JP3047655U - 見開き型携帯用住宅個別詳細地図 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 市、郡単位の住宅地図を必要とする宅配業者
や各種営業員は、一般に広く使用されている町内地図で
は表示の範囲が狭いし、本型の住宅地図では３００〜４
００ページと分厚く重量があり、携帯に不便である。従
来からある町内地図と本型の住宅地図の欠点を解決し、
より携帯に便利な住宅地図を考案する事が大きな課題で
ある。 【解決手段】 上記の課題を解決するために、所定の大
きさの１枚物の用紙に町内全戸数が掲載されているとい
う、いわゆる町内地図のもつ利点と、市、郡の行政区域
単位の住宅が全戸数掲載されているという本型のもつ利
点、この両者のもつ利点を組み合わせる手段として、１
枚物の町内地図を四つ折りにし、市、郡の行政区域単位
の必要な枚数を本型にセットする事を考案したものであ
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

住宅個別詳細地図の携帯に関する技術。

【０００２】

【従来の技術】

住宅個別詳細地図を携帯する事に関する技術、地図の外型や重量、ページ数、 それに示される地図の範囲等に関する従来の技術は２種類ある。 Ａ＝新聞紙型：新聞紙大サイズの用紙１枚に、町の全住宅戸数が掲載されてい る住宅個別詳細地図。いわゆる１枚物町内地図。 Ｂ＝本 型：市、郡の行政区域の全住宅戸数が掲載されている、本型の住宅 個別詳細地図。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

警察官（白バイ）、消防署員、宅配業者、各種外務営業員が住宅地図を必要と するのは、ある居住者の場所を特定しようとする時である。 しかも彼等の１日の行動範囲は広く、少なくとも市、郡の行政区域単位の住宅 個別詳細地図の携帯が必要である。

【０００４】 しかし、従来からある上記の２種類の住宅個別詳細地図Ａ、Ｂでは、いずれも 携帯に便利であるという商品としての要素を満たしていない。 Ａ＝新聞紙型：新聞紙大サイズの用紙１枚に、町内の全住宅戸数が掲載されて いるので、自分の現在地とお客さん等の住宅との位置関係が一 目で判別出来、非常に便利であるが、これを市、郡の行政区域 単位で携帯するには約２０枚前後のバラバラの新聞紙大の地図 を携帯する必要があり非常に不便である。 Ｂ＝本 型：地図の内容が正確でより専門的であり、市、郡の行政区域単位 にまとめられて非常に便利であるが、約３００〜４００ページ の分厚い本型であるので、自分の現在地とお客さん等の住宅と の位置関係が一目で判別しにくく非常に不便である。

【０００５】 Ａ＝新聞紙型：自分と相手の位置関係は特定しやすいが、掲載地区が町内に限 定される。 Ｂ＝本 型：掲載地域は広いが、ページ数が多いので自分と相手との位置関 係が特定しにくい。 この考案は、Ａ、Ｂ２つのもつ課題を解決し、警察官（白バイ）、消防署員、 宅配業者、各種外務営業員が必要とする、住宅地図の掲載内容が行政区域単位で 広く、しかも目的地が容易に特定出来、携帯しやすい住宅個別詳細地図を考案す る事を目的とする。 なお、この考案は、住宅設計技術者が求める、より専門的な縮尺や倍率等、地 図の精度とは無関係である。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

１ ＪＩＳ規格Ａ２版の用紙表裏両面に町単位の住宅個別詳細地図を印刷作成 する。 ２ 上記１を市、郡の行政区域内の町の全部の住宅個別詳細地図を印刷作成す る。地図の型は地型によりたて型とよこ型の２種ある。 ３ 上記１、２の作業によって印刷された住宅個別詳細地図を、それぞれ１枚 ずつを４つ折りに折り畳んでＪＩＳ規格Ａ４版サイズにする。 ４ 上記３の作業で出来たＪＩＳ規格Ａ４版サイズの地図を１冊の本に製本加 工して、これを見開き型携帯用住宅個別詳細地図と称する。 この考案の最大の特徴 携帯用地図は分厚い本型しか出来ないという従来の固定観念を破って、地図本 来の姿である新聞紙大の「見やすさ」という特徴を保ちながら、それを折り畳ん で本型にし、広範囲の地図を携帯に便利な様に工夫した事にある。

【０００７】

【考案の実施の形態】

実施地域：広島県広島市安芸区と安芸郡 １区、１郡、９町＝１８地区＝９９８０８戸

【表１】 上記実施例により完成する住宅個別詳細地図の内容のまとめ 表示内容＝広島県広島市安芸区と安芸郡 １区、１郡＝９町＝１８地区＝９９，８０８戸 地図の外型＝ＪＩＳ規格Ａ４版サイズ、重量＝約３２０ｇ 厚さ＝８ｍｍ、１８枚＝３６ページ（広告用のページは除く）

【０００８】

【考案の効果】

携帯に便利である、という機能の面から従来から有る商品とこの考案を、実施 例（表１）にもとづき数字的に比較して見ると（表２）の様になる。

【表２】 イ Ａ＝新聞紙型とＣ＝見開き型との比較 表示地域＝＋８、表示地区＝＋１７、表示住宅戸数＝＋８８，７１８ いずれも版が小さいのに表示内容はＣ＝見開き型の方が多い。 ロ Ｂ＝本型とＣ＝見開き型との比較 表示地域、表示地区、住宅戸数が同数にもかかわらず、 Ｃ＝見開き型の方がページ数＝−１／１０、厚さ＝−１／３、 サイズ＝−２／３、重量＝−１／８ といずれもマイナスの数字を示し、小型で軽量であることを意見する。 考案の効果として、イ、ロの比較が示すように、Ｃ＝見開き型がＡＢの両者よ り住宅地図として、より携帯に便利であるかを示す。

【０００９】 この考案の最大の特徴は、携帯用住宅地図は分厚い本型しか無いという固定観 念を破って、地図本来の姿である、新聞紙大の１枚物の型を保ちながら、それを 四つ折りに折り畳んで本型に工夫した事にある。

【図面の簡単な説明】

【図１】住宅地図の基本型、町の地型によるよこ型を表
す説明図。

【図２】住宅地図の基本型、町の地型によるたて型を表
す説明図。

【図３】住宅地図のよこ型、たて型を製方加工する際の
とじ方を表す説明図。

【図４】ＪＩＳ規格Ａ２版の住宅地図をＪＩＳ規格Ａ４
版に折り畳む際の順序を示す説明図。

【図５】見開き型携帯用住宅個別詳細地図の完成品を表
す説明図。

【符号の説明】

Ａ 町名見出し部分 Ｂ とじ代

【手続補正書】

【提出日】平成９年６月１６日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】１．所定の大きさの用紙表裏両面に町単位
の住宅個別詳細地図を印刷作成する。 ２．上記１を、市、郡の行政区域内の町の全部の住宅個
別詳細地図を印刷作成する。地図の型は地型により、た
て型とよこ型の２種類ある。 ３．上記１、２の作業によって印刷作成された住宅個別
詳細地図を、それぞれ１枚ずつ４折りに折り畳む。 ４．上記１〜３の作業で出来た何枚かの地図を、１冊の
本に製本加工して、これを見開き型携帯用住宅個別詳細
地図と称する。 ─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成９年１０月２２日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 所定の大きさの用紙の表裏両面に、町単
   位の住宅個別詳細地図を印刷する。次に同様の方式で
   市、郡の行政区域内の全部の住宅個別詳細地図を印刷し
   て、所定の大きさのサイズに１枚１枚を折り畳み、一冊
   にまとめて本状に綴じた住宅個別詳細地図。