、矢が発射されて上記したよう な苛酷な条件にさらされると、すぐに痛んでしまい、下に巻かれた糸や紙が露出 したり、溶けてしまうこともある。
【0005】 また、日本弓の的場は砂を積み上げた安土(あづち)で作られているため、着 弾する矢が受ける衝撃と摩耗は想像を上回るものがある。矢が発射され、的場に 当たる毎に砂に打ち込まれ、摩耗し、矢じりに近いシャフトの先端部がそのたび にかなり痛み、竹製の矢ではこのような摩耗で先端部がその直径の約半分程まで になってしまい、ついには折れてしまうことがある。また、近年ジュラルミン等 でできた金属製の矢も多く使われているが、これらでもその保護メッキがすぐに 剥げてしまう。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】 そこで、本考案では、矢のシャフトの摩耗しやすい部分を保護するための保護 手段を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案による矢のシャフトの保護手段は、矢のシャフト外周に嵌装できる熱収 縮性樹脂製で所望の長さのチューブよりなり、このチューブはシャフトの摩耗し やすい部分上に置かれて加熱されたときに該部分を囲んでこの部分に密着し、こ の部分を摩耗から保護するものである。
【0008】 以下、本考案を添付図面を参照して、更に詳述する。なお、以下では、日本弓 (和弓)用の矢を実施例としたが、本考案の保護用チューブは洋弓用の矢にも用 い得ることは勿論のことである。
【0009】
【考案の実施の形態】
図1に示される日本弓用の矢は直径が約8mmのシャフト1を有し、その後端 には矢筈2が、そしてその先端には矢じり4が設けられている。矢筈2に近接し て3〜4枚の矢羽根3が上記シャフト1に固定され、矢羽根3両端のシャフト1 部分には糸5または紙が巻かれて、その上にワニスが塗られている。
【0010】 図中の符号Aは、前述した如く矢が発射されたときに弓と摺接して摩耗が激し く生じる矢羽根3側の矢のシャフト1部分を示し、符号Bは的場に矢が当たり砂 に打ち込まれて摩耗の激しく生じる矢じり4側のシャフト1部分を示している。
【0011】 本考案になる矢のシャフト保護用チューブは、図中符号6で示される通り、所 望の長さ、例えば比較的短尺な2〜3cmの長さを有する筒状で、シャフト1外 周に容易に、例えば図中の矢符で示されるように嵌装することができる。
【0012】 このチューブ6は熱収縮性の樹脂フィルムで、この実施例では難燃性硬質ポリ 塩化ビニール系のものを用いた。その肉厚は0.07mmで、折径(チューブを 折り畳んだ状態の幅方向の寸法)は13.5mmであった。
【0013】 それぞれの長さが3cmの2本の上記保護用チューブ6をシャフト1外周面の 上記A部分とB部分とを覆うように嵌装し、これをヘヤードライヤーで100℃ で約5分間加熱した。これにより、保護用チューブ6は熱収縮して、それぞれA 部分とB部分を囲んで密着した。
【0014】 このように本考案になるシャフト保護用チューブ6を部分的に密着した矢を繰 り返し発射させたところ、シャフト1のA部分とB部分とを含め矢は長期間にわ たって摩耗することがなかった。
【0015】 また、この保護用チューブ6は難撚性であるので、弓との摩擦熱にもよく耐え ることができた。更にまた、この保護用チューブ6の肉厚は0.05〜0.1m mと非常に薄いので、射手の射矢感覚を損なうこともなく、矢の性能や矢飛びに も影響がなかった。
【0016】 また、永く使用した後にシャフト保護用チューブ6の一部が傷んだときには、 該チューブ6を剥して別の新しいものと簡単に交換することができ、透明のチュ ーブのほか、好みによって着色したチューブを用いれば、矢の新しいファッショ ンやデザインを創造することもできる。
【0017】 なお、この保護用チューブ6の長さは必要によって長くしても短くしてもよい ことは勿論であり、それを用いて保護する矢の部分も自由に選択できることも勿 論である。
【0018】
【考案の効果】
本考案による矢のシャフト保護用チューブは上述のようにしてなり、矢の摩耗 しやすい部分を簡単にかつ体裁良好に保護することができると共に、矢のシャフ トへの嵌着あるいはシャフトからの取り外しも極めて容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る矢のシャフト保護用チューブが用
いられた矢の全体を示す説明的な斜視図である。
【符号の説明】
1−矢のシャフト 2−矢筈 3−矢羽根 4−矢じり 5−巻き糸 6−本考案の保護チューブ A−摩耗しやすい矢のシャフトの部分(矢羽根側) B−摩耗しやすい矢のシャフトの部分(矢じり側)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年10月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矢のシャフト外周に嵌装する所定長さを
    有する熱収縮性樹脂で作られたチューブであって、嵌装
    されたシャフトの所定位置で加熱されると収縮して該位
    置でシャフトを囲んでシャフトに密着できるように構成
    されてなることを特徴とする矢のシャフト保護用チュー
    ブ。
JP1997007907U 1997-08-01 1997-08-01 矢のシャフト保護用チューブ Expired - Lifetime JP3047705U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016114292A (ja) * 2014-12-15 2016-06-23 有限会社キュウケン 弓弦の改良

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